JP2015114576A - 車載表示装置 - Google Patents

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井本 義信
Yoshinobu Imoto
義信 井本
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Abstract

【課題】外部装置から入力される映像を表示する際の視認性の低下を安全に解消する。
【解決手段】車両に搭載される車載表示装置であって、映像を外部の映像出力装置から入力する映像入力部と、前記映像を所定の画面に表示させる表示制御部と、前記映像に含まれる左右の領域に一定以下の低輝度映像が存在するか否かを判定する映像判定部と、を備え、前記表示制御部は、前記低輝度映像が存在すると判定された場合に、前記映像に含まれる前記左右の領域以外の中央の領域における主映像の一部を拡大した拡大映像を前記画面に表示させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、車載表示装置に関する。
車両に搭載され映像や音声を出力可能な車載表示装置が知られている。車載表示装置は、カーナビゲーションシステムに対応している製品や非対応の製品の他、テレビ放送受信機能や録画録音機能等を併せ持つ場合がある。
また、画面の分割表示を検出し、分割画面の縦横比を検出して、分割画面の縦横比により、縦が長い時に外部携帯機器に縦長の画像を要求し、或いは横長画像を縦長画像に変換し、それ以外では横長の画像を要求し、要求した画像、変換した画像を分割画面に当てはめる分割画面表示方法が知られている(特許文献1参照)。
車載表示装置は、映像を出力可能な外部装置(上述の外部携帯機器など)と接続し、当該外部装置から入力された映像を自機の画面に表示することも可能である。昨今、いわゆるスマートフォン等の携帯機器は、地図情報や現在位置情報等を含むカーナビゲーション用の映像(ナビゲーション映像)を表示する機能をアプリケーションソフトとして有することがある。そのため、車載表示装置はカーナビゲーションシステムの機能を有さない場合でも、ナビゲーション映像の送信を当該携帯機器から受けることにより、ナビゲーション映像を表示することができる。
特開2013‐104930号公報
スマートフォン等の携帯機器は、当該機器の向きに応じて表示映像の向きを変更する。つまり、当該携帯機器が縦向きであれば縦長の映像を表示し、当該携帯機器が横向きであれば横長の映像を表示する。一方、車載表示装置の画面は横長であることが多い。そのため、ユーザーは、スマートフォン等の携帯機器が表示する映像を車載表示装置に表示させる場合には、車載表示装置と接続した当該携帯機器を、表示映像が横長となる状態で置く。この結果、横長の映像が当該携帯機器から車載表示装置へ入力される。
しかしながら、車両の走行中の揺れ等に起因して携帯機器が動いて、当該携帯機器が自機の向きを縦向きと検出すると、当該検出に連動して当該携帯機器が表示、出力する映像は縦長の映像となる。この場合、当該携帯機器と接続する車載表示装置が表示する映像も縦向きの映像となってしまい、車載表示装置の画面内における当該映像の視認性が低下する虞がある。また、このような視認性低下を解消するためにユーザー(車両のドライバー)が当該携帯機器の向きを直そうとする行為は、車両の走行中においては非常に危険である。なお前記文献は、このような外部装置から送られる映像が縦向きであることによる視認性の低下への対策を行うものではない。
本発明は前記課題の少なくとも一つを解決するためになされたものであり、外部装置から入力される映像を表示する際の視認性の低下を安全に解消することが可能な車載表示装置を提供する。
本発明の態様の一つは、車両に搭載される車載表示装置であって、映像を外部の映像出力装置から入力する映像入力部と、前記映像を所定の画面に表示させる表示制御部と、
前記映像に含まれる左右の領域に一定以下の低輝度映像が存在するか否かを判定する映像判定部と、を備え、前記表示制御部は、前記低輝度映像が存在すると判定された場合に、前記映像に含まれる前記左右の領域以外の中央の領域における主映像の一部を拡大した拡大映像を前記画面に表示させる。
当該構成によれば、車載表示装置は、外部の映像出力装置から入力する映像が左右の領域に一定以下の低輝度映像を含むもの、つまり実体としては縦向きの映像(主映像が縦長の映像)である場合、主映像の一部を拡大した拡大映像を画面に表示させる。そのため、ユーザーは、車載表示装置の画面サイズを十分活用した大きな主映像(の一部)を見ることができ、映像出力装置から入力する映像に対する視認性が向上する。またこれにより、ユーザー(車両のドライバー)は、主映像が縦向きである状態を解消するために車両の走行中に映像出力装置の向きを直す必要が無く、ユーザーの安全が守られる。
本発明の態様の一つは、前記表示制御部は、前記拡大映像と、前記主映像の全体とを同時に前記画面に表示させるとしてもよい。
当該構成によれば、ユーザーは、前記拡大映像と、前記主映像の全体とを車載表示装置の画面で見ることができるため、前記主映像の内容を十分に認識することができる。
本発明の態様の一つは、前記主映像の一部とは、少なくとも前記主映像の中心を含む範囲であるとしてもよい。
当該構成によれば、ユーザーは、前記主映像の特に重要な箇所を含む可能性が高い範囲の映像を見ることができる。
本発明の態様の一つは、前記表示制御部は、前記低輝度映像が存在すると判定されると、前記拡大映像の表示を行うか否かを外部に問い合わせ、当該問い合わせに対して前記拡大映像の表示の指示を受けた場合に、前記拡大映像を前記画面に表示させるとしてもよい。
当該構成によれば、ユーザーが前記拡大映像の表示を望んだ場合に、前記拡大映像を画面に表示することができる。
車両内に同乗者が居れば、同乗者が映像出力装置の向きを直して、主映像が縦向きである状態を解消することができる。そこで本発明の態様の一つは、車載表示装置は、前記車両における同乗者の有無を示す同乗者信号を入力する信号入力部を有し、前記表示制御部は、前記低輝度映像が存在すると判定されると、前記同乗者信号が同乗者無しを示す場合に、前記拡大映像を前記画面に表示させるとしてもよい。
当該構成によれば、主映像が縦向きである状態を解消できる同乗者が居ないことを条件として、前記拡大映像を画面に表示する。
本発明の態様の一つは、前記表示制御部は、前記拡大映像を前記画面に表示させている状態で、前記映像出力装置から入力される映像の所定時間あたりの変化度合いが所定のしきい値以上となった場合に、前記拡大映像の表示を止めて前記主映像の全体を前記画面に表示させるとしてもよい。前記所定時間あたりの変化度合いとは、例えば、所定時間あたりの輝度変化が所定値以上である画素の数である。
当該構成によれば、映像出力装置から入力される主映像が2画面表示になる等、大きく変化した場合に、主映像の一部の拡大表示ではなくその全体が表示され、ユーザーが得るべき情報を確実に提示することができ、利便性が向上する。なお、前記表示制御部は、映像出力装置から入力される映像の所定時間あたりの変化度合いが所定のしきい値以上となったことに加え、映像出力装置から特定の音声入力があった場合に、前記拡大映像の表示を止めて、前記主映像の全体を前記画面に表示させるとしてもよい。
本発明の態様の一つは、前記表示制御部は、前記拡大映像の表示を止めて前記主映像の全体を前記画面に表示させている状態で、前記映像出力装置から入力される映像の所定時間あたりの変化度合いが所定のしきい値以上となった場合に、前記拡大映像を前記画面に表示させるとしてもよい。
当該構成によれば、映像出力装置から入力される主映像が2画面表示から再び1画面表示に戻る等、大きく変化した場合に、再び車載表示装置の画面サイズを十分活用した大きな主映像(の一部)を見ることができる。
本発明の技術的思想は、上述した車載表示装置以外の態様によって実現されてもよい。例えば、車載表示装置が実行する処理を方法の発明として捉えたり、当該処理を車載表示装置に実行させるためのプログラムや、当該プログラムを記録したコンピューター読取可能な記録媒体を、それぞれ発明として捉えたりすることができる。
車載表示装置等の構成を示すブロック図である。 表示制御処理を示すフローチャートである。 外部装置が出力する映像と車載表示装置が表示する映像との関係を例示する図である。 選択入力画面が表示部に表示された例を示す図である。 拡大映像と主映像の全体とが表示部に表示された例を示す図である。 第二の実施形態にかかる表示制御処理を示すフローチャートである。 第三の実施形態にかかる表示制御処理を示すフローチャートである。 第三の実施形態における表示部での表示態様の切替わりを例示する図である。 第三の実施形態を実施しなかった場合の表示部での表示態様を例示する図である。
本発明の実施形態を、以下の順序に従って説明する。
1.第一の実施形態
2.第二の実施形態
3.第三の実施形態
1.第一の実施形態
図1は、本実施形態にかかる車載表示装置20等の構成をブロック図により示している。車載表示装置20は、車両内の所定位置(運転席に座ったユーザーが手で操作可能な範囲における所定位置)に固定される。車載表示装置20は、ユーザーによって車両内に持ち込まれた外部装置10と接続している。外部装置10は、映像(および音声)を出力可能な映像出力装置であり、具体的には、スマートフォン、タブレット型端末、ラップトップ型PC(パーソナルコンピューター)等の携帯型端末である。
本実施形態では、外部装置10は、ある映像を自機において表示し、かつ、ミラーリングにより当該映像を車載表示装置20へ出力して表示させる。外部装置10が表示し、出力する映像としては、地図情報や現在位置情報等を含むカーナビゲーション用の映像(ナビゲーション映像)が考えられるが、ナビゲーション映像以外の、例えば、映画、テレビ番組、インターネットを介してアクセス可能なサイトにて公開される動画等、あらゆる映像が該当し得る。外部装置10と車載表示装置20との接続は、例えば、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)ケーブル、コンポジットあるいはSビデオなどのアナログ信号に対応したアナログケーブル、といった有線による接続であってもよいし、無線接続であってもよい。
外部装置10が出力した映像信号は車載表示装置20の映像入力部21に入力され、外部装置10が出力した音声信号は車載表示装置20の音声入力部22に入力される。映像入力部21に入力された映像信号は、制御部23によって縦横比(アスペクト比)の変換等の所定の信号処理がなされた上で、表示部24に出力される。表示部24は、例えば、液晶ディスプレー、プラズマディスプレー、有機ELディスプレー等であり、映像信号に基づく映像を画面に表示する。音声入力部22に入力された音声信号は、制御部23によって増幅等の所定の信号処理がなされた上で、音声出力部(スピーカー)25に出力される。音声出力部25は、音声信号に基づく音声を出力する。
車載表示装置20は、さらに操作部26、記憶部27、通信部28等を含む。操作部26は、ユーザーによる操作を受け付けるためのインターフェイスであり、ボタン、キー、タッチパネル等の機構を含み得る。記憶部27は、ハードディスクドライブ(HDD)や半導体メモリー等で構成される。通信部28は、車両内に配設された複数のECU(Electronic Control Unit)30,30,30…と通信する。通信部28がECU30,30,30…との間で採用する通信方式は、例えば、いわゆるコントローラエリアネットワーク(CAN)通信である。
図2は、本実施形態において車載表示装置20(特に制御部23)が所定のプログラムに従って実行する表示制御処理をフローチャートにより示している。
ステップS100では、映像入力部21による映像入力を開始する。つまり、車載表示装置20に接続された外部装置10は、ある映像を自機において表示し、かつ、当該映像を車載表示装置20へ出力する。
図3は、外部装置10が出力する映像と、車載表示装置20が表示する映像との関係を例示している。図3Aおよび図3Bに示すように、外部装置10の画面には、現在のナビゲーション映像が表示されている。外部装置10は、自機が横向き(長手方向を水平方向に向けている状態)であると検知した場合は、図3Aに示すように、自機で表示する映像の向きも横向き(横長)とする。同様に、外部装置10は、自機が縦向き(長手方向を垂直方向に向けている状態)であると検知した場合は、図3Bに示すように、自機で表示する映像の向きも縦向き(縦長)とする。外部装置10は、横向きを検知している状況では、自機で表示している横長の映像をそのまま車載表示装置20へ出力する。車載表示装置20は、外部装置10から入力した映像についてアスペクト比を横長な表示部24のアスペクト比に整合させつつ表示部24に表示する。
一方、縦向きを検知している状況では、外部装置10は、自機で表示している縦長の映像(ナビゲーション映像)をそのまま車載表示装置20へ出力するのではなく、当該縦長の映像(ナビゲーション映像)VMの左右に黒色の一定濃度の映像VL,VRを付加した全体として横長の映像Vを生成し、当該生成した横長の映像Vを出力する。そして、車載表示装置20では、外部装置10から入力した当該横長の映像Vについてアスペクト比を表示部24のアスペクト比に整合させつつ表示部24に表示する。なお、映像VL,VRの色を黒色と呼んだが、ここでいう黒色とは、一意の色ではなく、黒および黒に近い濃いグレーなど、比較的輝度が低い色を含む意味である。この意味で、映像VL,VRは、一定以下の「低輝度映像」と呼ぶことができる。また、映像Vにおける映像VL,VR以外の映像、つまりナビゲーション映像としての映像VMは、特許請求の範囲における「主映像」に該当する。
図3Bに示したように、主映像に映像VL,VRを付加して全体として横長の映像Vを生成する処理は、外部装置10側の処理であり、車載表示装置20がコントロールできるものではない。そのため、車載表示装置20は従来、このような映像VL,VRを含む映像Vを外部装置10から受信した場合は、それをそのまま表示していた。しかしながら、映像VL,VRを含む映像Vを車載表示装置20が表示することは、表示部24の画面サイズを十分活かしているとは言えず、表示部24の画面サイズに対して主映像のサイズが小さいためユーザーにとって視認性が低かった。本実施形態は、このような視認性の低さを解消するために当該フローチャートで説明する処理を実行する。
制御部23は、ステップS110では、外部装置10から入力した映像を解析し、ステップS120では、当該映像に含まれる左右の領域に一定以下の低輝度映像が存在するか否かを判定する。制御部23は、ステップS110,S120を実行する点で、映像判定部として機能すると言える。制御部23は、映像入力部21を介して外部装置10から入力した映像を一旦、記憶部27に書き込み、当該書き込んだ映像を順次表示部24へ出力する。制御部23は、当該書き込んだ映像を利用してステップS110の解析や後述のステップS150,S160等を行う。例えば、制御部23は、ステップS110では、1フレーム分の映像について、横方向(フレームの長手方向)に沿って走査し、画素位置毎の輝度(例えば、YCbCr表色系における輝度成分Y)を取得する。そして、当該走査範囲の両端側それぞれにおいて、輝度に関する所定のしきい値以下の輝度を連続して有する範囲を検出できた場合、制御部23は、外部装置10から入力した映像に含まれる左右の領域に一定以下の低輝度映像(図3Bに例示したような映像VL,VR)が存在すると判定する(ステップS120において“Yes”からステップS130へ進む)。
ステップS110,S120は、入力される映像(フレーム)に対して繰り返し行う。また、ステップS120において“No”の判定が続く期間においては、表示部24には、左右の領域に低輝度映像を有さない横長の映像、つまり図3Aに例示したような、外部装置10が表示する映像と同じ映像が表示されている。
ステップS130では、制御部23は、拡大映像の表示を行うか否かを外部に問い合わせる。「拡大映像」の意味については後述する。
図4は、当該問い合わせのための選択入力画面29が表示部24に表示された例を示している。制御部23は、選択入力画面29をOSD(On Screen Display)表示させる。選択入力画面29は、例えば「拡大表示を行ないますか?」といったメッセージとともに、「はい」または「いいえ」をユーザーに選択させる画面である。ユーザーは、操作部26を操作することにより「はい」、「いいえ」のどちらかを選択する。操作部26は、表示部24に対する直接的な操作を受け付けるタッチパネルであってもよい。
ステップS140では、制御部23は、選択入力画面29の表示後、前記「はい」の選択(拡大映像の表示の指示)を受け付けた場合には、拡大映像の表示をすべくステップS150へ進み、一方、前記「いいえ」の選択を受け付けた場合には、「通常表示」をすべくステップS180へ進む。
なお、ステップS130,S140は、本実施形態(および後述の第二、第三の実施形態)において必須の構成ではない。ステップS120で“Yes”と判定したタイミング等で、ステップS150へ進むとしてもよい。
ステップS150では、制御部23は、外部装置10から入力した映像から主映像(前記左右の低輝度映像以外の映像)を切り出す。
ステップS160では、制御部23は、前記切り出した主映像の一部をさらに切り出し、かつ拡大する。このように主映像の一部を切り出して拡大した映像が「拡大映像」である。
ステップS170では、制御部23は、拡大映像を表示部24の画面に表示させる。このとき、制御部23は、拡大映像だけを表示させてもよいし、図5に例示するように、拡大映像と主映像の全体とを同時に表示部24に表示させてもよい。
図5では、表示部24の画面内に、拡大映像VEと、主映像VMの全体とを並べて表示している。一例として、表示部24の画面サイズ(横×縦)が、800画素×480画素である場合、半分以上のサイズ(例えば、600画素×480画素)のエリアを拡大映像VE用の第1エリアとして設定し、残りのエリア(200画素×480画素)を主映像VM用の第2エリアとして設定する。制御部23は、前記ステップS160では、第1エリアのアスペクト比に対応した映像を主映像から切り出し、当該切り出した映像をステップS170では第1エリアのサイズに合うように拡大して、拡大映像VEとして表示する。また、制御部23は、ステップS170では、主映像VMを第2エリアのサイズに合うように縦横に拡大あるい縮小して、主映像VMの全体を第2エリアに表示する。
制御部23は、拡大映像VEを、少なくとも主映像VMの中心を含む範囲とする。主映像VMがナビゲーション映像である場合、主映像VMの中心付近には、車両の現在地が表示されることが多いため、このような拡大映像VEによれば、現在地を含む地域を詳細に表示することができる。あるいは、拡大映像VEは、主映像VMの中心を含みつつ、車両の進行方向側の地域を、当該進行方向と逆側の地域よりも多く含む範囲であってもよい。進行方向側の地域の情報をより多く表示することで、ユーザーの利便性を向上させることができる。また、制御部23は、第1エリアに表示する拡大映像VEについては、スクロールさせることができる。つまり、操作部26を介して拡大映像VEのスクロールの指示を受けた場合には、当該スクロールの指示(方向や程度)に応じて主映像の一部を切り出して第1エリアに拡大表示する。
なお上述したように、ステップS180へ進んだ場合には、制御部23は、通常表示を行う。通常表示とは、外部装置10から入力した映像を、そのまま(ステップS150〜S170を実行せずに)表示することを意味する。つまり、車載表示装置20は、図3Bに例示したような左右の映像VL,VRを含む映像Vを外部装置10から受信した場合は、そのような映像Vを表示部24に表示させる。通常表示では、主映像の全体が表示される。
このように本実施形態によれば、車載表示装置20は、外部装置10から入力する映像が左右の領域に一定以下の低輝度映像を含むもの、つまり縦向き(縦長)の主映像の左右に黒色の映像を付加したものである場合、主映像の一部を拡大した拡大映像を画面に表示させる。そのため、車載表示装置20の表示部24の画面サイズを十分活用して、主映像の主要な部分をユーザーに視認させることができる。また、本実施形態によれば、ユーザー(車両のドライバー)は、図3Bに示したような、表示部24に表示される映像(主映像)が縦向きでかつ小さい状態を解消するために車両の走行中に外部装置10の向きを直す必要が無いため、ユーザーの安全が守られる。
2.第二の実施形態
図6は、第二の実施形態において車載表示装置20(特に制御部23)が所定のプログラムに従って実行する表示制御処理をフローチャートにより示している。ただし、図6は、図2(第一の実施形態)と比較したとき、ステップS122,S124が追加されている点以外は同じである。そのため以下では、ステップS122,S124について説明する。
ステップS122では、制御部23は、車両における同乗者の有無を示す同乗者信号を、通信部28を介して取得する。通信部28は、各ECU30,30,30…と通信することにより前記同乗者信号を入力することができ、特許請求の範囲における信号入力部に該当する。例えば、車両には、車両の助手席に人が座っていることを検知するPSD(Position Sensitive Detector)センサーや助手席のシートベルトの脱着を検知するセンサーを制御するECU30が配設されており、当該ECU30は、これらセンサーの反応に応じて、助手席に同乗者が居ることを示す同乗者信号または助手席に同乗者が居ないことを示す同乗者信号を出力する。通信部28は、このような同乗者信号を入力し、制御部23へ通知する。
ステップS124では、制御部23は、前記取得した同乗者信号が同乗者無しを示す場合にステップS130以下へ進み、一方、前記取得した同乗者信号が同乗者有りを示す場合には、映像解析の処理(ステップS110)へ戻る。つまり、同乗者が居れば車両を運転するユーザーの替わりに当該同乗者が外部装置10の向きを直して、表示部24に表示される映像(主映像)が縦向きでかつ小さい状態を解消することができる。そのため、第二の実施形態では、同乗者が居ないことを条件の1つとして、ユーザーに前記問い合わせを行ったり(ステップS130,S140)、拡大映像VEの表示を行なったりする(ステップS150,S160,S170)。
同乗者とは、基本的には助手席に座る人を言う。ただし、制御部23は、車両において後部座席を含めて運転席以外のいずれかの座席に人が居れば(いずれかの座席に人が居ることを、通信部28と車両内の各ECU30との通信の結果から認識することができれば)、同乗者有りと判定してもよい。また、制御部23は、同乗者が大人か子供かによって処理を分岐するとしてもよい。つまり、同乗者が居たとしても、それが子供であれば、外部装置10を的確に操作できない可能性があり、また危険性も考慮して、同乗者無しと判定する(ステップS124)。なお、同乗者が大人か子供かの判定は、例えば、車両の座席に内蔵されたPSDセンサーの一種である、同乗者の座高を検知する座高センサーからの出力を、ECU30や通信部28を通じて取得することで判定できる。つまり、座高センサーの出力が大人の座高に相等する値を示していれば、同乗者は大人である(同乗者有り)と判定し、座高センサーの出力が子供の座高に相等する値を示していれば、同乗者は子供である(同乗者無し)と判定する。
3.第三の実施形態
図7は、第三の実施形態において車載表示装置20(特に制御部23)が所定のプログラムに従って実行する表示制御処理をフローチャートにより示している。ただし第三の実施形態では、図7を用いて、図2(第一の実施形態)および図3(第二の実施形態)におけるステップS170の後の処理について説明する。
ステップS172,S174は、ステップS110,S120(図2,6)と同様であり、制御部23は、外部装置10から順次入力される映像(フレーム)を対象として処理を行なう。制御部23は、ステップS174において“Yes”と判定すると、つまり、左右に低輝度映像を付した全体として横長の映像が外部装置10から入力されている場合には、ステップS176へ進む。このとき、制御部23は、拡大映像を表示部24に表示させている状態である。
ステップS176では、制御部23は、外部装置10から入力される映像の所定時間あたりの変化度合いが所定のしきい値以上となったか否かを判定する。概念的には、外部装置10から入力される映像にある程度の大きな変化があったか否かを判定する。ここで言う大きな変化とは、例えば、ナビゲーション画面であれば、それまで地図表示をしていた1画面表示から、交差点や高速道路のインターチェンジ等に差し掛かったことをドライバーに注意喚起するための別画面が出現して2画面表示となった場合等が想定される。制御部23は、例えば、入力される映像における主映像に注目し、フレームとフレームとの間で輝度の変化が所定値以上となった画素の数が予め定めたしきい値以上となった場合に、所定時間あたりの変化度合いが所定のしきい値以上となった、つまり入力される映像に大きな変化があったと判定し、ステップS180(通常表示)へ進む。一方、入力される映像に大きな変化があったと判定できない場合は、ステップS172に戻る。
このようにステップS180へ進むことで、図8に示すように、表示部24では、それまでの拡大映像VEを含む表示態様(図8A)を止めて、通常表示の態様(主映像VMの左右に低輝度映像が付された、主映像VMの全体を表示する態様。図8B。)へ切替える。なお、図8Bの主映像VMは、第2画面映像VNを含んでいる。第2画面映像VNは、ステップS176で映像に大きな変化があったと判定することとなった原因の映像であり、例えば、“150メートル先で右折すること”をドライバーに注意喚起するための映像である。
ステップS180の後のステップS190では、制御部23は、外部装置10から入力される映像の所定時間あたりの変化度合いが所定のしきい値以上となったか否かを判定する。ここでの判定方法は、基本的にはステップS176と同じである。つまり、外部装置10から入力される映像に再び大きな変化があった場合には、例えば、上述したような第2画面映像VNが消え、主映像VMは再び地図表示としての1画面に戻ったと考えられる。そこで、制御部23は、外部装置10から入力される映像の所定時間あたりの変化度合いが所定のしきい値以上となった、つまり入力される映像に大きな変化があったと判定した場合に、ステップS150へ戻り、一方、入力される映像に大きな変化があったと判定できない場合は、ステップS180を継続する。当該ステップS190の判定からステップS150に戻ると、通常表示の態様(図8B)から、再び、拡大映像VEを含む表示態様(図8C)へ、表示部24における表示が切り替る。
なお、ステップS176やステップS190における判定では、外部装置10から入力される音声をさらに参照するとしてもよい。上述したような第2画面映像VNが主映像VMの一部として出現する場合には、ほぼ同じタイミングで第2画面映像VNを案内するための音声が外部装置10によって出力されることが多い。例えば、図8Bに示した第2画面映像VNであれば、“150メートル先、右折です”等といった音声案内を伴う。このような音声は、音声入力部22を介して入力される。そこで、制御部23は、ステップS176では、外部装置10から入力された音声を解析し、ナビゲーション映像に関わる特定の音声入力であることを追加の条件として、“Yes”と判定しステップS180へ進む。また、制御部23は、ステップS190では、このような特定の音声入力が途絶えてから所定秒(例えば10秒)以上経過したことを追加の条件として、“Yes”と判定しステップS150へ進む。
図9は、上述したように外部装置10から入力される映像に大きな変化があったにもかかわらず、拡大映像VEを表示部24に表示させ続けた場合を例示している。この場合、主映像VMの一部を切り出して拡大している拡大映像VEにも、主映像VMに含まれる第2画面映像VNの一部が含まれ得る。しかし、このような拡大映像VEに含まれた第2画面映像VNの一部は、拡大されているが故に全体像が把握しずらく、また美観を損ね、ユーザーにとって価値の低い表示となっている。第三の実施形態では、このように第2画面映像VNの一部が拡大映像VE内で中途半端に表示されることを防ぎ、第2画面映像VNの全体を正確にユーザーに提示するために、ステップS180において一時的に通常表示に切替える(図8B)ようにしている。
10…外部装置、20…車載表示装置、21…映像入力部、22…音声入力部、23…制御部、24…表示部、25…音声出力部、26…操作部、27…記憶部、28…通信部、29…選択入力画面、30…ECU、VE…拡大映像、VM…主映像、VL,VR…映像(低輝度映像)、VN…第2画面映像

Claims (9)

  1. 車両に搭載される車載表示装置であって、
    映像を外部の映像出力装置から入力する映像入力部と、
    前記映像を所定の画面に表示させる表示制御部と、
    前記映像に含まれる左右の領域に一定以下の低輝度映像が存在するか否かを判定する映像判定部と、を備え、
    前記表示制御部は、前記低輝度映像が存在すると判定された場合に、前記映像に含まれる前記左右の領域以外の中央の領域における主映像の一部を拡大した拡大映像を前記画面に表示させる、ことを特徴とする車載表示装置。
  2. 前記表示制御部は、前記拡大映像と、前記主映像の全体とを同時に前記画面に表示させることを特徴とする請求項1に記載の車載表示装置。
  3. 前記主映像の一部とは、少なくとも前記主映像の中心を含む範囲であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車載表示装置。
  4. 前記表示制御部は、前記低輝度映像が存在すると判定されると、前記拡大映像の表示を行うか否かを外部に問い合わせ、当該問い合わせに対して前記拡大映像の表示の指示を受けた場合に、前記拡大映像を前記画面に表示させることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の車載表示装置。
  5. 前記車両における同乗者の有無を示す同乗者信号を入力する信号入力部を有し、
    前記表示制御部は、前記低輝度映像が存在すると判定されると、前記同乗者信号が同乗者無しを示す場合に、前記拡大映像を前記画面に表示させることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の車載表示装置。
  6. 前記表示制御部は、前記拡大映像を前記画面に表示させている状態で、前記映像出力装置から入力される映像の所定時間あたりの変化度合いが所定のしきい値以上となった場合に、前記拡大映像の表示を止めて前記主映像の全体を前記画面に表示させることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の車載表示装置。
  7. 前記所定時間あたりの変化度合いとは、所定時間あたりの輝度変化が所定値以上である画素の数であることを特徴とする請求項6に記載の車載表示装置。
  8. 前記表示制御部は、前記拡大映像を前記画面に表示させている状態で、前記映像出力装置から入力される映像の所定時間あたりの変化度合いが所定のしきい値以上となり、かつ前記映像出力装置から特定の音声入力があった場合に、前記拡大映像の表示を止めて前記主映像の全体を前記画面に表示させることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の車載表示装置。
  9. 前記表示制御部は、前記拡大映像の表示を止めて前記主映像の全体を前記画面に表示させている状態で、前記映像出力装置から入力される映像の所定時間あたりの変化度合いが所定のしきい値以上となった場合に、前記拡大映像を前記画面に表示させることを特徴とする請求項6〜請求項8のいずれかに記載の車載表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113646203A (zh) * 2019-03-29 2021-11-12 罗姆股份有限公司 半导体装置、使用了它的车载用显示器系统、电子设备

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