JP2008095290A - 鉄筋コンクリート構造物の最上層における柱と梁の接合部構造 - Google Patents

鉄筋コンクリート構造物の最上層における柱と梁の接合部構造 Download PDF

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博幸 竹内
Masatoshi Kato
政利 加藤
Kunio Hayakawa
邦夫 早川
Hiroshi Hosoya
博 細矢
Takeshi Kishimoto
剛 岸本
Masakazu Ichikawa
昌和 市川
Yasuhiro Ishiwatari
康弘 石渡
Kazuhiko Nakamura
一彦 中村
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Abstract

【課題】所定の接合部せん断耐力を確保できる構造とするとともに、施工上の問題を解決する鉄筋コンクリート構造物の最上層における柱と梁の接合部構造を提供することである。
【解決手段】鉄筋コンクリート構造物の最上層における柱と梁の接合部構造1は、鉄筋コンクリート構造物の最上層における柱梁接合部2内に梁上端主筋7および梁下端主筋8の先端部が延長されて直線状に配筋され、それらの先端部に定着板5が設けられ、前記柱梁接合部2の上部には柱筋4が定着される柱延長部3が突設されたことである。
【選択図】図1

Description

本発明は鉄筋コンクリート構造物の最上層における柱と梁の接合部構造に関するものである。
従来、鉄筋コンクリート構造物の最上部における外柱の柱梁接合部においては、設計で要求される接合部せん断耐力を確保するために、梁上端筋を柱梁接合部内で折り曲げて定着させることが必須条件とされ、その余長部(垂直部)で定着耐力を確保する設計がなされてきた。また、柱筋の定着長さを確保するために、柱梁接合部の上部に柱延長部を突設させる場合でも、梁上端筋を折り曲げ定着させることは必要であった。この梁上端筋を折り曲げる方法の発明として、例えば特開2004−10369号公報の発明が開示されている。これは梁の上端主筋が柱梁接合部内で折り曲げ配筋され、かつ、所定の接合部耐力を確保するために、柱梁接合部内における梁の上端主筋には逆U字形の柱頭補強筋が下側を向いて帯筋に内接して配筋されている。
また梁上端主筋の先端に定着板を取り付けて直線状に配筋する工法の発明として、特開平7−66649号公報、特開平11−50528号公報、特開2002−276024号公報、特開2003−253754号公報があり、梁上端筋の定着耐力を確保するための工夫がされている。
特開2004−100369号公報 特開平7−66649号公報 特開平11−50528号公報 特開2002−276024号公報 特開2003−253754号公報
しかし、梁上端主筋を折り曲げ定着することは、配筋上の納まりが悪く、その施工性とコンクリートの充填性に問題がある。また梁上端筋を直線状に定着させるだけでは、以下の理由により、所定の接合部せん断耐力を確保することができないという問題があった。
(1)梁と柱が閉じる方向に外力が作用した場合、接合部の出隅隅角部から割裂亀裂が生じる。
(2)接合部の帯筋の上部は、無筋状態になることから、所定のせん断耐力を期待できない。
(3)梁上端筋と柱筋との応力の伝達ができない。
本発明は上記のような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、所定の接合部せん断耐力を確保できる構造とするとともに、施工上の問題を解決する鉄筋コンクリート構造物の最上層における柱と梁の接合部構造を提供することである。
以上の課題を解決するための鉄筋コンクリート構造物の最上層における柱と梁の接合部構造は、鉄筋コンクリート構造物の最上層における柱梁接合部内に梁上端主筋および梁下端主筋の先端部が延長されて直線状に配筋され、それらの先端部に定着板が設けられ、前記柱梁接合部の上部には柱筋が定着される柱延長部が突設されたことを特徴とする。
また鉄筋コンクリート構造物の最上層における柱と梁の接合部構造は、鉄筋コンクリート構造物の最上層における柱梁接合部内に梁上端主筋および梁下端主筋の先端部が延長されて直線状に配筋され、それらの先端部に定着板が設けられ、前記柱梁接合部内における梁上端主筋の上からコ字形の柱頭補強筋が開口側を下側にして配筋され、該柱頭補強筋の水平部が柱の帯筋の内側まで延び、かつ柱頭補強筋の垂直部が帯筋に内接して配筋されたことを特徴とする。
柱梁接合部の出隅隅角部からの割裂亀裂は柱筋により防止され、柱梁接合部の帯筋の上部は、柱筋と横補強筋により補強されることから、所定の接合部せん断耐力を確保することができる。また柱梁接合部の出隅隅角部からの割裂亀裂は柱頭補強筋により防止され、柱梁接合部の帯筋の上部は柱頭補強筋により補強され、かつ梁上端筋と柱筋との応力の伝達ができることから、所定の接合部せん断耐力を確保することができる。
配筋上の納まりやコンクリートの充填性などの施工上の問題を解決することにより、所定の接合部せん断耐力を担保することができる鉄筋コンクリート構造物の最上層における柱と梁の接合部構造を提供することができる。
以下に、本願発明の鉄筋コンクリート構造物の最上層、およびセットバックされた構造物の低層部分の最上層における柱と梁の接合部構造の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本実施の形態は、図1に示すように、鉄筋コンクリート構造物の最上層、およびセットバックされた構造物の低層部分の最上層における外周側の柱と梁の接合部構造(以下、柱と梁との接合部構造という)を対象とし、図1は本願発明の実施の形態の柱と梁の接合部構造1を示したものである。
この柱と梁の接合部構造1は、図2に示すように、柱梁接合部2の上側に柱延長部3が突設され、該柱延長部3にまで延長された柱筋4の上端部には柱筋4と直交した定着板5が取り付けられている。この柱延長部3は梁せいの1/2程度の高さであり、柱と同じ間隔で帯筋6が配筋されている。また定着板5は平面円形であり、柱筋4の先端部にねじ込まれている。
一方、梁上端主筋7および梁下端主筋8は柱梁接合部2内における外側の柱筋4aの近傍まで延びて直線状に配筋され、その先端部に定着板5が取り付けられている。このように柱筋4、梁上端主筋7および梁下端主筋8は、柱梁接合部2および柱延長部3において直線状に配筋され、その先端部にはそれぞれ定着板5が設けられている。また梁上端主筋7の柱内への配筋長さは柱幅の3/4以上が好適であり、梁下端主筋8は柱幅の2/3以上が好適である。
また図3の柱と梁の接合部構造10は、柱梁接合部2の上側に柱延長部3が突設されないものであり、上記の柱梁接合部2内における梁上端主筋7にコ字形の柱頭補強筋11が開口側を下側にして、帯筋6に内接するように梁軸方向および梁軸直交方向に配筋されており、これ以外は上記の柱と梁の接合部構造1と同じ構成である。このコ字形の柱頭補強筋11は水平部11aと、この両側に延びた垂直部11bとからなり、水平部11aが柱の帯筋6の内側まで延びてこれに内接し、垂直部11bも帯筋6に内接し、かつ柱筋4に沿って配筋されている。なお、上記の柱頭補強筋11は梁軸方向および梁軸直交方向に配筋したものに限らず、梁軸方向または梁軸直交方向のいずれか一方に配筋したものでもよい。
また図4は、上記の柱と梁の接合部構造1の層せん断力と層間変形角との関係の試験結果を示したものであり、これにより柱と梁の接合部構造1が十分な変形性能と靱性とを備えていることを確認することができる。したがって、従来のように柱梁接合部において、梁上端主筋および梁下端主筋を折り曲げ配筋することがないので、どのような鉄筋径であっても簡単に配筋することができ、コンクリートの充填が阻害されることがない。
柱と梁の接合部構造の平面図である。 柱と梁の接合部構造を示し、(1)は平面図、(2)は側面図である。 柱と梁の接合部構造を示し、(1)は平面図、(2)は側面図である。 柱と梁の接合部構造の層せん断力と層間変形角との関係を示した図である。
符号の説明
1、10 柱と梁の接合部構造
2 柱梁接合部
3 柱延長部
4 柱筋
4a 外側の柱筋
5 定着板
6 帯筋
7 梁上端主筋
8 梁下端主筋
11 柱頭補強筋
11a 水平部
11b 垂直部

Claims (2)

  1. 鉄筋コンクリート構造物の最上層における柱梁接合部内に梁上端主筋および梁下端主筋の先端部が延長されて直線状に配筋され、それらの先端部に定着板が設けられ、前記柱梁接合部の上部には柱筋が定着される柱延長部が突設されたことを特徴とする鉄筋コンクリート構造物の最上層における柱と梁の接合部構造。
  2. 鉄筋コンクリート構造物の最上層における柱梁接合部内に梁上端主筋および梁下端主筋の先端部が延長されて直線状に配筋され、それらの先端部に定着板が設けられ、前記柱梁接合部内における梁上端主筋の上からコ字形の柱頭補強筋が開口側を下側にして配筋され、該柱頭補強筋の水平部が柱の帯筋の内側まで延び、かつ柱頭補強筋の垂直部が帯筋に内接して配筋されたことを特徴とする鉄筋コンクリート構造物の最上層における柱と梁の接合部構造。
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