JP2015103790A - リードフレーム構造及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】リフローにより発生する反りを防止することを可能としたリードフレーム構造及びその製造方法を提供する。【解決手段】リードフレーム構造は、搭載部品7,8がリフローにより実装されるインナーリード2b〜5bと、外部電極が電気的に接続されるアウターリード2a〜5aと、インナーリード2b〜5bの形状を保持する補強樹脂10とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、リードフレーム構造及びその製造方法に関する。
ICチップ等を搭載した電子部品の一例としては、プリント基板を用いることなく、リードフレームにチップ型電子部品を搭載し、そのチップ型電子部品をリードフレームと電気的に接続した電子部品がある(例えば、特許文献1参照。)。
上記特許文献1記載の従来の電子部品は、リードフレームに搭載したICチップをモールド封止部により封止した形態でリフロー炉に通すことにより、リードフレームとチップ型電子部品とをはんだ付け接続する構成となっている。リードフレームには、はんだ流出を防ぐためのはんだ流れ防止部が形成されている。
特開平7−245377号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の従来の電子部品では、はんだ流れ防止部によりリードフレームの長さ方向の形状が非対称になることから、リードフレームには内部応力の違いがある。そのため、リフロー炉でリードフレームが加熱されると、線膨張係数の違いによる熱応力によりリードフレームには反りが発生しやすくなる。
一方、リードフレームをリフロー炉から取り出すことで温度が常温に戻っても、リフローにより発生した反りが残ったままの状態となり、リードフレームを介してICチップやチップ型電子部品にクラックや剥離などを生じやすいという問題点があった。
従って、本発明の目的は、リフローにより発生する反りを防止することを可能としたリードフレーム構造及びその製造方法を提供することにある。
[1]本発明は、搭載部品がリフローにより実装されるインナーリードと、外部電極が電気的に接続されるアウターリードと、前記インナーリードの形状を保持する補強樹脂と、を有してなることを特徴とするリードフレーム構造にある。
[2]上記[1]記載の前記補強樹脂は、前記インナーリードと前記搭載部品とをリフローにより接続するための開口を有してなることを特徴とする。
[3]上記[1]又は[2]記載の前記補強樹脂は、トランスファモールドにより形成されてなることを特徴とする。
[4]本発明は更に、搭載部品がリフローにより実装されるインナーリード、及び外部電極に電気的に接続されるアウターリードを形成する工程と、前記インナーリードに前記搭載部品をリフローにより接続する前に、トランスファモールドにより前記インナーリードの形状を保持する工程と、を含むことを特徴とするリードフレーム構造の製造方法を提供する。
本発明によると、リードフレームの反りを防止することができる構造が効果的に得られるとともに、そのリードフレーム構造を効率的に製造することが可能となる。
本発明の第1の実施の形態に係る典型的なリードフレーム構造を備えた電子部品を模式的に示す斜視図である。 図1のII−II線矢視の要部断面拡大図である。 図1のリードフレーム構造の使用例を説明するための要部断面図である。 図1のリードフレーム構造を製造する製造方法の一例を説明するための(a)〜(d)図である。 第2の実施の形態に係るリードフレーム構造を備えた電子部品を模式的に示す斜視図である。 図5のVI−VI線矢視の要部断面拡大図である。 図5のリードフレーム構造を製造する製造方法の一例を説明するための(a)〜(c)図である。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて具体的に説明する。なお、本発明の実施の形態に係る図においては、本発明の特徴を理解しやすくするため、リードフレーム構造を構成する部分における寸法の縦横比は、実際のものとは異なり、誇張して示している。
[第1の実施の形態]
(電子部品の全体構成)
図1において、全体を示す符号1は、この第1の実施の形態に係る典型的なリードフレーム構造を備えた電子部品である磁気センサを例示している。
この磁気センサ1は、図1に示すように、給電(電源)端子、接地端子及び出力端子として機能する第1〜第4の4本のリードフレーム2〜5を有している。このリードフレーム2〜5は、多数個取り可能な導電性基板素材を細長い板状に打ち抜くことで一括して形成された細長い板材からなり、同一面上に並列に配置されている。リードフレームの材質としては、例えばアルミニウム、銅や銅合金等の導電性を有する金属材料などが用いられる。
この4本のリードフレーム2〜5が集束した一端部の中心部には、図1に示すように、ボンディング接続によって磁気検出素子6が電気的に接続されている。この第1及び第2のリードフレーム2,3と第3及び第4のリードフレーム4,5とのそれぞれは、ツェナーダイオード7及びコンデンサ8からなるチップ型電子部品を介して電気的に接続されている。このツェナーダイオード7及びコンデンサ8は、リフローにより半田接続されている。
この磁気センサ1は、図1に示すように、例えば検出対象となる電流に基づいて発生する磁場を検出することで検出信号を出力する磁気検出素子6を備えている。この磁気検出素子6は、出力された検出信号に増幅等の処理を行う図示しない周辺回路部を一体的に集積化したセンサICからなり、モールド樹脂により矩形体形状に形成されている。
この磁気検出素子6は、例えば磁界の強さの変化を検出するホール素子又は磁石から発生する磁界に起因する磁気ベクトルの方向変化を検出するMR素子等の磁場に応じた検出信号を出力する素子である。モールド樹脂としては、例えば接着性、耐食性や耐熱性等に優れる熱硬化性のエポキシ系樹脂などが用いられる。
このツェナーダイオード7及びコンデンサ8は、静電気やノイズ等から磁気検出素子6を保護する保護回路として構成されている。このツェナーダイオード7は、例えば磁気検出素子6に印加される電圧を一定に保つ。一方のコンデンサ8は、例えばツェナーダイオード7から発生するノイズを除去する。
(リードフレームの構造)
ところで、この種の電子部品を製造する際には、リフローにより発生する熱に起因してリードフレーム2〜5には反りが発生することから、磁気センサ1に不具合が生じることが懸念される。従って、リードフレーム2〜5については反りを抑制するための工夫が必要となる。
この第1の実施の形態に係る磁気センサ1は、図1及び図2に示すように、リードフレーム2〜5の外形形状を保持する補強樹脂10を備えることで、リフロー時におけるリードフレーム2〜5の反りの発生を抑制したリードフレーム構造に主要な構成を有している。従って、上記のように構成された磁気センサ1の全体構成は、この第1の実施の形態に係る一構成例を示しており、その構成部品の形状や構造などは、図示例に限定されるものではない。
図示例によると、4本のリードフレーム2〜5の一端部を除く片側全面と磁気検出素子6の全面とが補強樹脂10により一括して封止されている。この補強樹脂10は、トランスファモールド成形により形成される。補強樹脂10の材質としては、例えば接着性、耐食性や耐熱性等に優れるエポキシ系樹脂等の熱硬化性樹脂が好適である。
この補強樹脂10は、図1及び図2に示すように、磁気検出素子6の全面を封止する補強部分10aの表面から所要の高さだけ下がった段差面10bをもつ枠体に形成されている。この段差面10bの下端に連続する補強部分10cには、周面が補強部分10cから露出しているアウターリード2a〜5aと、片面が露出しているインナーリード2b〜5bとが形成されている。この補強部分10cの枠体の内部は、インナーリード2b〜5bとツェナーダイオード7及びコンデンサ8とをリフローにより半田接続するための開口13として構成される。
なお、図示例にあっては、補強部分10cの一部が枠体からなる構成を例示したが、図示例に限定されるものではなく、例えば補強部分10cに枠体の壁部を形成することなく、補強部分10aの表面から所要の高さだけ下がった段差面10bをもつ階段形状に形成された補強樹脂10であっても構わない。
この補強樹脂10は、図3に示すように、内部を外力から保護する樹脂部材からなるハウジング11により覆うことでコネクタとして用いられる。このハウジング11から露出しているアウターリード2a〜5aは、磁気センサ1の検出結果を外部へ出力するリード端子として機能する。このリード端子は、図示しない相手方のコネクタに電気的に接続されることで、磁気センサ1の検出結果を制御装置などに伝達する。
この補強樹脂10の側面には、図3に示すように、凸部である係止爪10dが形成されている。相手方のハウジング11の側面には、着脱可能にスナップフィットにより結合される凹部である取付孔11aが形成されており、補強樹脂10とハウジング11とがワンタッチで取り付けられる構成となっている。これにより、補強樹脂10に対してハウジング11を容易に組み付けることができる。
なお、補強樹脂10の側面に係止爪10dが形成され、ハウジング11の側面に取付孔11aが形成されたスナップフィット結合構造を例示したが、図示例に限定されるものではないことは勿論である。このスナップフィット結合構造としては、凹部と凸部とを嵌め込み固定する凹凸結合であることが好適であり、例えば補強樹脂10の側面に取付孔を形成し、ハウジング11の側面に係止爪を形成することも可能である。
一方、アウターリード2a〜5aは、アウターリード2a〜5aの一部を曲げ加工して形成された接続用の端子としても構わない。リードフレーム2〜5を基板用の端子として構成することも可能である。
(リードフレーム構造の効果)
以上のように構成されたリードフレーム構造を採用することで、上記効果に加えて以下の効果が得られる。
(1)リフローによる実装が可能な簡単な構造を有する補強樹脂10でリードフレーム2〜5の外形及び配列を保持することができる。
(2)リフロー時のリードフレーム2〜5の変形を防止することができることから、クラック耐性などを向上させることができる。
(3)補強樹脂10でリードフレーム2〜5を防水する構成となっているので、外部からの被水を防止することが可能となる。
(4)リードフレーム2〜5をコネクタ用又は基板用の端子構造として構成することが可能であるため、構成部品点数の削減を図ることができる。
(5)リフローによる自動実装が可能なリードフレーム2〜5が得られる。
(リードフレーム構造の製造方法)
この第1の実施の形態は更に、リードフレーム2〜5の構造を製造する方法にもう一つの主要な構成を有している。上述の構成を備えたリードフレーム2〜5の構造は、この第1の実施の形態における製造方法により効率的に製造される。
リードフレーム2〜5の構造を製造する方法は、図4(a)〜(d)に示すように、リードフレーム2〜5を準備する工程と、リードフレーム2〜5に磁気検出素子6を実装する工程と、リードフレーム2〜5及び磁気検出素子6をトランスファモールドする工程と、リードフレーム2〜5とツェナーダイオード7及びコンデンサ8とをリフローにより半田接続する工程と、ツェナーダイオード7及びコンデンサ8をポッティングする工程とを含む一連の工程により効果的に達成される。
(リードフレーム準備工程)
このリードフレーム2〜5の構造としては、一回の製造プロセスで多数個取りすることが好適である。このリードフレーム準備工程で用いられる導電性基板は、矩形平板状の外枠に4本一組のリードフレームを多数個配列した多数個取り可能な多数個取りのフレームである。従って、多数個配列した4本一組のリードフレーム2〜5が同時に製造される。
この第1の実施の形態では、多数個配列した4本一組のリードフレームと、そのリードフレームに実装される搭載部品とは、同一の形状及び構造を有している。従って、以下の説明では、1つの構造及び部材のみを説明する。
(ボンディング工程)
このボンディング工程では、図4(a)に示すように、リードフレーム2の搭載面に接着剤を塗布し、その接着剤上に磁気検出素子6が搭載される。4本のリードフレーム2〜5と磁気検出素子6との間でワイヤボンディングを行うことで、ボンディングワイヤを形成する。この接着剤としては、例えばシリコン系ペースト等の絶縁性接着剤あるいは銀系ペースト等の導電性接着剤などが用いられる。
このリードフレーム2〜5にボンディング接続された磁気検出素子6は、次工程のトランスファモールド工程で補強樹脂10により封止される。
(トランスファモールド工程)
このトランスファモールド工程は、図4(b)に示すように、4本のリードフレーム2〜5と一体でトランスファモールド成形による片面封止を行う。リードフレーム2〜5を金型内に固定した後、段差面10bを有する枠体形状の補強樹脂10となるモールド樹脂がリードフレーム2〜5の一端部を除く片側全面と磁気検出素子6の全面とに一括して充填される。このリードフレーム2〜5には、トランスファモールドによる樹脂モールドが行われた後、次工程のリフロー工程において、鉛フリーなどの半田ペーストが塗布される。
(リフロー工程)
このリフロー工程では、図4(c)に示すように、補強樹脂10の開口13を介して4本のリードフレーム2〜5の接続部位に塗布した半田ペーストにツェナーダイオード7及びコンデンサ8を搭載する。このツェナーダイオード7及びコンデンサ8は、第1及び第2のリードフレーム2,3と第3及び第4のリードフレーム4,5とのそれぞれに仮固定される。
このリードフレーム2〜5をリフロー炉に入れて半田ペーストを溶融させることで、第1及び第2のリードフレーム2,3と第3及び第4のリードフレーム4,5とのそれぞれにツェナーダイオード7及びコンデンサ8の半田付けを一括して行い、リードフレーム2〜5がリフロー炉から取り出される。
(ポッティング工程)
このポッティング工程では、図4(d)に示すように、ツェナーダイオード7及びコンデンサ8がポッティングにより封止される。補強樹脂10の補強部分10cの枠体の内部は、ポッティングにより形成された封止部10eに覆われる。このポッティングに用いられる樹脂としては、例えば補強樹脂10と同様に、エポキシ系樹脂などの熱硬化性樹脂を用いることが好適である。
以上の一連の工程により製造されたリードフレーム構造は、カッティングデバイスを用いてリードフレームの導電性基板を複数の領域に分離するダイシングラインに沿って切断することで、複数の磁気センサ1が完成する。従って、多数個の独立した磁気センサ1を効率的に製造することが可能となる。
(リードフレーム構造の製造方法の効果)
以上のように構成されたリードフレーム構造の製造方法を採用することで、上記効果に加えて以下の効果が得られる。
(1)リフローによる実装が可能な簡単な構造を有する補強樹脂10が効果的に得られる。
(2)リフローによる半田接続におけるリードフレーム2〜5の反りを厳格に管理する必要がない。
(3)リフローによる自動実装が可能なリードフレーム2〜5の構造を効果的に製造することができる。
[第2の実施の形態]
図5〜図7(c)を参照すると、これらの図には、第2の実施の形態に係るリードフレーム構造の一構成例が模式的に例示されている。この第2の実施の形態では、リードフレームの外形状態を保持する補強樹脂の構成を除いて、他の構成は上記第1の実施の形態と実質的に同様の構成を備えている。従って、上記第1の実施の形態で用いた部材符号と同じ部材符号を用いることで、その部材に関する詳細な説明は省略する。
(リードフレームの構造)
上記第1の実施の形態では、リードフレーム2〜5のインナーリード2b〜5bの片側全面を保持した構成であったものを、この第2の実施の形態にあっては、インナーリード2b〜5bの表裏面を格子状に保持した点で上記第1の実施の形態とは異なっている。
このリードフレーム2〜5の形状を保持する補強樹脂10は、図5及び図6に示すように、4本のリードフレーム2〜5の表裏面に格子状リブ12を一体に形成した構成となっている。
この格子状リブ12には、図5及び図6に示すように、リードフレーム2〜5の長さ方向に直線的に延びる連続リブ12aと、リードフレーム2〜5の幅方向に直線的に延びる連続リブ12bとが交差する格子面が形成されている。
この格子面は、連続リブ12a,12bにより4本のリードフレーム2〜5の表裏面を貫通した開口13とされている。この開口13は、リフローにより発生する熱応力の影響を低減する機能と、熱伝導性及び半田付け性を確保する機能とを有している。
図示例では、リードフレーム2〜5の片面に磁気検出素子6、ツェナーダイオード7及びコンデンサ8を搭載した構成例を例示したが、図示例に限定されるものではなく、例えばリードフレーム2〜5の両面にチップ型部品を搭載した構成であってもよいことは勿論である。磁気検出素子6の実装方法にあっても、ワイヤボンディング接続に限定されるものではなく、例えばフリップチップ接続等の実装方法を用いても構わない。
(リードフレーム構造の製造方法)
ここで、図7(a)〜(c)を参照すると、これらの図には、第2の実施の形態に係るリードフレーム2〜5の構造を製造する方法の一例が例示されている。この第2の実施の形態に係る製造方法は、リードフレーム2〜5をトランスファモールドする工程前にリードフレーム2〜5に磁気検出素子6を実装する工程を除いて、上記第1の実施の形態と実質的に同様の一般的な製造方法で効果的に達成される。
この第2の実施の形態に係るリードフレーム構造の製造方法は、リードフレーム2〜5を準備する工程と、リードフレーム2〜5をトランスファモールドする工程と、リードフレーム2〜5の接続部位に磁気検出素子6、ツェナーダイオード7及びコンデンサ8をリフローにより半田接続する工程と、磁気検出素子6、ツェナーダイオード7及びコンデンサ8をポッティングする工程とを含む一連の工程を備えている。
(リードフレーム準備工程)
このリードフレーム準備工程では、図7(a)に示すように、上記第1の実施の形態と同様に、4本のリードフレーム2〜5が多数個取り可能な導電性基板を細長い板状に打ち抜くことで一括して形成される。
(トランスファモールド工程)
このトランスファモールド工程は、図7(b)に示すように、4本のリードフレーム2〜5の表裏面にトランスファモールド成形による格子状リブ12を一体に形成する。このトランスファモールドによる樹脂モールドが行われた後、次工程のリフロー工程において、磁気検出素子6がリードフレーム2〜5にフリップチップ接続される。
(リフロー工程)
このリフロー工程では、例えば鉛フリーなどの半田ペーストが4本のリードフレーム2〜5の接続部位に塗布される。磁気検出素子6は、図7(c)に示すように、4本のリードフレーム2〜5のそれぞれにリフローにより一括して半田付けされる。一方、ツェナーダイオード7及びコンデンサ8は、第1及び第2のリードフレーム2,3と第3及び第4のリードフレーム4,5とのそれぞれにリフローにより一括して半田付けされる。
(ポッティング工程)
このポッティング工程では、磁気検出素子6、ツェナーダイオード7及びコンデンサ8がポッティングにより封止される。格子状リブ12は、ポッティングにより形成された封止部に覆われる。
(第2の実施の形態の効果)
この第2の実施の形態にあっても、上記第1の実施の形態と同様の効果が得られる。それに加えて、次の効果が得られる。
(1)格子状リブ12によりリードフレーム2〜5の実装部分が表裏面に貫通した開口13を有する構造となっているため、熱応力の影響を低減することができる。
(2)安定した熱伝導性を確保することができるとともに、半田付け実装の信頼性を高めることができる。
[変形例]
以上より、本発明におけるリードフレーム2〜5の構造、及びリードフレーム2〜5の構造を製造する方法の代表的な構成例を上記実施の形態、変形例及び図示例を挙げて説明したが、次に示すような変形例も可能である。
(1)上記図示例に係る磁気センサ1は、例えばバックル装置、シフト装置又はコンビネーションスイッチ等の車載機器や各種機器に効果的に用いることができる。
(2)磁気センサ1に代えて、例えば電流センサや光センサ等の各種のセンサであってもよく、発光装置などにも効果的に用いることができる。
(3)上記リードフレーム2〜5は、使用目的などに応じて配置個数、配置位置や配置形態などを適宜に選択すればよく、本発明の初期の目的を達成することができる。
以上の説明からも明らかなように、本発明に係る代表的な実施の形態、変形例及び図示例を例示したが、上記各実施の形態、変形例及び図示例は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。従って、上記各実施の形態、変形例及び図示例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
1…磁気センサ、2〜5…リードフレーム、2a〜5a…アウターリード、2b〜5b…インナーリード、6…磁気検出素子、7…ツェナーダイオード、8…コンデンサ、10…補強樹脂、10a,10c…補強部分、10b…段差面、10d…係止爪、10e…封止部、11…ハウジング、11a…取付孔、12…格子状リブ、12a,12b…連続リブ、13…開口

Claims (4)

  1. 搭載部品がリフローにより実装されるインナーリードと、
    外部電極が電気的に接続されるアウターリードと、
    前記インナーリードの形状を保持する補強樹脂と、
    を有してなることを特徴とするリードフレーム構造。
  2. 前記補強樹脂は、前記インナーリードと前記搭載部品とをリフローにより接続するための開口を有してなることを特徴とする請求項1記載のリードフレーム構造。
  3. 前記補強樹脂は、トランスファモールドにより形成されてなることを特徴とする請求項1又は2記載のリードフレーム構造。
  4. 搭載部品がリフローにより実装されるインナーリード、及び外部電極に電気的に接続されるアウターリードを形成する工程と、
    前記インナーリードに前記搭載部品をリフローにより接続する前に、トランスファモールドにより前記インナーリードの形状を保持する工程と、
    を含むことを特徴とするリードフレーム構造の製造方法。
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