JP2015101308A - 緊急制動表示灯の制御装置 - Google Patents

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洋仁 安松
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Abstract

【課題】路面勾配に応じてハザードランプを適切なタイミングで自動点灯させる。【解決手段】コントローラ21の制御によって、車両1の減速度αが所定のしきい値以上となったときに、ハザードランプ2が自動点灯される。路面勾配に応じて、所定のしきい値が変更される。例えば、上記所定のしきい値は、登坂路では平坦路に比して大きい値に変更される一方、降坂路では平坦路に比して小さい値に変更される。車両の急減速時でかつ後続車両との車間距離が所定の基準車間距離以下であるときに、ハザードランプを自動点灯させることもでき、この場合、基準車間距離が、登坂路では平坦路に比して小さい値に変更される一方、降坂路では平坦路に比して大きい値に変更される。【選択図】 図5

Description

本発明は、緊急制動表示灯の制御装置に関するものである。
車両においては、あらかじめ設定された急減速判定条件が満足されたとき(例えば車両の減速度が所定のしきい値以上のとき)に、車両の急減速時であるとしてハザードランプを自動的に点灯させて、後続車両に注意喚起を行うことが考えられている。特許文献1には、車速と車両の減速度と減速幅との3つのパラメータを用いて、ハザードランプの自動点灯制御を行うものが開示されている。具体的には、車速が所定車速以上で、車両の減速度が所定のしきい値(所定の減速度)以上で、かつ車両の減速幅が所定以上という全ての条件を満足したときに、ハザードランプを自動点灯させるものが開示されている。
特開平7−125572号公報
ハザードランプの自動点灯により後続車両に注意喚起する場合、路面勾配が変化することに起因して、後続車両への注意喚起のタイミングが遅れてしまったり早過ぎてしまうという事態を生じる、ということが判明した。この点を説明すると、例えば、車両の減速度が所定のしきい値以上となったときにハザードランプを自動点灯させるように設定した場合で、しかも所定のしきい値を平坦路で好適な値に設定した場合を考える。この場合、後続車両側からすれば、登坂路では、同じブレーキ操作でも平坦路に比して停止されやすいため、先行車両との衝突回避に十分余裕があるにもかかわらず、先行車両のハザードランプが自動点灯されて、煩わしさを感じてしまうことになる。逆に、後続車両側からすれば、降坂路では、同じブレーキ操作でも停止しにくいために、先行車両のハザードランプが自動点灯されるタイミングが遅すぎると感じることになる。
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、路面勾配に応じて適切なタイミングで後続車両へ注意喚起できるようにした緊急制動表示灯の制御装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明にあっては次のような第1の解決手法を採択してある。すなわち、請求項1に記載のように、
あらかじめ設定された急減速判定条件が満足されたときに、車両の急減速時であるとしてハザードランプを自動的に点灯させる点灯制御手段と、
路面勾配を検出する路面勾配検出手段と、
前記路面勾配検出手段で検出された路面勾配に応じて、前記急減速判定条件を変更する判定条件変更手段と、
を備えているようにしてある。上記解決手法によれば、路面勾配に応じてハザードランプの自動点灯タイミングが変更されることとなって、路面勾配に応じた適切なタイミングで後続車両に注意喚起することができる。
上記第1の解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項2以下に記載のとおりである。すなわち、
前記判定条件変更手段は、前記路面勾配検出手段によって検出される路面勾配が登坂路に相当するときは、平坦路に比してハザードランプが自動点灯されにくい方向に前記急減速判定条件を変更する、ようにしてある(請求項2対応)。この場合、停止距離が短くなる登坂路では、後続車両への注意喚起を行うタイミングが早すぎないようにして、後続車両に対して不必要に注意喚起を行ってしまうことを防止あるいは抑制できる。
前記判定条件変更手段は、前記路面勾配検出手段によって検出される路面勾配が降坂路に相当するときは、平坦路に比してハザードランプが自動点灯されやすい方向に前記急減速判定条件を変更する、ようにしてある(請求項3対応)。この場合、停止距離が長くなる降坂路では、早めのタイミングでもって後続車両への注意喚起を行うことができる。
前記判定条件変更手段は、前記路面勾配検出手段によって検出される路面勾配が登坂路に相当するときは、平坦路に比してハザードランプが自動点灯されにくい方向に前記急減速判定条件を変更する一方、前記路面勾配検出手段によって検出される路面勾配が降坂路に相当するときは、平坦路に比してハザードランプが自動点灯されやすい方向に前記急減速判定条件を変更する、ようにしてある(請求項4対応)。この場合、停止距離が長くなる降坂路では、早めのタイミングでもって後続車両への注意喚起を行うことができる。また、停止距離が短くなる登坂路では、後続車両への注意喚起を行うタイミングが早すぎないようにして、後続車両に対して不必要に注意喚起を行ってしまうことを防止あるいは抑制できる。
前記急減速判定条件が、車両の減速度があらかじめ設定された所定のしきい値以上となったときとして設定され、
前記判定条件変更手段が、登坂路に相当するときは平坦路に比して前記所定のしきい値を大きい値に変更する一方、降坂路に相当するときは平坦路に比して前記所定のしきい値を小さい値に変更する、
ようにしてある(請求項5対応)。この場合、急減速を車両の減速度でもって直接的に検出して、急減速を精度よく確実に検出する上で好ましいものとなる。また、車両の減速度として設定される所定のしきい値を変更するだけで、種々の路面勾配に応じた適切なタイミングで後続車両に注意喚起することができる。
前記目的を達成するため、本発明にあっては次のような第2の解決手法を採択してある。すなわち、請求項6に記載のように、
車両の急減速を検出する急減速検出手段と、
後続車両との車間距離を検出する車間距離検出手段と、
前記急減速検出手段で急減速が検出されかつ前記車間距離検出手段によって検出される車間距離があらかじめ設定された所定の基準車間距離以下であるときに、ハザードランプを自動点灯させる点灯制御手段と、
路面勾配を検出する勾配検出手段と、
前記勾配検出手段により検出される路面勾配に応じて、前記所定の基準車間距離を変更する基準車間距離変更手段と、
を備えているようにしてある。上記解決手法によれば、路面勾配に応じてハザードランプの自動点灯タイミングが変更されることとなって、路面勾配に応じた適切なタイミングで後続車両に注意喚起することができる。また、基準車間距離という車両急減速とは別のパラメータを変更することによって路面勾配に対応するので、急減速の判定条件を変更することなく路面勾配に対応することができ、実施化の上でも容易かつ実用的となる。
上記第2の解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項7以下に記載のとおりである。すなわち、
前記基準車間距離変更手段が、登坂路に相当するときは平坦路に比して前記基準車間距離を小さい値に変更する一方、降坂路に相当するときは平坦路に比して前記基準車間距離を大きい値に変更する、ようにしてある(請求項7対応)。この場合、停止距離が長くなる降坂路では、早めのタイミングでもって後続車両への注意喚起を行うことができる。また、停止距離が短くなる登坂路では、後続車両への注意喚起を行うタイミングが早すぎないようにして、後続車両に対して不必要に注意喚起を行ってしまうことを防止あるいは抑制できる。
前記基準車間距離が、車速または後続車両との相対速度に応じて設定される、ようにしてある(請求項8対応)。この場合、基準車間距離を適切に設定する上で好ましいものとなる。
本発明によれば、路面勾配に応じた適切なタイミングで、ハザードランプを利用した後続車両への注意喚起を行うことができる。
平坦路でハザードランプを自動点灯させて後続車両に注意を喚起している状態を示す簡略説明図。 登坂路でハザードランプを自動点灯させて後続車両に注意を喚起している状態を示す簡略説明図。 降坂路でハザードランプを自動点灯させて後続車両に注意を喚起している状態を示す簡略説明図。 本発明の制御系統例を示すブロック図。 本発明の制御例を示すフローチャート。 本発明の第2の実施形態を示すもので、図5に対応したフローチャート。 本発明の第2の実施形態を示すもので、図5に対応したフローチャート。
図1において、平坦路において、自車両としての先行車両が1で示され、その後続車両が3で示される。先行車両1が急減速したとき、そのハザードランプ2が自動的に点灯されて(点滅表示となる)、後続車両3に対して追突等を防止するための注意喚起が行われる。なお、ハザードランプ2は、左右の方向指示灯で構成されている。
図2は、登坂路において、自車両としての先行車両が1急減速して、そのハザードランプ2が自動的に点灯されて、後続車両3に注意喚起した状態が示される。また、図3は、降坂路において、自車両としての先行車両が1急減速して、そのハザードランプ2が自動的に点灯されて、後続車両3に注意喚起した状態が示される。
図4は、先行車両1に構成されて、ハザードランプ2を自動点灯制御するための制御系統例を示す。この図4において、10は、ハザードランプ2の駆動回路で、この駆動回路10は、既知のように、運転者によりマニュアル操作されるハザードスイッチ11がON操作されると、ハザードランプ2(つまり左右両方の方向指示灯)が点灯される(点滅表示)。また、ターンスイッチ12が操作されると、その操作方向に応じた左右一方のハザードランプ2(方向指示灯)が点灯される(点滅表示)。
駆動回路10は、さらに、マイクロコンピュータを利用して構成されたコントローラ(制御ユニット)21からの点灯指令を受けたときに、ハザードランプ2を点灯させる。このコントローラ21には、車速センサ22からの車速信号と、路面勾配検出手段としての勾配センサ23からの信号が入力される。
コントローラ21は、車速センサ22で検出された車速に基づいて(車速を微分することにより)、車両の前後方向の減速度αを算出する。そして、コントローラ21は、上記減速度αがあらかじめ設定された所定のしきい値以上のときに、ハザードランプ駆動回路10に対して点灯指令信号を出力して、ハザードランプ2を自動点灯させる。この場合、コントローラ21は、勾配センサ23で検出される路面勾配に応じて、後述のようにして上記所定のしきい値を変更するようになっている。
次に、コントローラ21の制御内容について、図5のフローチャートを参照しつつ説明する。なお、図5の制御は、ブレーキ時でかつ車速があらかじめ設定された所定車速(例えば50km/h)以上であることを前提として実行される(車速が上記所定車速未満のときは、ハザードランプ2の自動点灯なし)。また、以下の説明でQはステップを示す。
まず、Q1において、ハザードランプ2を自動点灯させる際の判定条件となる所定のしきい値がαBが、基準値として設定される。この基準値は、平坦路を想定した値とされて、例えば0.6Gとして設定される。Q2においては、車速センサ22での検出値に基づいて、前後方向減速度αが決定される。この後、Q3において、勾配センサ23により路面勾配が検出される。
Q3の後、Q4〜Q7の処理によって、路面勾配に応じて、上記所定のしきい値αBが適宜変更処理される。この変更処理は、実施形態では、平坦路と登坂路と降坂路との3段階に場合分けして行われる。なお、あらかじめ設定されたプラス側の基準値(例えば+10度)よりも大きい路面勾配のときに登坂路と判断され、あらかじめ設定されたマイナス側の基準値(例えば−10度)よりも小さい路面勾配のときに降坂路と判断され、それ以外のときは平坦路とされる。
まず、Q4において、登坂路であるか否かが判別されて、このQ4の判別でYESのときは、Q5において、所定のしきい値αBが大きい値に変更される(例えば基準値の0.6Gが0.7Gに変更される)。Q4の判別でNOのときは、Q6において、降坂路であるか否かが判別される。このQ6の判別でYESのときは、Q7において、所定のしきい値αBが、小さい値に変更される(例えば基準値の0.6Gが0.5Gに変更される)。

上記Q6の判別でNOのときは、平坦路であるとして、所定のしきい値αBの変更が行われることなく、Q8に移行される。また、Q5あるいはQ7の後も、Q8に移行される。このQ8では、Q2で決定された減速度αが所定のしきい値αB以上であるか否かが判別される。このQ8の判別でNOのときは、Q1に戻る(ハザードランプ2の自動点灯なし)。Q8の判別でYESのときは、Q9において、ハザードランプ2が自動点灯される(コントローラ21から駆動回路10に対して点灯指令信号が出力される)。
Q9の後、Q10において、ハザードランプ2の自動点灯開始から、あらかじめ設定された所定時間(例えば3〜5秒)経過したか否かが判別される。このQ10の判別でNOのときは、Q9に戻る(ハザードランプ2の自動点灯の継続)。Q10の判別でYESのときは、Q11において、ハザードランプ2が消灯される(この後は、Q1に戻って前述した制御が繰り返される)。
上述のように、同じブレーキ操作でも停止距離が短くなる登坂路では、所定のしきい値αBが大きい値に変更されることによりハザードランプ2が自動点灯されにくくなり、不必要に後続車両に対して注意喚起してしまう事態が防止あるいは抑制される。一方、同じブレーキ操作でも停止距離が長くなる降坂路では、所定のしきい値αBが小さい値に変更されることによりハザードランプ2が自動点灯されやすくなり、後続車両に対して早めに注意喚起することが可能になる。
図6、図7は、本発明の第2の実施形態を示すもので、図5に対応したフローチャートとなっている。本実施形態では、ハザードランプ2を自動点灯させる条件として、後続車両との車間距離をも加味するようにしてある。このため、図4では図示を略してあるが、例えばレーダ等によって後続車両との車間距離を検出するようにしてある。
本実施形態では、まず、車速(あるいは後続車両との接近方向の相対速度)に応じて、基準車間距離LBが設定される。この基準車間距離LBは、平坦路を基準に設定されたもので、例えば、時速80km/hのときに基準車間距離LBが60mとして設定される。なお、基準車間距離LBは、車速が大きいほど、あるいは後続車両との相対速度が大きいほど大きい値に設定される。
ハザードランプ2の自動点灯させる条件として、車両の減速度が所定のしきい値以上となったときという条件に加えて、後続車両との車間距離が上記基準車間距離以下になったときとして設定される。そして、この基準車間距離が、登坂路では小さい値に変更され(ハザードランプ2が自動点灯されにくい方向への変更)、降坂路では大きい値に変更される(ハザードランプ2が自動点灯されやすい方向への変更)。
上述した第2の実施形態の制御例を示す図6、図7のフローチャートについて、以下に説明する。なお、図5に対応したステップについては、その説明を省略あるいは簡略して説明する。まず、Q21〜Q23の処理が行われるが、これは図5のQ1〜Q3に対応している。
Q3の後、Q4において、車速に応じて基準車間距離がLBが設定される。この後、Q25において、後続車両との間での実際の車間距離Lが検出される(勾配センサ23による検出)。
Q25の後、Q26において、登坂路であるか否かが判別されて、このQ26の判別でYESのときは、Q27において、基準車間距離LBが小さい値に変更される(例えば基準車間距離80mが60mに変更される)。Q26の判別でNOのときは、Q28において、降坂路であるか否かが判別される。このQ28の判別でYESのときは、Q29において、基準車間距離LBが、大きい値に変更される(例えば基準車間距離80mが100mに変更される)。
上記Q28の判別でNOのときは、平坦路であるとして、基準車間距離LBの変更が行われることなく、図7のQ30に移行される。また、Q27あるいはQ29の後も、Q30に移行される。このQ30では、Q22で決定された減速度αがQ1で設定された所定のしきい値αB以上であるか否かが判別される。このQ30の判別でNOのときは、Q21に戻る(ハザードランプ2の自動点灯なし)。Q30の判別でYESのときは、Q31において、Q25で検出された車間距離LがQ24で設定された基準車間距離LB以下であるか否かが判別される。このQ31の判別でNOのときは、Q21に戻る。
Q31の判別でYESのときは、Q32〜Q34の処理が行われるが、これは図5のQ9〜Q11に対応しているので、その説明は省略する。
上述のように、同じブレーキ操作でも停止距離が短くなる登坂路では、基準車間距離LBが小さい値に変更されることによりハザードランプ2が自動点灯されにくくなり、不必要に後続車両に対して注意喚起してしまう事態が防止あるいは抑制される。一方、同じブレーキ操作でも停止距離が長くなる降坂路では、基準車間距離LBが大きいい値に変更されることによりハザードランプ2が自動点灯されやすくなり、後続車両に対して早めに注意喚起することが可能になる。
以上実施形態について説明したが、本発明は、実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載された範囲において例えば次のように適宜の変更が可能である。急減速であるか否かの検出は、車両の減速度をパラメータとする場合に限らず、例えば、ブレーキペダルの踏み込み速度や踏み込み量等、適宜のパラメータを用いて判定することができる。所定のしきい値や基準車間距離は、路面勾配に応じてより多段階に変更してもよく、連続可変式に変更することもできる。ハザードランプ2の自動点灯制御は、走行中の全ての車速域において行うようにしてもよい。路面勾配の検出は、別途専用のセンサを用いることなく、例えばアクセル操作量に対する車両の加減速度の大きさに応じて検出する等、適宜の手法を採択し得る。勿論、本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。
本発明は、ハザードランプの自動点灯を利用した注意喚起を行って、安全上好ましいものとなる。
1:先行車両
2:ハザードランプ
3:後続車両
10:駆動回路
21:コントローラ
22:車速センサ
23:勾配センサ段

Claims (8)

  1. あらかじめ設定された急減速判定条件が満足されたときに、車両の急減速時であるとしてハザードランプを自動的に点灯させる点灯制御手段と、
    路面勾配を検出する路面勾配検出手段と、
    前記路面勾配検出手段で検出された路面勾配に応じて、前記急減速判定条件を変更する判定条件変更手段と、
    を備えていることを特徴とする緊急制動表示灯の制御装置。
  2. 請求項1において、
    前記判定条件変更手段は、前記路面勾配検出手段によって検出される路面勾配が登坂路に相当するときは、平坦路に比してハザードランプが自動点灯されにくい方向に前記急減速判定条件を変更する、ことを特徴とする緊急制動表示灯の制御装置。
  3. 請求項1において、
    前記判定条件変更手段は、前記路面勾配検出手段によって検出される路面勾配が降坂路に相当するときは、平坦路に比してハザードランプが自動点灯されやすい方向に前記急減速判定条件を変更する、ことを特徴とする緊急制動表示灯の制御装置。
  4. 請求項1において、
    前記判定条件変更手段は、前記路面勾配検出手段によって検出される路面勾配が登坂路に相当するときは、平坦路に比してハザードランプが自動点灯されにくい方向に前記急減速判定条件を変更する一方、前記路面勾配検出手段によって検出される路面勾配が降坂路に相当するときは、平坦路に比してハザードランプが自動点灯されやすい方向に前記急減速判定条件を変更する、ことを特徴とする緊急制動表示灯の制御装置。
  5. 請求項1において、
    前記急減速判定条件が、車両の減速度があらかじめ設定された所定のしきい値以上となったときとして設定され、
    前記判定条件変更手段が、登坂路に相当するときは平坦路に比して前記所定のしきい値を大きい値に変更する一方、降坂路に相当するときは平坦路に比して前記所定のしきい値を小さい値に変更する、
    ことを特徴とする緊急制動表示灯の制御装置。
  6. 車両の急減速を検出する急減速検出手段と、
    後続車両との車間距離を検出する車間距離検出手段と、
    前記急減速検出手段で急減速が検出されかつ前記車間距離検出手段によって検出される車間距離があらかじめ設定された所定の基準車間距離以下であるときに、ハザードランプを自動点灯させる点灯制御手段と、
    路面勾配を検出する勾配検出手段と、
    前記勾配検出手段により検出される路面勾配に応じて、前記所定の基準車間距離を変更する基準車間距離変更手段と、
    を備えていることを特徴とする緊急制動表示灯の制御装置。
  7. 請求項6において、
    前記基準車間距離変更手段が、登坂路に相当するときは平坦路に比して前記基準車間距離を小さい値に変更する一方、降坂路に相当するときは平坦路に比して前記基準車間距離を大きい値に変更する、
    ことを特徴とする緊急制動表示灯の制御装置。
  8. 請求項6または請求項7において、
    前記基準車間距離が、車速または後続車両との相対速度に応じて設定される、ことを特徴とする緊急制動表示灯の制御装置。
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