JP2015099265A - 地図情報提供装置、ユーザ端末、及び地図情報提供方法 - Google Patents
地図情報提供装置、ユーザ端末、及び地図情報提供方法 Download PDFInfo
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Abstract
Description
また、従来から、地図上の地点に関する情報を提供する技術が各種提案されている。例えば、特許文献1では、ユーザに指定された検索条件に基づいて情報を収集し、検索された情報のうち表示対象となるものを選択して地点案内図を提供する。
本発明は、このような事情に鑑みて、ユーザ端末の表示部に表示されている表示領域の周辺の周辺領域内の地点に関する記事のうち、ユーザにとって有用であると推定される記事をユーザに提示することが可能な地図情報提供装置などを提供することを解決課題とする。
<第1の実施の形態>
<構成>
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るブログ地図表示システム1のブロック図である。図示のように、ブログ地図表示システム1は、ネットワークMNと、ネットワークMNに接続するブログサーバ20、ブログ地図提供サーバ30及び地図情報提供サーバ40と、ネットワークMNに接続する複数の携帯端末装置10とを備える。なお、ネットワークMNは、移動体通信網やインターネット網等を含む通信ネットワークである。このブログ地図表示システム1は、携帯端末装置(ユーザ端末)10の表示部に表示されている地図の表示領域(地図の地理的範囲)に、当該表示領域に属する地理的属性を有する記事を表示させるものである。記事としては、日々更新されるWeb上の日記(ブログ)や、140文字程度の短い文章で記述されたマイクロブログ(例えば、ツイート)が例示される。本実施形態では、記事としてツイートを例にとって説明する。
さらに、ブログサーバ20は、各ユーザの属性情報をユーザIDに対応づけて記憶している。ここで、ユーザ属性情報は、年齢、性別、職業、居住地、既婚・未婚の別といった各ユーザのデモグラフィック属性情報であり、ブログサーバ20は、このユーザ属性情報をブログ地図提供サーバ30に対して記事と共に提供する。
図2は、本発明の実施の形態に係る携帯端末装置10の外観を示す正面図であり、図3は、携帯端末装置10の構成を示すブロック図である。携帯端末装置10は、ネットワークMNを介してブログ地図提供サーバ30から地図情報を受信し、受信した地図情報を表示するものである。
図2及び図3に示されるように、携帯端末装置10は、表示領域APが表示されるタッチパネル(表示部)12と、他の携帯端末装置10及びインターネットとの間でデータの送受信を行うための通信インタフェース13と、記憶部14と、通話の際に用いられるマイク15とスピーカ16、及びこれら各部を制御するCPU(Central Processing Unit)11を備える。記憶部14は、主記憶装置としてのRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)を含み、さらには、着脱可能な記録媒体を含む。ROMには、携帯端末装置10がブログ地図サービスの提供を受ける際に実行されるアプリケーションプログラムとしてブログ地図アプリが記憶されている。
図4に示すように、ブログ地図提供サーバ30は、装置全体を制御するCPU(Central Processing Unit)31、CPU31の作業領域として機能するRAM(Random Access Memory)34a、各種プログラムを記憶したROM(Read Only Memory)34b、及び各種のプログラムやデータを記憶する記憶装置34c、キーボードやマウスなどを含む入力部35、画像を表示するディスプレイ32、及びネットワークMNを介して外部の装置と通信を行う送受信部33を備える。ROM34bには、コンピュータに本実施形態に係る記事解析処理を実行させるための記事解析プログラム及び地図情報提供処理を実行させるための地図情報提供プログラムが記憶されており、CPU31はこれらのプログラムを実行することにより、本実施形態に係る各機能を実現する。
重要度指標impxは、記事qj及びpiの情報量に関する指標とユーザの類似度に関する指標に基づいて算出される。距離指標distxは、表示領域AP内の中心座標C(表示領域内の点の一例)から記事qj及びpiが関係する地点までの距離が小さいほど大きくなる指標であり、例えば距離の逆数で表される。また、時刻に関する指標timexは記事qj及びpiが発生した時刻t0から現在時刻t1までの経過時間が小さいほど大きくなる指標であり、例えば経過時間の逆数で表される。
Scx=impx×distx×timex・・・式(1)
Scx=a×impx+b×distx+c×timex ・・・式(1)’
ここで、a、b、cはそれぞれの指標の重みを表す係数である。
記事xの重要度に関する指標impxは記事xの重要度が高いほど値が高く、距離に関する指標distxは距離が小さいほどその値が高く、時刻に関する指標timexは記事xが発生した時刻が現在時刻に近いほどその値が高い。よって、スコアScxの値は、記事xの重要度が高いほど高く、距離が小さいほど高く、記事xが発生した時刻が現在時刻に近いほど高くなる。
すなわち、第1スコア算出部54は、周辺領域記事取得部51が取得した周辺領域AQ内の記事qjの重要度に関する指標impqjと、表示領域AP内の中心座標C(表示領域内の点の一例)から記事qjが関する地点までの距離に関する指標distqjと、記事qjが発生した時刻に関する指標timeqjに基づくスコアScqjであって、重要度に関する指標impqjは記事qjの重要度が高いほど値が高く、距離に関する指標は距離distqjが小さいほど値が高く、時刻に関する指標timeqjは記事qjが発生した時刻が現在時刻に近いほど値が高いスコアScqjを算出する。
また、第2スコア算出部55は、表示領域記事取得部52が取得した表示領域AP内の記事piの重要度に関する指標imppiと、表示領域AP内の中心座標C(表示領域内の点の一例)から記事piが関する地点までの距離に関する指標distpiと、記事piが発生した時刻に関する指標timepiに基づくスコアScpiであって、重要度に関する指標imppiは記事piの重要度が高いほど値が高く、距離に関する指標は距離distpiが小さいほど値が高く、時刻に関する指標timepiは記事piが発生した時刻が現在時刻に近いほど値が高いスコアScpiを算出する。
また、重要度指標算出部53aは、さらに、記事解析部31aがブログサーバ20から受信した記事を解析する際に用いられる判定用情報を記憶する判定用情報記憶部ST1、及び、各記事の解析結果である解析結果テーブルTBL11及び付加情報テーブルTBL12を記憶する解析結果記憶部ST2を備える。これらの記憶部は記憶装置34cによって実現される。解析結果テーブルTBL11及び付加情報テーブルTBL12は記事解析部31aが新たに受信した記事の解析処理を行う度に、その解析結果で更新される。
不適切用語情報は、予め選定された不適切用語(いわゆる禁止用語)のリストであり、例えば、未成年の閲覧に不適切な用語、他人を誹謗中傷する用語や、差別用語、犯罪に関する用語などが例示される。
悪質ユーザ情報は、いわゆるスパムユーザ(悪質ユーザ)のリストである。例えば、不特定のユーザに同一内容のメッセージを送る投稿者、広告ばかりを投稿する投稿者、未成年の閲覧に不適切な情報を投稿する投稿者は、悪質ユーザとしてリストに登録される。
写真URL情報は、「pic.twitter.com/」、「twitpic.com/」、「p.twipple.jp/」などの所定の写真URLのリストである。
ブログユーザ属性情報は、ブログサーバ20に登録している各ユーザのユーザ属性情報、又は、記事の本文テキストの内容やプロフィールテキストから推定されたユーザ属性であり、各ユーザのユーザ名に対応付けて記憶されている。
ユーザ別単語情報は、記事の本文テキスト内で使用された頻度が高い単語であり、各ユーザのユーザ名に対応付けて記憶されている。
ユーザ別興味ジャンル情報は、ブログサービスを利用する各ユーザが興味を持つジャンルの情報であり、各ユーザのユーザ名に対応付けて記憶されている。
複数種類の解析項目(情報量の指標)は、(1)再投稿数(リツイート数又はRT数)、(2)記事の本文テキストの文字数、(3)本文テキストがメンション(@)を含まないか、(4)投稿テキストが情報URLを含むか、(5)記事に写真画像が添付されているか、(6)記事の投稿者がスパムユーザでないか、(7)本文テキストが不適切用語を含まないか、(8)本文テキストに含まれる地名の特徴語数、(9)本文テキストに含まれるHOTキーワードの数、(10)投稿テキストが話題のニュースのURLを含むか、(11)本文テキストが話題の路線名を含むか、及び(12)本文テキストが地名を含むかの計12項目ある。ここで、再投稿数は、解析対象の記事がその閲覧者に再投稿された回数を示す。地名の特徴語とは、例えば、話題のスポットランキングにおける地名ごとの関連語(例えば、桜の名所である「上野」に関し、「満開」、「七分咲き」等)である。HOTキーワードとは、ブログサービスに登録しているユーザの間で盛り上がっている話題に関連するキーワードである。
特定文字列有無判定処理では、記事解析部31aは、各記事の投稿テキストが、情報的価値が少ないことを示す文字列もしくは記号又は判定情報記憶部ST1に記憶された不適切用語いずれかを含むか否かを判定する。情報的価値が少ないことを示す記号とは、例えば、記号「@」である。「@」は、ツイッターのようなマイクロブログにおいて、「@ユーザ名」を含んだ形式の投稿(いわゆるメンション)で用いられる。ここで、メンションは、投稿テキストのうち本文テキスト内で他のユーザの名を挙げて簡単に言及するに過ぎないものであるため、情報的価値が少ないと考えられる。
また、記事解析部31aは、判定用情報記憶部ST1のユーザ別単語情報を参照して、受信した記事のユーザ名に対応付けられた単語のうち累積使用回数が高い単語を取得し、取得した情報を付加情報テーブルTBL12における当該記事の記事ID及び「投稿した頻度が高い単語」に対応付けて記憶する。
また、記事解析部31aは、判定用情報記憶部ST1のユーザ別興味ジャンル情報を参照して、受信した記事のユーザ名に対応付けられたジャンルを取得し、取得した情報を付加情報テーブルTBL12における当該記事の記事ID及び「興味があるジャンル」に対応付けて記憶する。
情報量算出部31cは、解析結果テーブルTBL11に記憶された複数の記事のうち、周辺領域記事取得部51が取得した周辺領域AQ内の地点に関する記事qj及び表示領域記事取得部52が取得した表示領域AP内の地点に関する記事piの各々について、解析結果テーブルTBL11における各項目に記憶された数値を読み出して以下の式に代入して、情報量Sxを算出する。なお以下の式で[]に記載の各パラメータは記事xに関するものとする。
Sx=A×[RT数]+B×[文字数]
+C×[メンション(@)を含まない]
+D×[情報URLを含む]+E×[写真を含む]
+F×[スパムユーザでない]+G×[不適切用語を含まない]
+H×[地名の特徴語数]+I×「HOTキーワード数」
+J×[話題のニュースのURLを含む]+K×「話題の路線名を含む」
+L×[地名を含むか]
・・・式(A)
ここで、A〜Lは重み係数(正の数)である。また、「RT数」として記憶された数値は正規化したものを代入し、その他の項目に関する数値は、記憶値をそのまま用いる。
上述したように、各項目の数値は、その値が大きいほど情報的価値が高いことを示すように設定されている。よって、記事xの情報量Sxの値が大きいほど、当該記事の情報的価値が高いことを示す。なお、重み係数A〜Lは、対応する項目の重要度に応じて適宜設定され得る。
情報量算出部31cは、算出した情報量Sxの値をRAM34aに一旦記憶する。
具体的には、ユーザ類似度算出部31dは、携帯端末装置10から受信した、記事xのユーザ属性情報(「年齢」、「性別」、「職業」、「居住地」、及び「既婚又は未婚の別」)、「興味があるジャンル」、及び「投稿した頻度が高い単語」を付加情報テーブルTBL12から取得するとともに、携帯端末装置10のユーザの「年齢」、「性別」、「職業」、「居住地」、「既婚又は未婚の別」、「興味があるジャンル」、及び「投稿した頻度が高い単語」に関する情報を取得する。
すなわち、
平均スコアScPAve=impPAve×distPAve×timePAve ・・・式(2)又は
平均スコアScPAve=a×impPAve+b×distPAve+c×timePAve ・・・式(2)’
ただし、impPAve=Σimp(pi)/||P||であり、distPAve=Σdist(pi)/||P||であり、timePAve=Σtime(pi)/||P||である。ここで、||P||は、表示領域AP内の記事の総数である。
すなわち、平均スコア算出部56は、表示領域記事取得部52が取得した表示領域AP内の記事piの重要度に関する指標の平均値impPAveと、表示領域AP内の中心座標C(表示領域AP内の点の一例)から記事piが関する地点までの距離に関する指標の平均値distPAveと、表示領域AP内の記事piが発生した時刻に関する指標の平均値timePAveに基づいて、表示領域AP内の記事piの平均スコアScPAveを算出する。
この地図情報を見た携帯端末装置10のユーザは、提示された候補の記事qjを現在の表示領域AP内で確認し、ユーザが候補の記事qjの記事画像をタップすると(すなわち、候補の記事を選択すると)、携帯端末装置10からブログ地図提供サーバ30に対して、選択された記事qjの表示要求が送信される。そして、ブログ地図提供サーバ30の送信部58は、表示領域AP(以下、遷移前の表示領域を「表示領域AP1」という場合がある)が、選択された記事qjを中心とした新たな表示領域AP(遷移前の表示領域を「表示領域AP2」という場合がある)に遷移した地図画像を生成して携帯端末装置10に対して送信する。
そこで、本実施形態のブログ地図提供サーバ30は、周辺領域AQ内の地点に関する記事qjを取得し、重要度に関する指標impqj、距離に関する指標distqj、及び時刻に関する指標timeqjに基づいて記事qjのスコアScqjを算出し、算出した記事qjのスコアScqjが表示領域AP内の記事piの平均スコアScPAveよりも高い場合に、記事qjを表示領域APに提示する候補として決定し、候補として決定した記事qjをユーザに提示するようにしている。
次に、本実施形態の動作を説明する。図11は、ブログ地図提供サーバ30によって実行される記事格納・解析処理の流れを示すフローチャートである。記事格納・解析処理は、ブログ地図提供サーバ30がブログサーバ20から新たな記事を受信する度に実行される。
一方、CPU31は、ジオタグが記事に添付されていない場合(S12:NO)、記事の投稿テキストを形態素解析し(S16)、投稿テキストが地名を含んでいる場合には(S17:YES)、地名に対応する「緯度経度情報」、「ユーザ名」及び「投稿日時」を記事IDに対応付けたレコードを解析結果テーブルTBL11に追加する(S18)。
また、CPU31は、投稿テキストが地名を含んでいるか否かに応じて、当該記事に「1」又は「0」を付与し、付与した値を解析結果テーブルTBL11の「地名を含む」に対応付けて記憶する。ステップS14及びS16における投稿テキストの解析結果は、RAM34aに一旦記憶される。
なお、記事解析処理(S19)は付加情報取得処理(S20)の前に行う必要はなく、付加情報取得処理を行ってから記事解析処理を行ってもよい。
ここで、地図情報の表示要求は、携帯端末装置10において、以下のように生成される。携帯端末装置10のCPU11は、タッチパネル12に表示されたブログ地図アプリの起動アイコンへのタッチ操作を検知すると、ブログ地図アプリを起動する。ブログ地図アプリは、起動時においては、携帯端末装置10の現在の位置情報へのアクセス許可をユーザに対して求め、許可が得られた場合又は予め許可が付与されている場合には携帯端末装置10の現在の位置情報を含む表示領域APの地図情報の表示要求を生成する処理をCPU11に実行させる。具体的には、CPU11は、現在の位置情報を中心とした地図であって、所定の拡大率の表示領域APの指定を、地図情報の表示要求に含めて、ブログ地図提供サーバ30に対して送信する。なお、上記表示要求には、携帯端末装置10の現在の位置情報を含めるのではなく、携帯端末装置10のユーザが指定した任意の場所の指定情報を含まれるようにしてもよい。すなわち、任意の場所が上記表示領域APとして指定されるようにしてもよい。
また、地図情報の表示要求は、CPU11が、地図情報の表示中に、タッチパネル12が、表示領域APを移動するタッチ操作(スライド操作)や拡大率を変更するタッチ操作(ピンチアウト操作やピンチイン操作)を検知した場合にも生成される。
なお、本動作例では、携帯端末装置10のユーザは、ブログサーバ20が提供するブログサービスの登録ユーザであるものとする。
まず、CPU31は、各記事p1及びp2及びq1〜q6について、重要度に関する指標impxを算出する。具体的には、解析結果テーブルTBL11のうち、各記事p1、p2、q1〜q6に対応する記事IDの各レコードから、「RT数」、「文字数」、「メンション(@)を含まない」、「情報URLを含む」、「写真を含む」、「スパムユーザでない」、「不適切用語を含まない」、「地名の特徴語数」、「HOTキーワード数」、「話題のニュースのURLを含む」、「話題の路線名を含む」、及び「地名を含む」の各項目に記憶された数値を取得し、取得した数値を上述した式Aに代入して、各記事p1、p2、q1〜q6の情報量Sp1、Sp2、Sq1〜Sq6を算出し、算出した情報量をRAM34aに一旦記憶する。
そして、CPU31は、式(1)に従い、RAM34aに記憶した重要度に関する指標impp1、impp2、impq1〜impq6、距離に関する指標distp1、distp2、distq1〜distq6、及び時刻に関する指標timep1、timep2、timeq1〜timeq6に基づいて、式(1)又は式(1)’に従って、記事q1〜q6のスコアScq1〜Scq6及び記事p1及びp2のスコアScp1、Scp2をそれぞれ算出する。
具体的には、CPU31は、まず、表示領域APに表示される記事(表示領域AP内の記事pi及び周辺領域AQ内の記事Qのうち平均スコアScPAveを超える記事)をスコア順に順位付けした順位テーブルを生成して、RAM34aに一旦記憶する。図13Aに、表示領域APに表示される記事をスコア順に並べた順位テーブルTBL14の一例を示す。図示されるように、同テーブルでは、表示領域AP内の記事p1及びp2及び周辺領域AQ内の記事q1〜q6のうち平均スコアScPAveを超える記事q5,q4,q3,q1がスコア順に並べられている(Scq5>Scp2>Scq4>Scq3>Scq1>Scp1)。CPU31は、順位テーブルTBL14に定めた順で、各記事を表示領域APに表示可能となるように地図情報を生成し、携帯端末装置10に対して送信する。
図13Cは、本実施形態に係る遷移前の表示領域AP1と遷移後の表示領域AP2を説明する図である。図示のように、地図情報を見た携帯端末装置10のユーザは、提示された周辺領域AQ内の候補の記事を現在の表示領域AP1内で確認し、提示された記事画像にユーザがタッチすると(すなわち、候補の記事を選択すると)、表示領域AP1が、周辺領域AQにある候補の記事を中心とした新たな表示領域AP2に遷移する。したがって、本実施形態によれば、ユーザは、表示領域AP外の地点に関する記事を見つけるために、地図をスクロールする必要がなくなり、ユーザの手間が軽減される。
さらに、ブログ地図提供サーバ30は、周辺領域AQ内の記事Qのうち、平均スコアScPAveを超えるスコアScqjの記事qjを携帯端末装置10のタッチパネル12の現在の表示領域AP1に提示するに際して、周辺領域AQ内の記事Qのうちの候補の記事qj及び表示領域AP内の記事piをスコアが高い順に提示する。表示領域AP内の記事piは携帯端末装置10のユーザが元々関心を持っていると推定される記事であるから、ユーザにとってより有用性が高いと推定される記事が、有用性が高いと推定される順序でユーザに提示される。
また、周辺領域AQ内の候補の記事qj及び表示領域AP内の記事piは、携帯端末装置10のタッチパネル12に表示されている表示領域AP内に所定数ずつ(本実施例では、1つずつ)表示される。特に、携帯端末装置10のように画面サイズに制約がある場合には、表示領域APに表示される記事を所定数に限ることで、背面に表示されている地図情報の視認性を確保することが可能となる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
本実施形態は、ブログ地図提供サーバではなく携帯端末装置が地図情報提供処理を行う点が上述した第1実施形態と相違する。以下の説明において、第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、その説明は適宜省略するものとする。
携帯端末装置10Bの記憶部14には、地図情報提供処理を実行させるための地図情報提供プログラムが記憶されており、CPU11Bはこのプログラムを実行することにより、本実施形態に係る各機能を実現する。
ブログ地図提供サーバ30Bは、携帯端末装置10Bからの地図情報の要求に応じて、解析結果記憶部ST2に記憶された解析結果テーブルTBL11及び付加情報テーブルTBL12の記憶内容を携帯端末装置10Bに対して送信する。
ブログ地図提供サーバ30BのCPU31Bは、ブログサーバ20から送受信部33を介して新たな記事を受け取ると、ジオタグが添付されている記事又は投稿テキストに地名を含む記事を解析結果テーブルTBL11に追加すると共に、トレンド情報生成部531b及び判定用情報記憶部ST51を参照することにより、各記事の解析処理(Sb2)を実行し、CPU31Bは、解析結果を解析結果記憶部ST52の解析結果テーブルTBL11及び付加情報テーブルTBL12に記憶する(Sb3)。なお、ブログサーバ20からブログ地図提供サーバ30に対して送信された記事は、携帯端末装置10Bからの要求に応じて携帯端末装置10Bに対して送信可能なように、ブログ地図提供サーバ30に記憶されている。
地図情報を受信した携帯端末装置10BのCPU11Bは、タッチパネル12に受信した地図情報を表示させるようタッチパネル12を制御する(Sa2)
ここで、本実施形態では、ブログ地図アプリが最初に起動されると、携帯端末装置10Bのユーザ(すなわち、閲覧者)に関するユーザ属性情報(「年齢」、「性別」、「職業」、「居住地」、及び「既婚又は未婚の別」)及び「興味があるジャンル」の入力をユーザに促すことにより、これらの情報が予め取得されて、記憶部14に記憶される。また、「投稿した頻度が高い単語」については、携帯端末装置10Bのユーザがブログサービスの登録ユーザである場合には、ブログ地図アプリが起動される度に、ユーザは自己のユーザ名及びパスワードでブログサービスにログインするように促される結果、過去の一定期間における閲覧者の記事から「投稿した頻度が高い単語」が自動的に取得されて、記憶部14に記憶される。
CPU11Bは、ブログ地図提供サーバ30Bから受信した情報及び記憶部14に記憶されたユーザ属性情報、「興味があるジャンル」、及び「投稿した頻度が高い単語」に基づいて、各記事xについての情報量Sx及び類似度Rxを算出して、記憶部14のRAMに一旦記憶する。
よって、本実施形態によれば、上述した第1実施形態と同様の効果が得られる。また、本実施形態によれば、ブログ地図提供サーバではなく、携帯端末装置10Bが地図情報提供処理を行うため、ブログ地図提供サーバの負荷が分散されるという利点がある。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、以下の変形が可能である。また、各変形例は適宜組み合わせることができる。
(1)上述した実施形態では、重要度に関する指標impxと、距離に関する指標distxと、時刻に関する指標timexに基づいて第1スコア、第2スコア、及び平均スコアの各々を算出するが、重要度に関する指標impxと、距離に関する指標distxと、時刻に関する指標timexの少なくともいずれかに基づいて第1スコアを算出し、第1スコアで用いられた指標と同一の指標に基づいて第2スコア及び平均スコアを算出するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、情報量Sxと類似度Rxに基づいて重要度に関する指標impxを算出したが、いずれか一方のみを用いるようにしてもよい。
同様に、上述した実施形態では、表示領域AP内の記事piの距離に関する指標distpiは、表示領域AP内の中心座標Cから記事piが関する地点までの距離であるが、中心座標Cに限られず、表示領域AP内の点であればよい。
また、上述した実施形態では、距離に関する指標distxは、表示領域AP内の中心座標Cから記事pi又はqjが関する地点までの距離が小さいほど距離に関する指標distxの値が小さくなるように、距離の逆数から算出されるが、代わりに、距離の二乗値の逆数から算出されてもよい。すなわち、距離に関する指標distxは、表示領域AP内の点から記事pi又はqjが関する地点までの距離の二乗値の逆数から算出されるようにしてもよい。この変形によれば、距離の逆数を用いる場合よりも、表示領域APに近い記事xのスコアが高く評価される。
また、上記第1実施形態に係る候補決定部57は、第1スコア算出部54が算出した周辺領域AQ内の記事qjのスコアScqjが表示領域AP内の記事piの平均スコアScPAveよりも高い場合に候補の記事として決定するのに対し、本変形例に係る候補決定部57Aは、周辺領域AQ内の記事qjのスコアScqjが閾値よりも高い場合に、候補の記事として決定する。
また、上記第1実施形態に係る送信部58は、携帯端末装置10において、候補決定部57が決定した候補の記事qj及び表示領域記事取得部52が取得した記事piが、表示領域AP内に、第1スコア算出部54及び第2スコア算出部55が算出したスコアが高い記事から順に、携帯端末装置10のタッチパネル12に表示されている表示領域AP内に表示されるように、携帯端末装置10に地図情報を送信するのに対し、本変形例に係る送信部58Aは、候補決定部57Aが決定した候補の記事qjが、表示領域AP内に、第1スコア算出部54が算出したスコアが高い記事から順に、携帯端末装置10のタッチパネル12に表示されている表示領域AP内に表示されるように、携帯端末装置10に地図情報を送信する。すなわち、本変形例では、上記第1実施形態と異なり、表示領域AP内の地点に関する記事piは、携帯端末装置10のタッチパネル12に表示されている表示領域AP内に表示されない。
本実施形態によれば、周辺領域AQ内の地点に関する記事Qのうち、携帯端末装置10のユーザにとって有用であると推定される記事qjを、タッチパネル12に表示されている表示領域AP内においてユーザに提示することが可能となる。すなわち、ユーザは、表示領域APを見ながらにして、周辺領域AQ内にある記事qjの候補を見ることができるため、表示領域APに表示されている記事が皆無である場合や極めて少数の場合であっても、闇雲に他の領域へとスクロールする必要がなくなり、利便性が格段に向上する。
また、上述した第1実施形態の場合には、表示領域AP内に記事piが皆無の場合には、平均スコアScPAveを得ることができないが、本変形によれば、表示領域AP内の記事が皆無である場合や極めて少数の場合であっても、表示領域AP内に記事piに依存しない一定の基準に従って、周辺領域AQ内の記事の候補を決定することが可能となる。
例えば、送信部58又は表示制御部558は、携帯端末装置10,10Bにおいて、まず、表示領域AP内の記事pi内の記事を第2スコア算出部55,555が算出したスコアが高い記事から順に所定数ずつ表示され、続いて、周辺領域AQ内の記事QのうちそのスコアScqjが平均スコアScPAveを超える記事qjを第1スコア算出部54,554が算出したスコアが高い記事から順に所定数ずつ表示されるようにしてもよい。この態様によれば、表示領域AP内の記事piが優先して表示される。
また、本発明は記事を所定数ずつ表示する態様に限られない。例えば、表示領域AP内における記事の面積の占有率が所定値(例えば、2割)を超えると先に表示されていた記事が順次消え、占有率が閾値以下となると次に表示されるべき記事が表示されるようにしてもよい。
これらの態様によれば、画面サイズに制約があるスマートフォンのような携帯端末装置10の表示部においても、表示部に表示されている表示領域内における地図の視認性を確保しつつ、表示領域内の記事及び周辺領域内の記事を、表示部に表示されている表示領域内に提示することが可能となる。
すなわち、送信部58は、携帯端末装置10において、ユーザが閲覧するために候補の記事qjが選択された場合には、選択された候補の記事qjが関する地点を含む新たな表示領域AP2がタッチパネル12で表示されるように、携帯端末装置10に地図情報を送信する。また、携帯端末装置10Bの表示制御部558は、携帯端末装置10Bにおいて、ユーザが閲覧するために候補の記事qjが選択された場合には、選択された候補の記事qjが関する地点を含む新たな表示領域AP2がタッチパネル12で表示されるように、タッチパネル12を制御する。
また、周辺領域記事取得部51,551は、中心座標Cからの所定距離rの範囲内で記事を取得する代わりに、中心座標C又は表示領域APの任意の1又は複数の点から記事qjが関する地点までの距離が小さい順に、取得された記事qjの数が所定数に達するまで記事qjを取得してもよい。この変形によれば、確実に、所定数の記事qjを得ることが可能となる。
図18は、本変形例に係る単位領域Uと、表示領域AP及び仮周辺領域AQproの関係を説明するための図である。単位領域Uk(k=1,2,3,…w、wは自然数)は、予め定められた同形同大の矩形領域であり、ブログ地図提供サーバ30の記憶装置34cには、過去の期間内における記事の平均発現数(例えば、過去1か月における発現数の平均)が、単位領域Ukごとに記憶されている。
図示のように、単位領域U1〜U6は、表示領域APを除く仮周辺領域AQproと部分的に重なっている。ここで、図中A1,A2,A31、A32,A4,A6は、仮周辺領域AQproのうち対応する各単位領域U1〜U6と重なる部分の面積を示し、各単位領域Ukの面積をAAとした場合、対応する単位領域U1〜U6に対する重なり部分の比率(以下、重なり率)は、それぞれ、単位領域U1ではA1/AA、単位領域U2ではA2/AA、単位領域U3では(A31+A32)/AA、単位領域U4ではA4/AA、単位領域U5ではA5/AA、及び、単位領域U6ではA6/AAとなる。また、仮周辺領域AQproは、表示領域APを除く周辺領域AQとして定められ得る最小の領域であって、この最小の領域を初期領域として拡大される領域である。仮周辺領域AQproが拡大されると、仮周辺領域AQproに重なる単位領域Ukの範囲や個数も変化する。最小の領域は、例えば、表示領域APの中心座標Cから最低距離rmimの円が内接する正方形領域として画定される。
周辺領域記事取得部51,551は、まず、記憶装置34cに記憶されている各単位領域U1〜U6における記事の平均発現数に、仮周辺領域AQproの初期領域と各単位領域U1〜U6との重なり率(単位領域U1ではA1/AA、単位領域U2ではA2/AA、単位領域U3では(A31+A32)/AA、単位領域U4ではA4/AA、単位領域U5ではA5/AA、及び、単位領域U6ではA6/AA)を乗算した数を合計して、仮周辺領域AQpro内における記事の推定発現数を求め、この推定発現数が所定数に満たない場合には、仮周辺領域AQproの範囲を拡大し、再び推定発現数を求める。周辺領域記事取得部51,551は、推定発現数が所定数に達するまで、仮周辺領域AQproの範囲を拡大し、推定発現数を求める処理を繰り返す。周辺領域記事取得部51,551は、推定発現数が所定数に達すると、最新の推定発現数が得られた仮周辺領域AQproを周辺領域AQとして決定し、当該周辺領域AQの範囲から、記事Qを取得する。この変形によれば、過去の発現数の統計値に基づいて周辺領域AQを決定するので、一定の根拠に基づいて周辺領域AQから取得される記事Qが過少とならない範囲を定めることができる。
例えば、投稿者及び閲覧者ごとに、過去の記事の本文テキストとプロフィールテキストを解析し、本文テキスト又はプロフィールテキストに記載の単語であれば「1」を付与し、なければ「0」というベクトルを作成する。そして、投稿者の単語ベクトルと閲覧者の単語ベクトルの内積を計算して類似度Rxとして用いるようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、ブログサーバ20から登録ユーザのユーザ属性データが提供される態様について説明したが、登録ユーザによっては、自己の属性データを一切登録しない場合もあり得る。また、ブログサーバ20がユーザ属性データを提供しない場合も考えられる。本変形例によれば、このような場合にも、類似度を重要度の評価に用いることができるという利点がある。
また、上述した実施形態では情報量Sxの算出式として式Aを例示したが、これに限られない。また、情報量の算出に用いる各指標は上記実施形態に例示したものに限られず、各記事の情報的価値(情報量の多寡や情報の適性)を示す他のものを用いてもよい。
また、別の態様として、記事が写真画像などの添付画像を含む場合には、投稿テキストを表示する代わりに、添付画像だけを表示するようにしてもよい。この態様によれば、地図の閲覧者は、一見して記事の内容を把握することが可能となる。
また、携帯端末装置10,10Bは、記事pi及び記事qjをブログ地図提供サーバ30を介さずにブログサーバ20から直接取得してもよい。
上述した実施形態では、記事の付加価値情報として写真画像が添付されている場合に、当該記事の重要度が高くなるが、写真画像に限られず、描画画像や動画像、音声などの付加価値情報であってもよい。
上述した実施形態では、各記事の緯度経度情報を、ジオタグによって示される緯度経度情報と本文テキストの解析により導出される地名の緯度経度情報の両方に基づいて判定していたが、どちらか一方を用いるようにしてもよい。
また、実施形態では、ユーザがブログ地図を閲覧する際に用いる端末は携帯端末装置10,10Bであるが、これに限られず、据置型のパーソナルコンピュータ装置であってもよい。また、携帯端末装置10,10Bは通信機能を有しているものであれば良く、電話機能を有している必要はない。また、タッチパネルを有している必要はなく、表示部と操作部とが別々に構成されているものでもよい。
また、記事はブログやマイクロブログなどに投稿されるテキストの記事に限られず、例えば、写真投稿サイトの写真画像の記事などであってもよい。
Claims (10)
- 地図上の地点に関する記事が表示された地図情報を、ユーザ端末の表示部において表示可能となるようにユーザ端末に提供する地図情報提供装置であって、
前記ユーザ端末の前記表示部に表示されている表示領域の周辺の領域であって、前記表示領域を除く周辺領域内の地点に関する記事を取得する周辺領域記事取得部と、
前記周辺領域記事取得部が取得した前記周辺領域内の記事の重要度に関する指標と、前記表示領域内の点から前記記事が関係する地点までの距離に関する指標と、前記記事が発生した時刻に関する指標の少なくともいずれかに基づくスコアであって、前記重要度に関する指標を用いた場合には前記記事の重要度が高いほど値が高くなり、前記距離に関する指標を用いた場合には前記距離が小さいほど値が高くなり、前記時刻に関する指標を用いた場合には前記記事が発生した時刻が現在時刻に近いほど値が高くなるスコアを算出する第1スコア算出部と、
前記第1スコア算出部が算出した前記記事のスコアが閾値よりも高い場合に、当該記事を前記表示領域内に提示する候補として決定する候補決定部と、
前記ユーザ端末において、前記候補決定部が決定した前記候補の記事が前記表示領域内に表示されるように、前記ユーザ端末に地図情報を送信する送信部と、
を備えた地図情報提供装置。 - 前記表示領域内の地点に関する記事を取得する表示領域記事取得部と、
前記表示領域記事取得部が取得した前記表示領域内の記事の重要度に関する指標の平均値と、前記表示領域内の前記点から前記記事が関係する地点までの距離に関する指標の平均値と、前記表示領域内の前記記事が発生した時刻に関する指標の平均値の少なくともいずれかに基づいて、前記表示領域内の記事の平均スコアを算出する平均スコア算出部と、
をさらに備え、
前記閾値は、前記第1スコア算出部が用いた指標と同一の指標に基づいて前記平均スコア算出部が算出した前記平均スコアを基に算出する、
ことを特徴とする請求項1に記載の地図情報提供装置。 - 前記表示領域記事取得部が取得した前記表示領域内の記事のスコアであって、前記第1スコア算出部が用いた指標と同一の指標に基づくスコアを算出する第2スコア算出部をさらに備え、
前記送信部は、前記ユーザ端末において、前記候補決定部が決定した前記周辺領域内の候補の記事及び前記表示領域記事取得部が取得した前記表示領域内の記事が、前記第1スコア算出部及び前記第2スコア算出部が算出したスコアが高い記事から順に前記表示部に表示されている前記表示領域内に表示されるように、前記ユーザ端末に地図情報を送信する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の地図情報提供装置。 - 前記表示領域記事取得部が取得した記事のスコアであって、前記第1スコア算出部が用いた指標と同一の指標に基づいてスコアを算出する第2スコア算出部をさらに備え、
前記送信部は、前記ユーザ端末において、前記表示領域記事取得部が取得した前記表示領域内の記事が、前記第2スコア算出部が算出したスコアが高い記事から順に前記表示領域内に表示され、続いて、前記候補決定部が決定した前記周辺領域内の候補の記事が、前記第1スコア算出部が算出したスコアが高い記事から順に前記表示部に表示されている前記表示領域内に表示されるように、前記ユーザ端末に地図情報を送信する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の地図情報提供装置。 - 前記距離に関する指標は、前記表示領域内の前記点から前記記事が関係する地点までの距離の二乗値の逆数から算出される、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の地図情報提供装置。 - 前記周辺領域記事取得部は、前記表示領域から記事が関係する地点までの距離が小さい順に、取得された記事の数が所定数に達するまで記事を取得する、
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の地図情報提供装置。 - 互いに重ならない複数の単位領域の各々について、過去の期間内における記事の平均発現数を記憶した記憶部をさらに備え、
前記周辺領域記事取得部は、各単位領域における前記平均発現数から、所定数の記事が含まれると推測される前記周辺領域の範囲を決定し、当該決定した周辺領域の範囲内の地点に関する記事を取得する、
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の地図情報提供装置。 - 前記送信部は、前記ユーザ端末において、当該ユーザ端末のユーザが閲覧するために前記候補の記事が選択された場合には、前記選択された候補の記事が関係する地点を含む新たな表示領域が前記表示部で表示されるように、前記ユーザ端末に地図情報を送信する、
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の地図情報提供装置。 - 地図上の地点に関する記事が表示された地図情報を表示する表示部と、
前記表示部に表示されている表示領域の周辺の領域であって、前記表示領域を除く周辺領域内の地点に関する記事を取得する周辺領域記事取得部と、
前記周辺領域記事取得部が取得した前記周辺領域内の記事の重要度に関する指標と、前記表示領域内の点から前記記事が関係する地点までの距離に関する指標と、前記記事が発生した時刻に関する指標の少なくともいずれかに基づくスコアであって、前記重要度に関する指標を用いた場合には前記記事の重要度が高いほど値が高くなり、前記距離に関する指標を用いた場合には前記距離が小さいほど値が高くなり、前記時刻に関する指標を用いた場合には前記記事が発生した時刻が現在時刻に近いほど値が高くなるスコアを算出する第1スコア算出部と、
前記第1スコア算出部が算出した前記記事のスコアが閾値よりも高い場合に、当該記事を前記表示領域内に提示する候補として決定する候補決定部と、
前記候補決定部が決定した前記候補の記事が前記表示領域内に表示されるように前記表示部を制御する表示制御部と、
を備えたユーザ端末。 - 地図上の地点に関する記事が表示された地図情報を、ユーザ端末の表示部において表示可能となるようにユーザ端末に提供する地図情報提供方法であって、
前記ユーザ端末の前記表示部に表示されている表示領域の周辺の領域であって、前記表示領域を除く周辺領域内の地点に関する記事を取得し、
取得した前記周辺領域内の記事の重要度に関する指標と、前記表示領域内の点から前記記事が関係する地点までの距離に関する指標と、前記記事が発生した時刻に関する指標の少なくともいずれかに基づくスコアであって、前記重要度に関する指標を用いた場合には前記記事の重要度が高いほど値が高くなり、前記距離に関する指標を用いた場合には前記距離が小さいほど値が高くなり、前記時刻に関する指標を用いた場合には前記記事が発生した時刻が現在時刻に近いほど値が高くなるスコアを算出し、
算出した前記周辺領域の前記記事のスコアが閾値よりも高い場合に、当該記事を前記表示領域内に提示する候補として決定し、
前記ユーザ端末において、前記候補決定部が決定した前記候補の記事が前記表示領域内に表示されるように、前記ユーザ端末に地図情報を送信する、
地図情報提供方法。
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