JP2015113667A - 鉄筋コンクリート梁の開口が設けられた端部の補強構造及び方法 - Google Patents

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健次 米澤
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Abstract

【課題】大掛かりな開口補強を要することなく、端部に開口が設けられた鉄筋コンクリート梁の梁主筋の曲げ降伏後の変形性能を確保する。【解決手段】コンクリート柱12に接合された端部に開口16が設けられた鉄筋コンクリート梁10の当該端部の補強構造であって、開口16の周囲に配筋されて開口16の周囲を補強すると共に、鉄筋コンクリート柱12に定着されて鉄筋コンクリート梁10の端部の曲げ補強をする補強筋20、22を備える。鉄筋コンクリート梁10の曲げ降伏が、鉄筋コンクリート梁10と鉄筋コンクリート柱12との境界に位置する第1の降伏箇所M1と、補強筋20、22よりも鉄筋コンクリート梁12の材軸方向中央側に位置する第2の降伏箇所M2とで生じるように、補強筋20、22の強度が設定されている。【選択図】図3

Description

本発明は、端部に開口が設けられた鉄筋コンクリート梁の当該端部の補強構造及び方法に関する。
鉄筋コンクリート梁の端部に設けられた開口の周囲の補強構造として、鉄筋コンクリート梁の開口の周囲に補強筋を配筋すると共に高強度のコンクリート板を埋設したもの(例えば、特許文献1参照)、又は、鉄筋コンクリート梁の開口に鋼管を設けて該鋼管の軸方向両端をコンクリート梁のスターラップ筋に定着させたもの(例えば、特許文献2参照)が知られている。
特開2001−20449号公報 特開平6−193196号公報
ところで、鉄筋コンクリート梁の設計は、大地震時に材端が曲げ降伏することを許容するように行われているが、材端が曲げ降伏した後も、鉄筋コンクリート梁の変形性能を確保する必要がある。ここで、材端が曲げ降伏した後は、鉄筋コンクリート梁の端部での回転角が大きくなることにより、当該端部に局部的な圧縮力が作用する。このため、当該端部に開口が設けられている場合には、特許文献1、2に記載の開口補強構造のように、大掛かりな開口補強を施すことにより、上記局部的な圧縮力による当該端部の破壊を抑えて、材端の曲げ降伏後の鉄筋コンクリート梁の変形性能を確保しようとしている。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、大掛かりな開口補強を要することなく、端部に開口が設けられた鉄筋コンクリート梁の材端の曲げ降伏後の変形性能を確保することを課題とするものである。
本発明に係る鉄筋コンクリート梁の開口が設けられた端部の補強構造は、コンクリート柱に接合された端部に開口が設けられた鉄筋コンクリート梁の当該端部の補強構造であって、前記開口の周囲に配筋されて前記開口の周囲を補強すると共に、前記コンクリート柱に定着されて前記鉄筋コンクリート梁の前記端部の曲げ補強をする補強筋を備える。
前記鉄筋コンクリート梁の開口が設けられた端部の補強構造において、前記鉄筋コンクリート梁の曲げ降伏が、前記鉄筋コンクリート梁と前記コンクリート柱との境界に位置する第1の降伏箇所と、前記補強筋よりも前記鉄筋コンクリート梁の材軸方向中央側に位置する第2の降伏箇所とで生じるように、前記補強筋の強度が設定されてもよい。
また、前記鉄筋コンクリート梁の開口が設けられた端部の補強構造において、前記補強筋は、前記鉄筋コンクリートの曲げ変形により前記開口から前記鉄筋コンクリート梁の材軸方向中央側へせん断亀裂が生じた場合に、該せん断亀裂に対して一部が交差するように構成されてもよい。
また、前記鉄筋コンクリート梁の開口が設けられた端部の補強構造において、前記補強筋は、両端側が前記コンクリート柱に定着され、中央側が曲げられて前記開口を囲うように構成された鉄筋であってもよい。
また、前記鉄筋コンクリート梁の開口が設けられた端部の補強構造において、前記補強筋は、前記開口を複数段で囲うように配筋されてもよい。
また、前記鉄筋コンクリート梁の開口が設けられた端部の補強構造において、前記開口は、前記コンクリート柱の拘束効果により、前記開口と前記鉄筋コンクリート梁の端面との間にせん断亀裂が生じないように、前記コンクリート柱の近傍に配されてもよい。
また、本発明に係る鉄筋コンクリート梁の開口が設けられた端部の補強方法は、コンクリート柱に接合された端部に開口が設けられた鉄筋コンクリート梁の当該端部の補強方法であって、前記開口の周囲に補強筋を配筋して前記開口の周囲を補強すると共に、該補強筋を前記コンクリート柱に定着させて前記鉄筋コンクリート梁の前記端部の曲げ補強をするものである。
前記鉄筋コンクリート梁の開口が設けられた端部の補強方法において、前記補強筋の強度を、前記鉄筋コンクリート梁の端部の曲げ降伏が、前記鉄筋コンクリート梁と前記コンクリート柱との境界に位置する第1の降伏箇所と、前記補強筋よりも前記鉄筋コンクリート梁の材軸方向中央側に位置する第2の降伏箇所とで生じるように設定してもよい。
本発明によれば、大掛かりな開口補強を要することなく、端部に開口が設けられた鉄筋コンクリート梁の材端の曲げ降伏後の変形性能を確保することができる。
一実施形態に係る鉄筋コンクリート梁の端部の補強構造を示す斜視図である。 大地震時の比較例に係る鉄筋コンクリート梁の端部の作用を示す立断面図である。 大地震時の本実施形態に係る鉄筋コンクリート梁の端部の作用を示す立断面図である。 他の実施形態に係る鉄筋コンクリート梁の端部の補強構造を示す立断面図である。 他の実施形態に係る鉄筋コンクリート梁の端部の補強構造を示す立断面図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、一実施形態に係る鉄筋コンクリート梁10の端部の補強構造を示す立断面図である。この図に示すように、鉄筋コンクリート梁10の端部は、鉄筋コンクリート柱12に接合されており、当該端部には、上下の梁主筋14の間を貫通する開口16が設けられている。
開口16は、空調設備用のダクトや配線等を通すために設けられており、その直径は、鉄筋コンクリート梁10の梁せいDの1/4〜1/3程度の大きさである。ここで、開口16は、鉄筋コンクリート梁10の端面10Aに近接されており、開口16の端面10A側の端部と端面10Aとの距離は、施工上可能な範囲で短く(例えば、数cm〜10cmや、開口16の半径以下等に)設定されている。
鉄筋コンクリート梁10の端部及び鉄筋コンクリート柱12には、これらに跨るように二段の補強筋20、22が開口16と梁主筋14との間に配筋されている。この補強筋20、22は、中央部が円弧状に湾曲されたU字状の鉄筋であり、その両端にはU字状に湾曲されたフック部20A、22Aが設けられている。
補強筋20の中央部の湾曲部20Bは、鉄筋コンクリート梁10の端部において開口16の材軸方向中央側の半円に沿って湾曲し、その両側の直線部20Cは、開口16の上又は下から鉄筋コンクリート梁10の端部と鉄筋コンクリート柱12とに跨るように水平に延びている。また、補強筋20の両端のフック部20Aが鉄筋コンクリート柱12に埋設されることによって、補強筋20の両端が鉄筋コンクリート柱12に定着されている。
補強筋22は、補強筋20よりも長くなっており、補強筋22の中央部の湾曲部22Bは、補強筋20の湾曲部20Bよりも大径であり、補強筋22の両側の直線部22Cは、補強筋20の直線部20Cよりも長尺である。湾曲部22Bは、鉄筋コンクリート梁10の端部において湾曲部20Bに沿って湾曲し、その両側の直線部22Cは、開口16の上又は下から鉄筋コンクリート梁10の端部と鉄筋コンクリート柱12とに跨るように水平に延びている。また、補強筋22の両端のフック部22Aが鉄筋コンクリート柱12に埋設されることによって、補強筋22の両端が鉄筋コンクリート柱12に定着されている。
鉄筋コンクリート梁10の材軸方向の開口16が無い位置では、スターラップ筋18が上下の梁主筋14を囲うように配筋され、鉄筋コンクリート梁10の材軸方向の開口16が有る位置では、開口16の上及び下において、スターラップ筋18が梁主筋14と補強筋20とを囲うように配筋されている。
補強筋20、22は、湾曲部20B、22Bで開口16を囲っていることにより、開口16の周囲のせん断耐力を補強している。また、補強筋20、22は、鉄筋コンクリート柱12に定着されていることにより、鉄筋コンクリート梁10の端部の曲げ耐力を補強している。ここで、梁主筋14と補強筋20、22とは、大地震時に、鉄筋コンクリート梁10と鉄筋コンクリート柱12との境界に位置する第1の降伏箇所M1と、補強筋22の湾曲部22Bよりも材軸方向中央側に位置する第2の降伏箇所M2とが、曲げ降伏するように強度設計が行われている。
図2は、大地震時の比較例に係る鉄筋コンクリート梁100の端部の作用を示す立断面図である。この図に示すように、比較例に係る鉄筋コンクリート梁100は、補強筋20、22を備えず、梁端から開口の中心までの距離が、梁せいの1/3程度と本実施形態よりも長く設定されている。
比較例に係る鉄筋コンクリート梁100では、大地震時に、端部に生じる曲げモーメントにより上記降伏箇所M1の位置で曲げ降伏が生じる。これにより、鉄筋コンクリート梁100が材端において回転角θで回転する。ここで、降伏箇所M1の位置において曲げ降伏した後の鉄筋コンクリート梁100の端部では、圧縮領域と引張領域との中立軸の位置が圧縮領域側に移動することによって、M3で示す部分において厳しい圧縮応力状態が引き起こされる。そして、このような厳しい圧縮応力状態の鉄筋コンクリート梁100の端部に開口16による断面欠損があることによって、鉄筋コンクリート梁100の端部での変形性能を確保することが難しくなる。そのため、比較例に係る鉄筋コンクリート100では、鉄筋コンクリート梁10の端部での変形性能を確保するために、大掛かりな開口16の周囲の補強が必要になる。
図3は、大地震時の鉄筋コンクリート梁10の端部の作用を示す立断面図である。この図に示すように、大地震時には、補強筋20、22が、鉄筋コンクリート梁10の端部に生じた曲げモーメントに抵抗するが、上記第1の降伏箇所M1での曲げ降伏を許容する。これにより、鉄筋コンクリート梁10が、材端において回転角θ(<θ)で回転する。ここで、鉄筋コンクリート梁10の補強筋20、22よりも材軸方向中央側では、補強筋20、22による曲げ耐力の補強効果が無いことにより、当該位置、即ち上記第2の降伏箇所M2での曲げ降伏が生じる。これにより、鉄筋コンクリート梁10が、補強筋20、22よりも材軸方向中央側において回転角θで回転する。
即ち、上記比較例では、曲げ降伏する箇所が材端の1箇所に集中していることによって、材端での回転角θが大きくなるのに対して、本実施形態では、曲げ降伏する箇所が材端とそれよりも材軸方向中央側の2点とに分散されていることによって、材端での回転角θが比較例に比して小さくなる。これによって、本実施形態では、曲げ降伏後の鉄筋コンクリート梁10の端部での圧縮応力を緩和できる。
また、鉄筋コンクリート梁10では、開口16から材軸方向中央側の斜め上方及び斜め下方へせん断亀裂が生じるが、補強筋20、22の湾曲部20B、22Bが、せん断亀裂に対して交差するように配されていることによりせん断破壊しないように抵抗する。ここで、鉄筋コンクリート梁10の開口16と端面10Aとの間では、開口16に近接した鉄筋コンクリート柱12の拘束効果により、開口16から鉄筋コンクリート柱12側へのせん断亀裂の発生が防止される。
これによって、本実施形態に係る鉄筋コンクリート梁10の端部の補強構造によれば、上記比較例にして少ない開口補強で、曲げ降伏後の鉄筋コンクリート梁10の端部での変形性能を確保することができる。従って、開口補強の施工を容易化できる。また、鉄筋コンクリート梁10の開口16を設けた部分は、鉄筋コンクリート柱12とスラブとから突出する下がり天井となるところ、開口16を鉄筋コンクリート柱12に近接させたことで下がり天井の部分を小さくでき、下がり天井の存在による室内での圧迫感を減らすことができる。
また、大地震時における端部での曲げ降伏を、第1の降伏箇所M1の位置では許容せずに、第2の降伏箇所M2でのみ許容するようにしてもよいが、その場合、太径または高強度の補強筋20、22が必要となり、コストが増加する。それに対して、本実施形態に係る鉄筋コンクリート梁10の端部の補強構造では、大地震時における端部での曲げ降伏の発生箇所を、材端の第1の降伏箇所M1とそれよりも材軸方向中央側の第2の降伏箇所M2とに分散させた、即ち、大地震時における第1の降伏箇所M1での曲げ降伏を許容したことにより、上記の場合に比して、補強筋20、22の必要強度が低くなり、補強筋20、22のコストを低減できる。
図4は、他の実施形態に係る鉄筋コンクリート梁110の端部の補強構造を示す立断面図である。この図に示すように、鉄筋コンクリート梁10の端部及び鉄筋コンクリート柱12には、これらに跨るように補強筋20及び一対の補強筋122が開口16と梁主筋14との間に配筋されている。この補強筋20は、上述の実施形態と同様の構成であり、同様に配筋されている。
一対の補強筋122は、中間部で屈曲され、一端にU字状のフック部122Aが設けられた鉄筋であり、補強筋20を上下に挟むように配筋されている。上下の補強筋122は、フック部122Aから水平に延びる水平部122Bと、水平部122Bの先端から梁せいの中央側に屈曲した傾斜部122Cとを備えており、上下の傾斜部122Cが互いに交差している。また、水平部122Bは、鉄筋コンクリート柱12と鉄筋コンクリート梁110とに跨っており、フック部122Aは鉄筋コンクリート柱12に定着されている。
ここで、水平部122Bと傾斜部122Cとの角度は鈍角(例えば、135°)であり、傾斜部122Cが、大地震時に開口16から材軸方向中央側の斜め上方及び斜め下方へ生じるせん断亀裂に対して直交するように配されている。
補強筋20、122は、湾曲部20B及び上下の傾斜部122Cで開口16を囲っていることにより、開口16の周囲のせん断耐力を補強している。また、補強筋20、122は、鉄筋コンクリート柱12に定着されていることにより、鉄筋コンクリート梁10の端部の曲げ耐力を補強している。ここで、梁主筋14と補強筋20、122とは、大地震時に、鉄筋コンクリート梁110と鉄筋コンクリート柱12との境界に位置する第1の降伏箇所M1と、補強筋122の傾斜部122Cの基端よりも材軸方向中央側の第2の降伏箇所M2とにおいて、鉄筋コンクリート梁110に曲げ降伏が生じるように強度設計が行われている。
以上のような構成の鉄筋コンクリート梁110の端部の補強構造によれば、上述の実施形態に係る鉄筋コンクリート梁10の端部の補強構造と同様に、上記比較例と比して少ない開口補強で、鉄筋コンクリート梁110の端部での変形性能を確保することができる。
図5は、他の実施形態に係る鉄筋コンクリート梁210の端部の補強構造を示す立断面図である。この図に示すように、鉄筋コンクリート梁10の端部及び鉄筋コンクリート柱12には、これらに跨るように補強筋20が開口16と梁主筋14との間に配筋されている。この補強筋20は、上述の実施形態と同様の構成であり、同様に配筋されている。即ち、上述の実施形態では、補強筋20、22(122)が2段で配筋されているのに対して、本実施形態では、補強筋20が1段で配筋されている。
ここで、梁主筋14と補強筋20とは、大地震時に、鉄筋コンクリート梁10と鉄筋コンクリート柱12との境界に位置する第1の降伏箇所M1と、補強筋20の湾曲部20Bよりも材軸方向中央側に位置する第2の降伏箇所M2とにおいて、鉄筋コンクリート梁210に曲げ降伏が生じるように強度設計が行われている。
以上のような構成の鉄筋コンクリート梁210の端部の補強構造によれば、上述の実施形態に係る鉄筋コンクリート梁10、110の端部の補強構造と同様に、上記比較例と比して少ない開口補強で、鉄筋コンクリート梁210の端部での変形性能を確保することができる。
なお、上述の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。例えば、上述の実施形態では、柱を鉄筋コンクリート造としたが、鉄骨鉄筋コンクリート造や鋼管コンクリート造としてもよい。また、開口の周囲を補強すると共に曲げ補強をする補強筋を、2段又は1段としたが、3段以上にしてもよい。
さらに、上述の実施形態では、補強筋の鉄筋コンクリート柱に埋込んだ部分の定着を、フックによる折曲定着としたが、これに限られるものではなく、定着金物等の機械式定着等を用いてもよい。
10 鉄筋コンクリート梁、10A 端面、12 鉄筋コンクリート柱、14 梁主筋、16 開口、18 スターラップ筋、20 補強筋、20A フック部、20B 湾曲部、20C 直線部、22 補強筋、22A フック部、22B 湾曲部、22C 直線部、100 鉄筋コンクリート梁、110 鉄筋コンクリート梁、122 補強筋、122A フック部、122B 水平部、122C 傾斜部、210 鉄筋コンクリート梁

Claims (8)

  1. コンクリート柱に接合された端部に開口が設けられた鉄筋コンクリート梁の当該端部の補強構造であって、
    前記開口の周囲に配筋されて前記開口の周囲を補強すると共に、前記コンクリート柱に定着されて前記鉄筋コンクリート梁の前記端部の曲げ補強をする補強筋を備える、鉄筋コンクリート梁の開口が設けられた端部の補強構造。
  2. 前記鉄筋コンクリート梁の曲げ降伏が、前記鉄筋コンクリート梁と前記コンクリート柱との境界に位置する第1の降伏箇所と、前記補強筋よりも前記鉄筋コンクリート梁の材軸方向中央側に位置する第2の降伏箇所とで生じるように、前記補強筋の強度が設定されている請求項1に記載の鉄筋コンクリート梁の開口が設けられた端部の補強構造。
  3. 前記補強筋は、前記鉄筋コンクリートの曲げ変形により前記開口から前記鉄筋コンクリート梁の材軸方向中央側へせん断亀裂が生じた場合に、該せん断亀裂に対して一部が交差するように構成されている請求項1又は請求項2に記載の鉄筋コンクリート梁の開口が設けられた端部の補強構造。
  4. 前記補強筋は、両端側が前記コンクリート柱に定着され、中央側が曲げられて前記開口を囲うように構成された鉄筋である請求項3に記載の鉄筋コンクリート梁の開口が設けられた端部の補強構造。
  5. 前記補強筋は、前記開口を複数段で囲うように配筋されている請求項4に記載の鉄筋コンクリート梁の開口が設けられた端部の補強構造。
  6. 前記開口は、前記コンクリート柱の拘束効果により、前記開口と前記鉄筋コンクリート梁の端面との間にせん断亀裂が生じないように、前記コンクリート柱の近傍に配されている請求項1から請求項5までの何れか1項に記載の鉄筋コンクリート梁の開口が設けられた端部の補強構造。
  7. コンクリート柱に接合された端部に開口が設けられた鉄筋コンクリート梁の当該端部の補強方法であって、
    前記開口の周囲に補強筋を配筋して前記開口の周囲を補強すると共に、該補強筋を前記コンクリート柱に定着させて前記鉄筋コンクリート梁の前記端部の曲げ補強をする、鉄筋コンクリート梁の開口が設けられた端部の補強方法。
  8. 前記補強筋の強度を、前記鉄筋コンクリート梁の端部の曲げ降伏が、前記鉄筋コンクリート梁と前記コンクリート柱との境界に位置する第1の降伏箇所と、前記補強筋よりも前記鉄筋コンクリート梁の材軸方向中央側に位置する第2の降伏箇所とで生じるように設定する請求項7に記載の鉄筋コンクリート梁の開口が設けられた端部の補強方法。
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