JP2015105183A - 媒体処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】排出トレイ上に媒体を送り出す途中で搬送方向を切り換えて搬送路に戻す際に、スタックされた排出済み媒体と逆送りされる媒体とを離間させて搬送路に連れ込まないようにする媒体処理装置を提供する。
【解決手段】プリンターの排紙トレイ7の底部には、用紙隔離部74が形成されている。水平搬送路13の出口には、揺動式の用紙経路切換部材33が配置されている。用紙経路切換部材33が用紙経路切換位置33Aに移動すると、水平搬送路13から排出される用紙Pの経路が用紙隔離空間75に向かう隔離経路76に切り換えられる。用紙経路切換部材33が退避位置33Bに移動すると、用紙Pは排紙トレイ7に排出される。制御部は、両面印刷を行うときは、一方の面への印刷を行うとき、用紙Pの排出経路を隔離経路76に切り換え、他方の面への印刷を行うとき、用紙Pの排出経路を通常経路77に切り換える。
【選択図】図4
【解決手段】プリンターの排紙トレイ7の底部には、用紙隔離部74が形成されている。水平搬送路13の出口には、揺動式の用紙経路切換部材33が配置されている。用紙経路切換部材33が用紙経路切換位置33Aに移動すると、水平搬送路13から排出される用紙Pの経路が用紙隔離空間75に向かう隔離経路76に切り換えられる。用紙経路切換部材33が退避位置33Bに移動すると、用紙Pは排紙トレイ7に排出される。制御部は、両面印刷を行うときは、一方の面への印刷を行うとき、用紙Pの排出経路を隔離経路76に切り換え、他方の面への印刷を行うとき、用紙Pの排出経路を通常経路77に切り換える。
【選択図】図4
Description
本発明は、記録紙等のシート状の媒体を搬送路に沿って搬送して印刷や情報の読み取りなどの媒体処理を行い、搬送路の下流端に設けた排出トレイに処理済みの媒体をスタックする媒体処理装置に関する。
この種の媒体処理装置において、シート状の媒体を搬送する搬送路に媒体の表裏を反転させるループ状の反転用搬送路を接続して、反転用搬送路に沿って媒体を搬送することで、媒体の表裏両面に印刷などの処理を行うものがある。媒体の両面に印刷などの処理を行うときには、一旦、印刷ヘッドなどの媒体処理部を通過するまで媒体を搬送し、このとき、搬送路の下流端の排出口から媒体の一部が排出された状態になる。しかる後に、媒体の搬送方向を切り換えて逆送りすることで、媒体を搬送路内に引き戻し、反転用搬送路に送り込んで表裏を反転させ、第2の面に対して印刷などの処理を行った後、排出口から排出する。排出された媒体は、排出トレイの上に積層される。特許文献1には、この種の媒体処理装置(画像形成装置)が開示されている。
特許文献1の画像形成装置には、印刷後の記録用紙(媒体)が排出される排紙トレイ(排出トレイ)が設けられている。排紙ローラーの下流側で、且つ、排紙トレイの上方には、揺動可能なガイド板が設けられている。ガイド板は、排出ローラーから排紙トレイの上方に排出される記録用紙を支持する横向きの位置と、記録用紙を支持しない下向きの位置に移動する。印刷が完了した記録用紙を排紙トレイに排出するときには、ガイド板が下向きになるが、記録用紙の片面に印刷した後、逆送りして記録用紙を反転させるときには、ガイド板を横向きにする。これにより、排紙トレイの上で記録用紙が下向きに垂れ下がるのが防止され、その結果、記録用紙の後端が排紙ローラーの上流側で斜めに持ち上がるのが防止される。従って、逆送り時に紙経路部材に記録用紙が引っ掛かって紙ジャム状態になるのを防止できる。
両面印刷を行うプリンターでは、特許文献1のように、片面の印刷が終了したときには排出トレイ上に媒体の一部が送り出されており、搬送方向を切り換えて搬送路に戻す動作を行う。このとき、排出トレイ上に排出済みの媒体がスタックされていると、排出トレイ上に送り出された媒体の先端部分が排出済みの媒体の上に重なり、静電気等によって排出済みの媒体を吸着してしまう。従って、このまま媒体を逆送りすると、排出済みの媒体が逆送りされる媒体に引き連れられて重なった状態で搬送路に引き込まれてしまう。このため、紙ジャム等の不具合が発生するおそれがある。
特許文献1の媒体処理装置(画像形成装置)には、排紙ローラーから排紙トレイ上に出た直後の位置で記録用紙の姿勢を水平に保つガイド部材が設けられている。しかしながら、排紙トレイ上の記録用紙が両面印刷中の記録用紙(逆送りされる記録用紙)に吸着されて搬送路に連れ込まれるという課題は特許文献1では認識されておらず、ガイド部材はこのような課題を解決するものではない。
すなわち、特許文献1では、記録用紙が順方向(排紙トレイに向かう方向)に搬送されるときには、図1、図2に図示されるように、ガイド部材は排紙トレイの内部で下向きになっているが、このような退避位置では、スタックされた排出済みの記録用紙と、逆送りされる記録用紙とを分離できないおそれがある。例えば、排出された記録用紙の後端がガイド部材によってすくい上げられ、静電気によって片面印刷後の記録用紙に吸着されて一緒に持ち上がってしまうおそれがある。よって、排出済みの記録用紙を逆送りされる記録用紙から分離できず、一緒に排紙ローラー間に連れ込んでしまうおそれがある。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、搬送路の下流端に媒体をスタックする排出トレイが設けられた媒体処理装置において、排出トレイ上に媒体を送り出す途中で搬送方向を切り換えて搬送路に戻す際に、スタックされた排出済み媒体と逆送りされる媒体とを離間させて搬送路に連れ込まないようにすることにある。
上記の課題を解決するために、本発明の媒体処理装置は、シート状の媒体に所定の処理を行う媒体処理部と、当該媒体処理部による媒体処理位置を経由する媒体搬送路と、当該媒体搬送路から排出される前記媒体を受ける排出トレイと、当該排出トレイ上の媒体堆積空間から隔離された媒体隔離空間を備える媒体隔離部と、前記媒体処理部から前記排出トレイに向かう第1方向、および、当該第1方向と逆向きの第2方向に前記媒体を搬送する媒体搬送機構と、前記媒体搬送路から排出される前記媒体の経路を、前記排出トレイに向かう通常経路から前記媒体隔離空間へ向かう隔離経路に切り換える経路切換位置、および、前記経路切換位置から退避した退避位置に移動する用紙経路切換部材とを有することを特徴とする。
本発明は、このように、媒体搬送路から排出される媒体の経路を、排出トレイ上の媒体堆積空間に向かう通常経路と、上の媒体堆積空間から隔離された媒体隔離空間に向かう隔離経路の間で切り換えることができる。従って、媒体の一部を一旦排出し、しかる後に搬送方向を切り換えて媒体搬送路内に戻す動作を行う場合に、一時的に排出する媒体を媒体隔離空間に送り込み、排出トレイにスタックされている排出済みの媒体から分離することができる。従って、一時的に排出される媒体に排出済みの媒体が静電気等によって吸着されて、重なった状態で媒体搬送路に引き込まれることを回避できる。よって、排出済みの媒体が媒体搬送路に連れ込まれて紙ジャムなどの不都合を発生させることを防止できる。
本発明において、前記媒体隔離部は、前記排出トレイに対して上下方向に重なる位置に配置され、前記隔離経路は、前記媒体搬送路の出口と前記排出トレイとの間において、前記通常経路から上側あるいは下側に分岐していることが望ましい。例えば、前記媒体隔離部を、前記排出トレイの下側に配置した場合には、前記隔離経路は、前記媒体搬送路の前記出口と前記排出トレイとの間で前記通常経路から下側に分岐している。このようにすると、媒体隔離部を容易に設置でき、隔離経路の設定も容易である。また、用紙経路切換部材の設置および経路切換動作が容易である。
この場合に、前記用紙経路切換部材は、前記媒体搬送路の前記出口の上側に配置された揺動軸を中心として上下に揺動することが望ましい。このようにすると、シンプルな構造で、用紙経路切換部材の経路切換動作を行うことができる。
また、本発明において、前記媒体処理部は印刷ヘッドであり、前記第2方向に搬送される前記媒体の表裏を反転させて前記媒体処理位置に戻す反転用搬送路を有し、前記媒体を前記第1方向に搬送して一方の面に印刷した後、前記第2方向に搬送して前記反転用搬送路に送り込んで表裏を反転し、しかる後に他方の面に印刷する両面印刷を行うときには、前記用紙経路切換部材は、前記一方の面への印刷を行うとき、前記経路切換位置に位置しており、前記他方の面への印刷を行うとき、前記退避位置に位置していることが望ましい。このようにすると、両面印刷の片面への印刷を行った後、反転させるために媒体搬送路へ媒体を引き戻すときに、印刷済みの媒体が媒体搬送路に連れ込まれて紙ジャムなどの不都合を発生させることを防止できる。
本発明によれば、媒体の一部を一旦排出し、しかる後に搬送方向を切り換えて媒体搬送路内に戻す動作を行う場合に、一時的に排出する媒体を媒体隔離空間に送り込み、排出トレイにスタックされている排出済みの媒体から分離することができる。従って、一時的に排出される媒体に排出済みの媒体が静電気等によって吸着されて、重なった状態で媒体搬送路に引き込まれることを回避できる。よって、排出済みの媒体が媒体搬送路に連れ込まれて紙ジャムなどの不都合を発生させることを防止できる。
以下に、図面を参照して、本発明を適用した媒体処理装置の実施の形態を説明する。以下の実施の形態は、本発明を両面印刷用のプリンターに適用したものであるが、本発明は、スキャナー、ファクシミリ等のプリンター以外の媒体処理装置に対しても同様に適用可能である。
(全体構成)
図1は本発明の実施の形態に係るインクジェットプリンター(以下、単に「プリンター」という。)を前方から見た場合の外観斜視図である。プリンター1(媒体処理装置)は、全体としてプリンター幅方向Xに長い直方体形状のプリンター本体部2を有している。プリンター本体部2の背面の中央部分には凹部4が形成されており、ここに反転ユニット3が装着されている。反転ユニット3は、そのプリンター上下方向Zの下端部分を中心として、プリンター前後方向Yの後方Y2に開けることが可能である。
図1は本発明の実施の形態に係るインクジェットプリンター(以下、単に「プリンター」という。)を前方から見た場合の外観斜視図である。プリンター1(媒体処理装置)は、全体としてプリンター幅方向Xに長い直方体形状のプリンター本体部2を有している。プリンター本体部2の背面の中央部分には凹部4が形成されており、ここに反転ユニット3が装着されている。反転ユニット3は、そのプリンター上下方向Zの下端部分を中心として、プリンター前後方向Yの後方Y2に開けることが可能である。
プリンター本体部2の前面には、給紙カセット装着部5が設けられている。給紙カセット装着部5は、プリンター本体部2の前面におけるプリンター上下方向Zの下側部分において、プリンター前後方向Yの前方Y1に開口している。給紙カセット装着部5には、前方から給紙カセット6(供給部)が着脱可能に装着されている。給紙カセット装着部5の上側には排紙トレイ7が取り付けられている。排紙トレイ7はプリンター前方Y1に略水平に突出している。排紙トレイ7の上側には矩形の排紙口8が形成されている。
排紙口8の上側のプリンター前面部分は操作面9となっている。操作面9には、電源スイッチ9aおよび複数の状態表示ランプ9b等が配列されている。排紙トレイ7および排紙口8の両側のプリンター前面部分には、矩形の開閉蓋10a、10bが取り付けられている。これらの開閉蓋10a、10bを開けると、インクカートリッジ装着部(図示せず)が開口し、インクカートリッジ(図示せず)の交換等を行うことができる。
(内部構成)
図2はプリンターの内部構成を示す概略縦断面図である。プリンター本体部2の内部には、給紙カセット6から排紙トレイ7上まで用紙P(媒体)を搬送する本体側搬送路11が形成されている。本体側搬送路11は、給紙カセット装着部5におけるプリンター前後方向Yの後端部分からプリンター後方Y2に向けて斜め上方に延びてプリンター前方Y1に湾曲する用紙供給路12と、用紙供給路12の湾曲部の前端からプリンター前方Y1に略水平に延びて排紙トレイ7上に至る水平搬送路13(媒体搬送路)を備えている。
図2はプリンターの内部構成を示す概略縦断面図である。プリンター本体部2の内部には、給紙カセット6から排紙トレイ7上まで用紙P(媒体)を搬送する本体側搬送路11が形成されている。本体側搬送路11は、給紙カセット装着部5におけるプリンター前後方向Yの後端部分からプリンター後方Y2に向けて斜め上方に延びてプリンター前方Y1に湾曲する用紙供給路12と、用紙供給路12の湾曲部の前端からプリンター前方Y1に略水平に延びて排紙トレイ7上に至る水平搬送路13(媒体搬送路)を備えている。
用紙供給路12は、給紙カセット6に積層状態で収納されている所定寸法の用紙Pを水平搬送路13に供給する搬送路である。給紙カセット6の後端部分の上方には、給紙モーター54(図5参照)によって駆動される給紙ローラー15が配置されている。給紙ローラー15は、外周面の一部分をその回転軸線15aと平行な平面によって切り欠いた形状をしている。給紙カセット6に収納されている用紙Pは、給紙ローラー15が1回転駆動される毎に用紙供給路12に送り出される。
用紙供給路12には、リタードローラー16、中間ローラー17、従動ローラー18が配置されている。リタードローラー16は、給紙ローラー15によって複数枚の用紙Pが重なった状態で送り出されたときに、用紙Pを1枚ずつ分離して搬送する用紙分離機構を構成している。1枚ずつ分離された用紙Pは、中間ローラー17と従動ローラー18によるニップ位置を経由して、水平搬送路13に送り込まれる。
水平搬送路13には、その用紙搬送方向の上流側(すなわち、プリンター後方Y2側)から順に、用紙検知レバー20、紙送りローラー対21、印刷ヘッド22(媒体処理部)、第1排紙ローラー対23および第2排紙ローラー対24が配置されている。印刷ヘッド22はインクジェットヘッドであり、そのノズル面に対して一定のギャップで対向する位置にプラテン25が配置されている。プラテン25は、水平搬送路13の下側において用紙検知レバー20から第2排紙ローラーまでの範囲に配置されたプラテンユニット30の上部に搭載されている。用紙供給路12から水平搬送路13に送り込まれた用紙は、中間ローラー17の搬送力によって、用紙検知レバー20を押し上げながら紙送りローラー対21に送り込まれる。紙送りローラー対21による紙送り位置Bに送り込まれた用紙Pは、印刷ヘッド22による印刷位置A(媒体処理位置)を経由して、第1排紙ローラー対23に向けて搬送される。第1排紙ローラー対23に送り込まれた用紙Pは、第1排紙ローラー対23および第2排紙ローラー対24を経由して、排紙トレイ7の上に排出される。
紙送りローラー対21は、紙送りローラー21aおよび従動ローラー21bから構成されている。紙送りローラー21aの表面には、無機粒子が分散された摩擦層が形成されている。また、第1排紙ローラー対23は第1排紙ローラー23aと従動ローラー23bから構成され、第2排紙ローラー対24は第2排紙ローラー24aと従動ローラー24bから構成されている。中間ローラー17、紙送りローラー21a、第1排紙ローラー23aおよび第2排紙ローラー24aには、後述する駆動力伝達機構41(図3参照)を介して搬送モーター42(図3参照)の駆動力が伝達される。搬送モーター42の回転方向は、後述する制御部51(図6参照)によって正逆方向に切り換えられる。搬送モーター42が正方向に回転するとき、用紙Pは、用紙供給路12および水平搬送路13に沿って、給紙カセット6から排紙口8に向かう第1方向FFに搬送される。一方、搬送モーター42が逆方向に回転するとき、用紙Pは、第1方向FFと逆向きの第2方向BFに搬送される。
一方、反転ユニット3の内部には、プリンター上下方向Zにループを描く反転用搬送路14が形成されている。用紙供給路12の下流側の部分は、反転用搬送路14との共通経路19となっている。共通経路19は、中間ローラー17の外周面に沿って延びる湾曲経路である。水平搬送路13の用紙Pの後端が用紙供給路12から水平搬送路13に送り込まれた後に、この用紙Pを上流側(プリンター後方Y2側)に戻る第2方向BFに逆送りすることで、反転用搬送路14に用紙Pが送り込まれる。
反転用搬送路14には、第1反転用搬送ローラー対31および第2反転用搬送ローラー対32が配置されている。反転ユニット3は、第1反転用搬送ローラー対31の駆動ローラーおよび第2反転用搬送ローラー対32の駆動ローラーを駆動する反転用搬送モーター39(図5参照)を備えている。反転用搬送路14に送り込まれた用紙Pは、第1反転用搬送ローラー対31および第2反転用搬送ローラー対32を経由して、共通経路19に送り込まれる。そして、中間ローラー17と従動ローラー18によるニップ位置を通過して、再び水平搬送路13に送り込まれる。ループ状の反転用搬送路14を経由することで、用紙Pは、表裏が反転した状態で水平搬送路13に戻される。プリンター1は、反転用搬送路14を経由させることで、用紙Pの表裏を反転させて両面印刷を行う。
(駆動力伝達機構)
図3はプリンター本体部2の用紙搬送機構の主要部をプリンター後方側から見た斜視図である。用紙搬送機構40(媒体搬送機構)は、本体側搬送路11において用紙Pを搬送する機構であり、上述したリタードローラー16と、中間ローラー17と、従動ローラー18(図3では図示を省略)と、紙送りローラー対21と、第1排紙ローラー対23および第2排紙ローラー対24等を備えている。また、用紙搬送機構40は駆動源である搬送モーター42および駆動力伝達機構41を備えており、駆動力伝達機構41は、ベルトプーリー機構43、第1歯車機構44、およびクラッチ機構45等を備えている。
図3はプリンター本体部2の用紙搬送機構の主要部をプリンター後方側から見た斜視図である。用紙搬送機構40(媒体搬送機構)は、本体側搬送路11において用紙Pを搬送する機構であり、上述したリタードローラー16と、中間ローラー17と、従動ローラー18(図3では図示を省略)と、紙送りローラー対21と、第1排紙ローラー対23および第2排紙ローラー対24等を備えている。また、用紙搬送機構40は駆動源である搬送モーター42および駆動力伝達機構41を備えており、駆動力伝達機構41は、ベルトプーリー機構43、第1歯車機構44、およびクラッチ機構45等を備えている。
ベルトプーリー機構43は、搬送モーター42の駆動力を紙送りローラー21aおよび第1排紙ローラー23aに伝達する。ベルトプーリー機構43は、搬送モーター42の出力軸に取り付けられた第1プーリー43a、紙送りローラー21aの駆動軸に同軸に固定された第2プーリー43b、第1排紙ローラー23aの駆動軸に同軸に固定された第3プーリー43c、および、これら3つのプーリーに架け渡されたタイミングベルト43dを備えている。ベルトプーリー機構43によって、紙送りローラー21aおよび第1排紙ローラー23aが同一方向に同一速度で回転する。
第1歯車機構44は、第1歯車44a、伝達歯車44b、第2歯車44cから構成された輪列である。第1歯車44aは第1排紙ローラー23aのローラー軸に固定され、第2歯車44cは第2排紙ローラー24aのローラー軸に固定されている。第1歯車機構44は、第1排紙ローラー23aに伝達された駆動力を第2排紙ローラー24aに伝達し、第1排紙ローラー23aと第2排紙ローラー24aを同一方向に同一速度で回転させる。
搬送モーター42が正方向に回転するとき、ベルトプーリー機構43によって紙送りローラー21aおよび第1排紙ローラー23aが正送り方向に回転し、第2排紙ローラー24aも正送り方向に回転して、紙送り位置Bの用紙Pを第1方向FFに搬送する。また、搬送モーター42が逆方向に回転するとき、紙送りローラー21aおよび第1排紙ローラー23aは逆送り方向に回転し、第2排紙ローラー24aも逆送り方向に回転して、紙送り位置Bの用紙Pを第1方向FFと逆向きの第2方向BFに搬送する。
クラッチ機構45は、搬送モーター42が正方向に回転しているときに搬送モーター42の駆動力を中間ローラー17に伝達し、搬送モーター42が逆方向に回転しているときに搬送モーター42の駆動力の中間ローラー17への伝達を遮断する。クラッチ機構45は、遊星歯車機構を用いて構成されている。用紙供給路12から水平搬送路13に用紙Pを送り込むときは、搬送モーター42を正方向に回転させる。このとき、クラッチ機構45が接続状態になるため、搬送モーター42の駆動力が中間ローラー17に伝達され、中間ローラー17は紙送りローラー21aと同一方向に回転する。従って、用紙供給路12において中間ローラー17によって用紙Pが搬送され、水平搬送路13に送り込まれる。一方、水平搬送路13の用紙Pが第2方向BFに逆送りされるときは、搬送モーター42が逆方向に回転する。このとき、クラッチ機構45は切断状態になる。従って、水平搬送路13に配置された紙送りローラー21aの搬送力によって用紙Pが逆送りされる。そして、逆送りされた用紙Pが用紙供給路12に戻ると、中間ローラー17は搬送される用紙Pに従動して回転する。
(用紙隔離部および用紙経路切換部材)
図4は、用紙隔離部および用紙経路切換部材の説明図であり、プリンター1の前方Y1側の部分を示す部分縦断面図である。水平搬送路13の下流端には第2排紙ローラー対24が設けられ、第2排紙ローラー対24に対してプリンター前方Y1側に排紙トレイ7の後端が位置している。排紙トレイ7は、プリンター前後方向Yに一定幅で延びる用紙受け板71を備えている。用紙受け板71は、プリンター本体部2の内部において水平に延びている水平受け部71aと、水平受け部71aからプリンター前方Y1に向けて斜め上方に延びている傾斜受け部71bを備えている。用紙受け板71の上部空間は、排出済みの用紙P1が堆積する用紙堆積空間(媒体堆積空間)となっている。
図4は、用紙隔離部および用紙経路切換部材の説明図であり、プリンター1の前方Y1側の部分を示す部分縦断面図である。水平搬送路13の下流端には第2排紙ローラー対24が設けられ、第2排紙ローラー対24に対してプリンター前方Y1側に排紙トレイ7の後端が位置している。排紙トレイ7は、プリンター前後方向Yに一定幅で延びる用紙受け板71を備えている。用紙受け板71は、プリンター本体部2の内部において水平に延びている水平受け部71aと、水平受け部71aからプリンター前方Y1に向けて斜め上方に延びている傾斜受け部71bを備えている。用紙受け板71の上部空間は、排出済みの用紙P1が堆積する用紙堆積空間(媒体堆積空間)となっている。
図1に示すように、傾斜受け部71bのプリンター幅方向Xの両側の縁には側枠部72a、72bが形成され、傾斜受け部71bのプリンター前方Y1側の縁には前面枠部72cが形成されている。これら側枠部72a、72bおよび前面枠部72cによって、傾斜受け部71bが3方向から囲まれている。また、傾斜受け部71bのプリンター幅方向Xの中央には上方に突出する突出部73が形成されている。突出部73には、傾斜受け部71bよりも傾きが大きい傾斜面73aが形成されている。傾斜面73aは、傾斜受け部71bのプリンター前後方向Yの途中位置に接続されている。また、図2、図4に示すように、水平受け部71aのプリンター後方Y2側の端部には水平受け部71aから上方に突出する背面枠部72dが設けられている。背面枠部72dは、プラテンユニット30の底面よりも下側に位置しており、且つ、水平搬送路13の出口に配置された第2排紙ローラー対24よりもプリンター前方Y1側に位置している。
排紙トレイ7の底部には、排紙トレイ7と上下方向に重なるように、用紙隔離部74(媒体隔離部)が一体に形成されている。用紙隔離部74には、用紙受け板71の裏側(下側)においてプリンター前後方向Yに延びる用紙隔離空間75(媒体隔離空間)が設けられている。用紙隔離空間75のプリンター前方Y1側の部分は、上述した側枠部72a、72bおよび前面枠部72cの下端部分によって囲まれている。また、用紙隔離部74のプリンター後方Y2側の端部には、背面枠部72dのプリンター後方Y2側に用紙通過口74aが開口している。すなわち、用紙隔離部74の底部は、背面枠部72dよりもプリンター後方Y2側において上方に突出しており、用紙通過口74aのプリンター後方Y2側の開口縁を構成している。用紙通過口74aは、水平搬送路13の出口よりもプリンター前方Y1側に位置しており、排紙トレイ7のプリンター後方Y2側には、水平搬送路13の出口から用紙通過口74aに向かう用紙Pが通過可能な隙間が形成されている。従って、この隙間を通る隔離経路76を経由して、水平搬送路13の出口から用紙通過口74aへ用紙Pを送りこむことが可能となっている。
第2排紙ローラー対24は、水平搬送路13の出口に配置されている。本形態では、第2排紙ローラー対24を通過して排出される用紙Pの経路が、排紙トレイ7の下側の用紙隔離空間75に向かう隔離経路76と、排紙トレイ7の上部空間(用紙堆積空間)に向かう通常経路77の2つ設けられている。第2排紙ローラー24aと従動ローラー24bのニップ部を通過した用紙Pは、水平受け部71aの後端の上方に向かう通常経路77を経由してプリンター前方Y1側に送り出されるとき、排紙トレイ7の上に排出される。通常経路77を経由して排出された排出済みの用紙P1(図4参照)は、用紙受け板71の上、あるいは、この上に積層されている排出済みの用紙P1の一番上に落下する。従って、排紙トレイ7の上には、排出済みの用紙P1が順次積層されて蓄積されてゆく。
水平搬送路13の出口の上側には、用紙経路切換部材33が配置されている。用紙経路切換部材33は、用紙経路切換位置33A(図2、図4において実線で示す位置)と、用紙経路切換位置33Aから斜め上方に退避した退避位置33B(図4において破線で示す位置)に移動可能である。上述した隔離経路76は、水平搬送路13の出口と排紙トレイ7の後端との間において、通常経路77から下側に分岐した経路である。用紙経路切換部材33は、用紙経路切換位置33Aに位置しているとき、第2排紙ローラー対24を通過した用紙Pを排紙トレイ7の後端よりプリンター後方Y2側において下側(すなわち、隔離経路76側)に案内しており、水平搬送路13から排出される用紙Pの経路を、排紙トレイ7の上へ向かう通常経路77から、用紙隔離空間75へ向かう隔離経路76に切り換える。また、退避位置33Bは、通常経路77を経由して排紙トレイ7の上に向かう用紙Pに干渉しない位置である。
用紙経路切換部材33の一端は、プリンター幅方向Xに延びる揺動軸34に取り付けられている。揺動軸34は、プラテンユニット30のユニットフレームによって回転可能な状態で支持されている。揺動軸34は、プリンター1の装置フレームによって回転可能な状態で支持されている。用紙経路切換部材33は、揺動軸34を回転させることで、揺動軸34から下向きに延びる用紙経路切換位置33Aと、排紙トレイ7の後端の上方に向けて延びる退避位置33Bに移動可能となっている。用紙経路切換部材33には、その表面の一部あるいは全体に除電布などの除電部材を取り付けていてもよい。除電布とは、導電性短繊維を含む繊維素材をシート状に形成したもの、より詳しくは、極細の繊維をシート状に形成した不織布に導電性ポリマーを含浸させたものである。なお、除電布は、不織布とは異なる形態、例えば、織り地や編み地に導電性短繊維を織り込んだ形態であってもよい。除電布は、非接触状態の物体が帯びた電荷をコロナ放電によって除去する非接触除電機能を備えているため、用紙Pあるいは用紙経路切換部材33の近傍の部材が帯びている静電気を除去できる。
揺動軸34を回転させる機構は、公知の各種の機構を用いることができる。例えば、独立した用紙経路切換モーター35(図5参照)を用いて、揺動軸34を回転させる機構を構成する。なお、用紙経路切換モーター35の代わりに、ソレノイドなどの他の駆動源を用いて揺動軸34を回転させても良い。
(制御系)
図5はプリンター1の制御系を示すブロック図である。プリンター1の制御系はCPUを備える制御部51を中心に構成されている。制御部51の入力側には、コンピューターなどの外部の機器とプリンター1を通信可能に接続する通信部52と、用紙検出器53が接続されている。用紙検出器53は、水平搬送路13を第1方向FFおよび第2方向BFに搬送される用紙Pによって用紙検知レバー20(図2参照)が押し上げられることに基づき、用紙Pの前端あるいは後端が用紙検出位置C(図2参照)を通過したことを検出するものである。制御部51の出力側には、印刷ヘッド22、給紙モーター54、搬送モーター42、反転用搬送モーター39、用紙経路切換モーター35等が接続されている。通信部52は外部の機器から供給された印刷データを制御部51に入力し、制御部51は印刷データに基づいて印刷を行う。
図5はプリンター1の制御系を示すブロック図である。プリンター1の制御系はCPUを備える制御部51を中心に構成されている。制御部51の入力側には、コンピューターなどの外部の機器とプリンター1を通信可能に接続する通信部52と、用紙検出器53が接続されている。用紙検出器53は、水平搬送路13を第1方向FFおよび第2方向BFに搬送される用紙Pによって用紙検知レバー20(図2参照)が押し上げられることに基づき、用紙Pの前端あるいは後端が用紙検出位置C(図2参照)を通過したことを検出するものである。制御部51の出力側には、印刷ヘッド22、給紙モーター54、搬送モーター42、反転用搬送モーター39、用紙経路切換モーター35等が接続されている。通信部52は外部の機器から供給された印刷データを制御部51に入力し、制御部51は印刷データに基づいて印刷を行う。
制御部51は、印刷データに基づいて用紙Pへの印刷を行う場合には、給紙カセット6の用紙Pを本体側搬送路11(用紙供給路12、水平搬送路13)に沿って第1方向FFに搬送し、印刷ヘッド22による印刷位置Aに用紙Pの先頭部分を位置決めする頭出し動作を行う。頭出し動作が完了すると、印刷ヘッド22をプリンター幅方向Xに移動させながら駆動して用紙Pにインクを吐出する印刷動作と、印刷データによって指定された印刷解像度に対応する搬送量だけ用紙Pを第1方向FFに搬送する搬送動作を交互に繰り返す。用紙Pへの印刷が終了すると、更に用紙Pを第1方向FFに搬送して、排紙トレイ7上に排出する。あるいは、用紙Pに両面印刷を行うときには、用紙Pを第2方向BFに搬送して反転用搬送路14に送り込んで表裏を反転させ、再び水平搬送路13に送り込んで裏面への印刷を行い、更に用紙Pを第1方向FFに搬送して、排紙トレイ7上に排出する。
また、制御部51は、用紙Pの搬送動作に連動して用紙経路切換モーター35を駆動し、用紙Pの排出経路を通常経路77と隔離経路76に切り換える。例えば、用紙Pを第1方向FFに搬送して一方の面に印刷した後、第2方向BFに搬送して反転用搬送路14に送り込んで表裏を反転し、しかる後に他方の面に印刷する両面印刷を行うときには、一方の面への印刷を行っている間、用紙Pの排出経路を隔離経路76に切り換えておく(すなわち、用紙経路切換部材33を用紙経路切換位置33Aに位置させておく)。そして、用紙Pの反転後、再び用紙Pを第1方向FFに搬送して他方の面への印刷を行っている間、用紙Pの排出経路を通常経路77に切り換えておく(すなわち、用紙経路切換部材33を退避位置33Bに位置させておく)。
例えば、用紙Pの前端が用紙検出位置Cを通過したら、用紙経路切換部材33を用紙経路切換位置33Aに移動させる。これにより、用紙Pの排出経路が隔離経路76に切り換えられた状態で、一方の面への印刷が行われる。一方の面への印刷が終了した用紙Pは、水平搬送路13から排出された後、用紙通過口74aを経由して用紙隔離空間75に送り込まれる。制御部51は、一方の面への印刷が終了して用紙Pの搬送方向が第2方向BFに切り換えられるまでは、用紙経路切換部材33を用紙経路切換位置33Aに保持しておく。そして、用紙Pの搬送方向が第2方向BFに切り換えられたとき、用紙経路切換部材33を退避位置33Bに移動させる。あるいは、他方の面への印刷が開始される前の所定のタイミング(例えば、反転された用紙Pが再び用紙検出位置Cを通過した時点)で、用紙経路切換部材33を退避位置33Bに移動させても良い。これにより、用紙Pの排出経路が通常経路77に切り換えられた状態で、他方の面への印刷が行われる。そして、両面の印刷が終了した用紙Pは、通常経路77を経由して排紙トレイ7の上に排出される。
制御部51は、用紙Pの経路を通常経路77と隔離経路76に切り換える動作を、両面印刷時のみ行い、片面印刷のときには、用紙経路切換部材33を退避位置33Bに保持しておく。
(本形態の主な作用効果)
以上のように、実施形態1のプリンター1は、水平搬送路13から排出される用紙Pの経路を、排出トレイ7に向かう通常経路77と、排出トレイ7から隔離された用紙隔離空間75に向かう隔離経路76の間で切り換えることができる。従って、用紙Pの一部を一旦排出し、しかる後に搬送方向を切り換えて水平搬送路13内に戻す動作を行う場合に、一時的に排出する用紙Pを用紙隔離空間75に送り込み、排出トレイ7にスタックされている排出済みの用紙P1から分離することができる。従って、一時的に排出される用紙Pに排出済みの用紙P1が静電気等によって吸着されて、重なった状態で水平搬送路13に引き込まれることを回避できる。よって、排出済みの用紙P1が水平搬送路13に連れ込まれて紙ジャムなどの不都合を発生させることを防止できる。
以上のように、実施形態1のプリンター1は、水平搬送路13から排出される用紙Pの経路を、排出トレイ7に向かう通常経路77と、排出トレイ7から隔離された用紙隔離空間75に向かう隔離経路76の間で切り換えることができる。従って、用紙Pの一部を一旦排出し、しかる後に搬送方向を切り換えて水平搬送路13内に戻す動作を行う場合に、一時的に排出する用紙Pを用紙隔離空間75に送り込み、排出トレイ7にスタックされている排出済みの用紙P1から分離することができる。従って、一時的に排出される用紙Pに排出済みの用紙P1が静電気等によって吸着されて、重なった状態で水平搬送路13に引き込まれることを回避できる。よって、排出済みの用紙P1が水平搬送路13に連れ込まれて紙ジャムなどの不都合を発生させることを防止できる。
なお、上記形態では、揺動式の用紙経路切換部材33を用いているが、ソレノイド等の駆動源を用いて、用紙経路切換部材33を上下方向に移動させるように構成してもよい。
また、上記形態は、排紙トレイ7の底部に用紙隔離部74を形成していたが、排紙トレイ7の上方に重なる位置に、排紙トレイ7とは分離した形態で用紙隔離部を設けても良い。この場合には、用紙経路切換部材33を水平搬送路13の出口よりも下側に配置し、これを上方に移動させることで、排紙トレイ7の上方に配置した用紙隔離部内の用紙隔離空間に用紙Pを送り込むように構成できる。
1…プリンター(媒体処理装置)、2…プリンター本体部、3…反転ユニット、4…凹部、5…給紙カセット装着部、6…給紙カセット、7…排紙トレイ(排出トレイ)、8…排紙口、9…操作面、9a…電源スイッチ、9b…状態表示ランプ、10a、10b…開閉蓋、11…本体側搬送路、12…用紙供給路、13…水平搬送路(媒体搬送路)、14…反転用搬送路、15…給紙ローラー、15a…回転軸線、16…リタードローラー、17…中間ローラー、18…従動ローラー、19…共通経路、20…用紙検知レバー、21…紙送りローラー対、21a…紙送りローラー、21b…従動ローラー、22…印刷ヘッド(媒体処理部)、23…第1排紙ローラー対、23a…第1排紙ローラー、23b…従動ローラー、24…第2排紙ローラー対、24a…第2排紙ローラー、24b…従動ローラー、25…プラテン、30…プラテンユニット、31…反転用搬送ローラー対、32…反転用搬送ローラー対、33…用紙経路切換部材(媒体経路切換部材)、33A…用紙経路切換位置(媒体経路切換位置)、33B…退避位置、34…揺動軸、35…用紙経路切換モーター、39…反転用搬送モーター、40…用紙搬送機構(媒体搬送機構)、41…駆動力伝達機構、42…搬送モーター、43…ベルトプーリー機構、43a…第1プーリー、43b…第2プーリー、43c…第3プーリー、43d…タイミングベルト、44…第1歯車機構、44a…第1歯車、44b…伝達歯車、44c…第1歯車、45…クラッチ機構、51…制御部、52…通信部、53…用紙検出器、54…給紙モーター、71…用紙受け板、71a…水平受け部、71b…傾斜受け部、72a、72b…側枠部、72c…前面枠部、72d…背面枠部、73…突出部、73a…傾斜面、74…用紙隔離部(媒体隔離部)、74a…用紙通過口、75…用紙隔離空間(媒体隔離空間)、76…隔離経路、77…通常経路、A…印刷位置、B…紙送り位置、C…用紙検出位置、BF…第2方向、FF…第1方向、P…用紙(媒体)、P1…排出済みの用紙(媒体)、X…プリンター幅方向、Y…プリンター前後方向、Y1…プリンター前方、Y2…プリンター後方、Z…プリンター上下方向
Claims (5)
- シート状の媒体に所定の処理を行う媒体処理部と、
当該媒体処理部による媒体処理位置を経由する媒体搬送路と、
当該媒体搬送路から排出される前記媒体を受ける排出トレイと、
当該排出トレイ上の媒体堆積空間から隔離された媒体隔離空間を備える媒体隔離部と、
前記媒体処理部から前記排出トレイに向かう第1方向、および、当該第1方向と逆向きの第2方向に前記媒体を搬送する媒体搬送機構と、
前記媒体搬送路から排出される前記媒体の経路を、前記排出トレイに向かう通常経路から前記媒体隔離空間へ向かう隔離経路に切り換える経路切換位置、および、前記経路切換位置から退避した退避位置に移動する用紙経路切換部材とを有することを特徴とする媒体処理装置。 - 前記媒体隔離部は、前記排出トレイに対して上下方向に重なる位置に配置され、
前記隔離経路は、前記媒体搬送路の出口と前記排出トレイとの間において、前記通常経路から上側あるいは下側に分岐していることを特徴とする請求項1に記載の媒体処理装置。 - 前記媒体隔離部は、前記排出トレイの下側に配置され、
前記隔離経路は、前記媒体搬送路の前記出口と前記排出トレイとの間で前記通常経路から下側に分岐していることを特徴とする請求項2に記載の媒体処理装置。 - 前記用紙経路切換部材は、前記媒体搬送路の前記出口の上側に配置された揺動軸を中心として上下に揺動することを特徴とする請求項3に記載の媒体処理装置。
- 前記媒体処理部は印刷ヘッドであり、
前記第2方向に搬送される前記媒体の表裏を反転させて前記媒体処理位置に戻す反転用搬送路を有し、
前記媒体を前記第1方向に搬送して一方の面に印刷した後、前記第2方向に搬送して前記反転用搬送路に送り込んで表裏を反転し、しかる後に他方の面に印刷する両面印刷を行うときには、
前記用紙経路切換部材は、前記一方の面への印刷を行うとき、前記経路切換位置に位置しており、前記他方の面への印刷を行うとき、前記退避位置に位置していることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかの項に記載の媒体処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013248937A JP2015105183A (ja) | 2013-12-02 | 2013-12-02 | 媒体処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015105183A true JP2015105183A (ja) | 2015-06-08 |
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JP2013248937A Pending JP2015105183A (ja) | 2013-12-02 | 2013-12-02 | 媒体処理装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2015105183A (ja) |
-
2013
- 2013-12-02 JP JP2013248937A patent/JP2015105183A/ja active Pending
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