JP2015108042A - スチレン改質ポリエチレン系予備発泡粒子およびその成形体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
融点が110℃以上120℃以下、メルトフローレートが1.0g/cm3以下、密度が0.915g/cm3以上0.925g/cm3以下であるポリエチレン系樹脂を使用し、ポリエチレン系樹脂100重量部に対して、スチレン系単量体120重量部以上500重量部以下および(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体3重量部以上22重量部以下を含浸させて重合を行って得られるスチレン改質ポリエチレン系樹脂予備発泡粒子を使用する。
【選択図】なし
Description
これらの例では、発泡剤としてブタンやペンタンのような有機系発泡剤が使用されている。
[1] スチレン系改質ポリエチレン系樹脂粒子を、無機ガスを用いて発泡させて得られるスチレン改質ポリエチレン系樹脂予備発泡粒子であって、
スチレン系改質ポリエチレン系樹脂粒子が、融点が110℃以上120℃以下、メルトフローレートが1.0g/10分以下、密度が0.915g/cm3以上0.925g/cm3以下であるポリエチレン系樹脂100重量部に対して、スチレン系単量体120重量部以上500重量部以下および(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体3重量部以上22重量部以下を含浸させて重合してなるものであり、
スチレン系改質ポリエチレン系樹脂予備発泡粒子が、揮発性成分を1%以下含有することを特徴とする、スチレン改質ポリエチレン発泡粒子。
[2] テトラヒドロフラン可溶部の重量平均分子量が15万以上35万以下であることを特徴とする、[1]記載のスチレン改質ポリエチレン系予備発泡粒子。
[3] 熱キシレン不溶分を5重量%以上20重量%以下含有することを特徴とする、[1]または[2]記載のスチレン改質ポリエチレン系予備発泡粒子。
[4] (メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体がアクリル酸2−エチルヘキシルであることを特徴とする、[1]〜[3]のいずれかに記載のスチレン改質ポリエチレン系予備発泡粒子。
[5] 可塑剤としてジブチルセバケートを0.1重量部以上2.0重量部以下含有することを特徴とする、[1]〜[4]のいずれかに記載のスチレン改質ポリエチレン系予備発泡粒子。
[6] 耐圧容器中に、ポリエチレン系樹脂粒子にスチレン系単量体および(メタ)アクリル酸アルキルエステルを含浸させて重合を行って得られるスチレン改質ポリエチレン系樹脂粒子を水系分散媒に分散させて加熱し、さらに、発泡剤として無機ガスを導入して耐圧容器内を加圧した後、耐圧容器の一端を開放して、スチレン改質ポリエチレン系樹脂粒子および水系分散媒を含んでなる混合物を耐圧容器内よりも低圧雰囲気下に放出することを特徴とする、[1]〜[5]のいずれかに記載のスチレン改質ポリエチレン系樹脂予備発泡粒子の製造方法。
[7] [1]〜[5]のいずれかに記載のスチレン改質ポリエチレン系予備発泡粒子を型内成形してなることを特徴とする、発泡成形体。
ポリエチレン系樹脂の融点が110℃未満では、重合時に樹脂同士の合着が起こりやすくなる傾向にあり、120℃超では、空気加圧による発泡能付与なしでの成形が困難になると共に、ポリエチレン系樹脂へのスチレンの含浸が遅く、ポリエチレン系樹脂内での重合が進行しにくい傾向がある。
ポリエチレン系樹脂のMFRが1.0g/10分超では、機械的強度を確保しづらくなる傾向がある。
ここで、MFRは、JIS K6924に準拠して測定した値である。
ポリエチレン系樹脂の密度が0.915g/cm3未満では、スチレン含浸重合時に樹脂の変形がおこりやすくなる傾向があり、0.925g/cm3超では、成形性が悪化する傾向がある。
ここで、密度はJIS K7112に準拠して測定した値である。
これら可塑剤の中でも、ジブチルセバケートが、成形性を改善する効果が高い為、好ましい。
可塑剤の使用量が0.1重量部未満では、成形性に劣る傾向にあり、2.0重量部超では、機械的強度が低下する傾向にある。
無機系気泡調整剤が0.01重量部より少ないと、安定的に気泡を生成することが困難となる傾向があり、0.5重量部より多く使用した場合は成形時の融着が悪化する傾向がある。
スチレン系単量体の添加量が120重量部未満では、圧縮強度が得られにくい傾向があり、500重量部超では、成形加工性に劣る傾向がある。
(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体の混合比率が2重量部未満では、空気加圧による発泡能を付与しない成形が困難となり、成形性に劣る傾向にあり、8重量部超では、発泡時に発泡粒子の合着が発生しやすくなる傾向がある。
これらの中で、成形性と機械的強度のバランスから、アクリル酸2−エチルヘキシルが特に好ましい。
重合開始剤の使用量が0.05部未満では、重合が十分に進行せず、残存モノマーが多くなる傾向があり、1.0重量部超では、重合反応が急速に起こる為、発熱によって重合温度の調整が困難となる傾向がある。
特に、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエートに関しては、0.3重量部以上0.8重量部以下で使用することが好ましく、0.2重量部以上0.8重量部以下で使用することがより好ましい。過酸化ベンゾイルに関しては、0.05重量部以上0.6重量部以下使用することが好ましく、0.2重量部以上0.5重量部以下で使用することがより好ましい。
また、難水溶性無機塩を用いる場合には、α−オレフィンスルフォン酸ソーダ、ドデシルベンゼンスルフォン酸ソーダ等のアニオン性界面活性剤を併用すると、分散安定性が増すため、好ましい。
これらの分散剤は、重合中に追加しても良い。
これら水溶性の重合禁止剤を使用する場合、水中濃度として150ppm以下となるように使用することが好ましい。重合禁止剤の水中濃度が150ppm超では、重合阻害を起こす可能性がある。
樹脂と水の重量比は、得られるスチレン改質ポリエチレン系樹脂/水の比として、1.0/0.6〜1.0/3.0が好ましい。
これら発泡剤の中でも、炭酸ガスが、発泡性とセルの安定性が良いため、特に好ましい。
発泡剤の使用量が10重量部未満では十分な発泡倍率を得られにくい傾向がある。発泡剤の使用量が30重量部を超えると発泡剤含浸時の樹脂の分散状態が不安定となり、樹脂同士が凝集を起こしやすくなる傾向がある。
得られたスチレン改質ポリエチレン系樹脂予備発泡粒子0.02gを、テトラヒドロフラン20mml中に常温で24時間浸漬させた後、孔径0.2μmのフィルターでろ過して、ろ液(テトラヒドロフラン可溶分)を得た。
得られたろ液を、ゲルパーミエーションコロマトグラフィー(GPC)法により、標準ポリスチレン試料を基準として、重量平均分子量に求めた。
GPC法の測定条件は、以下のとおりである。
測定装置: 東ソー(株)社製、高速GPC装置、HLC−8220
使用カラム:東ソー(株)製、SuperHZM−H×2本、SuperH−RC×2本
カラム温度:40℃、
移動相:THF(テトラヒドロフラン)
流量:0.35ml/分、注入量:10μl
検出器:RI
得られたスチレン改質ポリエチレン系樹脂予備発泡粒子1.0gに、キシレン50mlを加えて加熱する。30分煮沸させた後に、可溶分をデカンテーション法により、ビーカーに分別する。この際、不溶分の混入を防ぐために、200メッシュの金網を可溶分のビーカーの上に置く。
得られた不溶分に対して、キシレンの添加・煮沸、デカンテーションの操作を2回実施して、熱キシレン不溶分を回収した。回収物を70℃で8時間真空乾燥させた後、重量を測定した。
ポリスチレンの型内発泡成形の場合、予備発泡粒子に発泡力を付与する為、予め、ブタンのような炭化水素系発泡剤を含浸する工程が必要であるが、スチレン改質ポリエチレン系樹脂予備発泡粒子は不必要である。予備発泡粒子の揮発性成分は、1wt%以下である。揮発性成分の測定は、下式より算出する。
揮発性成分(wt%)=(W1−W2)/W1
得られた発泡成形体に、カッターナイフで約3mmの切り込みを入れた後、この切り込み部から発泡成形体を破断して、破断面を観察した。
破断面を構成するスチレン改質ポリエチレン系樹脂発泡粒子数に対する、破壊された(粒子表面でなく粒子内部で破断している)スチレン改質ポリエチレン系樹脂発泡粒子数の割合を融着率(%)として求めた。融着率60%以上を合格とした。
得られた発泡成形体の表面を下記の基準にて、目視評価し、点数をつけた。
点数5:発泡粒子の粒間がない
点数4:発泡粒子の粒間が離れている箇所があるが、目立たない。
点数3:発泡粒子の粒間が離れている箇所があるが、目立つ。
点数2:成形体表面全体に、発泡粒子間が離れている。
点数1;成形体表面全体に、発泡粒子間が大きく離れている。
点数4以上を合格とした。
得られた発泡倍率の異なる2種類の発泡成形体から、縦50mm×横50mm×厚み25mmの試験片をそれぞれ5個切り出し、各々について、試験片の密度を測定した。
試験片について、NDZ−Z0504に準拠し、10mm/分の速度で圧縮した時の25%圧縮の圧縮応力を測定し、試験片の密度と25%圧縮強度の関係をグラフ化し、その傾きから、密度100g/L(発泡体倍率10倍相当)での25%圧縮強度を算出した。
[ポリエチレン樹脂粒子の作製]
ポリエチレン系樹脂として分岐性低密度ポリエチレン(LDPE)[日本ダウケミカル社製、NUCポリエチレンDFDJ−6775、融点112℃、MFR0.25g/10分、密度0.919g/cm3]を使用し、ポリエチレン系樹脂100重量部に対してタルク0.2重量部を混合した後、50mm単軸押出機内で、吐出量25kg/時間、樹脂温度240℃で溶融混合して、押出機先端に設置されたダイスを通して押し出した後、カッティングすることにより、粒重量約1mg/粒のポリエチレン系樹脂粒子を作製した。
6Lオートクレーブに、水150重量部、第3リン酸カルシウム2.0重量部、α−オレフィンスルフォン酸ソーダ0.048重量部、亜硝酸ナトリウム0.009重量部、得られたポリエチレン系樹脂粒子25重量部を分散させた。
スチレン単量体16.5重量部および2−エチルヘキシルアクリレート(以降、「EHA」と称する場合がある)3.5重量部を混合した溶液に、重合開始剤としてt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート(10時間半減期温度:72℃)0.40重量部、過酸化ベンゾイル(10時間半減期温度:74℃)0.30重量部、架橋剤としてt−ブチルパーオキシベンゾエート(10時間半減期温度:104℃)0.40重量部を溶解させた溶液を、上記水性懸濁液に添加した。
その後、水性懸濁液の温度を92℃まで昇温し、スチレン単量体55重量部を3時間10分かけて反応系中に滴下した。スチレン単量体の滴下終了後、92℃で1時間保持することにより、重合反応を進行させた。
その後、水性懸濁液の温度を120℃に昇温して3時間保持して架橋反応を行い、冷却後、洗浄・脱水・乾燥することによりスチレン改質ポリエチレン系樹脂粒子を得た。
10Lオートクレーブに、水300重量部、第3リン酸カルシウム0.5重量部、n−パラフィンスルホン酸ソーダ0.028重量部、得られたスチレン改質ポリエチレン系樹脂粒子100重量部、セバシン酸ジブチル0.75重量部を仕込み、炭酸ガスにて1.0MPaまで加圧した。
上記水系分散物を155℃まで加温した後、炭酸ガスを導入して、容器内圧を3.0MPaに加圧し、30分間保持した。温度、圧力を保持しつつ、耐圧容器下部のバルブを開いて水分散物を開孔径3.6mmφのオリフィス板を通して、94℃の飽和水蒸気で満たされた筒中に放出することによって、予備発泡粒子を得た。
また、容器内圧3.5MPaで同様の操作を行うことにより、発泡倍率の異なる予備発泡粒子を得た。
容器内圧3.0MPaの発泡条件で得られたスチレン改質ポリエチレン系樹脂予備発泡粒子について、揮発性成分測定、熱キシレン不溶分量、テトラヒドロフラン可溶部の重量平均分子量測定を実施した。結果は表1に示した。
得られたスチレン改質ポリエチレン系樹脂予備発泡粒子を内圧付与することなく、長さ400mm×幅300mm×厚み50mmの金型に充填し、予備発泡粒子同士を圧力0.10MPa(ゲージ圧)の水蒸気で加熱、融着させ、スチレン改質ポリエチレン系樹脂型内発泡成形体を得た。
容器内圧3.0MPaの発泡条件で得られた予備発泡粒子を用いた型内発泡成形体について、表面性、融着性を評価した。また、容器内圧3.0MPaまたは3.5MPaの発泡条件で得られた予備発泡粒子を用いた型内発泡成形体について圧縮強度を測定した。結果は表1に示した。
[スチレン改質ポリエチレン系樹脂粒子の作製]において、ポリエチレン樹脂をポリエチレン(LDPE)[日本ダウケミカル社製、NUCポリエチレンGS−650、融点120℃、MFR0.7g/10分、密度0.920g/cm3]に変更した以外は、実施例1と同様の方法により、スチレン改質ポリエチレン系樹脂粒子、スチレン改質ポリエチレン系樹脂予備発泡粒子および型内発泡成形体を作製し、同様の評価を行った。結果は、表1に示した。
[スチレン改質ポリエチレン系樹脂粒子の作製]において、総スチレン量を70重量部(初期仕込みスチレン量を18重量部)、2−エチルヘキシルアクリレート量を2重量部に変更した以外は、実施例1と同様の方法により、スチレン改質ポリエチレン系樹脂粒子、スチレン改質ポリエチレン系樹脂予備発泡粒子および型内発泡成形体を作製し、同様の評価を行った。結果は、表1に示した。
[スチレン改質ポリエチレン系樹脂粒子の作製]において、総スチレン量を70重量部(初期仕込みスチレン量を15重量部)、2−エチルヘキシルアクリレート量を5重量部に変更した以外は、実施例1と同様の方法により、スチレン改質ポリエチレン系樹脂粒子、スチレン改質ポリエチレン系樹脂予備発泡粒子および型内発泡成形体を作製し、同様の評価を行った。結果は、表1に示した。
[スチレン改質ポリエチレン系樹脂粒子の作製]において、アクリル酸アルキルエステルをブチルアクリレート(以降、「BA」と称する場合がある)に変更した以外は、実施例3と同様の方法により、スチレン改質ポリエチレン系樹脂粒子、スチレン改質ポリエチレン系樹脂予備発泡粒子および型内発泡成形体を作製し、同様の評価を行った。結果は、表1に示した。
[スチレン改質ポリエチレン系樹脂粒子の作製]において、ポリエチレン樹脂をポリエチレン(LDPE)[日本ポリエチレン製、ノバテックLD LF443、融点113℃、MFR1.5g/10分、密度0.924g/cm3]に変更した以外は、実施例1と同様の方法により、スチレン改質ポリエチレン系樹脂粒子、スチレン改質ポリエチレン系樹脂予備発泡粒子および型内発泡成形体を作製し、同様の評価を行った。結果は、表2に示した。
[スチレン改質ポリエチレン系樹脂粒子の作製]において、ポリエチレン樹脂をポリエチレン(LDPE)[日本ポリエチレン製、ノバテックC6 SF−720、融点124℃、MFR0.8g/10分、密度0.928g/cm3]に変更した以外は、実施例1と同様の方法により、スチレン改質ポリエチレン系樹脂粒子、スチレン改質ポリエチレン系樹脂予備発泡粒子および型内発泡成形体を作製し、同様の評価を行った。結果は、表2に示した。
[スチレン改質ポリエチレン系樹脂粒子の作製]において、ポリエチレン樹脂をポリエチレン(LDPE)[日本ポリエチレン製、ノバテックC6 SF−941、融点126℃、MFR2.0g/10分、密度0.936g/cm3]に変更した以外は、実施例1と同様の方法により、スチレン改質ポリエチレン系樹脂粒子、スチレン改質ポリエチレン系樹脂予備発泡粒子および型内発泡成形体を作製し、同様の評価を行った。結果は、表2に示した。
[スチレン改質ポリエチレン系樹脂粒子の作製]において、ポリエチレン樹脂をポリエチレン(LDPE)[日本ポリエチレン製、エバテートF1103−1、融点104℃、MFR0.5g/10分、密度0.920g/cm3]に変更した以外は、実施例1と同様の方法により、スチレン改質ポリエチレン系樹脂粒子、スチレン改質ポリエチレン系樹脂予備発泡粒子および型内発泡成形体を作製し、同様の評価を行った。結果は、表2に示した。
[スチレン改質ポリエチレン系樹脂粒子の作製]において、総スチレン量を75重量部(初期仕込みスチレン量を20重量部)、2−エチルヘキシルアクリレート量を0重量部に変更した以外は、実施例1と同様の方法により、スチレン改質ポリエチレン系樹脂粒子、スチレン改質ポリエチレン系樹脂予備発泡粒子および型内発泡成形体を作製し、同様の評価を行った。結果は、表2に示した。
[スチレン改質ポリエチレン系樹脂粒子の作製]において、総スチレン量を68重量部(初期仕込みスチレン量を13重量部)、2−エチルヘキシルアクリレート量を7重量部に変更した以外は、実施例1と同様の方法により、スチレン改質ポリエチレン系樹脂粒子、スチレン改質ポリエチレン系樹脂予備発泡粒子および型内発泡成形体を作製し、同様の評価を行った。結果は、表2に示した。
[スチレン改質ポリエチレン系樹脂型内発泡体の作製]において、得られたられたスチレン改質ポリエチレン系樹脂予備発泡粒子に対して、空気加圧により内圧を1.5atmに調整した後に、金型に充填した以外は、比較例2と同様にして、型内発泡成形体を得た。評価結果を、表2に示す。
[スチレン改質ポリエチレン系樹脂型内発泡体の作製]において、得られたられたスチレン改質ポリエチレン系樹脂予備発泡粒子に対して、空気加圧により内圧を1.5atmに調整した後に、金型に充填した以外は、比較例3と同様にして、型内発泡成形体を得た。評価結果を、表2に示す。
[スチレン改質ポリエチレン系樹脂型内発泡体の作製]において、得られたられたスチレン改質ポリエチレン系樹脂予備発泡粒子に対して、空気加圧により内圧を1.5atmに調整した後に、金型に充填した以外は、比較例5と同様にして、型内発泡成形体を得た。評価結果を、表2に示す。
Claims (7)
- スチレン系改質ポリエチレン系樹脂粒子を、無機ガスを用いて発泡させて得られるスチレン改質ポリエチレン系樹脂予備発泡粒子であって、
スチレン系改質ポリエチレン系樹脂粒子が、融点が110℃以上120℃以下、メルトフローレートが1.0g/10分間以下、密度が0.915g/cm3以上0.925g/cm3以下であるポリエチレン系樹脂100重量部に対して、スチレン系単量体120重量部以上500重量部以下および(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体3重量部以上22重量部以下を含浸させて重合してなるものであり、
スチレン系改質ポリエチレン系樹脂予備発泡粒子が、揮発性成分を1%以下含有することを特徴とする、スチレン改質ポリエチレン発泡粒子。 - テトラヒドロフラン可溶部の重量平均分子量が15万以上35万以下であることを特徴とする、請求項1記載のスチレン改質ポリエチレン系予備発泡粒子。
- 熱キシレン不溶分を5重量%以上20重量%以下含有することを特徴とする、請求項1または2記載のスチレン改質ポリエチレン系予備発泡粒子。
- (メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体が2−エチルヘキシルアクリレートであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のスチレン改質ポリエチレン系予備発泡粒子。
- 可塑剤としてジブチルセバケートを0.1重量部以上2.0重量部以下含有することを特徴とする、請求項1〜4いずれかに記載のスチレン改質ポリエチレン系予備発泡粒子。
- ポリエチレン系樹脂粒子にスチレン系単量体および(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体を含浸させて重合を行って得られるスチレン改質ポリエチレン系樹脂粒子を耐圧容器中に水系分散媒に分散させて加熱し、前記耐圧容器に発泡剤として無機ガスを導入して耐圧容器内を加圧した後、耐圧容器の一端を開放して、スチレン改質ポリエチレン系樹脂粒子および水系分散媒を含んでなる混合物を耐圧容器内よりも低圧雰囲気下に放出することを特徴とする、請求項1〜5いずれかに記載のスチレン改質ポリエチレン系樹脂予備発泡粒子の製造方法。
- 請求項1〜5のいずれか記載のスチレン改質ポリエチレン系予備発泡粒子を型内成形してなることを特徴とする、発泡成形体。
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