JP2015098331A - ラベルプリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】台紙レスラベルロールの端面に押し当てられるガイド部にラベル連続体の糊が付着することを防止する。【解決手段】ラベルロールLRを保持する保持部30は、ラベルロールLRの巻芯20の内側に差し込まれることでラベルロールLRを支持する支持軸31a,31bと、該支持軸によって支持されたラベルロールLRの端面に押し当てられる接触部88を有するガイド部43,53と、該ガイド部を支持する支持体60と、を備える。支持軸31a,31bに支持されたラベルロールLRに対してガイド部43,53の全体が巻芯20の外周20bよりも径方向内側に配置され且つ接触部88が巻芯20の内周20aよりも径方向外側に配置されるように、ガイド部43,53が支持体60に支持される。【選択図】図8

Description

本発明は、ラベルを発行するラベルプリンタに関する。
商品の情報等が印字されたラベルを発行するラベルプリンタの種類として、台紙付きラベルロールを用いるタイプと、台紙レスラベルロールを用いるタイプとが知られている。
台紙付きラベルロールは、複数のラベルが所定間隔で剥離可能に貼り付けられた帯状の台紙がロール状に巻かれることで形成されている。台紙付きラベルロールを用いるタイプのラベルプリンタは、ラベルを台紙から引き剥がして発行し、ラベルが引き剥がされた台紙部分は台紙巻取部に巻き取られる。
この種のラベルプリンタにおいて、ラベルロールは、支持軸に外嵌されることで該支持軸によって支持される。また、このように支持されるラベルロールは、例えば一対のガイド板により軸方向の両側から挟み込まれることで、軸方向に位置決めされるとともに、巻回状態の崩れが抑制される。ガイド板は、ラベルロールの端面に対して、台紙部分のみに接触し、ラベルには接触しないため、ガイド板にラベルの糊が付着することはない。
一方、台紙レスラベルロールは、台紙を用いることなく帯状のラベル連続体のみを巻芯に巻き付けたものである。台紙レスラベルロールを用いるタイプのラベルプリンタは、カッタによりラベル連続体の先端部を切断して、切り取られた部分をラベルとして発行する。したがって、破棄物となる台紙を省略することができ、これにより、省資源化を図ることができる。
しかしながら、台紙レスラベルロールの端面はラベル連続体の幅方向縁部で構成されるため、上述したようなガイド板を用いて台紙レスラベルロールを軸方向に位置決めしようとすると、ガイド板にラベル連続体の糊が付着する問題がある。ガイド板に糊が付着すると、ガイド板とラベル連続体との接着により、ラベル連続体の繰り出しに悪影響が及ぶことがある。
この問題を解消するために、特許文献1には、ガイド板を回転自在に保持することによって、ラベル連続体が繰り出されるときに、ガイド板がラベルロールと一体的に回転するようにした技術が開示されている。この技術によれば、ラベルロールの回転がガイド板によって阻害されることを抑制できる。
また、特許文献2には、上述した一対のガイド板に代えて、ラベルロールの回転軸に直角な軸周りに回転可能な一対の回転ガイド体を用いる技術が開示されている。この技術によれば、回転ガイド体の外周面は、ラベルロールの端面に対して周方向の1箇所において線状に接触するだけであり、ラベルロールの回転に合わせて回転ガイド体も回転するため、ラベルロールの端面と回転ガイド体との接着が抑制され、これにより、ラベルロールの回転が阻害されることを抑制できる。
特開2000−211777号公報 特開2013−159461号公報
しかしながら、特許文献1の技術を採用しても、ガイド板にはラベル連続体の糊が付着するため、ガイド板を頻繁に清掃したり、清掃の頻度を低減するために、糊が付着し難くなるような特殊な表面処理(以下、「非粘着コーティング」という)をガイド板に施したりする必要がある。また、特許文献1の技術では、ラベルの消費が進むことによってラベルロールの外径がガイド板の外径よりも小さくなると、ラベルロールから繰り出された直後のラベル連続体部分がガイド板に擦れることで、ラベル連続体の繰り出しに悪影響が及ぶ不具合もある。
また、特許文献2の技術を採用した場合も、回転ガイド体の外周面にラベル連続体の糊が付着するため、回転ガイド体を頻繁に清掃したり、回転ガイド体の外周面に非粘着コーティングを施したりする必要がある。
そこで、本発明は、台紙レスラベルロールの端面に押し当てられるガイド部にラベル連続体の糊が付着することを防止できるラベルプリンタを提供することを課題とする。
本発明に係るラベルプリンタは、
糊面を有する帯状のラベル連続体と、該ラベル連続体が巻き付けられた筒状の巻芯とを有するラベルロールを保持する保持部と、
該保持部に保持されたラベルロールから繰り出されたラベル連続体部分に印字する印字部と、を備えたラベルプリンタであって、
前記保持部は、
前記巻芯の内側に差し込まれることで前記ラベルロールを支持する支持軸と、
該支持軸によって支持された前記ラベルロールの端面に押し当てられる接触部を有するガイド部と、
該ガイド部を支持する支持体と、を備え、
前記支持軸に支持された前記ラベルロールに対して前記ガイド部の全体が前記巻芯の外周よりも径方向内側に配置され且つ前記接触部が前記巻芯の内周よりも径方向外側に配置されるように、前記ガイド部が前記支持体に支持されていることを特徴とする。
本発明に係るラベルプリンタによれば、ラベルロールの端面に押し当てられるガイド部の接触部は、軸方向から見て、ラベルロールの巻芯の端面における内周から外周までの領域に重なり、ラベルロールのラベル連続体部分には重ならないように配置される。そのため、ラベルロールの端面にガイド部の接触部が押し当てられたとき、該接触部はラベル連続体部分には接触せず、巻芯部分のみに接触する。したがって、ラベル連続体の糊がガイド部に付着することを防止でき、これにより、ガイド部を頻繁に清掃したり、非粘着コーティングをガイド部に施したり、巻芯がラベル連続体の端面よりも軸方向に突出するように構成された特殊なラベルロールを用いたりする必要がない。
また、本発明によれば、従来のようにガイド部に糊が付着する場合に起こり得る様々な不具合を回避できる。例えば、本発明によれば、ラベルロールの端面とガイド部との接着が防止されることにより、ラベルロールの回転がガイド部によって阻害されることが抑制される。これにより、ラベルロールからラベル連続体が良好に繰り出されるため、印字不良および発行不良を効果的に抑制することができる。また、ガイド部の表面に糊が堆積しないため、糊の塊がガイド部からラベル連続体に転移してラベル連続体の供給方向下流側へ搬送されることを防止できる。
本発明に係るラベルプリンタにおいて、前記支持軸の外径は前記巻芯の内径よりも小さいことが好ましく、前記接触部は、前記支持軸よりも上側に設けられることが好ましい。
この場合、ラベルロールの巻芯の内径に比べて支持軸の外径が小さいため、支持軸によって下側から支持される巻芯の上部は、支持軸よりも下方に吊り下げられる巻芯の下部に比べて変位し難い。そのため、支持軸よりも上側に配置されたガイド部の接触部を、上記のように変位し難い巻芯上部の端面に対して精度良く押し当てることができる。したがって、ラベルロールのラベル連続体部分に対するガイド部の接触、ひいては、ガイド部への糊の付着をより確実に防止できる。
本発明に係るラベルプリンタにおいて、前記保持部は、略水平方向に平行に延びる一対の前記支持軸を備えてもよく、該一対の支持軸は、両方の支持軸が共に前記巻芯の内側に収まるような間隔を空けて配置されてもよい。
この場合、巻芯の内側に差し込まれる2本の支持軸によってラベルロールを安定的に支持することができる。また、ラベルロールの支持が安定するため、巻芯の端面に対してガイド部の接触部を精度良く押し当てることができ、これにより、ガイド部への糊の付着を一層確実に防止できる。
本発明に係るラベルプリンタにおいて、前記ガイド部は、前記一対の支持軸の間を通って上下方向に延びるように且つ該一対の支持軸に略直角な面に沿って配置されたプレート状部材で構成されてもよく、前記接触部は、前記ガイド部の上縁部で構成されてもよい。
この場合、支持軸に略直角な面に沿って配置されたプレート状のガイド部の上縁部を巻芯の端面に押し当てることで、ラベルロールを軸方向に確実に位置決めしつつ、ラベル連続体の糊がガイド部に付着することを確実に防止することができる。
本発明に係るラベルプリンタにおいて、前記ラベルロールに対向する前記ガイド部の押し当て面と該ガイド部の側面とのコーナー部に前記巻芯の端面が接触することを防止するための保護部が、前記ガイド部の側方に連ねて設けられてもよい。
この場合、ガイド部の側方に保護部が連ねて設けられているため、回転中のラベルロールの巻芯の端面にガイド部の側縁コーナー部が擦りつけられることを防止でき、これにより、巻芯の保護を図ることができる。
本発明によれば、台紙レスラベルロールの端面を位置決めするガイド部が、ラベルロールのラベル連続体部分には接触せず、巻芯部分のみに接触するため、ラベル連続体の糊がガイド部に付着することを防止できる。
本発明の一実施形態に係るラベルプリンタを備えたラベル貼付装置を示す正面図である。 図1に示すラベルプリンタの内部構造を正面から見た断面図である。 図2に示すラベルプリンタのホルダを示す斜視図である。 図3に示すホルダの平面図である。 図3に示すホルダの側面図である。 図5のA−A線拡大断面図である。 図4のB−B線拡大断面図である。 図3に示すホルダの一方のガイド部を押し当て面側から見た図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
[ラベル貼付装置の全体構成]
図1は、本実施形態に係るラベルプリンタ8を搭載したラベル貼付装置1を示す。ラベル貼付装置1は、ラベルプリンタ8に加えて、商品Gを搬送するコンベア4と、コンベア4で搬送される商品Gの上面に、ラベルプリンタ8で発行されたラベルを貼り付けるラベル貼付機10と、所定の入力操作および所定の表示を行うための操作表示部12と、以上の構成要素を支持するラック2と、を備えている。なお、コンベア4の下方に、商品Gの下面にラベルを貼り付ける下貼り機構(図示せず)が更に設けられてもよい。
[コンベア]
コンベア4は、ラベル貼付装置1の正面側から見て左から右に向かう搬送方向(図中D方向)に沿って商品Gを移動させるように配設されている。コンベア4は例えば無端ベルトで構成されるが、本発明において、コンベア4の具体的構造は特に限定されるものでない。
コンベア4の近傍には商品通過センサ110が配設されている。商品通過センサ110は、ラベル貼付機10によるラベル貼付位置よりも搬送方向(図中D方向)上流側の所定位置をコンベア4上の商品Gが通過したか否かを検出する。商品通過センサ110の種類は限定されるものでないが、例えば、発光部と受光部を有する光学式の商品通過センサ110が用いられる。
[ラベル貼付機]
ラベル貼付機10は、コンベア4の上方に配設されている。ラベル貼付機10は、ラベルプリンタ8で発行されたラベルを下面に吸着させる吸着ブロック11と、吸着ブロック11の下面に吸着されたラベルを上側から押し込んで商品Gの上面に貼り付ける貼付アーム(図示せず)と、を備えている。ただし、本発明において、ラベル貼付機10の構成は、ラベルプリンタ8で発行されたラベルを受け取って商品Gの上面に貼り付ける機能を有するものであれば、特に限定されるものでない。
[操作表示部]
操作表示部12は、表示パネル13とストロークキー部14とを有する。表示パネル13は例えばタッチパネルで構成されている。ただし、表示パネル13は必ずしもタッチパネルでなくてもよい。また、表示パネル13がタッチパネルである場合、操作表示部12において必ずしもストロークキー部14を設ける必要はない。
[ラベルプリンタ]
ラベルプリンタ8は、コンベア4の上方に配設されている。また、搬送方向(図中D方向)に関して、ラベルプリンタ8は、ラベル貼付機10の上流側に隣接して配設されている。
図2に示すように、ラベルプリンタ8には、いわゆる台紙レスラベルロールLRが用いられる。該ラベルロールLRは、筒状の巻芯20と、巻芯20に帯状のラベル連続体LCが巻き付けられることで形成された巻回体22とを備えている。
本実施形態に係るラベルプリンタ8に使用されるラベルロールLRにおいて、巻芯20の内径は例えば76mmであり、巻芯20の外径は例えば82mm以上84mm以下である。巻芯20の厚みは例えば3mm以上4mm以下である。巻芯20の軸方向の幅は、ラベル連続体LCの短手方向の幅に略等しい。そのため、軸方向の両側において、巻芯20の端面と巻回体22の端面とは略同一面上に揃えられる。巻芯20は例えば紙製であるが、巻芯20の材質は特に限定されるものでない。
ラベル連続体LCは、商品Gとの接着面である糊面と、印字面である非糊面とを有する。ラベル連続体LCの印字面は、熱の印加により発色する発色層で構成されている。巻回体22は、ラベル連続体LCを糊面が内側を向くようにロール状に巻くことで形成されている。ラベル連続体LCの短手方向関しては、様々な幅を有するラベルロールLRが存在し、ユーザの選択により、適切な幅を有するラベルロールLRが使用される。
ラベルプリンタ8は、ラベルロールLRを保持するホルダ(保持部)30と、ホルダ30に保持されたラベルロールLRから繰り出されたラベル連続体LC部分をガイドする複数のガイドローラ99a,99b,99cと、ラベル連続体LCの印字面に印字する印字部91と、印字部91と共にラベル連続体LCを挟み込む印字ローラ92と、印字ローラ92と協働してラベル連続体LCをラベル発行口Wに向けて送り込むアシストローラ93と、ラベル連続体LCを切断する切断手段95と、ラベルプリンタ8の各種構成要素を収容するハウジング120と、を備えている。
以下の説明において、ラベル連続体LCがラベルロールLRからラベル発行口Wに向けて送り込まれる方向を「ラベル供給方向」(図中F方向)という。
ホルダ30に保持されたラベルロールLRは、軸方向の一方の端面がラベルプリンタ8の正面を向き、他方の端面がラベルプリンタ8の背面を向くような姿勢で配置される。ホルダ30の構成については後に説明する。
印字部91は、印字データに応じて加熱される複数の微小な発熱体を備えたサーマルヘッドであり、加熱された発熱体をラベル連続体LCの印字面に接触させることで、感熱印字方式の印字を行う。
印字ローラ92の表面はゴム系の素材で構成されている。印字ローラ92は、印字ローラ用モータ96によって回転駆動される駆動ローラである。印字ローラ用モータ96には、例えばステッピングモータが用いられる。
印字ローラ92は、印字部91と共にラベル連続体LCを挟み込むように配設されている。これにより、印字ローラ92は、ラベル連続体LCの印字面を印字部91に押し付けながら、印字ローラ92の回転駆動によりラベル連続体LCをラベル供給方向(図中F方向)に移動させることができる。印字ローラ92は印字部91の下側に配設されている。そのため、ラベル連続体LCは、印字面が上面となる姿勢でラベル発行口Wへ送り出される。
印字ローラ92は、正逆両方向に回転可能である。ここでいう「正方向」とは、ラベル連続体LCをラベル供給方向(図中F方向)に送り込む回転方向を指し、「逆方向」とは、ラベル連続体LCをラベル供給方向とは反対方向に引き込む回転方向を指す。
アシストローラ93の表面はゴム系の素材で構成されている。アシストローラ93は、アシストローラ用モータ97によって回転駆動される駆動ローラである。アシストローラ用モータ97には、例えばステッピングモータ用いられる。
アシストローラ93は、ラベル供給方向(図中F方向)に関して印字ローラ92の上流側に配設されている。アシストローラ93は、対向する従動ローラ94と共にラベル連続体LCを挟み込むように配設されている。印字ローラ92と同様、アシストローラ93も、正逆両方向に回転可能である。
印字ローラ92とアシストローラ93が正方向に回転駆動されることにより、ラベル連続体LCはラベル供給方向(図中F方向)にフィードされ、印字ローラ92とアシストローラ93が逆方向に回転駆動されることにより、ラベル連続体LCはラベル供給方向(図中F方向)と反対方向にバックフィードされる。
アシストローラ93と印字ローラ92との間において、ラベル連続体LCは、ガイドローラ99cによって下方に迂回するように案内されている。また、アシストローラ93と印字ローラ92との間にはラベルセンサ100が配設されている。ラベルセンサ100は、アシストローラ93と印字ローラ92との間にラベル連続体LCが存在するか否かを検知するセンサである。ラベルセンサ100には、例えば、発光部と受光部を備えた光学式センサが用いられる。この場合、ラベルセンサ100とラベル連続体LCとの距離に応じてラベルセンサ100の出力値が変化することを利用して、ラベルセンサ100の出力値に基づいて、ラベル連続体LCの弛みを検知することが可能である。
切断手段95は、可動カッタ95aと固定カッタ95bとを備えている。可動カッタ95aは、下方に刃を向けて配設されている。可動カッタ95aは、カッタ用モータ98によって上下方向にスライドするように駆動される。固定カッタ95bは、上方に刃を向けた姿勢でハウジング120に固定されている。
切断手段95の非動作時(待機状態)において、可動カッタ95aの刃は、固定カッタ95bの刃よりも上側に配置される。ラベル連続体LCの先端部がラベル発行口Wを通してハウジング120の外側に送り出され、ラベル連続体LCの被切断部が固定カッタ95bの刃と可動カッタ95aの刃とに位置合わせされると、可動カッタ95aが下方へスライド駆動される。これにより、ラベル連続体LCは、固定カッタ95bの刃と可動カッタ95aの刃とによって上下から挟み込まれて切断される。このようにして切断手段95によってラベル連続体LCが切断されることで、ラベル連続体LCから切り取られたラベルがラベル発行口Wから発行される。
ラベル連続体LCは、発行されるラベルの長さ設定に応じて、長さ方向の任意の位置で切断手段95によって切断される。具体的には、ラベル連続体LCが供給されるタイミングに対して、切断手段95による切断のタイミングが調整されることで、ラベル連続体LCにおける被切断位置が調整されて、これにより、発行されるラベルの長さが調整される。
[ホルダ]
以下、図3〜図8を参照しながら、ホルダ30の構成について説明する。
図3〜図5に示すように、ホルダ30は、ラベルロールLRの巻芯20の内側に差し込まれることでラベルロールLRを支持する一対の支持軸31a,31bと、該支持軸31a,31bに支持されたラベルロールLRを軸方向に位置決めする位置決め機構40と、該位置決め機構40を支持する筐体(支持体)60と、を備えている。
一対の支持軸31a,31bは、プリンタ8の背面側から正面側に向かって略水平方向に互いに平行に延びるように配置されている。以下、支持軸31a,31bの軸方向を軸方向Y(図3〜図7参照)といい、支持軸31a,31bに直角な水平方向を横方向X(図3,4,6,8参照)という。
図3に示すように、各支持軸31a,31bは、固定軸部32と、該固定軸部32の外側に回転可能に嵌め込まれた外側筒部33とを備えている。固定軸部32の材料には、例えば、ステンレスなどの金属が用いられる。外側筒部33の材料には、例えば、ポリアセタールなどの樹脂が用いられる。
各支持軸31a,31bの固定軸部32の一端は、ラベルプリンタ8のハウジング120の背面部120aに例えばボルトによって固定されている。これにより、支持軸31a,31bは、背面部120aによって片持ち状に支持されている。各固定軸部32の他端には連結プレート38が例えばボルトによって固定されている。これにより、一対の支持軸31a,31bの自由端同士が連結プレート38を介して固定されている。なお、図3では、ホルダ30の構造の理解を容易にするために、連結プレート38を仮想線(二点鎖線)で図示している。
各支持軸31a,31bにおいて、外側筒部33は、軸方向Yに2分割されている。ただし、このように分割された2本の外側筒部33に代えて、これら2本分の長さを有する1本の外側筒部33を用いてもよい。ホルダ30にラベルロールLRが保持された状態において、外側筒部33の外周はラベルロールLRの巻芯20の内周に当接する(図8参照)。これにより、ラベルロールLRは、巻芯20の内側から一対の支持軸31a,31bによって安定的に支持される。
筐体60の形状は、例えば、軸方向Yに細長い略直方体となっている。筐体60の軸方向Y背面側の端部には、横方向X外側に拡がる一対のフランジ部64a,64bが設けられ、これらのフランジ部64a,64bにおいてハウジング120の背面部120aに例えばボルトにより固定されている。これにより、筐体60は、背面部120aによって片持ち状に支持されている。筐体60の軸方向Y正面側の端部にも、横方向X外側に拡がる一対のフランジ部66a,66bが設けられている。これらのフランジ部66a,66bには上記連結プレート38が例えばボルトによって固定されており、これにより、筐体60の自由端は、連結プレート38を介して一対の支持軸31a,31bの自由端に固定されている。
図7に示すように、ホルダ30は、支持軸31a,31bに平行な補強軸68を備えている。補強軸68の材料には、例えばステンレスなどの金属が用いられる。補強軸68は、筐体60を軸方向Yに貫通している。補強軸68の一端は、例えばボルトによりハウジング120の背面部120aに固定され、補強軸68の他端は、例えばボルトにより連結プレート38に固定されている。このように補強軸68が設けられていることにより、ホルダ30の剛性が高められている。
図3〜図7に示すように、位置決め機構40は、ラベルロールLRの正面側の端面を位置決めする第1ガイドプレート42と、ラベルロールLRの背面側の端面を位置決めする第2ガイドプレート52とを備えている。
第1ガイドプレート42は、略水平面に沿って配置されたベース部45と、該ベース部45の横方向X一端部から下方に延びる第1側面部46(図5参照)と、ベース部45の横方向X他端部から下方に延びる第2側面部47(図3参照)と、ベース部45の例えば軸方向Y正面側の端部から立ち上がるガイド部43と、を備えている。
ベース部45は、筐体60の上面に対向配置され、第1側面部46は、筐体60の一方の側面に対向配置され、第2側面部47は、筐体60の他方の側面に対向配置されている。
図5に示すように、第1側面部46の下端部は軸方向Yの背面側へ延設されており、第1側面部46の全体形状はL字形となっている。第1側面部46は、軸方向Yに間隔を空けて設けられた複数のピン80,81を介して、筐体60内に収容された例えばL字形の第1スライド部材78(図6参照)に連結されている。ピン80,81は、軸方向Yに延びるように筐体60の側面に設けられた長穴62aに挿通されている。同様に、図3に示す第2側面部47も、ピン82を介して、筐体60内に収容された第2スライド部材(図示せず)に連結されており、ピン82は、軸方向Yに延びるように筐体60の側面に設けられた長穴62dに挿通されている。このように、第1ガイドプレート42は、第1側面部46及び第2側面部47においてピン80,81,82を介して筐体60に支持されている。
図5に示すピン80,81は、筐体60の長穴62aに沿ってスライド移動可能となっている。該長穴62aに沿ってピン80,81が案内されることで、該ピン80,81を介して連結された第1側面部46及び第1スライド部材78は、共に軸方向Yにスライド移動可能となっている。同様に、図3に示すピン82が筐体60の長穴62dに沿って案内されることで、該ピン82を介して連結された第2側面部47及び第2スライド部材(図示せず)は、共に軸方向Yにスライド移動可能となっている。以上の構成により、第1ガイドプレート42は、軸方向Yにスライド移動可能となっている。
なお、図5及び図6に示すように、筐体60の下方には、第1ガイドプレート42を軸方向Yにスライド操作するときに摘まむための摘まみ部49が設けられている。図6に示すように、摘まみ部49は、上方に突出する軸部49aを備え、該軸部49aは、軸方向Yに延びるように筐体60の底面に設けられた長穴62eに挿通されている。これにより、摘まみ部49は、長穴62eによって軸方向Yに案内されるようになっている。軸部49aは、筐体60内の第1スライド部材78に例えば溶接により固定されている。したがって、摘まみ部49を筐体60の下面に沿って軸方向Yにスライド操作することで、第1スライド部材78及びこれに連結された第1ガイドプレート42を軸方向Yに沿ってスライド移動させることができる。
図3に示すように、ガイド部43は、例えば長方形のプレート部分で構成されている。ガイド部43は、一対の支持軸31a,31bの間を通って上下方向に延びるように且つ該一対の支持軸31a,31bに略直角な面に沿って配置されている。ガイド部43の背面側の面は、支持軸31a,31bによって支持されたラベルロールLRの正面側の端面に押し当てられる押し当て面43aを構成している。押し当て面43aの上縁部は、後述の接触部88(図8参照)を構成する。
ガイド部43の上端部には、一対の保護部44a,44bが側方に連ねて設けられている。各保護部44a,44bは、ガイド部43の側面43b,43cから横方向X外側に向かって正面側に傾斜した方向に延設されている。このように、保護部44a,44bは、先端に向かうに従って、押し当て面43aが配置された面から遠ざかるように設けられており、保護部44a,44b全体が押し当て面43aよりも正面側に配置されている。したがって、押し当て面43aがラベルロールLRの端面に押し当てられた状態において、保護部44a,44bはラベルロールLRに接触しない。
第2ガイドプレート52は、第1ガイドプレート42と同様、略水平面に沿って配置されたベース部55と、該ベース部55の横方向X一端部から下方に延びる第1側面部56(図5参照)と、ベース部55の横方向X他端部から下方に延びる第2側面部57(図3参照)と、ベース部55の例えば軸方向Y背面側の端部から立ち上がるガイド部53と、を備えている。
ベース部55は、筐体60の上面に対向配置されている。また、ベース部55は、第1ガイドプレート42のベース部45と略同じ高さに配置され、該ベース部45よりも軸方向Y背面側に配置されている。第1側面部56は、筐体60の一方の側面に対向配置され、第2側面部57は、筐体60の他方の側面に対向配置されている。
図3に示すように、第2側面部57の下端部は、軸方向Yの正面側へ延設されており、軸方向Yの背面側にも、正面側に比べて短い距離だけ延設されている。第2側面部57は、軸方向Yに間隔を空けて設けられた複数のピン83,84を介して、筐体60内に収容された例えばL字形の第3スライド部材79(図6参照)に連結されている。ピン83,84は、軸方向Yに延びるように筐体60の側面に設けられた長穴62bに挿通されている。同様に、図5に示す第1側面部56も、ピン85を介して、筐体60内に収容された第4スライド部材(図示せず)に連結されており、ピン85は、軸方向Yに延びるように筐体60の側面に設けられた長穴62cに挿通されている。このように、第2ガイドプレート52は、第1側面部56及び第2側面部57においてピン83,84,85を介して筐体60に支持されている。
図3に示すピン83,84は、筐体60の長穴62bに沿ってスライド移動可能となっている。該長穴62bに沿ってピン83,84が案内されることで、該ピン83,84を介して連結された第2側面部57及び第3スライド部材79は、共に軸方向Yにスライド移動可能となっている。同様に、図5に示すピン85が筐体60の長穴62cに沿って案内されることで、該ピン85を介して連結された第1側面部56及び第4スライド部材(図示せず)は、共に軸方向Yにスライド移動可能となっている。以上の構成により、第2ガイドプレート52は、軸方向Yにスライド移動可能となっている。
なお、図3及び図6に示すように、筐体60の側方には、第2ガイドプレート52を軸方向Yにスライド操作するときに摘まむための摘まみ部59が設けられている。図6に示すように、摘まみ部59は、横方向Xに突出する軸部59aを備え、該軸部59aは、前記長穴62bに挿通されている。これにより、摘まみ部59は、長穴62bによって軸方向Yに案内されるようになっている。軸部59aは、筐体60内の第3スライド部材79に例えば溶接により固定されている。したがって、摘まみ部59を筐体60の側面に沿って軸方向Yにスライド操作することで、第3スライド部材79及びこれに連結された第2ガイドプレート52を軸方向Yに沿ってスライド移動させることができる。
図3に示すように、ガイド部53は、第1ガイドプレート42のガイド部43と同様、例えば長方形のプレート部分で構成され、一対の支持軸31a,31bの間を通って上下方向に延びるように且つ該一対の支持軸31a,31bに略直角な面に沿って配置されている。ガイド部53は、第1ガイドプレート42のガイド部43よりも軸方向Y背面側に配置され、該ガイド部43に対向配置されている。ガイド部53の正面側の面は、支持軸31a,31bによって支持されたラベルロールLRの背面側の端面に押し当てられる押し当て面53aを構成している。
第1ガイドプレート42のガイド部43と、第2ガイドプレート52のガイド部53とは、略同じ形状および略同じ大きさを有する。また、これら一対のガイド部43,53は、軸方向Yから見て完全に位置合わせされている。したがって、上下方向に関して、一対のガイド部43,53の上縁同士は略等しい高さに配置され、横方向Xの両端において、一対のガイド部43,53の側縁同士は略同じ位置に配置されている。
ガイド部53の上端部には、一対の保護部54a,54bが側方に連ねて設けられている。各保護部54a,54bは、ガイド部53の側面53b,53cから横方向X外側に向かって背面側に傾斜した方向に延設されている。このように、保護部54a,54bは、先端に向かうに従って、押し当て面53aが配置された面から遠ざかるように設けられており、保護部54a,54b全体が押し当て面53aよりも背面側に配置されている。したがって、押し当て面53aがラベルロールLRの端面に押し当てられた状態において、保護部54a,54bはラベルロールLRに接触しない。
第2ガイドプレート52には、更に、ガイド部53の上方に連なる上方延長部58が設けられている。上方延長部58は、ガイド部53の上端から上方に向かって背面側に傾斜した方向に延設されている。このように、上方延長部58は、先端に向かうに従って、押し当て面53aが配置された面から遠ざかるように設けられており、上方延長部58全体が押し当て面53aよりも背面側に配置されている。したがって、押し当て面53aがラベルロールLRの端面に押し当てられた状態において、上方延長部58はラベルロールLRに接触しない。
ホルダ30にラベルロールLRをセットするときは、巻芯20の内側にホルダ30を通しながら、ラベルプリンタ8の正面側から背面側に向かってラベルロールLRを差し込む。このとき、軸方向Yにおいて、一対のガイド部43,53間にラベルロールLRを収める必要がある。この目的を果たすためには、ラベルロールLRの正面側の端部が正面側のガイド部43を乗り越えるようにラベルロールLRを差し込めばよい。このとき、ラベルロールLRの背面側の端部が背面側のガイド部53を乗り越えてもよい。この場合、ガイド部53を乗り越えたラベルロールLRは、巻芯20の端面の内周側コーナー部において上方延長部58に当接するため、ラベルロールLRの背面側端部が第2ガイドプレート52を完全に乗り越えることを防止できる。また、上方延長部58に巻芯20が当接した状態において、ラベルロールLRは、上方延長部58の傾斜面に沿って正面側に向かって斜め下方に案内される。これにより、一対のガイド部43,53間にラベルロールLRを容易に収めることができる。
図6及び図7に示すように、位置決め機構40は、ラベルロールLRの軸方向Y寸法に関わらず常にラベルロールLRの軸方向Y中央部を所定位置に位置決めするためのセンタリング機構70を備えている。センタリング機構70は、筐体60に収容されている。センタリング機構70は、軸方向Yに延びる一対のラック72,74と、これらのラック72,74に噛み合うピニオン76とを備えている。ピニオン76は、上下方向に沿った軸77周りに回転可能に筐体60に固定されている。
ピニオン76が図6の時計回り方向に回転すると、一方のラック72は軸方向Y背面側へスライド移動し、他方のラック74は等距離だけ軸方向Y正面側へスライド移動する。逆に、ピニオン76が図6の反時計回り方向に回転すると、一方のラック72は軸方向Y正面側へスライド移動し、他方のラック74は等距離だけ軸方向Y背面側へスライド移動する。すなわち、一対のラック72,74は、いずれか一方が軸方向Yにスライド移動すると、他方が等距離だけ軸方向Yの反対方向へスライド移動するように互いに連結されている。
一方のラック72は前記第1スライド部材78に固定され、他方のラック74は前記第3スライド部材79に固定されている。すなわち、一方のラック72は、第1スライド部材78を介して第1ガイドプレート42に連結されており、他方のラック72は、第3スライド部材79を介して第2ガイドプレート52に連結されている。
以上のセンタリング機構70により、第1ガイドプレート42が軸方向Yの正面側または背面側へスライド移動すると、第2ガイドプレート52が軸方向Yの反対側へ等距離だけスライド移動する。したがって、第1ガイドプレート42のガイド部43と第2ガイドプレート52のガイド部53との間にラベルロールLRをセットした状態において、一方のガイドプレート42,52のガイド部43,53をラベルロールLRの端面に向けて軸方向Yにスライド操作することで、一対のガイド部43,53が互いに接近するように両方のガイドプレート42,52がスライド移動する。このスライド操作を、ラベルロールLRの両方の端面にガイド部43,53が押し当てられるまで行うことで、軸方向YにおけるラベルロールLRの中央部を所定位置に位置決めすることができる。
図8は、位置決め機構40のガイド部43及びその周辺部を押し当て面43a側から見た図である。
以下、図8を参照しながら、ガイド部43の押し当て面43aに形成される接触部88及びこれに関連する構成について説明する。なお、ここでは、一方のガイド部43に形成される接触部88について説明するが、他方のガイド部53の押し当て面53aにも同様の接触部が形成される。
押し当て面43aは、接触部88において、支持軸31a,31bに支持されたラベルロールLRの端面に接触する。また、上述した筐体60によるガイドプレート42,52の支持状態により、接触部88は、ラベルロールLRの端面に対して、巻芯20の端面のみに接触し、ラベル連続体LC部分には接触しないように配置される。さらに、押し当て面43aにおける接触部88以外の領域も、ラベルロールLRのラベル連続体LC部分に接触しないように配置される。具体的には、ガイド部43全体が巻芯20の外周20bよりも径方向内側に配置され、接触部88が巻芯20の内周20aよりも径方向外側に配置されている。これにより、軸方向Yから見て、接触部88は、巻芯20の端面における内周20aから外周20bまでの領域に重なり、ラベルロールLRのラベル連続体LC部分(図2に示す巻回体22部分)には重ならないように配置される。
このように、本実施形態では、位置決め機構40によりラベルロールLRを位置決めしたとき、接触部88がラベル連続体LCの端面におけるラベル連続体LC部分には接触せず、巻芯20部分のみに接触するため、ラベル連続体LCの糊がガイド部43に付着することを防止できる。また、上述したように、ガイド部43に連なる保護部44a,44bはラベルロールLRの端面には接触しないため、保護部44a,44bにもラベル連続体LCの糊が付着することはない。したがって、ガイドプレート42を頻繁に清掃したり、非粘着コーティングをガイドプレート42の表面に施したり、巻芯20がラベル連続体LRの端面よりも軸方向に突出するように構成された特殊なラベルロールを用いたりする必要がない。
また、接触部88は、押し当て面43aの上縁部に形成され、支持軸31a,31bよりも上側に配置される。これにより、接触部88は、巻芯20の端面における上端近傍部に接触するように配置される。巻芯20の上端近傍部は、一対の支持軸31a,31bによって下側から支持された部分であり、支持軸31a,31bよりも下側に吊り下げられた部分に比べて変位し難い。そのため、このように変位し難い巻芯20上部の端面に対して接触部88を精度良く押し当てることができ、これにより、ラベルロールLRのラベル連続体LC部分に対する押し当て面43aの接触、ひいては、押し当て面43aへの糊の付着をより確実に防止できる。
以上のような接触部88の配置を実現し得る押し当て面43aの形状、大きさ及び配置は、巻芯20の内径R1及び外径R2、並びに、支持軸31a,31bの外径及び配置に応じて決定される。
巻芯20の内径R1及び外径R2は、ラベルプリンタ8に用いられるラベルロールLRのサイズによって決定される固定値である。
巻芯20の内側への支持軸31a,31bの挿入を可能にするために、支持軸31a,31bの外径は巻芯20の内径R1よりも小さい必要がある。また、本実施形態では、巻芯20の内側において2本の支持軸31a,31bが干渉することを避けるために、各支持軸31a,31bの外径は、巻芯20の内径R1の半分未満である必要がある。さらに、一対の支持軸31a,31bは、互いに同じ外径を有することが好ましく、一対の支持軸31a,31bの軸心は、互いに略同じ高さに配置されることが好ましい。これにより、一対の支持軸31a,31bは、略同じ高さにおいて巻芯20の内周20aに接触し、これら一対の接触部において内周側からラベルロールLRを安定的に支持することができる。
横方向Xに関して、一対の支持軸31a,31bは、両方の支持軸が共に巻芯20の内側に収まるような間隔を空けて配置される。すなわち、横方向Xにおける一方の支持軸31aの外側端部と他方の支持軸31bの外側端部との距離S1は、巻芯20の内径R1よりも小さい。一対の支持軸31a,31b間の間隔S2は、支持軸31a,31b間にガイド部43を配置可能な間隔に決定される。このような条件下において、一対の支持軸31a,31bの軸心間の距離Sが決定される。
このようにして決定された支持軸31a,31bの外径及び配置に従って、巻芯20の軸心Pの位置が決定される。
押し当て面43aの形状、大きさ及び配置は、巻芯20の軸心Pから押し当て面43aの上端コーナー部43i,43jまでの距離Qが巻芯20の内周20aの半径(R1/2)よりも大きく且つ外周20bの半径(R2/2)以下となるように決定される。これにより、押し当て面43aの上縁部に、巻芯20の径方向外側にはみ出すことなく巻芯20の端面に接触する接触部88を形成することができる。
このように決定される距離Qに基づいて、横方向Xにおける押し当て面43aの幅Q1と、軸心Pから押し当て面43aの上端43hまでの距離Q2とが決定される。ガイド部43と支持軸31a,31bとの干渉を回避するために、幅Q1は、支持軸31a,31b間の間隔S2よりも小さい値に決定される。巻芯20の軸心Pから押し当て面43aの上端43hまでの距離Q2は、巻芯20の内周20aの半径(R1/2)よりも大きいことが好ましい。これにより、押し当て面43aの上端が巻芯20の内周20aの上端20cよりも上側に配置されるため、巻芯20の端面における内周20aの上端20cを含む部分に押し当て面43aの接触部88を接触させることができる。
以上のように、本実施形態によれば、ラベルロールLRに対して巻芯20の端面のみに接触する接触部88が形成されることによって、ガイドプレート42,52に糊が付着することを確実に防止できる。したがって、従来のようにガイド部に糊が付着する場合に起こり得る様々な不具合を回避できる。例えば、ラベルロールLRの端面とガイド部43,53との接着が防止されることにより、ラベルロールLRの回転がガイド部43,53によって阻害されることが抑制される。これにより、ラベルロールLRからラベル連続体LCが良好に繰り出されるため、印字部91における印字不良、及び、ラベル発行口Wにおける発行不良を効果的に抑制することができる(図2参照)。また、ガイド部43,53の押し当て面43a,53aに糊が堆積しないため、糊の塊が押し当て面43a,53aからラベル連続体LCに転移してラベル連続体LCの供給方向下流側へ搬送されることを防止できる。
また、図8に示すように、本実施形態によれば、巻芯20の端面は、押し当て面43aの側縁部に対して、押し当て面43aと保護部44a,44bとの境界部43d,43eに接触する。そのため、ガイド部43における押し当て面43aと側面43b,43cとの側縁コーナー部43f,43gに巻芯20の端面が接触することを防止できる。したがって、回転中のラベルロールLRの巻芯20の端面にガイド部43の側縁コーナー部43f,43gが擦りつけられることを防止でき、これにより、巻芯20の保護を図ることができる。
以上、上述の実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、上述の実施形態では、上側から被貼付物に貼り付けられるラベルを発行する上貼り用のラベルプリンタについて説明したが、本発明は、下側から被貼付物に貼り付けられるラベルを発行する下貼り用のラベルプリンタにも適用することができる。また、本発明は、ラベル貼付装置に搭載されるラベルプリンタに限らず、ラベル貼付装置以外の装置に搭載されるラベルプリンタ、又は、単独で使用されるラベルプリンタにも等しく適用できる。
また、上述の実施形態では、2本の支持軸31a,31bでラベルロールLRを支持する場合について説明したが、本発明において、支持軸の本数は1本または3本以上であってもよい。
1 :ラベル貼付装置
2 :ラック
4 :コンベア
8 :ラベルプリンタ
10 :ラベル貼付機
11 :吸着ブロック
12 :操作表示部
20 :巻芯
20a :巻芯の内周
20b :巻芯の外周
22 :巻回体
30 :ホルダ(保持部)
31a,31b:支持軸
32 :固定軸部
33 :外側筒部
38 :連結プレート
40 :位置決め機構
42 :第1ガイドプレート
43 :ガイド部
44a,44b:保護部
52 :第2ガイドプレート
53 :ガイド部
54a,54b:保護部
58 :上方延長部
60 :筐体(支持体)
70 :センタリング機構
91 :印字部
92 :印字ローラ
93 :アシストローラ
95 :切断手段
120 :ハウジング
120a :ハウジングの背面部
D :商品の搬送方向
F :ラベル供給方向
G :商品(被貼付物)
LC :ラベル連続体
LR :ラベルロール
P :巻芯の軸心
W :ラベル発行口
X :横方向
Y :軸方向

Claims (5)

  1. 糊面を有する帯状のラベル連続体と、該ラベル連続体が巻き付けられた筒状の巻芯とを有するラベルロールを保持する保持部と、
    該保持部に保持されたラベルロールから繰り出されたラベル連続体部分に印字する印字部と、を備えたラベルプリンタであって、
    前記保持部は、
    前記巻芯の内側に差し込まれることで前記ラベルロールを支持する支持軸と、
    該支持軸によって支持された前記ラベルロールの端面に押し当てられる接触部を有するガイド部と、
    該ガイド部を支持する支持体と、を備え、
    前記支持軸に支持された前記ラベルロールに対して前記ガイド部の全体が前記巻芯の外周よりも径方向内側に配置され且つ前記接触部が前記巻芯の内周よりも径方向外側に配置されるように、前記ガイド部が前記支持体に支持されていることを特徴とするラベルプリンタ。
  2. 前記支持軸の外径は前記巻芯の内径よりも小さく、
    前記接触部は、前記支持軸よりも上側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のラベルプリンタ。
  3. 前記保持部は、略水平方向に平行に延びる一対の前記支持軸を備え、
    該一対の支持軸は、両方の支持軸が共に前記巻芯の内側に収まるような間隔を空けて配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のラベルプリンタ。
  4. 前記ガイド部は、前記一対の支持軸の間を通って上下方向に延びるように且つ該一対の支持軸に略直角な面に沿って配置されたプレート状部材で構成され、
    前記接触部は、前記ガイド部の上縁部で構成されていることを特徴とする請求項3に記載のラベルプリンタ。
  5. 前記ラベルロールに対向する前記ガイド部の押し当て面と該ガイド部の側面とのコーナー部に前記巻芯の端面が接触することを防止するための保護部が、前記ガイド部の側方に連ねて設けられていることを特徴とする請求項4に記載のラベルプリンタ。
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