JP2002087158A - 制動表示装置 - Google Patents

制動表示装置

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JP2002087158A
JP2002087158A JP2000286604A JP2000286604A JP2002087158A JP 2002087158 A JP2002087158 A JP 2002087158A JP 2000286604 A JP2000286604 A JP 2000286604A JP 2000286604 A JP2000286604 A JP 2000286604A JP 2002087158 A JP2002087158 A JP 2002087158A
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vehicle
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JP2000286604A
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Yoshiaki Miichi
善紀 見市
Susumu Masuda
奨 増田
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 道路環境や走行環境に拘らず的確に自車の制
動の状況を表示する。 【解決手段】 路面センサ6、ナビ7及び車間距離セン
サ8からの情報に基づいて、路面が滑りやすいことが導
出された際、下り坂を走行していることが導出された際
及び先行車との相対速度が大きくなったことが導出され
た際に、ハイマウントストップランプの点灯幅を広く
し、滑りやすい路面を走行している状況、下り坂を走行
している状況及び先行車に急接近している状況に拘らず
危険になり得る状況に応じて的確に制動の状況を表示す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制動時にストップ
ランプ等で後続車両に対して制動の表示を行う制動表示
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車には、ブレーキペダルの踏み込み
に対応して点灯するストップランプが備えられ、後続車
両等に対して自車の制動の意思を知らせるようになって
いる。ストップランプは一般に車幅灯と一体となってお
り、車幅灯の点灯時には、ブレーキペダルの踏み込みに
対応して光の強度を変化させて自車の制動の意思を知ら
せるようになっている。一方、光の強度を変化させた場
合に、夕方等には光の強度変化が判りにくいことが考え
られるため、車幅灯とは別に車両の上部にハイマウント
ストップランプが専用に設けられている。
【0003】このようなストップランプは、ブレーキペ
ダルの踏み込みに対応して点灯(光の強度変更)させて
減速の表示をするようになっているので、ブレーキペダ
ルの踏み込みがあったか否かの表示を行うことしかでき
ない。このため、通常の制動時でも、ブレーキペダルの
踏み込みに加えてエンジンブレーキ等により車両に大き
な減速が生じた時でも、同じ点灯状況となっていた。ま
た、ブレーキペダルの踏み込みがなく、エンジンブレー
キ等にのみ減速が生じた場合、ストップランプは点灯さ
れず、減速を後続車両等に認識させることができなかっ
た。
【0004】そこで従来から、例えば、特表平9-503176
号公報等に示されているように、車両の減速度の大きさ
に応じてストップランプの点灯度合い(点灯幅)等を変
更して、後続車両に自車の減速度の大きさを知らせるこ
とが提案されている。車両の減速度の大きさに応じてス
トップランプの点灯度合い(点灯幅)を変更することに
より、ブレーキペダルの踏み込みの有無に加えて、自車
の減速度の大きさを後続車両等に認識させることが可能
になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、減速度の大き
さに応じてストップランプの点灯度合いを変更し、自車
の減速度の大きさを後続車両等に認識させても、同じ減
速度であっても路面の滑りやすさや道路勾配等の道路環
境により危険の度合いが異なっている。例えば、同じ減
速度の場合、滑りにくい路面よりも滑りやすい路面の時
の方が危険度合いが増し、上り坂を走行している時より
も下り坂を走行している時の方が危険度合いが増す。こ
のため、減速度の大きさでストップランプの点灯度合い
を変更するだけでは、後続車両に自車の減速の状況を安
全に認識させているとはいえないのが現状である。
【0006】また、先行車両に対して急激に接近してい
る場合等の走行環境によっては、減速度は小さくても制
動は急激となるが、減速度が大きくないので、ストップ
ランプの点灯度合いは変更されず、後続車両に急激な制
動を認識させることはできないのが現状である。
【0007】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、道路環境や走行環境に拘らず的確に自車の制動の状
況を表示することができる制動表示装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1の本発明では、制動の表示度合いを変化させる
ようにした制動表示装置において、道路環境検出手段か
らの情報に基づいて補正手段により道路環境に応じた制
動の表示度合いに補正し、道路環境に拘らず的確に制動
の状況を表示するようにしたものである。
【0009】また、上記目的を達成するため請求項2の
本発明では、制動の表示度合いを変化させるようにした
制動表示装置において、路面状態導出手段からの情報に
基づいて補正手段により路面の滑りやすさに応じた制動
の表示度合いに補正し、路面状態に拘らず的確に制動の
状況を表示するようにしたものである。
【0010】また、上記目的を達成するため請求項3の
本発明では、制動の表示度合いを変化させるようにした
制動表示装置において、道路勾配導出手段からの情報に
基づいて補正手段により道路の縦勾配に応じた制動の表
示度合いに補正し、道路勾配に拘らず的確に制動の状況
を表示するようにしたものである。
【0011】また、上記目的を達成するため請求項4の
本発明では、制動の表示度合いを変化させるようにした
制動表示装置において、路面状態導出手段からの情報及
び道路勾配導出手段からの情報の少なくとも一方の情報
に基づいて、補正手段により、路面の滑りやすさに応じ
た制動の表示度合い、もしくは/及び、道路の縦勾配に
応じた制動の表示度合いに補正し、路面状態及び道路勾
配に拘らず的確に制動の状況を表示するようにしたもの
である。
【0012】また、上記目的を達成するため請求項5の
本発明では、制動の表示度合いを変化させるようにした
制動表示装置において、路面状態導出手段からの情報及
び道路勾配導出手段からの情報の少なくとも一方の情報
に基づいて、補正手段により、路面が滑りやすいことが
導出された際に制動の表示度合いを大きくし、道路勾配
導出手段により下り坂であることが導出された際に制動
の表示度合いを大きくするように補正し、滑りやすい路
面及び下り坂に拘らず的確に制動の状況を表示するよう
にしたものである。
【0013】例えば、滑りやすい路面を走行している場
合や、下り坂を走行している場合にブレーキペダルを踏
んだ場合には、ハイマウントストップランプの点灯幅を
広くしたり、車幅灯の明るさを変化させる等して制動の
表示度合いを大きくし、後続車両にはブレーキペダルの
踏力を強くするように促すことが好ましい。
【0014】そして、請求項6の本発明では、後続車両
のブレーキペダルの踏力を必要踏力に促す状態に制動の
表示度合いを変化させるようにしたものである。
【0015】例えば、上り坂を走行している場合にブレ
ーキペダルを踏んだ場合には、減速度が大きくなっても
ハイマウントストップランプの点灯幅を変化させないよ
うにしたり、車幅灯の明るさを変化させないようにする
等して制動の表示度合いを変えず、後続車両にはブレー
キペダルの踏力を必要以上に強くしないように促すこと
が好ましい。
【0016】上記目的を達成するため請求項7の本発明
では、制動の表示度合いを変化させるようにした制動表
示装置において、走行環境検出手段からの情報に基づい
て補正手段により走行環境に応じた制動の表示度合いに
補正し、走行環境に拘らず的確に制動の状況を表示する
ようにしたものである。
【0017】そして、請求項8の本発明では、相対速度
導出手段からの前方物との相対速度に基づいて、補正手
段により、前方物との相対速度が大きくなった際に制動
の表示度合いを大きくするように補正し、前方物に対す
る接近速度に拘らず的確に制動の状況を表示するように
したものである。
【0018】前方物は、例えば、先行車両であり、先行
車両との接近速度が大きくなったときにブレーキペダル
を踏んだ場合には、ハイマウントストップランプの点灯
幅を広くしたり、車幅灯の明るさを変化させる等して制
動の表示度合いを大きくし、後続車両にはブレーキペダ
ルの踏力を強くするように促すことが好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】図1には本発明の一実施形態例に
係る制動表示装置を備えた車両の概略構成、図2には制
動表示装置の制御ブロック構成、図3には減速度と点灯
幅の関係を表すグラフ、図4には相対速度と点灯幅の関
係を表すグラフ、図5、図6には減速度による点灯状況
の説明、図7には下り坂走行時における点灯状況の説
明、図8には相対速度による点灯状況の説明を示してあ
る。
【0020】図1に示すように、車両1の背面の上部に
は車幅方向に延びるハイマウントストップランプ2が設
けられ、ハイマウントストップランプ2は制御手段3の
指令により点灯幅を可変にして点灯されるようになって
いる。制御手段3にはブレーキペダル4の踏み込み状況
が入力され、ブレーキペダル4の踏み込みが検出される
と制御手段3からハイマウントストップランプ2に所定
の点灯幅(例えば、全幅の半分)で点灯指令が出され
る。一方、制御手段3には車速センサ5の情報が入力さ
れ、制御手段3では車速センサ5の情報に基づいて減速
度が演算される。減速度が予め設定された所定値よりも
大きくなった場合、制御手段3からハイマウントストッ
プランプ2に減速度に応じて点灯幅を全幅まで無段階に
広くする(表示度合いを変化させる)指令が出される。
【0021】つまり、制御手段3の指令により点灯幅が
変化するハイマウントストップランプ2が、制動の表示
度合いを変化させるようにした制動表示装置となってい
る。尚、減速度に応じて2段階以上の複数段階の広さに
ハイマウントストップランプ2の点灯幅を設定すること
も可能である。また、制動表示装置としては、ハイマウ
ントストップランプ2を用いたものに限らず、通常の車
幅灯を用いたブレーキランプの明るさを変化させたり、
点滅速度等を変化させて制動の表示度合いを変化させる
ようにしたものでも可能である。
【0022】車両1のフロントバンパーの下には路面状
態導出手段としての路面センサ6が設けられ、路面セン
サ6により路面の滑りやすさ(路面μ)が導出される。
路面センサ6は、例えば、路面に赤外線を照射してその
反射光を検出するもので、路面センサ6の検出情報は制
御手段3に入力され、反射光の強度や乱反射特性等から
路面の滑りやすさが推定される。路面が滑りやすい状態
であることが判断された場合に(低μ路)、ブレーキペ
ダル4の踏み込みが検出されると、制御手段3からハイ
マウントストップランプ2に点灯幅を広くする(表示度
合いを変化させる:例えば、全幅)指令が出される(補
正手段)。具体的には、点灯幅を広くする際の減速度と
点灯幅との関係を変更する(詳細は後述する)。
【0023】また、車両1には道路勾配導出手段として
のナビゲーションシステム(ナビ)7が搭載され、ナビ
7の情報により道路の縦勾配が導出される。尚、道路勾
配導出手段としては、傾斜計を設けたり、車両1の走行
抵抗から縦勾配を推測することも可能である。ナビ7の
情報(縦勾配情報)は制御手段3に入力され、下り坂の
場合に、ブレーキペダル4の踏み込みが検出されると、
制御手段3からハイマウントストップランプ2に点灯幅
を広くする(表示度合いを変化させる:例えば、全幅)
指令が出される(補正手段)。具体的には、点灯幅を広
くする際の減速度と点灯幅との関係を変更する(詳細は
後述する)。
【0024】一方、車両1の前方には前方物としての先
行車との距離を検出する車間距離センサ8が設けられ、
車間距離センサ8の検出情報は制御手段3に入力されて
制御手段3で先行車との相対速度が演算される。車間距
離センサ8は、例えば、レーザレーダや電波レーダが適
用される。つまり、車間距離センサ8で検出される情報
が走行環境となり、制御手段3で先行車との相対速度を
演算する機能が相対速度導出手段となっている。先行車
との相対速度が所定値以上となった場合に、ブレーキペ
ダル4の踏み込みが検出されると、減速度に拘らず制御
手段3からハイマウントストップランプ2に点灯幅を広
くする(例えば、全幅)指令が出される(補正手段)。
尚、車間距離センサ6は、先行車だけでなく、例えば、
路上の落下物等も前方物として検出するようになってい
る。
【0025】図2に示すように、制御手段3は点灯制御
部11を有している。点灯制御部11にはブレーキペダ
ル4からの情報が入力され、ハイマウントストップラン
プ2に所定の点灯幅(例えば、全幅の半分)で点灯指令
が出される。また、点灯制御部11には車速センサ5か
らの情報が入力されて減速度が演算され、減速度が所定
値よりも大きくなった場合、ハイマウントストップラン
プ2に点灯幅を広くする(例えば、全幅)指令が出され
る。即ち、図3に実線で示すように、点灯制御部11に
は減速度と点灯幅との関係がマップとして記憶され、減
速度に応じて点灯幅を半分から全幅まで無段階に変化さ
せるようになっており、減速度が大きくなるにしたがっ
て、点灯幅を広くしている。
【0026】また、制御手段3は補正部12を有してい
る。補正部12には路面センサ6及びナビ7からの情報
が入力され、点灯制御部11に、ハイマウントストップ
ランプ2の点灯幅を変更する補正指令が送られる。即
ち、図3に点線で示すように、下り坂及び低μ路が判断
された場合、減速度と点灯幅との関係を点灯幅を広げる
側に変更し、下り坂及び低μ路の場合にハイマウントス
トップランプ2に点灯幅を広くする指令が出される。ま
た、図3に一点鎖線で示すように、上り坂が判断された
場合、減速度と点灯幅との関係を点灯幅を広げない側に
変更し、多少減速度が大きくなっても、ハイマウントス
トップランプ2に点灯幅を広げない指令(同一の減速度
で点灯幅を狭める指令)が出される。尚、上り坂の制御
は必ずしも実施しなくてもよい。
【0027】また、補正部12には車間距離センサ8か
らの情報が入力され、先行車との相対速度が演算され
る。相対速度が大きくなった場合に、点灯制御部11
に、ハイマウントストップランプ2の点灯幅を変更する
補正指令が送られる。つまり、先行車との相対速度が大
きくなった時(急接近)にブレーキペダル4の踏み込み
が検出されると、減速度に拘らずハイマウントストップ
ランプ2に点灯幅を広くする指令が出力される。即ち、
図4に示すように、補正部12には相対速度と点灯幅と
の関係がマップとして記憶され、相対速度に応じて点灯
幅を無段階に変化させるようになっており、相対速度が
大きくなるにしたがって、点灯幅を広くしている。尚、
図4に示したマップは、ブレーキペダル4の踏み込みを
条件に読み込みが行われる。
【0028】図5乃至図8に基づいて上記構成の制動表
示装置の表示状況を具体的に説明する。
【0029】車両1の減速度が小さい場合、例えば、図
3中の減速度がA1の場合、図5に示すように、ハイマウ
ントストップランプ2の点灯幅を半分にする(図3中実
線参照)。これにより、後続車15のドライバは、通常
の減速度で車両1が減速することを認識し、つまり、後
続車15のドライバはブレーキペダルの踏力が通常の減
速状態の踏力(必要踏力)となるように促され、通常の
状態でブレーキペダルを踏み込んで後続車15を減速さ
せる。
【0030】車両1の減速度が大きい場合、例えば、図
3中の減速度がA2の場合、図6に示すように、ハイマウ
ントストップランプ2の点灯幅を全幅にする(図3中実
線参照)。これにより、後続車15のドライバは、大き
な減速度で車両1が減速することを認識し、つまり、後
続車15のドライバはブレーキペダルの踏力が大きな減
速状態の踏力(必要踏力)となるように促され、大きな
減速状態となるようにブレーキペダルを踏み込んで後続
車15を減速させる。
【0031】車両1の減速度はそれ程大きくない場合
に、例えば、図3中の減速度がA1とA2の間のA3場合に、
下り坂を走行していることが判断されると、減速度だけ
の点灯幅では約7割幅の点灯幅となるが(図3中実線参
照)、図7に示すように、ハイマウントストップランプ
2の点灯幅を全幅にする(図3中点線参照)。これによ
り、後続車15のドライバは、危険になり得る状態(下
り坂走行)で車両1が減速することを認識し、つまり、
後続車15のドライバはブレーキペダルの踏力が大きな
減速状態の踏力(必要踏力)となるように促され、危険
を確実に回避する減速状態となるようにブレーキペダル
を踏み込んで後続車15を減速させる。
【0032】また、図示は省略してあるが、同様に、車
両1の減速度はそれ程大きくない場合に、低μ路を走行
していることが判断されると、ハイマウントストップラ
ンプ2の点灯幅を広げて危険になり得る状態(低μ路走
行)で車両1が減速することを後続車15のドライバに
認識させ、ブレーキペダルの踏力が大きな減速状態の踏
力(必要踏力)となるように促される。
【0033】このため、減速度が大きくない場合であっ
ても、下り坂走行時や低μ路走行にはハイマウントスト
ップランプ2の点灯幅を広げることができ、後続車15
のドライバに危険になり得る状態の制動の情報を供給す
ることができる。従って、下り坂や低μ路等の危険にな
り得る状態の道路環境に拘らず車両1の制動の状況を的
確に表示することができ、道路環境に応じて後続車15
のドライバにブレーキペダルの踏力を必要踏力に促すこ
とができる。
【0034】一方、図8に示すように、車両1と先行車
16の相対速度が大きくなって先行車16に急接近した
状態でブレーキペダル4が踏まれると、減速度の大きさ
に関係なくハイマウントストップランプ2の点灯幅を広
げる(図4参照:例えば全幅)。これにより、後続車1
5のドライバは、危険になり得る状態(車両1の先行車
16への急接近)で車両1が減速することを認識し、つ
まり、後続車15のドライバはブレーキペダルの踏力が
大きな減速状態の踏力(必要踏力)となるように促さ
れ、危険を確実に回避する減速状態となるようにブレー
キペダルを踏み込んで後続車15を減速させる。また、
同様に、車両1が路上落下物等に急接近した場合にも減
速度の大きさに関係なくハイマウントストップランプ2
の点灯幅が広げられる。
【0035】このため、車両1が先行車16(または路
上落下物等)に急接近した際には、減速度の大きさに関
係なく、ハイマウントストップランプ2の点灯幅を広げ
ることができ、後続車15のドライバに危険になり得る
状態の制動の情報を供給することができる。従って、先
行車16に急接近する等の走行環境に拘らず車両1の制
動の状況を的確に表示することができ、走行環境に応じ
て後続車15のドライバにブレーキペダルの踏力を必要
踏力に促すことができる。
【0036】尚、上述した実施形態例では、道路の縦勾
配の状況及び路面μの状況に応じてハイマウントストッ
プランプ2の点灯幅を補正すると共に、先行車16との
相対速度の状況に応じてハイマウントストップランプ2
の点灯幅を補正する構成としたが、本願発明は、道路の
縦勾配の状況及び路面μの状況、もしくは、道路の縦勾
配の状況及び路面μの状況のいずれか一方、もしくは、
先行車16との相対速度の状況のいずれか一つでハイマ
ウントストップランプ2の点灯幅を補正する構成とする
ことも可能である。また、道路の縦勾配の状況及び先行
車16との相対速度の状況、もしくは、路面μの状況及
び先行車16との相対速度の状況に応じてハイマウント
ストップランプ2の点灯幅を補正する構成とすることも
可能である。
【0037】また、道路環境としては、道路の縦勾配の
状況及び路面μに限らず、道路幅や自動車専用道路等他
の道路環境を適用することが可能であり、走行環境とし
ては、先行車16との相対速度に限らず、先行車16の
種類や走行時の気象、走行時間あるいは運転者の年齢・
性別・運転特性情報等の走行環境を適用することが可能
である。
【0038】
【発明の効果】請求項1の本発明は、道路環境検出手段
からの情報に基づいて道路環境に応じた制動の表示度合
いに補正するようにしたので、道路環境に拘らず的確に
制動の状況を表示することができる。また、請求項2の
本発明は、路面状態導出手段からの情報に基づいて路面
の滑りやすさに応じた制動の表示度合いに補正するよう
にしたので、路面状態に拘らず的確に制動の状況を表示
することができる。また、請求項3の本発明は、道路勾
配導出手段からの情報に基づいて道路の縦勾配に応じた
制動の表示度合いに補正し、道路勾配に拘らず的確に制
動の状況を表示することができる。また、請求項4の本
発明は、路面状態導出手段からの情報及び道路勾配導出
手段からの情報の少なくとも一方の情報に基づいて、路
面の滑りやすさに応じた制動の表示度合い、もしくは/
及び、道路の縦勾配に応じた制動の表示度合いに補正す
るようにしたので、路面状態及び道路勾配に拘らず的確
に制動の状況を表示することができる。
【0039】請求項5の本発明は、路面状態導出手段か
らの情報及び道路勾配導出手段からの情報の少なくとも
一方の情報に基づいて、路面が滑りやすいことが導出さ
れた際に制動の表示度合いを大きくし、道路勾配導出手
段により下り坂であることが導出された際に制動の表示
度合いを大きくするように補正するので、滑りやすい路
面及び下り坂に拘らず的確に制動の状況を表示すること
ができる。
【0040】請求項6の本発明は、後続車両のブレーキ
ペダルの踏力を必要踏力に促す状態に制動の表示度合い
を変化させるようにしたので、道路環境に拘らず危険を
確実に回避する的確な制動の状況を表示することができ
る。
【0041】請求項7の本発明は、走行環境検出手段か
らの情報に基づいて走行環境に応じた制動の表示度合い
に補正するようにしたので、走行環境に拘らず的確に制
動の状況を表示することができる。請求項8の本発明
は、相対速度導出手段からの前方物との相対速度に基づ
いて、前方物との相対速度が大きくなった際に制動の表
示度合いを大きくするように補正するので、前方物に対
する接近速度に拘らず的確に制動の状況を表示すること
ができる。
【0042】従って、本発明の制動表示装置は、道路環
境や走行環境に応じた表示度合いで制動の状況を表示す
ることができ、道路環境や走行環境に拘らず的確に自車
の制動の状況を後続車に供給することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例に係る制動表示装置を備
えた車両の概略構成図。
【図2】制動表示装置の制御ブロック図。
【図3】減速度と点灯幅の関係を表すグラフ。
【図4】相対速度と点灯幅の関係を表すグラフ。
【図5】減速度による点灯状況の説明図。
【図6】減速度による点灯状況の説明図。
【図7】下り坂走行時における点灯状況の説明図。
【図8】相対速度による点灯状況の説明図。
【符号の説明】
1 車両 2 ハイマウントストップランプ 3 制御手段 4 ブレーキペダル 5 車速センサ 6 路面センサ 7 ナビゲーションシステム(ナビ) 8 車間距離センサ 11 点灯制御部 12 補正部 15 後続車 16 先行車

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制動の表示度合いを変化させるようにし
    た制動表示装置において、道路環境を検出する道路環境
    検出手段と、道路環境検出手段からの情報に基づいて制
    動の表示度合いを補正する補正手段とを備えたことを特
    徴とする制動表示装置。
  2. 【請求項2】 制動の表示度合いを変化させるようにし
    た制動表示装置において、路面の滑りやすさを導出する
    路面状態導出手段と、路面状態導出手段からの路面情報
    に基づいて制動の表示度合いを補正する補正手段とを備
    えたことを特徴とする制動表示装置。
  3. 【請求項3】 制動の表示度合いを変化させるようにし
    た制動表示装置において、道路の縦勾配を導出する道路
    勾配導出手段と、道路勾配導出手段からの道路勾配情報
    に基づいて制動の表示度合いを補正する補正手段とを備
    えたことを特徴とする制動表示装置。
  4. 【請求項4】 制動の表示度合いを変化させるようにし
    た制動表示装置において、路面の滑りやすさを導出する
    路面状態導出手段と、道路の縦勾配を導出する道路勾配
    導出手段と、路面状態導出手段からの路面情報及び道路
    勾配導出手段からの道路勾配情報の少なくとも一方に基
    づいて制動の表示度合いを補正する補正手段とを備えた
    ことを特徴とする制動表示装置。
  5. 【請求項5】 制動の表示度合いを変化させるようにし
    た制動表示装置において、路面の滑りやすさを導出する
    路面状態導出手段と、道路の縦勾配を導出する道路勾配
    導出手段と、路面状態導出手段からの路面情報及び道路
    勾配導出手段からの道路勾配情報の少なくとも一方に基
    づいて制動の表示度合いを補正する補正手段とを備え、 補正手段には、路面状態導出手段により路面が滑りやす
    いことが導出された際に制動の表示度合いを大きくし、
    道路勾配導出手段により下り坂であることが導出された
    際に制動の表示度合いを大きくする機能が備えられてい
    ることを特徴とする制動表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に
    おいて、補正手段には、後続車両のブレーキペダルの踏
    力を必要踏力に促す状態に制動の表示度合いを変化させ
    る機能が備えられていることを特徴とする制動表示装
    置。
  7. 【請求項7】 制動の表示度合いを変化させるようにし
    た制動表示装置において、車両の走行環境を検出する走
    行環境検出手段と、走行環境検出手段からの情報に基づ
    いて制動の表示度合いを補正する補正手段とを備えたこ
    とを特徴とする制動表示装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、走行環境検出手段は
    前方物との相対速度を導出する相対速度導出手段であ
    り、補正手段には、相対速度導出手段により前方物との
    相対速度が大きくなった際に制動の表示度合いを大きく
    する機能が備えられていることを特徴とする制動表示装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100488795B1 (ko) * 2002-04-17 2005-05-12 기아자동차주식회사 차량의 제동등 작동 제어 장치 및 그 방법
JP2015101308A (ja) * 2013-11-28 2015-06-04 マツダ株式会社 緊急制動表示灯の制御装置
JP2015101307A (ja) * 2013-11-28 2015-06-04 マツダ株式会社 緊急制動表示灯の制御装置

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