JP2015098383A - 作業車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業装置による作業実施時に発生する油圧機器の脈動が運転室へ伝わるのを防止しつつ、作業車両の輸送時に発生する低周波振動により油圧機器に繋がる油圧配管に与えられるダメージを低減し、且つ、作業車両の重量の大幅な増大及び燃費の大幅な悪化を防止する。
【解決手段】作業車両は、上部旋回体4を備え、上部旋回体4は、旋回フレーム5と、上下方向に移動可能となるように旋回フレーム5上に設けられ、油圧モータ36a,38aと油圧ホース30を介して接続された油圧バルブ20と、油圧バルブ20を旋回フレーム5の上面に接触させた状態で旋回フレーム5に対する油圧バルブ20の相対変位を規制する第1状態と旋回フレーム5に対する油圧バルブ20の相対変位を許容する状態で油圧バルブ20を旋回フレーム5から上方へ離間した離間位置に保持する第2状態とに切り換わる保持機構24とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、各種作業を行う作業車両に関するものである。
従来、油圧により駆動されて作業を実施する作業装置を備えた移動式クレーン等の作業車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような作業車両には、作業装置の油圧アクチュエータに作動油を給排するための油圧システムが設けられている。例えば、移動式クレーンでは、ブームやジブを起伏させるための起伏ウインチの油圧モータ及び吊荷の昇降のための巻上ウインチの油圧モータに作動油を供給するための油圧ポンプ、及び、その油圧ポンプと油圧モータとの間の作動油の流通経路に設けられた油圧バルブ等の油圧機器を備えた油圧システムが設けられている。
移動式クレーンは、下部走行体と、その下部走行体上に旋回可能となるように搭載された上部旋回体とを備えており、上部旋回体のメインフレームであるアッパーフレームの左右の側部には側部支持体が取り付けられている。例えば、右側の側部支持体は、アッパーフレームの右側端部に取り付けられた右サイドデッキと、その右サイドデッキの前端部に取り付けられたキャブデッキとを有しており、右サイドデッキ上には、油圧バルブ等の油圧機器が設置され、キャブデッキ上には、運転室が設置されている。起伏ウインチ及び巻上ウインチは、アッパーフレーム上に搭載され、それらのウインチの油圧モータと油圧ポンプは、油圧配管を介して接続されている。油圧バルブ等の油圧機器は、油圧モータと油圧ポンプとの間の油圧配管に設けられている。
特開2000−289990号公報
上記作業車両では、作業装置による作業実施時には、油圧ポンプから油圧配管を通じて油圧モータへ作動油が供給されるが、その際、油圧ポンプ及び油圧モータから油圧機器に脈動が伝えられ、油圧機器が脈動する。この油圧機器の脈動は、側部支持体(サイドデッキ及びキャブデッキ)を通じて運転室に伝達され、運転室内でのオペレータによる作業車両の操作環境が悪化する。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、作業装置による作業実施時に発生する油圧機器の脈動が運転室へ伝わるのを抑制することである。
上記目的を達成するために、例えば、側部支持体の剛性を高めて油圧機器が脈動しても側部支持体は振動しないようにすることにより運転室への脈動の伝達を防止するといった対策や、油圧機器を防振マウントを介して側部支持体上に設置することにより油圧機器の脈動を防振マウントで吸収して運転室への脈動の伝達を防止するといった対策を採ることが考えられる。
しかし、側部支持体が油圧機器の脈動によって振動しない程度まで側部支持体の剛性を高めようとすると、極めて高い剛性を側部支持体に持たせる必要があり、その場合には、側部支持体の重量の大幅な増大を招き、作業車両の重量が大幅に増大する。また、作業車両の重量が大幅に増大した場合には、作業車両の燃費が大幅に悪化する。
一方、油圧機器を防振マウントを介して側部支持体上に設置した場合には、運転室への脈動の伝達は抑制できるものの、特に作業車両の輸送時にトレーラ等の輸送車両の揺れや輸送車両への作業車両の積み込み時に発生する揺れ等によって旋回フレームに低周波数で振幅の大きい振動(以下、低周波振動という)が発生する場合があり、一般的な防振マウントではそのような低周波振動の油圧機器への伝達を阻止することは困難である。その結果、油圧機器が大きく変位し、油圧機器に繋がる油圧配管にダメージが与えられる虞がある。
そこで、本願発明者は、これらの問題点を解決するために以下のような構成の作業車両を発明した。
本発明による作業車両は、所定の作業を実施する作業車両であって、下部走行体と、前記下部走行体上に旋回可能となるように搭載された上部旋回体とを備え、前記上部旋回体は、油圧アクチュエータを有していてその油圧アクチュエータが作動することにより前記所定の作業のための動作を行う作業装置と、前記下部走行体上に旋回可能となるように設けられた旋回フレームと、前記旋回フレーム上に設けられた運転室と、上下方向に移動可能となるように前記旋回フレーム上に設けられ、前記油圧アクチュエータを駆動するための作動油を流す配管を介して前記油圧アクチュエータと接続された油圧機器と、前記旋回フレームに対する前記油圧機器の相対変位を規制する状態で当該油圧機器を前記旋回フレームの上面に接触する接触位置に保持する第1状態と前記旋回フレームに対する前記油圧機器の相対変位を許容する状態で前記油圧機器を前記旋回フレームから上方へ離間した離間位置に保持する第2状態とに切り換わる保持機構とを有する。
この作業車両では、所定の作業を実施する作業車両であって、下部走行体と、前記下部走行体上に旋回可能となるように搭載された上部旋回体とを備え、前記上部旋回体は、油圧アクチュエータを有していてその油圧アクチュエータが作動することにより前記所定の作業のための動作を行う作業装置と、前記下部走行体上に旋回可能となるように設けられた旋回フレームと、前記旋回フレーム上に設けられた運転室と、上下方向に移動可能となるように前記旋回フレーム上に設けられ、前記油圧アクチュエータを駆動するための作動油を流す配管を介して前記油圧アクチュエータと接続された油圧機器と、前記油圧機器を前記旋回フレームの上面に接触させた状態で前記旋回フレームに対する当該油圧機器の相対変位を規制する第1状態と前記旋回フレームに対する前記油圧機器の相対変位を許容する状態で前記油圧機器を前記旋回フレームから上方へ離間した離間位置に保持する第2状態とに切り換わる保持機構とを有する。
この作業車両では、作業装置による作業実施時には、保持機構を第2状態にすることにより、油圧機器を旋回フレームから上方へ離間した離間位置で旋回フレームに対して相対変位可能な状態で保持できるため、油圧機器の脈動を保持機構によって吸収してその油圧機器の脈動が旋回フレームに伝わるのを阻止できる。その結果、旋回フレーム上に設けられた運転室へ油圧機器の脈動が伝わるのを防止できる。また、この作業車両では、作業車両の輸送時には、保持機構を第1状態にすることにより、油圧機器を旋回フレームの上面に接触させた状態で旋回フレームに対する相対変位を規制できるため、旋回フレームに低周波振動が発生したとしても、その低周波振動により油圧機器が旋回フレームに対して上下に大きく相対変位するのを防ぐことができる。その結果、油圧機器に繋がる配管にダメージが与えられるのを防止できる。また、この作業車両では、上記のように油圧機器の脈動が運転室へ伝わるのを保持機構によって阻止できるため、側部支持体の剛性を高めることで油圧機器の脈動の伝達を阻止しようとする場合と異なり、旋回フレームの重量の大幅な増大を防止でき、その結果、作業車両の重量の大幅な増大を防止できる。また、作業車両の重量の大幅な増大に起因する作業車両の燃費の大幅な悪化も防止できる。
上記作業車両において、前記保持機構は、上下方向に伸縮可能となるように前記旋回フレームに設けられるとともに前記油圧機器を支持する油圧シリンダと、前記油圧シリンダへの作動油の導入及び前記油圧シリンダからの作動油の排出を制御することにより前記油圧シリンダの伸縮を制御する油圧回路とを備え、前記油圧回路は、前記第1状態では、前記油圧シリンダを収縮させることにより前記油圧機器を前記旋回フレームの上面に接触する接触位置に移動させ、且つ、当該油圧シリンダの伸長を規制することにより前記油圧機器を前記接触位置に固定する一方、前記第2状態では、前記油圧シリンダを伸長させた状態で前記油圧シリンダへの作動油の導入及び前記油圧シリンダからの作動油の排出を停止させ、当該油圧シリンダの内部の作動油の圧縮性による伸縮の範囲で前記旋回フレームに対する前記油圧機器の相対変位を許容してもよい。
この構成によれば、作業車両において作業装置の駆動等に用いられる作動油の油圧を利用した保持機構を構成することができるため、例えば作動油の油圧とは異なる動力を用いた保持機構を設ける場合に比べて、作業車両の構成を簡素化することができる。
この場合において、前記保持機構は、前記油圧機器に供給される作動油の油圧を検知する圧力検知部を備え、前記油圧回路は、前記圧力検知部が検知した圧力が規定値を超えたことに応じて前記油圧機器が前記離間位置に配置されるように前記油圧シリンダを伸長させる一方、前記圧力検知部が検知した圧力が前記規定値以下に低下したことに応じて前記油圧機器が前記接触位置に配置されるように前記油圧シリンダを収縮させることが好ましい。
この構成では、作業装置による作業の開始時には、自動的に油圧機器を離間位置に配置できるとともに、作業装置による作業の停止時、例えば作業車両の輸送時には、自動的に油圧機器を接触位置に配置できる。具体的には、作業装置による作業の開始時には、配管を通じて油圧アクチュエータへ作動油が供給されるため、その配管に接続された油圧機器に供給される作動油の油圧が上昇する。その結果、圧力検知部によって検知される圧力が規定値を超え、それに応じて油圧回路が自動的に油圧シリンダを伸長させて油圧機器を離間位置へ配置する。一方、作業車両の輸送時等の作業停止時には、配管を通じた油圧アクチュエータへの作動油の供給が停止し、油圧機器に供給される作動油の油圧が低下する。その結果、圧力検知部によって検知される圧力が規定値以下に低下し、それに応じて油圧回路が自動的に油圧シリンダを収縮させて油圧機器を接触位置へ配置する。以上のように、この構成では、油圧機器を離間位置と接触位置とに自動的に配置できるので、油圧機器の離間位置と接触位置への配置を手動操作で行う場合に比べて作業負担を軽減できる。
上記作業車両において、前記保持機構は、上下方向において弾性変形可能な状態で前記旋回フレームに設けられるとともに前記油圧機器を支持するバネ部材と、前記油圧機器を前記接触位置に拘束するロック状態と前記油圧機器の前記接触位置への拘束を解除するロック解除状態とに切り換わるように構成されたロック装置とを備え、前記ロック装置は、前記第1状態では、前記ロック状態にされて前記バネ部材の弾発力に抗しながら前記油圧機器を前記接触位置に拘束する一方、前記第2状態では、前記ロック解除状態にされて前記油圧機器が前記バネ部材により前記旋回フレームに対して上下に弾性的に相対変位可能な状態で前記離間位置に保持されることを許容してもよい。
この構成によれば、油圧シリンダで油圧機器を離間位置へ上昇させる構成に比べて、保持機構の構成を簡略化できるとともに部材コストを削減できる。
上記作業車両において、前記油圧機器には、上下方向に貫通する複数のガイド穴が設けられ、前記保持機構は、前記旋回フレームから上方へ延び、前記油圧機器の上下方向への移動を許容する状態で前記複数のガイド穴に挿通された複数のガイド棒を有することが好ましい。
この構成によれば、複数のガイド棒により、油圧機器の接触位置と離間位置との間での移動を案内できる。また、複数のガイド棒により、油圧機器の水平方向への大きな変位や縦軸回りの大きな回動を阻止でき、配管にダメージが与えられるのを阻止できる。
この場合において、前記各ガイド棒の少なくとも外周部は、弾性材料によって形成されていることが好ましい。
この構成によれば、油圧機器に水平方向への振動が発生してガイド穴の内面がガイド棒の外周部に繰り返し衝突した場合であっても、弾性材料からなるガイド棒の外周部が衝撃を吸収し、ガイド穴の内面とガイド棒との衝突による騒音の発生を防止できる。
さらにこの場合において、前記各ガイド棒は、前記油圧機器が前記離間位置から前記接触位置へ降下するときに前記ガイド穴の内面により径方向内側へ押圧されて弾性変形して前記ガイド穴に内嵌する嵌合部と、前記嵌合部の上側に連続して設けられ、下方へ向うにつれて徐々に拡径して前記嵌合部と同径になるテーパー部とを有することが好ましい。
この構成によれば、油圧機器を接触位置に配置したときに油圧機器のガイド穴の内面とガイド棒の嵌合部の外周面とが密着した状態で嵌合部がガイド穴に内嵌するため、油圧機器の水平方向への振動を確実に防止できるとともに、圧縮された嵌合部の外周部の径方向外側への弾力により油圧機器を拘束して油圧機器が上向きに変位するのを阻止できる。このため、作業車両の輸送時に、油圧機器が低周波振動により水平方向及び上下方向の両方向において変位するのを確実に阻止できる。また、ガイド棒のテーパー部により、油圧機器が離間位置から接触位置へ降下するときに嵌合部をガイド穴内にスムーズに挿嵌できる。
上記作業車両において、前記旋回フレームは、下部走行体上に取り付けられたメインフレームと、前記メインフレームの左右両側の一方に取り付けられた側部支持体とを有し、前記運転室と前記油圧機器は、前記側部支持体上に設けられていてもよい。
この構成では、運転室と油圧機器が同じ側部支持体上に設けられているため、油圧機器の脈動が運転室へ伝達しやすいが、上記保持機構により旋回フレームへの油圧機器の脈動の伝達を阻止できるため、運転室への油圧機器の脈動の伝達を防止できる。
上記作業車両において、前記油圧機器は、前記配管を通じて前記油圧アクチュエータへ供給される作動油を制御する油圧バルブであってもよい。
以上説明したように、本発明によれば、作業装置による作業実施時に発生する油圧機器の脈動が運転室へ伝わるのを防止できるとともに、作業車両の輸送時に発生する低周波振動により油圧機器に繋がる油圧配管に与えられるダメージを低減でき、且つ、作業車両の重量の大幅な増大及び燃費の大幅な悪化を防止できる。
本発明の第1実施形態による作業車両の概略的な側面図である。 第1実施形態の作業車両の上部旋回体におけるエンジン、油圧ポンプ、油圧バルブ、油圧ウインチ及び運転室の配置を上から見た状態を示す図である。 第1実施形態における油圧バルブの保持機構の構成を示す模式図であって、その保持機構の第1状態を示す図である。 第1実施形態における保持機構の第2状態を示す図3相当図である。 油圧バルブの下面図である。 本発明の第2実施形態における保持機構の構成を示す模式図であって、その保持機構の第1状態を示す図である。 第2実施形態における保持機構の第2状態を示す図6相当図である。 本発明の第3実施形態における保持機構の構成を示す模式図であって、その保持機構の第1状態を示す図である。 第3実施形態における保持機構の第2状態を示す図8相当図である。 第3実施形態の一変形例による固定部材及び油圧バルブのフランジ部の構造を示す模式図である。 第3実施形態の別の変形例による固定部材及び油圧バルブのフランジ部の構造を示す模式図である。 本発明の変形例によるガイド棒の構成を示す模式図であって、油圧バルブが接触位置に配置された状態を示す図である。 図12に示した変形例において、油圧バルブが離間位置に配置された状態を示す図である。 図12及び図13に示した変形例におけるガイド棒の内部構造を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1〜図5を参照して、本発明の第1実施形態による作業車両の構成について説明する。
この第1実施形態による作業車両は、クレーン作業(吊作業)を実施する移動式クレーンの一種である、いわゆるクローラクレーンであり、図1に示すように、クローラ式の下部走行体2と、その下部走行体2上に旋回可能となるように搭載された上部旋回体4とを備える。
上部旋回体4は、図2に示すように、旋回フレーム5と、運転室14と、エンジン16と、油圧ポンプ18と、複数の油圧バルブ20と、作業装置22(図1参照)と、保持機構24(図3参照)とを備える。
旋回フレーム5(図2参照)は、下部走行体2上に旋回可能となるように設けられており、上部旋回体4のベースとなるものである。旋回フレーム5は、メインフレーム6と、左サイドデッキ8と、右サイドデッキ10及びキャブデッキ12からなる側部支持体13とを有する。
メインフレーム6は、旋回フレーム5の左右方向の中央に配置されて縦軸回りに旋回可能となるように下部走行体2上に取り付けられている。左サイドデッキ8は、メインフレーム6の左側に配置され、メインフレーム6の左側端部に連結されてメインフレーム6に支持されている。側部支持体13は、メインフレーム6の右側に取り付けられている。具体的には、側部支持体13を構成する右サイドデッキ10が、メインフレーム6の右側に配置され、メインフレーム6の右側端部に連結されてメインフレーム6に支持されている。また、側部支持体13を構成するキャブデッキ12は、右サイドデッキ10の前方に配置され、右サイドデッキ10の前端部に連結されて右サイドデッキ10に支持されている。
運転室14は、その内部でオペレータが作業車両の運転や作業装置22の操作を行うものである。運転室14は、旋回フレーム5上、具体的には側部支持体13のキャブデッキ12上に設置されている。
エンジン16及び油圧ポンプ18は、防振マウント26を介して左サイドデッキ8上に設置されている。エンジン16の出力軸16aは、油圧ポンプ18の駆動軸18aに結合されており、エンジン16が発する動力が出力軸16aから駆動軸18aを介して油圧ポンプ18に入力され、それによって油圧ポンプ18が作動するようになっている。防振マウント26は、エンジン16及び油圧ポンプ18の作動時にそれらから生じる振動を吸収してその振動が左サイドデッキ8へ伝達されるのを抑制し、結果的に、振動が左サイドデッキ8、メインフレーム6、右サイドデッキ10及びキャブデッキ12を通じて運転室14へ伝達されるのを抑制している。油圧ポンプ18は、作業装置22の後述するウインチ36,38を駆動するための作動油を供給するものである。
油圧バルブ20は、本発明の油圧機器の一例であり、油圧ポンプ18から吐出されて作業装置22の後述するウインチ36,38の油圧モータ36a,38aへ供給される作動油を制御するものである。油圧バルブ20は、各ウインチ36,38毎に対応するように設けられている。各油圧バルブ20は、上下方向に移動可能な状態で側部支持体13の右サイドデッキ10上に設けられ、対応する上流側油圧ホース28を介して油圧ポンプ18に接続されているとともに、対応する下流側油圧ホース30を介して対応するウインチ36,38の油圧モータ36a,38aに接続されている。なお、上流側油圧ホース28及び下流側油圧ホース30は、本発明における配管の一例であり、油圧モータ36a,38aを駆動するための作動油を流すものである。
また、油圧バルブ20は、図3に示すように、当該油圧バルブ20の下部に設けられたフランジ20aを有する。フランジ20aは、図5に示すように下方から見て矩形状になっており、油圧バルブ20のうち当該フランジ20aよりも上側の部分に対して外側に拡大されている。フランジ20aには、4つのガイド穴21が設けられている。各ガイド穴21は、フランジ20aの四隅に配設されており、フランジ20aを上下方向に貫通する丸穴となっている。
作業装置22(図1参照)は、クレーン作業、すなわち吊荷の吊り作業を行う装置であり、旋回フレーム5上に設けられている。作業装置22は、ブーム32と、フック装置34と、巻上ウインチ36と、起伏ウインチ38と、ガントリ40と、下部スプレッダ42と、上部スプレッダ44とを備える。
ブーム32は、起伏自在となるように旋回フレーム5のメインフレーム6にその基端部が取り付けられている。フック装置34は、吊荷を吊るためのものであり、ブーム32の先端から吊りロープ46を介して吊り下げられている。巻上ウインチ36は、メインフレーム6上に設置されており、吊りロープ46の巻き取り/繰り出しを行うことによりフック装置34及びそのフック装置34に吊られた吊荷の巻き上げ/巻き下げを行う。
起伏ウインチ38は、メインフレーム6上に設置されている。ガントリ40は、メインフレーム6の後部上に立設されており、そのガントリ40の上端部に下部スプレッダ42が設けられている。下部スプレッダ42から前方へ離間して上部スプレッダ44が配置されている。上部スプレッダ44のシーブと下部スプレッダ42のシーブには、起伏ウインチ38から引き出された起伏ロープ48が巻き掛けられ、上部スプレッダ44は、ガイロープ50を介してブーム32の先端部と接続されている。起伏ウインチ38は、起伏ロープ48の巻き取り/繰り出しを行うことにより、下部スプレッダ42と上部スプレッダ44との間の間隔を変化させ、それによってブーム32を起伏させるようになっている。
巻上ウインチ36は、油圧モータ36a(図2参照)を有し、起伏ウインチ38は、油圧モータ38a(図2参照)を有する。油圧モータ36a,38aは、本発明のおける油圧アクチュエータの一例である。巻上ウインチ36の油圧モータ36aと起伏ウインチ38の油圧モータ38aは、それぞれ、対応する下流側油圧ホース30を介して対応する油圧バルブ20と接続されている。巻上ウインチ36は、油圧ポンプ18から吐出される作動油が対応する油圧バルブ20及び対応する下流側油圧ホース30を通じて油圧モータ36aに供給され、それによって油圧モータ36aが作動することにより、吊りロープ46の巻き取り/繰り出しの動作を行う。起伏ウインチ38は、油圧ポンプ18から吐出される作動油が対応する油圧バルブ20及び対応する下流側油圧ホース30を通じて油圧モータ38aに供給され、それによって油圧モータ38aが作動することにより、起伏ロープ48の巻き取り/繰り出しの動作を行う。すなわち、巻上ウインチ36及び起伏ウインチ38の油圧モータ36a,38aに作動油が供給されて、それらの油圧モータ36a,38aが作動することにより、作業装置22がクレーン作業のための動作を行うようになっている。
保持機構24(図3参照)は、各油圧バルブ20毎に設けられている。各保持機構24は、対応する油圧バルブ20を支持し、その油圧バルブ20を右サイドデッキ10の上面に接触させた状態、すなわち接触位置P1に配置した状態で右サイドデッキ10(旋回フレーム5)に対する油圧バルブ20の相対変位を規制する第1状態(図3参照)と、右サイドデッキ10(旋回フレーム5)に対する油圧バルブ20の上下方向への相対変位を許容する状態で油圧バルブ20を右サイドデッキ10から上方へ離間した離間位置P2に保持する第2状態(図4参照)とに切り換わるように構成されている。
各保持機構24は、4つのガイド棒52と、油圧シリンダ54と、圧力検知部56と、油圧回路58とを備える。なお、図3及び図4では、4つのガイド棒52のうち2つのみが表されている。
4つのガイド棒52は、右サイドデッキ10のうち油圧バルブ20が設置される箇所に設けられている。各ガイド棒52は、丸棒状の部材であり、右サイドデッキ10から上方へ延びるようにその右サイドデッキ10に立設されている。4つのガイド棒52は、互いに平行に延びるとともに油圧バルブ20の4つのガイド穴21と対応する位置に配置されている。4つのガイド棒52は、油圧バルブ20の上下方向への移動を許容する状態で対応するガイド穴21に挿通されている。すなわち、各ガイド棒52は、微小な遊びを持った状態で対応するガイド穴21に挿通されている。4つのガイド棒52は、油圧バルブ20の上下方向への移動を案内する一方、水平方向及び縦軸回りの回転方向における油圧バルブ20の大きな位置ずれは阻止する。
油圧シリンダ54は、上下方向に伸縮可能となるように油圧バルブ20の直下の位置で右サイドデッキ10に設けられており、油圧バルブ20を下から支持している。油圧シリンダ54は、シリンダ部62と、ピストン部64と、ロッド部66とを有する。
右サイドデッキ10のうち油圧バルブ20の直下の中央の箇所には、右サイドデッキ10の上面から下方へ広がる空間が存在し、その空間内の所定の高さ位置に右サイドデッキ10の一部である支持部10aが設けられている。シリンダ部62は、油圧バルブ20の直下で右サイドデッキ10の上面から下方に広がる空間に配置されて、その軸方向が上下方向に一致するように支持部10a上に立設されている。支持部10aに対するシリンダ部62の取付構造としては、種々の構造を採用可能であるが、例えば図略のブラケットをシリンダ部62の下端に設けて、そのブラケットを介してシリンダ部62を支持部10aに固定してもよい。ピストン部64は、シリンダ部62内に上下方向(シリンダ部62の軸方向)に移動自在となるように設けられている。ロッド部66は、ピストン部64から上方へ延びてシリンダ部62の上端から上方へ突出し、その上端が油圧バルブ20の下面の中央位置に結合されている。
圧力検知部56は、油圧バルブ20に接続された上流側油圧ホース28に設けられており、その上流側油圧ホース28の内圧、すなわち、油圧バルブ20に供給される作動油の圧力を検知するものである。圧力検知部56は、検知した圧力のデータを油圧回路58の後述する制御部60へ出力するようになっている。
油圧回路58は、油圧シリンダ54のシリンダ部62への作動油の導入及びそのシリンダ部62からの作動油の排出を制御することにより油圧シリンダ54の伸縮を制御するものである。油圧回路58は、前記第1状態では、油圧シリンダ54を収縮させることにより油圧バルブ20を接触位置P1に移動させ、且つ、油圧シリンダ54の伸長を規制することにより油圧バルブ20を接触位置P1に固定する一方、前記第2状態では、油圧シリンダ54を伸長させた状態でシリンダ部62への作動油の導入及びシリンダ部62からの作動油の排出を停止させ、シリンダ部62内の作動油の圧縮性による伸縮の範囲で右サイドデッキ10に対する油圧バルブ20の相対変位を許容するようになっている。この油圧回路58は、レギュレータ59と、制御部60と、第1油圧配管67と、第2油圧配管68と、供給配管69と、戻り配管70とを有する。
第1油圧配管67は、シリンダ部62の上部に接続され、第2油圧配管68は、シリンダ部62の下部に接続されている。レギュレータ59は、第1油圧配管67及び第2油圧配管68に接続されている。また、レギュレータ59は、供給配管69を介して油圧ポンプ18の吐出口と接続されているとともに、戻り配管70を介してタンクTと接続されている。レギュレータ59は、油圧ポンプ18から供給配管69を通じて供給される作動油の油圧を調節するとともに、第1油圧配管67と第2油圧配管68を通じたシリンダ部62への作動油の給排を制御する。
また、油圧回路58は、圧力検知部56が検知した圧力が規定値を超えたことに応じて油圧バルブ20が離間位置P2に配置されるように油圧シリンダ54を伸長させる一方、圧力検知部56が検知した圧力が規定値以下に低下したことに応じて油圧バルブ20が接触位置P1に配置されるように油圧シリンダ54を収縮させる。
具体的には、制御部60が、圧力検知部56から入力されたデータに基づき、圧力検知部56が検知した圧力が規定値を超えたことに応じて、レギュレータ59に第2油圧配管68を通じてシリンダ部62内のピストン部64の下側の空間へ作動油を供給させるとともに、第1油圧配管67を通じてシリンダ部62内のピストン部64の上側の空間から作動油を排出させてその作動油を戻り配管70を通じてタンクTへ戻す。これにより、油圧シリンダ54が伸長して油圧バルブ20を離間位置P2に配置する。また、制御部60は、圧力検知部56から入力されたデータに基づき、圧力検知部56が検知した圧力が規定値以下に低下したことに応じて、レギュレータ59に第1油圧配管67を通じてシリンダ部62内のピストン部64の上側の空間へ作動油を供給させるとともに、第2油圧配管68を通じてシリンダ部62内のピストン部64の下側の空間から作動油を排出させてその作動油を戻り配管70を通じてタンクTへ戻す。これにより、油圧シリンダ54が収縮して油圧バルブ20を接触位置P1に配置する。
前記規定値は、作業車両の稼働停止時における上流側油圧ホース28内の油圧よりも高く且つ作業装置22による作業実施時に油圧ポンプ18から吐出される作動油の油圧よりも低い所定の圧力値に設定されている。このため、作業装置22による作業開始に伴って、圧力検知部56によって検知される圧力が前記規定値を超える一方、作業車両の稼働停止時、例えば作業車両の輸送時には、圧力検知部56によって検知される圧力が前記規定値以下に低下するようになっている。
また、制御部60は、油圧バルブ20が離間位置P2に達するまで油圧シリンダ54が伸長したとき及び油圧バルブが接触位置P1に達するまで油圧シリンダ54が収縮したときにはレギュレータ59に第1油圧配管67及び第2油圧配管68を通じてのシリンダ部62への作動油の導入及びシリンダ部62からの作動油の排出を停止させる。これにより、シリンダ部62内のピストン部64の上下の油圧が保持され、その油圧によってピストン部64の上下動に対抗する保持力がピストン部64に作用する。そのため、接触位置P1における油圧バルブ20の右サイドデッキ10に対する相対変位が規制されるとともに、油圧バルブ20が離間位置P2において保持される。ただし、シリンダ部62内のピストン部64の上下の空間にある作動油は圧縮性を有することから、その作動油の圧縮性の範囲内での油圧シリンダ54の伸縮は許容され、その伸縮の範囲内で油圧バルブ20が離間位置P2において右サイドデッキ10に対して上下に相対変位することが許容される。このため、離間位置P2において油圧バルブ20の上下方向への脈動が油圧シリンダ54によって吸収されるようになっている。
以上説明したように、この第1実施形態では、作業装置22による作業実施時には、圧力検知部56が検知する圧力が規定値を超え、それに応じて制御部60がレギュレータ56に油圧シリンダ54を伸長させて油圧バルブ20を離間位置P2へ上昇させ、その油圧バルブ20は、離間位置P2で側部支持体13(右サイドデッキ10)に対して上下に相対変位可能な状態で油圧シリンダ54によって保持される。このため、作業装置22による作業実施時に油圧バルブ20の脈動が側部支持体13に伝わるのを阻止でき、その結果、側部支持体13上に設けられている運転室14へ油圧バルブ20の脈動が伝わるのを防止できる。このため、運転室14内でのオペレータによる作業車両の操作環境が悪化するのを防ぐことができる。また、側部支持体13には、その周りを覆うようにガード部材が設けられることが一般的であるが、この第1実施形態の構成により、油圧バルブ20の脈動がそのガード部材に伝達されることも防止でき、ガード部材の振動による騒音の発生も防止できる。
また、この第1実施形態では、作業車両の輸送時には、圧力検知部56が検知する圧力が規定値以下に低下し、それに応じて制御部60がレギュレータ56に油圧シリンダ54を収縮させて油圧バルブ20を接触位置P1へ降下させ、その油圧バルブ20は、接触位置P1で側部支持体13(右サイドデッキ10)に対する相対変位が油圧シリンダ54によって規制される。このため、作業車両の輸送時、具体的には、作業車両をトレーラ等の輸送車両に積み込む際や作業車両を積載した輸送車両が段差を乗り越える際等に作業車両に上下方向への低周波振動が発生したとしても、その低周波振動により油圧バルブ20が側部支持体13に対して上下に大きく相対変位するのを防止できる。その結果、油圧バルブ20に繋がる油圧ホース28,30にダメージが与えられるのを防止できる。
また、この第1実施形態では、油圧バルブ20の脈動が運転室14へ伝わるのを保持機構24によって阻止できるため、側部支持体13の剛性を高めることで油圧バルブ20の脈動の伝達を阻止しようとする場合と異なり、側部支持体13の重量の大幅な増大を防止でき、その結果、作業車両の重量の大幅な増大を防止できる。また、作業車両の重量の大幅な増大に起因する作業車両の燃費の大幅な悪化も防止できる。
また、この第1実施形態では、油圧バルブ20へ供給される作動油の油圧の変化に応じて自動的に油圧シリンダ54を伸縮させて油圧バルブ20を自動的に離間位置P2と接触位置P1に配置できる。このため、油圧バルブ20の離間位置P2と接触位置P1への配置を手動操作で行う場合に比べて作業負担を軽減できる。
また、この第1実施形態では、油圧バルブ20の上下方向への移動を許容する状態でその油圧バルブ20の4つのガイド穴21に挿通された4つのガイド棒52を有するため、油圧バルブ20の接触位置P1と離間位置P2との間での移動をガイド棒52によって案内できる。また、4つのガイド棒52により、油圧バルブ20の水平方向への大きな変位や縦軸回りの大きな回動を阻止でき、油圧ホース28,30にダメージが与えられるのを阻止できる。
(第2実施形態)
次に、図6及び図7を参照して、本発明の第2実施形態による作業車両の構成について説明する。
この第2実施形態による作業車両では、エンジン始動用のスタートキーのオン/オフ操作に応じて保持機構24が第1状態(図6参照)と第2状態(図7参照)とに切り換わるように構成されている。
具体的に、作業車両では、エンジン始動装置72が運転室14(図1及び図2参照)内に設けられており、このエンジン始動装置72は、図略のスタートキーがオン位置へ操作されることに応じて図略のエンジン制御装置へスタートキーのオンを知らせる信号(以下、スタートキーオン信号)を送信する一方、図略のスタートキーがオフ位置へ操作されることに応じて図略のエンジン制御装置へスタートキーのオフを知らせる信号(以下、スタートキーオフ信号)を送信する。図略のエンジン制御装置は、スタートキーオン信号を受けてエンジン16を始動させる一方、スタートキーオフ信号を受けてエンジン16の作動を停止させるようになっている。
そして、この第2実施形態では、エンジン始動装置72は、図略のスタートキーがオン位置へ操作された場合にはそれに応じてエンジン制御装置に加えて保持機構24の制御部60にもスタートキーオン信号を送信し、図略のスタートキーがオフ位置へ操作された場合にはそれに応じてエンジン制御装置に加えて保持機構24の制御部60にもスタートキーオフ信号を送信するようになっている。
また、この第2実施形態では、保持機構24は、上記第1実施形態のレギュレータ59の代わりに切換弁73を有する。切換弁73は、電磁切換弁であり、第1油圧配管67、第2油圧配管68、供給配管69及び戻り配管70に接続されている。切換弁73は、制御部60からの制御信号に応じて、第1油圧配管67及び第2油圧配管68と供給配管69及び戻り配管70との間を遮断する中立位置Aと、第1油圧配管67と供給配管69とを連通させるとともに第2油圧配管68と戻り配管70とを連通させる第1位置Bと、第1油圧配管67と戻り配管70とを連通させるとともに第2油圧配管68と供給配管69とを連通させる第2位置Cとに切り換わるように構成されている。
制御部60は、スタートキーオン信号を受けると、それに応じて、第2位置Cへの切換を指示する制御信号を切換弁73へ送り、切換弁73は、その制御信号に応じて中立位置Aから第2位置Cに切り換わる。これにより、切換弁73は、油圧ポンプ18からの作動油を第2油圧配管68を通じてシリンダ部62内のピストン部64の下側の空間に供給するとともに、シリンダ部62内のピストン部64の上側の空間から第1油圧配管67へ作動油を排出させてその排出された作動油が戻り配管70を通じてタンクTへ戻るのを許容する。これにより、油圧シリンダ54が伸長して油圧バルブ20を接触位置P1(図6参照)から離間位置P2(図7参照)へ上昇させる。そして、制御部60は、油圧バルブ20が離間位置P2に達するまで油圧シリンダ54が伸長すると、中立位置Aへの切換を指示する制御信号を切換弁73へ送り、切換弁73は、その制御信号に応じて中立位置Aに切り換わる。これにより、シリンダ部62への作動油の出入が停止され、シリンダ部62内のピストン部64の上下の空間の油圧が保持される。その結果、油圧シリンダ54の伸縮が停止された状態で保持され、油圧バルブ20が離間位置P2で保持される。
また、制御部60は、スタートキーオフ信号を受けると、それに応じて、第1位置Bへの切換を指示する制御信号を切換弁73へ送り、切換弁73は、その制御信号に応じて第1位置Bへ切り換わる。これにより、切換弁73は、油圧ポンプ18からの作動油を第1油圧配管67を通じてシリンダ部62内のピストン部64の上側の空間に供給するとともに、シリンダ部62内のピストン部64の下側の空間から第2油圧配管68へ作動油が排出されてその排出された作動油が戻り配管70を通じてタンクTへ戻るのを許容する。これにより、油圧シリンダ54が収縮して油圧バルブ20を離間位置P2から接触位置P1へ下降させる。そして、制御部60は、油圧バルブ20が接触位置P1に達するまで油圧シリンダ54が収縮すると、中立位置Aへの切換を指示する制御信号を切換弁73へ送り、切換弁73は、その制御信号に応じて中立位置Aに切り換わる。これにより、シリンダ部62内への作動油の出入が停止され、シリンダ部62内のピストン部64の上下の空間の油圧が保持される。その結果、油圧シリンダ54の伸縮が停止された状態で保持され、油圧バルブ20が接触位置P1で保持される。
作業装置22(図1参照)による作業実施時は、作業車両が稼働している状態であるから、スタートキーはオン状態であり、作業車両の輸送時は、作業車両の稼働は停止している状態であるから、スタートキーはオフ状態である。従って、この第2実施形態でも、保持機構24により、作業装置22による作業実施時には、右サイドデッキ10に対する油圧バルブ20の相対変位を許容する状態で油圧バルブ20を離間位置P2に保持できるとともに、作業車両の輸送時には、油圧バルブ20を右サイドデッキ10に対する相対変位を規制した状態で接触位置P1に保持できる。このため、作業装置22による作業実施時に発生する油圧バルブ20の脈動が運転室4へ伝わるのを防止できるとともに、作業車両の輸送時に発生する低周波振動により油圧機器に繋がる油圧配管に与えられるダメージを低減できる。
第2実施形態による作業車両の上記以外の構成及び効果は、上記第1実施形態による作業車両と同様である。
(第3実施形態)
次に、図8及び図9を参照して、本発明の第3実施形態による作業車両の構成について説明する。
この第3実施形態では、保持機構24が、上記第1実施形態の油圧シリンダ54の代わりにバネ部材74を有している。また、保持機構24は、油圧バルブ20を接触位置P1に拘束するためのロック装置76を有する。
具体的に、バネ部材74は、上下方向において弾性変形可能な状態で油圧バルブ20の直下の右サイドデッキ10の上面から下方へ広がる空間内に配置されるとともに右サイドデッキ10の支持部10aに取り付けられている。また、バネ部材74の上端は、油圧バルブ20の下面に固定されている。
バネ部材74としては、例えば圧縮コイルバネや、板バネ等が用いられ、作業装置22による作業実施時に生じる油圧バルブ20の脈動の振動数の範囲から外れた固有振動数を有するものが採用される。これにより、油圧バルブ20の脈動に対するバネ部材74の共振が抑制される。バネ部材74は、保持機構24が油圧バルブ20を接触位置P1に配置する第1状態(図9参照)から油圧バルブ20を離間位置P2に配置する第2状態(図8参照)に移行するときに油圧バルブ20を接触位置P1から離間位置P2へ上昇させるとともに離間位置P2に配置された油圧バルブ20の重量を下から支えてその油圧バルブ20を保持する弾発力を有する。
ロック装置76は、右サイドデッキ10に設けられており、各油圧バルブ20の両側に配置されている。各ロック装置76は、油圧バルブ20を接触位置P1に拘束するロック状態(図8参照)と、油圧バルブ20の接触位置P1への拘束を解除するロック解除状態(図9参照)とに切り換わるように構成されている。
具体的に、ロック装置76は、側方から見て略L字状の固定部材77と、水平方向に延びるように右サイドデッキ10に取り付けられた回動軸78(ピン)とを有する。固定部材77は、回動軸78により、その回動軸78回りに回動自在となるように支持されている。ロック装置76は、保持機構24の第1状態では、固定部材77が図8に示すように起されて油圧バルブ20のフランジ20aをバネ部材74の弾発力に抗しながら上から押さえ込むことにより、油圧バルブ20を接触位置P1で右サイドデッキ10に対して拘束(固定)する前記ロック状態となる。また、ロック装置76は、保持機構24の第2状態では、固定部材77が図9に示すように油圧バルブ20のフランジ20aから離れる方向に回動されて油圧バルブ20の拘束を解除する前記ロック解除状態になる。このとき、ロック装置76は、油圧バルブ20がバネ部材74の弾発力により離間位置P2へ上昇されるとともにそのバネ部材74により右サイドデッキ10に対して上下に弾性的に相対変位可能な状態で離間位置P2に保持されることを許容する。
この第3実施形態による作業車両の上記以外の構成は、上記第1実施形態と同様である。
この第3実施形態では、油圧バルブ20を接触位置P1と離間位置P2との間で移動させるための油圧シリンダ及びその油圧シリンダの伸縮を制御するための油圧回路に比べてシンプルなバネ部材74及びロック装置76で保持機構24を構成できるので、保持機構24の構成を簡略化できるとともに部材コストを削減できる。
また、この第3実施形態では、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、また、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更を含む。
上記実施形態では、本発明が適用される作業車両としてクローラクレーンを例にとって説明したが、本発明はクローラクレーン以外の様々な作業車両に適用可能である。例えば、ホイールクレーンや、ショベルカー、その他の作業車両にも、本発明を適用できる。また、本発明を適用する作業車両がクローラクレーンであったとしても、図1に示した構成とは異なる構成のクローラクレーンにも本発明を適用できる。例えば、作業装置22の構成が図1に示した構成と異なるクローラクレーンであっても本発明を適用可能である。
また、旋回フレーム上における運転室、エンジン、油圧ポンプ、油圧バルブ及び油圧ウインチの配置としては、図2に示した配置以外の様々な配置を採用可能である。
また、上記第3実施形態において、ロック状態にあるロック装置76の固定部材77が回動方向においてがたつきを生じるのを阻止するための構造を固定部材77と油圧バルブ20のフランジ20aに設けてもよい。
例えば、図10に示すように、ロック装置76がロック状態にある場合にフランジ20aに当接する固定部材77の面に、その面から突出する爪部79を設けるとともに、フランジ20aのうち爪部79に対応する箇所に爪部79が嵌合する溝部20bを設けてもよい。この構成では、油圧バルブ20を接触位置P1に配置するとともに、固定部材77を起してロック装置76をロック状態に移行させ、爪部79をフランジ20aの対応する溝部20bに嵌合させることにより、固定部材77の回動方向へのがたつきを阻止できる。なお、図10の例とは逆に、爪部79をフランジ20aに設け、溝部20bを固定部材77に設けてもよい。
また、図11に示すように、油圧バルブ20のフランジ20aに、傾斜面をそれぞれ有する複数の爪部20cを連続的に設けるとともに、ロック装置76がロック状態にある場合にフランジ20aに当接する固定部材77の面に、複数の爪部20cと対応する形状でそれらの爪部20cと係合する係合部80を設けてもよい。この構成では、油圧バルブ20を接触位置P1に配置するとともに、固定部材77を起してロック装置76をロック状態に移行させ、爪部20cに係合部80を係合させる(噛み合わせる)と、ロック解除方向への固定部材77の回動が阻止されるため、ロック解除方向への固定部材77のがたつきを阻止できる。
また、ロック状態においてフランジ20aに当接する固定部材77の面を先端側へ向うにつれて上側へ向かうように傾斜した斜面状にしてもよい。この場合には、ロック装置76をロック解除状態からロック状態に移行させるときにフランジ20aを上から押さえ付ける状態に固定部材77を回動させやすくなる。
また、本発明のロック装置は、必ずしも上記第3実施形態で示したものに限定されない。例えば、油圧バルブ20のフランジ20aと右サイドデッキ10とを挟み込んで締め付けることによりフランジ20aを右サイドデッキ10に固定する万力などを本発明のロック装置として用いてもよい。
また、油圧バルブ20の上下方向への移動を案内するガイド棒52は、必ずしも上記実施形態で示した上端から下端に至るまで同径の丸棒状に形成されたものに限定されない。
例えば、図12及び図13に示すように、ガイド棒52は、その上端から下側の所定の範囲を構成する丸棒状の第1部分52aと、その第1部分52aの下側のテーパー状の第2部分52bと、さらにその第2部分52bの下側の丸棒状の第3部分52cとからなっていてもよい。第1部分52aは、油圧バルブ20のガイド穴21の内径よりも小さい外径を有している。第3部分52cは、本発明の嵌合部の一例であり、油圧バルブ20が離間位置P2から接触位置P1へ降下するときにガイド穴21の内面により径方向内側へ押圧されて弾性変形し、その状態でガイド穴21に内嵌する部分である。第2部分52bは、本発明のテーパー部の一例であり、第3部分52cの上側に連続して設けられ、下方へ向うにつれて徐々に拡径して当該第2部分52bの下端において第3部分52cと同径となるテーパー状に形成されている。すなわち、第2部分52bの下端及び第3部分52cは、ガイド穴21の内径よりも僅かに大きい外径を有する。
また、この構成において、ガイド棒52のうち少なくとも外周部52e(図14参照)は、硬質ゴム等の弾性材料、具体的にはニトリルゴムや水素添加ニトリルゴム等によって形成されている。ニトリルゴム及び水素添加ニトリルゴム等のゴム材料は、比較的硬く且つ耐摩耗性に優れる材料である。なお、ガイド棒52の外周部52eだけではなく、内部も同様の弾性材料によって形成されていてもよい。また、図14に示すように、金属(例えば鉄)からなる芯材52d(図14参照)の周りに硬質ゴム等の弾性材料によりガイド棒52の外周部52eを形成することによって、ガイド棒52を形成してもよい。
以上のようにガイド棒52が形成されていることにより、油圧バルブ20が離間位置P2(図13参照)から接触位置P1(図12参照)へ降下するときにガイド穴21がテーパー状の第2部分52bで案内されて第3部分52cに嵌合する。このとき、第3部分52cの外周部は、ガイド穴21の内面によって押圧されて僅かに径方向内側へ弾性変形し、その状態でガイド穴21に内嵌する。これにより、ガイド穴21の内面と第3部分52cの外周面とが密着し、油圧バルブ20が接触位置P1でガイド棒52により拘束される。
この構成によれば、油圧バルブ20が接触位置P1にあるときには当該油圧バルブ20の水平方向への振動を確実に防止できるとともに、圧縮された第3部分52cの外周部の径方向外側への弾力により油圧バルブ20を拘束してその油圧バルブ20の上向きの変位を確実に阻止できる。このため作業車両の輸送時に、油圧バルブ20が低周波振動により水平方向及び上下方向の両方向において変位するのを確実に阻止できる。また、油圧バルブ20が離間位置P2にあるときに水平方向に振動してガイド穴21の内面がガイド棒52の第1部分52aの外周部に繰り返し衝突した場合であっても、弾性材料からなる第1部分52aの外周部が衝撃を吸収し、ガイド穴21の内面とガイド棒52との衝突による騒音の発生を防止できる。また、テーパー状の第2部分52bにより、油圧バルブ20が接触位置P1へ降下するときに第3部分52cをガイド穴21内にスムーズに挿嵌できる。
なお、この構成において、ガイド棒52の第2部分52bの下端及び第3部分52cの外径は、ガイド穴21の内径と等しい寸法であってもよい。この場合でも、接触位置P1における油圧バルブ20の水平方向への振動を確実に防止できる。
本発明において接触位置と離間位置との間で位置を変更される油圧機器は、必ずしも油圧バルブに限定されるものではない。例えば、作業装置による作業実施時に脈動を生じるものであれば、油圧バルブ以外の油圧機器であってもよく、例えばアキュムレータなどであってもよい。
また、上記第2実施形態の構成において、切換弁73が中立位置Aと第1位置Bと第2位置Cとに手動で切り換えられるように構成されていてもよい。
2 下部走行体
4 上部旋回体
5 旋回フレーム
6 メインフレーム
13 側部支持体
14 運転室
20 油圧バルブ(油圧機器)
21 ガイド穴
22 作業装置
24 保持機構
30 油圧ホース(配管)
36a、38a 油圧モータ(油圧アクチュエータ)
52 ガイド棒
52b 第2部分(テーパー部)
52c 第3部分(嵌合部)
54 油圧シリンダ
56 圧力検知部
58 油圧回路
74 バネ部材
76 ロック装置
P1 接触位置
P2 離間位置

Claims (9)

  1. 所定の作業を実施する作業車両であって、
    下部走行体と、
    前記下部走行体上に旋回可能となるように搭載された上部旋回体とを備え、
    前記上部旋回体は、油圧アクチュエータを有していてその油圧アクチュエータが作動することにより前記所定の作業のための動作を行う作業装置と、前記下部走行体上に旋回可能となるように設けられた旋回フレームと、前記旋回フレーム上に設けられた運転室と、上下方向に移動可能となるように前記旋回フレーム上に設けられ、前記油圧アクチュエータを駆動するための作動油を流す配管を介して前記油圧アクチュエータと接続された油圧機器と、前記油圧機器を前記旋回フレームの上面に接触させた状態で前記旋回フレームに対する当該油圧機器の相対変位を規制する第1状態と前記旋回フレームに対する前記油圧機器の相対変位を許容する状態で前記油圧機器を前記旋回フレームから上方へ離間した離間位置に保持する第2状態とに切り換わる保持機構とを有する、作業車両。
  2. 前記保持機構は、上下方向に伸縮可能となるように前記旋回フレームに設けられるとともに前記油圧機器を支持する油圧シリンダと、前記油圧シリンダへの作動油の導入及び前記油圧シリンダからの作動油の排出を制御することにより前記油圧シリンダの伸縮を制御する油圧回路とを備え、
    前記油圧回路は、前記第1状態では、前記油圧シリンダを収縮させることにより前記油圧機器を前記旋回フレームの上面に接触する接触位置に移動させ、且つ、当該油圧シリンダの伸長を規制することにより前記油圧機器を前記接触位置に固定する一方、前記第2状態では、前記油圧シリンダを伸長させた状態で前記油圧シリンダへの作動油の導入及び前記油圧シリンダからの作動油の排出を停止させ、当該油圧シリンダの内部の作動油の圧縮性による伸縮の範囲で前記旋回フレームに対する前記油圧機器の相対変位を許容する、請求項1に記載の作業車両。
  3. 前記保持機構は、前記油圧機器に供給される作動油の油圧を検知する圧力検知部を備え、
    前記油圧回路は、前記圧力検知部が検知した圧力が規定値を超えたことに応じて前記油圧機器が前記離間位置に配置されるように前記油圧シリンダを伸長させる一方、前記圧力検知部が検知した圧力が前記規定値以下に低下したことに応じて前記油圧機器が前記接触位置に配置されるように前記油圧シリンダを収縮させる、請求項2に記載の作業車両。
  4. 前記保持機構は、上下方向において弾性変形可能な状態で前記旋回フレームに設けられるとともに前記油圧機器を支持するバネ部材と、前記油圧機器を前記接触位置に拘束するロック状態と前記油圧機器の前記接触位置への拘束を解除するロック解除状態とに切り換わるように構成されたロック装置とを備え、
    前記ロック装置は、前記第1状態では、前記ロック状態にされて前記バネ部材の弾発力に抗しながら前記油圧機器を前記接触位置に拘束する一方、前記第2状態では、前記ロック解除状態にされて前記油圧機器が前記バネ部材により前記旋回フレームに対して上下に弾性的に相対変位可能な状態で前記離間位置に保持されることを許容する、請求項1に記載の作業車両。
  5. 前記油圧機器には、上下方向に貫通する複数のガイド穴が設けられ、
    前記保持機構は、前記旋回フレームから上方へ延び、前記油圧機器の上下方向への移動を許容する状態で前記複数のガイド穴に挿通された複数のガイド棒を有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の作業車両。
  6. 前記各ガイド棒の少なくとも外周部は、弾性材料によって形成されている、請求項5に記載の作業車両。
  7. 前記各ガイド棒は、前記油圧機器が前記離間位置から前記接触位置へ降下するときに前記ガイド穴の内面により径方向内側へ押圧されて弾性変形して前記ガイド穴に内嵌する嵌合部と、前記嵌合部の上側に連続して設けられ、下方へ向うにつれて徐々に拡径して前記嵌合部と同径になるテーパー部とを有する、請求項6に記載の作業車両。
  8. 前記旋回フレームは、前記下部走行体上に取り付けられたメインフレームと、前記メインフレームの左右両側の一方に取り付けられた側部支持体とを有し、
    前記運転室と前記油圧機器は、前記側部支持体上に設けられている、請求項1〜7のいずれか1項に記載の作業車両。
  9. 前記油圧機器は、前記配管を通じて前記油圧アクチュエータへ供給される作動油を制御する油圧バルブである、請求項1〜8のいずれか1項に記載の作業車両。
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