JP7162453B2 - リセスのある編地の編成方法と編地 - Google Patents

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Description

この発明は、ネックホール、アームホールなどのホール、あるいは編地端部の凹部などのリセスのある編地とその編成方法に関する。
編地のリセス底部には大きな力が加わりやすく、またリセスの底部は大きく引き伸ばされることが多い。例えばネックホールやアームホールなどのリセスは、着用時にリセスの底部が引き伸ばされ、同時にリセスの底部に大きな力が加わる。そこで、リセスの底部は、大きく伸びることができ、かつ大きな力に耐えることができることが好ましい。
関連する先行技術を示す。JP2002-339203A(特許文献1)では、増目を利用することにより、ベース編地から分岐するようにポケットを編成する。ポケット上部の周縁部でウェールの向きを90°変更する。このためポケット上部の周縁部では、ウェールの向きがポケットの他の部分と直交する。そして周縁部の編目をその下部のポケットの編目と重ねて伏目する。
JP2002-339203A
この発明の課題は、リセスの底部が大きく伸びることができ、かつリセスの底部が大きな力に耐えることができる、編地の編成方法と編地を提供することにある。
この発明は、少なくとも前後一対の針床を有する横編機により、リセスのある編地を編成する方法において、
a) 前記リセス(6,7,8)の底部までベース編地(4)を編成するステップと、
b) リセスの一側編地部(14,16)を編成すると共に、前記一側編地部(14,16)とリセスの底部の編地(36)のいずれかをこれらが互いに遠ざかる方向へ針床上で移動させ、かつ前記一側編地部(14,16)のリセス側端部に増目の列(18,22)を形成するステップと、
c) 前記増目の列から始まり、コース方向に沿って複数目の編目を備えると共に、ウェール方向が前記リセス(6,7,8)の底部に平行で、かつリセス底部に位置するベース編地の終端部の編目を複数目分伏目する第1伏目部(10,11,12)を編成するステップと、
d) 前記リセスの他側編地部(15,17)を編成するステップと、
e) 前記他側編地部(15,17)と前記第1伏目部(10,11,12)を重ね目により接合するステップ、 あるいは
e') ステップe)の代わりに、前記他側編地部(15,17)のリセス側端部に形成した増目の列から、ウェール方向が前記リセスの底部に平行で、かつベース編地のリセス底部の編目を伏目する第2伏目部を編成し、第1伏目部と第2伏目部とを重ね目により接合するステップを行う。
横編機は、左右方向に延びかつ前後方向に互いに対向する一側針床と他側針床を有する2枚ベッド横編機や4枚ベッド横編機等を用いる。リセスは編地の孔あるいは編地の端部の凹部で、ポケットのようなものは含まない。またリセスは、底部と一側部と他側部で囲まれ編目がない領域である。編地は好ましくは筒状編地であるが、筒状以外の編地でも良い。増目は、掛目(空針に編目を形成すること)あるいは割り増やし(一側の針床に係止されている編目を他側の針床に目移ししながら、一側の針床に新たな新たな編目を形成すること)などにより形成する。横編機により編成する編地にはウェール方向とコース方向とがあり、ウェール方向は編目が互いに係止し合うことにより繋がっている方向で、コース方向は編目と編目がそれらの間の渡り糸により繋がっている方向である。第1伏目部はコース方向に複数の編目があり、この編目数は例えば増目の列の編目数に等しい。
この発明の編成方法では、最初にステップa)のベース編地を編成し、次にステップb)の一側編地部を編成する。またステップb)~ステップe)、あるいはステップb)~ステップe')は、この順序で行っても良い。しかしながらステップb)~ステップe)、あるいはステップb)~ステップe')の実行順序は変更可能である。例えば、一側編地部と他側編地部をC字状編成により同時に編成すると、ステップb)とステップd)を同時に実行できる。またステップa),b),c)の順に編成し、最後にステップd)とステップe)を同時に実行しても良い。この場合、他側編地部を編成しながら、他側編地部と第1伏目部とを重ね目により接合する。
ステップb)では、例えば一側編地部をリセスの中心から遠ざかる方向へ針床上で移動させる。またステップd)で他側編地部を編成することは、一側編地部と他側編地部を別々に編成することに限定するものではない。前記のように、一側編地部と他側編地部をC字状に同時に編成することもできる。ステップe)とステップe')はいずれかを実行する。ステップe)では他側編地部と第1伏目部を接合する。この代わりに、他側編地部から第2伏目部を編成し、リセスの底部で第1伏目部と第2伏目部を接合すると、ステップe')となる。
この発明のリセスのある編地は、
a) ウェール方向がリセス側を向いているリセスの底部までのベース編地と、
b) それぞれベース編地とウェールがつながっている、リセスの一側編地部と他側編地部と、
c) 一側編地部のリセス側端部の増目の列から始まり、コース方向に沿って複数目の編目を備えると共に、ウェール方向がリセスの底部に平行で、かつリセス底部に位置するベース編地の終端部の編目を複数目分伏目している第1伏目部を備え、
d) 他側編地部と第1伏目部が重ね目により接合されているか、
あるいは
d') 他側編地部のリセス側端部の増目の列から始まり、ウェール方向がリセスの底部に平行で、かつリセスの底部でベース編地の編目を伏目している第2伏目部をさらに備え、かつ第2伏目部と第1伏目部が重ね目により接合されている。
この発明では、以下の作用効果が得られる。
1) リセスの底部の編目を、第1伏目部、あるいは第1伏目部と第2伏目部により、伏目することができる。
2) 第1伏目部、あるいは第1伏目部と第2伏目部は、ベース編地に比べ容易に伸縮性を高めることができる。このためリセスの底部は伸びやすく、また大きく引き伸ばすことができるので大きな力に耐えることができる。
好ましくは、ステップc)において、ウェール方向の編目数が向かい合うベース編地の編目数よりも多くなるように、第1伏目部を編成する。例えば第1伏目部をガーター組織に編成し、ガーター組織の表目と裏目の一方のみをベース編地に重ねて伏目する。すると、リセスの底辺に沿って向かい合う領域で、第1伏目部はベース編地の2倍の編目を持つことになる。編目数が多いので、第1伏目部は伸びやすく、かつ大きく引き伸ばされるまで損傷することがない。
また好ましくは、ステップc)において、第1伏目部の、ベース編地とは反対側のリセス側の縁を袋状に編成する。リセス側の縁が袋状なので第1伏目部の強度が増す。また袋編地は渡り糸が長いため伸びやすい。第2伏目部を編成する場合、同様に、ベース編地とは反対側のリセス側の縁を袋状に編成する。
特に好ましくは、第1伏目部と一側編地部及び他側編地部の間に、1辺がリセス側に面する例えば3角形の緩衝用の編地を引き返し等により編成する。第1伏目部と一側編地部及び他側編地部の間に緩衝用の編地があるので、第1伏目部と一側編地部及び他側編地部との間の角に着用時等の力が集中しない。このため、大きな力が加わっても、編地が損傷しにくくなる。第2伏目部を編成する場合、第1伏目部と一側編地部との間、及び第2伏目部と他側編地部との間に、前記の緩衝用の編地を編成する。
実施例の編地の正面図 実施例の編地の背面図 実施例の編地の簡略化した編成工程図 変形例の編地の要部正面図 第2の変形例の編地の要部正面図
以下に、発明を実施するための最適実施例を示す。
図1~図5に実施例とその変形を示す。衣類2はセーター、ベスト、ワンピース等で、衣類の種類は任意である。図示しない前後一対の針床を備える横編機により、裾のリブ編地3からベース編地4へと衣類2を編成する。なお各図において矢印はウェール方向を示し、編成を開始する側から終了する側を向くように、矢印は向いている。
6,7はアームホール、8はネックホールで、これらに対しこの発明を適用するが、アームホール6,7のみに、あるいはネックホール8のみに、この発明を適用しても良い。ホール6,7,8の底部には第1伏目部10,11,12があり、それらのウェール方向はベース編地4のウェール方向とほぼ直角で、かつホール6,7,8の底部と平行である。アームホール6,7の一方の側部に、一側編地部14,14があり、他方の側部に、他側編地部15,15がある。またネックホール8の一方の側部に一側編地部16があり、他方の側部に他側編地部17がある。
ホール6,7,8では、一側編地部14のホール6,7,8側の端部に、増目の列18,18,22があり、増目は掛目による増目でも割り増やしによる増目でも良い。そして第1伏目部10,11,12の接合部19,19,23では、ホール6,7,8の底部のベース編地4の終端の編目を伏目する。即ち、第1伏目部10,11,12をニット編成し、新たに形成した編目を寄せてベース編地4の終端の編目との重ね目を形成し、次のニット編成で重ね目を接合する。このような編成を繰り返し、接合部19,19,23を形成する。第1伏目部10,11,12を、他側編地部15,15,17のホール6,7,8側の端部と、接合部20,20,24で接合する。第1伏目部10,11,12は、増目の列18,18,22から始まり、接合部20,20,24で終わる。接合部20,20,24では、他側編地部15,15,17の編目と、第1伏目部10,11,12の編目との重ね目を形成する。
アームホール6,7を形成する場合、例えば、アームホール6の周囲の編地を一側の針床で編成し、アームホール7の周囲の編地を他側の針床で編成することが好ましい。これに対して、アームホール6,7を形成した後にネックホールを形成する場合には、ネックホール8の中心が針床の間に位置するように、一側編地部16と他側編地部17を対向する2枚の針床で編成する。実施例では、アームホール6,7を形成した後、編地全体を針床上で90°回し込むなどの処理を行わず、そのままの状態でネックホール8を形成できる。但し、袖付きの場合には袖と身頃の接合が必要なため、ネックホール8は両針床を使うことなく片側の針床で形成する。
編成の順序を示す。衣類2を境界線31,32で左右に分割し、右半身部33と左半身部34を別の針床で編成する。アームホール6,7の底部までベース編地4を編成すると、アームホール6,7の底部以外ではベース編地4のウェールに繋がるように、一側編地部14,14の編成を開始し、同時に増目の列18,18を形成する。この時、増目の列18,18を針床に保持するため、一側編地部14,14を針床の外側へ(アームホール6,7の底部の中心から遠ざかる方向へ)順次移動させ、これによって設けた空針に増目の列18,18を形成する。さらに増目の列18を起点に、第1伏目部10,11を編成する。そして第1伏目部10,11、及び他側編地部15,15を、少なくとも接合部20が完成する高さまで編成する。この段階で、アームホール6,7により、衣類2は前身頃と後身頃の2枚の編地に分かれている。また、一側編地部14や他側編地部15の外端部には、アームホールの収まりが良いようにガーター組織を形成すると共に、着用時に腕にフィットする弓状となるように、内増やしを後身頃の一側編地部14の一部で行う。
ネックホール8の底部までベース編地4を編成すると、一側編地部16の編成を開始し、同時に増目の列22を形成する。この時、増目の列22を針床に保持するため、一側編地部16をネックホール8の底部の中心から遠ざかる方へ針床上で移動させる。なお一側編地部16ではなく、ネックホール8の底部の編地を針床上で一側編地部16から遠ざかる方向へ移動させても良い。増目の列22から始めて、第1伏目部12を編成し、これと同時に接合部23を編成する。即ち、第1伏目部12の編目とネックホール8の底部のベース編地の編目で重ね目を形成し、次のコースで重ね目に対し次の編目を形成することで伏目する。また、他側編地部17を編成する際には、1コース編成する毎に、他側編地部17の端部の編目を隣接する第1伏目部12の編目と重ね、次のコースの編成で接合する。このような編成を、第1伏目部12の編幅の編目数分だけ繰り返すことにより、接合部24で第1伏目部12と他側編地部17を接合する。
第1伏目部12と他側編地部17の接合が完了した後、前身頃と後身頃の残りを編成する。一側編地部16,17の衿幅分の編目をアームホール6,7側へ移動させ、重ね目の列27を形成する。そして接合部28で前身頃と後身頃を接合し、編成を終了する。重ね目の列27は衣類を成型するために形成されたものである。衣類2の外形は袖無しであるが、袖のある衣類でも良い。
図3にアームホール6の周囲の編成を示し、アームホール7,ネックホール8でも同様である。なお、図示しないが、本実施例の場合には、左右一対のアームホールを形成するため、以下、1)~4)に示す編成を、前後針床でそれぞれ行う。また、両針床のそれぞれの一側編地部14,14が右端部側で、他側編地部15,15が左端部側で繋がっている。1)で、アームホールの底部36までベース編地4を編成すると、一側編地部14の編成を開始する。この時、第1伏目部12の起点となる増目を一側編地部14の側面に形成するため、アームホール6の中心から遠ざかる方向へ一側編地部14を寄せ、空針に対するニットで増目を形成することを繰り返し、増目の列18を形成する。
2)では、第1伏目部12を、増目の列18から始めて、アームホールの底部36に沿って編成し、ベース編地4の編目を伏目する。そして3)で、他側編地部15を編成し、第1伏目部12の終端編目に対し、ベース編地4側の編目から順次、他側編地部15をニット編成しながら重ね目を形成して次のニット編成で接合することを繰り返す。4)で他側編地部15の編成を完了する。他側編地部15、17と第1伏目部10,11,12の接合方法の詳細、つまり編成する組織や重ね方などは任意である。
第1伏目部12を例えばガーター組織で編成すると、第1伏目部12は外見上リブ組織のように見える。そしてガーター組織では表目と裏目が交互に現れ、表目のみあるいは裏目のみをベース編地の編目と重ねる。このため図3の左右方向に沿って、第1伏目部12の編目数は、向かい合う範囲のベース編地の編目数の例えば2倍となる。編目数が多いので、第1伏目部12は伸縮性に富み、かつ大きく引き伸ばされも傷みにくい。第1伏目部をガーター組織等で編成し、向かい合う範囲のベース編地よりも編目数を多くすることが好ましいことは、他の第1伏目部11,12でも同様である。
図4は、変形例での第1伏目部40を示す。ネックホール8の底部に第1伏目部40を設ける。特に指摘する点以外は、図1~図3の実施例と同様である。第1伏目部40の上縁部、即ち、ネックホール側(ベース編地4とは反対側)を数目幅で袋状に編成し、袋状部42とする。袋状に編成すると、使用する編糸が長くなり、渡り糸の本数も増加するので、伸縮性が増し、強度も増す。アームホール6,7に面する第1伏目部10,11にも、同様の袋状部を設けても良い。
図5は、第2の変形例での、第1伏目部50と、左右一対の緩衝用の編地52,53を示す。増目の列18を形成すると、引き返し編成により緩衝用の編地52を編成する。緩衝用の編地52に次いで第1伏目部50を編成する。緩衝用の編地52のウェール方向を矢印で示し、編幅を徐々に拡大しながら編成し、形状は3角形状で、1辺がネックホール8に面し、他の2辺が一側編地部16と第1伏目部50に面している。なお、編幅を徐々に狭めるように編成しても良い。つまり、ネックホール側の辺に編目を多く配置して長く伸びるようにすれば良い。第1伏目部50と他側編地部17の間にも、緩衝用の編地53を設ける。緩衝用の編地53は、形状は同様に3角形状で、1辺がネックホール8に面し、他の2辺が他側編地部17と第1伏目部50に面している。
緩衝用の編地52,53があると、第1伏目部50と一側及び他側の編地部16,17の角に加わる力が分散し、編地が損傷しにくくなる。また第1伏目部50は、ガーター組織でも、ネックホール8側の上縁が袋状の組織でも、あるいは単純な平編組織でも良い。緩衝用の編地52,53は、アームホール6,7の第1伏目部10,11の両側に設けても良い。
他側編地部15,15,17側から一側編地部14,14,16側へ、図示しない第2伏目部を形成しても良い。この場合、他側編地部15,15,17に、増目列18と同様の増目列を形成し、第1伏目部10,11,12と同様に、第2伏目部を編成する。そして第1伏目部10,11,12と第2伏目部を重ねながら伏目処理を行う。図5の緩衝用の編地52,53を設ける場合、緩衝用の編地53を他側編地部17と第2伏目部の間に設ける。
袖付きの衣類で、ネックホール8を形成する場合、ネックホール8の左右は後身頃を介して繋がっている。そこで例えば後身頃と一側編地部16と他側編地部17をC字状に編成し、この時増目の列22と共に、他側編地部17のネックホール側の端部にも増目の列を形成する。そして第1伏目部12を編成し、他側編地部17の増目の列を利用し、接合部24を編成する。
袖無しの衣類で、ネックホール8を形成する場合、一側編地部16と増目の列22を一側の針床で編成し、次いで第1伏目部12を一側の針床から他側の針床へ向け両針床を用いて編成する。その後、他側の針床で他側編地部17を、1コース編成する毎に、第1伏目部12側へ寄せて重目を形成する。次の編成コースで重目に編目を形成すると共に、形成した編目を第1伏目部12側へ寄せて新たな編目を形成する。このようにして、第1伏目部12の先端の編目を1目ずつ伏せて、接合部24を形成する。
なお、一側の針床で一側編地部16と増目の列22を編成する際に、並行して他側の針床で他側編地部17と増目の列23を、一側編地部16と増目の列22と対称に編成することも可能である。この場合、図示しない第2伏目部を増目の列23を起点にして形成し、第2伏目部の編目と第1伏目部12の編目を接合する。
実施例では衣類2のホール6,7,8にこの発明を適用したが、平編地の孔、平編地の周縁の凹み等に本発明を適用しても良い。
2 衣類
3 リブ編地
4 ベース編地
6,7 アームホール
8 ネックホール
10,11,12 第1伏目部
14,16 一側編地部
15,17 他側編地部
18,22 増目の列
19,20 接合部
23,24 接合部
27 重ね目の列
28 接合部
31,32 境界線
33 右半身部
34 左半身部
36 アームホールの底部
40,50 第1伏目部
42 袋状部
52,53 緩衝用の編地

Claims (5)

  1. 少なくとも前後一対の針床を有する横編機により、リセスのある編地を編成する方法において、
    a) 前記リセスの底部までベース編地を編成するステップと、
    b) リセスの一側編地部を編成すると共に、前記一側編地部とリセスの底部の編地のいずれかをこれらが互いに遠ざかる方向へ針床上で移動させることと、前記一側編地部のリセス側端部に増目を形成することを繰り返し、前記一側編地部のリセス側端部に増目の列を形成するステップと、
    c) 前記増目の列から始まり、コース方向に沿って複数目の編目を備えると共に、ウェール方向が前記リセスの底部に平行で、かつリセス底部に位置するベース編地の終端部の編目を複数目分伏目する第1伏目部を編成するステップと、
    d) 前記リセスの他側編地部を編成するステップと、
    e) 前記他側編地部と前記第1伏目部を重ね目により接合するステップ、 あるいは
    e') ステップe)の代わりに、前記他側編地部のリセス側端部に形成した増目の列から、ウェール方向が前記リセスの底部に平行で、かつベース編地のリセス底部の編目を伏目する第2伏目部を編成し、第1伏目部と第2伏目部とを重ね目により接合するステップを行う、リセスのある編地の編成方法。
  2. 前記ステップc)において、ウェール方向の編目数が向かい合うベース編地の編目数よりも多くなるように、第1伏目部を編成することを特徴とする、請求項1のリセスのある編地の編成方法。
  3. 前記ステップc)において、前記第1伏目部の、ベース編地とは反対側のリセス側の縁を袋状に編成することを特徴とする、請求項1のリセスのある編地の編成方法。
  4. 前記第1伏目部と前記一側編地部との間、及び前記第1伏目部と前記他側編地部との間に、1辺が前記リセス側に面する緩衝用の編地を編成することを特徴とする、請求項1~3のいずれかのリセスのある編地の編成方法。
  5. リセスのある編地であって、
    a) ウェール方向が前記リセス側を向いているリセスの底部までのベース編地と、
    b) それぞれ前記ベース編地とウェールがつながっている、前記リセスの一側編地部と他側編地部と、
    c) 前記一側編地部のリセス側端部の増目の列から始まり、コース方向に沿って複数目の編目を備えると共に、ウェール方向が前記リセスの底部に平行で、かつリセス底部に位置するベース編地の終端部の編目を複数目分伏目している第1伏目部を備え、
    d) 前記他側編地部と前記第1伏目部が重ね目により接合されているか、
    あるいは
    d') 前記他側編地部のリセス側端部の増目の列から始まり、ウェール方向が前記リセスの底部に平行で、かつリセスの底部でベース編地の編目を伏目している第2伏目部をさらに備え、かつ第2伏目部と第1伏目部が重ね目により接合されている、リセスのある編地。
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