JP2015099265A - 地図情報提供装置、ユーザ端末、及び地図情報提供方法 - Google Patents

地図情報提供装置、ユーザ端末、及び地図情報提供方法 Download PDF

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Abstract

【課題】表示領域の周辺の周辺領域内の地点に関する記事のうちユーザにとって有用であると推定される記事を、ユーザ端末の表示部に表示されている表示領域内においてユーザに提示する。【解決手段】携帯端末装置10のタッチパネル12に表示されている表示領域APの周辺の周辺領域AQ内の地点に関する記事qjを取得し、取得した記事の重要度に関する指標impqjと、表示領域内の点から記事qjが関する地点までの距離に関する指標distqjと、記事qjが発生した時刻に関する指標timeqjに基づくスコアScqjを算出し、算出したスコアScqjが閾値よりも高い場合に、記事qjを表示領域AP内に提示する候補として決定し、携帯端末装置10において、候補の記事が表示領域AP内に表示されるように、携帯端末装置10に地図情報を送信する。【選択図】図17

Description

本発明は、投稿された記事を地図上に表示する技術に関する。
従来から、ツイッター(TWITTERは登録商標)のようなマイクロブログで投稿された記事を地図上に表示するアプリケーションがある(例えば、非特許文献1)。このアプリケーションでは、記事を投稿するときに位置情報を付加すると、当該位置情報に対応した地図上の位置に記事の吹き出しが表示される。
また、従来から、地図上の地点に関する情報を提供する技術が各種提案されている。例えば、特許文献1では、ユーザに指定された検索条件に基づいて情報を収集し、検索された情報のうち表示対象となるものを選択して地点案内図を提供する。
「ツイッターでつぶやくとGoogleマップ上に位置情報が表示される『TwitterMap』」、[online]、平成24年10月4日、Gigazine、[平成25年9月30日検索]、インターネット(URL:http://gigazine.net/news/20121004-twittermap/)
特開2007−11161号公報
ところで、地図を表示するユーザ端末がスマートフォンなどの携帯端末装置である場合には、画面サイズに制約があるため表示部に表示される表示領域(すなわち、表示されている地図の地理的領域)の範囲が必然的に狭くなる。また、近年利用が拡大している3次元地図は、拡大率を大きくして表示されることが多いと想定されるが、拡大率が大きいと表示領域の範囲は狭くなる。表示領域が狭い場合、当該地図上に表示される記事の数が十分でないことがある。また、表示領域が地方や郊外であったり、夜間などの時間帯によって記事の数が十分でない場合が生じ得る。このような場合、ユーザ端末のユーザが地図をスクロールすれば、表示領域を除く周辺の領域(以下、「周辺領域」)に他の記事が存在するかを確認できるが、手掛かりもないまま闇雲にスクロールするのではユーザにとって負担が大きい。
特許文献1では、アイコンの数が過少とならない十分な情報量の地図を提供できるよう、表示密度や表示数などの表示条件に基づいて、表示対象を選択する。しかし、表示領域内の情報を選択するに過ぎないから、ユーザは、周辺領域の情報を知ることができない。
本発明は、このような事情に鑑みて、ユーザ端末の表示部に表示されている表示領域の周辺の周辺領域内の地点に関する記事のうち、ユーザにとって有用であると推定される記事をユーザに提示することが可能な地図情報提供装置などを提供することを解決課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は、地図上の地点に関する記事が表示された地図情報を、ユーザ端末の表示部において表示可能となるようにユーザ端末に提供する地図情報提供装置であって、前記ユーザ端末の前記表示部に表示されている表示領域の周辺の領域であって、前記表示領域を除く周辺領域内の地点に関する記事を取得する周辺領域記事取得部と、前記周辺領域記事取得部が取得した前記周辺領域内の記事の重要度に関する指標と、前記表示領域内の点から前記記事が関係する地点までの距離に関する指標と、前記記事が発生した時刻に関する指標の少なくともいずれかに基づくスコアであって、前記重要度に関する指標を用いた場合には前記記事の重要度が高いほど値が高くなり、前記距離に関する指標を用いた場合には前記距離が小さいほど値が高くなり、前記時刻に関する指標を用いた場合には前記記事が発生した時刻が現在時刻に近いほど値が高くなるスコアを算出する第1スコア算出部と、前記第1スコア算出部が算出した前記記事のスコアが閾値よりも高い場合に、当該記事を前記表示領域内に提示する候補として決定する候補決定部と、前記ユーザ端末において、前記候補決定部が決定した前記候補の記事が前記表示領域内に表示されるように、前記ユーザ端末に地図情報を送信する送信部とを備えた地図情報提供装置を提供する。
さらに、本発明は、地図上の地点に関する記事が表示された地図情報を表示する表示部と、前記表示部に表示されている表示領域の周辺の領域であって、前記表示領域を除く周辺領域内の地点に関する記事を取得する周辺領域記事取得部と、前記周辺領域記事取得部が取得した前記周辺領域内の記事の重要度に関する指標と、前記表示領域内の点から前記記事が関係する地点までの距離に関する指標と、前記記事が発生した時刻に関する指標の少なくともいずれかに基づくスコアであって、前記重要度に関する指標を用いた場合には前記記事の重要度が高いほど値が高くなり、前記距離に関する指標を用いた場合には前記距離が小さいほど値が高くなり、前記時刻に関する指標を用いた場合には前記記事が発生した時刻が現在時刻に近いほど値が高くなるスコアを算出する第1スコア算出部と、前記第1スコア算出部が算出した前記記事のスコアが閾値よりも高い場合に、当該記事を前記表示領域内に提示する候補として決定する候補決定部と、前記候補決定部が決定した前記候補の記事が前記表示領域内に表示されるように前記表示部を制御する表示制御部とを備えたユーザ端末を提供する。
また、本発明は、地図上の地点に関する記事が表示された地図情報を、ユーザ端末の表示部において表示可能となるようにユーザ端末に提供する地図情報提供方法であって、前記ユーザ端末の前記表示部に表示されている表示領域の周辺の領域であって、前記表示領域を除く周辺領域内の地点に関する記事を取得し、取得した前記周辺領域内の記事の重要度に関する指標と、前記表示領域内の点から前記記事が関係する地点までの距離に関する指標と、前記記事が発生した時刻に関する指標の少なくともいずれかに基づくスコアであって、前記重要度に関する指標を用いた場合には前記記事の重要度が高いほど値が高くなり、前記距離に関する指標を用いた場合には前記距離が小さいほど値が高くなり、前記時刻に関する指標を用いた場合には前記記事が発生した時刻が現在時刻に近いほど値が高くなるスコアを算出し、算出した前記周辺領域の前記記事のスコアが閾値よりも高い場合に、当該記事を前記表示領域内に提示する候補として決定し、前記ユーザ端末において、前記候補決定部が決定した前記候補の記事が前記表示領域内に表示されるように、前記ユーザ端末に地図情報を送信する地図情報提供方法を提供する。
本発明に係る地図情報提供装置、ユーザ端末、及び地図情報提供方法によれば、ユーザ端末の表示部に表示されている表示領域の周辺の周辺領域内の地点に関する記事のうち、ユーザにとって有用であると推定される記事を、表示部に表示されている表示領域内においてユーザに提示することが可能となる。
本発明の第1の実施の形態に係るブログ地図表示システムのブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る携帯端末装置を示す外観図である。 本発明の第1の実施の形態に係る携帯端末装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係るブログ地図提供サーバの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係るブログ地図提供サーバの機能構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る表示領域と周辺領域を説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態に係る表示領域と周辺領域に表示される記事の一例を示す図ある。 本発明の第1の実施の形態に係る重要度指標算出部の詳細な機能構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る解析結果テーブルの記憶内容の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る付加情報テーブルの記憶内容の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る記事格納・解析処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る地図情報提供処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る順位テーブルの記憶内容の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る画面遷移の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る遷移前の表示領域と遷移後の表示領域を説明するための図である。 本発明の第2の実施の形態に係る携帯端末装置の機能構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係るブログ地図提供サーバの機能構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る処理の流れを示すシーケンスチャートである。 本発明の変形例に係るブログ地図提供サーバの機能構成を示すブロック図である。 本発明の変形例に係る説明図である。
以下、添付の図面を参照しながら本発明に係る実施の形態を説明する。
<第1の実施の形態>
<構成>
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るブログ地図表示システム1のブロック図である。図示のように、ブログ地図表示システム1は、ネットワークMNと、ネットワークMNに接続するブログサーバ20、ブログ地図提供サーバ30及び地図情報提供サーバ40と、ネットワークMNに接続する複数の携帯端末装置10とを備える。なお、ネットワークMNは、移動体通信網やインターネット網等を含む通信ネットワークである。このブログ地図表示システム1は、携帯端末装置(ユーザ端末)10の表示部に表示されている地図の表示領域(地図の地理的範囲)に、当該表示領域に属する地理的属性を有する記事を表示させるものである。記事としては、日々更新されるWeb上の日記(ブログ)や、140文字程度の短い文章で記述されたマイクロブログ(例えば、ツイート)が例示される。本実施形態では、記事としてツイートを例にとって説明する。
ブログサーバ20は、当該サーバが提供するブログサービスに利用登録したユーザが世界中で投稿した記事を記憶するサーバ装置であり、ブログ地図提供サーバ30に対して記事を提供する。
ここで、記事は、ユーザ名(又はアカウント名)、写真画像などのプロフィールアイコン、投稿テキスト(文字列)、及び投稿日時を含む。投稿テキストには投稿者の発言に相当する文字列(以下、本文テキスト)に加えて、情報源や追加情報の所在を示すURL(以下、情報URL)や、添付された写真画像データの所在を示す写真URL、「@」で始まる他ユーザのユーザ名(いわゆる「メンション」)が含まれる場合がある。情報URLにはハイパーリンクが設定されており、ユーザが情報URLをタップする操作をするとリンク先のWebページに遷移する。なお、情報URLは通常「http://」や「https://」で始まる文字列であるが、この文字列を所定文字数(例えば、22文字)以下に短縮した短縮URLが表示用URLとして用いられる。写真URLは、投稿者が写真を添付する際に利用した画像添付用API(Application Program Interface)に応じて、所定の文字列を含む。所定の文字列としては、「pic.twitter.com/」、「twitpic.com/」、「p.twipple.jp/」などが例示される。
記事には、さらに、ユーザの自己紹介文であるプロフィールのテキストや、投稿時点に記事に付加されるジオタグが添付される場合がある。プロフィールは、ユーザが自己の名前や職業、居住地、仕事や趣味などを記述したものであり、ユーザが任意に編集可能なものである。ジオタグは、投稿時にユーザが用いた端末の位置情報であり、例えば、ユーザがGPS(Global Positioning System)を内蔵した携帯端末装置を用いた場合には、GPSによる端末位置の測位結果がジオタグとして用いられる。
また、ブログサーバ20は、各記事に関連付けて当該記事が再投稿(リツイート)された再投稿回数(リツイート数)などの統計データを記憶しており、この統計データは、記事とともにブログ地図提供サーバ30に対して提供される。
さらに、ブログサーバ20は、各ユーザの属性情報をユーザIDに対応づけて記憶している。ここで、ユーザ属性情報は、年齢、性別、職業、居住地、既婚・未婚の別といった各ユーザのデモグラフィック属性情報であり、ブログサーバ20は、このユーザ属性情報をブログ地図提供サーバ30に対して記事と共に提供する。
地図情報提供サーバ40は、地図画像データを提供するサーバ装置であり、外部からの要求に応じて、要求された地理的範囲の地図画像データを提供する。本実施形態では、地図画像データは、ラスタ形式又はベクタ形式のいずれの形式の地図画像を用いてもよい。ラスタ形式の地図画像は、格子状のピクセルで表現された画像であり、携帯端末装置10に表示すべき地図の拡大率や表示対象地域が変わると、その都度、新たな地図画像データが地図情報提供サーバ40から提供される。ラスタ画像としては、JPEG、GIFが例示される。これに対して、ベクタ形式の地図画像は、点の座標とそれを結ぶ線や面の方程式のパラメータ及び塗りつぶしなどの描画情報で画像を表現したものであり、表示する都度計算を行って画像を再現する。
ネットワークMNは、多数の無線基地局(図示略)及び中継装置(図示略)を有し、携帯端末装置10に対して移動通信サービスを提供する。
図2は、本発明の実施の形態に係る携帯端末装置10の外観を示す正面図であり、図3は、携帯端末装置10の構成を示すブロック図である。携帯端末装置10は、ネットワークMNを介してブログ地図提供サーバ30から地図情報を受信し、受信した地図情報を表示するものである。
図2及び図3に示されるように、携帯端末装置10は、表示領域APが表示されるタッチパネル(表示部)12と、他の携帯端末装置10及びインターネットとの間でデータの送受信を行うための通信インタフェース13と、記憶部14と、通話の際に用いられるマイク15とスピーカ16、及びこれら各部を制御するCPU(Central Processing Unit)11を備える。記憶部14は、主記憶装置としてのRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)を含み、さらには、着脱可能な記録媒体を含む。ROMには、携帯端末装置10がブログ地図サービスの提供を受ける際に実行されるアプリケーションプログラムとしてブログ地図アプリが記憶されている。
タッチパネル12は、カバーガラスと表示ユニット(例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ等)との間に、タッチ操作を検出可能な透明なタッチセンサユニットが貼り合わされて構成されている。このため、ユーザは、表示領域APに表示されているオブジェクトへのタッチ操作を行うことにより指示入力を行うことが可能である。例えば、ユーザは、オブジェクト(例えば、ブログ地図アプリを含む各種アプリの起動アイコン、記事画像)を選択する指示入力をタッチ操作により行うことができる。タッチセンサユニットとしては、抵抗膜方式、静電容量方式(表面型又は投影型)、超音波表面弾性波方式、光学方式、その他の検出方式のうち、好適には、正確な多点検出(マルチタッチの検出)が可能な投影型静電容量方式のタッチセンサユニットが採用される。
タッチパネル12には、ホームボタンや戻るボタンその他の指示入力アイコン、通信状態や電池残量等のアイコンを表示する領域のほかに、ネットワークMNを介して取得したWEBページや各種のメニューページ等が表示される。ブログ地図アプリにおいては、表示領域APの地図情報がタッチパネル12に表示される。
ブログ地図提供サーバ30は、ブログサーバ20から提供された、地理的属性を有する記事のうち、ユーザからの表示要求に含まれる表示領域APに属する複数の記事を地図上に表示した地図情報を生成して、ユーザの携帯端末装置10に対して提供する。地図情報においては、記事は、プロフィールアイコン、ユーザ名、投稿日時及び投稿テキストを含む吹き出し画像(記事画像)として地図上に表示され、記事に情報URLが含まれている場合には当該情報URLも吹き出し画像内に表示される。また、写真URLが含まれている場合には、写真画像が写真URLから取り込まれて、当該写真画像が吹き出し画像内に表示される。
ブログ地図提供サーバ30は、投稿された記事を、ブログサーバ20からリアルタイムで取得する。また、ブログ地図提供サービスの利用者であるユーザの携帯端末装置10からブログ地図の表示要求があった場合には、表示要求に含まれる地理的範囲(記事を表示する地図の範囲)で画定される地図の地図画像データを、地図情報提供サーバ40から取得する。ブログ地図提供サービスでは、地理的属性を有する記事が表示対象となる。地理的属性を有する記事とは、投稿された時点の投稿者の位置を示すジオタグが添付されている記事、又は投稿テキスト内に地名を含む記事である。すなわち、記事にジオタグが添付されておらず、且つ、当該記事の形態素解析により地名を導出できない場合には、当該記事は地理的属性を有しないので、ブログ地図提供サービスにおける表示対象とはならない。
図4は、本実施形態に係るブログ地図提供サーバ30のハードウェア構成を示すブロック図であり、図5は、同サーバの機能構成を示すブロック図である。
図4に示すように、ブログ地図提供サーバ30は、装置全体を制御するCPU(Central Processing Unit)31、CPU31の作業領域として機能するRAM(Random Access Memory)34a、各種プログラムを記憶したROM(Read Only Memory)34b、及び各種のプログラムやデータを記憶する記憶装置34c、キーボードやマウスなどを含む入力部35、画像を表示するディスプレイ32、及びネットワークMNを介して外部の装置と通信を行う送受信部33を備える。ROM34bには、コンピュータに本実施形態に係る記事解析処理を実行させるための記事解析プログラム及び地図情報提供処理を実行させるための地図情報提供プログラムが記憶されており、CPU31はこれらのプログラムを実行することにより、本実施形態に係る各機能を実現する。
図5に示すように、ブログ地図提供サーバ30は、周辺領域記事取得部51、表示領域記事取得部52、重要度指標算出部53a、距離指標算出部53b、及び時刻指標算出部53c、第1スコア算出部54、第2スコア算出部55、平均スコア算出部56、候補決定部57、及び送信部58を備える。重要度指標算出部53a、距離指標算出部53b、及び時刻指標算出部53c、第1スコア算出部54、第2スコア算出部55、平均スコア算出部56、及び候補決定部57の機能は、CPU31によって実現される。送信部58の機能は、CPU31及び送受信部33によって実現される。
周辺領域記事取得部51は、周辺領域AQ内の地点に関する記事を取得し、表示領域記事取得部52は、表示領域AP内の地点に関する記事を取得する。図6に示すように、周辺領域AQは表示領域APの周辺の領域のうち表示領域APを除く領域(図中網掛け部分)である。図示の例では、周辺領域AQは、表示領域APの中心座標Cから所定距離r離れた円が内接する正方形領域として画定される。
図7は、表示領域AP内及び周辺領域AQ内の地点に関する記事の例を示す一例である。図示のように、表示領域APについては地点に関する記事p1及びp2があり、周辺領域AQについては地点に関する記事q1〜q6がある。これらの記事は、ブログサーバ20から供給され、緯度経度情報に対応付けられて記憶装置34cの解析結果テーブルTBL11(図9)に格納されている。表示領域記事取得部52は解析結果テーブルTBL11を参照し、表示領域APの範囲に属する緯度経度座標を有する記事p1及びp2(以下、このうちi番目の記事をpiと呼ぶ。i=1,2,3,…n、ただし、nは表示領域APごとに可変の自然数)を取得する。周辺領域記事取得部51は周辺領域AQの範囲に属する緯度経度座標を有する記事q1〜q6(以下、このうちj番目の記事をqjと呼ぶ。j=1,2,3,…m、ただし、mは周辺領域AQごとに可変の自然数)を取得する。なお、表示領域APに含まれる記事p1, p2, pj, …, pnの集合を記事Pと呼び、周辺領域AQに含まれる記事q1, q2, qj, …, qmの集合を記事Qと呼ぶ。
図5において、重要度指標算出部53aは、周辺領域記事取得部51が取得した記事qj及び表示領域記事取得部52が取得した記事piの重要度に関する指標impxを算出し、距離指標算出部53bは、表示領域AP内の中心座標Cから記事qj及びpiが関係する地点までの距離に関する指標distxを算出し、時刻指標算出部53cは、記事qj及びpiが発生した時刻に関する指標timexを算出する。なおxは記事PまたはQに含まれる記事qjまたはpiのいずれかを指すものとする。
重要度指標impxは、記事qj及びpiの情報量に関する指標とユーザの類似度に関する指標に基づいて算出される。距離指標distxは、表示領域AP内の中心座標C(表示領域内の点の一例)から記事qj及びpiが関係する地点までの距離が小さいほど大きくなる指標であり、例えば距離の逆数で表される。また、時刻に関する指標timexは記事qj及びpiが発生した時刻t0から現在時刻t1までの経過時間が小さいほど大きくなる指標であり、例えば経過時間の逆数で表される。
第1スコア算出部54及び第2スコア算出部55は、重要度指標算出部53a、距離指標算出部53b、及び時刻指標算出部53cの算出結果に基づいて、記事qjのスコアScqj及び記事piのスコアScpiをそれぞれ算出する。記事xに関するスコアScxは、例えば以下のような式で表される。
Scx=impx×distx×timex・・・式(1)
Scx=a×impx+b×distx+c×timex ・・・式(1)’
ここで、a、b、cはそれぞれの指標の重みを表す係数である。
記事xの重要度に関する指標impxは記事xの重要度が高いほど値が高く、距離に関する指標distxは距離が小さいほどその値が高く、時刻に関する指標timexは記事xが発生した時刻が現在時刻に近いほどその値が高い。よって、スコアScxの値は、記事xの重要度が高いほど高く、距離が小さいほど高く、記事xが発生した時刻が現在時刻に近いほど高くなる。
すなわち、第1スコア算出部54は、周辺領域記事取得部51が取得した周辺領域AQ内の記事qjの重要度に関する指標impqjと、表示領域AP内の中心座標C(表示領域内の点の一例)から記事qjが関する地点までの距離に関する指標distqjと、記事qjが発生した時刻に関する指標timeqjに基づくスコアScqjであって、重要度に関する指標impqjは記事qjの重要度が高いほど値が高く、距離に関する指標は距離distqjが小さいほど値が高く、時刻に関する指標timeqjは記事qjが発生した時刻が現在時刻に近いほど値が高いスコアScqjを算出する。
また、第2スコア算出部55は、表示領域記事取得部52が取得した表示領域AP内の記事piの重要度に関する指標imppiと、表示領域AP内の中心座標C(表示領域内の点の一例)から記事piが関する地点までの距離に関する指標distpiと、記事piが発生した時刻に関する指標timepiに基づくスコアScpiであって、重要度に関する指標imppiは記事piの重要度が高いほど値が高く、距離に関する指標は距離distpiが小さいほど値が高く、時刻に関する指標timepiは記事piが発生した時刻が現在時刻に近いほど値が高いスコアScpiを算出する。
図8は、本実施形態に係る重要度指標算出部53aの詳細な機能構成を示すブロック図である。図8に示すように、重要度指標算出部53aは、記事解析部31a、トレンド情報生成部31b、情報量算出部31c、ユーザ類似度算出部31d、及び重要度スコア算出部31eを備える。これらの機能はCPU31によって実現される。
また、重要度指標算出部53aは、さらに、記事解析部31aがブログサーバ20から受信した記事を解析する際に用いられる判定用情報を記憶する判定用情報記憶部ST1、及び、各記事の解析結果である解析結果テーブルTBL11及び付加情報テーブルTBL12を記憶する解析結果記憶部ST2を備える。これらの記憶部は記憶装置34cによって実現される。解析結果テーブルTBL11及び付加情報テーブルTBL12は記事解析部31aが新たに受信した記事の解析処理を行う度に、その解析結果で更新される。
判定用情報記憶部ST1には、判定用情報として、不適切情報、悪質ユーザ情報、写真URL情報、ブログユーザ属性情報、ユーザ別単語情報、及びユーザ別興味ジャンル情報が記憶される。
不適切用語情報は、予め選定された不適切用語(いわゆる禁止用語)のリストであり、例えば、未成年の閲覧に不適切な用語、他人を誹謗中傷する用語や、差別用語、犯罪に関する用語などが例示される。
悪質ユーザ情報は、いわゆるスパムユーザ(悪質ユーザ)のリストである。例えば、不特定のユーザに同一内容のメッセージを送る投稿者、広告ばかりを投稿する投稿者、未成年の閲覧に不適切な情報を投稿する投稿者は、悪質ユーザとしてリストに登録される。
写真URL情報は、「pic.twitter.com/」、「twitpic.com/」、「p.twipple.jp/」などの所定の写真URLのリストである。
ブログユーザ属性情報は、ブログサーバ20に登録している各ユーザのユーザ属性情報、又は、記事の本文テキストの内容やプロフィールテキストから推定されたユーザ属性であり、各ユーザのユーザ名に対応付けて記憶されている。
ユーザ別単語情報は、記事の本文テキスト内で使用された頻度が高い単語であり、各ユーザのユーザ名に対応付けて記憶されている。
ユーザ別興味ジャンル情報は、ブログサービスを利用する各ユーザが興味を持つジャンルの情報であり、各ユーザのユーザ名に対応付けて記憶されている。
図9に、解析結果テーブルTBL11の記憶内容の一例を示す。図示のように、解析結果テーブルTBL11には、各記事のIDである記事IDに対応付けて、ユーザ名、投稿日時、及び、緯度経度情報を含む基本項目が記憶され、さらに、複数種類の情報量の解析項目について記事解析部31aが解析した結果が数値で記憶されている。
複数種類の解析項目(情報量の指標)は、(1)再投稿数(リツイート数又はRT数)、(2)記事の本文テキストの文字数、(3)本文テキストがメンション(@)を含まないか、(4)投稿テキストが情報URLを含むか、(5)記事に写真画像が添付されているか、(6)記事の投稿者がスパムユーザでないか、(7)本文テキストが不適切用語を含まないか、(8)本文テキストに含まれる地名の特徴語数、(9)本文テキストに含まれるHOTキーワードの数、(10)投稿テキストが話題のニュースのURLを含むか、(11)本文テキストが話題の路線名を含むか、及び(12)本文テキストが地名を含むかの計12項目ある。ここで、再投稿数は、解析対象の記事がその閲覧者に再投稿された回数を示す。地名の特徴語とは、例えば、話題のスポットランキングにおける地名ごとの関連語(例えば、桜の名所である「上野」に関し、「満開」、「七分咲き」等)である。HOTキーワードとは、ブログサービスに登録しているユーザの間で盛り上がっている話題に関連するキーワードである。
解析結果テーブルTBL11に記憶された各項目が示す数値のうち、「RT数(再投稿数)」、「文字数」「地名の特徴語数」、「HOTキーワード数」は、取得した回数又は個数にそのまま対応している。一方、その他の項目については、含むか含まないかに応じて「1」又は「0」で表される数値である。ここで、「1」は対応する記事の情報的価値が高いことを示し、「0」は情報的価値が低いことを示す。具体的には、「メンション(@)を含まない」については、含まない場合に「1」が付与され、含む場合には「0」が付与される。また、「スパムユーザでない」及び「不適切用語を含まない」の各項目についても、同様に、含まない場合に「1」が付与され、含む場合には「0」が付与される。これに対し、「情報URLを含む」、「写真を含む」、「話題のニュースのURLを含む」、「話題の路線名を含む」、及び「地名を含む」の各項目については、含む場合に「1」が付与され、含まない場合には「0」が付与される。
図10に、付加情報テーブルTBL12の記憶内容の一例を示す。図示のように、付加情報テーブルTBL12には、各記事IDに対応付けて、投稿者のユーザ属性として、投稿者の年齢、性別、職業、居住地、及び既婚又は未婚の別が記憶される。さらに、付加情報テーブルTBL12には、各記事IDに対応付けて、投稿者が興味があるジャンル、投稿した頻度が高い単語が記憶される。
次に、図8において、記事解析部31aは、ブログサーバ20から受信した各記事の情報量を解析する情報量解析処理を行うとともに、各記事について付加情報を取得する付加情報取得処理を行い、各記事の記事ID及び該当する項目に対応づけて、解析結果及び取得した付加情報を解析結果テーブルTBL11及び付加情報テーブルTBL12にそれぞれ記憶する。
情報量解析処理は、大別して、特定文字列有無判定処理、URL有無判定処理、悪質ユーザ該当判定処理、文字数取得処理、再投稿数取得処理、及び、流行度情報取得処理に分けられる。
特定文字列有無判定処理では、記事解析部31aは、各記事の投稿テキストが、情報的価値が少ないことを示す文字列もしくは記号又は判定情報記憶部ST1に記憶された不適切用語いずれかを含むか否かを判定する。情報的価値が少ないことを示す記号とは、例えば、記号「@」である。「@」は、ツイッターのようなマイクロブログにおいて、「@ユーザ名」を含んだ形式の投稿(いわゆるメンション)で用いられる。ここで、メンションは、投稿テキストのうち本文テキスト内で他のユーザの名を挙げて簡単に言及するに過ぎないものであるため、情報的価値が少ないと考えられる。
また、URL有無判定処理では、記事解析部31aは、記事の投稿テキスト内に、情報URL(「http://」又は「https://」)や、判定用情報記憶部ST11に写真URL情報として記憶されている所定の写真URLの文字列が含まれているか否かを判定する。また、悪質ユーザ該当判定処理では、記事解析部31aは、記事の投稿者が悪質ユーザ情報に記憶されたスパムユーザ(悪質ユーザ)に該当するかを判定する。
さらに、文字数取得処理では、記事解析部31aは、記事の本文テキストの文字数を取得する。記事に情報URLや写真URLが含まれている場合には、これらのURLを除いた文字数を本文テキストの文字数として取得する。また、再投稿数取得処理では、記事解析部31aは、記事がその閲覧者によって再投稿(リツイート)された回数を取得する。
また、流行度情報取得処理では、記事解析部31aは、トレンド情報生成部31bが生成した情報に基づいて、「地名の特徴語数」、「HOTキーワード数」、「話題のニュースのURLを含む」、及び「話題の路線名を含む」の各項目に関する値を取得する。
ここで、トレンド情報生成部31bについて説明する。トレンド情報生成部31bは、地域別特徴語情報、HOTキーワード情報、話題のニュース情報、及び話題の路線情報を生成する。これらの情報は、現在時刻を起点として所定時間だけ遡った期間(以下、「対象期間」という)内に投稿された複数の記事に基づいて生成される。トレンド情報生成部31bは、間欠的(例えば15分ごと)に対象期間についてトレンド情報生成処理を行い、生成したトレンド情報をRAM34aに記憶する。
具体的には、トレンド情報生成部31bは、対象期間内に投稿された複数の記事の本文テキストの各々から地名を抽出し、抽出した地名に関する単語について、tf−idf法又はその他の公知の方法を用いて地名に関する特徴語を抽出する。抽出された特徴語は、地名に紐づけて地域ごとに記憶される。
また、トレンド情報生成部31bは、対象期間内に投稿された複数の記事からHOTキーワード情報を生成する。ここで、HOTキーワードとは、定常期間(例えば、直近72時間)と比べて対象期間(例えば、直近12時間)の出現数が多い単語、すなわち、急に出現数が増加した単語(急上昇度が高い単語)である。具体的には、トレンド情報生成部31bは、記事の本文テキストを解析し、抽出された複数の単語の各々について、定常期間の出現頻度に対する対象期間の出現頻度の比を対数変換した急上昇スコアを算出する。そして、急上昇スコアSが所定の値より高い単語(又は上位の所定数の単語)をHOTキーワードとして抽出し、記憶する。なお、HOTキーワードの抽出には、代わりに、上述したtf−idf法その他の公知の方法を用いることができる。
また、トレンド情報生成部31bは、対象期間内に投稿された複数の記事のうち、ニュースサイトのドメイン名を含むURLが含まれる記事の数(投稿回数)を計数し、投稿回数をニュース記事ごとに記憶する。また、対象期間内に投稿された複数の記事の本文テキストを解析して路線名を抽出し、抽出した各路線名について、当該路線名を含む記事の数(投稿回数)を計数し、投稿回数を路線名ごとに記憶する。
流行度情報取得処理において、記事解析部31aは、送受信部33を介して新たに受信した記事の本文テキスト中に、トレンド情報生成部31bが生成した地名の特徴語がある場合にはその数を取得し、解析結果テーブルTBL11の「地名の特徴語数」に対応付けて記憶し、トレンド情報生成部31bが生成したHOTキーワードがある場合にはその数を取得し、解析結果テーブルTBL11の「HOTキーワード数」に対応付けて記憶する。
また、記事解析部31aは、送受信部33を介して新たに受信した記事の本文テキストが、投稿回数が一定数以上のニュース記事のURLを含むか否かを判定し、判定結果を、解析結果テーブルTBL11の「話題のニュースのURLを含む」に対応付けて記憶する。さらに、記事解析部31aは、送受信部33を介して新たに受信した記事の本文テキストが、投稿回数が一定数以上の路線名を含むか否かを判定し、判定結果を、解析結果テーブルTBL11の「話題の路線名を含む」に対応付けて記憶する。
また、付加情報取得処理においては、記事解析部31aは、判定用情報記憶部ST1に記憶されたブログユーザ属性情報を参照して、受信した記事のユーザ名のユーザ属性情報(年齢、性別、職業、居住地、及び既婚又は未婚の別)を取得し、取得した情報を付加情報テーブルTBL12(図8)における当該記事の記事ID及び「年齢」、「性別」、「職業」、「居住地」、及び「既婚又は未婚の別」の各々に対応付けて記憶する。
また、記事解析部31aは、判定用情報記憶部ST1のユーザ別単語情報を参照して、受信した記事のユーザ名に対応付けられた単語のうち累積使用回数が高い単語を取得し、取得した情報を付加情報テーブルTBL12における当該記事の記事ID及び「投稿した頻度が高い単語」に対応付けて記憶する。
また、記事解析部31aは、判定用情報記憶部ST1のユーザ別興味ジャンル情報を参照して、受信した記事のユーザ名に対応付けられたジャンルを取得し、取得した情報を付加情報テーブルTBL12における当該記事の記事ID及び「興味があるジャンル」に対応付けて記憶する。
次に、図8において、情報量算出部31cについて説明する。
情報量算出部31cは、解析結果テーブルTBL11に記憶された複数の記事のうち、周辺領域記事取得部51が取得した周辺領域AQ内の地点に関する記事qj及び表示領域記事取得部52が取得した表示領域AP内の地点に関する記事piの各々について、解析結果テーブルTBL11における各項目に記憶された数値を読み出して以下の式に代入して、情報量Sxを算出する。なお以下の式で[]に記載の各パラメータは記事xに関するものとする。
x=A×[RT数]+B×[文字数]
+C×[メンション(@)を含まない]
+D×[情報URLを含む]+E×[写真を含む]
+F×[スパムユーザでない]+G×[不適切用語を含まない]
+H×[地名の特徴語数]+I×「HOTキーワード数」
+J×[話題のニュースのURLを含む]+K×「話題の路線名を含む」
+L×[地名を含むか]
・・・式(A)
ここで、A〜Lは重み係数(正の数)である。また、「RT数」として記憶された数値は正規化したものを代入し、その他の項目に関する数値は、記憶値をそのまま用いる。
上述したように、各項目の数値は、その値が大きいほど情報的価値が高いことを示すように設定されている。よって、記事xの情報量Sxの値が大きいほど、当該記事の情報的価値が高いことを示す。なお、重み係数A〜Lは、対応する項目の重要度に応じて適宜設定され得る。
情報量算出部31cは、算出した情報量Sxの値をRAM34aに一旦記憶する。
ユーザ類似度算出部31dは、周辺領域記事取得部51が取得した周辺領域AQ内の地点に関する記事qj及び表示領域記事取得部52が取得した表示領域AP内の地点に関する記事piの各々について、解析結果記憶部ST2に記憶された付加情報テーブルTBL12の各項目に記憶された情報と、携帯端末装置10のユーザ(すなわち、地図情報の閲覧者)の属性を示す閲覧者属性情報との類似度を算出する。
具体的には、ユーザ類似度算出部31dは、携帯端末装置10から受信した、記事xのユーザ属性情報(「年齢」、「性別」、「職業」、「居住地」、及び「既婚又は未婚の別」)、「興味があるジャンル」、及び「投稿した頻度が高い単語」を付加情報テーブルTBL12から取得するとともに、携帯端末装置10のユーザの「年齢」、「性別」、「職業」、「居住地」、「既婚又は未婚の別」、「興味があるジャンル」、及び「投稿した頻度が高い単語」に関する情報を取得する。
そして、ユーザ類似度算出部31dは、各指標について、記事xの投稿者と閲覧者とで一致している場合には類似していることを示す「1」を付与し、一致しない場合には類似していないことを示す「0」を付与し、これらの数値を合計して記事xの投稿者と閲覧者との間の類似度Rxを算出してRAM34aに記憶する。
ここで、記事の投稿者の属性と当該記事の閲覧者の属性とが類似しているほど、閲覧者は、記事の内容に興味を持つ可能性が高いと推定される。例えば、「医師」や「弁護士」など職業が一致していれば共通の話題が多いと推定され、同じ年代や性別、居住地が近い場合にも共通の話題が多いと推定される。また、既婚であれば、子育ての話題などが共通の話題となり得る。また、趣味や興味があるジャンル、多用する単語が似ている場合にも同様である。そこで、本実施形態では、これらのユーザ属性に基づいて、記事の投稿者と当該記事の閲覧者との類似度を算出し、類似度が高いほど重要度スコアが高くなるように設定している。
重要度スコア算出部31eは、各記事xについて、RAM34aに記憶された情報量Sx及び類似度Rxを合算して重要度スコアを算出し、RAM34aに記憶する。本実施例では、この重要度スコアが重要度に関する指標impxとして用いられる。
次に、図5に戻り、平均スコア算出部56は、表示領域AP内の記事piの平均スコアScPAveを算出する平均スコア算出部56を有する。平均スコアScPAveは、表示領域AP内の記事piの重要度に関する指標imppiの平均値impPAve、距離に関する指標distpiの平均値distPAve、時刻に関する指標timepiの平均値timePAveに基づいて、下記式によって求められる。
すなわち、
平均スコアScPAve=impPAve×distPAve×timePAve ・・・式(2)又は
平均スコアScPAve=a×impPAve+b×distPAve+c×timePAve ・・・式(2)’
ただし、impPAve=Σimp(pi)/||P||であり、distPAve=Σdist(pi)/||P||であり、timePAve=Σtime(pi)/||P||である。ここで、||P||は、表示領域AP内の記事の総数である。
すなわち、平均スコア算出部56は、表示領域記事取得部52が取得した表示領域AP内の記事piの重要度に関する指標の平均値impPAveと、表示領域AP内の中心座標C(表示領域AP内の点の一例)から記事piが関する地点までの距離に関する指標の平均値distPAveと、表示領域AP内の記事piが発生した時刻に関する指標の平均値timePAveに基づいて、表示領域AP内の記事piの平均スコアScPAveを算出する。
また、候補決定部57は、第1スコア算出部54が算出した記事qjのスコアScqjが、平均スコア算出部56が算出した平均スコアScPAve(閾値の一例)よりも高い場合に、記事qjを表示領域AP内に提示する候補として決定する。なお、閾値は平均スコアScPAveそのものであってもよいし、平均スコアScPAveを基に算出した値(例えばScPAveに所定の係数を乗じた値)であってもよい。
送信部58は、携帯端末装置10において、候補決定部57が決定した候補の記事qj及び表示領域記事取得部52が取得した記事piが、表示領域AP内に、第1スコア算出部54及び第2スコア算出部55が算出したスコアが高い記事から順に、携帯端末装置10のタッチパネル12に表示されている表示領域AP内に表示されるように、携帯端末装置10に地図情報を送信する。具体的には、送信部58は、表示領域の地図画像データを地図情報提供サーバ40から取得し、表示対象である各記事のプロフィールアイコン、ユーザ名、投稿日時及び投稿テキストを吹き出し画像内に表示した記事画像を生成する。また、各記事がスコア順に、所定数ずつタッチパネル12の表示領域AP内に表示されるような地図情報を生成し、送受信部33を介して携帯端末装置10に送信する。
携帯端末装置10は受信した地図情報をタッチパネル12の表示領域APに表示する。表示領域APには、周辺領域記事取得部51が取得した記事Qのうち候補決定部57が決定した候補の記事qj及び表示領域記事取得部52が取得した記事Pに含まれるn個の記事piが表示される。これらの記事qj及び記事piは、所定数ずつスコア順に表示される。
この地図情報を見た携帯端末装置10のユーザは、提示された候補の記事qjを現在の表示領域AP内で確認し、ユーザが候補の記事qjの記事画像をタップすると(すなわち、候補の記事を選択すると)、携帯端末装置10からブログ地図提供サーバ30に対して、選択された記事qjの表示要求が送信される。そして、ブログ地図提供サーバ30の送信部58は、表示領域AP(以下、遷移前の表示領域を「表示領域AP1」という場合がある)が、選択された記事qjを中心とした新たな表示領域AP(遷移前の表示領域を「表示領域AP2」という場合がある)に遷移した地図画像を生成して携帯端末装置10に対して送信する。
スマートフォンのような携帯端末装置10の画面サイズには制約があるため、地図の縮尺が同じ場合には画面サイズが大きな表示装置と比較して、表示領域APの範囲は狭くなる。また、近年頻繁に利用される3次元地図を採用する場合には拡大率を大きくして表示されることが多いと想定されるが、この場合には、表示領域APの範囲はさらに狭まる。表示領域が狭い場合、当該地図上に表示される記事の数が十分でないことがある。また、表示領域が地方や郊外である場合や、夜間などの時間帯によって記事の数が減少する場合が生じ得る。このような場合、携帯端末装置10のユーザは、地図をスクロールすれば周辺領域AQに他の記事が存在するかを確認できるが、手掛かりもないまま闇雲にスクロールするのではユーザにとって負担が大きい。
そこで、本実施形態のブログ地図提供サーバ30は、周辺領域AQ内の地点に関する記事qjを取得し、重要度に関する指標impqj、距離に関する指標distqj、及び時刻に関する指標timeqjに基づいて記事qjのスコアScqjを算出し、算出した記事qjのスコアScqjが表示領域AP内の記事piの平均スコアScPAveよりも高い場合に、記事qjを表示領域APに提示する候補として決定し、候補として決定した記事qjをユーザに提示するようにしている。
<動作>
次に、本実施形態の動作を説明する。図11は、ブログ地図提供サーバ30によって実行される記事格納・解析処理の流れを示すフローチャートである。記事格納・解析処理は、ブログ地図提供サーバ30がブログサーバ20から新たな記事を受信する度に実行される。
記事解析処理において、CPU31は、ブログサーバ20から送受信部33を介して記事を受信すると(S11:YES)、当該記事に記事IDを付与するとともに、記事から「ユーザ名」及び「投稿日時」を取得する。そして、ジオタグが記事に添付されている場合には(S12:YES)、ジオタグが示す「緯度経度情報」、「ユーザ名」及び「投稿日時」を記事IDに対応付けた新規レコードを解析結果テーブルTBL11に追加する(S13)。次に、CPU31は、記事の投稿テキストを形態素解析し(S14)、投稿テキストが地名又はPOI(Point of Interest)を含んでいるか否かを判定する。地名又はPOIを含んでいる場合には(S15:YES)当該地名の緯度経度情報を解析結果テーブルTBL11の同レコードに追加する(S18)。POIとしては、映画館、レストラン、美術館、博物館、遊園地などの娯楽施設や、駅や空港などの交通施設が例示される。
一方、CPU31は、ジオタグが記事に添付されていない場合(S12:NO)、記事の投稿テキストを形態素解析し(S16)、投稿テキストが地名を含んでいる場合には(S17:YES)、地名に対応する「緯度経度情報」、「ユーザ名」及び「投稿日時」を記事IDに対応付けたレコードを解析結果テーブルTBL11に追加する(S18)。
また、CPU31は、投稿テキストが地名を含んでいるか否かに応じて、当該記事に「1」又は「0」を付与し、付与した値を解析結果テーブルTBL11の「地名を含む」に対応付けて記憶する。ステップS14及びS16における投稿テキストの解析結果は、RAM34aに一旦記憶される。
記事にジオタグが添付されておらず(S12:NO)、且つ、当該記事の投稿テキストが地名を含んでいない場合には(S17:NO)、当該記事は地点に関する記事ではないため、解析結果テーブルTBL11には記憶されない。よって、本実施形態において地図上に表示される記事とはならない。
次に、CPU31は、ステップS19において、情報量解析処理を行う。すなわち、CPU31は、上述した特定文字列有無判定処理、URL有無判定処理、悪質ユーザ該当判定処理、文字数取得処理、再投稿数取得処理、及び、流行度情報取得処理を行い、その解析結果を、当該記事の記事ID及び該当する項目に対応づけて、解析結果テーブルTBL11に記憶する。
CPU31は、記事を受信する度に、当該記事について複数の項目について情報量解析処理を行い、解析結果を解析結果テーブルTBL11に記憶する。その結果、例えば、図9に示すように、「記事ID=0001」について、「ユーザ名=A、投稿日時=20131004 03:05:11(2013年10月4日3時5分11秒)、緯度経度=(x1,y1)、RT数=123、文字数=35、メンション(@)を含まない=0、情報URLを含む=1、写真を含む=1、スパムユーザでない=0、不適切用語を含まない=0、地名の特徴語数=2、HOTキーワード数=1、話題のニュースのURLを含む=0、話題の路線名を含む=0、地名を含む=0」を含むレコードが生成される。
続いて、CPU31は、ステップS20において、上述した付加情報取得処理を行う。CPU31は、記事を受信する度に、当該記事について付加情報取得処理を行い、取得した付加情報を付加情報テーブルTBL12に記憶する。その結果、例えば、図10に示すように、「記事ID=0001」について、「年齢=27、性別=男、職業=会社員、居住地=東京、既婚又は未婚の別=既婚、興味があるジャンル=音楽、投稿した頻度が高い単語=ライブ、チケット」を含むレコードが生成される。
なお、記事解析処理(S19)は付加情報取得処理(S20)の前に行う必要はなく、付加情報取得処理を行ってから記事解析処理を行ってもよい。
次に、図12を参照して、本実施形態に係る地図情報提供処理について説明する。地図情報提供処理は、携帯端末装置10から地図情報の表示要求を受信すると開始される。
ここで、地図情報の表示要求は、携帯端末装置10において、以下のように生成される。携帯端末装置10のCPU11は、タッチパネル12に表示されたブログ地図アプリの起動アイコンへのタッチ操作を検知すると、ブログ地図アプリを起動する。ブログ地図アプリは、起動時においては、携帯端末装置10の現在の位置情報へのアクセス許可をユーザに対して求め、許可が得られた場合又は予め許可が付与されている場合には携帯端末装置10の現在の位置情報を含む表示領域APの地図情報の表示要求を生成する処理をCPU11に実行させる。具体的には、CPU11は、現在の位置情報を中心とした地図であって、所定の拡大率の表示領域APの指定を、地図情報の表示要求に含めて、ブログ地図提供サーバ30に対して送信する。なお、上記表示要求には、携帯端末装置10の現在の位置情報を含めるのではなく、携帯端末装置10のユーザが指定した任意の場所の指定情報を含まれるようにしてもよい。すなわち、任意の場所が上記表示領域APとして指定されるようにしてもよい。
また、地図情報の表示要求は、CPU11が、地図情報の表示中に、タッチパネル12が、表示領域APを移動するタッチ操作(スライド操作)や拡大率を変更するタッチ操作(ピンチアウト操作やピンチイン操作)を検知した場合にも生成される。
なお、本動作例では、携帯端末装置10のユーザは、ブログサーバ20が提供するブログサービスの登録ユーザであるものとする。
図12において、CPU31は、地図情報の表示要求を携帯端末装置10から受信すると、表示領域APの地図画像データを地図情報提供サーバ40から取得するとともに、解析結果テーブルTBL11に記憶された複数の記事のうち、受信した表示要求に含まれる表示領域AP内に属する緯度経度情報を有する記事、すなわち、表示領域AP内の地点に関する記事p1, p2, …, pi … , pnを取得する(S31)。CPU31は、表示領域AP内の地点に関する記事p1, p2, …, pi … , pnが表示領域APの地図上に表示された地図情報を生成して、携帯端末装置10のタッチパネル12において表示可能となるように携帯端末装置10に送信する。地図情報を受信した携帯端末装置10のタッチパネル12には、送信した表示要求に応じた表示領域APの地図情報が表示される。なお、このとき、表示領域AP内の地点に関する記事piの数nが所定数を超える場合、表示領域APに表示される記事の数は十分であるとして、CPU31は、ステップS32以降の処理を行わないようにしてもよい。
次に、CPU31は、ステップS32において、周辺領域AQ内に属する緯度経度情報を有する記事、すなわち、周辺領域AQ内の地点に関する記事q1, q2, … , qj … , qmを取得する。本実施例では、図7に示されるように、表示領域APについては地点に関する記事p1及びp2が取得され、周辺領域AQについては地点に関する記事q1〜q6が取得されたものとする(すなわち、n=2,m=6)。
次に、CPU31は、ステップS33において、表示領域AP内の地点に関する記事p1のScp1及びp2のスコアScp2、及び周辺領域AQ内の地点に関する記事q1〜q6のスコアScq1〜Scq6を算出する。
まず、CPU31は、各記事p1及びp2及びq1〜q6について、重要度に関する指標impxを算出する。具体的には、解析結果テーブルTBL11のうち、各記事p1、p2、q1〜q6に対応する記事IDの各レコードから、「RT数」、「文字数」、「メンション(@)を含まない」、「情報URLを含む」、「写真を含む」、「スパムユーザでない」、「不適切用語を含まない」、「地名の特徴語数」、「HOTキーワード数」、「話題のニュースのURLを含む」、「話題の路線名を含む」、及び「地名を含む」の各項目に記憶された数値を取得し、取得した数値を上述した式Aに代入して、各記事p1、p2、q1〜q6の情報量Sp1、Sp2、Sq1〜Sq6を算出し、算出した情報量をRAM34aに一旦記憶する。
また、CPU31は、付加情報テーブルTBL12のうち、各記事p1、p2、q1〜q6に対応する記事IDの各レコードから、「年齢」、「性別」、「職業」、「居住地」、及び「既婚又は未婚の別」、「興味があるジャンル」、及び「投稿した頻度が高い単語」の各項目に記憶された情報を取得する。また、CPU31は、判定用情報記憶部ST1を参照して、表示要求を送信した携帯端末装置10のユーザの「年齢」、「性別」、「職業」、「居住地」、及び「既婚又は未婚の別」、「興味があるジャンル」、「投稿した頻度が高い単語」、及び「地名を含む」の各項目について、記憶された情報を取得する。そして、各記事p1、p2、q1〜q6の投稿者と、携帯端末装置10のユーザとの類似度Rp1、Rp2、Rq1〜Rq6を算出して、RAM34aに一旦記憶する。
次に、CPU31は、RAM34aに記憶された、各記事p1、p2、q1〜q6の情報量Sp1、Sp2、Sq1〜Sq6の値及び類似度Rp1、Rp2、Rq1〜Rq6の値から重要度指標impxを算出する。具体的には、まず、CPU31は、記事p1、p2、q1〜q6の各情報量Sp1、Sp2、Sq1〜Sq6をRAM34aから読み出して最大値が1で最小値が0となるように正規化するとともに、記事p1、p2、q1〜q6の各類似度Rp1、Rp2、Rq1〜Rq6をRAM34aから読み出して最大値が1で最小値が0となるように正規化する。そして、記事p1、p2、q1〜q6の各々について、正規化後の情報量Sp1、Sp2、Sq1〜Sq6の値と正規化後の類似度Rp1、Rp2、Rq1〜Rq6の値を合計した合計値を重要度スコア(重要度に関する指標impp1、impp2、impq1〜impq6)としてRAM34aに一旦記憶する。
次に、CPU31は、各記事p1、p2、q1〜q6について、距離に関する指標distp1、distp2、distq1〜distq6を算出する。具体的には、CPU31は、各記事p1、p2、q1〜q6について、表示領域AP内の中心の緯度経度座標Cから各記事が関係する地点の緯度経度座標までの距離の逆数を求め、距離に関する指標distp1、distp2、distq1〜distq6としてRAM34aに一旦記憶する。ここで、座標は携帯端末装置10の画面のピクセル座標系であっても緯度経度座標系であってもよい。また、CPU31は、各記事p1、p2、q1〜q6が発生した時刻t0から現在時刻t1までの経過時間の逆数を求め、時刻に関する指標timep1、timep2、timeq1〜timeq6としてRAM34aに一旦記憶する。
そして、CPU31は、式(1)に従い、RAM34aに記憶した重要度に関する指標impp1、impp2、impq1〜impq6、距離に関する指標distp1、distp2、distq1〜distq6、及び時刻に関する指標timep1、timep2、timeq1〜timeq6に基づいて、式(1)又は式(1)’に従って、記事q1〜q6のスコアScq1〜Scq6及び記事p1及びp2のスコアScp1、Scp2をそれぞれ算出する。
次に、CPU31は、表示領域AP内の記事piの平均スコアScPAveを算出し、周辺領域AQ内の記事Qのうち、平均スコアScPAveを超えるもの記事を候補の記事として決定する(S34〜S38)。具体的には、CPU31は、式(2)に従い、表示領域AP内の記事p1及びp2の重要度に関する指標impp1及びimpp2の平均値impPAve、距離に関する指標distp1及びdistp2の平均値distPAve、時刻に関する指標timep1及びtimep2の平均値timePAveに基づいて、式(2)又は式(2)’に従って、平均スコアScPAveを求める(S34)。次に、周辺領域AQ内の記事q1〜q6の各々について、そのスコアScq1〜Scq6が平均スコアScPAveを超えるか否かを判定し、平均スコアScPAveを超える記事を候補の記事として決定する(S36〜S38)。本実施例では、周辺領域AQ内の記事q1〜q6のうち、記事q5,q4,q3,q1の各スコアScq5,Scq4,Scq3,Scq1が平均スコアScPAveを超えており、記載順に高いものとする(Scq5>Scq4>Scq3>Scq1>ScPAve)。また、表示領域AP内の記事p1及びp2のスコアは、Scp2>Scp1であり、Scq5>Scp2>Scq4、且つ、Scq1>Scp1であるとする。
続いて、CPU31は、ステップS39において、携帯端末装置10において、周辺領域AQ内の記事q1〜q6のうち平均スコアScPAveを超える記事(すなわち、記事q5,q4,q3,q1)及び表示領域AP内の記事p1及びp2が表示された地図情報がタッチパネル12の表示領域APにおいて表示可能となるように、携帯端末装置10に送信する。
具体的には、CPU31は、まず、表示領域APに表示される記事(表示領域AP内の記事pi及び周辺領域AQ内の記事Qのうち平均スコアScPAveを超える記事)をスコア順に順位付けした順位テーブルを生成して、RAM34aに一旦記憶する。図13Aに、表示領域APに表示される記事をスコア順に並べた順位テーブルTBL14の一例を示す。図示されるように、同テーブルでは、表示領域AP内の記事p1及びp2及び周辺領域AQ内の記事q1〜q6のうち平均スコアScPAveを超える記事q5,q4,q3,q1がスコア順に並べられている(Scq5>Scp2>Scq4>Scq3>Scq1>Scp1)。CPU31は、順位テーブルTBL14に定めた順で、各記事を表示領域APに表示可能となるように地図情報を生成し、携帯端末装置10に対して送信する。
図13Bに、本実施形態に係る携帯端末装置10のタッチパネル12に表示される表示領域の遷移の様子を示す。まず、画面(a)に示されるように、携帯端末装置10のタッチパネル12では、現在の表示領域AP(表示領域AP1)において、スコアが最も高い記事q5の記事画像が表示される。記事q5の記事画像は、その吹き出しの原点が、周辺領域AQの記事q5が関する地点の位置をおおよそ指し示すように表示領域AP1に表示されている。図示は省略するが、記事画像の背面には、表示領域AP1の地図画像が表示されている。
表示領域AP1の画面(a)〜(d)は、所定時間間隔(例えば5秒ごと)で遷移する。画面(b)では、スコアが2番目に高い記事p2の記事画像が表示される一方、先に表示されていた記事q5の記事画像が次第に消失する(フェードアウトする)。画面(c)では、スコアが3番目に高い記事q4の記事画像が表示される一方、先に表示されていた記事p2の記事画像が次第にフェードアウトする。次の画面(d)において、スコアが4番目に高い記事q3の記事画像が表示され、携帯端末装置10のユーザが、記事q3の記事画像をタップして選択したとする。記事q3の記事画像へのタップ操作を検知した携帯端末装置10のCPU11は、記事q3に関する地点を含む新たな表示領域への遷移要求を、通信インタフェース13を介してブログ地図提供サーバ30に送信する。
次に、図12において、CPU31は、記事q3に関する地点を含む新たな表示領域への遷移要求を携帯端末装置10から受信すると(S40)、記事q3に関する地点を中心座標Cに配置した新たな表示領域AP2の地図情報を生成して、携帯端末装置10のタッチパネル12において表示可能となるように、携帯端末装置10に送信する(S41)。その結果、図13Bの画面(e)に示されるように、携帯端末装置10のタッチパネル12には、記事q3に関する地点を中心座標Cとし、記事q3の記事画像が表示された表示領域AP2が表示される。
図13Cは、本実施形態に係る遷移前の表示領域AP1と遷移後の表示領域AP2を説明する図である。図示のように、地図情報を見た携帯端末装置10のユーザは、提示された周辺領域AQ内の候補の記事を現在の表示領域AP1内で確認し、提示された記事画像にユーザがタッチすると(すなわち、候補の記事を選択すると)、表示領域AP1が、周辺領域AQにある候補の記事を中心とした新たな表示領域AP2に遷移する。したがって、本実施形態によれば、ユーザは、表示領域AP外の地点に関する記事を見つけるために、地図をスクロールする必要がなくなり、ユーザの手間が軽減される。
以上説明したように、本実施形態のブログ地図提供サーバ30は、表示領域AP内の地点に関する記事pi及び周辺領域AQ内の地点に関する記事qjを取得し、重要度に関する指標impqj、距離に関する指標distqj、及び時刻に関する指標timeqjに基づいて各記事piのスコアScpi(第2のスコア)及び記事qjのスコアScqj(第1のスコア)を算出するとともに、表示領域AP内の地点に関する記事Pの平均スコアScPAveを算出し、周辺領域AQ内の記事Qのうち、平均スコアScPAveを超えるスコアScqj(第1のスコア)の記事qj及び表示領域AP内の記事piを携帯端末装置10のタッチパネル12の現在の表示領域AP1に表示させる。よって、携帯端末装置10に表示されている表示領域APの周辺の周辺領域AQ内の地点に関する記事Qのうち、重要度が高く、現在の表示領域に近く、且つ、新しい記事qjから順に表示されるので、ユーザにとって有用と予測される記事qjを、タッチパネル12に表示されている表示領域AP内においてユーザに提示することが可能となる。
そして、本実施形態では、ブログ地図提供サーバ30は、周辺領域AQ内の地点に関する記事qjを候補として表示させるか否かの判断に用いる閾値として、表示領域AP内の地点に関する記事piのスコアの平均値ScPAveを用いる。よって、本実施形態によれば、周辺領域AQ内の記事Qのうち、表示領域AP内にある記事piのスコアの平均値ScPAveよりもスコアScqjが高い記事が提示する候補となるので、ユーザが現在閲覧している表示領域AP内の記事よりも有用性が低いと予測される情報を提示しないようにすることが可能となる。すなわち、平均値ScPAveに基づいて候補の適否を判断するため、携帯端末装置10のユーザが現在興味を持って閲覧している領域内の記事を基準として、周辺領域AQ内の地点に関する記事qjを提示の候補とするかを判断できるという利点がある。
さらに、ブログ地図提供サーバ30は、周辺領域AQ内の記事Qのうち、平均スコアScPAveを超えるスコアScqjの記事qjを携帯端末装置10のタッチパネル12の現在の表示領域AP1に提示するに際して、周辺領域AQ内の記事Qのうちの候補の記事qj及び表示領域AP内の記事piをスコアが高い順に提示する。表示領域AP内の記事piは携帯端末装置10のユーザが元々関心を持っていると推定される記事であるから、ユーザにとってより有用性が高いと推定される記事が、有用性が高いと推定される順序でユーザに提示される。
また、周辺領域AQ内の候補の記事qj及び表示領域AP内の記事piは、携帯端末装置10のタッチパネル12に表示されている表示領域AP内に所定数ずつ(本実施例では、1つずつ)表示される。特に、携帯端末装置10のように画面サイズに制約がある場合には、表示領域APに表示される記事を所定数に限ることで、背面に表示されている地図情報の視認性を確保することが可能となる。
また、上述したように、重要度に関する指標impx(重要度スコア)は、記事xの情報量Sx及びユーザの類似度Rxとに基づいて算出される。すなわち、本実施形態では、情報量算出部31cは、記事の投稿テキストが付加価値情報(情報URL又は写真URL)を含む場合には当該記事の重要度が高くなるように情報量Sxを算出し、情報的価値が少ないことを示す文字列もしくは記号又は不適切用語を含む場合には当該記事の重要度が低くなるように情報量Sxを算出し、記事の文字数が多いほど(すなわち、記事の文書量が多いほど)当該記事の重要度が高くなるように情報量Sxを算出し、記事の閲覧者に再投稿された回数が多いほど当該記事の重要度が高くなるように情報量Sxを算出し、記事の投稿者が悪質ユーザに該当する場合には当該記事の重要度が低くなるように情報量Sxを算出し、直近の投稿情報から抽出された特徴語への適合度、又は直近の投稿情報で多用される注目語への適合度が高いほど記事の重要度が高くなるように情報量Sxを算出する。情報量が多い記事や最近の特徴語や注目語への適合度が高い記事ほど、情報的価値が高いと推測されるから、ユーザが興味を持つ可能性が高い記事をユーザに提示することが可能となる。
また、類似度Rxは、記事の投稿者と携帯端末装置10のユーザ(閲覧者)との類似度が大きいほどその値が高くなるように定められている。すなわち、本実施形態では、ユーザ類似度算出部31dは、記事の投稿者の属性を示す投稿者属性情報と携帯端末装置10のユーザの属性を示す閲覧者属性情報との類似度が高いほど、記事の重要度が高くなる。記事の投稿者の属性と当該記事の閲覧者の属性とが類似しているほど、閲覧者は、記事の内容に興味を持つ可能性が高いと推定されるから、閲覧者の個人的又は社会的環境や、興味や嗜好により適合した記事をユーザに提示することが可能となる。
<第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
本実施形態は、ブログ地図提供サーバではなく携帯端末装置が地図情報提供処理を行う点が上述した第1実施形態と相違する。以下の説明において、第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、その説明は適宜省略するものとする。
図14は、本実施形態に係る携帯端末装置10Bの機能構成を示すブロック図である。同図に示すように、携帯端末装置10BのCPU11Bは、周辺領域記事取得部551、表示領域記事取得部552、重要度指標算出部553a、距離指標算出部553bと、時刻指標算出部553c、第1スコア算出部554、第2スコア算出部555、平均スコア算出部556、候補決定部557、及び表示制御部558を備える。これら各部は、ブログ地図提供サーバ30の周辺領域記事取得部51、表示領域記事取得部52、重要度指標算出部53a、距離指標算出部53bと、時刻指標算出部53c、第1スコア算出部54、第2スコア算出部55、平均スコア算出部56、候補決定部57及び送信部58に対応している。ただし、重要度指標算出部553aは、重要度指標算出部53aが備える記事解析部31a及びトレンド情報生成部31bを備えておらず、表示制御部558は、送信部58のように、生成した地図情報を携帯端末装置10に送信するのではなく、自機のタッチパネル12に表示されるようにタッチパネル12を制御する。タッチパネル12は、地図上の地点に関する記事が表示された地図情報を表示する。
携帯端末装置10Bの記憶部14には、地図情報提供処理を実行させるための地図情報提供プログラムが記憶されており、CPU11Bはこのプログラムを実行することにより、本実施形態に係る各機能を実現する。
図15は、本実施形態に係るブログ地図提供サーバ30Bの機能構成を示すブロック図である。図示のように、ブログ地図提供サーバ30Bは、記事解析部531a、トレンド情報生成部531b、判定用情報記憶部ST51、及び解析結果記憶部ST52を備える。記事解析部531a及びトレンド情報生成部531bは、上記第1実施形態の記事解析部31a及びトレンド情報生成部31bと同様であり、これらの機能はCPU31Bによって実現される。
また、判定用情報記憶部ST51及び解析結果記憶部ST52は記憶装置34cBに保持されるものであり、上記第1実施形態の判定用情報記憶部ST1及び解析結果記憶部ST2と同様である。
ブログ地図提供サーバ30Bは、携帯端末装置10Bからの地図情報の要求に応じて、解析結果記憶部ST2に記憶された解析結果テーブルTBL11及び付加情報テーブルTBL12の記憶内容を携帯端末装置10Bに対して送信する。
図16は、本実施形態に係る処理の流れを示すシーケンスチャートである。図示のように、ブログサーバ20はユーザから投稿された記事を受け取る度に、ユーザ名、ユーザが設定した写真画像などのプロフィールアイコン、投稿テキスト、及び投稿日時などを含む記事をブログ地図提供サーバ30Bに送信する(Sb1)。
ブログ地図提供サーバ30BのCPU31Bは、ブログサーバ20から送受信部33を介して新たな記事を受け取ると、ジオタグが添付されている記事又は投稿テキストに地名を含む記事を解析結果テーブルTBL11に追加すると共に、トレンド情報生成部531b及び判定用情報記憶部ST51を参照することにより、各記事の解析処理(Sb2)を実行し、CPU31Bは、解析結果を解析結果記憶部ST52の解析結果テーブルTBL11及び付加情報テーブルTBL12に記憶する(Sb3)。なお、ブログサーバ20からブログ地図提供サーバ30に対して送信された記事は、携帯端末装置10Bからの要求に応じて携帯端末装置10Bに対して送信可能なように、ブログ地図提供サーバ30に記憶されている。
次に、CPU31Bは、携帯端末装置10Bから表示領域AP1の地図情報の表示要求を受信すると(Sa1)、これに応じて、地図情報提供サーバ40に対して、受信した表示要求に含まれる表示領域AP1の地図画像データを要求する(Sb4)。そして、CPU31Bは、地図情報提供サーバ40から地図画像データを受信すると(Sb5)、表示領域AP1内に属する緯度経度情報を有する記事、すなわち、表示領域AP1内の地点に関する記事p1, p2, …, pi … , pnを取得して、これらの記事が表示領域AP1の地図上に表示された地図情報を携帯端末装置10Bへ送信する(Sb6)。
地図情報を受信した携帯端末装置10BのCPU11Bは、タッチパネル12に受信した地図情報を表示させるようタッチパネル12を制御する(Sa2)
続いて、携帯端末装置10BのCPU11Bが、表示領域AP1の周辺領域AQ内の記事をブログ地図提供サーバ30Bに対して要求すると(Sa3)、これに応じて、ブログ地図提供サーバ30BのCPU31Bは、周辺領域AQ内に属する緯度経度情報を有する記事、すなわち、周辺領域AQ内の地点に関する記事q1, q2, … , qj … , qmを取得して、携帯端末装置10Bへ送信する(Sb7)。次に、CPU31Bは、解析結果テーブルTBL11及び付加情報テーブルTBL12に記憶された解析結果のうち、表示領域AP1内の地点に関する記事p1, p2, …, pi … , pn、及び周辺領域AQ内の地点に関する記事q1, q2, … , qj … , qmの解析結果を取得して、携帯端末装置10Bに対して送信する。ブログ地図提供サーバ30Bから携帯端末装置10Bへ送信される記事には、ユーザ名、ユーザが設定した写真画像などのプロフィールアイコン、投稿テキスト、及び投稿日時など、記事画像の生成に必要な情報が含まれる。なお、本実施形態では、上述した実施形態と同様に、図7に示されるように、表示領域AP(すなわち、表示領域AP1)については地点に関する記事p1及びp2が取得され、周辺領域AQについては地点に関する記事q1〜q6が取得されたものとする(すなわち、n=2,m=6)。
携帯端末装置10BのCPU11Bは、ブログ地図提供サーバ30Bから解析結果を受信すると、受信した情報を記憶部14のRAMに一旦記憶し、表示領域AP1内の地点に関する記事p1,p2及び周辺領域AQ内の地点に関する記事q1〜q6の各々について、情報量算出処理(Sa4)及びユーザ類似度算出処理(Sa5)を実行する。
ここで、本実施形態では、ブログ地図アプリが最初に起動されると、携帯端末装置10Bのユーザ(すなわち、閲覧者)に関するユーザ属性情報(「年齢」、「性別」、「職業」、「居住地」、及び「既婚又は未婚の別」)及び「興味があるジャンル」の入力をユーザに促すことにより、これらの情報が予め取得されて、記憶部14に記憶される。また、「投稿した頻度が高い単語」については、携帯端末装置10Bのユーザがブログサービスの登録ユーザである場合には、ブログ地図アプリが起動される度に、ユーザは自己のユーザ名及びパスワードでブログサービスにログインするように促される結果、過去の一定期間における閲覧者の記事から「投稿した頻度が高い単語」が自動的に取得されて、記憶部14に記憶される。
CPU11Bは、ブログ地図提供サーバ30Bから受信した情報及び記憶部14に記憶されたユーザ属性情報、「興味があるジャンル」、及び「投稿した頻度が高い単語」に基づいて、各記事xについての情報量Sx及び類似度Rxを算出して、記憶部14のRAMに一旦記憶する。
次に、CPU11Bは、ステップSa6において、RAMに記憶された情報量Sx及び類似度Rxに基づいて各記事xの重要度に関する指標impxを算出するとともに、距離に関する指標distxを算出し、時刻に関する指標timexを算出する。続いてCPU11Bは、ステップSa6で算出した重要度に関する指標impx、距離に関する指標distx、時刻に関する指標timexに基づいて、記事piのスコアScpi及び記事qjのスコアScqjをそれぞれ算出する。これ以降、CPU11Bは、上述した第1実施形態と同様に、表示領域AP1内の記事p1及びp2の平均スコアScPAveを算出し(Sa8)、周辺領域AQ内の地点に関する記事q1〜q6のうち、そのスコアが平均スコアScPAveを超える記事を候補として決定して、表示領域AP1内の記事p1及びp2と共に、タッチパネル12に表示されている表示領域AP1内に表示する(Sa9)。
その結果、図13Bに示したように画面が携帯端末装置10Bに表示され、携帯端末装置10Bのユーザが、タッチパネル12に画面(d)が表示されているときに、記事q3をタップして選択したとする。選択入力を受け付けた携帯端末装置10BのCPU11Bは、記事q3に関する地点を含む新たな表示領域(すなわち、表示領域AP2)への遷移要求をブログ地図提供サーバ30に送信する(Sa10)。CPU31Bは、遷移要求を携帯端末装置10Bから受信すると、記事q3が関連する地点を中心座標Cに配置した新たな表示領域AP2の地図情報を生成して、携帯端末装置10Bのタッチパネル12において表示可能となるように、携帯端末装置10Bに送信する(Sb9〜Sb11)。その結果、図13Bの画面(e)に示されるように、携帯端末装置10Bのタッチパネル12には、記事q3に関する地点を中心座標Cに配置した表示領域AP2が表示される。
以上説明したように、本実施形態では、携帯端末装置(ユーザ端末)10Bは、地図上の地点に関する記事が表示された地図情報を表示するタッチパネル12と、タッチパネル12に表示されている表示領域APの周辺の領域であって、表示領域APを除く周辺領域AQ内の地点に関する記事qjを取得する周辺領域記事取得部551と、周辺領域記事取得部551が取得した周辺領域AQ内の記事qjの重要度に関する指標impqjと、表示領域AP内の中心座標Cから記事qjが関する地点までの距離に関する指標distqjと、記事qjが発生した時刻に関する指標timeqjに基づくスコアであって、重要度に関する指標impqjは記事qjの重要度が高いほど値が高く、距離に関する指標distqjは距離が小さいほど値が高く、時刻に関する指標timeqjは前記記事qjが発生した時刻が現在時刻に近いほど値が高いスコアを算出する第1スコア算出部554と、第1スコア算出部554が算出した記事qjのスコアが、表示領域AP内の記事piの平均スコアScPAve(閾値の一例)よりも高い場合に、記事qjを表示領域AP内に提示する候補として決定する候補決定部557と、候補決定部557が決定した候補の記事qjが表示領域AP内に表示されるようにタッチパネル12を制御する表示制御部558を備える。また、さらに、表示領域記事取得部552は、表示領域AP内の地点に関する記事piを取得し、第2スコア算出部555は、表示領域AP内の地点に関する記事piの重要度に関する指標imppiと、表示領域AP内の中心座標Cから記事piが関する地点までの距離に関する指標distpiと、記事piが発生した時刻に関する指標timepiに基づくスコアを算出し、表示制御部558は、表示領域記事取得部552が取得した記事pi及び候補決定部557が決定した候補の記事qjをスコアが高い順に、所定数ずつ、表示領域AP内に表示されるようにタッチパネル12を制御する。
よって、本実施形態によれば、上述した第1実施形態と同様の効果が得られる。また、本実施形態によれば、ブログ地図提供サーバではなく、携帯端末装置10Bが地図情報提供処理を行うため、ブログ地図提供サーバの負荷が分散されるという利点がある。
<変形例>
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、以下の変形が可能である。また、各変形例は適宜組み合わせることができる。
(1)上述した実施形態では、重要度に関する指標impxと、距離に関する指標distxと、時刻に関する指標timexに基づいて第1スコア、第2スコア、及び平均スコアの各々を算出するが、重要度に関する指標impxと、距離に関する指標distxと、時刻に関する指標timexの少なくともいずれかに基づいて第1スコアを算出し、第1スコアで用いられた指標と同一の指標に基づいて第2スコア及び平均スコアを算出するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、情報量Sxと類似度Rxに基づいて重要度に関する指標impxを算出したが、いずれか一方のみを用いるようにしてもよい。
(2)上述した実施形態では、周辺領域AQ内の記事qjの距離に関する指標distqjは、表示領域AP内の中心座標Cから記事qjが関する地点までの距離であるが、中心座標Cに限られず、表示領域AP内の点であればよい。また、表示領域AP内の点は任意の一点であってもよいし、表示領域APの周縁上の点のうち、記事qjに最も近い点であってもよい。
同様に、上述した実施形態では、表示領域AP内の記事piの距離に関する指標distpiは、表示領域AP内の中心座標Cから記事piが関する地点までの距離であるが、中心座標Cに限られず、表示領域AP内の点であればよい。
また、上述した実施形態では、距離に関する指標distxは、表示領域AP内の中心座標Cから記事pi又はqjが関する地点までの距離が小さいほど距離に関する指標distxの値が小さくなるように、距離の逆数から算出されるが、代わりに、距離の二乗値の逆数から算出されてもよい。すなわち、距離に関する指標distxは、表示領域AP内の点から記事pi又はqjが関する地点までの距離の二乗値の逆数から算出されるようにしてもよい。この変形によれば、距離の逆数を用いる場合よりも、表示領域APに近い記事xのスコアが高く評価される。
(3)上述した実施形態では、候補決定部57,557は、第1スコア算出部54,554が算出した周辺領域AQ内の記事qjのスコアScqjが、表示領域AP内の記事piの平均スコアScPAveよりも高い場合に、候補の記事として決定するが、これに限られない。例えば、記事qjが携帯端末装置10,10Bのユーザにとって有用であると推定される閾値を設け、当該閾値を超える記事qjを候補の記事として決定してもよい。すなわち、候補決定部57,557は、第1スコア算出部54,554が算出した周辺領域AQ内の記事qjのスコアScqjが閾値よりも高い場合に、当該記事qjを表示領域AP内に提示する候補として決定してもよい。
図17は、本変形例に係るブログ地図提供サーバ30A(地図情報提供装置)の機能構成を示すブロック図である。図示されるように、ブログ地図提供サーバ30Aは、周辺領域記事取得部51、重要度指標算出部53a、距離指標算出部53b、及び時刻指標算出部53c、第1スコア算出部54、候補決定部57A、及び送信部58Aを備える。すなわち、本変形例に係るブログ地図提供サーバ30Aは、表示領域記事取得部52、第2スコア算出部55、又は平均スコア算出部56を備えない点で、上記第1実施形態に係るブログ地図提供サーバ30と異なる。
また、上記第1実施形態に係る候補決定部57は、第1スコア算出部54が算出した周辺領域AQ内の記事qjのスコアScqjが表示領域AP内の記事piの平均スコアScPAveよりも高い場合に候補の記事として決定するのに対し、本変形例に係る候補決定部57Aは、周辺領域AQ内の記事qjのスコアScqjが閾値よりも高い場合に、候補の記事として決定する。
また、上記第1実施形態に係る送信部58は、携帯端末装置10において、候補決定部57が決定した候補の記事qj及び表示領域記事取得部52が取得した記事piが、表示領域AP内に、第1スコア算出部54及び第2スコア算出部55が算出したスコアが高い記事から順に、携帯端末装置10のタッチパネル12に表示されている表示領域AP内に表示されるように、携帯端末装置10に地図情報を送信するのに対し、本変形例に係る送信部58Aは、候補決定部57Aが決定した候補の記事qjが、表示領域AP内に、第1スコア算出部54が算出したスコアが高い記事から順に、携帯端末装置10のタッチパネル12に表示されている表示領域AP内に表示されるように、携帯端末装置10に地図情報を送信する。すなわち、本変形例では、上記第1実施形態と異なり、表示領域AP内の地点に関する記事piは、携帯端末装置10のタッチパネル12に表示されている表示領域AP内に表示されない。
ここで、閾値は、ゼロであってもよいし、所定値であってもよい。また、表示領域APを包含し、表示領域APよりも大きな領域AP内の記事のスコアの平均値であってもよい。領域APは、例えば、互いに重ならない1又は複数の単位領域を含むようにしてもよい。各単位領域内の地点に関する記事のスコアの平均値を過去の期間において計算しておき、この平均値又は平均値に基づく値を閾値として用いてもよい。
本実施形態によれば、周辺領域AQ内の地点に関する記事Qのうち、携帯端末装置10のユーザにとって有用であると推定される記事qjを、タッチパネル12に表示されている表示領域AP内においてユーザに提示することが可能となる。すなわち、ユーザは、表示領域APを見ながらにして、周辺領域AQ内にある記事qjの候補を見ることができるため、表示領域APに表示されている記事が皆無である場合や極めて少数の場合であっても、闇雲に他の領域へとスクロールする必要がなくなり、利便性が格段に向上する。
また、上述した第1実施形態の場合には、表示領域AP内に記事piが皆無の場合には、平均スコアScPAveを得ることができないが、本変形によれば、表示領域AP内の記事が皆無である場合や極めて少数の場合であっても、表示領域AP内に記事piに依存しない一定の基準に従って、周辺領域AQ内の記事の候補を決定することが可能となる。
(4)上述した実施形態では、送信部58又は表示制御部558は、周辺領域AQ内の記事Qのうち、そのスコアScqjが平均スコアScPAveを超える記事qjと共に、表示領域AP内の記事piが、第1スコア及び第2スコアが高いものから順に所定数ずつ表示領域APに表示されるが、これに限られない。
例えば、送信部58又は表示制御部558は、携帯端末装置10,10Bにおいて、まず、表示領域AP内の記事pi内の記事を第2スコア算出部55,555が算出したスコアが高い記事から順に所定数ずつ表示され、続いて、周辺領域AQ内の記事QのうちそのスコアScqjが平均スコアScPAveを超える記事qjを第1スコア算出部54,554が算出したスコアが高い記事から順に所定数ずつ表示されるようにしてもよい。この態様によれば、表示領域AP内の記事piが優先して表示される。
(5)上述した実施形態では、表示領域APに表示される記事の所定数が1であるとして説明したが、本発明はこれに限られず、表示領域APに表示されている地図の視認性が確保可能な範囲で適宜変更し得る。上述した図13Bでは、記事が互いに重ならないように表示された例を図示したが、これに限られない。例えば、所定数が2の場合に2つの記事は重なっても表示されてもよく、スコアが高い方の記事を前面に表示し、所定間隔で、先に表示されていた記事が消えて、次にスコアが高い記事が前面に表示されるように1つずつ切り替えてもよい。すなわち、図13Aに示す例では、最もスコアが高い記事q5の記事画像とスコアが2番目に高い記事p2の記事画像とが同時に表示される。この場合は、記事q5の記事画像が記事p2の記事画像の前面に表示される。そして、次の切り替えタイミングで記事q5の記事画像は消えるとともに、記事p2の記事画像が前面に表示されスコアが3番目に高い記事q4の記事画像が背面に表示されるといった具合である。
また、本発明は記事を所定数ずつ表示する態様に限られない。例えば、表示領域AP内における記事の面積の占有率が所定値(例えば、2割)を超えると先に表示されていた記事が順次消え、占有率が閾値以下となると次に表示されるべき記事が表示されるようにしてもよい。
これらの態様によれば、画面サイズに制約があるスマートフォンのような携帯端末装置10の表示部においても、表示部に表示されている表示領域内における地図の視認性を確保しつつ、表示領域内の記事及び周辺領域内の記事を、表示部に表示されている表示領域内に提示することが可能となる。
(6)上述した実施形態では、図13Bの画面(e)において、携帯端末装置10,10Bのユーザが選択した記事q3に関する地点を中心座標Cに配置した表示領域AP2が表示されるが、記事q3に関する地点が表示領域AP2の中心座標Cに一致する必要はなく、記事q3に関する地点が表示領域AP2内に含まれるように表示されればよい。
すなわち、送信部58は、携帯端末装置10において、ユーザが閲覧するために候補の記事qjが選択された場合には、選択された候補の記事qjが関する地点を含む新たな表示領域AP2がタッチパネル12で表示されるように、携帯端末装置10に地図情報を送信する。また、携帯端末装置10Bの表示制御部558は、携帯端末装置10Bにおいて、ユーザが閲覧するために候補の記事qjが選択された場合には、選択された候補の記事qjが関する地点を含む新たな表示領域AP2がタッチパネル12で表示されるように、タッチパネル12を制御する。
(7)上述した実施形態では、周辺領域記事取得部51,551は、表示領域APの中心座標Cから所定距離r離れた円が内接する矩形の領域を周辺領域AQとして定めるが、本発明はこれに限られない。例えば、中心座標Cではなく、表示領域AP内の任意の1又は複数の点(例えば、表示領域APの周縁上の点)から所定距離r離れた領域であってもよい。また、周辺領域AQは中心座標Cから所定距離r離れた円形であってもよく、本発明の目的を達成可能な範囲内においてその形状又は大きさは任意に変形が可能である。
また、周辺領域記事取得部51,551は、中心座標Cからの所定距離rの範囲内で記事を取得する代わりに、中心座標C又は表示領域APの任意の1又は複数の点から記事qjが関する地点までの距離が小さい順に、取得された記事qjの数が所定数に達するまで記事qjを取得してもよい。この変形によれば、確実に、所定数の記事qjを得ることが可能となる。
また、ブログ地図提供サーバ30は、互いに重ならない複数の単位領域Uの各々について、過去の期間内における記事の平均発現数を記憶した記憶部(記憶装置34c)をさらに備え、周辺領域記事取得部51,551は、中心座標Cからの所定距離rの範囲内で記事を取得する代わりに、各単位領域Uにおける平均発現数から、所定数の記事が含まれると推測される周辺領域AQの範囲を決定し、当該決定した周辺領域AQの範囲内の地点に関する記事を取得するようにしてもよい。
図18は、本変形例に係る単位領域Uと、表示領域AP及び仮周辺領域AQproの関係を説明するための図である。単位領域Uk(k=1,2,3,…w、wは自然数)は、予め定められた同形同大の矩形領域であり、ブログ地図提供サーバ30の記憶装置34cには、過去の期間内における記事の平均発現数(例えば、過去1か月における発現数の平均)が、単位領域Ukごとに記憶されている。
図示のように、単位領域U1〜U6は、表示領域APを除く仮周辺領域AQproと部分的に重なっている。ここで、図中A1,A2,A31、A32,A4,A6は、仮周辺領域AQproのうち対応する各単位領域U1〜U6と重なる部分の面積を示し、各単位領域Ukの面積をAAとした場合、対応する単位領域U1〜U6に対する重なり部分の比率(以下、重なり率)は、それぞれ、単位領域U1ではA1/AA、単位領域U2ではA2/AA、単位領域U3では(A31+A32)/AA、単位領域U4ではA4/AA、単位領域U5ではA5/AA、及び、単位領域U6ではA6/AAとなる。また、仮周辺領域AQproは、表示領域APを除く周辺領域AQとして定められ得る最小の領域であって、この最小の領域を初期領域として拡大される領域である。仮周辺領域AQproが拡大されると、仮周辺領域AQproに重なる単位領域Ukの範囲や個数も変化する。最小の領域は、例えば、表示領域APの中心座標Cから最低距離rmimの円が内接する正方形領域として画定される。
周辺領域記事取得部51,551は、まず、記憶装置34cに記憶されている各単位領域U1〜U6における記事の平均発現数に、仮周辺領域AQproの初期領域と各単位領域U1〜U6との重なり率(単位領域U1ではA1/AA、単位領域U2ではA2/AA、単位領域U3では(A31+A32)/AA、単位領域U4ではA4/AA、単位領域U5ではA5/AA、及び、単位領域U6ではA6/AA)を乗算した数を合計して、仮周辺領域AQpro内における記事の推定発現数を求め、この推定発現数が所定数に満たない場合には、仮周辺領域AQproの範囲を拡大し、再び推定発現数を求める。周辺領域記事取得部51,551は、推定発現数が所定数に達するまで、仮周辺領域AQproの範囲を拡大し、推定発現数を求める処理を繰り返す。周辺領域記事取得部51,551は、推定発現数が所定数に達すると、最新の推定発現数が得られた仮周辺領域AQproを周辺領域AQとして決定し、当該周辺領域AQの範囲から、記事Qを取得する。この変形によれば、過去の発現数の統計値に基づいて周辺領域AQを決定するので、一定の根拠に基づいて周辺領域AQから取得される記事Qが過少とならない範囲を定めることができる。
(8)上述した実施形態では、トレンド情報生成部31b,531bが、地域別特徴語情報、HOTキーワード情報、話題のニュース情報、及び話題の路線情報生成し、記事解析部31aは、トレンド情報生成部31b,531が生成した情報に基づいて、「地名の特徴語数」、「HOTキーワード数」、「話題のニュースのURLを含む」、及び「話題の路線名を含む」の各項目に関する値を取得するが、本発明はこれに限られない。例えば、移動通信網MN内の他のサーバ装置又は外部のサーバ装置がWebサイトで同様の情報を提供している場合には、記事解析部部31aは、このWebサイトを参照するようにしてもよい。本変形例によれば、他のWebサイトが提供する情報を用いるので、ブログ地図提供サーバ30の資源が節約できるという利点がある。
(9)上述した実施形態では、類似度Rxの算出に際してユーザ属性の各指標の一致不一致に応じて、類似度Rxを算出するが、これに限られない。
例えば、投稿者及び閲覧者ごとに、過去の記事の本文テキストとプロフィールテキストを解析し、本文テキスト又はプロフィールテキストに記載の単語であれば「1」を付与し、なければ「0」というベクトルを作成する。そして、投稿者の単語ベクトルと閲覧者の単語ベクトルの内積を計算して類似度Rxとして用いるようにしてもよい。
具体的には、例えば、単語(term1, term2, term3, term4)について、投稿者Aの単語ベクトルが(1,1,1,1)であり、閲覧者の単語ベクトルが(1,0,0,1)であれば、両者の類似度Rx=(1×1)+(1×0)+(1×0)+(1×1)=2となり、投稿者Bの単語ベクトルが(0,1,1,0)であり、閲覧者のベクトルが(1,0,0,1)であれば、両者の類似度Rx=(0×1)+(1×0)+(1×0)+(0×1)=0となる。なお、単語ベクトルは、上述したtf−idfの値を用いて算出するようにしてもよい。
記事の投稿テキストやプロフィールテキストで用いられる単語には、投稿者や閲覧者の志向が色濃く反映される場合が多い。このため、年齢や性別といったユーザ属性を用いて類似度を算出する場合よりも、きめ細やかなユーザ特性に基づいて類似度を判定することが可能となる。
また、上述した実施形態では、ブログサーバ20から登録ユーザのユーザ属性データが提供される態様について説明したが、登録ユーザによっては、自己の属性データを一切登録しない場合もあり得る。また、ブログサーバ20がユーザ属性データを提供しない場合も考えられる。本変形例によれば、このような場合にも、類似度を重要度の評価に用いることができるという利点がある。
(10)上述した実施形態では、記事解析部31a,531aが解析した全ての項目の数値を式Aに代入して情報量Sxとして算出するが、一部の項目については情報量Sxの計算対象から除外してもよい。例えば、記事の投稿者がスパムユーザに該当する場合や、本文テキストに不適切用語を含む場合には、対応する記事を予め算出対象から除外するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では情報量Sxの算出式として式Aを例示したが、これに限られない。また、情報量の算出に用いる各指標は上記実施形態に例示したものに限られず、各記事の情報的価値(情報量の多寡や情報の適性)を示す他のものを用いてもよい。
(11)上述した実施形態では、記事画像として、吹き出し画像内にプロフィールアイコン、ユーザ名、投稿日時及び投稿テキストを表示するが、これに限られず、これらの要素の少なくとも1つ又は2以上を任意に組み合わせたものを表示するようにしてもよい。
また、別の態様として、記事が写真画像などの添付画像を含む場合には、投稿テキストを表示する代わりに、添付画像だけを表示するようにしてもよい。この態様によれば、地図の閲覧者は、一見して記事の内容を把握することが可能となる。
また、携帯端末装置10,10Bは、記事pi及び記事qjをブログ地図提供サーバ30を介さずにブログサーバ20から直接取得してもよい。
(12)その他の変形例
上述した実施形態では、記事の付加価値情報として写真画像が添付されている場合に、当該記事の重要度が高くなるが、写真画像に限られず、描画画像や動画像、音声などの付加価値情報であってもよい。
上述した実施形態では、各記事の緯度経度情報を、ジオタグによって示される緯度経度情報と本文テキストの解析により導出される地名の緯度経度情報の両方に基づいて判定していたが、どちらか一方を用いるようにしてもよい。
また、実施形態では、ユーザがブログ地図を閲覧する際に用いる端末は携帯端末装置10,10Bであるが、これに限られず、据置型のパーソナルコンピュータ装置であってもよい。また、携帯端末装置10,10Bは通信機能を有しているものであれば良く、電話機能を有している必要はない。また、タッチパネルを有している必要はなく、表示部と操作部とが別々に構成されているものでもよい。
また、記事はブログやマイクロブログなどに投稿されるテキストの記事に限られず、例えば、写真投稿サイトの写真画像の記事などであってもよい。
1……ブログ地図表示システム、10……携帯端末装置(ユーザ端末)、10B……携帯端末装置(地図情報提供装置)、11……CPU(周辺領域記事取得部、表示領域記事取得部、第1スコア算出部、第2スコア算出部、候補決定部、表示制御部、平均スコア算出部)、12……タッチパネル(表示部)、13……通信インタフェース、14……記憶部、15……マイク、16……スピーカ、20……ブログサーバ、30,30A……ブログ地図提供サーバ(地図情報提供装置)、30B……ブログ地図提供サーバ、31……CPU(周辺領域記事取得部、表示領域記事取得部、第1スコア算出部、第2スコア算出部、候補決定部、送信部、平均スコア算出部)、32……ディスプレイ、33……通信インタフェース(送信部)、34a……RAM、34b……ROM、34c……記憶装置(記憶部)、35……入力部、40……地図情報提供サーバ、pi,qj……記事、AP……表示領域、AQ……周辺領域、Uk……単位領域。

Claims (10)

  1. 地図上の地点に関する記事が表示された地図情報を、ユーザ端末の表示部において表示可能となるようにユーザ端末に提供する地図情報提供装置であって、
    前記ユーザ端末の前記表示部に表示されている表示領域の周辺の領域であって、前記表示領域を除く周辺領域内の地点に関する記事を取得する周辺領域記事取得部と、
    前記周辺領域記事取得部が取得した前記周辺領域内の記事の重要度に関する指標と、前記表示領域内の点から前記記事が関係する地点までの距離に関する指標と、前記記事が発生した時刻に関する指標の少なくともいずれかに基づくスコアであって、前記重要度に関する指標を用いた場合には前記記事の重要度が高いほど値が高くなり、前記距離に関する指標を用いた場合には前記距離が小さいほど値が高くなり、前記時刻に関する指標を用いた場合には前記記事が発生した時刻が現在時刻に近いほど値が高くなるスコアを算出する第1スコア算出部と、
    前記第1スコア算出部が算出した前記記事のスコアが閾値よりも高い場合に、当該記事を前記表示領域内に提示する候補として決定する候補決定部と、
    前記ユーザ端末において、前記候補決定部が決定した前記候補の記事が前記表示領域内に表示されるように、前記ユーザ端末に地図情報を送信する送信部と、
    を備えた地図情報提供装置。
  2. 前記表示領域内の地点に関する記事を取得する表示領域記事取得部と、
    前記表示領域記事取得部が取得した前記表示領域内の記事の重要度に関する指標の平均値と、前記表示領域内の前記点から前記記事が関係する地点までの距離に関する指標の平均値と、前記表示領域内の前記記事が発生した時刻に関する指標の平均値の少なくともいずれかに基づいて、前記表示領域内の記事の平均スコアを算出する平均スコア算出部と、
    をさらに備え、
    前記閾値は、前記第1スコア算出部が用いた指標と同一の指標に基づいて前記平均スコア算出部が算出した前記平均スコアを基に算出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の地図情報提供装置。
  3. 前記表示領域記事取得部が取得した前記表示領域内の記事のスコアであって、前記第1スコア算出部が用いた指標と同一の指標に基づくスコアを算出する第2スコア算出部をさらに備え、
    前記送信部は、前記ユーザ端末において、前記候補決定部が決定した前記周辺領域内の候補の記事及び前記表示領域記事取得部が取得した前記表示領域内の記事が、前記第1スコア算出部及び前記第2スコア算出部が算出したスコアが高い記事から順に前記表示部に表示されている前記表示領域内に表示されるように、前記ユーザ端末に地図情報を送信する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の地図情報提供装置。
  4. 前記表示領域記事取得部が取得した記事のスコアであって、前記第1スコア算出部が用いた指標と同一の指標に基づいてスコアを算出する第2スコア算出部をさらに備え、
    前記送信部は、前記ユーザ端末において、前記表示領域記事取得部が取得した前記表示領域内の記事が、前記第2スコア算出部が算出したスコアが高い記事から順に前記表示領域内に表示され、続いて、前記候補決定部が決定した前記周辺領域内の候補の記事が、前記第1スコア算出部が算出したスコアが高い記事から順に前記表示部に表示されている前記表示領域内に表示されるように、前記ユーザ端末に地図情報を送信する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の地図情報提供装置。
  5. 前記距離に関する指標は、前記表示領域内の前記点から前記記事が関係する地点までの距離の二乗値の逆数から算出される、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の地図情報提供装置。
  6. 前記周辺領域記事取得部は、前記表示領域から記事が関係する地点までの距離が小さい順に、取得された記事の数が所定数に達するまで記事を取得する、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の地図情報提供装置。
  7. 互いに重ならない複数の単位領域の各々について、過去の期間内における記事の平均発現数を記憶した記憶部をさらに備え、
    前記周辺領域記事取得部は、各単位領域における前記平均発現数から、所定数の記事が含まれると推測される前記周辺領域の範囲を決定し、当該決定した周辺領域の範囲内の地点に関する記事を取得する、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の地図情報提供装置。
  8. 前記送信部は、前記ユーザ端末において、当該ユーザ端末のユーザが閲覧するために前記候補の記事が選択された場合には、前記選択された候補の記事が関係する地点を含む新たな表示領域が前記表示部で表示されるように、前記ユーザ端末に地図情報を送信する、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の地図情報提供装置。
  9. 地図上の地点に関する記事が表示された地図情報を表示する表示部と、
    前記表示部に表示されている表示領域の周辺の領域であって、前記表示領域を除く周辺領域内の地点に関する記事を取得する周辺領域記事取得部と、
    前記周辺領域記事取得部が取得した前記周辺領域内の記事の重要度に関する指標と、前記表示領域内の点から前記記事が関係する地点までの距離に関する指標と、前記記事が発生した時刻に関する指標の少なくともいずれかに基づくスコアであって、前記重要度に関する指標を用いた場合には前記記事の重要度が高いほど値が高くなり、前記距離に関する指標を用いた場合には前記距離が小さいほど値が高くなり、前記時刻に関する指標を用いた場合には前記記事が発生した時刻が現在時刻に近いほど値が高くなるスコアを算出する第1スコア算出部と、
    前記第1スコア算出部が算出した前記記事のスコアが閾値よりも高い場合に、当該記事を前記表示領域内に提示する候補として決定する候補決定部と、
    前記候補決定部が決定した前記候補の記事が前記表示領域内に表示されるように前記表示部を制御する表示制御部と、
    を備えたユーザ端末。
  10. 地図上の地点に関する記事が表示された地図情報を、ユーザ端末の表示部において表示可能となるようにユーザ端末に提供する地図情報提供方法であって、
    前記ユーザ端末の前記表示部に表示されている表示領域の周辺の領域であって、前記表示領域を除く周辺領域内の地点に関する記事を取得し、
    取得した前記周辺領域内の記事の重要度に関する指標と、前記表示領域内の点から前記記事が関係する地点までの距離に関する指標と、前記記事が発生した時刻に関する指標の少なくともいずれかに基づくスコアであって、前記重要度に関する指標を用いた場合には前記記事の重要度が高いほど値が高くなり、前記距離に関する指標を用いた場合には前記距離が小さいほど値が高くなり、前記時刻に関する指標を用いた場合には前記記事が発生した時刻が現在時刻に近いほど値が高くなるスコアを算出し、
    算出した前記周辺領域の前記記事のスコアが閾値よりも高い場合に、当該記事を前記表示領域内に提示する候補として決定し、
    前記ユーザ端末において、前記候補決定部が決定した前記候補の記事が前記表示領域内に表示されるように、前記ユーザ端末に地図情報を送信する、
    地図情報提供方法。
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