JP2015113226A - ベルトコンベアの乗り継ぎ部シュート装置 - Google Patents

ベルトコンベアの乗り継ぎ部シュート装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015113226A
JP2015113226A JP2013258854A JP2013258854A JP2015113226A JP 2015113226 A JP2015113226 A JP 2015113226A JP 2013258854 A JP2013258854 A JP 2013258854A JP 2013258854 A JP2013258854 A JP 2013258854A JP 2015113226 A JP2015113226 A JP 2015113226A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
belt conveyor
elastic body
coke
angle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013258854A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6263018B2 (ja
Inventor
仁史 階元
Hitoshi Kaimoto
仁史 階元
豊 佐々
Yutaka Sasa
豊 佐々
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisshin Steel Co Ltd filed Critical Nisshin Steel Co Ltd
Priority to JP2013258854A priority Critical patent/JP6263018B2/ja
Publication of JP2015113226A publication Critical patent/JP2015113226A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6263018B2 publication Critical patent/JP6263018B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Chutes (AREA)
  • Intermediate Stations On Conveyors (AREA)

Abstract

【課題】ベルトコンベアで搬送されるコークスなどの粉粒物による落下衝撃を抑制する。
【解決手段】上部ベルトコンベア1と下部ベルトコンベア2の間に設けられ、上部ベルトコンベア1から放出されたコークス5を下部ベルトコンベア2にガイドして移載するベルトコンベアの乗り継ぎ部シュート装置100であって、上部ベルトコンベア1から放出されるコークス5の落下位置Pに、上面に板状のゴム様弾性体20を下方に向けて傾斜した状態で設置して落下衝撃を緩和するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、上部ベルトコンベアと下部ベルトコンベアの間に設けられ、上部ベルトコンベアから放出されたコークス,石炭,鉱石などの粉粒物を下部ベルトコンベアに移載するベルトコンベアの乗り継ぎ部シュート装置に関する。
通常、高炉の副原料となるコークスを荷揚げ位置あるいはコークス炉から高炉の炉頂部に搬送するには複数のベルトコンベアが使用され、ベルトコンベア間には乗り継ぎが10回前後ある。
そして、乗り継ぎ時に上部ベルトコンベアと下部ベルトコンベアの間には、例えば5mの落差があるため、上部ベルトコンベアから放出されたコークスが下部ベルトコンベアに落下すると、コークス当接の衝撃によりベルトコンベアやシュート装置が損傷したり、コークス自体が粉化するといった問題があった。特にコークスは、その表面に凹凸が多く非常に硬い固形材料であるとともにベルトコンベアでは最大120m/minといった非常に速い速度で搬送されるため落下時の衝撃は大きい。
そこで、コークスの落下による衝撃を緩和するための方法が知られている(例えば、特許文献1,2,3参照)。
実開平6−76227号公報 実開平6−87315号公報 特開平8−225149号公報
特許文献1に記載の発明は、ベルトコンベアの終端部に設けられるシュートに落下したコークスで傾斜面を形成し、その後搬送されるコークスがその傾斜面に沿って転がるようにすることで落下の衝撃を緩和したものである。
また、特許文献2に記載の発明は、ベルトコンベアの終端部に設けられるシュートにおいて落下するコークスが当たる壁面にストンボックスとかデッドストックと呼ばれる窪みを付けて、その窪みに堆積したコークスにより落下の衝撃を緩和したものである。
さらに、特許文献3に記載の発明は、上部ベルトコンベアで搬送されるコークスを二手に分流し、一方を下部ベルトコンベアの幅方向両端部に先に落とし、もう一方をコークスの堆積した下部ベルトコンベアの略中央部上に落とすことで落下の衝撃を緩和したものである。
このような従来例(特許文献1〜3に記載の発明)では、ベルトコンベアで搬送されるコークスは、下部に堆積したコークス上に落下するため、衝撃によりベルトコンベアやシュート装置が損傷することは低減することができたが、コークス同士が衝突する時の衝撃を緩和する措置は施されてないので、コークス自体が粉化するといった問題は依然として残っている。
コークスが粉化するとコークス粒径は小さくなり、高炉操業において高炉内部の通気性を阻害するため安定的に操業を行うことができないといった問題がある。
そこで、本発明の目的とするところは、ベルトコンベアで搬送されるコークスなどの粉粒物による落下衝撃を抑制することのできるベルトコンベアの乗り継ぎ部シュート装置を提供することにある。
なお、本出願人は、上部ベルトコンベアから放出される粉粒物の落下位置に、上面に板状のゴム様弾性体が敷設された略水平に延びる突出部を設けて落下衝撃を緩和するようにしたことを特徴とするベルトコンベアの乗り継ぎ部シュート装置について既に出願しており(特願2012−276467号)、本願はその技術をさらに改良したものである。
上記の目的を達成するために、本発明のベルトコンベアの乗り継ぎ部シュート装置は、上部ベルトコンベア(1)と下部ベルトコンベア(2)の間に設けられ、上部ベルトコンベア(1)から放出されたコークス(5),石炭,鉱石などの粉粒物を下部ベルトコンベア(2)にガイドして移載するベルトコンベアの乗り継ぎ部シュート装置(100)であって、
上部ベルトコンベア(1)から放出される前記粉粒物の落下位置(P)に、板状のゴム様弾性体(20)を下方に向けて傾斜した状態で設置して落下衝撃を緩和するようにしたことを特徴とする。
また、本発明は、前記上部ベルトコンベア(1)と下部ベルトコンベア(2)の間に直線階段(10)を設け、その上位段部(11)に前記ゴム様弾性体(20)をその上面に敷設してなる鋼板(25)を前記ゴム様弾性体(20)とともに下方に向けて傾斜した状態で立てかけるようにして設置したことを特徴とする。
また、本発明は、前記上部ベルトコンベア(1)と下部ベルトコンベア(2)の間に直線階段(10)を設け、その上位段部(11)に前記ゴム様弾性体(20)だけを下方に向けて傾斜した状態で立てかけるようにして設置したことを特徴とする。
また、本発明は、前記直線階段(10)の上位段部(11)より下位の段部(12,13)にも前記ゴム様弾性体(20)を下方に向けて傾斜した状態で設置したことを特徴とする。
また、本発明は、前記ゴム様弾性体(20)は、前記直線階段(10)の段鼻部(11a,12a,13a)から所定間隔(L)の領域(S)をあけて設置されるとともに、前記領域(S)に幅方向に延び前記ゴム様弾性体(20)よりも背の高い堰部(30)が固着されてなることを特徴とする。
また、本発明は、前記ゴム様弾性体(20)は、傾斜した外郭部(100)内面上に敷設されるとともに、前記ゴム様弾性体(20)の下端には幅方向に延び前記ゴム様弾性体(20)よりも背の高い堰部(30)が設けられてなることを特徴とする。
また、本発明は、前記堰部(30(30a))の下方には、前記ゴム様弾性体(20(20a))と同様で傾斜角度が同一の下側ゴム様弾性体(20(20b,20c))とその下側ゴム様弾性体(20(20b,20c))の下端に設けられた前記堰部(30(30a))と同様の下側堰部(30(30b,30c))からなるものが、一段又は複数段設けられてなることを特徴とする。
また、本発明は、前記ゴム様弾性体(20)の傾斜角度(θ)を、前記粉粒物が斜面上に堆積するときに滑りを起こさずに堆積できる最大の傾斜角(安息角)に設定して敷設したことを特徴とする。
なお、括弧内の記号は、図面および後述する発明を実施するための形態に記載された対応要素または対応事項を示す。
本発明のベルトコンベアの乗り継ぎ部シュート装置によれば、上部ベルトコンベアから放出されたコークス,石炭,鉱石などの粉粒物を下部ベルトコンベアにガイドして移載するもので、上部ベルトコンベアから放出される粉粒物の落下位置に、板状のゴム様弾性体を設けたので、ゴム様弾性体がない場合と比較して落下衝撃は緩和され、その結果、コークスなどの粉粒物の粉化が抑制される。
特に、ゴム様弾性体は下方に向けて傾斜した状態で設置されているので、ゴム様弾性体上に堆積した粉粒物の層厚は、水平状態に敷設されたゴム様弾性体の場合と比較して薄く(小さく)なり、ゴム様弾性体による緩衝効果は一層高まる。
このとき、ゴム様弾性体の傾斜角度を、粉粒物が斜面上に堆積するときに滑りを起こさずに堆積できる最大の傾斜角(安息角)に設定することによって、ゴム様弾性体上に堆積する粉粒物の層厚を可能な限り薄くすることができるので、ゴム様弾性体による緩衝機能を十分発揮させて、落下による粉粒物の粉化を極めて大きく抑制することができる。
なお、安息角は、粉状物及びその粉状物が堆積するゴム様弾性体の種類によって決定される。
また、本発明によれば、直線階段の上位段部に対して、ゴム様弾性体をその上面に敷設してなる鋼板をゴム様弾性体とともに下方に向けて傾斜した状態で立てかけるようにして設置したり、あるいは、ゴム様弾性体だけを下方に向けて傾斜した状態で立てかけるようにして設置することによりゴム様弾性体と上位段部との間には隙間が生じるので、ゴム様弾性体の可撓性を利用して一層落下衝撃を小さく抑えることができる。また、仮に粉粒物落下時の衝撃によって、ゴム様弾性体又はゴム様弾性体付鋼板(この場合は孔があくことは稀である)に孔があいてしまっても、堆積物層はゴム様弾性体と上位段部の隙間に形成されるので、上位段部の壁面の摩耗が防止される。なお、ゴム様弾性体だけを傾斜させて立てかけたものの方がゴム様弾性体付鋼板を立てかけたものよりも撓み易いので緩衝能力は高くしかも取り替えも簡単でコストを抑えられる。
また、本発明によれば、直線階段の上位段部より下位の段部にもゴム様弾性体を傾斜させて設置したので、コークスなどの粉粒物が転がりながら落下する場合など下位においても落下の衝撃を緩和することができる。
また、本発明によれば、ゴム様弾性体は、直線階段の段鼻部から所定間隔の領域をあけて設置されるとともにその領域には幅方向に延びゴム様弾性体よりも背の高い堰部が固着されているので、滑り落ちる粉粒物は堰部で留められる。これにより、ゴム様弾性体が部分的に露出することは避けられ、粉粒物の落下でゴム様弾性体が損傷することを防止することができる。また、ゴム様弾性体の段鼻側(前側)側面は特に粉粒物によって覆われる部位ではないので損傷しやすいが、そのゴム様弾性体の段鼻側(前側)側面も堰部で覆われるため損傷することが防止される。
なお、堰部としては、例えば断面略L字状で幅方向に延びしかもゴム様弾性体よりも背の高い鋼材を溶接などによって固着したものが考えられるが、ゴム材を設けた方がコークスなどの粉粒物の粉化をさらに抑制することができる。
また、本発明によれば、ゴム様弾性体は、傾斜した外郭部内面上に敷設されているので直線階段などによる段部を特に形成する必要はない。また、ゴム様弾性体よりも背の高い堰部を設けることにより落下した粉粒物が堆積物内部に入り込みゴム様弾性体に接しつつ滑り落ちることを軽減することができ、ゴム様弾性体の摩耗をその分抑えることができる。
また、堰部の下方に、ゴム様弾性体と同様で傾斜角度が同一の下側ゴム様弾性体とその下側ゴム様弾性体の下端に設けられた前記堰部と同様の下側堰部からなるものを、一段又は複数段設けることにより粉粒物の粉化をさらに抑制することができる。
本発明の実施形態に係るベルトコンベアの乗り継ぎ部シュート装置の構成概要を示す部分断面図である。 図1に示す突出部11周りXの構成を示す要部拡大断面図である。 図1に示す突出部11周りXの別の構成を示す要部拡大断面図である。 本発明の実施形態に係る別のベルトコンベアの乗り継ぎ部シュート装置の構成概要を示す部分断面図である。 本発明の実施形態に係るさらに別のベルトコンベアの乗り継ぎ部シュート装置の構成概要を示す部分断面図である。 図5に示すベルトコンベアの乗り継ぎ部シュート装置においてゴム様弾性体に孔があいた状態を示す部分断面図である。 本発明の実施形態に係るさらに別のベルトコンベアの乗り継ぎ部シュート装置の構成概要を示す部分断面図である。 本発明の実施形態に係るさらに別のベルトコンベアの乗り継ぎ部シュート装置の構成概要を示す部分断面図である。 落下試験用の試験ボックスを示す斜視図である。 ゴム様弾性体が敷設された鋼板の角度と堆積したコークスの平均層厚の関係を示すグラフである。 コークスの累積落下距離とコークスの落下によって10mm以下になった割合(粉発生率)の関係を示すグラフである。 ゴム様弾性体20の傾斜角度を37度以下で変えた場合における、試験ボックス内の位置とコークスの表面高さの関係を示すグラフである。 ゴム様弾性体20の傾斜角度を37度以上で変えた場合における、試験ボックス内の位置とコークスの表面高さの関係を示すグラフである。 ゴム様弾性体20の傾斜角度を37度以下で変えた場合における、試験ボックス内の位置とコークスの層厚の関係を示すグラフである。 ゴム様弾性体20の傾斜角度を37度以上で変えた場合における、試験ボックス内の位置とコークスの層厚の関係を示すグラフである。
図1及び図2を参照して本発明の実施形態に係るベルトコンベアの乗り継ぎ部シュート装置について説明する。図1は、本発明の実施形態に係るベルトコンベアの乗り継ぎ部シュート装置の構成概要を示し、図2は、図1に示す最上位の突出部11周りXの構成を示すものである。
本発明の実施形態に係るベルトコンベアの乗り継ぎ部シュート装置100は、図1に示すように、上部ベルトコンベア1と下部ベルトコンベア2の間に設けられ、上部ベルトコンベア1から放出されたコークス5を下部ベルトコンベア2にガイドして移載するものである。
上部ベルトコンベア1は、ベルトコンベアの乗り継ぎ部シュート装置100の外郭部101の上方に形成された投入口102から内部に差し込まれ、上部ベルトコンベア1から放出されることにより落下したコークス5は、外郭部101の下方に形成された排出口103から排出されて下部ベルトコンベア2上に載せられる。
ベルトコンベアの乗り継ぎ部シュート装置100の外郭部101は、上面101aが水平で下面が投入口102側に向かって下降した傾斜し、その傾斜面101bと上面101aの端部同士がそれぞれ長短の立設面101c,101dで連設された略台形状をしていて、長さの長い側の立設面101cの上方に前記投入口102が形成され、傾斜面101bの下端に前記排出口103が形成されている。
外郭部101の傾斜面101b上には、その傾斜面101bに沿って3つの段部11,12,13からなる直線階段10が形成されている。直線階段10は、その最上位段部として略水平に延びる突出部11上が上部ベルトコンベア1から放出される粉粒物の落下位置Pとなるように形成されている。
そして、最上位段部(突出部)11の上面には、図2に示すように、板状のゴム様弾性体20が下方に向けて傾斜した状態で敷設されていて、コークス5の落下衝撃を緩和するようにしている。
ゴム様弾性体20は、突出部11の上面に直接、傾斜した状態で設けられるようにしてもよいが、ここでは、突出部11の上面に傾斜した状態で設けられた矩形状の鋼板(鉄板)25上面に敷設されている。そして、突出部11の上面(水平面)に対するゴム様弾性体20の傾斜角度(θ)を、粉粒物としてのコークス5が斜面上に堆積するときに滑りを起こさずに堆積できる最大の傾斜角(安息角)、ここでは37度(°)に設定している。鉄板25の傾斜角度も同様に37度(°)である。
なお、直線階段11の最上位段部11より下位側の段部12,13の上面にも同様に板状のゴム様弾性体20が鋼板25上に敷設されていて、両者の傾斜角度(θ)も37度(°)としている。
コークス5に対する安息角は、図10に示すように、上面にゴム様弾性体20が敷設された鋼板25の角度(°)に対する、斜面上に堆積したコークス5の平均層厚(mm)の関係から最も小さい角度、ここでは、「37度(°)」を求めたものである。なお、図10において、鋼板25の角度(°)が、「30」,「35」,「37」,「40」,「50」(°)のとき、対応する平均層厚(mm)は、それぞれ、「230.3」,「215.8」,「210.8」,「211.1」,「227.4」(mm)であった。
このように、ゴム様弾性体20の傾斜角度を安息角にするのは、コークス5の落下時の衝撃を受けたゴム様弾性体20が十分に緩衝機能を発揮してコークス5が粉化することを抑制するためである。
例えば、図11に示すように、コークス5の累積落下距離に対する粉化の関係では、ゴム様弾性体20といった緩衝材に堆積したコークス5の層厚が300mmよりも100mmといったように層厚が薄い方が、緩衝材による緩衝効果が高いことがわかる。
ゴム様弾性体20としては、ゴム材やエラストマー樹脂(熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂)があげられる。ここでは、コークス5の最大落下衝撃値を3kN以下に抑えることのできる材質として、例えば、使い古したベルトコンベアの切れ端からなるゴム材を使用している。
なお、安息角は、粉状物及びその粉状物が堆積するゴム様弾性体の種類によって決定され、例えば、同じコークスであっても大きさ等の違いから安息角も異なる場合がある。
これによれば、上部ベルトコンベア1から放出されたコークス5は、直線階段10の最上位段部11上に直接落下する。そして、落下するコークス5の量が多くなるにつれて直線階段10の下位側の段部12,13側にコークス5が堆積し、傾斜面が形成され、排出口103から下部ベルトコンベア2上に移載される。
このとき、上部ベルトコンベア1から放出されたコークス5は、直線階段10の最上位段部11上に堆積したコークス5に当接するのである程度コークス5が粉化することは避けられないが、堆積したコークス5はゴム様弾性体20上にあるので、ゴム様弾性体20がない場合と比較して落下衝撃は緩和されその結果、コークス5の粉化が抑制される。
そして、ゴム様弾性体20上に堆積したコークス5の層厚は、ゴム様弾性体20を安息角で傾斜させることにより可能な限り薄くされているので、ゴム様弾性体20による緩衝効果は高まるとともに、コークス5が堆積することによって次に落下するコークス5が直接、ゴム様弾性体20に当接することは避けられ、落下によるコークス5の粉化は大きく抑制される。
なお、上部ベルトコンベア1からコークス5を最初に落下させる場合に、落下位置Pとなる直線階段10の最上位段部11上に敷設されたゴム様弾性体20の上には一切コークス5を事前に設けない場合でもコークス5の落下衝撃はゴム様弾性体20によって緩和されるが、事前にゴム様弾性体20の上にコークス5を敷き詰めた後にコークス5を落下させた方がコークス5が直接ゴム様弾性体20に当接しないので、落下衝撃はゴム様弾性体20によって一層緩和される。
次にゴム様弾性体20の有効性について具体的に説明する。
落下試験として、本発明の実施形態に係るベルトコンベアの乗り継ぎ部シュート装置100内部のデッドストックを模擬して、図9に示すような、両側面、底面、背面の計4面を鉄板で囲まれた直方体の箱(以下試験ボックス)を用いた。また、コークス5を堆積させるためデッドストック先端(正面)下部に鉄板を立設した。試験ボックスのサイズは、実際の搬送過程に設置されるデッドストックのサイズを参考にした。
そして、試験ボックス上部にコークス5落下用のガイド板を設置し、そのガイド板の角度および高さについては、実際の搬送ラインのベルト速度,ベルト角度,落下高さから計算されるコークス衝突時の速度を参考に、落下時の衝突速度が同程度となるように設定した。試験ボックス内部には鋼板(鉄板)を立て掛け、その上にゴム様弾性体20としてゴム板を敷いた。そして、立て掛けた鋼板(ゴム板の角度は鋼板の角度と同一)と底面の成す角がそれぞれ0,30,35,37,40,50度(°)の6水準で設置を行い、上部から試験ボックス内へコークス5を落下させ、試験ボックス内に堆積したコークス層の形状がコークス5の落下によって大きく変化しなくなった状態から試験を開始した。
試験方法としては、上部からコークス5を10kg程試験ボックス内へ落下させる。これを4回、計40kg落下させ、試験ボックス内の9箇所で堆積したコークス5の高さを測定する。測定位置は、試験ボックスを上部から見て縦に四分割、横に四分割した線を引いた際の内側の交点9箇所の位置とした(図9に記載の1〜9の番号)。
試験結果について示す。
(1)堆積コークス面形状
ゴム板上に堆積したコークス5の表面形状は、図12、図13に示すようになった。各図中のプロットは初期状態および4回落下時の計5回の平均値を示している。縦軸は堆積したコークス5の表面高さ(mm)を、横軸は試験ボックスの背面から正面への位置(mm)を示している。コークス5の安息角は一般に約37度であり、鋼板角度がコークス安息角以下の場合(図12)、堆積コークス表面形状はほとんど変化がなかったが、鋼板角度がコークス安息角より大きい場合(図13)、鋼板角度が大きくなるのにともなって表面高さも高くなる傾向にあった。
(2)堆積コークス層厚
ゴム板上に堆積したコークス5の表面から鋼板までの距離から求めた堆積コークス層厚(mm)は、図14、図15に示すようになった。すべての場合においてコークス層厚は0度の場合、すなわち水平面に堆積させた場合と比較して小さくなるが、鋼板角度が安息角より大きい場合(図14)、堆積コークス表面高さが大きくなるためコークス層厚も大きくなった。これにより堆積コークス表面高さは、鋼板角度が安息角のとき一番薄い(小さい)ことが確認された。
なお本実施形態では、ゴム様弾性体20を図2に示したように、直線階段10の最上位段部11(下位段部12,13についても同様)の上面に対して全面領域に敷設するようにしたが、落下位置Pに局所的に敷設するようにしてもよい。
また、図3に示すように、ゴム様弾性体20を、直線階段10の最上位段部11(下位段部12,13についても同様)の上面の段鼻部11a側から所定間隔Lの領域Sをあけて敷設するとともに、あけた領域Sに、幅方向に延びゴム様弾性体20よりも背が高く、しかも耐摩耗性の強いゴム材(例えば、角型ゴム材など)30を堰部として固着するようにしてもよい。ゴム材30のかわりに断面略L字状で幅方向に延びしかもゴム様弾性体20よりも背の高い鋼材を溶接などによって固着することもできるが、ゴム材30を設けた方がコークス5の粉化をさらに抑制することができる。
本発明の実施形態では、コークス5が落下する位置Pが直線階段10の最上位段部11の位置になるように直線階段10を設けたが、必ずしも最上位段部11にする必要はない。
また、本発明の実施形態では、上部ベルトコンベア1と下部ベルトコンベア2の間に連続して下降する直線階段10を設けたが、一つあるいは二つ以上の段部を独立して設け、その上にゴム様弾性体20を敷設してコークス5を落下させるようにしてもよい。
さらに、本発明の実施形態では、コークス5が落下する位置Pとなる直線階段10の最上位段部11だけでなくそれより下位の段部12,13にもゴム様弾性体20を傾斜させて敷設するようにしたが、図4に示すように、直線階段10の最上位段部11だけにゴム様弾性体20を傾斜させて敷設し、それより下位の段部12,13にはゴム様弾性体20を水平に敷設するようにしてもよいし、さらには下位の段部12,13にはゴム様弾性体20を一切敷設しないようにしてもよい。
また、ゴム様弾性体20については傾斜させた鋼板25上に敷設するようにして、ゴム様弾性体20の交換を容易にしたが、図5乃至図8に示すように、シュート本体に対してゴム様弾性体20を傾斜させた状態で直接設置するようにしてもよい。
図5に示したものは、上部ベルトコンベア1と下部ベルトコンベア2の間に直線階段10を設け、すなわち、図1に示したものと同様に、外郭部101の傾斜面101b上にその傾斜面101bに沿って3つの段部11,12,13からなる直線階段10を形成し、その上位段部11に板状のゴム様弾性体20だけを下方に向けて傾斜した状態で立てかけるようにして設置するとともに、直線階段10の上位段部11より下位の段部12,13にもゴム様弾性体20だけを下方に向けて傾斜した状態で設置し、さらに、それぞれのゴム様弾性体20を、直線階段10の段鼻部11a,12a,13aから所定間隔Lの領域Sをあけて設置するとともに、前記領域Sに幅方向に延びゴム様弾性体20よりも背の高い堰部としてのゴム材30を固着したものである。なお、段部11〜13の上面(水平面)に対するゴム様弾性体20の傾斜角度(θ)については、図1に示したものと同一の傾斜角(安息角)、ここでは37度(°)に設定している。
これによれば、ゴム様弾性体20よりも背の高い堰部としてのゴム材30を設けているので、落下したコークス5が堆積物内部に入り込んだとしても下まで滑ることが防止され、その結果、ゴム様弾性体20の摩耗がされる。また、仮にコークス5落下時の衝撃によって、図6に示すように、ゴム様弾性体20に孔Hがあいてしまっても、堆積物層はゴム様弾性体20と上位段部11の隙間に形成されるので、上位段部11の壁面の摩耗が防止される。
また、このようにゴム様弾性体20に孔Hがあいたり、あるいは孔Hはあかないまでも摩耗によってゴム様弾性体20が劣化した場合には、コークス5が直接落下する位置にある、すなわち、上位段部11に立てかけられたゴム様弾性体20を一枚交換するだけでよいので、修繕が簡単である。
次に図7に示したものは、ベルトコンベアの乗り継ぎ部シュート装置100の外郭部101の傾斜面101bをその傾斜角が上述したような安息角(ここではθ=37度(°))になるように形成し、その傾斜面101bの内面上にゴム様弾性体20を敷設したものであり、ここでは排出口103までゴム様弾性体20を延長した状態で敷設している。
これによれば、ゴム様弾性体20は傾斜した状態で敷設されているので、ゴム様弾性体20上に堆積したコークス5の層厚は、水平状態に敷設されたゴム様弾性体の場合と比較して薄く(小さく)なり、ゴム様弾性体20による緩衝効果は一層高まるという効果は有するものの、落下したコークス5が堆積物内部に入り込みゴム様弾性体20に接しつつ滑り落ちるとゴム様弾性体20の摩耗が激しくなる。
そこで、図8に示したものは、幅方向に延びゴム様弾性体20よりも背の高い堰部としてのゴム材30(30a,30b,30c)を上下方向に所定間隔をとって複数(ここでは3つ)、設けたものである。すなわち、ゴム様弾性体20(20a,20b,20c)を上下に3段、ベルトコンベアの乗り継ぎ部シュート装置100の外郭部101の傾斜面101bに間をあけて敷設するとともに、上下に隣接するゴム様弾性体20間(20aと20bの間,20bと20cの間)及び一番下側のゴム様弾性体20(20c)の下端に背の高いゴム材30(30a,30b,30c)をそれぞれ設けたものである。
これによれば、ゴム材30が堰としての機能を有しているので、落下したコークス5が堆積物内部に入り込みゴム様弾性体20に接しつつ滑り落ちることを軽減することができ、ゴム様弾性体20の摩耗をその分抑えることができる。なお、ここでは、コークス5の落下位置Pに設けた(最上位に位置する)ゴム様弾性体20(20a)の下端に設けた堰部30(30a)の下方に、ゴム様弾性体20(20a)と同様で傾斜角度が同一の下側ゴム様弾性体20(20b,20c)とその下側ゴム様弾性体20(20b,20c)の下端に設けられた堰部としてのゴム材30(30a)と同様の下側堰部としてのゴム材30(30b,30c)からなるものを二段設けたものであるが、一段又三段以上設けることも可能であり、逆に一段も設けることなく、コークス5の落下位置Pに位置するゴム様弾性体20(20a)とその下端に設けられたゴム材30(30a)だけにすることも可能である。
本発明の実施形態では、コークス5の落下を例にして説明したが、コークス5にかわる石炭,鉱石などの粉粒物を上部ベルトコンベア1から下部ベルトコンベア2に移載する場合にも同様に適用される。
1 上部ベルトコンベア
2 下部ベルトコンベア
5 コークス
10 直線階段
11 突出部(上位段部)
11a 段鼻部
12 段部
12a 段鼻部
13 段部
13a 段鼻部
20(20a,20b,20c) ゴム様弾性体
25 鋼板
30(30a,30b,30c) ゴム材
100 ベルトコンベアの乗り継ぎ部シュート装置
101 外郭部
101a 上面
101b 傾斜面
101c 立設面
101d 立設面
102 投入口
103 排出口
H 孔
L 所定間隔
P 落下位置
S 領域

Claims (8)

  1. 上部ベルトコンベアと下部ベルトコンベアの間に設けられ、上部ベルトコンベアから放出されたコークス,石炭,鉱石などの粉粒物を下部ベルトコンベアにガイドして移載するベルトコンベアの乗り継ぎ部シュート装置であって、
    上部ベルトコンベアから放出される前記粉粒物の落下位置に、板状のゴム様弾性体を下方に向けて傾斜した状態で設置して落下衝撃を緩和するようにしたことを特徴とするベルトコンベアの乗り継ぎ部シュート装置。
  2. 前記上部ベルトコンベアと下部ベルトコンベアの間に直線階段を設け、その上位段部に前記ゴム様弾性体をその上面に敷設してなる鋼板を前記ゴム様弾性体とともに下方に向けて傾斜した状態で立てかけるようにして設置したことを特徴とする請求項1に記載のベルトコンベアの乗り継ぎ部シュート装置。
  3. 前記上部ベルトコンベアと下部ベルトコンベアの間に直線階段を設け、その上位段部に前記ゴム様弾性体だけを下方に向けて傾斜した状態で立てかけるようにして設置したことを特徴とする請求項1に記載のベルトコンベアの乗り継ぎ部シュート装置。
  4. 前記直線階段の上位段部より下位の段部にも前記ゴム様弾性体を下方に向けて傾斜した状態で設置したことを特徴とする請求項2又は3に記載のベルトコンベアの乗り継ぎ部シュート装置。
  5. 前記ゴム様弾性体は、前記直線階段の段鼻部から所定間隔の領域をあけて設置されるとともに、前記領域に幅方向に延び前記ゴム様弾性体よりも背の高い堰部が固着されてなることを特徴とする請求項2乃至4のうちいずれか一つに記載のベルトコンベアの乗り継ぎ部シュート装置。
  6. 前記ゴム様弾性体は、傾斜した外郭部内面上に敷設されるとともに、前記ゴム様弾性体の下端には幅方向に延び前記ゴム様弾性体よりも背の高い堰部が設けられてなることを特徴とする請求項2に記載のベルトコンベアの乗り継ぎ部シュート装置。
  7. 前記堰部の下方には、前記ゴム様弾性体と同様で傾斜角度が同一の下側ゴム様弾性体とその下側ゴム様弾性体の下端に設けられた前記堰部と同様の下側堰部からなるものが、一段又は複数段設けられてなることを特徴とする請求項6に記載のベルトコンベアの乗り継ぎ部シュート装置。
  8. 前記ゴム様弾性体の傾斜角度を、前記粉粒物が斜面上に堆積するときに滑りを起こさずに堆積できる最大の傾斜角(安息角)に設定して敷設したことを特徴とする請求項1乃至7のうちいずれか一つに記載のベルトコンベアの乗り継ぎ部シュート装置。
JP2013258854A 2013-12-16 2013-12-16 ベルトコンベアの乗り継ぎ部シュート装置 Active JP6263018B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013258854A JP6263018B2 (ja) 2013-12-16 2013-12-16 ベルトコンベアの乗り継ぎ部シュート装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013258854A JP6263018B2 (ja) 2013-12-16 2013-12-16 ベルトコンベアの乗り継ぎ部シュート装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015113226A true JP2015113226A (ja) 2015-06-22
JP6263018B2 JP6263018B2 (ja) 2018-01-17

Family

ID=53527374

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013258854A Active JP6263018B2 (ja) 2013-12-16 2013-12-16 ベルトコンベアの乗り継ぎ部シュート装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6263018B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105173519A (zh) * 2015-09-22 2015-12-23 山东钢铁股份有限公司 物料输送设备及导料通道
CN105969950A (zh) * 2016-06-18 2016-09-28 李天兵 一种多功能退火炉

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20240051050A1 (en) 2021-02-26 2024-02-15 Fanuc Corporation Wire-breakage position estimation device and wire-breakage position estimation method

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB873717A (en) * 1958-03-13 1961-07-26 Kloeckner Huette Bremen A G Means for guiding material from one conveyor to another arranged below it
JPS4937503U (ja) * 1972-07-06 1974-04-03
JPS52159475U (ja) * 1976-05-28 1977-12-03
JPS54128267U (ja) * 1978-02-28 1979-09-06

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB873717A (en) * 1958-03-13 1961-07-26 Kloeckner Huette Bremen A G Means for guiding material from one conveyor to another arranged below it
JPS4937503U (ja) * 1972-07-06 1974-04-03
JPS52159475U (ja) * 1976-05-28 1977-12-03
JPS54128267U (ja) * 1978-02-28 1979-09-06

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105173519A (zh) * 2015-09-22 2015-12-23 山东钢铁股份有限公司 物料输送设备及导料通道
CN105969950A (zh) * 2016-06-18 2016-09-28 李天兵 一种多功能退火炉

Also Published As

Publication number Publication date
JP6263018B2 (ja) 2018-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014118294A (ja) ベルトコンベアの乗り継ぎ部シュート装置
JP6263018B2 (ja) ベルトコンベアの乗り継ぎ部シュート装置
JP2012171764A (ja) 粉粒体搬送時の発塵抑制方法
CN203306707U (zh) 一种带式输送机的转接料斗
JP6747396B2 (ja) 粉体供給装置
KR101354943B1 (ko) 저장빈의 원료 장입장치 및 방법
JP2015189577A (ja) 供給装置
CN104670929B (zh) 连续卸载机
JP6446541B2 (ja) 原料の装入装置及び装入方法
CN107697549A (zh) 一种耐磨输送机构
CN207375066U (zh) 一种用于铜冶炼原料皮带运输机的下料斗
KR101642908B1 (ko) 원료 장입 장치 및 원료 장입 방법
CN201647634U (zh) 一种侧出料皮带机溜槽
CN202107309U (zh) 多功能烧结返矿下料漏嘴
WO2016024428A1 (ja) シュート
CN206156114U (zh) 一种用于汽车卸料的新型卸料斗
CN202030303U (zh) 防护用耐磨格栅架
CN201506602U (zh) 块矿输送工艺料斗耐磨装置
KR101291541B1 (ko) 슈트용 라이너
CN112797795B (zh) 装料装置及方法
JP6911602B2 (ja) 製鉄原料の積み付け払い出し方法
KR101658179B1 (ko) 원료 장입 장치
CN218538327U (zh) 一种烧结矿运输漏斗
JP5217650B2 (ja) 高炉への原料装入方法
CN206050881U (zh) 卸料漏斗及使用该漏斗的石料生产设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160824

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170425

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20170623

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170802

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171215

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6263018

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350