JP2015105456A - ニットパンツの編成方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】右脚股側境界21と右脚外側境界29の両方が一方の針床FBに配置された状態となった右脚部2を完成させると共に、左脚股側境界31と左脚外側境界39の両方が一方の針床FBに配置された状態となった左脚部3を完成させる。一方の針床FBにおける右前接合領域R1と、一方の針床FBにおける左前接合領域R2と、を接合すると共に、他方の針床BBにおける右前接合領域R1と同じ幅の右後接合領域R3と、他方の針床BBにおける左前接合領域R2と同じ幅の左後接合領域R4と、を接合する。
【選択図】図3
Description
『右前編地および右後編地を筒状に繋げた右脚部と、左前編地および左後編地を筒状に繋げた左脚部と、胴前編地および胴後編地を筒状に繋げた胴部と、を備えるニットパンツ』
『右脚部と左脚部とを、一方の針床と他方の針床とを用いて筒状に編成する工程α』
『工程αの後に、右前編地と左前編地とを接合することで前襠を形成すると共に、右後編地と左後編地とを接合することで前襠よりも長い後襠を形成する工程β』
『工程βの後に、胴部を、一方の針床と他方の針床とを用いて筒状に編成する工程γ』
[工程α]…右前編地と右後編地との境界である右脚股側境界と右脚外側境界の両方が一方の針床に配置された状態となった右脚部を完成させると共に、左前編地と左後編地との境界である左脚股側境界と左脚外側境界の両方が一方の針床に配置された状態となった左脚部を完成させる。
[工程β]…工程βでは、一方の針床における右脚部の股側端部編目から右脚股側境界よりも外側(股側とは反対側)の位置にある編目までを含む右前接合領域と、一方の針床における左脚部の股側端部編目から左脚股側境界よりも外側(股側とは反対側)の位置にある編目までを含む左前接合領域と、を接合すると共に、他方の針床における右前接合領域と同じ幅の右後接合領域と、他方の針床における左前接合領域と同じ幅の左後接合領域と、を接合する。
実施形態1では、少なくとも前後に対向する一対の針床を備える2枚ベッド横編機を用いて、図1に示す人体の形状に沿った立体的なニットパンツ1を編成する例を説明する。なお、使用する横編機は、4枚ベッド横編機などであっても良い。
図1(A)に示すニットパンツ1は、着用した際に違和感なく履くことができる立体的な形状を備える。特に、図1(B)のニットパンツ1のB−B断面図に示すように、ニットパンツ1の前後方向に延びる右脚部2と左脚部3との接合ラインである襠9がニットパンツ1に形成されており、ニットパンツ1の特に腰回りの部分が人体の形状に沿った立体的な形状となっている。
上述したニットパンツ1を編成するにはまず、右脚部2と左脚部3とを、一方の針床と他方の針床とを用いて筒状に編成する(工程αに相当)。次いで、右前編地2Fと左前編地3Fとを接合することで前襠9Fを形成すると共に、右後編地2Bと左後編地3Bとを接合することで前襠9Fよりも長い後襠9Bを形成する(工程βに相当)。そして、胴部4を、一方の針床と他方の針床とを用いて筒状に編成する(工程γに相当)。これら工程α〜工程γにより、ニットパンツ1は裾から履き口に向かって編成される。つまり、図1(A)、図2においては、紙面左右方向が編幅方向、紙面上下方向がウエール方向となる。
図1に示すニットパンツ1における襠9が形成される部分をより人体の形状に沿ったものとするために、襠9の形成前に接合領域R1〜R4(図3のS3参照)に丸みを持たせても構わない。具体的には、図4の編成概略図の矢印に示すように、右脚部2と左脚部3とを接合する工程βの前(即ち工程α)に、C字状の引き返し編成を用いて、接合領域R1〜R4に、股側から外側に向かって徐々にウエール方向高さが高くなる傾斜を形成する。上記接合領域R1〜R4に傾斜を形成しておくことで、接合領域R1,R2を接合すると共に、接合領域R3,R4を接合するだけで、人体の股の形状に沿った前襠9Fと後襠9Bを形成できる。この傾斜の角度や傾斜の形成幅を調節することで、前襠9Fと後襠9B(図2参照)の形状を、さらに人体の形状に沿った形状とすることができる。例えば、図2の型紙に示すように、前襠9Fに比べて後襠9Bの傾斜を緩くすると、履き心地に優れるニットパンツ1となる。
1 ニットパンツ
2 右脚部 2F 右前編地 2B 右後編地
21 右脚股側境界 29 右脚外側境界
R1 右前接合領域 R3 右後接合領域
3 左脚部 3F 左前編地 3B 左後編地
31 左脚股側境界 39 左脚外側境界
R2 左前接合領域 R4 左後接合領域
4 胴部 4F 胴前編地 4B 胴後編地
42 胴部の右側境界 43 胴部の左側境界
9 襠 9F 前襠 9B 後襠
X 外側境界 Y 股側境界
Claims (3)
- 前後に対向する一方の針床と他方の針床とを備える横編機を用いて、右前編地および右後編地を筒状に繋げた右脚部と、左前編地および左後編地を筒状に繋げた左脚部と、胴前編地および胴後編地を筒状に繋げた胴部と、を備えるニットパンツを編成するニットパンツの編成方法であり、
前記右脚部と前記左脚部とを、前記一方の針床と前記他方の針床とを用いて筒状に編成する工程αと、
前記工程αの後に、前記右前編地と前記左前編地とを接合することで前襠を形成すると共に、前記右後編地と前記左後編地とを接合することで前記前襠よりも長い後襠を形成する工程βと、
前記工程βの後に、前記胴部を、前記一方の針床と前記他方の針床とを用いて筒状に編成する工程γと、
を備えるニットパンツの編成方法において、
前記工程αでは、前記右前編地と前記右後編地との境界である右脚股側境界と右脚外側境界の両方が前記一方の針床に配置された状態となった前記右脚部を完成させると共に、前記左前編地と前記左後編地との境界である左脚股側境界と左脚外側境界の両方が前記一方の針床に配置された状態となった前記左脚部を完成させ、
前記工程βでは、前記一方の針床における前記右脚部の股側端部編目から前記右脚股側境界よりも外側の位置にある編目までを含む右前接合領域と、前記一方の針床における前記左脚部の股側端部編目から前記左脚股側境界よりも外側の位置にある編目までを含む左前接合領域と、を接合すると共に、前記他方の針床における前記右前接合領域と同じ幅の右後接合領域と、前記他方の針床における前記左前接合領域と同じ幅の左後接合領域と、を接合するニットパンツの編成方法。 - 前記工程αにおいて、引き返し編成を用いて、前記右後接合領域および前記左後接合領域の少なくとも一部に、股側から外側に向かって徐々にウエール方向高さが高くなる傾斜を形成する請求項1に記載のニットパンツの編成方法。
- 前記工程αにおいて、
前記右脚部の編成開始から終了までの間、前記一方の針床に係止される前記右脚部の編目のうち、股側とは反対側の端部にある外側端部編目を基準とした前記右脚外側境界の相対的な位置を変化させず、
前記左脚部の編成開始から終了までの間、前記一方の針床に係止される前記左脚部の編目のうち、股側とは反対側の端部にある外側端部編目を基準とした前記左脚外側境界の相対的な位置を変化させない請求項1または請求項2に記載のニットパンツの編成方法。
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WO2005068698A1 (ja) * | 2004-01-14 | 2005-07-28 | Shima Seiki Mfg., Ltd. | ニットパンツの編成方法、ニットパンツ、および横編機にパンツを編成させるための編成プログラム |
JP2006152507A (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-15 | Shima Seiki Mfg Ltd | 襠を有する筒状編地の編成方法および編地 |
JP2006152516A (ja) * | 2004-12-01 | 2006-06-15 | Shima Seiki Mfg Ltd | 編地の編成方法 |
JP2010156072A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-15 | Shima Seiki Mfg Ltd | ニットパンツの編成方法とニットパンツ |
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