JP2015111241A - 光学部品 - Google Patents

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啓 上宇都
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太 石井
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Abstract

【課題】本発明は、入射角による分光特性の変化を抑えた光学部品の提供を目的とする。
【解決手段】光学部品100は、光学基板110と、光学基板に形成された第1のバンドパスフィルタ140と、を備える光学部品である。第1のバンドパスフィルタは、第1の屈折率を持つ高屈折率層142と、第1の屈折率より低い第2の屈折率を持つ低屈折率層141と、を積層して形成し、第1の屈折率をn、第2の屈折率をn、高屈折率層の物理膜厚をd、低屈折率層の物理膜厚をdとしたとき、次式(1)を満たすことを特徴とする。
(n×d)/(n×d)≦0.50 ・・・・(1)
【選択図】図1

Description

本発明は、表面にバンドパスフィルタが形成された光学部品に関する。特に分光特性の入射角依存性を低減できる光学部品に関する。
従来、デジタルビデオカメラやデジタルカメラの固体撮像素子であるCCD(Charge Coupled Device)センサまたはCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)センサの前面にはガラス基板又は水晶基板などで構成された光学ローパスフィルタを設置している。光学ローパスフィルタは、低い周波数成分を通し、高周波成分をカットすることで、主として輝度差が大きい細かな模様をボカしている。例えば、固体撮像素子は規則正しく並んだ細かい模様を撮影すると干渉縞(モアレ)が発生し、また逆光に輝く髪の毛など、輝度差が激しい輪郭部分は偽色(色モアレ)と呼ばれる色づきが発生してしまう。このため、光学ローパスフィルタはこうした干渉縞や偽色を低減するために、画像をわずかにボカすことでエッジを鈍らせ、干渉縞と偽色とを除去している。
また、こうした光学ローパスフィルタの表面等には、バンドパスフィルタを設置している。バンドパスフィルタは赤外線感度の良い固体撮像素子をより人間の視覚に近づけるために赤外線等を除去して、人間が感じる可視光領域だけを通過させる役目をしている。
このような光学ローパスフィルタとして、例えば特許文献1では次のようなものが開示されている。まず、平板状の水晶基板があり、この水晶基板の表面に高い屈折率の酸化物と、低い屈折率の酸化物とを積層し、最終層に低い屈折率の非酸化物を積層する。そして、例えば、光学ローパスフィルタは屈折率の高い材料として二酸化チタン(TiO)を用い、屈折率の低い材料として二酸化ケイ素(SiO)を用いている。この高屈折材料と低屈折材料とを20層から60層重ねて、最終層にフッ化マグネシウム(MgF)を積層する。
特開2011−158909号公報
しかし、従来から使われているバンドパスフィルタを水晶基板の表面に形成した光学ローパスフィルタでは、入射光が光学ローパスフィルタに入射する角度(入射角)に応じて、入射光が光学ローパスフィルタを透過したときの分光特性が変化する。
ここで、例として、倍率の高いレンズ等を通して光を光学ローパスフィルタに入射させる機構を持つデジタルカメラ等を考える。この場合、レンズの中心部分から光学ローパスフィルタに入る入射光は、光学ローパスフィルタの主面に対してほぼ垂直に入射する。一方、レンズの外側部分から光学ローパスフィルタに入る入射光は、光学ローパスフィルタの主面に対して傾いて入射する。よって、入射角の異なる入射光が光学ローパスフィルタを透過する。したがって、光学ローパスフィルタを透過した透過光の分光特性が均一にならない。このため、撮像された画像の色合いが均一にならずに変化する、という問題がある。
以上のような事情に鑑みて、本発明は、入射角による分光特性の変化を抑えた光学ローパスフィルタ又は光学部品の提供を目的とする。
第1観点の光学部品は、光学基板と、光学基板に形成された第1のバンドパスフィルタと、を備える光学部品である。第1のバンドパスフィルタは、第1の屈折率を持つ高屈折率層と、第1の屈折率より低い第2の屈折率を持つ低屈折率層と、を積層して形成し、第1の屈折率をn、第2の屈折率をn、高屈折率層の物理膜厚をd、低屈折率層の物理膜厚をdとしたとき、次式(1)を満たすことを特徴とする。
(n×d)/(n×d)≦0.50 ・・・・(1)
第2観点の光学部品は、第1観点において、高屈折率層は屈折率が2.0以上である材料により形成され、低屈折率層は屈折率が1.6以下である材料により形成される。
第3観点の光学部品は、第1観点及び第2観点において、高屈折率層が、TiO、Nb、又はTaの薄膜により形成され、低屈折率層が、Al、SiO、又はLaの薄膜により形成される。
第4観点の光学部品は、第1観点から第3観点において、第1のバンドパスフィルタが、複数の高屈折率層及び複数の低屈折率層により構成され、高屈折率層及び低屈折率層が互いに交互に積層されることにより形成される。
第5観点の光学部品は、第1観点から第4観点において、紫外線を除去するバンドパスフィルタ、赤外線を除去するバンドパスフィルタ、又は紫外線及び赤外線を除去するバンドパスフィルタにより構成される第2のバンドパスフィルタを備える。
第6観点の光学部品は、第1観点から第5観点において、第1のバンドパスフィルタg、光透過率が50%となる赤外線側の波長において、入射角が0°の光に対する入射角が30°の光のシフト量が18.5nm以下である
第7観点の光学部品は、第1観点から第6観点において、光学基板がガラス、水晶、又はプラスチックで形成されたレンズ、窓板、又はプリズムであり、第1のバンドパスフィルタが光学基板の入射面、出射面、又は入射面及び出射面の両面に形成される。
第8観点の光学部品は、第1観点から第6観点において、光学基板がダイクロイックミラーであり、第1のバンドパスフィルタが光学基板の入射面に形成される。
本発明の光学部品によれば、入射光の分光特性と透過光の分光特性との差異を低減できる。すなわち、分光特性の入射角依存性を低減できる。
(a)は光学ローパスフィルタ100の断面図である。 (b)は光学ローパスフィルタ100の断面の一部分を拡大した図である。 光学ローパスフィルタ100に用いるバンドパスフィルタ130の特性を表すグラフである。 光学ローパスフィルタ100と入射光の角度の関係を示した光学ローパスフィルタ100の断面図である。 (a)は、光学ローパスフィルタ190の分光特性の入射角依存性を表すグラフである。 (b)は、光学ローパスフィルタ100の分光特性の入射角依存性を表すグラフである。 材料屈折率比率と入射角依存性IR側半値シフト量との関係を表すグラフである。 (a)はレンズ200と光学ローパスフィルタ100との関係を示す図である。 (b)は、ダイクロイックミラー300の概略側面図である。
(第1実施形態)
<光学ローパスフィルタ100の構成>
本発明の実施形態である光学ローパスフィルタ100について、はじめに図1を用いて説明する。図1(a)は光学ローパスフィルタ100の断面図である。図1(b)は光学ローパスフィルタ100の断面の一部分を拡大した図である。
光学ローパスフィルタ100は、図1(a)に示される通り、平板状の光学基板110を有する。光学基板110には、用途などに応じて例えば水晶、LiNbO、光学ガラス、又はプラスチック等の透明樹脂などを用いることができる。そして、光学基板110の一方の主面には反射防止膜120を設ける。反射防止膜120によって光学ローパスフィルタ100の表面反射を抑えることができる。反射防止膜120として、例えばチタン(Ti)とランタン(La)とを主成分とする混合酸化物の層を用いることができる。
また、光学基板110における反射防止膜120が形成された面の反対面にはバンドパスフィルタ130が形成される。バンドパスフィルタ130によって、赤外線や紫外線等が逓減されるとともに、後述するように、分光特性の入射角依存性が低減される。
このバンドパスフィルタ130の構成について図1(b)を参照して説明する。バンドパスフィルタ130は、光学基板110の表面に形成された第1のバンドパスフィルタ140と、第1のバンドパスフィルタ140の表面に形成された第2のバンドパスフィルタ150とからなる。第2のバンドパスフィルタ150は、第1のバンドパスフィルタ140の表面に形成された第2のバンドパスフィルタA部160と、第2のバンドパスフィルタA部160の表面に形成された第2のバンドパスフィルタB部170とからなる。そして、第2のバンドパスフィルタA部160及び第2のバンドパスフィルタB部170によって、赤外線及び紫外線を逓減させる。
第1のバンドパスフィルタ140は2種類の薄膜層が交互に積層された構成になっている。一方の薄膜層を低屈折率層141と呼び、他方の薄膜層を高屈折率層142と呼ぶことにする。光学基板110の表面には低屈折率層141を形成する。当該低屈折率層141の表面に高屈折率層142を形成する。さらに当該高屈折率層142の表面に低屈折率層141を形成する。このように低屈折率層141と高屈折率層142とが交互に積層される。なお、図1(b)では第1のバンドパスフィルタ140では、最下層と最上層とに低屈折率層141が形成された例が示されているが、最下層と最上層とのどちらか一方又は両方に高屈折率層142が形成されていても良い。
低屈折率層141の屈折率と、高屈折率層142の屈折率とを比べると、低屈折率層141の屈折率の方が小さい。低屈折率層141として例えばSiOを用い、高屈折率層142として例えばTiOを用いる。ここで、低屈折率層141の屈折率をn、物理膜厚をdとし、高屈折率層142の屈折率をn、物理膜厚をdとしたとき、低屈折率層141と高屈折率層142との光学膜厚の比である材料屈折率比率(=(n×d)/(n×d))が以下の式(1)を満たすように各値が選ばれる。
(n×d)/(n×d)≦0.50・・・・・(1)
また、多層膜の反射率Rは以下の式(2)で示される。
R=((1−N)/(1+N))・・・・・(2)
ここで、N=(n/n2p×(n /n)であり、nは光学基板の屈折率であり、pは多層膜の積層数である。光学ローパスフィルタでは、一般的に、低屈折率層に屈折率nがn≦1.6である蒸着材料が用いられ、高屈折率層に屈折率nがn≧2.0である蒸着材料が用いられるが、第1のバンドパスフィルタ140の低屈折率層141及び高屈折率層142においても同様の蒸着材料が用いられる。また、積層数pは例えば30層に形成される。
第2のバンドパスフィルタA部160及び第2のバンドパスフィルタB部170は、例えば第1のバンドパスフィルタ140と同様に低屈折率層141と高屈折率層142とが交互に積層されることにより形成される。しかし。第2のバンドパスフィルタA部160及び第2のバンドパスフィルタB部170では第1のバンドパスフィルタ140と異なり、光学膜厚の比である材料屈折率比率(=(n×d)/(n×d))が約1.0となるように形成されており、物理膜厚d及び物理膜厚dが調整されることにより透過波長の範囲が調整されている。なお、第2のバンドパスフィルタA部160及び第2のバンドパスフィルタB部170を構成する低屈折率層及び高屈折率層は第1バンドパスフィルタ140と同様の材料により構成されなくても良く、また、第2のバンドパスフィルタA部160と第2のバンドパスフィルタB部170とが互いに異なる材料により構成されても良い。
このような光学ローパスフィルタ100は、予め用意した光学基板110にイオンアシスト蒸着によって、低屈折率層141及び高屈折率層142を形成する。その後、同様にイオンアシスト蒸着によって第2のバンドパスフィルタA部160及び第2のバンドパスフィルタB部170を形成する。なお、イオンアシスト蒸着以外に、EB蒸着、イオンプレーティング、又はスパッタ等の物理蒸着法、又は、CVD等の化学蒸着法を用いてもよい。
<光学ローパスフィルタ100の分光特性>
次に光学ローパスフィルタ100に用いるバンドパスフィルタ130の分光特性について図2を参照して説明する。
図2は、光学ローパスフィルタ100に用いるバンドパスフィルタ130の特性を表すグラフである。図2の横軸は、各バンドパスフィルタへの入射光の波長(nm)を示す。図2の縦軸は、各バンドパスフィルタへの入射光の透過率(%)を示す。図2において実線で示されるのが第1のバンドパスフィルタ140の分光特性である。図2において破線で示されるのが第2のバンドパスフィルタA部160の分光特性である。図2において一点鎖線で示されるのが第2のバンドパスフィルタB部170の分光特性である。
バンドパスフィルタ130は、図2で示されるように、第1のバンドパスフィルタ140、第2のバンドパスフィルタA部160、及び第2のバンドパスフィルタB部170が組み合わされて用いられることにより赤外線及び紫外線を逓減させられる。例えば図2においては、波長が約420nmから約680nmの範囲(図2の矢印で示された「透過範囲」参照)で透過率が高くなるように形成されている。
<分光特性の入射角依存性>
バンドパスフィルタは、バンドパスフィルタへの入射光の入射角の違いにより透過波長の範囲が異なる。そのため、バンドパスフィルタが形成された光学ローパスフィルタの透過波長の範囲も入射光の入射角により異なる。以下に光学ローパスフィルタ100の分光特性の入射角依存性について、図3、図4(a)、及び図4(b)を参照し、第1のバンドパスフィルタ140が形成されていない従来の光学ローパスフィルタ190(不図示)と比較することにより説明する。
図3は、光学ローパスフィルタ100と入射光の角度との関係を示した光学ローパスフィルタ100の断面図である。以下の説明では、光学ローパスフィルタ100への入射光の入射角θを、光学ローパスフィルタ100の主面の法線180と入射光が進行する方向とが成す角度として定義する。例えば図3に示される光学ローパスフィルタ100の主面と直交する方向に進行する入射光LA1の入射角θは0°である。また、光学ローパスフィルタ100の法線180と進行する方向とが成す角度が30°である入射光LA2の入射角θは30°となる。図3では入射光が反射防止膜120側から入射されているが、入射光はバンドパスフィルタ130側から入射されていても良い。
図4(a)は、光学ローパスフィルタ190の分光特性の入射角依存性を表すグラフである。図4(a)では、横軸に光学ローパスフィルタ190への入射光の波長(nm)が示されており、縦軸に入射光の透過率(%)が示されている。また、実線は光学ローパスフィルタ190への入射光の入射角θが0°の場合の分光特性を示す。破線は光学ローパスフィルタ190への入射光の入射角θが30°の場合の分光特性を示す。
従来の光学ローパスフィルタ190は、光学基板110に直接第2のバンドパスフィルタ150が形成されており、第1のバンドパスフィルタ140は形成されていない。すなわち、図4(a)に示される光学ローパスフィルタ190の分光特性は、主に第2のバンドパスフィルタ150の分光特性を示している。
図4(a)に示されるように、第2のバンドパスフィルタ150では入射角θが0°の場合と入射角θが30°の場合との透過率が高くなる透過範囲を比べた場合、入射角θが30°の場合の方が、入射角θが0°の場合より低波長側にシフトしていることが分かる。すなわち、第2のバンドパスフィルタ150では入射光の入射角によって分光特性が変化する。入射角θが0°の場合の入射光の透過率が50%となる赤外線側の波長をX1a、入射角θが30°の場合の入射光の透過率が50%となる赤外線側の波長をX2aとすると、X1aは約682nmであり、X2aは約654nmである。そのため、入射光の透過率が50%となる赤外線(IR)側の波長のシフト量(入射角依存性IR側半値シフト量)S1aは、約28nmとなる。また、入射角θが0°の場合の入射光の透過率が50%となる紫外線側の波長をX1b、入射角θが30°の場合の入射光の透過率が50%となる紫外線側の波長をX2bとすると、X1bは約428nmであり、X2bは約414nmである。そのため、入射光の透過率が50%となる紫外線(UV)側の波長のシフト量(入射角依存性UV側半値シフト量)S1bは、約14nmとなる。
光学ローパスフィルタ190では、図4(a)に示されるように、第2のバンドパスフィルタ150を構成する第2のバンドパスフィルタA部160及び第2のバンドパスフィルタB部170の組み合わせで可視光範囲の透過率を確保すると共に紫外線及び赤外線を除去することができる。しかし、このような光学ローパスフィルタを用いたデジタルカメラなどでは、入射角依存性の透過率の波長のシフト量が大きいため、撮像された画像の色合いが均一にならずに変化する、という問題がある。そのため、光学ローパスフィルタでは入射角依存性の透過率の波長のシフト量が小さく抑えられることが望まれている。
図4(b)は、光学ローパスフィルタ100の分光特性の入射角依存性を表すグラフである。図4(b)では、横軸に光学ローパスフィルタ100への入射光の波長(nm)が示されており、縦軸に入射光の透過率(%)が示されている。また、実線は光学ローパスフィルタ100への入射光の入射角θが0°の場合の分光特性を示す。破線は光学ローパスフィルタ100への入射光の入射角θが30°の場合の分光特性を示す。
図4(b)に示されるように、光学ローパスフィルタ100においても入射角θが0°の場合と入射角θが30°の場合との透過率が高くなる透過範囲を比べた場合、入射角θが30°の場合の方が、入射角θが0°の場合より低波長側にシフトする。入射角θが0°の場合の入射光の透過率が50%となる赤外線側の波長をX3a、入射角θが30°の場合の入射光の透過率が50%となる赤外線側の波長をX4aとすると、X3aは約681nmであり、X4aは約667nmである。そのため、入射光の透過率が50%となる赤外線側の波長のシフト量(入射角依存性IR側半値シフト量)S2aは、約14nmとなる。また、入射角θが0°の場合の入射光の透過率が50%となる紫外線側の波長をX3b、入射角θが30°の場合の入射光の透過率が50%となる紫外線側の波長をX4bとすると、X3bは約415nmであり、X4bは約408nmである。そのため、入射光の透過率が50%となる紫外線側の波長のシフト量(入射角依存性UV側半値シフト量)S2bは、約7nmとなる。
したがって、図4(b)に示される光学ローパスフィルタ100の分光特性の変化量は、図4(a)に示される従来の光学ローパスフィルタ190の分光特性の変化量の約半分になっていることが分かる。ここで光学ローパスフィルタ100と従来の光学ローパスフィルタ190との相違点が第1のバンドパスフィルタ140の有無であることを考えると、第1のバンドパスフィルタ140があることによって、前述の通り分光特性の変化量の約半分にできたといえる。すなわち、第1のバンドパスフィルタ140によって、光学ローパスフィルタ100は分光特性の入射角依存性が低減される。
図5は、材料屈折率比率と入射角依存性IR側半値シフト量との関係を表すグラフである。図5を参照して、第1のバンドパスフィルタ140を構成する低屈折率層141及び高屈折率層142の条件と、第1のバンドパスフィルタ140の分光特性の入射角依存性との関係について説明する。図5では、低屈折率層141(図5では"L"と記載)にSiOが用いられ、高屈折率層142(図5では"H"と記載)にTa(図5の○印)、Nb(図5の×印)、又はTiO(図5の▲印)が用いられた場合の関係が示されている。また、図5の横軸は材料屈折率比率(=(n×d)/(n×d))であり、縦軸は入射角依存性IR側半値シフト量(nm)が示されている。図5の縦軸に示される入射角依存性IR側半値シフト量(nm)は、入射角θが30°の場合の波長から入射角θが0°の場合の波長が引かれた値が示されている。すなわち、正の値であれば入射角θが0°の場合から入射角θが30°の場合への変化が赤外線側へのシフトであり、負の値であれば紫外線側へのシフトである。図5の縦軸は負の値が示されているため、図5に示される入射角θが0°の場合から入射角θが30°の場合への変化は、全て紫外線側にシフトしていることになる。
図4(a)、図4(b)には実測値が示されているが、図5に示されるデータは、高屈折率層の物理膜厚d及び低屈折率層の物理膜厚dの比(d/d)を任意に変化させて材料屈折率比率に対する入射角依存性IR側半値シフト量を求めた理論値である。そのため、例えば、図4(a)ではTiO(図5の▲印)を用いた材料屈折率比率が1.0の場合のIR側半値シフト量が約28nmになるが、図5では約22nmと示されている。図4(a)及び図4(b)に示されるような実際の光学ローパスフィルタでは、入射光の波長の変化に対する透過率のリップルを除去する等の理由で調整層が形成されるため、実測値は理論値よりも入射角依存性IR側半値シフト量が大きくなる傾向がある。
図5では、各膜構成において材料屈折率比率が小さくなるに従って入射角依存性IR側半値シフト量の絶対値が小さくなっている。また、二酸化ケイ素(SiO)の屈折率は1.46であり、二酸化チタン(TiO)の屈折率は2.4であり、五酸化ニオブ(Nb)の屈折率は2.25であり、五酸化タンタル(Ta)の屈折率は2.1である。材料屈折率比率が1.0付近における各膜構成を比較すると、最も高屈折率層142の屈折率nが大きく、高屈折率層142の屈折率nと低屈折率層141の屈折率nとの比n/nが最も大きい二酸化チタン(TiO)と二酸化ケイ素(SiO)との組み合わせで最も入射角依存性IR側半値シフト量の絶対値が小さい。また、最も高屈折率層142の屈折率nが小さく、高屈折率層142の屈折率nと低屈折率層141の屈折率nとの比n/nが最も小さい五酸化タンタル(Ta)と二酸化ケイ素(SiO)との組み合わせで最も入射角依存性IR側半値シフト量の絶対値が大きくなっている。すなわち、第1のバンドパスフィルタ140を構成する材料は、高屈折率層142の屈折率nが大きく、高屈折率層142の屈折率nと低屈折率層141の屈折率nとの比n/nが大きくなる材料が選択されることが望ましい。
図5に示されるように、材料屈折率比率が小さくなるに従って入射角依存性IR側半値シフト量が小さくなるため、材料屈折率比率が小さくなればなるほど好ましい。特に、材料屈折率比率は式(1)に示されるように0.5以下であることが好ましい。材料屈折率比率が0.5の場合には、TiO(図5の▲印)を用いた場合における入射角依存性IR側半値シフト量が約18.5(nm)になるが、入射角依存性IR側半値シフト量が18.5(nm)以下である場合にはデジタルカメラなどにおいて実用上撮像された画像の色合いが問題になる可能性が低い。調整膜を含めた実際の製品において入射角依存性IR側半値シフト量が多少増加したとしても、画像の色合い等の問題を十分に改善できると考えられる。また、材料屈折率比率を0.5にすることは製造においても十分に対応可能である。
また、さらには、材料屈折率比率が0.2以下であることが好ましい。材料屈折率比率が0.2の場合には製造上の困難性が増すが、TiO(図5の▲印)を用いた場合では入射角依存性IR側半値シフト量が約15(nm)になり、高品質の光学ローパスフィルタを求める顧客の要求を満たすことができる。
本発明にかかる光学ローパスフィルタ100は上記実施の形態で例示した構成に限定されるものではなく、これを適宜変更した例えば次のような形態として実施することもできる。
光学ローパスフィルタ100では、低屈折率層141としてSiOの代わりにAl又はLaの薄膜が使用されても良い。これらはいずれもn≦1.6となる。また、光学ローパスフィルタ100では、さらに表面に帯電防止膜が形成されても良く、バンドパスフィルタ130の表面に反射防止膜としてMgF膜が形成されても良い。
また、上記実施形態では、光学ローパスフィルタ100に反射防止膜120を形成したが、反射防止膜120を形成しなくても第1のバンドパスフィルタ140によって分光特性の入射角依存性を低減できる。
また、上記実施形態では、n≧2.0であり、かつ、n≦1.6となるように屈折率が選ばれた。しかし、図5に示す通り、「(n×d)/(n×d)≦0.50」を満たすことで分光特性の入射角依存性を低減できる。
また、上記実施形態では、光学ローパスフィルタ100は第2のバンドパスフィルタ150を有し、第2のバンドパスフィルタ150によって、光学ローパスフィルタ100を透過する赤外線及び紫外線を逓減させる。しかし、第2のバンドパスフィルタ150は赤外線のみを逓減させるものであってもよい。また、第2のバンドパスフィルタ150は紫外線のみを逓減させるものであってもよい。また、用途に応じて、所定の波長の光を逓減させるものであってもよい。
また、上記実施形態では光学基板110の表面に第1のバンドパスフィルタ140を形成した。しかし、第1のバンドパスフィルタ140は、第2のバンドパスフィルタB部170の表面に形成したり、第2のバンドパスフィルタA部160と第2のバンドパスフィルタB部170との間に形成したりしてもよい。
(第2実施形態)
光学ローパスフィルタ100は、例えばデジタルカメラなどの電子機器に適用することができる。また、入射角依存性IR側半値シフト量を減少させる第1のバンドパスフィルタ140の構成は、光学ローパスフィルタ以外の光学部品に使用されても良い。以下に、光学ローパスフィルタ100の適用例及び第1のバンドパスフィルタ140の応用例について説明する。
<電子機器などへの光学ローパスフィルタ100の適用例>
図6(a)はレンズ200と光学ローパスフィルタ100との関係を示す図である。図6(a)を参照して、光学ローパスフィルタ100をデジタルカメラなどの電子機器などへ適用した場合の例を説明する。
光学ローパスフィルタ100をデジタルカメラなどに適用する場合、図6(a)に示す通り、光学ローパスフィルタ100の一方の主面側にレンズ200を配置する。なお、レンズ200は凸レンズである。また、光学ローパスフィルタ100の他方の主面側には、図示しないセンサを配置する。レンズ200を透過した光は、図6(a)に示す入射光LB1、LB2等として光学ローパスフィルタ100に入射される。そして光学ローパスフィルタ100を透過して、透過光LB3、LB4等として前述のセンサに到達して、センサで検知される。
本適用例では、入射光LB1は、レンズ200の中心部分から出るものであり、図6(a)から分かる通り、入射角が0°で光学ローパスフィルタ100に入射される。一方、レンズ200の中心部分から離れた位置から出た入射光LB2は、図6(a)から分かる通り、入射角が0°より大きい角度になる。
ここで、光学ローパスフィルタ100は、前述の通り、分光特性の入射角依存性が低減されたものである。したがって、入射光LB1についての分光特性と入射光LB2についての分光特性との違いが小さい。したがって、透過光LB3、LB4を前述のセンサで検知して撮像したときに色合いの変化を抑えることができる。
<効果>
図6(a)に示される光学系では、光学ローパスフィルタ100が「(n×d)/(n×d)」が0.5以下になる条件を満たしている。したがって、図6(a)に示される光学系では分光特性の入射角依存性を十分に低減することができる。図6(a)に示されるように、光学ローパスフィルタ100をデジタルカメラなどに適用した場合、実用上撮像された画像の色合いが問題になる可能性を回避できる。
<ダイクロイックミラー300の構成>
図6(b)は、ダイクロイックミラー300の概略側面図である。図6(b)では、ダイクロイックミラー300に入射光LB1が入射する様子が示されている。ダイクロイックミラー300は、屈折率の異なる誘電体の多層膜により形成されるミラー基材310の入射光LB1が入射する面に第1のバンドパスフィルタ140が形成されている。入射光LB1はダイクロイックミラー300の入射面で反射光LB5を反射し、透過光LB6を透過する。

ダイクロイックミラーが発散する光束に対して使用された場合には、光の入射位置により入射角が変わるため分光特性が変化する場合がある。ダイクロイックミラー300では第1のバンドパスフィルタ140により入射角による分光特性の変化を抑えることができるため好ましい。
以上、本発明の最適な実施形態について詳細に説明したが、当業者に明らかなように、本発明はその技術的範囲内において実施形態に様々な変更・変形を加えて実施することができる。また、各実施形態の特徴を様々に組み合わせて実施することができる。
また、バンドパスフィルタ130又は第1のバンドパスフィルタ140の応用は、光学ローパスフィルタ及びダイクロイックミラーの他の様々な光学部品に応用することができる。例えば、バンドパスフィルタ130又は第1のバンドパスフィルタ140は、レンズ、窓板、又はプリズムの表面に形成されても良い。このとき、バンドパスフィルタ130又は第1のバンドパスフィルタ140は、これらの光学部品の入射面、出射面、又は入射面及び出射面の両面に形成されることが出来る。また、バンドパスフィルタ130又は第1のバンドパスフィルタ140は、光通信において波長シフトを防ぐ目的で用いられても良い。このとき、バンドパスフィルタ130又は第1のバンドパスフィルタ140の透過領域の範囲は適宜調整される。
100、190 … 光学ローパスフィルタ
110 … 光学基板
120 … 反射防止膜
130 … バンドパスフィルタ
140 … 第1のバンドパスフィルタ
141 … 低屈折率層
142 … 高屈折率層
150 … 第2のバンドパスフィルタ
160 … 第2のバンドパスフィルタA部
170 … 第2のバンドパスフィルタB部
180 … 光学ローパスフィルタの主面の法線
200 … レンズ
300 … ダイクロイックミラー
310 … ミラー基材
LA1、LA2、LB1、LB2 … 入射光
LB3、LB4、LB6 … 透過光
LB5 … 反射光
… 高屈折率層142の物理膜厚
… 低屈折率層141の物理膜厚
… 高屈折率層142の屈折率
… 低屈折率層141の屈折率
… 光学基板の屈折率

Claims (8)

  1. 光学基板と、前記光学基板に形成された第1のバンドパスフィルタと、を備え、
    前記第1のバンドパスフィルタは、第1の屈折率を持つ高屈折率層と、前記第1の屈折率より低い第2の屈折率を持つ低屈折率層と、を積層して形成し、
    前記第1の屈折率をn、前記第2の屈折率をn、前記高屈折率層の物理膜厚をd、前記低屈折率層の物理膜厚をdとしたとき、次式(1)を満たすことを特徴とする光学部品。
    (n×d)/(n×d)≦0.50 ・・・・(1)
  2. 前記高屈折率層は屈折率が2.0以上である材料により形成され、前記低屈折率層は屈折率が1.6以下である材料により形成される請求項1に記載の光学部品。
  3. 前記高屈折率層は、TiO、Nb、又はTaの薄膜により形成され、
    前記低屈折率層は、Al、SiO、又はLaの薄膜により形成される請求項1又は請求項2に記載の光学部品。
  4. 前記第1のバンドパスフィルタは、複数の前記高屈折率層及び複数の前記低屈折率層により構成され、前記高屈折率層及び前記低屈折率層が互いに交互に積層されることにより形成される請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の光学部品。
  5. 紫外線を除去するバンドパスフィルタ、赤外線を除去するバンドパスフィルタ、又は紫外線及び赤外線を除去するバンドパスフィルタにより構成される第2のバンドパスフィルタを備える請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の光学部品。
  6. 前記第1のバンドパスフィルタは、光透過率が50%となる赤外線側の波長において、入射角が0°の光に対する入射角が30°の光のシフト量が18.5nm以下である請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の光学部品。
  7. 前記光学基板はガラス、水晶、又はプラスチックで形成されたレンズ、窓板、又はプリズムであり、
    前記第1のバンドパスフィルタが前記光学基板の入射面、出射面、又は入射面及び出射面の両面に形成される請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の光学部品。
  8. 前記光学基板はダイクロイックミラーであり、
    前記第1のバンドパスフィルタが前記光学基板の入射面に形成される請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の光学部品。
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