JP2015098382A - 床上貨物搬送装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本体フレーム2は、図1に示すように、トラックなどの貨物車両の荷台の床面19に設けられたレール3の内周に沿って細長く延在する。本体フレーム2の長手方向の長さは、貨物17の大きさやローラープレート11に支持される走行ローラー16の数などによって適宜選ばれる。本体フレーム2は、レール3の内部空間Sに前後方向走行可能に収納される。本体フレーム2は、レール3に沿って細長く延びる左右一対の側板53と、この2枚の側板53の上面に沿って長く延びて側板53同士を接続する天板2bと、2枚の側板53及び天板2bの長手方向の両端に端板58とを有している。天板2bは、貨物17が載荷される載荷台2bを構成する。また、天板2bには、後述するリンク機構8の上側にあたる部分に、操作レバー21による操作を可能にする開口部57が設けられている。また、天板2bには、本体フレーム2がローラープレート11に対して下降したときに、走行ローラー16の上面を収納するための切欠部2aが設けられている。また、端板58には、図6に示すように、2つのボルト穴26が設けられている。本体フレーム2は、全体重量軽量化のために、アルミニウムで形成されていることが望ましいが、アルミニウム以外の材料、例えば、鋼材やステンレスなどで形成されるものであってもよい。
ローラープレート11は、左右一対の側板18を有し、本体フレーム2内に収納されている。この側板18間は、コーキングシャフト13により所定間隔に保たれている。走行ローラー16は、ローラーシャフト14によって側板18間に回転可能に支持されている。ローラープレート11は、後部において後述するリンク機構8によって本体フレーム2と連結されている。
リンク機構8は、ローラープレート11の後部に設けられたシャフト7によって回転自在に軸支され長孔状の摺動溝9aを有する操作部材9と、本体フレーム2に設けられ摺動溝9aに沿って移動可能に係合するピン部材10とから構成される。操作部材9は、シャフト7に軸支され操作レバー21を保持するレバー保持部9bと、摺動溝9aを構成してピン部材10を移動可能に係合する摺動枠9cとが一体に形成されて構成されている。レバー保持部9bには、保持孔9dが設けられ、この保持孔9dに操作レバー21が嵌挿される。操作レバー9dを前側から後側に向かって手で引っ張るように下げる操作を行うことにより、操作部材9がシャフト7を中心として回動し、ピン部材10が摺動溝9aに沿って移動することで、本体フレーム2が、ローラープレート11に対して前後方向に移動可能.になる。このとき、後述するカム機構30によって、リンク機構8の回動とともに、本体フレーム2の前後移動に応じて本体フレーム2の載荷台2bがローラープレート11に対して昇降する。
カム機構30は、リンク機構8による本体フレーム2のローラープレート11に対する前後方向の移動に応じて、本体フレーム2を上昇位置または下降位置に昇降させるための機構である。ここで、上昇位置とは、本体フレーム2がレール3に対して飛び出た状態のことであって、下降位置とは、本体フレーム2が前記レール3の内部空間Sに収容された状態のことである。カム機構30は、ローラープレート11と本体フレーム2との間において少なくとも1つは設けられている。カム機構30の数は、ローラープレート11の長さに応じて適宜選択される。カム機構30は、本体フレーム11の天板2bの下面にネジ31によって固設された傾斜カム6と、ローラープレート11の側板18に軸15aによって回転自在に軸支されたカムローラー15とを有する。
ガイドユニット4は、図1、図2および図4に示すように、本体フレーム2の長手方向の両端面にそれぞれ1つずつ設けられる。ガイドユニット4は、図5に示すように、全体として直方体形状を有する。ガイドユニット4は、サイドローラーユニット4aと、ホルダー4bと、サイドローラー20とを有する。
本体フレーム2が下降位置にあるときには、図4(a)に示すように、本体フレーム2の上端は、レール3から上に飛び出していない。従って、貨物17(パレット51)は、床面19に載置された状態になる。
ここで、レール3の上端からサイドローラー20までの寸法をD1、レール3の下端からサイドローラー20までの寸法をD2、レール3の下端から幅変化部3aの下端までの寸法をD3とする。本体フレーム2が下降位置にあるとき、サイドローラー20は、レール3の内部空間Sにおいて、その上端からD1、下端(底面)からD2の位置にあり、D1≧D2である。また、レール3の下端からサイドローラー20までの寸法D2は、レール3の下端から幅変化部3aの下端までの寸法D3より大きく、D2>D3である。従って、サイドローラー20と幅変化部3aとは干渉しない。
図1に示すように、レール3が設けられ、そのレール3の内部空間Sに、本体フレーム2が下降位置にある床上貨物搬送装置1が収納された床面19の上に貨物17(パレット51)を載置する。次に、操作レバー21を図1の状態から図2の状態になるように前側から後側へと引っ張るように下げることにより、カム機構30によって本体フレーム2を上昇位置まで上昇させる。これにより、本体フレーム2がレール3に対して飛び出し、貨物17(パレット51)が床面19から浮かび上がる。これにより、貨物17(パレット51)は、本体フレーム2の天板2bに載置された状態になる。
トラックなどの貨物車両の荷台に貨物17がないとき、床上貨物搬送装置1をロックする機構が設けられていない場合は、例えば、走行中の振動またはブレーキの際の慣性力が加わることにより、床上貨物搬送装置1がレール3内を走行してしまうという問題がある。
このとき、図7に示すように、床上貨物搬送装置1を上下逆向きにして、レール3の内部空間Sに載置しても構わない。ここで、床上貨物搬送装置1を床面19に上下逆向きに載置したとき、床上貨物搬送装置1は、本体フレーム2の天板2bがレール3の床面に当たる。すなわち、走行ローラー16が上向きになるため、床上貨物搬送装置1は走行中に動かなくなる。また、図3に示すように、サイドローラー20は、レール3の内部空間Sにおいて、その上端からD1、下端(底面)からD2の位置にあり、D1≧D2である。従って、図7に示すように、床上貨物搬送装置1をレール3内で上下逆向きにしても、サイドローラー20は、レール3の幅変化部3aに干渉しない。従って、レール3内に床上貨物搬送装置1を安定した状態で収納し、保管することができる。
本実施形態では、サイドローラーユニット4aは載置面側からのボルト28によりホルダー4bに固定され、該ホルダー4bは、ボルト孔25とボルト孔26とにボルト29が挿入され、ボルト止めされることによって本体フレーム2の端板58に取り付けられる。これにより、ガイドユニット4は、本体フレーム2に取り付けられる。従って、サイドローラーユニット4aおよびホルダー4bは、容易に本体フレーム2に着脱可能である。これにより、サイドローラー20がレール3との接触によって摩耗したとき、本体フレーム2に取り付けられたサイドローラーユニット4aまたはホルダー4bはいずれも床上貨物搬送装置1をレール3から取り出すことなく取り外すことができ、交換やメンテナンス作業が容易となる。また、サイドローラーユニット4aやホルダー4bはいずれもそれぞれ個々に交換することができ、従って、本体フレーム2は、交換することなく繰り返し使用することができる。これにより、ガイドユニット4が取り付けられた本体フレーム2ごと交換する場合に比べて、コストを削減することができる。
2:本体フレーム
4:ガイドユニット
4a:サイドローラーユニット
4b:ホルダー
8:リンク機構
11:ローラープレート
20:サイドローラー
30:カム機構
Claims (4)
- 貨物の搬入および搬出に使用される床上貸物搬送装置であって、
複数の走行ローラーを有し、床面に沿って配置されたレールを走行可能とするローラープレートと、
前記ローラープレートに取り付けられ、貨物が載置される載置面を有する本体フレームと、
前記ローラープレートと前記本体フレームとの間に設けられ、前記本体フレームが前記レールの内部空間に収容された下降位置と、前記レールに対して飛び出た上昇位置との間で前記本体フレームを昇降させる昇降機構と、
を備え、
前記本体フレームの一端に前記載置面と平行な少なくとも1つの側壁を有するホルダーを設け、
前記本体フレームの幅方向両側に突出するサイドローラーを有するサイドローラーユニットを前記ホルダーの前記側壁に締結したことを特徴とするものである。 - 請求項1に記載された床上貨物搬送装置において、
前記サイドローラーユニットは、前記ホルダーの前記側壁に前記載置面側から締結されていることを特徴とする、床上貨物搬送装置。 - 請求項1または2に記載の床上貨物搬送装置において、
前記ホルダーは断面コの字状に形成されて、対向する一対の前記側壁間に前記サイドローラーユニットが締結されていることを特徴とする、床上貨物搬送装置。 - 請求項1〜3の何れかに記載の床上貨物搬送装置において、
前記サイドローラーユニットは、前記本体フレームの長手方向の両端部にそれぞれ設けられていることを特徴とする、床上貨物搬送装置。
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---|---|---|---|---|
JP2021090502A (ja) * | 2019-12-06 | 2021-06-17 | 株式会社石野製作所 | 注文搬送設備 |
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-
2013
- 2013-11-19 JP JP2013238807A patent/JP6124457B2/ja active Active
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