JP2015109007A - 漫然運転注意喚起方法、漫然運転注意喚起装置、及び車両 - Google Patents

漫然運転注意喚起方法、漫然運転注意喚起装置、及び車両 Download PDF

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眞由美 岩男
Mayumi Iwao
眞由美 岩男
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Abstract

【課題】運転手が漫然運転状態に陥ったときに、不快な刺激を低減し、且つ安全確認に直結する注意喚起を行うことができる漫然運転注意喚起方法、漫然運転注意喚起装置、及び車両を提供する。
【解決手段】車両1が漫然運転されているか否かを判定し、車両1が漫然運転されていると判定した場合に、LEDランプ11A〜11Cを発光させて、LEDランプ11A〜11Cをキャブ2内から視認可能にサイドミラー5A及び5Bに映し、漫然運転の注意を喚起することを特徴とする方法である。
【選択図】図2

Description

本発明は、漫然運転注意喚起方法、漫然運転注意喚起装置、及び車両に関し、より詳細には、車両が漫然運転されているか否かを判定し、前記車両が漫然運転されていると判定した場合に、運転手に注意を喚起することができる漫然運転注意喚起方法、漫然運転注意喚起装置、及び車両に関する。
空いた夜間の高速道路などで、単調な運転状態が続いた場合に、運転手の覚醒レベルが低下したり、所謂漫然運転状態に陥ったりする懸念がある。
特に、運転負荷軽減装置やオートクルーズ装置などにより、自動的に走行が制御される車両を長時間運転している場合に、前方にのみ視線が停留しがちになり、サイドミラーなどの後写鏡を確認する回数が減少することが確認されている。
これに関して、そのような車両が漫然運転されているか否かを判定して、車両が漫然運転されていると判定した場合に、ブザーなどにより警報を発する装置が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2、及び特許文献3参照)。
運転手が漫然運転状態に陥っている、あるいは陥っている可能性があるときに、それらの装置が警報音を鳴らしたり、シートを振動させたり、光を明滅させたりして運転手に加えられていた刺激は、運転には直接関係ない刺激であるため、運転手にとっては不快に感じたり、その刺激に注意が惹かれてしまったりして、かえって不安全な状況に陥る可能性がある。
特開平8−178712号公報 特開2005−18656号公報 特開2009−18777号公報
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたものであり、その課題は、運転手が漫然運転状態に陥ったときに、不快な刺激を低減し、且つ安全確認に直結する注意喚起を行うことができる漫然運転注意喚起方法、漫然運転注意喚起装置、及び車両を提供することである。
上記の課題を解決するための本発明の漫然運転注意喚起方法は、車両が漫然運転されているか否かを判定し、前記車両が漫然運転されていると判定した場合に、運転手に注意を喚起する漫然運転注意喚起方法において、前記車両が漫然運転されていると判定した場合に、発光体を発光させて、該発光体を前記車両の運転室内から視認可能に前記運転室に設けられた後写鏡に映し、漫然運転の注意を喚起することを特徴とするものである。
なお、ここでいう漫然運転とは、運転手が、運転以外のことを考えていた場合や、ぼんやりしていた場合などにより、周囲への注意が欠けて危険を見落としたり、発見が遅れて事故を発生させたりする漫然運転状態に陥ったときの車両の運転のことをいう。
この構成によれば、車両が漫然運転されていると判定した場合に、発光体を発光させて、後写鏡に映すことで、不快な刺激を運転手に直接与えることなく、運転手が漫然運転状態に陥っていることに対する注意喚起を行うことができる。また、運転手が後写鏡に映る発光体に気がつくことで、無意識に後写鏡を見ることになるため、直接的な安全確認行動を誘発させることができる。
加えて、漫然運転と判定された場合で、漫然運転でなかったときでも、運転手の周辺視に視覚刺激が与えられるのみであるため、不快感が生じ難い。
また、上記の漫然運転注意喚起方法において、前記発光体を、運転手の周辺視で察知可能に前記後写鏡のうちの車体外後写鏡に映すと、運転手に周辺視により発光体を察知させることで、漫然運転状態から復帰させることができる。また、周辺視により発光体を察知して、車体外後写鏡へ意識が誘導されるので、滞っていた安全確認を行うことができる。なお、この場合に、中心視野で察知しない、及び、察知される発光体が車体外後写鏡の鏡像上であることから、意識が車体外後写鏡に誘導されても、意識が車体外後写鏡の発光体に集中することはない。
また、この場合に発光体の照度は小さい方が望ましい。周辺視野では色覚が低減するが、照度の小さい光を知覚する能力は高くなる。そのため、発光体の照度は小さくてよく、逆に照度を大きくすると発光体に意識が集中する可能性がある。
加えて、上記の漫然運転注意喚起方法において、前記発光体を、予め定められた発光時間の間に点灯、又は点滅させると、短時間の発光時間で発光体を点灯、又は点滅させるので、発光体に意識が集中することを回避することができる。
そして、上記の課題を解決するための本発明の漫然運転注意喚起装置は、車両が漫然運転されているか否かを判定し、前記車両が漫然運転されていると判定された場合に、運転手に注意を喚起する漫然運転注意喚起装置において、前記車両の運転室に備えられた後写鏡に映る範囲に設けられた発光体を備えると共に、前記車両が漫然運転されていると判定された場合に、前記発光体を発光させる制御を行う制御装置を備えて構成される。
この構成によれば、車両が漫然運転されていると判定した場合に、発光体を発光させて、その発光体を後写鏡に映し、運転手にその後写鏡に映った発光体を知覚させることで、運転手に不快な刺激を与えないで、漫然運転状態に対する注意喚起を行うことができる。また、運転手の視線を無意識的に後写鏡に誘導するので、滞っていた安全確認を行わせることができる。
また、上記の漫然運転注意喚起装置において、前記後写鏡が車体外後写鏡であるとして構成されると、運転の邪魔にならずに、運転手の周辺視に刺激を与えて、運転手の漫然運転状態に対する注意喚起を行うことができる。
なお、車体外後写鏡に車両が映り込む領域は、通常車体外後写鏡の幅の1/4〜1/3程度であり、車両であることを示す以外に使用されていない領域であるため、発光体をその領域に映り込ませても、運転の邪魔にはならない。
特に、発光体を運転室内に設けると、発光体が車両の外側から直接見えづらくなるので、意匠性を損なわずに、漫然運転状態に対する注意喚起を行うことができる。
加えて、上記の漫然運転注意喚起装置において、前記制御装置が、前記発光体を、予め定められた発光時間の間に点灯、又は点滅させる手段であるように構成されると、運転手
が無意識的に辛うじて発光体を知覚するので、発光体の点灯、又は点滅に意識が集中することを回避することができる。
そして、上記の課題を解決するための本発明の車両は、上記に記載の漫然運転注意喚起装置を設けて構成される。この構成によれば、上記の漫然運転注意喚起装置により、運転手が漫然運転状態に陥ったときに、不快な刺激を低減し、且つ安全確認に直結する注意喚起を行うことができるので、運転中に不快感が生じ難く、且つ安全性を向上することができる。
本発明の漫然運転注意喚起方法、漫然運転注意喚起装置、及び車両によれば、車両が漫然運転されていると判定した場合に、発光体を発光させて、後写鏡に映すことで、不快な刺激を運転手に直接与えることなく、運転手の周辺視に視覚刺激を与えることができる。
これにより、第一に、不快な刺激を低減して、運転手が漫然運転状態に陥っていることに対する注意喚起を行うことができる。第二に、運転手が後写鏡に映る発光体に気がつくことで、無意識に後写鏡を見ることになるため、直接的な安全確認行動を誘発させることができる。
本発明に係る実施の形態の車両を示した図である。 図1に示す漫然運転注意喚起装置の発光体が車体外後写鏡に映る様子を示した図である。 図1に示す漫然運転注意喚起装置の発光体を示した拡大図である。 図3に示す漫然運転注意喚起装置の制御装置を示した図である。
以下、本発明に係る実施の形態の漫然運転注意喚起方法、漫然運転注意喚起装置、及び車両について、図面を参照しながら説明する。なお、図1における左右方向で貨物車両の後方から前方へ向かう方向をx1とし、右左方向で貨物車両の前方から後方へ向かう方向をx2とし、上下方向で鉛直下向きの方向をy1とし、下上方向で鉛直上向きの方向をy2とする。また、図2のサイドミラー(車体外後写鏡)に映る鏡像上の部材については、符号に「’」を付けて区別した。加えて、左のサイドミラーは貨物車両の左側を映し、右のサイドミラーは貨物車両の右側を映しており、左右で同符号の部材は、貨物車両の左側と右側の両方に設けられていることを示す。
まず、本発明に係る実施の形態の漫然運転注意喚起装置を備える車両の構成について、図1を参照しながら説明する。図1に示すように、この車両1は、前方x1側にキャブ(運転室)2と、図示しないエンジンなどを支持するシャーシ(基台)3と、後方x2側にボディ(荷室)4とを備える貨物車両である。
キャブ2には、シート(座席)6が二席設けられ、その一方(国内仕様では右側)は運転手が搭乗して車両1の運転を操作するところである。このキャブ2には、左右にサイドミラー(車体外後写鏡)5A及び5Bが設けられており、運転手はシート6に座ったままこのサイドミラー5A及び5Bに映る鏡像を見て、車両1の後方や側方を確認している。
ボディ4は、貨物を収容するところである。このボディ4の全高h1は、キャブ2の全高h2よりも高くなっている。このボディ4の全高h1が車両1の全高であり、ボディ4の全幅b1が車両1の全幅となる。なお、ここでいう全幅とは、サイドミラー5A及び5Bを除いた部分となっている。
このボディ4は、前方x1側の前面4a、両側の側面4b(図示していない反対側の面も含む)、上方y2側の上面4c、下方y1側の底面4d、及び後方x2側の背面4eにより、箱状に形成されている。
上記の車両1を空いた夜間の高速道路などで運転する場合に、単調な運転状況が続いたときに、運転手が漫然運転状態に陥り、車両1が漫然運転される可能性がある。なお、ここでいう漫然運転とは、運転手が、運転以外のことを考えていた場合や、ぼんやりしていた場合などにより、周囲への注意が欠けて危険を見落としたり、発見が遅れて事故を発生させたりする漫然運転状態に陥ったときの車両1の運転のことをいう。
そこで、図1に示すように、本発明に係る実施の形態の車両1は、漫然運転注意喚起装置10を設けて構成される。この漫然運転注意喚起装置10は、車両1が漫然運転されているか否かを判定し、車両1が漫然運転されていると判定した場合に、運転手に注意を喚起する装置であって、図2に示すように、車両1のキャブ2の外に備えられたサイドミラー5A及び5B(後写鏡)に映る範囲に設けられたLEDランプ11A〜11C(発光体)を備えると共に、図3に示すように、車両1が漫然運転されていると判定した場合に、LEDランプ11A〜11Cを発光させる制御を行う制御装置20を備えて構成される。
このLEDランプ11A〜11Cは、キャブ2内のサイドミラー5A及び5Bに映る範囲に設けられると共に、運転手から直接光源が見えない位置に設けられる。また、このLEDランプ11A〜11Cは、一列にならんで荷室全高目印12を形成している。
また、このLEDランプ11A〜11Cは、キャブ2内を移動可能に構成されており、LEDランプ11A〜11Cが固定されたスライド部材13と、スライド部材13がキャブ2内の下方y1方向、及び上方y2方向に移動可能なレール部材14とを備えて構成される。
レール部材14は、キャブ2のシート6の後方x2側で、フロントガラスに対向する面である後面2aに固定されている。レール部材14をキャブ2の後面2aに固定することで、第一に、運転手が直接、LEDランプ11A〜11Cの光を見ることがないため、運転手の意識がLEDランプ11A〜11Cに集中することを防ぐことができる。第二に、LEDランプ11A〜11Cとフロントガラスとの距離が長くなり、LEDランプ11A〜11Cのフロントガラスへの映り込みを回避することができる。
また、スライド部材13をレール部材14に対して下方y1方向、あるいは上方y2方向にスライドすることができるので、運転手の体格や運転姿勢などの個人差に合わせることができる。
図4に示すように、制御装置20は、車両1が漫然運転されているか否かを判定する演算部21を備え、その演算部21にデータ記憶部22、後退場面判定部23、定常状態判定部24、及び昼夜判定部25を備える。また、その演算部21から指示を受けて、LEDランプ11A〜11Cを発光させる制御を行うLED制御部26を備える。加えて、演算部21にタイマー27を備える。
また、制御装置20には、車両1の運転状況を検知する運転状況検知手段30が接続されており、その運転状況検知手段30は、シフトスイッチ31、車速測定部32、ハンドル舵角測定部33、サイドブレーキスイッチ34、及びブレーキ踏込量測定部35を備える。
この制御装置20は、運転状況検知手段30から送られたデータをデータ記憶部22に記憶し、そのデータにより定常状態判定部24が、車両1が漫然運転されているか否かを判定する手段を実行する。この手段としては、運転手の操作量が少なくなっている時間が一定時間継続された場合や、運転手の操作量が少なくなっている時間の積算値が一定値以上になった場合に、車両1が漫然運転されていると判定する手段などがある。この実施の形態では、予め定めた単位時間内で、運転手の操作量が少なくなっている状態の積算時間の割合を算出して、その割合が予め定めた判定値を超えたときに車両1が漫然運転されていると判定する手段とする。
詳しくは、タイマー27が単位時間をカウントしている間に、定常状態判定部24が、運転状況検知手段30から送られたデータに基づいて、加減速操作量、操舵操作量、及びシフト操作量のそれぞれが予め定めた一定範囲内に収まるか否かを判定する。それらの量が一定範囲内に収まると判定した場合に、タイマー27によりそれらの量が一定範囲内に収まる時間をカウントし、その時間を積算する。次に、定常状態判定部24が、その積算された積算時間の単位時間あたりの割合を算出する。次に、この算出された割合が、予め定めた判定値以上の場合に、車両1が漫然運転されていると判定する。
なお、このタイマー27は、予め設定した単位時間が経過したときにリセットされる。
また、ここでいう操作量が一定範囲内に収まるとは、運転手の操作量が少なくなっていることを示し、この一定範囲は、車両1が街中を走行する場合や車両1が高速道路を走行する場合などの各運転状況における平均的な操作量よりも少ない範囲に設定され、車両1の運転状況により変更できるものである。例えば、夜間に高速道路などを走行することが多い場合には、車両1の運転状況がそれ程大きく変化することが少なく、それに伴って運転手の操作量も少なくなるため、その範囲を狭くするとよい。
また、ここでいう単位時間とは、車両1が街中を走行する場合や高速道路を走行する場合の各運転状況における運転手の操作が無い状態が継続される平均時間よりも長い時間に設定され、車両1の運転状況により変更できるものである。例えば、昼夜判定部25で昼間に運転されていると判定された場合は、車両1の運転状況が短い時間でも変わることが多いため、短い時間とするとよく、夜間の場合は昼間に設定された時間よりも長くするとよい。
よって、例えば、単位時間を5分とし、判定値を70%とすると、単位時間内にカウントされた運転手の操作量が平均よりも少ない状態の積算時間が、70%以上になった場合に、車両1が漫然運転されていると判定する。
定常状態判定部24が、上記の手段を実行して、車両1が漫然運転されていると判定すると、制御装置20は、LED制御部26に発行手段を実行するように指示する。この指示を受け取ったLED制御部26はLEDランプ11A〜11Cを発光する手段を実行する。この手段は、LEDランプ11A〜11Cを、運転手の意識が集中しないように定められた照度で、且つ運転手の意識が集中しないように定められた発光時間の間に点滅させる手段である。
なお、ここでいう運転手の意識が集中しないように定められた照度とは、昼夜判定部25で、昼間に運転されていると判定された場合は、一般的な車両内計器の表示の昼間用の照度に準ずる照度、あるいはその昼間用の照度よりも小さくした照度であり、一方、夜間に運転されていると判定された場合は、昼間用の照度よりも小さく設定された車両内計器の表示の夜間用の照度に準ずる照度、あるいはその夜間用の照度よりも小さくした照度である。また、周辺視では色覚が低減するが、照度の小さい光を知覚する能力は高くなることから、この運転手の意識が集中しないように定められた照度を、小さく設定することが望ましい。逆に照度を大きくするとLEDランプ11A〜11Cに意識が集中する可能性があるため、LEDランプ11A〜11Cの照度を小さくすることで、意識が集中することを回避することができる。
また、運転手の意識が集中しないように定められた発光時間とは、運転手が辛うじてLEDランプ11A〜11Cの発光を知覚できる時間のことである。具体的には、2秒以下(ゼロは含まない)の時間が望ましく、運転手がわずらわしく感じることがあれば、より短い時間に設定するよい。例えば、発光時間を1秒間に設定した場合は、1秒間の間に、LEDランプ11A〜11Cを0.2秒間点灯させ、その後、0.3秒間消灯するサイクルを合計で2回繰り返し、運転手の意識がLEDランプ11A〜11Cに集中しないようにする。
よって、上記の制御装置20により行われる本発明に係る実施の形態の漫然運転注意喚起方法は、制御装置20の定常状態判定部24が、車両1が漫然運転されているか否かを判定し、車両1が漫然運転されていると判定した場合に、LED制御部26が、LEDランプ11A〜11Cを発光させて、図2に示すように、LEDランプ11A〜11Cをキャブ2内から視認可能にサイドミラー5A及び5Bに映し、運転手に無意識的にも周辺視野にてサイドミラー5A及び5Bの鏡像上のLEDランプ11A’〜11C’を察知させて、漫然運転の注意を喚起する方法である。
また、漫然運転の注意を喚起するときに、LEDランプ11A〜11Cを、運転手の周辺視で察知可能にサイドミラー5A及び5Bに映すものである。加えて、LEDランプ11A〜11Cを、予め定められた照度で、且つ予め定められた発光時間の間に点滅させる方法である。
また、この制御装置20は、上記の漫然運転注意喚起方法の他に、後退場面判定部23が、車両1が後退されることを判定した場合に、LED制御部26に指示を出して、LED制御部26がLEDランプ11A〜11Cを点灯して、車両1の後退時のボディ4と構造物や障害物との接触を回避する手段を実行するように構成される。このとき、後退場面判定部23は、LEDランプ11A〜11Cを車両1の後退が終了するまで点灯し続ける。
図2に示すように、この車両1は、運転手がサイドミラー5A及び5Bに映る鏡像からボディ4’の後上端角部4g’が分かり難いという問題がある。そこで、LEDランプ11A〜11Cを仮想目印線ML’に沿って並べて荷室全高目印12を形成し、後退場面判定部23が、車両1が後退されることを判定した場合に、LEDランプ11A〜11Cを点灯することで、サイドミラー5A及び5Bの鏡像上で、LEDランプ11A’〜11C’が仮想目印線ML’を示すことができる。これにより、運転手はサイドミラー5A及び5Bを見て、その仮想目印線ML’を視線で辿った先が鏡像上の後上端角部4g’と認識する。よって、運転手がサイドミラー5A及び5Bを一目見るだけで、ボディ4の全高位置を把握できるので、ひさしや看板などの高所にある構造物や障害物と車両1のボディ4との接触事故を防ぐことができる。
上記の実施の形態の漫然運転注意喚起装置10、それを設けた車両1と、漫然運転注意喚起方法によれば、制御装置20の定常状態判定部24が、車両1が漫然運転されていると判定した場合に、LED制御部26に指示を出し、そのLED制御部26が、LEDランプ11A〜11Cを発光させて、サイドミラー5A及び5Bに映すことで、不快な刺激を運転手に直接与えることなく、運転手の周辺視に視覚刺激を与えることができる。これにより、不快な刺激を低減して、運転手が漫然運転状態に陥っていることに対する注意喚
起を行うことができる。
また、図2に示すように、運転手がサイドミラー5A及び5Bに映るLEDランプ11A〜11Cに気がつくことで、無意識に周辺視でサイドミラー5A及び5Bの鏡像上のLEDランプ11A’〜11C’を察知するので、漫然運転状態から回復させることができると共に、サイドミラー5A及び5Bへ意識が誘導されるので、滞っていた安全確認行動を誘発させることができる。加えて、漫然運転と判定された場合で、漫然運転でなかったときでも、運転手の周辺視に視覚刺激が与えられるのみで、不快感が生じ難い。
また、LEDランプ11A〜11Cを、運転手の意識が集中しないように定められた照度で、且つ運転手の意識が集中しないように定められた発光時間の間に点滅させることで、運転手が周辺視により辛うじてサイドミラー5A及び5Bの鏡像上のLEDランプ11A’〜11C’を知覚するので、LEDランプ11A’〜11C’の点滅に意識が集中することを回避することができる。
加えて、LEDランプ11A〜11Cが、運転手がサイドミラー5A及び5Bを一目見るだけで、ボディ4の全高位置を把握し、ひさしや看板などの高所にある構造物や障害物と車両1のボディ4との接触事故を防ぐことができるように、仮想目印線ML’を示す荷室全高目印12を形成することで、漫然運転の注意喚起と、後退作業時の接触事故の防止を一つの装置で行うことができる。
例えば、漫然運転の注意喚起と、後退作業時の接触事故の防止の両方を図ろうとする場合に、従来技術では、漫然運転の注意を喚起する装置の他に、バックアイモニタやアラウンドビューモニタなどの間接視界表示の装置などが必要となるが、キャブ2内にLEDランプ11A〜11Cを取り付けるだけの構成のため、安価に製造することができると共に、従来技術の車両にも容易に取り付けることができる。
なお、上記の実施の形態では、左右のサイドミラー5A及び5Bの両方に映るように、LEDランプ11A〜11Cをキャブ2内の左右両方に設けた例を説明したが、本発明はこれに限定されずに、例えば、左右のどちらか一方のサイドミラーに映るようにLEDランプ11A〜11Cを設けてもよい。
また、上記の実施の形態において、発光体として、荷室全高目印12を形成するLEDランプ11A〜11Cを用いた例を説明したが、本発明はこれに限定されずに、荷室全高目印を形成しないものでもよく、単体のランプのみでもよい。加えて、発光体は、キャブ2内で、運転手から直接光源が見えない位置に配置する、あるいは運転手から直接光源が見えないようにカバーなどを設けてあればよい。このように、発光体をキャブ2内に設けると、発光体が車両1の外側から直接見えづらくなるので、意匠性を損なわずに、漫然運転の注意を喚起することができる。
また、発光体をキャブ2内に設ける場合でも、実施の形態のようにLEDランプ11A〜11Cをキャブ2の後面2aに固定することで、LEDランプ11A〜11Cとフロントガラスとの距離が長くなり、LEDランプ11A〜11Cのフロントガラスへの映り込みを回避することができる。
また、上記の実施の形態では、制御装置20の定常状態判定部24で、車両1が漫然運転されているか否かを判定する方法を例に説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、特許文献1(特開平8−178712号公報)、特許文献2(特開2005−18656号公報)、及び特許文献3(特開2009−18777号公報)に記載の周知の判定方法を用いることもできる。
また、上記の実施の形態では、運転手に漫然運転状態の注意喚起を行う際に、LEDランプ11A〜11Cを1秒間に設定した発光時間の間で点滅される例を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、運転手の周辺視で察知されるように定められた発光時間の間に点灯させ続けてもよい。この場合でも、長い間点灯し続けないように、1秒程度の短時間だけ点灯させることで、LEDランプ11A〜11Cの点灯に運転手の意識が向くことを回避することができる。
また、上記の実施の形態では、漫然運転状態に陥り、前方にのみ視線が滞留しがちで、サイドミラー5A及び5Bの確認回数が減少することに対して、サイドミラー5A及び5Bの鏡像上のLEDランプ11A〜11Cを、運転手の周辺視にて察知させて、滞っていた安全確認を行わせる例を説明した。この他、キャブ2内に備えられているルームミラーなどに発光体を映すように構成してもよい。但し、運転手が周辺視で無意識的に察知することで、発光体に意識が向くことを回避できるので、上記の実施の形態のようにサイドミラー5A及び5BにLEDランプ11A〜11Cを映すことが望ましい。
また、上記の実施の形態では、LEDランプ11A〜11Cをスライド部材13とレール部材14によりキャブ2内を移動可能に構成したが、本発明はこれに限定されずに、例えば、LEDランプを回動軸を中心にしてキャブ内で回動する回動部材に取り付けて、移動可能に構成してもよい。
加えて、上記の実施の形態のように、LEDランプ11A〜11Cで荷室全高目印12を形成する場合には、LEDランプ11A〜11Cをキャブ2内で移動するときに、運転手の体格や運転姿勢などが変わったときに、鏡像上の荷室全高目印12’のLEDランプ11A’〜11C’の示す仮想目印線ML’の延長線上に後上端角部4g’が位置するように、移動することが望ましい。
本発明の漫然運転注意喚起方法は、運転手が漫然運転状態に陥ったときに、不快な刺激を低減し、且つ安全確認に直結する注意喚起を行うことができるで、特に夜間に高速道路などを走行することの多いトラックなどの貨物車両に利用することができる。
1 車両
2 キャブ(運転室)
4 ボディ(荷室)
5a、5b サイドミラー(車体外後写鏡)
10 漫然運転注意喚起装置
11A、11B、11C LEDランプ(発光体)
12 荷室全高目印
20 制御装置
21 演算部
22 データ記憶部
23 後退場面判定部
24 定常状態判定部
25 昼夜判定部
26 LED制御部
27 タイマー
30 運転状況検知手段
ML’ 仮想目印線

Claims (7)

  1. 車両が漫然運転されているか否かを判定し、前記車両が漫然運転されていると判定した場合に、運転手に注意を喚起する漫然運転注意喚起方法において、前記車両が漫然運転されていると判定した場合に、発光体を発光させて、該発光体を前記車両の運転室内から視認可能に前記運転室に設けられた後写鏡に映し、漫然運転の注意を喚起することを特徴とする漫然運転注意喚起方法。
  2. 前記発光体を、運転手の周辺視で察知可能に前記後写鏡のうちの車体外後写鏡に映すことを特徴とする請求項1に記載の漫然運転注意喚起方法。
  3. 前記発光体を、予め定められた発光時間の間で点灯、又は点滅させることを特徴とする請求項1又は2に記載の漫然運転注意喚起方法。
  4. 車両が漫然運転されているか否かを判定し、前記車両が漫然運転されていると判定した場合に、運転手に注意を喚起する漫然運転注意喚起装置において、
    前記車両の運転室に備えられた後写鏡に映る範囲に設けられた発光体を備えると共に、
    前記車両が漫然運転されていると判定した場合に、前記発光体を発光させる制御を行う制御装置を備えることを特徴とする漫然運転注意喚起装置。
  5. 前記後写鏡が車体外後写鏡であることを特徴とする請求項4に記載の漫然運転注意喚起装置。
  6. 前記制御装置が、前記発光体を、予め定められた発光時間の間に点灯、又は点滅させる制御を行う装置であることを特徴とする請求項4又は5に記載の漫然運転注意喚起装置。
  7. 請求項4〜6のいずれか1項に記載の漫然運転注意喚起装置を設けることを特徴とする車両。
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WO2021157622A1 (ja) * 2020-02-05 2021-08-12 パイオニア株式会社 評価装置、評価方法及び評価プログラム

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