JP6911602B2 - 製鉄原料の積み付け払い出し方法 - Google Patents
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Description
しかし、従来の積み付け方法では、積み付け山の斜面を粒径の大きな製鉄原料(以下、「粗粒」と呼ぶ。)が転げ落ちるなどの現象が発生する。その結果、積み付け山の頂部と裾野部で粒度分布が偏る粒度偏析が起き、以降の製造工程(例えば焼結工程)の操業に変動を与えていた。
また、特許文献2には、乗継コンベヤとシャトルコンベヤの組み合わせにより、貯蔵設備の矩形状空洞に上部からほぼ均等にばら物を堆積することができるばら物貯蔵設備が開示されている。
また、特許文献2記載の方法は、乗継コンベヤとシャトルコンベヤの組み合わせにより、矩形状空洞にばら物を均等に堆積する技術であり、ばら物を山状に積み付けないため、粒度偏析を生じさせることなく製鉄原料を貯蔵することが可能であるが、非常に高額な設備投資が必要となる。
対向する前記隔壁間の距離をW(m)とすると、前記隔壁は、前記ヤードの底面からの高さが0.29×W(m)以上の部分を有することを特徴としている。
上記粒度分布を有する製鉄原料は、微粉が多く、粗粒も一定量以上含んでいるため、積み付け時の粒度偏析が著しくなり易く、本発明の効果が顕著に発揮されやすい。
製鉄原料の含水率を低位に維持することにより、ヤードから製鉄原料を払い出す際に、隔壁近傍に集積している粗粒が払い出し箇所へ転げ落ちる効果の向上が期待できる。
製鉄原料の積み付けには、固定された一点(スタッカー)から落下する製鉄原料をヤードに積み付けて貯蔵する定点積付法が用いられている。一定量の積み付けが終了すると、スタッカーは他の固定された一点に移動して積み付けを継続する。
その結果、リクレーマやクラブバケットによって、粒度偏析した製鉄原料の払い出しを行うと、積み付け山の下方に積み付けられていた製鉄原料や積み付け山の上方に積み付けられていた製鉄原料が連続して払い出されることになり、払い出し時期によって払い出す製鉄原料の粒度に偏りが生じ、著しい場合には、焼結機の生産性に影響を及ぼすことになる。
その後も積み付けを継続すると、ヤード10内は、積み付けられた製鉄原料12で満たされるが、上述したように、隔壁11近傍には粗粒12aが集積し、その状態はヤード10底面から高い位置における隔壁11近傍も同様である。
降雨によってヤード10に貯蔵した製鉄原料12の含水率が上がるため、隔壁11の低い部位に排水孔14を設けると、排水を促すことが可能となり、製鉄原料12の含水率を低位に維持することができる。製鉄原料12の含水率を低位にすると、ヤード10から製鉄原料12を払い出す際に、隔壁11近傍の粗粒12aが払い出し箇所へ転げ落ちる効果の向上が期待できる。
表1に試験結果の一覧を示す。
また、隔壁に排水孔を設ける場合は、ヤード底面から高さ約1mの位置に直径3cmの貫通孔を概ね2m間隔で設けた。
・全ての実施例は評価が△以上であったが、全ての比較例及び従来例は評価が×以下であった。
・隔壁に排水孔を設けた実施例1、4、5は評価が○以上であった。特に、篩目0.25mmアンダーが10質量%以上、且つ5mmオーバーが5質量%以上の鉄鉱石を使用し、隔壁高さhが15m(h/W=0.75)で、隔壁に排水孔を設けた実施例1は評価が◎であった。
・篩目0.25mmアンダーが10質量%以上、且つ5mmオーバーが質量3%以上の鉄鉱石を使用した場合、隔壁高さhを0.29×W以上とすることにより、評価が×から△へ改善される(実施例2と比較例1の比較)が、篩目0.25mmアンダーが10質量%以上、且つ5mmオーバーが質量5%以上の鉄鉱石を使用した場合、隔壁高さhを0.29×W以上とすることにより、評価が××から△へ改善される(実施例3と比較例2の比較)。
・隔壁に排水孔を設けることにより、評価が△から○へ改善される(実施例2と実施例5の比較、実施例3と実施例4の比較)。また、製品歩留りが0.2%改善される(実施例3と実施例4の比較)。
Claims (3)
- 平面視矩形状とされ、少なくとも各長辺に隔壁が設けられているヤード内に、上方から製鉄原料を落下させ、前記製鉄原料を断面山形状に積み付けて積み付け山を形成し、積み付けられた前記製鉄原料をリクレーマ又はクラブバケットにて払い出す方法であって、
対向する前記隔壁間の距離をW(m)とすると、前記隔壁は、前記ヤードの底面からの高さが0.29×W(m)以上の部分を有することを特徴とする製鉄原料の積み付け払い出し方法。 - 請求項1記載の製鉄原料の積み付け払い出し方法において、前記製鉄原料は、篩目0.25mmアンダーが10質量%以上、且つ5mmオーバーが5質量%以上の鉄鉱石であることを特徴とする製鉄原料の積み付け払い出し方法。
- 請求項1又は2記載の製鉄原料の積み付け払い出し方法において、前記隔壁には、前記ヤードの底面から0.29×W(m)未満の位置に排水孔が設けられていることを特徴とする製鉄原料の積み付け払い出し方法。
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