JP2015097982A - リクレーミング方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】湿式吸収法による二酸化炭素回収装置において、水蒸気消費量の少ないリクレーミング方法の提供。
【解決手段】アミン類を吸収液として用いる二酸化炭素回収装置において、吸収液の一部をリクレーミング装置24に移送し、リクレーミング装置内24で吸収液を加熱して蒸留を開始させ、リクレーミング装置24内の液温が安定したときの値を初期温度として記録する一方、リクレーミング装置内24に蓄積され得る高沸点化合物の上限量を設定し、リクレーミング装置24内の液温を温度測定装置27により逐次測定し、初期温度から上昇した値に基づいてリクレーミング装置24内に蓄積されている高沸点化合物の量を推定し、推定蓄積量が前記上限量を超えたときに吸収液の加熱を停止する工程を含む、リクレーミング方法。
【選択図】図1

Description

本発明はリクレーミング方法に関する。より詳細に、本発明は、二酸化炭素の回収に要する水蒸気消費量が少ない二酸化炭素回収装置を構成するためのリクレーミング方法に関する。
火力発電所等においては化石燃料を燃焼させるので、二酸化炭素が大量に発生する。二酸化炭素は、温暖化原因物質の一つとして、その排出量の抑制が各国で進められている。二酸化炭素を回収する方法として、アルカノールアミンなどのアミン類を含む液(以下、吸収液ということがある。)による二酸化炭素の吸収を利用した方法が知られている(例えば、特許文献1など参照)。
燃焼排ガスには硫黄酸化物および窒素酸化物が含まれている。燃焼排ガス中の硫黄酸化物および窒素酸化物のほとんどは脱硫装置および脱硝装置によって除去される。燃焼排ガスからの二酸化炭素の回収は、脱硫処理および脱硝処理がなされた後に行われる。二酸化炭素の吸収液による吸収を行う際に、燃焼排ガス中に僅かに残る硫黄酸化物および窒素酸化物が吸収液と反応して、熱安定性塩(Heat Stable Salt、以下HSS)と呼ばれる化合物が生成する。HSSは二酸化炭素回収装置を循環する吸収液に蓄積されていく。高濃度のHSSは、装置の腐食や発泡、二酸化炭素の吸収性能の低下を惹き起こす。吸収液に蓄積したHSSを減らすために、二酸化炭素回収装置から吸収液の一部を抜き出して、リクレーミング装置にて蒸留法によるリクレーミングが行われる(特許文献1、特許文献2、特許文献3など)。蒸留には多量の熱エネルギを要するので、リクレーミングは二酸化炭素の回収に要する水蒸気消費量を増加させる一因になっている。
特開2013−128899号公報 特開2011−104580号公報 特開2013−128881号公報
蒸留法によるリクレーミングにおいては、リクレーミング装置にてアルカノールアミンなどのアミン類を含む吸収液を蒸発させ、該蒸気を二酸化炭素回収装置に戻す。リクレーミング装置内の吸収液には、リクレーミングの進行に伴って、HSS、硝酸ナトリウム、硫酸ナトリウムなどの高沸点化合物(不揮発性化合物)が蓄積されていく。高沸点化合物は、リクレーミング装置の熱効率を低下させたり、析出により抜出口を閉塞させたりする。蓄積量が所定量に達したときには、リクレーミングを一時停止させて、リクレーミング装置から高沸点化合物(リクレーミング装置内の液温度で揮発しない化合物)を含む液を抜き出す必要がある。リクレーミング装置に蓄積した高沸点化合物の量は、リクレーミング装置から液を抜き出して測定する方法が最も正確で有効な方法である。リクレーミング装置から液を抜き出さずに測定する方法はリクレーミング装置内が高温高圧のために実施が困難で不正確であった。
本発明の目的は、二酸化炭素の回収に要する水蒸気消費量が少ない二酸化炭素回収装置を構成するためのリクレーミング方法を提供することである。
上記目的を達成すべく鋭意検討した結果、以下のような態様の本発明を完成するに至った。
〔1〕二酸化炭素回収装置において用いたアミン類を含有する吸収液の一部をリクレーミング装置に移送し、
該リクレーミング装置内で該吸収液を加熱して蒸留を開始させ、リクレーミング装置内の液の温度が安定したときのその値を初期温度として記録し、
リクレーミング装置内の液に蓄積され得る高沸点化合物の上限量を設定し、
リクレーミング装置内の液の温度を逐次測定し、その測定値の初期温度からの温度上昇値を記録し、
該上昇値からリクレーミング装置内の液に蓄積されている高沸点化合物の量を推算し、
該推算された量が前記設定された上限量を超えたときに吸収液の加熱を止める工程を有するリクレーミング方法。
〔2〕二酸化炭素回収装置において用いたアミン類を含有する吸収液の一部をリクレーミング装置に移送し、
該リクレーミング装置内で該吸収液を加熱して蒸留を開始させ、リクレーミング装置内の液の温度が安定したときのその値を初期温度として記録し、
リクレーミング装置内の液に蓄積され得る高沸点化合物の上限量を設定し、該上限量の高沸点化合物が前記吸収液に蓄積させたときに生じる沸点上昇値を推算し、
前記の初期温度と推算された沸点上昇値との和を設定温度として記録し、
リクレーミング装置内の液の温度を逐次測定し、その測定値が設定温度を超えた時に吸収液の加熱を止める工程を有するリクレーミング方法。
〔3〕二酸化炭素回収装置が、二酸化炭素を含む被処理ガスとアミン類を含有するCO2リーン吸収液とを向流接触させて、二酸化炭素をCO2リーン吸収液に吸収させCO2リッチ吸収液を得るための吸収塔と、CO2リッチ吸収液とCO2リーン吸収液の蒸気とを向流接触させてCO2リッチ吸収液から二酸化炭素を脱離させてCO2リーン吸収液に再生するための再生塔と、再生塔で再生されたCO2リーン吸収液と吸収塔で二酸化炭素が吸収されたCO2リッチ吸収液との間で熱交換させるための熱交換器を有するものである、〔1〕または〔2〕に記載のリクレーミング方法。
〔4〕リクレーミング装置に移送する前にアミン類より強い塩基を吸収液に添加する工程をさらに有する〔1〕〜〔3〕のいずれかひとつに記載のリクレーミング方法。
〔5〕吸収液の加熱を止めた後、リクレーミング装置内に残った液を抜き出す工程をさらに有する〔1〕〜〔4〕のいずれかひとつに記載のリクレーミング方法。
〔6〕蒸留で得られる蒸気を二酸化炭素回収装置に戻す工程をさらに有する〔1〕〜〔5〕のいずれかひとつに記載のリクレーミング方法。
本発明のリクレーミング方法によれば、リクレーミング装置内の液に蓄積する高沸点化合物の量を液を抜き出さずに正確に把握でき、吸収液の加熱に使用する水蒸気の利用効率を最適化することができるので、二酸化炭素の回収に要する水蒸気消費量が少ない二酸化炭素回収装置を構成することに寄与する。
二酸化炭素回収装置とリクレーミング装置の一例を示す図である。
本発明の一実施形態に係るリクレーミング方法は、二酸化炭素回収装置において用いたアミン類を含有する吸収液の一部をリクレーミング装置に移送し、該リクレーミング装置内で該吸収液を加熱して蒸留を開始させ、リクレーミング装置内の液の温度が安定したときのその値を初期温度として記録し、リクレーミング装置内の液に蓄積され得る高沸点化合物の上限量を設定し、リクレーミング装置内の液の温度を逐次測定し、その測定値の初期温度からの温度上昇値を記録し、該上昇値からリクレーミング装置内の液に蓄積されている高沸点化合物の量を推算し、該推算された量が前記設定された上限量を超えたときに吸収液の加熱を止める工程を有する。
本発明の別の一実施形態に係るリクレーミング方法は、二酸化炭素回収装置において用いたアミン類を含有する吸収液の一部をリクレーミング装置に移送し、該リクレーミング装置内で該吸収液を加熱して蒸留を開始させ、リクレーミング装置内の液の温度が安定したときのその値を初期温度として記録し、リクレーミング装置内の液に蓄積され得る高沸点化合物の上限量を設定し、該上限量の高沸点化合物が前記吸収液に蓄積させたときに生じる沸点上昇値を推算し、前記の初期温度と推算された沸点上昇値との和を設定温度として記録し、リクレーミング装置内の液の温度を逐次測定し、その測定値が設定温度を超えた時に吸収液の加熱を止める工程を有する。
吸収液に含有されるアミン類としては、モノエタノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノールのようなアルコール性水酸基含有1級アミン類、ジエタノールアミン、2−メチルアミノエタノール、2−エチルアミノエタノール、2−イソプロピルアミノエタノールのようなアルコール性水酸基含有2級アミン類、トリエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミンのようなアルコール性水酸基含有3級アミン類、エチレンジアミン、トリエチレンジアミン、ジエチレントリアミンのようなポリエチレンポリアミン類、ピペラジン類、ピペリジン類、ピロリジン類のような環状アミン類、キシリレンジアミンのようなポリアミン類、メチルアミノカルボン酸のようなアミノ酸類等及びこれらの混合物が挙げられる。また、前記吸収液には二酸化炭素吸収促進剤或いは腐食防止剤、更には、その他の媒体としてメタノール、ポリエチレングリコール、スルフォラン等が含まれていてもよい。
二酸化炭素回収装置としては、図1に示すようなものを挙げることができる。二酸化炭素回収装置では次のようなことが行われる。
被処理ガス11がブロワ12にて吸収塔1の底部に供給され、充填層2を上昇し、頂部から処理済みガス4として放出される。被処理ガス11はその圧力が常圧以上になっていてもよいし、常圧であってもよい。被処理ガス11の温度は100℃以下が好ましい。充填層2の上部にアミン類を含むCO2リーン吸収液がノズル6から降り注がれ、充填層2にて被処理ガスと向流接触し、被処理ガス中の二酸化炭素を吸収し、吸収塔底部10に溜まる。底部10に溜まった液は、二酸化炭素を豊富に含み、CO2リッチ吸収液と呼ばれる。吸収塔の底部10におけるCO2リッチ吸収液の温度は50〜60℃程度である。脱CO2処理済みガスには吸収液がミストとして同伴しているので、頂部から放出する前に、水洗部25において、脱CO2処理済みガスを水で洗浄する。
底部10から抜き出されたCO2リッチ吸収液は熱交換器22にて加熱されて再生塔(脱離塔)13の充填層15の上部のノズル14から降り注がれる。注がれた液は充填層15を下降し、再生塔の底部に溜まる。再生塔の底部に溜まる液は、後述するように、二酸化炭素の含有量が少なく、CO2リーン吸収液と呼ばれる。再生塔の底部にはリボイラ23が付設されている。リボイラでCO2リーン吸収液が加熱され気化された蒸気が管を経て充填層15を上昇し、充填層15を下降するCO2リッチ吸収液を加熱して約100〜120℃の温度にし二酸化炭素を脱離させる。脱離した二酸化炭素は、再生塔の頂部から排出され、同伴する水が冷却器19にて凝縮される。得られた凝縮水は再生塔に戻される。
再生塔の底部に溜まった高温高圧のCO2リーン吸収液は抜き出されて熱交換器22および冷却器(図示せず。)にて冷却され、吸収塔1に戻される。なお、熱交換器22では再生塔底部から抜き出されたCO2リーン吸収液(110〜120℃程度)と吸収塔底部から抜き出されたCO2リッチ吸収液(50〜60℃程度)との間で熱交換が行われる。熱交換器としては、スパイラル式熱交換器、プレート式熱交換器、多管円筒式熱交換器など、既存の熱交換器を用いることができる。
このような二酸化炭素回収装置において用いられた吸収液には、式(1)〜(7)に示すような反応によって、HSSが蓄積されていく。
SO2 + H2O = H2SO3 (1)
H2SO3 + 1/2O2 = H2SO4 (2)
H2SO3 + 2RNHCHR'CH2OH = [RNH2CHR'CH2OH]2SO3 (3)
[RNH2CHR'CH2OH]2SO3 + 1/2O2 = [RNH2CHR'CH2OH]2SO4 (4)
H2SO4 + 2RNHCHR'CH2OH = [RNH2CHR'CH2OH]2SO4 (5)
3NO2 + H2O = 2HNO3 + NO (6)
HNO3 + RNHCHR'CH2OH = [RNH2CHR'CH2OH]NO3 (7)
そこで、二酸化炭素回収装置内を循環する吸収液中のHSSが所定濃度を超えたときまたは二酸化炭素回収装置の運転時間が所定時間を超えたときに、CO2リーン吸収液の一部を抜き出して、リクレーミング装置24に移送する。図1においては、CO2リーン吸収液を熱交換器22を出て吸収塔1に供給するための管から抜き出しているが、再生塔の底部または熱交換器22に入る管から抜き出してもよい。
抜き出された吸収液は、必要に応じて中和される。中和は、中和槽30などにおいて吸収液に含まれているアミン類より強い塩基を吸収液に添加することによって行われる。該塩基としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどが挙げられる。式(8)や(9)に示すような中和反応によって、HSSがアミン類に還元される。
[RNH2CHR'CH2OH]2SO4 + 2NaOH = 2RNHCHR'CH2OH + Na2SO4 (8)
[RNH2CHR'CH2OH]NO3 + NaOH = RNHCHR'CH2OH + NaNO3 (9)
また、抜き出した吸収液をフラッシュ蒸発させて、得られた蒸気を再圧縮して再生塔に戻し、残った液をリクレーミング装置に移送してもよい。また、残った液は前述のように中和してからリクレーミング装置に移送してもよい。
リクレーミング装置に移送された吸収液はリクレーミング装置内で加熱され蒸留される。蒸留は沸点温度にて行われる。リクレーミング装置における蒸留で得られる蒸気は二酸化炭素回収装置に戻す。
リクレーミング装置内の液の温度は、公知の手段により測定される。該測定手段としては、熱電対、抵抗温度計、放射温度計等が挙げられる。リクレーミング装置内の液温度を測定する点は1箇所でも複数箇所でも良く、沸点上昇度は1箇所の測定結果からでも複数箇所の測定結果の平均値からでも算出しても良い。また、リクレーミング装置内の液温度を測定する場所は、好ましくは伝熱管より上部、より好ましくはアミン蒸気出口配管に近い液面である。また、リクレーミング装置内の液温度測定は連続して行ってもよいし、一定の間隔を置いて行っても良い。
純粋な溶媒に溶質が溶解すると溶媒固有の沸点が溶質の溶解量に比例して上昇する。この現象は沸点上昇と呼ばれる。溶液の沸点は、溶媒に溶解した溶質の質量モル濃度[mol kg-1]がmのとき、式(10)で表すことができる。
Ts = T0 + ΔT = T0 + (Kb × m) (10)
ΔT:沸点上昇度[K]、Kb:沸点上昇定数[K kg mol-1]、m:溶質の質量モル濃度[mol kg-1]、純粋溶媒の沸点T0[K]、溶液の沸点Ts[K]
また、溶液の沸点は、溶質の質量モル濃度増加分[mol kg-1]がΔm12のとき、式(11)で表すことができる。
T2 = T1 + ΔT12 = T1 + (Kb × Δm12) (11)
ΔT12:沸点上昇度[K]、Kb:沸点上昇定数[K kg mol-1]、Δm12:溶質の質量モル濃度増加分[mol kg-1]、溶質の溶解量増加前の溶液の沸点(初期温度)T1[K]、溶質の溶解量増加後の溶液の沸点T2[K]
なお、沸点上昇定数は、二酸化炭素回収装置に循環させる予定のアミン類水溶液に既定量のNaNO3を溶解させた溶液を準備し、その溶液の沸点と溶解量との関係から、求めることができる。また、沸点上昇定数は、溶媒のエンタルピーΔHから理論的に算出することもできる。なお、水の沸点上昇定数は0.51[K kg mol-1]である。
リクレーミング装置内の液の沸点温度も、高沸点化合物などの溶質濃度に比例して沸点が高くなる。リクレーミング装置内の液に含まれる高沸点化合物は蒸留の進行とともに濃縮されていくので、リクレーミング装置内の液の温度は経時的に上昇する。
本発明においては、リクレーミング装置内で吸収液を加熱して蒸留を開始させ、リクレーミング装置内の液の温度が安定したときのその値を初期温度として記録し、この初期温度からの沸点上昇度を利用して、リクレーミング装置による吸収液の加熱の停止時期を決める。
すなわち、第一実施形態においては、リクレーミング装置内の液に蓄積され得る高沸点化合物の上限量を設定し、リクレーミング装置内の液の温度を逐次測定し、その測定値の初期温度からの温度上昇値を記録し、該上昇値からリクレーミング装置内の液に蓄積されている高沸点化合物の量を推算し、該推算した量が前記上限量を超えたときに吸収液の加熱を止める。
第二実施形態においては、リクレーミング装置内の液に蓄積され得る高沸点化合物の上限量を設定し、該上限量の高沸点化合物が前記吸収液に蓄積させたときに生じる沸点上昇値を推算し、前記の初期温度と推算した沸点上昇値との和を設定温度として記録し、リクレーミング装置内の液の温度を逐次測定し、その測定値が設定温度を超えた時に吸収液の加熱を止める。
このようにすることによって、リクレーミング装置に使用される水蒸気量を最適化することができ、また析出物による配管詰まりを防止することができる。
なお、高沸点化合物の中には吸収液に難溶または不溶のものがある。難溶性または不溶性の高沸点化合物が吸収液に生成することが予測される場合には、あらかじめCCS系内吸収液中の高沸点化合物の存在比を分析しておき、観測された沸点上昇度に基いて可溶性高沸点化合物の質量モル濃度を算出し、次いで難溶性または不溶性の高沸点化合物と可溶性高沸点化合物との存在比に基いて難溶性または不溶性の高沸点化合物の量を算出することで、全蓄積量を推定することができ、逆に、蓄積量と存在比に基いて沸点上昇度を推定することもできる。
吸収液の加熱を止めた後、リクレーミング装置内に残った液を抜き出す。抜き出された液には高沸点化合物が高濃度で含まれているので、公知の手法によって処理する。
[実施例1]
図1に示す装置を用いて二酸化炭素の回収およびリクレーミング処理を実施した。CO2 12%、O2 7%を含有する流速2m3/h、温度30℃の被処理ガス11を塔径50 mm充填層高さ1.4mの吸収塔1へ供給部3からブロワ12を用いて供給した。モノエタノールアミン(MEA)を30重量%含む水溶液にH2SO4とHNO3を5wt%ずつ加えた吸収液(温度30℃)を液ガス比3.0で充填層2において向流接触させて二酸化炭素を吸収させた。塔上部に設置してある水洗部25で飛散アミンを補集し、脱CO2処理済みガス4を系外に排出した。二酸化炭素が吸収された吸収液を吸収塔底部10から熱交換器22を経て再生塔13へ供給し、ノズル14から充填層15に降り注いだ。再生塔入口液温度は100℃であった。充填層15において吸収液から二酸化炭素が脱離され、吸収液を再生した。再生塔液温度の最高値は110℃であった。脱離した二酸化炭素は、再生塔13の上部において、ノズル20より供給される還流水と上部充填部26で接触し、冷却器19により冷却され、気液分離器17にて二酸化炭素と凝縮水とに分離され、管18から排出した。再生された吸収液は熱交換器22を経て吸収塔1に戻した。吸収液の循環液量は10Lであった。
実施例1で用いたリクレーミング装置24内には加熱のための伝熱管が設けられている。また、リクレーミング装置24内には、熱電対27が、液面、液面下10cm、および液面下20cmの3箇所に設置されている。
再生塔から抜き出した吸収液を、混合タンク30に移送し、これにHSSと当量のNaOHを添加して、HSSをNa2SO4およびNaNO3に転化させた。中和処理後の吸収液をリクレーミング装置24に供給した。リクレーミング装置24の伝熱管に水蒸気を通し、吸収液を加熱して蒸留を開始させた。3箇所の液温度が全て安定したときの温度(初期温度)をそれぞれ記録した。
蒸留を行っている間、熱電対でリクレーミング装置内の液の温度を連続測定した。3箇所の沸点上昇度の平均値から式(10)を用いてリクレーミング装置に蓄積した高沸点化合物(Na2SO4およびNaNO3)の質量モル濃度を算出した。なお、水の沸点上昇定数は0.51[K・kg/mol]である。
なお、Na2SO4は難溶性化合物であるので、沸点上昇度は可溶性のNaNO3に起因するものである。よって、事前に分析した吸収液中のNa2SO4:NaNO3の比からNa2SO4の質量モル濃度を推算した。
この方法で推算される、リクレーミング装置内の液に蓄積したNa2SO4とNaNO3との合計濃度が10重量%(設定された質量モル濃度の上限値)を超えたときに加熱を停止した。排出口バルブ29を開いてリクレーミング装置内の液を排出した。測定温度からの質量モル濃度の推算、推算された質量モル濃度と設定された質量モル濃度との対比、加熱用水蒸気の供給量制御、およびバルブの開閉制御は、制御装置28にて行った。
空になったリクレーミング装置に上記と同じ方法で再生塔から吸収液を供給して、リクレーミング装置を再稼動させた。この操作を、二酸化炭素回収装置を循環する吸収液中のHSS濃度が1重量%以下になるまで繰り返した。リクレーミング装置の排出口が閉塞することなく、高い熱効率で安定に運転することができた。リクレーミング装置から抜き出した吸収液中の高沸点化合物濃度は約10重量%であった。
以上の結果は、本発明のリクレーミング方法によって、リクレーミング装置の運転を安定に制御することができ、二酸化炭素回収装置の水蒸気消費量の節約に寄与できることを実証するものである。
[実施例2]
リクレーミング装置24に高沸点化合物が10重量%蓄積した際の沸点上昇度を式(10)を用いて算出し、初期温度と算出された沸点上昇度との和を上限値として設定し、3箇所の測定温度の平均値が設定された上限値を超えたときに加熱を停止した以外は実施例1と同じ方法で、二酸化炭素の回収およびリクレーミング処理を二酸化炭素回収装置を循環する吸収液中のHSS濃度が1重量%以下になるまで繰り返し実施した。なお、測定温度と上限値との対比、加熱用水蒸気の供給量制御、およびバルブの開閉制御は、制御装置28にて行った。
リクレーミング装置の排出口が閉塞することなく、高い熱効率で安定に運転することができた。リクレーミング装置から抜き出した吸収液中の高沸点化合物濃度は約10重量%であった。
以上の結果は、本発明のリクレーミング方法によって、リクレーミング装置の運転を安定に制御することができ、二酸化炭素回収装置の水蒸気消費量の節約に寄与できることを実証するものである。
1 吸収塔、2 充填層、3 被処理ガス供給部、4 脱CO2処理済みガスの排出部、
5 CO2リーン吸収液供給口、6 ノズル、7 循環ポンプ、8 冷却器、9 ノズル、
10 CO2リッチ吸収液抜出ライン、11 被処理ガス、12 ブロワ、13 再生塔、
14 ノズル、15 下部充填層、16 ポンプ、17 気液分離器、30 中和槽、
18 回収された二酸化炭素の排出部、19 冷却器、20 ノズル、29 排出口バルブ、
21 還流水供給ライン、22 熱交換器、23 リボイラ、24 リクレーミング装置、
25 水洗部、26 上部充填層、 27 温度測定装置、28 制御装置

Claims (6)

  1. 二酸化炭素回収装置において用いたアミン類を含有する吸収液の一部をリクレーミング装置に移送し、
    該リクレーミング装置内で該吸収液を加熱して蒸留を開始させ、リクレーミング装置内の液の温度が安定したときのその値を初期温度として記録し、
    リクレーミング装置内の液に蓄積され得る高沸点化合物の上限量を設定し、
    リクレーミング装置内の液の温度を逐次測定し、その測定値の初期温度からの温度上昇値を記録し、
    該上昇値からリクレーミング装置内の液に蓄積されている高沸点化合物の量を推算し、
    該推算した量が前記上限量を超えたときに吸収液の加熱を止める工程を有するリクレーミング方法。
  2. 二酸化炭素回収装置において用いたアミン類を含有する吸収液の一部をリクレーミング装置に移送し、
    該リクレーミング装置内で該吸収液を加熱して蒸留を開始させ、リクレーミング装置内の液の温度が安定したときのその値を初期温度として記録し、
    リクレーミング装置内の液に蓄積され得る高沸点化合物の上限量を設定し、該上限量の高沸点化合物が前記吸収液に蓄積させたときに生じる沸点上昇値を推算し、
    前記の初期温度と推算した沸点上昇値との和を設定温度として記録し、
    リクレーミング装置内の液の温度を逐次測定し、その測定値が設定温度を超えた時に吸収液の加熱を止める工程を有するリクレーミング方法。
  3. 二酸化炭素回収装置が、二酸化炭素を含む被処理ガスとアミン類を含有するCO2リーン吸収液とを向流接触させて、二酸化炭素をCO2リーン吸収液に吸収させCO2リッチ吸収液を得るための吸収塔と、CO2リッチ吸収液とCO2リーン吸収液の蒸気とを向流接触させてCO2リッチ吸収液から二酸化炭素を脱離させてCO2リーン吸収液に再生するための再生塔と、再生塔で再生されたCO2リーン吸収液と吸収塔で二酸化炭素を吸収したCO2リッチ吸収液との間で熱交換させるための熱交換器を有するものである、請求項1または2に記載のリクレーミング方法。
  4. リクレーミング装置に移送する前にアミン類より強い塩基を吸収液に添加する工程をさらに有する請求項1〜3のいずれかひとつに記載のリクレーミング方法。
  5. 吸収液の加熱を止めた後、リクレーミング装置内に残る液を抜き出す工程をさらに有する請求項1〜4のいずれかひとつに記載のリクレーミング方法。
  6. 蒸留で得られる低沸点留分を二酸化炭素回収装置に戻す工程をさらに有する請求項1〜5のいずれかひとつに記載のリクレーミング方法。
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