JP2015098911A - エア排出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子制御を要しない機械式の構成により、オイル流通路内に混入したエアを確実に排出することができるエア排出装置を提供する。
【解決手段】オイル流通路に設けられ、前記オイル流通路内に混入したエアをオイル流通路外部に排出するためのエア排出装置であって、弁体摺動孔51a内に軸方向移動可能に保持され、前記オイル流通路内の圧力により前記軸方向の一方側に押圧される弁体70と、前記弁体を前記軸方向の他方側に付勢する付勢部80と、を備え、前記弁体が前記オイル流通路内の圧力に応じて前記弁体摺動孔を移動して前記オイル流通路と前記オイル流通路外部とを連通又は遮断する。
【選択図】図2

Description

本発明は、エア排出装置に関する。
従来、油圧を利用して種々のアクチュエータを制御する油圧回路においては、オイルポンプによって油圧をアクチュエータ側に供給している。例えば、車両の変速機においては、オイルポンプによって油圧を変速機に供給し、制御弁の切換動作によって変速機を制御するように構成されている。
このような油圧回路では、油圧回路内にエアが混入していると、油圧回路内の圧力の上昇に遅れを生じたり、エアが混入しているオイルがポンプを通過する際に異音が生じたりするおそれがあった。そのために、油圧回路内からエアを排出するための種々の提案がされている。
例えば、特許文献1には、オイルポンプとオイルパンとの間の連通管の途中に、エアとオイルとを分離する分離室を介在させ、分離室を、分離室内のエアを排出させる排出ポンプと連結したエア分離構造が開示されている。かかる特許文献1のエア分離構造によれば、油圧回路内に混入したエアのかたまりが変速機に供給されないようにすることができる。
また、特許文献2には、油圧供給部から送り出された油圧を導入する吸入口と油圧供給部から送り出された油圧をドレン箇所に排出する排出口とを備えた排出側制御弁を備え、排出口を、油圧供給部と吸入口とを連通させている油路より鉛直方向で上方に配置した油圧制御装置が開示されている。かかる特許文献2の油圧制御装置によれば、油圧回路にエアが混入することによる油圧アクチュエータの応答遅れや、いわゆる油圧の抜けを防止することができる。
特開2010−190370号公報 特開2011−75044号公報
しかしながら、特許文献1に記載のエア分離構造は、オイルに旋回流を生じさせて、遠心力によってオイルとエアとを分離するものであり、出力の小さいオイルポンプが用いられている場合等、オイルの流量が少ない場合には有効に働かないおそれがある。
また、特許文献2に記載の油圧制御装置は、排出口を、油圧供給部と吸入口とを連通させている油路より鉛直方向で上方に配置する必要があるため、レイアウトの上下方向に制約を課すものであり、スペース的な制約が大きく使用範囲が制限されるおそれがある。また、特許文献2に記載の油圧制御装置は、電子制御式の排出制御弁を利用するものであり、コントロールユニットによる制御が必要となっている。さらに、特許文献2に記載の油圧制御装置は、電子制御式の排出制御弁を利用するものであることから、生産コストの上昇につながるおそれがある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、電子制御を要しない機械式の構成により、オイル流通路内に混入したエアを確実に排出することができるエア排出装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、オイル流通路に設けられ、前記オイル流通路内に混入したエアをオイル流通路外部に排出するためのエア排出装置であって、弁体摺動孔内に軸方向移動可能に保持され、前記オイル流通路内の圧力により前記軸方向の一方側に押圧される弁体と、前記弁体を前記軸方向の他方側に付勢する付勢部と、を備え、前記弁体が前記オイル流通路内の圧力に応じて前記弁体摺動孔を移動して前記オイル流通路と前記オイル流通路外部とを連通又は遮断することを特徴とするエア排出装置が提供される。
上記構成によれば、弁体の位置がオイル流通路内の圧力と付勢部の付勢力とのバランスによって決定される。オイル流通路内にエアが混入しており、圧力が上昇しづらい間は、オイル流通路とオイル流通路外部とが連通し、エア、あるいは、エアを含むオイルを油圧回路外に排出することができる。一方、オイル流通路内からエアが抜き出され、圧力が上昇した後は、オイル流通路とオイル流通路外部とが遮断され、オイルの漏れを防ぐことが可能となる。
また、前記オイル通路に設けられたオイルポンプの停止状態で、前記付勢部によって前記弁体が初期位置に保持され、前記オイル通路と前記オイル通路外部とが遮断状態となってもよい。
また、前記オイル通路内の圧力の上昇に伴って前記弁体が前記一方側に移動するにしたがい、前記オイル通路と前記オイル通路外部とが、遮断状態、連通状態、遮断状態、と順次切り換わってもよい。
また、前記弁体摺動孔を有するハウジングは、さらに前記弁体摺動孔に連通するオイル通過孔を有し、前記弁体はオイル通路を有し、前記オイル通路は前記弁体の位置に応じて前記オイル通過孔に連通可能であってもよい。
また、前記ハウジングのオイル通過孔又は前記弁体のオイル通路の一部に絞り部を有してもよい。
また、前記絞り部が、前記オイル通過孔の前記弁体摺動孔側の開口部に配置されてもよい。
また、前記弁体のオイル通路は、前記弁体に形成された孔又は前記弁体の外周面に形成された溝であってもよい。
また、前記オイルポンプが電動ポンプであってもよい。
以上説明したように本発明によれば、電子制御を要しない機械式の構成により、オイル流通路内に混入したエアを確実に排出することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る油圧回路を示す回路図である。 エア排出装置の構成の一例を示す断面図である。 オイル流通路内の圧力に応じたエア排出装置の動作を示す断面図である。 エア排出装置の変形例を示す断面図である。 弁体の変形例を示す斜視図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
1.油圧回路の構成例
図1は、本実施形態にかかるエア排出装置50を備えた油圧回路の一例として、自動変速機の油圧回路10を示している。
この油圧回路10は、一例として、車両の停車時にエンジンEを自動停止するアイドルストップ制御を実行可能な車両に備えられた自動変速機のクラッチ操作を行うためのものである。
油圧回路10は、車両のエンジンEの駆動力によって駆動する第1のオイルポンプ22と、電動モータMの駆動力によって駆動する第2のオイルポンプ26とを備えている。第1のオイルポンプ22は、エンジンEの運転中に駆動され、オイルタンク11内のオイルを、第1のオイル流通路14を介して、自動変速機のクラッチ操作を制御するコントロールバルブ42に供給する。
また、第2のオイルポンプ26は、アイドルストップ制御によるエンジンEの停止中においてもコントロールバルブ42へのオイルの供給を継続するために電動モータMの駆動力によって駆動される。この第2のオイルポンプ26は、オイルタンク11内のオイルを、第2のオイル流通路18a,18bを介してコントロールバルブ42に供給する。第2のオイルポンプ26の容量は、第1のオイルポンプ22の容量よりも小さいものとなっている。
第2のオイルポンプ26の吐出側には、リリーフ弁30が接続されている。リリーフ弁30は、第2のオイルポンプ26の吐出側の圧力が所定値以上の場合に、リターン通路34を介して、第2のオイル流通路18b内のオイルの一部を第2のオイルポンプ26の上流側に戻すために設けられている。第2のオイルポンプ26の上流側に戻すオイルは、オイルタンク11に戻すようにしてもよい。
リリーフ弁30の接続位置よりもコントロールバルブ42側に位置する第2のオイル流通路18bには、コントロールバルブ42側から第2のオイルポンプ26側へのオイルの流通を防ぐための逆止弁38が設けられている。したがって、第2のオイルポンプ26の吐出側の圧力が、逆止弁38よりも下流側のコントロールバルブ42側の圧力と逆止弁38のバネの付勢力との総和を上回らない限り、第2のオイル流通路18a,18bを介して、コントロールバルブ42にオイルは供給されない。
また、第2のオイルポンプ26とリリーフ弁30との間に位置する第2のオイル流通路18bには、エア排出装置50が接続されている。エア排出装置50は、第2のオイルポンプ26の駆動時において、オイルに混入しているエアを速やかに排出するために設けられている。
2.エア排出装置
図2は、本実施形態にかかるエア排出装置50の断面図を示している。
エア排出装置50は、弁体摺動孔51aを有するハウジング51を備えている。弁体摺動孔51aは、ハウジング51の両端側に開口し、軸方向の位置によって直径が異なる段付きの軸方向孔として形成されている。大径に形成された弁体摺動孔51aの一方側(図2の右側)の端部にはプラグ82が装着され、液密にシールされている。
弁体摺動孔51aには弁体70が軸方向移動可能に保持されている。弁体70は、軸方向に連続する大径部70aと小径部70bとからなり、軸方向の一方側(図2の右側)に小径部70bが、軸方向の他方側(図2の左側)に大径部70aが配置されている。大径部70aにはオイル通路72が形成されている。オイル通路72は、軸方向に延在する軸方向オイル通過孔74と、当該軸方向オイル通過孔74と弁体70の外周部とを連通する径方向オイル通過孔76とからなる。
弁体摺動孔51a内には、弁体70を軸方向の他方側(図2の左側)に付勢する付勢部としてのコイルばね80が備えられている。コイルばね80は、両端を、プラグ82及び弁体70の段部によって支持され、弁体70を軸方向の他方側(図2の左側)に付勢している。付勢される弁体70は、弁体70に対してコイルばね80の付勢力のみが負荷されている状態では、弁体摺動孔51aの内周面に設けられた弁体係止部54に係止され、最大移動範囲が既定されている。すなわち、弁体70に対してコイルばね80の付勢力のみが負荷されている状態では、図2に示す位置に弁体70が保持される。
本明細書においては、弁体70が弁体係止部54に係止される位置を「初期位置」と定義し、コイルばね80が圧縮され、弁体70がプラグ82に当接している位置を「終端位置」と定義し、その間の位置を「中間位置」と定義している。
ハウジング51は、弁体摺動孔51aに連通するオイル通過孔62を有する。オイル通過孔62は、ドレン等のオイル流通路外部46に通じている。オイル通過孔62の、弁体摺動孔51a側の開口部63には絞り部66が形成されている。弁体摺動孔51aに臨む絞り部66は、弁体70が初期位置及び終端位置に位置する状態では、弁体70の径方向オイル通過孔76とは対向しない。一方、弁体70が中間位置に位置する状態で、絞り部66は、弁体70の径方向オイル通過孔76に対向可能となっている。
本実施形態のエア排出装置50では、オイル通過孔62における、弁体摺動孔51aに臨む開口部63に絞り部66を設けているために、弁体摺動孔51aに臨む開口部63が比較的小径となる。したがって、弁体70のオイル通路72とハウジング51のオイル通過孔62との連通及び遮断が切り換えられる弁体70の移動量を小さくすることができる。その結果、エア排出装置50をより小型に設計することができる。
また、オイル通過孔62は、弁体摺動孔51aと弁体70とプラグ82とによって規定されたばね室52に対して、連通孔86を介して連通している。したがって、弁体70がプラグ82側に移動する際に、ばね室52内にオイルが滞留している場合であっても、当該オイルが速やかにオイル通過孔62側に導出される。そのため、弁体70の移動を阻害することがない。
このように構成された本実施形態にかかるエア排出装置50は、弁体摺動孔51aの両端部のうちの、プラグ82が装着された端部とは反対側の端部58において、油圧回路10の第2のオイル流通路18bに接続される。したがって、弁体摺動孔51aには第2のオイル流通路18bの吐出側の圧力が供給され、当該圧力が弁体70に作用する。供給される圧力は、弁体70に作用するコイルばね80の付勢方向とは反対方向に弁体70を押す力となる。したがって、弁体70は、第2のオイル流通路18b内の圧力と、コイルばね80の付勢力とがバランスする位置に位置することとなる。
すなわち、弁体70の位置は、第2のオイル流通路18b内の圧力と付勢部としてのコイルばね80とのバランスによって決定される。かかる弁体70の位置により、第2のオイル流通路18bとオイル流通路外部46との連通又は遮断が切り換えられる。
例えば、第2のオイルポンプ26が停止している状態においては、弁体70を押圧する第2のオイル流通路18b内の圧力は小さい。そのため、図3(a)に示すように、弁体70は初期位置に位置する。このとき、弁体70のオイル通路72とハウジング51のオイル通過孔62とは遮断された状態となっている。したがって、アイドルストップ制御によらずにエンジンEが停止している状態、すなわち、第2のオイルポンプ26が停止している状態において、エア排出装置50を介したオイルの漏れが生じにくくなっている。
また、第2のオイルポンプ26の駆動が開始され、第2のオイル流通路18b内の圧力が上昇し始めると、コイルばね80の付勢力に抗して弁体70が移動し始める。このとき、第2のオイル流通路18b内にエアが混入していると、エアの収縮によって圧力が上昇しづらいため、図3(b)に示すように、弁体70は中間位置に位置する。このとき、弁体70のオイル通路72とハウジング51のオイル通過孔62とは連通状態となっている。したがって、エア、あるいは、エアが混入したオイルは、第2のオイル流通路18bからオイル流通路外部46へと排出される。
さらに、第2のオイル流通路18b内のエアが排出されて、第2のオイル流通路18b内の圧力がさらに上昇すると、図3(c)に示すように、弁体70は終端位置まで移動する。本実施形態のエア排出装置50では、ハウジング51のオイル通過孔62に絞り部66が設けられている。この絞り部66は、エアを容易に通過させる一方、オイルが通過する際には抵抗を与える機能を有し、エアの排出後において、第2のオイル流通路18b内の圧力を上昇しやすくしている。したがって、エアが抜けた後は、第2のオイル流通路18b内の圧力が保持されやすくなっており、弁体70は上昇した圧力を受けて速やかに移動する。
このとき、弁体70のオイル通路72とハウジング51のオイル通過孔62とは再び遮断された状態となる。したがって、以降の第2のオイルポンプ26が駆動されている間は、第2のオイル流通路18b内の圧力を保持することが可能となる。本実施形態においては、アイドルストップ制御によってエンジンEが停止している間、第2のオイルポンプ26を駆動して、速やかにコントロールバルブ42に圧力を供給することができる。また、第2のオイル流通路18b内に混入していたエアがオイル流通路外部46に排出されるため、逆止弁38が開弁するまでの間、リリーフ弁30及びリターン通路34を介してオイルが循環するとしても、第2のオイルポンプ26から発生する異音を低減することができる。
以上説明したように本実施形態によれば、エア排出装置50が、弁体摺動孔51a内に軸方向移動可能に保持され、第2のオイル流通路18b内の圧力により軸方向の一方側に押圧される弁体70と、弁体70を軸方向の他方側に付勢するコイルばね80とを備えて構成される。かかる弁体70は、第2のオイル流通路18b内の圧力に応じて、初期位置から、中間位置、終端位置へと移動させられる。
第2のオイルポンプ26の停止時においては、コイルばね80の付勢力が第2のオイル流通路18b内の圧力を勝り、弁体70は初期位置に位置する。このとき、第2のオイル流通路18bとオイル流通路外部46とが遮断状態となる。したがって、オイルの漏れを低減することができる。
一方、第2のオイルポンプ26の駆動時に、第2のオイル流通路18b内にエアが混入しており、圧力が上昇しづらい間は、第2のオイル流通路18b内の圧力とコイルばね80の付勢力とがつり合う中間位置に弁体70が位置する。このとき、第2のオイル流通路18bとオイル流通路外部46とが連通状態となる。したがって、エア、あるいは、エアを含むオイルをオイル流通路外部46に排出することができる。
さらに、第2のオイルポンプ26の駆動後、第2のオイル流通路18b内からエアが抜き出され、圧力が上昇した後は、第2のオイル流通路18b内の圧力がコイルばね80の付勢力に勝り、弁体70が終端位置に位置する。このとき、第2のオイル流通路18bとオイル流通路外部46とが再び遮断状態となる。したがって、圧力を保持することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、オイル通過孔62における、弁体摺動孔51aに臨む開口部63に絞り部66が設けられているが、絞り部66は第2のオイル流通路18bとオイル流通路外部46との間に形成される通路の一部であれば、いずれの位置に設けられてもよい。例えば、図4(a)に示すように、弁体70の軸方向オイル通過孔74に絞り部66を設けてもよく、図4(b)に示すように、弁体70の径方向オイル通過孔76の直径を小さくするなどして絞り部66を設けてもよい。さらには、図4(c)に示すように、ハウジング51のオイル通過孔62の途中に絞り部66を設けてもよい。
また、上記実施形態では、軸方向オイル通過孔74及び周方向オイル通過孔76からなるオイル通路72を有する弁体70が用いられているが、図5に示すように、軸方向オイル通過溝174及び周方向オイル通過溝176からなるオイル通路172を有する弁体170であっても、上記実施形態と同様の効果を奏するエア排出装置を得ることができる。
また、上記実施形態では、弁体70を付勢する付勢部としてコイルばね80を備えているが、かかる付勢部に限定されるものではなく、板バネや弾性ゴム等の種々の付勢部を採用することができる。
また、上記実施形態では、比較的容量が小さい第2のオイルポンプ26の吐出側にエア排出装置50を接続しているが、比較的容量が大きいオイルポンプの吐出側にエア排出装置を接続するようにしてもよい。いずれにしても、本実施形態のエア排出装置50が接続されていれば、オイル流通路内に混入したエアが速やかに排出され、圧力を速やかに上昇させることができる。ただし、オイルポンプの容量が大きい場合には、昇圧能力が高く、エアを十分に圧縮して速やかにオイルを圧送することができる。したがって、比較的容量が小さいオイルポンプの吐出側のオイル流通路に本実施形態のエア排出装置を接続すれば、エア排出装置による効果をより得やすいといえる。
また、上記実施形態では、油圧回路として、自動変速機のクラッチ操作を行うための油圧回路にエア排出装置を適用した例を示したが、油圧回路はかかる油圧回路に限定されるものではなく、オイルポンプを備えた種々の油圧回路であってもよい。
10 油圧回路
11 オイルタンク
14 第1のオイル流通路
18a,18b 第2のオイル流通路
22 第1のオイルポンプ
26 第2のオイルポンプ
50 エア排出装置
51 ハウジング
51a 弁体摺動孔
62 オイル通過孔
66 絞り部
70,170 弁体
72,172 オイル通路
74,174 軸方向オイル通過孔
76,176 径方向オイル通過孔
80 コイルばね

Claims (8)

  1. オイル流通路に設けられ、前記オイル流通路内に混入したエアをオイル流通路外部に排出するためのエア排出装置であって、
    弁体摺動孔内に軸方向移動可能に保持され、前記オイル流通路内の圧力により前記軸方向の一方側に押圧される弁体と、
    前記弁体を前記軸方向の他方側に付勢する付勢部と、を備え、
    前記弁体が前記オイル流通路内の圧力に応じて前記弁体摺動孔を移動して前記オイル流通路と前記オイル流通路外部とを連通又は遮断することを特徴とするエア排出装置。
  2. 前記オイル通路に設けられたオイルポンプの停止状態で、前記付勢部によって前記弁体が初期位置に保持され、前記オイル通路と前記オイル通路外部とが遮断状態となることを特徴とする請求項1に記載のエア排出装置。
  3. 前記オイル通路内の圧力の上昇に伴って前記弁体が前記一方側に移動するにしたがい、前記オイル通路と前記オイル通路外部とが、遮断状態、連通状態、遮断状態、と順次切り換わることを特徴とする請求項1又は2に記載のエア排出装置。
  4. 前記弁体摺動孔を有するハウジングは、さらに前記弁体摺動孔に連通するオイル通過孔を有し、
    前記弁体はオイル通路を有し、
    前記オイル通路は前記弁体の位置に応じて前記オイル通過孔に連通可能であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のエア排出装置。
  5. 前記ハウジングのオイル通過孔又は前記弁体のオイル通路の一部に絞り部を有することを特徴とする請求項4に記載のエア排出装置。
  6. 前記絞り部が、前記オイル通過孔の前記弁体摺動孔側の開口部に配置されることを特徴とする請求項5に記載のエア排出装置。
  7. 前記弁体のオイル通路は、前記弁体に形成された孔又は前記弁体の外周面に形成された溝であることを特徴とする請求項4〜6のいずれか一項に記載のエア排出装置。
  8. 前記オイルポンプが電動ポンプであることを特徴とする請求項2〜7のいずれかに記載のエア排出装置。
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