JP2015107867A - エレベータの音声呼び登録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数種類の音声認識装置を使わずに、簡素な構成で音声認識の信頼度を向上させ、利用者に対して音声認識結果の確認を行う場面を限定することができる、操作性の高いエレベータの音声呼び登録装置を提供する。
【解決手段】 エレベータ音声呼び登録装置において、音声認識部が認識した行先階の確認を利用者に対して行うかどうかの判定に用いられる判定用情報を記憶する判定用情報記憶部、及び音声認識部が認識した行先階と判定用情報に基づき前記判定を行う判定部を設ける。
【選択図】図1
【解決手段】 エレベータ音声呼び登録装置において、音声認識部が認識した行先階の確認を利用者に対して行うかどうかの判定に用いられる判定用情報を記憶する判定用情報記憶部、及び音声認識部が認識した行先階と判定用情報に基づき前記判定を行う判定部を設ける。
【選択図】図1
Description
この発明は、利用者が音声によって呼び登録を行うことができるエレベータの音声呼び登録装置に関するものである。
ボタン操作により呼び登録を行うエレベータにおいては、利用者の視覚が不自由な場合や利用者が荷物を持っている場合、あるいは、非常に混雑している場合など、ボタン操作による呼び登録が困難な場合がある。そこで、従来においては、手によるボタン操作を必要とせず、音声入力により呼び登録が可能なエレベータの音声呼び登録装置が知られている。
このエレベータの音声呼び登録装置は、マイクロフォン等の音声入力部に利用者が発話した音声が入力されると、入力された音声を音声認識部が認識して利用者が発話した行先階への呼び登録を行うものである。ところが、このようなエレベータの音声呼び登録装置においては、利用者が発話した行先階と音声認識部が認識した行先階とが異なる場合がある。
音声認識部の認識結果を利用者に報知し、認識結果が誤認識であった場合に利用者が補正できるエレベータの音声呼び登録装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、音声認識部の認識結果を利用者に報知し、報知してから一定時間内に音声入力部から取消用語彙が入力されると、音声認識部が認識して登録された最新の行先階への呼び登録を取り消すエレベータの音声呼び登録装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、複数種類の音声認識装置の認識結果を比較して確度を演算し、演算された確度により登録、利用客に確認、不登録の3種類の何れかを制御部及び報知部へ出力する音声入力装置が提案されている(例えば、特許文献3参照)。これは、複数種類の音声認識装置を用いて音声認識の信頼度を向上させることで、呼びの誤登録を防ぎつつ利用客へ音声認識部の認識結果を報知する場面を限定し、利便性を向上させている。
従来技術では、音声認識部が行先階を認識する度に行先階が利用者へ報知されるため、待ち時間を要し、操作性が低下するという課題があった。また、呼びの誤登録を防ぎつつ利用者に対して音声認識結果を確認する場面を限定するために複数種類の音声認識装置を設ける必要があり、機器構成が複雑になるという課題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、簡素な構成で音声認識の信頼度を向上させ、利用者に対して音声認識結果の確認を行う場面を限定することができる、操作性の高いエレベータの音声呼び登録装置を提供することを目的とする。
この発明に係るエレベータの音声呼び登録装置においては、音声認識部が認識した行先階の確認を利用者に対して行うかどうかの判定に用いられる判定用情報を記憶する判定用情報記憶部、及び音声認識部が認識した行先階と判定用情報に基づき前記判定を行う判定部を設けたものである。
この発明は、音声認識部が認識した行先階の確認を利用者に対して行うかどうかの判定に用いられる判定用情報を記憶する判定用情報記憶部、及び音声認識部が認識した行先階と判定用情報に基づき前記判定を行う判定部が設けられたものである。このため、複数種類の音声認識装置を使わずに音声認識の信頼度を向上させることで、利用者へ行先階の確認を行う場面を限定し、操作性を向上させることができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1を示すエレベータの音声呼び登録装置のブロック図である。図2は実施の形態1のフロー図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1を示すエレベータの音声呼び登録装置のブロック図である。図2は実施の形態1のフロー図である。
図1において、音声入力部11は、エレベータの利用者が発した音声の入力を受け、入力された音声による音波を電気信号に変換する装置(例えば、マイクロフォン等)からなっている。音声入力部11は、エレベータの乗場(図示しない)やエレベータのかご内(図示しない)の、利用者が音声を入力しやすい位置に設置されている。音声入力部11に入力された音声は、この音声入力部11により音声信号(音声の波形データ)に変換されて音声認識部12へ出力される。
音声認識部12は、音声入力部11から受信した音声信号と認識用情報記憶部13に予め記憶されている認識用情報(音声の波形データ)との比較照合を行うことにより音声認識処理を行い、音声認識結果を呼び登録部14へと出力する。
音声認識部12は、まず、音声入力部11からの音声信号(アナログ)をアナログ/デジタル変換(A/D変換)してデジタル信号に変換する。次に、この変換された音声信号(デジタル)から、利用者により発話された音声部分である発話区間を切り出す。そして、この切り出した発話区間の音声信号(音声の波形データ)と認識用情報記憶部13に予め記憶された認識用情報(音声の波形データ)とを比較照合する音響分析を行う。認識用情報としては、行先登録用語彙の音声データ及び登録取消用語彙の音声データが記憶されている。これにより、音声入力部11に入力された音声が、行先登録用語彙の音声データ及び登録取消用語彙の音声データのいずれかと合致するか否かにより音声認識が行われる。
行先登録用語彙の音声データは、呼び登録の行先階を表す語彙(例えば、1階を表す「イチ」、「イッカイ」や2階を表す「ニ」、「ニカイ」等。また、階数ではなく例えば「メインフロア」等の階の名称やその階にある代表的な施設の名称等でもよい。)である行先登録用語彙の音声の波形データである。
登録取消用語彙の音声データは、呼び登録を取り消すための特定の語彙(例えば「キャンセル」や「トリケシ」等)の音声の波形データである。この登録取消用語彙は、行先登録用語彙とは異なる語彙が設定される。また、行先登録用語彙にある特定の階床を表す語彙も含まないように設定される。
呼び登録部14は、音声認識部12で行先登録用語彙が認識された場合、利用者に対して認識結果の確認を行うかどうか(確認有無)を判定部14aで判定する。このとき、音声認識部12が認識した行先登録用語彙が表す階床の情報は呼び登録部14に保持される。
呼び登録部14は、判定部14aで判定した判定結果が確認有であった場合、音声認識部12が認識した行先登録用語彙が表す階床を含む情報を報知部16に報知させる。
呼び登録部14は、タイマーを有していて、報知部16が報知を開始してから一定時間内に音声認識部12が登録取消用語彙を認識した場合は、保持している階床の情報を抹消する。
呼び登録部14は、報知部16が報知を開始してから一定時間内に音声認識部12が行先登録用語彙を認識した場合は、利用者に対して新たな音声認識結果の確認を行うかどうか判定部14aで再判定する。このとき、新たに認識された行先登録用語彙が表す階床の情報が呼び登録部14に新たに保持される。
呼び登録部14は、報知部16が報知を開始してから一定時間内に音声認識部12が行先登録用語彙および登録取消用語彙を認識しなかった場合は、保持している階床の情報が示す階床への呼び登録要求信号をエレベータの制御部19へ出力する。この後、保持している階床の情報を抹消する。
呼び登録部14は、判定部14aで判定した判定結果が確認無であった場合、保持している階床の情報が示す階床への呼び登録要求信号をエレベータの制御部19へ出力し、保持している階床の情報を抹消する。
判定部14aは、呼び登録部14に設けられていて、音声認識果である行先登録用語彙が表す階床と関連付けられた確認有無情報を判定用情報記憶部15に記憶された判定用情報から抽出し、確認有無の判定を行う。
判定用情報記憶部15は、判定部14aの判定に用いられる判定用情報が予め記憶されている。判定用情報は、例えば、音声認識部12の音声認識の信頼性が低く誤認識が多いと予想される階床には、音声認識結果の確認を利用者に対して行うことを示す「確認有」という確認有無情報が階床と関連付けられて記憶されている。一方、音声認識部12の音声認識の信頼性が高く、誤認識が少ないと予想される階床には音声認識結果の確認を利用者に対して行わないことを示す「確認無」という確認有無情報が階床と関連付けられて記憶されている。
音声認識部12の音声認識の信頼性が低く、誤認識が多い階とは、例えば、イッカイ(ikkai)とニカイ(nikai)である。これらは、促音の違いはあるが文節の母音がともにi−a−iとなるため、音声認識部12が誤認識する可能性が高い。ゴカイ(gokai)とロッカイ(rokkai)も同様に文節の母音がo−a−iとなるため音声認識部12が誤認識する可能性が高い。
報知部16は、音声認識結果、呼び登録の結果や後に述べる呼び登録の取り消しの結果を含むエレベータの状況に関する各種情報を、利用者に報知するためのものである。報知部16は、スピーカ等の音声鳴動装置や液晶ディスプレイ等の表示装置から構成されていて、音声入力部11が設置されているエレベータの乗場や乗りかご内に設置されている。
報知部16は、呼び登録部14から音声認識部12の認識結果である行先登録用語彙が表す階床の情報を受け取ると、音声アナウンスや画面表示により利用者に報知する。利用者に報知する具体的な内容としては、例えば、「X階を登録します」(Xは行先階を表す数字)といった音声アナウンスや、画面への文字表示(例えば、2〜3秒)が考えられる。利用者は、この報知部16からの報知内容により、自分の意図した階床が行先階として認識されたか否かを知ることができる。
エレベータ制御装置19は、エレベータの運転動作全般の制御を司る。このエレベータ制御装置19の制御対象には、エレベータにおける呼び登録や呼び登録への応答等も当然含まれている。
なお、音声認識部12における音声入力部11に入力された音声の波形データと認識用情報記憶部13に記憶された認識用情報との比較照合において、これらが一致したと判定する尤度の閾値を設けても良い。この場合、閾値以上の尤度でなかった場合は、音声入力部11に入力された音声は、認識用情報記憶部13に記憶された語彙のいずれとも一致せず認識不可能であるとの認識結果を音声認識部12が呼び登録部14へ出力するようにしてもよい。
音声認識部12の認識結果が認識不可能である場合には、当然、呼び登録部14は呼び登録を行わない。また、呼び登録部14から報知部16へ認識結果が認識不可能であるという情報を出力することで、報知部16から利用者へ音声認識ができなかった旨のメッセージ(例えば「認識できません」等)を報知するようにしてもよい。
また、呼び登録部14から出力された呼び登録要求信号が登録を要求する階床が停止不可であった場合、エレベータの制御部19から停止不可の信号が報知部16へ出力される構成であっても良い。この場合、停止不可である旨が報知部16により利用者に報知される。
また、判定用情報記憶部15に予め記憶される判定用情報は、フロア用途やビルの用途により設定しても良い。例えば、オフィス階など特定の利用者が使用する階は確認有とし、不特定多数の利用者が使用するレストラン階などでは確認無としても良い。また、オフィスビルは全階床にて確認有、福祉施設などでは全階床にて確認無と設定しても良い。
また、報知部16はスピーカ等の音声鳴動装置や液晶ディスプレイ等の表示装置から構成されているとしたが、報知部16として、乗りかご内に設置される呼び登録ボタンの点灯状態を用いても良い。すなわち、音声が入力されて音声認識部12により行先階が認識されると、当該行先階の呼び登録ボタンを例えば点滅させることにより行先階が認識されたことを利用者へと知らせることができる。この呼び登録ボタンの点滅は、一定時間が経過するまで継続する。また、一定時間が経過して呼び登録が確定した場合には、当該呼び登録ボタンは点灯される。
次に動作について説明する。本実施の形態のエレベータの音声呼び登録装置は、図2に示すフローに従って動作する。
ステップS101において、音声入力部11に利用者が発した音声の入力があったか否かが確認される。音声入力部11に音声入力がなかった場合にはステップS117へと至りフローは終了する。一方、音声入力部11に音声入力があった場合には、ステップS102へと進む。
ステップS102において、音声認識部12は、音声入力部11に入力された音声の波形データと認識用情報記憶部13に記憶されている認識用情報である音声の波形データとの比較照合を行う。これにより、音声認識を行い、ステップS103へと進む。
ステップS103において、ステップS102で音声認識部12が行先登録用語彙を認識したか否かが確認される。すなわち、ステップS102で音声認識部12が利用者の行先階を認識したか否かが確認される。ステップS102で音声認識部12が行先階を認識しなかった場合には、ステップS117へと至りフローは終了する。一方、ステップS102で行先階を認識した場合には、ステップS104へと進む。
ステップS104において、判定部14aは、ステップS102またはステップS113で音声認識部12が認識した最新の行先階と判定用情報記憶部15に記憶されている判定用情報との比較照合を行う。これにより、確認有無の判定を行い、ステップS105へと進む。
ステップS105において、判定部14aの判定結果が確認無であった場合は、ステップS106へと進み、判定部14aの判定結果が確認有であった場合は、ステップS107へと進む。
ステップS106において、呼び登録部14は、ステップS102で認識した行先階への呼び登録要求信号をエレベータ制御装置19へと出力し、エレベータ制御装置19は、当該行先階への呼び登録を行う。この後、ステップS117へ至りフローは終了する。
ステップS107において、呼び登録部14から報知部16へと行先階を含む情報が出力され、報知部16は「X階を登録します」等の報知を行う。この後、ステップS108へと進む。
ステップS108において、呼び登録部14はタイマーを起動し、時間の計測を開始し、ステップS109へと進む。
ステップS109において、ステップS108で時間の計測を開始してから一定時間が経過している場合には、ステップS110へと進む。一方、ステップS108で時間の計測を開始してから一定時間が経過してない場合には、ステップS112へと進む。
ステップS110において、呼び登録部14は、ステップS102またはステップS113で音声認識部12が認識した最新の行先階への呼び登録要求信号をエレベータ制御装置19へ出力する。エレベータ制御装置19は、呼び登録要求信号に基づき呼び登録を行う。この後、ステップS111へと進む。
ステップS111において、呼び登録部14は、時間の計測を終了した後、ステップS117へと至りフローは終了する。
ステップS112において、音声入力部11に利用者が発した音声の入力があったか否かが確認される。音声入力部11に音声入力がなかった場合にはステップS109へ戻る。一方、音声入力部11に音声入力があった場合には、ステップS113へと進む。
ステップS113において、音声認識部12は、音声入力部11に入力された音声の波形データと認識用情報記憶部13に記憶されている認識用情報の音声データとの比較照合を行うことにより、音声認識を行い、ステップS114へと進む。
ステップS114において、ステップS113での音声認識部12の認識結果が登録取消用語彙(呼び登録キャンセル用キーワード)であった場合には、ステップS111を経てステップS117へと至りフローは終了する。一方、ステップS113での音声認識部12の認識結果が登録取消用語彙でなかった場合には、ステップS115へと進む。
ステップS115において、ステップS113での音声認識部12の認識結果が行先登録用語彙であった場合には、ステップS116へと進む。一方、ステップS113での音声認識部12の認識結果が行先登録用語彙でなかった場合には、音声入力部11に入力された音声が認識不可能な雑音であったと見なし、音声入力を無効としてステップS109へ戻る。このとき、ステップS108で開始された時間の計測はリセットされず、継続されている。
ステップS116において、呼び登録部14は、時間の計測を終了した後ステップS104へ戻る。この後、ステップS104において、ステップS113で認識した新たな行先階の確認有無の判定を判定部14aが行い、ステップS105へと進む。
なお、S115からS109へ戻る場合、音声認識部12が語彙を認識できなかった旨や音声入力部11へ音声の再入力を促す旨を報知部16から報知しても良い。例えば「もう一度お話し下さい」等のアナウンスを報知部16から行うようにしてもよい。
また、本実施の形態では、ステップS115からステップS109へ戻る場合、ステップS108で開始された時間の計測はリセットされないが、計測した時間をリセットしてからステップS109へ戻っても良い。
また、本実施の形態では、ステップS113で登録取消用語彙が認識されなかった場合、ステップS114からステップS115へと進むが、ステップS114からステップS109へ戻る構成であっても良い。すなわち、取消のみを行う構成であっても良い。これにより、他の利用者が続けて一定時間内に発話した場合でも、直前の音声認識結果の確認が終わるまで次の判定は行われない。
このようなエレベータの呼び登録装置では、音声認識部12の認識結果と判定用情報記憶部15に記憶された判定用情報とに基づき、利用者へ音声認識部12の認識結果を確認する場面を限定する。このため、常に行先階の確認を行う場合よりも操作性を向上させることができる。
また、音声認識部12が行先階を認識した場合に常に呼びを登録するよりも、誤認識の呼びが登録される場面を減らすことができる。また、音声認識部12は複数の音声認識装置を用いる必要がなく、簡素な機器構成で音声認識の信頼度を向上させることができる。
実施の形態2.
図3は、本実施の形態のフロー図である。図3において、図2と同一の符号を付したものは、同一またはこれに相当するものである。
図3は、本実施の形態のフロー図である。図3において、図2と同一の符号を付したものは、同一またはこれに相当するものである。
認識用情報記憶部13には、行先登録用語彙と登録取消用語彙に加えて確認指定語彙(例えば、「登録」「確認」)の音声の波形データが記憶されている。
音声認識部12は、行先登録用語彙に続けて確認指定語彙が発話されても、行先登録用語彙と確認指定語彙の両方を認識できるようになっている。
判定部14aは、音声認識部12で確認指定語彙が認識された場合は、確認指定語彙により指定された確認有無情報に基づき、利用者に対して音声認識部12の認識結果の確認を行うかどうかを判定する。他の構成は実施の形態1と同様である。
次に、実施の形態1と異なる動作について説明する。本実施の形態のエレベータの音声呼び登録装置は、図3に示すフローに従って動作する。
ステップS103において、ステップS102で行先階が認識された場合、ステップS201へと進む。
ステップS201において、ステップS102で確認指定語彙が認識されなかった場合は、ステップS104へと進む。一方、ステップS102で確認指定語彙が認識された場合は、確認指定語彙により確認有無が指定されるため、ステップS104での判定部14による確認有無判定を飛ばしてステップS105へと進む。
ステップS116において、呼び登録部14は、時間の計測を終了した後ステップS202へと進む。
ステップS202において、ステップS113で確認指定語彙が認識されなかった場合は、ステップS104へ戻る。一方、ステップS113で確認指定語彙が認識された場合は、ステップS105へ戻る。
ステップS105において、音声認識部12がステップS102またはステップS113で認識した最新の確認指定語彙を用いる。該確認指定語彙が確認無を示す語彙(例えば、「登録」)である場合は、ステップS106を経てステップS117へ至りフローは終了する。一方、ステップS102またはステップS113で認識された確認指定語彙が確認有を示す語彙(例えば、「確認」)である場合は、ステップS107へ進む。
このようなエレベータの呼び登録装置では、音声認識部12の認識結果の確認を利用者に対して行うかどうかを利用者が指定できる。このため、正しく認識されるにも関わらず確認が行われる階床がある場合や、誤認識が多くても確認が行われない階床がある場合など、利用者が確認有無を指定できるため、利便性が向上する。
なお、判定部14aによる判定を行うかどうかを利用者が指定するキーワードである確認指定語彙は、行先登録用語彙の前に発話されても音声認識部12が認識できる構成であっても良い。
また、確認指定語彙に相当する確認設定情報が記憶されたカードやキーなどの携帯端末から確認設定情報を取得することで、音声認識部12の認識結果の確認を利用者に対して行うかどうかを設定できる構成であっても良い。
実施の形態3.
図4は、本実施の形態を示すエレベータの音声呼び登録装置のブロック図である。図4において、図1と同一の符号を付したものは、同一またはこれに相当するものである。
図4は、本実施の形態を示すエレベータの音声呼び登録装置のブロック図である。図4において、図1と同一の符号を付したものは、同一またはこれに相当するものである。
本実施の形態では、呼び登録部14は判定部14aでの判定結果に基づき、判定用情報記憶部15の判定用情報を書き換え、更新する。
呼び登録部14は、判定部14aでの判定結果に基づき階床のスコアを算出する。また、呼び登録部14は、算出したスコアに基づき判定用情報記憶部15の判定用情報を書き換える。例えば、スコアとして、利用者が発話した語彙と音声認識部12が認識した行先登録用語彙が一致した回数の割合である認識率を算出し、認識率が90%以上の階床は確認無、認識率が90%を下回る階床は確認有と判定用情報に含まれる確認有無情報を書き換える。
呼び登録部14は、判定部14aが確認有と判定して報知部16が報知を開始してから一定時間内に、登録取消用語彙または新たな行先登録用語彙が認識されなかった場合は、直前の判定に用いられた階床は正しく認識された階床としてスコアを算出する。
一方、判定部14aが確認有と判定して報知部16が報知を開始してから一定時間内に、登録取消用語彙が認識された場合は、直前の判定に用いられた階床は誤認識された階床としてスコアを算出する。
また、判定部14aが確認有と判定して報知部16が報知を開始してから一定時間内に、新たな行先登録用語彙が認識された場合は、直前の判定に用いられた階床と、新たに認識された行先登録用語彙が表す階床は誤認識された階床としてスコアを算出する。
このため、確認有無情報が確認無の階床であっても誤認識される場合はあり、スコアである認識率は計算される。他の構成は実施の形態2と同様である。
次に実施の形態2と異なる動作について説明する。本実施の形態のエレベータの音声呼び登録装置は、図5に示すフローに従って動作する。
ステップS106において、呼び登録部14がエレベータの制御部19へ音声認識部12が認識した最新の行先階への呼び登録要求信号を出力した後、ステップS301へと進む。
ステップS111において、呼び登録部14は時間の計測を終了した後、ステップS301へと進む。
ステップS301において、呼び登録部14は、算出したスコアに基づき判定用情報記憶部15の確認有無情報を書き換え、ステップS117へと進みフローは終了する。したがって、次のフローが開始された場合に、新たに書き換えられた判定用情報を用いた判定が判定部14により行われる。
このようなエレベータの呼び登録装置では、実際の利用状況、利用環境に基づいたスコアにより行先階の確認を行う場面を限定することができる。このため、予め設定された確認有無情報のみを用いる場合より、音声認識の信頼度を向上させることができる。
なお、スコアとして、音声入力部11から入力され認識部12が行先階を認識した音声の波形データと、判定用情報記憶部15に記憶された判定用情報の音声データとの一致度の平均値を用いても良い。この場合、一致度は音声認識部12から呼び登録部14へ出力される。
また、スコアとして、音声入力によりキャンセルや言い直し等されることなく連続で登録された回数を用いても良い。すなわち、一定回数(例えば、10回)連続でキャンセルや再判定されることなく呼びが登録された階床は、確認有無情報が確認無と書き換えられ、キャンセルされた階床や再判定がされた階床は、確認用情報が確認有と書き換えられる構成であっても良い。
また、スコアの計算は、直前の一定回数(例えば、100回)の判定結果のみを用いても良いし、経過時間による重み付けをしても良い。これにより、最近のエレベータのかご周りの音環境に基づいて確認有無情報は書き換えられる。
また、スコアの閾値は本実施の形態の閾値である90%に限定されない。
実施の形態4.
図6は、本実施の形態を示すエレベータの音声呼び登録装置のブロック図である。図6において、図1、図4と同一の符号を付したものは、同一またはこれに相当するものである。
図6は、本実施の形態を示すエレベータの音声呼び登録装置のブロック図である。図6において、図1、図4と同一の符号を付したものは、同一またはこれに相当するものである。
本実施の形態では、エレベータのかごからの利用者の降車を検出可能な降車検出部31が設けられている。降車検出部31は、かごの出入口に設けられた光センサの出力の変化に基づき利用者のかごからの降車を検出し、エレベータの制御部19へ降車有無信号を出力する。
エレベータの制御部19は、呼び登録部14から受信した呼び登録要求信号により行先階として登録された階床を示す音声登録情報を記憶していて、降車有無信号と共に呼び登録部14へ出力する。呼び登録部14は、該音声登録情報と降車有無信号に基づき、判定用情報に含まれる確認有無情報を書き換える。他の構成は実施の形態3と同様である。
次に、実施の形態3と異なる動作について説明する。本実施の形態のエレベータの音声呼び登録装置は、図5に示すフローに従って動作する。
ステップS301において、音声により呼びが登録された階床で降車検出部31が利用者の降車を検出しなかった場合は、音声認識部12が誤認識していたと判断し、該階床と関連付けられた確認有無情報を確認有に書き換える。
一方、ステップS301において、音声により呼びが登録された階床で降車検出部31が利用者の降車を検出した場合は、音声認識部12が正しく認識していたと判断し、該階床と関連付けられた確認有無情報を確認無に書き換える。
このようなエレベータの呼び登録装置では、利用者の降車を検出して確認有無情報が設定されるため、音声入力による情報のみで確認有無情報が書き換えられる場合よりも確認有無を正確に判定でき、呼びの誤登録を防止できる。このため、操作性を向上させることができる。
なお、降車検出部31は、かご内重量の変化に基づき利用者の降車を検出する構成であっても良い。
また、フローがステップS301まで進んだ後、かごが行先階に到着して確認有無情報が更新される前に、新たなフローがスタートしてステップS101が行われても良い。
また、降車検出部31はエレベータの制御部19へ信号を出力しているが、呼び登録部14へ信号を出力する構成であっても良い。この場合、呼び登録要求信号により呼びが登録された階床を呼び登録部14が記憶していて、降車検出部31から受信した降車有無信号に基づき、該階床と関連付けられた確認有無情報を書き換える。
10 音声呼び登録装置
11 音声入力部、12 音声認識部、13 認識用情報記憶部、
14 呼び登録部、14a 判定部、15 判定用情報記憶部、
16 報知部、19 エレベータ制御部、31 降車検出部
11 音声入力部、12 音声認識部、13 認識用情報記憶部、
14 呼び登録部、14a 判定部、15 判定用情報記憶部、
16 報知部、19 エレベータ制御部、31 降車検出部
Claims (5)
- 音声入力部に入力された音声から利用者の指令を認識し、
認識した指令を出力する音声認識部と、
前記音声認識部が認識した指令の確認を前記利用者に対して行うかどうかの判定に用いられる判定用情報を記憶する記憶部と、
前記音声認識部が認識した指令と前記判定用情報に基づき、
前記確認を行うかどうかを判定する判定部と、
前記判定部が前記確認を行うと判定した場合に、
前記判定に用いられた前記指令を含む情報を前記利用者へ報知する報知部と、
前記判定部が直前の判定に用いた指令に基づく呼び登録要求信号をエレベータの制御部へ出力する呼び登録部と、
を備えたことを特徴とするエレベータの音声呼び登録装置。 - 前記呼び登録部は、
前記判定部が前記確認を行わないと判定した場合、または、前記報知部が報知してから一定時間内に前記音声認識部が新たに認識した指令がなかった場合に前記呼び登録要求信号を前記エレベータの制御部へ出力する、
ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータの音声呼び登録装置。 - 前記確認を行うかどうかを前記利用者が指定できる指定手段をさらに有する、
ことを特徴とした請求項1または2に記載のエレベータの音声呼び登録装置。 - 前記判定用情報は前記判定部の判定結果に基づき変更される、
ことを特徴とする請求項1〜3に記載のエレベータの音声呼び登録装置。 - エレベータのかごからの前記利用者の降車を検出して信号を出力する降車検出部からの出力に基づき前記判定用情報は変更される、
ことを特徴とした請求項1〜4に記載のエレベータの音声呼び登録装置。
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