JP2015102151A - クリップおよびピラーガーニッシュ取付構造 - Google Patents

クリップおよびピラーガーニッシュ取付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】(a)係止爪の剛性確保、(b)掛かり代の確保、(c)係止爪の対向面の干渉抑制、の少なくとも1つを達成できるクリップとピラーガーニッシュ取付構造の提供。【解決手段】クリップ11、およびピラーガーニッシュ取付構造1のテザークリップ11は、座部25と、座部25から離れる方向に延びる軸部21と、軸部21との結合部41から座部25側に延びて自由端で終わる対向する一対の係止爪31と、を備える。一対の係止爪31の内側面35には、一対の係止爪31の対向方向に凹凸し凸部37aと凹部37bを有する凹凸37が、一方の係止爪の凸部37aと他方の係止爪の凹部37bとが一対の係止爪31の対向方向に対向するように形成されている。凹凸37を設けたため、係止爪31の撓み方向の剛性を確保でき、係止爪31の厚みを増大する必要がなく係止爪31の掛かり代を確保でき、係止爪31の対向内側面35の干渉を避けることができる。【選択図】 図1

Description

本発明は、クリップおよびそれを用いたピラーガーニッシュ取付構造に関する。
特許文献1は、カーテンエアバッグ(以下、CSAともいう。CSAはCurtain Shield Airbag の略である)を収納したピラーガーニッシュをAピラーに取り付けるとともに、CSA展開時にピラーガーニッシュの飛散を防止したテザークリップを開示している。
図11−図14は、本発明の開発途中で検討された比較例のクリップ(以下、比較クリップともいう)111を示す。図11−図14に示すように、特許文献1の従来クリップを含み比較クリップ111は、互いに対向する一対の係止爪131を有し、一対の係止爪131の対向する内側面135は平坦である。
特開2007−098986号公報 特開2013−180725号公報
しかし、比較クリップ111においては、一対の係止爪131が、ボデーのクリップ取付孔への装着またはサービス時におけるクリップ取付孔からの抜去の際、対向内側面135同士の干渉からの制約およびクリップ取付孔挿通からの制約を受けるので、つぎの課題が生じる。
(a)係止爪131の撓み方向の厚みを十分にとれないため、係止爪131の撓み方向の剛性を確保できない場合がある。その場合は、CSA展開時にクリップ軸方向荷重が係止爪131にかかった時に、係止爪131が図14の2点鎖線に示すように変形し、クリップ111がボデー191のクリップ取付孔193から外れてピラーガーニッシュの飛散を防止できなくなるおそれがある。
(b)係止爪131の撓み方向の剛性を確保するために係止爪131を肉厚にすると、その分クリップ取付孔193の縁部との爪の掛かり代が減ってしまう。
(c)係止爪131の剛性確保のために肉厚にし、かつ、係止爪131の掛かり代も確保すると、テザークリップ111をクリップ取付孔193に挿入、抜去する際に一対の係止爪131の対向内側面135が干渉してクリップ取付孔挿通に支障が生じる他、肉厚としたことにより成形時にヒケが生じる。
本発明の目的は、上記の(a)剛性確保が困難なこと、(b)掛かり代が低減すること、(c)係止爪の対向内側面が干渉すること、の少なくとも1つの課題を解決できるクリップと、それを用いたピラーガーニッシュ取付構造を提供することである。
上記目的を達成する本発明のクリップおよびピラーガーニッシュ取付構造は、つぎの態様をとることができる。なお、括弧付きの符号は図面に現れる部材番号に対応する。
本発明の第1の態様では、クリップ(11)は、座部(25)と、座部(25)から離れる方向に延びる軸部(21)と、軸部(21)との結合部(41)から座部(25)側に延びて自由端で終わる対向する一対の係止爪(31)と、を備える。
一対の係止爪(31)は互いに対向する内側面(35)を有する。
一対の係止爪(31)の内側面(35)には、一対の係止爪(31)の対向方向に凹凸し凸部(37a)と凹部(37b)を有する凹凸(37)が、一方の係止爪の凸部(37a)と他方の係止爪の凹部(37b)とが一対の係止爪(31)の対向方向に対向するように、形成されている。
なお、第1の態様は、係止爪が軸部との結合部から座部側に向かって延び自由端で終わるタイプのクリップに適用できる。このタイプのクリップは、テザークリップ、およびCSA取付クリップを含む。
本発明の第2の態様では、上記第1の態様において、一対の係止爪(31)の各係止爪(31)は、クリップ中心軸線(11a)から離れる方向に突出しクリップをクリップ取付孔(93)に取り付けた時にクリップ取付孔周縁部とクリップ軸方向に係合可能な突出部(45)と、座部(25)に近い側の係止爪先端部に設けられクリップ中心軸線(11a)から離れる方向に延びる、クリップを外すための係止解除部(47)を、有している。
本発明の第3の態様では、上記第1の態様または第2の態様において、凹凸(37)が、座部(25)に近い側の係止爪先端部から、座部(25)から遠い側の軸部先端部まで、係止爪(31)の内側面(35)と軸部(21)の内面(27)の両方にわたって形成されている。
本発明の第4の態様では、上記第1の態様−第3の態様の何れか1つの態様において、クリップ(11)がテザークリップである。
本発明の第5の態様では、ピラーガーニッシュ取付構造(1)が、上記第4の態様のクリップ(11)を用いてピラーガーニッシュ(81)をボデー(91)に取り付けた構成からなる。
第1の態様に係るクリップによれば、つぎの(i)、(ii)、(iii) の効果の少なくとも1つの効果が得られる。ただし、(i)、(ii)、(iii) の効果のすべてが同時に得られなくてもよい。
(i)係止爪の内側面に凹凸を設けたため、係止爪の撓み方向の剛性を確保できる。これにより上記(a)の課題を解消できる。
(ii)係止爪の内側に凹凸を設けたために対向面の干渉に至るまでの撓み量を減らさずに係止爪の剛性を確保できるので、係止爪の掛かり代を維持できる。これにより上記(b)の課題を解消できる。
(iii) 係止爪の剛性を確保しても、凸部と凹部を設けたことにより、係止爪を肉厚とすることなく一対の係止爪の対向内側面の干渉を避けることができる。その結果、クリップの組付性、サービス時におけるクリップの抜去容易性、を向上できる。また、係止爪の撓み方向の剛性を確保できるため、CSA展開時に係止爪にクリップ軸方向荷重がかかった時のクリップの耐抜去性を向上できる。また、肉厚とする必要がないので、成形時のヒケを抑制できる。これらにより上記(c)の課題を解消できる。
第2の態様に係るクリップによれば、つぎの効果が得られる。
係止解除部を設けてサービス時におけるクリップの取り外しを容易にする場合、係止解除部は座部に近い側の係止爪先端部に設けざるを得ない。その場合、係止解除部を設けた分係止爪の長さが長くなってサービス時に係止爪を倒れ変形させた時に対向内側面が干渉しやすくなるが、凹凸により一対の係止爪の対向内側面の干渉が回避される。
第3の態様に係るクリップによれば、係止爪の撓み方向の曲げ強度が増大される。その結果、クリップに軸方向に抜去荷重がかかった時に、係止爪の根元部の変形に伴う突出部の変位で耐抜去荷重が低下するのを抑制できる。
第4の態様に係るクリップによれば、テザークリップにおいても、第1の態様−第3の態様の何れか1つの態様によるクリップの効果と同じかまたはそれに準じる効果が得られる。すなわち、テザークリップの係止爪の撓み方向の剛性を確保でき、係止爪の掛かり代を確保でき、テザークリップの組付時およびサービス時のテザークリップの抜去時における一対の係止爪の対向内側面の干渉を避けることができる。その結果、テザークリップのボデーへの組付性、サービス時におけるテザークリップの抜去容易性、CSA展開時におけるテザークリップの耐抜去性、等を向上できる。
第5の態様に係るピラーガーニッシュ取付構造によれば、第4の態様に係るテザークリップによる効果と同じかそれに準じる効果が得られる。その結果、ピラーガーニッシュのボデーへの組付性が改善され、サービス時におけるピラーガーニッシュのボデーからの取り外し性が改善され、CSA展開時におけるピラーガーニッシュの飛散がより一層確実に防止される。
本発明の一実施例に係るクリップの、クリップ取付孔への挿入時の断面の端面図である。 図1のクリップの、2−2線断面図である。 図1のクリップの正面図である。 図3のクリップの4−4線断面図である。 図3のクリップの側面図である。 図5のクリップの6−6線断面図である。 図3のクリップの平面図である。 図7のクリップの8−8線断面端面図である。 図1のクリップを用いたピラーガーニッシュ取付構造の断面図である。 図9のピラーガーニッシュ取付構造の、CSA展開時の断面図である。 比較クリップの、図1に対応する断面の端面図である。 図11のクリップの12−12線断面図である。 図11のクリップの平面図である。 図13のクリップの14−14線断面の端面図である。
本発明の一実施例に係るクリップ11、およびクリップ11がテザークリップである場合にそのテザークリップを用いてピラーガーニッシュをボデーに取り付けたピラーガーニッシュ取付構造(ピラーガーニッシュ取付装置と云ってもよい)1を、図1−図10を参照して説明する。ピラーガーニッシュ取付構造1の主要部はクリップ11であるため、クリップ11とピラーガーニッシュ取付構造1とは主要部が同じである。
<<構成>>
〔クリップの構成〕
まず、クリップ11の構成を、作用と共に、説明する。図1−図8は、クリップ11を示す。図はクリップ11がテザークリップ(クリップと同じであるからクリップと同じ符号を付す)11からなる場合を示しているが、クリップ11はテザークリップ11以外のクリップであってもよく、たとえば、CSAをボデーに固定する通常の固定クリップであってもよい。
クリップ11は可撓性を有する樹脂材からなる。樹脂材は、たとえばポリヘキサメチレンアジポアミドである。ただし、可撓性を有し必要な強度をもつ樹脂材であれば、それ以外の樹脂材であってもよい。
クリップ11はクリップ中心軸線11aを有する。クリップ11は、単一の座部25と、座部25から離れる方向に延びる単一の軸部21と、クリップ軸方向に座部25から離れた位置にある軸部21との結合部41から座部25側に延びて自由端で終わる少なくとも一対の係止爪31と、を備えている。係止爪31は複数対あってもよい。
軸部21は、座部25と直交する。軸部21の中心軸線はクリップ11の中心軸線11aと一致する。軸部21は、中空である。クリップ中心軸線11aと直交する方向における軸部21の断面の外形は、ほぼ円形、またはほぼ長方形である。長方形は正方形である場合を含む。
中空軸部21の互いに対向する部位に一対の開口部が設けられ、そこに一対の係止爪31が設けられる。一対の係止爪31は、クリップ軸方向と直交する方向に、互いに対向している。
各係止爪31は、結合部41で軸部21の壁に結合している。各係止爪31は、軸部21との結合部41を除いて軸部21および座部25から切り離されている。すなわち、軸部21との結合部41を除いて、軸部21および座部25と、係止爪31との間には、逆U字状のスリット43が存在する。係止爪31は、結合部41から座部25側に向かって延びる。クリップ11が可撓性を有する樹脂材からなるため、係止爪31は、クリップ中心軸線11aに接近、離反する方向に、すなわち、結合部41まわりに倒れ、起立する方向に、弾性変形可能である。
一対の係止爪31は、互いに対向する内側面35と、内側面35と反対側にある外側面33と、を有する。内側面35は、クリップ中心軸線11aに対向する。一対の係止爪31の内側面35の間は空間部39となっている。空間部39は中空軸部21内の空間部でもある。空間部39は、クリップ軸方向に座部25から離れる方向に延び、軸部21の座部24から遠い側の端部で軸部外部に開放している。
一対の係止爪31の互いに対向する内側面35には、一対の係止爪31の対向方向に凹凸する凹凸37が形成されている。凹凸37は凸部37aと凹部37bを有する。対向する一対の係止爪31のうち一方の係止爪31の凸部37aと他方の係止爪31の凹部37bとは、一対の係止爪31の対向方向に互いに対向するように形成されている。一対の係止爪31が互いに近づく方向に結合部41まわりに倒れ変形した時に、一対の係止爪31のうち一方の係止爪31の凸部37aが他方の係止爪31の凹部37bに突入するので、凹凸37が設けられない場合に比べて、一対の係止爪31が互いに近づく方向における各係止爪31の倒れ可能変形量が増大し、かつ、各係止爪31の撓み方向(倒れ方向)の曲げ剛性が増大する。
各係止爪31は、突出部45と係止解除部47を有している。突出部45と係止解除部47とは、クリップ軸方向に、互いに離れている。
係止爪31の自由状態(係止爪31に荷重がかかっていない状態)において、突出部45は、軸部21の外面よりも、クリップ中心軸線11aから離れる方向に突出する。すなわち、係止爪31のうち、軸部21の外面よりもクリップ中心軸線11aから離れる方向に突出した部分が、突出部45である。突出部45は、クリップ中心軸線11aに沿う方向における突出部45の少なくとも一部に、結合部41から係止爪31の座部25側先端部に向かって、クリップ中心軸線11aから離れる方向に延びる傾斜部49を有する。傾斜部49は、クリップ11をクリップ取付孔93に挿入する時に、クリップ取付孔93内周面に摺動する摺動面となる。突出部45は、傾斜部49以外に、クリップ中心軸線11aに平行かまたはほぼ平行に延びる平行部を有してもよい。
係止爪31は、クリップ11をクリップ取付孔93に挿入する時に突出部45がクリップ取付孔93の内周面で押されてクリップ中心軸線11aに近づく方向に倒れ変形し、クリップ取付孔93を通り過ぎた時に元の位置に弾性復帰する。元の位置(自由状態の位置)に弾性復帰した後は、突出部45の座部25対向面がボデー91のクリップ取付孔93の周縁部とクリップ軸方向に係合し、クリップ11がクリップ取付孔93から抜けないようになる。クリップ11をクリップ取付孔93に取付け完了した時に係止爪31が元の位置に弾性復帰して突出部45がクリップ取付孔93の周縁部に係合している量が係止爪31のクリップ取付孔93の周縁部との爪掛かり代D(図8)となる。
係止解除部47は、座部25に近い側の係止爪先端部に設けられ、クリップ中心軸線11aから離れる方向に延びる。係止解除部47のクリップ中心軸線11aから遠い側の外側端は、突出部45の外側端よりもクリップ中心軸線11aから離れた位置にある。係止解除部47のクリップ中心軸線11aから遠い側の外側端は、同じ方向における座部25の外側端よりもクリップ中心軸線11aから離れた位置にある。
サービス時においてクリップ11をクリップ取付孔93から外す時には、一対の突出部45の外側面間距離がクリップ取付孔93の内径かそれ以下となるまで、一対の係止爪31の係止解除部47を互いに近づく方向に押し、ついでクリップ11をクリップ軸方向に引張り、軸部21をクリップ取付孔93から引き抜く。
凹凸37は、座部25に近い側の係止爪先端部から、座部25から遠い側の軸部21先端部まで、係止爪31の内側面35と軸部21の内面27の両方にわたって形成されている。凹凸37は、クリップ軸方向における、係止爪31の全長にわたる部分と、係止爪31の結合部41から座部25から遠い側の軸部21先端部までの部分との両方にわたって形成されている。凹凸37の凸部37a、凹部37bは、それぞれ、クリップ軸方向に直線状に延び、クリップ11と同じ成形加工にて形成される。
軸部21には、クリップ軸方向に延び座部25から遠い側の軸部21先端部に開放する割り部21aを有していてもよい。軸部21が割り部21aをもつ場合は、軸部21の座部25から遠い側の先端部は、軸部21の周方向に非連続となる。軸部21が割り部21aを有する場合は、軸部21が半径方向に弾性を有するようになり、クリップ取付孔93に挿入し易くなる一方、クリップ取付孔93の周縁部に引っ掛かり易くなる。
クリップ11の軸部21をボデー91のクリップ取付孔93に挿入してボデー91に装着した時、ボデー91は突出部45と係止解除部47との間に位置する。その時、ボデー91は、係止爪31の突出部45の座部対向面とスペーサ23とによって挟まれる。スペーサ23は、クリップ11と別体のピースであってもよいし、クリップ11と一体に形成されてもよい。図示例は、スペーサ23がクリップ11と一体に形成された一体スペーサからなる場合を示している。スペーサ23はクリップ軸方向の弾性を有し、座部25側からボデー91に接触し、ボデー91とクリップ11間のガタをとる。
以上までの構成は、クリップ11がピラーガーニッシュをボデーに取り付けるテザークリップであるが、CSAをボデーに取り付けるCSA取付けクリップでも、適用可能である。
〔テザークリップおよびピラーガーニッシュ取付構造の構成〕
つぎに、クリップ11がテザークリップ(クリップと同じであるため、テザークリップの符号も11とする)である場合のテザークリップ11の構成と、テザークリップ11を用いたピラーガーニッシュ取付構造1の構成を、作用と共に、説明する。
・〔テザークリップとピラーガーニッシュ取付構造との関係〕
図9および図10はピラーガーニッシュ取付構造1を示す。図9および図10において、FRは車両前方を示し、INは車両左右方向の内側を示す。ピラーガーニッシュ81は、テザークリップ11によってボデー91のピラーのインナーパネル91aに取り付けられる。ピラーガーニッシュ81は、ガーニッシュ本体83と台座部85を有する。台座部85の底壁85aには長方形のテザー部挿通孔87が設けられる。CSA89は、ボデー91であるピラーのインナーパネル91aとガーニッシュ本体83との間の空間に、折り畳まれた状態で収納される。車両衝突時、CSA89が膨張展開される。図10に展開状態にあるCSA89を2点鎖線で示す。
・〔テザークリップの構成〕
図1、図3、図5、図7および図8に示すように、テザークリップ11は、テザー部61と係合保持部63を有する。テザー部61と係合保持部63は、比較テザークリップのテザー部と係合保持部と同じ構成であってもよい。
テザー部61は、軸部21と反対側に座部25から立ち上がる立ち上がり部61aと、座部25から遠い側の先端に設けられたアンカー部61bと、立ち上がり部61aとアンカー部61bとを連結する連結部61cと、を有する。連結部61cは湾曲していてもよい。連結部61cの湾曲の方向は、ピラーガーニッシュ81の長手方向と直交する方向であってもよいし、またはピラーガーニッシュ81の長手方向であってもよい。
アンカー部61bは、ピラーガーニッシュ81の台座部85のテザー部挿通孔87より小さい長方形の外形を有する。テザー部61を台座部85内に挿入する時は、アンカー部61bとテザー部挿通孔87との位相を合わせて、アンカー部61bがテザー部挿通孔87に挿通される。テザー部61が台座部85内に挿入された後、テザークリップ11が中心軸線11aまわりに90度回転されてアンカー部61bが台座部85から抜け外れ不能とされる。テザークリップ11がピラーガーニッシュ81に取り付けられた状態で、ピラーガーニッシュ81がボデー91側に押され、テザークリップ11の軸部21がボデー91のクリップ取付孔93に押し込まれ、テザークリップ11付きピラーガーニッシュ81がボデー91に取り付けられる。図9はテザークリップ11付きピラーガーニッシュ81がボデー91に取り付けられた状態を示す。
係合保持部63は、軸部21と反対方向に座部25から立ち上がる。係合保持部63は、テザー部61の立ち上がり部61aの側方に設けられる。係合保持部63は、立ち上がり部61aから離れた位置に設けられる。
図3、図9、図10に示すように、係合保持部63は、テザー部挿通孔87が設けられている台座部底壁85aの厚みとほぼ等しい量だけ座部25から立ち上がる立ち上がり部63aと、立ち上がり部63aの先端からさらに座部25から離れる方向に延びるとともに立ち上がり部63aの立ち上がり方向と直交する方向に膨出する膨出部63bを有する。膨出部63bは立ち上がり方向と直交する方向に弾性をもつように中空形状に形成される。
テザークリップ11をピラーガーニッシュ81に取り付ける時には、係合保持部63を台座部85のテザー部挿通孔87に押し込む。この時、膨出部63bが膨出量が低減する方向に弾性変形してテザー部挿通孔87を通り抜け、膨出部63bが台座部85内に入る。膨出部63bがテザー部挿通孔87を通り抜けると、膨出部63bの元の位置(自由状態の位置)に弾性復帰し、台座部85を膨出部63bと一体スペーサ23との間に保持する。この状態を維持したまま、テザークリップ11がボデー91に取り付けられる。
CSA展開時、CSA89によってピラーガーニッシュ81が押されると、テザー部挿通孔87の周縁部が係合保持部63の膨出部63bを抜き方向に押し、膨出部63bを膨出量が低減する方向に弾性変形させ、膨出部63bを通り抜け、台座部底壁85aが係合保持部63の膨出部63bから外れる。その結果、テザー部61のアンカー部61bが台座部底壁85aのテザー部挿通孔87の周縁部に接触するまで、ピラーガーニッシュ81は移動できる。
CSA89の展開時、膨張するCSA89によってピラーガーニッシュ81が車室側に押されると、アンカー部61bがテザー部挿通孔87の周縁部に接触するまではピラーガーニッシュ81はボデー91から離れる方向に移動して、インナーパネル91aとの間にCSA89の展開用隙間を作る。図10に示すように、アンカー部61bがテザー部挿通孔87の周縁部に接触すると、ピラーガーニッシュ81はそれ以上移動できなくなり、ピラーガーニッシュ81の車室方向への飛散が防止される。
・〔ピラーガーニッシュ取付構造の構成〕
ピラーガーニッシュ81は、クリップ11かそれよりは硬質のプラスチックからなる。
図10に示すように、CSA89は、車両の衝突時に膨張展開し、ピラーガーニッシュ81をインナーパネル91aから離れる方向に押してインナーパネル91aとガーニッシュ本体83との間に展開用隙間を作り、そこを通して車室内に、かつ、乗員とサイドドアとの間に展開し、乗員頭部を拘束、保護する。この時、テザークリップ11は、展開用隙間が作成されるように、ピラーガーニッシュ81の所定量の移動を許すが、ピラーガーニッシュ81が車室内に飛散しないように所定量以上の移動を拘束する。
<<効果>>
つぎに、クリップ11の効果と、クリップ11がテザークリップである場合のテザークリップ11とピラーガーニッシュ取付構造1の効果を説明する。
〔クリップの効果〕
係止爪31の内側面35に凹凸37を設けたため、係止爪31の撓み方向(一対の係止爪31の対向方向)の剛性を確保できる。そのため、CSA展開時等において係止爪31にクリップ軸方向荷重がかかった時に、係止爪31は図8に示すように初期(係止爪31にクリップ軸方向荷重がかかっていない時)の直立姿勢を維持できる。すなわち、係止爪31は、図14において2点鎖線で示したような比較クリップの係止爪131の変形を生じなくなる。これにより、CSA展開時等において係止爪31にクリップ軸方向荷重がかかった時に、比較クリップのように、係止爪131が根元部で厚み方向に座屈するように撓みそれと共に突出部の座部対向面が傾いてクリップ111がボデー191のクリップ取付孔193の周縁部から容易に抜けること、が防止される。もしもクリップ11がボデー91から抜けるとCSA81が車室側に飛散するおそれがあるので、クリップ11のボデー91からの抜け外れは防止されなければならない。
係止爪31の内側面35に凹凸37を設けたため、対向内側面35の干渉無しに係止爪31の剛性を確保できるので、係止爪31の厚みを増大する必要がなく、係止爪31のボデー取付孔93縁部との掛かり代Dを確保できる。凹凸37を設けることなく係止爪31の厚みを増すことにより係止爪31の剛性を確保すると、クリップ装着時に対向内側面35の干渉するので、係止爪31のボデー取付孔93縁部との掛かり代を減少させる必要が出てくるが、凹凸37を設けることで係止爪31の厚みを増すことなく係止爪31の剛性を確保したので、係止爪31のボデー取付孔93縁部との掛かり代Dを確保できる。係止爪31のボデー取付孔93縁部との掛かり代が確保されていないと、CSA展開時等において係止爪31にクリップ軸方向荷重がかかった時に、係止爪31が抜け外れたりまたは突出部45がボデー取付孔93縁部により削ぎとられる不具合が生じるおそれがあるが、凹凸37を設けることで剛性を確保した場合は、そのような不具合は生じない。
係止爪31の剛性を確保しても、凸部37aと凹部37bを設けたことにより、係止爪31を肉厚とすることなく一対の係止爪31の対向内側面35の干渉を避けることができる。また、係止爪31の厚さを増大させることなく係止爪31の剛性を確保できるため、クリップ軸方向における係止爪31の結合部41から突出部45の座部25対向面までの長さL1(図8)を比較クリップのそれL2(図14)に比べて長くでき、これによって突出部45がクリップ取付孔93を挿通する時における係止爪31の必要倒れ変形角度を減少できる。その結果、クリップ11の組付性およびサービス時におけるクリップ11の抜去容易性を、比較クリップ111のそれらに比べて向上できる。また、剛性アップ上係止爪31を肉厚とする必要がないので、クリップ11の成形時のヒケを抑制できる。
ボデー91のインナーパネル91aの背面にはアクセスできないので、係止解除部47を設ける場合、座部25に近い側の係止爪先端部に係止解除部47を設けざるを得ない。その場合、係止解除部47を設けた分係止爪31の長さが長くなって係止爪31を倒れ変形させた時に対向内側面35が干渉しやすくなるが、凹凸37を設けたことにより一対の係止爪31の対向内側面35の干渉が回避される。
凹凸37を係止爪31と軸部21の両方の内面に設けたことにより、係止爪31の撓み方向の曲げ強度が増大される。その結果、クリップ11にクリップ軸方向の抜去荷重がかかった時に、係止爪31の根元部の変形(図14の2点鎖線のような変形)に伴う突出部45の変位でクリップ11の耐抜去荷重が低下するのを抑制できる。
〔テザークリップの効果とピラーガーニッシュ取付構造の効果〕
・〔テザークリップの効果〕
クリップ11がテザークリップである場合、テザークリップ11においても、上記クリップ11の効果と同じかまたはそれに準じる効果が得られる。すなわち、テザークリップ11の係止爪31の撓み方向の剛性を確保でき、係止爪31のインナーパネル91aとの掛かり代Dを確保でき、テザークリップ11の組付時およびサービス時のテザークリップ11の抜去時における一対の係止爪31の対向内側面35の干渉を避けることができる。その結果、テザークリップ11の組付性、サービス時におけるテザークリップ11の抜去容易性、CSA展開時におけるテザークリップ11の耐抜去性、等を向上できる。
・〔ピラーガーニッシュ取付構造の効果〕
ピラーガーニッシュ取付構造1では、上記テザークリップ11の効果と同じかそれに準じる効果が得られる。その結果、ピラーガーニッシュ81のインナーパネル91aへの組付性が向上し、サービス時におけるピラーガーニッシュ81のインナーパネル91aからの取り外し性が改善され、CSA展開時におけるピラーガーニッシュ81の飛散防止性が向上される。
1 ピラーガーニッシュ取付構造
11 クリップ(テザークリップ)
11a クリップ中心軸線
21 軸部
25 座部
27 内面
31 一対の係止爪
35 内側面
37 凹凸
37a 凸部
37b 凹部
41 結合部
45 突出部
47 係止解除部
81 ピラーガーニッシュ
91 ボデー(ピラーである場合を含む)
93 クリップ取付孔

Claims (5)

  1. 座部と、座部から離れる方向に延びる軸部と、軸部との結合部から座部側に延びて自由端で終わる対向する一対の係止爪と、を備えたクリップであって、
    前記一対の係止爪は互いに対向する内側面を有し、
    前記一対の係止爪の前記内側面には、一対の係止爪の対向方向に凹凸し凸部と凹部を有する凹凸が、一方の係止爪の凸部と他方の係止爪の凹部とが一対の係止爪の対向方向に対向するように、形成されているクリップ。
  2. 各係止爪は、クリップ中心軸線から離れる方向に突出しクリップをクリップ取付孔に取り付けた時にクリップ取付孔周縁部とクリップ軸方向に係合可能な突出部と、座部に近い側の係止爪先端部に設けられクリップ中心軸線から離れる方向に延びる係止解除部を、有している、請求項1記載のクリップ。
  3. 前記凹凸は、座部に近い側の係止爪先端部から、座部から遠い側の軸部先端部まで、係止爪の内側面と軸部の内面の両方にわたって形成されている、請求項1または請求項2記載のクリップ。
  4. クリップはテザークリップである請求項1−請求項3の何れか1項に記載のクリップ。
  5. 請求項4に記載のクリップを用いてピラーガーニッシュをボデーに取り付けたピラーガーニッシュ取付構造。
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