JP2015096590A - 硬化性樹脂用洗浄液組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】硬化性樹脂に対して良好な洗浄効果を有すると共に、低臭気で、PRTR法および、作業環境許容濃度による取り扱い上の制約が無い硬化性樹脂用洗浄液組成物を提供する。【解決手段】本発明の硬化性樹脂用洗浄液組成物は、炭素数9〜16の芳香族炭化水素(A1)を含む炭素数9〜16の炭化水素から選択される少なくとも1種の化合物(A)を14〜50質量%、式(1)で表されるエーテル化合物(B1)、および式(1)で表されるエーテル化合物(B1)の酢酸エステル(B2)からなる群から選択される少なくとも1種の化合物(B)を50〜86質量%含み、前記化合物(A)として、前記芳香族炭化水素(A1)を3〜40質量%、前記化合物(B)として、前記エーテル化合物(B1)を40〜60質量%含むとともに、PRTR法の第1種指定化学物質の含有量が1質量%未満であることを特徴とする。【選択図】なし
Description
本発明は、硬化性樹脂用洗浄液組成物に関し、詳しくは、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂などの硬化性樹脂、または硬化性樹脂が硬化する途中の原料体などが付着した注型機、容器などを洗浄する際に用いる硬化性樹脂用洗浄液組成物に関する。
エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂などの二液硬化型樹脂は、少なくとも2液の原料成分を配合することにより硬化し、成形される。従来、各成分の配合あるいは配合後の貯蔵中に装置類に付着した未硬化または硬化途中の樹脂の洗浄除去においては、フロン系溶剤、あるいはトリクロロエタン、トリクロロエチレンなどの塩素系溶剤が使用されていたが、フロン系溶剤、トリクロロエタン等の溶剤はオゾン層を破壊する物質として、1995年末にその製造が禁止された。またトリクロロエチレン等の塩素系溶剤は毒性が強く、水質汚染を防止するため、使用に際し法律により厳しい使用規制が課せられている。
塩素系溶剤に代わる硬化性樹脂用洗浄剤として、アルキルベンゼンやアルキルナフタレンを主成分とする洗浄液組成物(例えば、特許文献1および2参照)や、炭素数6〜18の芳香族炭化水素にN-メチル-2-ピロリドン(以下、NMP)を含有させたもの(例えば、特許文献3参照)が提案されている。
また、芳香族炭化水素にジカルボン酸エステルを配合したもの(例えば、特許文献4参照)や、脂肪族炭化水素に酢酸エステルや一価のアルコールを配合したものが提案されている(例えば、特許文献5および6参照)。
しかしながら、上記の特許文献1および2、4〜6に記載の洗浄剤は、エポキシ樹脂およびポリウレタン樹脂ともに良好に洗浄しうるものではなかった。
また、特許文献3の洗浄剤に添加されるNMPは、人体への安全性に関して、生殖毒性、催奇形性を有する、などの理由で、2002年に日本産業衛生学会から作業環境許容濃度1ppmという極めて低い濃度が提案されている(非特許文献1参照)。このように、NMPの作業環境の制約が厳しいため、NMPを含まない洗浄剤の開発が希求されている。
さらにまた、特許文献1〜4の洗浄剤において、芳香族炭化水素中に含まれるトリメチルベンゼンやメチルナフタレンは、特定学物質の環境への排出量の把握及び管理の改善の促進に関する法律(以下、PRTR法)の対象物質に指定されているため、これらを高濃度で含む洗浄液組成物を使用する場合、対象物質の排出量の届出が必要となる。
産業衛生学雑誌、第44巻第4号、165−174頁、(2002)
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂などの硬化樹脂が付着した被洗浄物に対して良好な洗浄効果を有すると共に、低臭気で、PRTR法および、作業環境許容濃度による取り扱い上の制約が無く、精密部品を構成する洗浄対象材料自体に悪影響を与えない硬化性樹脂用洗浄液組成物を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明者らは鋭意検討した結果、特定の構造を有するエーテル化合物と、炭素数9〜16の芳香族炭化水素を特定の割合で含有する洗浄液が、PRTR法に該当せず、作業環境許容濃度による取り扱い上の制約が無く、かつ、十分な洗浄性を有する洗浄液組成物であることを見出し、本発明に想到した。
本発明にかかる硬化性樹脂用洗浄液組成物は、炭素数9〜16の芳香族炭化水素(A1)を含む炭素数9〜16の炭化水素から選択される少なくとも1種の化合物(A)を14〜50質量%、下記式(1)
R1−O−(R2−O)n−H (1)
(式(1)中、R1は炭素数1〜4のアルキル基であり、R2は炭素数2〜5のアルキレン基であり、nは1または2である)で表されるエーテル化合物(B1)、および式(1)で表されるエーテル化合物(B1)の酢酸エステル(B2)からなる群から選択される少なくとも1種の化合物(B)を50〜86質量%含み、前記化合物(A)として、前記芳香族炭化水素(A1)を3〜40質量%、前記化合物(B)として、前記エーテル化合物(B1)を40〜60質量%含むとともに、PRTR法の第1種指定化学物質の含有量が1質量%未満であることを特徴とする。
R1−O−(R2−O)n−H (1)
(式(1)中、R1は炭素数1〜4のアルキル基であり、R2は炭素数2〜5のアルキレン基であり、nは1または2である)で表されるエーテル化合物(B1)、および式(1)で表されるエーテル化合物(B1)の酢酸エステル(B2)からなる群から選択される少なくとも1種の化合物(B)を50〜86質量%含み、前記化合物(A)として、前記芳香族炭化水素(A1)を3〜40質量%、前記化合物(B)として、前記エーテル化合物(B1)を40〜60質量%含むとともに、PRTR法の第1種指定化学物質の含有量が1質量%未満であることを特徴とする。
本発明の硬化性樹脂用洗浄液組成物は、硬化性樹脂またはその原料体の付着した被洗浄物に対して良好な洗浄効果を有し、とりわけ硬化前ウレタン樹脂、硬化前エポキシ樹脂の洗浄に適している。エラストマー用ウレタン樹脂は、短時間かつ低温で硬化するため注型機、容器などに硬化被膜を形成しやすいが、本発明の洗浄液組成物は、このような硬化被膜の剥離に著しい効果を有する。また、低臭気で、PRTR法および作業環境許容濃度による取り扱い上の制約が無く、かつ、十分な洗浄性を有し、酸化安定性が高く、引火性が低く、毒性も少なく、安全性の面からも非常に優れている。
本発明にかかる硬化性樹脂用洗浄液組成物は、炭素数9〜16の芳香族炭化水素(A1)を含む炭素数9〜16の炭化水素から選択される少なくとも1種の化合物(A)を14〜50質量%、下記式(1)
R1−O−(R2−O)n−H (1)
(式(1)中、R1は炭素数1〜4のアルキル基であり、R2は炭素数2〜5のアルキレン基であり、nは1または2である)で表されるエーテル化合物(B1)、および式(1)で表されるエーテル化合物(B1)の酢酸エステル(B2)からなる群から選択される少なくとも1種の化合物(B)を50〜86質量%含み、前記化合物(A)として、前記芳香族炭化水素(A1)を3〜40質量%、前記化合物(B)として、前記エーテル化合物(B1)を40〜60質量%含むとともに、PRTR法の第1種指定化学物質の含有量が1質量%未満であることを特徴とする。
R1−O−(R2−O)n−H (1)
(式(1)中、R1は炭素数1〜4のアルキル基であり、R2は炭素数2〜5のアルキレン基であり、nは1または2である)で表されるエーテル化合物(B1)、および式(1)で表されるエーテル化合物(B1)の酢酸エステル(B2)からなる群から選択される少なくとも1種の化合物(B)を50〜86質量%含み、前記化合物(A)として、前記芳香族炭化水素(A1)を3〜40質量%、前記化合物(B)として、前記エーテル化合物(B1)を40〜60質量%含むとともに、PRTR法の第1種指定化学物質の含有量が1質量%未満であることを特徴とする。
以下、本発明の硬化性樹脂用洗浄液組成物に配合される成分について説明する。
本発明の硬化性樹脂用洗浄液組成物において使用する、下記式(1)
R1−O−(R2−O)n−H (1)
で表されるエーテル化合物(B1)において、R1は炭素数1〜4のアルキル基、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチルであり、R2は炭素数2〜5のアルキレン基、例えば、エチレン基、n−プロピレン基、iso−プロピレン基、n−ブチレン基、iso−ブチレン基、tert−ブチレン基、n−ペンチレン基、iso−ペンチレン基、tert−ペンチレン基であり、nは1または2である。
本発明の硬化性樹脂用洗浄液組成物において使用する、下記式(1)
R1−O−(R2−O)n−H (1)
で表されるエーテル化合物(B1)において、R1は炭素数1〜4のアルキル基、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチルであり、R2は炭素数2〜5のアルキレン基、例えば、エチレン基、n−プロピレン基、iso−プロピレン基、n−ブチレン基、iso−ブチレン基、tert−ブチレン基、n−ペンチレン基、iso−ペンチレン基、tert−ペンチレン基であり、nは1または2である。
式(1)に示すエーテル化合物(B1)としては、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、ブチレングリコールモノメチルエーテル、ブチレングリコールモノエチルエーテル、ブチレングリコールモノプロピルエーテル、ブチレングリコールモノブチルエーテル、ペンチレングリコールモノメチルエーテル、ペンチレングリコールモノエチルエーテル、ペンチレングリコールモノプロピルエーテル、ペンチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、ジブチレングリコールモノメチルエーテル、ジブチレングリコールモノエチルエーテル、ジブチレングリコールモノプロピルエーテル、ジブチレングリコールモノブチルエーテル、ジペンチレングリコールモノメチルエーテル、ジペンチレングリコールモノエチルエーテル、ジペンチレングリコールモノプロピルエーテル、ジペンチレングリコールモノブチルエーテルが挙げられる。中でも、入手の容易性、引火点の高さからペンチレングリコールモノメチルエーテルの一種である3−メチル−3−メトキシブチルアルコールと、ジエチレングリコールモノブチルエーテルが好ましく用いられる。
本発明の硬化性樹脂用洗浄液組成物において使用する、上述の式(1)に示すエーテル化合物(B1)の酢酸エステル(B2)としては、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノブチルエーテルアセテート、ブチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ブチレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、ブチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ブチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、ペンチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ペンチレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、ペンチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ペンチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、ジプロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジプロピレングリコールモノブチルエーテルアセテートが好適である。入手の容易性、引火点の高さからペンチレングリコールモノメチルエーテルアセテートの一種である3−メチル−3−メトキシブチルアセテートが好ましく用いられる。
また、本発明にかかる硬化性樹脂用洗浄液組成物は、炭素数9〜16の芳香族炭化水素(A1)を3〜40質量%、好ましくは、4〜35質量%含む。炭素数9〜16の芳香族炭化水素(A1)の含有量が40質量%を超えると洗浄力が低下するために好ましくなく、また、含有量が3質量%未満でも洗浄力の向上は認められず、非経済的である。
炭素数9〜16の芳香族炭化水素化合物(A1)は、単環または多環芳香族炭化水素化合物であり、炭素数9〜16であれば、単環または多環芳香族炭化水素化合物のアルキル置換化合物などを含みうる。芳香族炭化水素化合物(A1)としては、例えば、1,2,4−トリメチルベンゼン、1,3,5−トリメチルベンゼン、1,2,3−トリメチルベンゼン、n−プロピルベンゼン、iso−プロピルベンゼン、1−メチル−2−エチルベンゼン、1−メチル−3−エチルベンゼン、1−メチル−4−エチルベンゼン、n−ブチルベンゼン、iso−ブチルベンゼン、sec−ブチルベンゼン、1,3−ジエチルベンゼン、1−メチル−3−n−プロピルベンゼン、1,4−ジエチルベンゼン、1,3−ジエチル−5−エチルベンゼン、1,2−ジエチルベンゼン、1−メチル−2−n−プロピルベンゼン、1,4−ジメチル−2−エチルベンゼン、1,3−ジメチル−2−エチルベンゼン、1,2−ジメチル−4−エチルベンゼン、1,2−ジメチル−3−エチルベンゼン、1,2,4,5−テトラメチルベンゼン、1,2,3,5−テトラメチルベンゼン、メチルインダン、エチルインダン、テトラリン、ナフタレン、メチルナフタレン、エチルナフタレン、プロピルナフタレン、ジメチルナフタレン、ジエチルナフタレン、ジメチルイソプロピルナフタレン、エチルプロピルナフタレン、ジプロピルナフタレン、ジフェニルメタン、フェニルキシリルエタン、フェニルエチルフェニルエタンなどをあげることができる。上記の化合物を単独で用いても必要に応じて2種以上を混合して用いても差し支えない。また、芳香族炭化水素化合物(A1)を含有する石油留分などを用いることもできる。
本発明の硬化性樹脂用洗浄液組成物において、芳香族炭化水素化合物(A1)の炭素数が8以下では、引火の危険性が増大するため好ましくない。また、炭素数が17以上では粘度が高くなり洗浄力が低下するために好ましくない。
本発明の硬化性樹脂用洗浄液組成物において、PRTR法に該当する第1種指定化学物質の配合量は1質量%未満であることが好ましい。芳香族炭化水素化合物(A1)として石油留分を使用する場合、PRTR法の第1種指定化学物質である、1,2,4−トリメチルベンゼン、1,3,5−トリメチルベンゼン、ナフタレン、メチルナフタレン、ビフェニル、アントラセン等を含む場合があるが、係る場合でも、硬化性樹脂用洗浄液組成物中の第1種指定化学物質の配合割合が1質量%未満となるような、石油留分を使用することが好ましい。
本発明にかかる硬化性樹脂用洗浄液組成物は、炭素数9〜16の炭化水素から選択される化合物(A)を14〜50質量%、好ましくは、15〜45質量%含む。炭素数9〜16の炭化水素から選択される化合物(A)としては、炭素数9〜16の芳香族炭化水素(A1)、炭素数9〜16の脂肪族炭化水素、環式脂肪族炭化水素(A2)が例示される。炭素数9〜16の炭化水素から選択される化合物(A)を14〜50質量%含むとは、炭素数9〜16の芳香族炭化水素(A1)のみを14〜40質量%含むか、または炭素数9〜16の芳香族炭化水素(A1)と、炭素数9〜16の脂肪族炭化水素、環式脂肪族炭化水素(A2)とを合計で14〜50質量%含む。炭素数9〜16の炭化水素から選択される化合物(A)を14〜50質量%含有することにより、硬化性樹脂に対する洗浄力が向上する。
炭素数9〜16の脂肪族炭化水素の具体例としては、直鎖および分岐鎖のノナン、デカン、ウンデカン、ドデカンなどが挙げられる。炭素数9〜16の脂環式脂肪族炭化水素の具体例としては、1,2,4−トリメチルシクロヘキサン、メチルデカリン、ビシクロヘキシルなどが挙げられる。
本発明の硬化性樹脂用洗浄液組成物は、式(1)に示すエーテル化合物(B1)を40〜60質量%、好ましくは、45〜60質量%含有する。式(1)に示すエーテル化合物(B1)の含有量が40質量%未満では、洗浄力が低下するために好ましくなく、また、含有量が60質量%を超えても洗浄力の向上は認められず、非経済的である。また、本発明の硬化性樹脂用洗浄液組成物は、式(1)で表されるエーテル化合物(B1)と、式(1)で表されるエーテル化合物(B1)の酢酸エステル(B2)とを、合計で50〜86質量%、好ましくは、55〜85質量%含有する。式(1)で表されるエーテル化合物(B1)と、式(1)で表されるエーテル化合物(B1)の酢酸エステル(B2)とを合計で50〜86質量%含むことにより、洗浄力が向上する。
本発明の硬化性樹脂用洗浄液組成物には、本発明の目的を損なわない範囲、望ましくは10質量%以下で、他の炭化水素類、エステル類、アルコール類、ケトン類等(NMPを除く)の配合成分や、界面活性剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、防錆剤等の慣用の添加剤を含めることができる。
界面活性剤としては非イオン性界面活性剤が好ましく、例えば高級アルコールエチレンオキサイド付加物、アルキルフェノールエチレンオキサイド付加物、脂肪酸エチレンオキサイド付加物、高級アルキルアミンエチレンオキサイド付加物、ソルビトール及びソルビタンの脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、シリコン系、フッ素系等いずれのものも使用できる。
界面活性剤としては非イオン性界面活性剤が好ましく、例えば高級アルコールエチレンオキサイド付加物、アルキルフェノールエチレンオキサイド付加物、脂肪酸エチレンオキサイド付加物、高級アルキルアミンエチレンオキサイド付加物、ソルビトール及びソルビタンの脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、シリコン系、フッ素系等いずれのものも使用できる。
また、紫外線吸収剤及び酸化防止剤としては、本発明の硬化性樹脂用洗浄液組成物に溶解するものであれば公知のものが使用でき、洗浄液の長期保存等における安定性の向上に役立つ。紫外線吸収剤としては例えばベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系、ヒンダードアミン系等の紫外線吸収剤が挙げられる。
さらに、酸化防止剤としては例えばフェノール系、アミン系、硫黄系、リン系等の酸化防止剤が挙げられ、フェノール系酸化防止剤を100〜1000ppm添加することが特に好ましい。
さらに、酸化防止剤としては例えばフェノール系、アミン系、硫黄系、リン系等の酸化防止剤が挙げられ、フェノール系酸化防止剤を100〜1000ppm添加することが特に好ましい。
本発明の硬化性樹脂用洗浄液組成物の使用方法は、特に制限はなく、精密機械部品、電気・電子部品、光学部品などの精密部品と接触、洗浄させる方法であれば、公知のどのような方法でも使用できる。例えば、洗浄液組成物を含浸したスポンジ等による拭き取り洗浄、洗浄液組成物中にひたす浸漬洗浄、スプレー等による噴射洗浄などが挙げられ、これらを適宜組み合わせて洗浄してもよい。
例えば、洗浄対象物を洗浄液組成物中にひたし、そこにスプレーで洗浄液を噴射しながらブラシ等で汚れを拭き取ることも効果的である。特に、浸漬による洗浄においては、洗浄効果を高めるために、同時に攪拌、揺動、超音波照射、噴流又はエアバブリング等を組み合わせることが多い。超音波の場合、この照射条件は、例えば発振周波数20〜100kHz、発振出力0.1〜200W/Lが好ましい。超音波照射により洗浄液組成物に溶解する汚れの洗浄力が向上するとともに、洗浄液組成物に不溶性の汚れを分離して気泡と共に上昇させ、除去することもできる。洗浄液組成物のスプレーによる洗浄において、その圧力は、例えば0.5〜10kg/cm2Gが好ましい。
いずれの洗浄方法においても、洗浄時間は、好ましくは15秒間〜2時間、特に好ましくは30秒間〜20分間である。上記範囲未満では洗浄が不十分で、付着した汚れを十分に除去し得ず、一方、上記範囲を超えても洗浄効果は格別向上しない。また、洗浄温度は、好ましくは20〜120℃である。洗浄温度が上記範囲未満では、洗浄が不十分となり易いため、より高温で処理することにより洗浄効果を著しく上昇させることができるが、引火等の危険性を考慮し上記範囲内で洗浄することが好ましい。
以下、本発明を実施例、比較例により更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例により限定されるものではない。実施例1〜4、比較例1〜21として調製した洗浄液の組成を表1〜表3に示す。実施例1〜4、比較例1〜21において使用した成分は以下のとおりである。
<成分>
炭素数9〜16の芳香族炭化水素(A1)
A1−1:炭素数9〜11のアルキルベンゼンが主成分(PRTR法の指定化学物質で1質量%以上含有されるものは、6質量%の1,2,4−トリメチルベンゼンのみである)
A1−2:ジメチルナフタレン及び炭素数12〜13のアルキルナフタレンが主成分(PRTR法の指定化学物質で1質量%以上含有されるものは、3質量%のメチルナフタレンのみである)
A1−3:炭素数11〜13のアルキルベンゼン、メチルナフタレン及びジメチルナフタレンが主成分(PRTR法の指定化学物質で1質量%以上含有されるものは、58質量%のメチルナフタレンのみである)
A1−4:フェニルキシリルエタン、フェニルエチルフェニルエタン混合物(PRTR法の指定化学物質で1質量%以上含有されるものはない)
炭素数9〜16の炭化水素(A1以外)
A2−1:ノルマルデカン
A2−2:ノルマルドデカン
式(1)で示すエーテル化合物(B1)
B1−1:3−メチル−3−メトキシブチルアルコール
B1−2:ジエチレングリコールモノブチルエーテル
式(1)で示すエーテル化合物(B1)の酢酸エステル(B2)
B2−1:3−メチル−3−メトキシブチル酢酸エステル
その他の化合物
C1:プロピレングリコールモノメチルエーテルプロピオン酸エステル
C2:コハク酸ジメチル、グルタル酸ジメチル、アジピン酸ジメチルの混合物(コハク酸ジメチルとグルタル酸ジメチルとアジピン酸ジメチルの配合比は、1:4:1)
C3:N−メチルピロリドン
<成分>
炭素数9〜16の芳香族炭化水素(A1)
A1−1:炭素数9〜11のアルキルベンゼンが主成分(PRTR法の指定化学物質で1質量%以上含有されるものは、6質量%の1,2,4−トリメチルベンゼンのみである)
A1−2:ジメチルナフタレン及び炭素数12〜13のアルキルナフタレンが主成分(PRTR法の指定化学物質で1質量%以上含有されるものは、3質量%のメチルナフタレンのみである)
A1−3:炭素数11〜13のアルキルベンゼン、メチルナフタレン及びジメチルナフタレンが主成分(PRTR法の指定化学物質で1質量%以上含有されるものは、58質量%のメチルナフタレンのみである)
A1−4:フェニルキシリルエタン、フェニルエチルフェニルエタン混合物(PRTR法の指定化学物質で1質量%以上含有されるものはない)
炭素数9〜16の炭化水素(A1以外)
A2−1:ノルマルデカン
A2−2:ノルマルドデカン
式(1)で示すエーテル化合物(B1)
B1−1:3−メチル−3−メトキシブチルアルコール
B1−2:ジエチレングリコールモノブチルエーテル
式(1)で示すエーテル化合物(B1)の酢酸エステル(B2)
B2−1:3−メチル−3−メトキシブチル酢酸エステル
その他の化合物
C1:プロピレングリコールモノメチルエーテルプロピオン酸エステル
C2:コハク酸ジメチル、グルタル酸ジメチル、アジピン酸ジメチルの混合物(コハク酸ジメチルとグルタル酸ジメチルとアジピン酸ジメチルの配合比は、1:4:1)
C3:N−メチルピロリドン
(硬化性樹脂の洗浄性評価)
表1にその組成を示す洗浄液組成物を用い、攪拌を組合わせた浸漬による硬化前エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂の洗浄テストを実施した。エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂組成物はロックタイト社製のE−20HP、U−10FLを用いた。ガラス板にエポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂をそれぞれ付着させ1分間室温にて硬化させた後、200mlの洗浄組成物が入ったビーカーに保持した。洗浄液は700rpmで撹拌し、次の判定により、洗浄性を評価し、その結果を表1〜表3の下欄に示した。
判定:○完全に溶解、×ガラス板に残存し、完全溶解できない
表1にその組成を示す洗浄液組成物を用い、攪拌を組合わせた浸漬による硬化前エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂の洗浄テストを実施した。エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂組成物はロックタイト社製のE−20HP、U−10FLを用いた。ガラス板にエポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂をそれぞれ付着させ1分間室温にて硬化させた後、200mlの洗浄組成物が入ったビーカーに保持した。洗浄液は700rpmで撹拌し、次の判定により、洗浄性を評価し、その結果を表1〜表3の下欄に示した。
判定:○完全に溶解、×ガラス板に残存し、完全溶解できない
(酸化安定性評価)
JIS K2287ガソリン−酸化安定度試験方法(誘導期間法)に準じ、700kPaの酸素加圧下、温度100℃にて、酸素圧の低下を観測した。酸素圧の降下速度が55.2kPa/hに到達するまでの時間を誘導期間とし、その時間を測定した。この値が短いほど、酸素が洗浄液に与える影響が大きいことを示しており、誘導期間が960分以上であるものを○、960分未満であるものを×評価とした。
(洗浄対象材料への悪影響)
表面を鏡面磨きした銅板(50×10×2mm)を、洗浄液が充填された洗浄槽に浸漬して液温25℃で30分間、超音波照射を行った。その後、10分間立てて静置後、乾燥機で90℃の温風を0.5時間当てて、銅板に残っている洗浄液を蒸散除去し乾燥した。肉眼により表面に、錆、洗傷、洗浄シミなどによる変色やくもりが全く認められないものを○、変色やくもりのあるものを×と評価した。
(刺激臭評価)
実施例及び比較例の洗浄液組成物について、それぞれ25mLを蓋付きのサンプル瓶(容量50mL)に取り、パネラーは蓋を外して刺激臭の有無を評価した。10人のパネラーによる官能試験を行い、全員が刺激臭を認めなかったものを○、一人でも刺激臭を認めたものを×とした。
(作業環境許容濃度)
毎日繰り返しある物質に暴露したときほとんどの労働者に悪影響がみられないと思われる大気中の濃度を作業環境許容濃度(あるいは暴露限界閾値)といい、低濃度で悪影響を及ぼす特定の物質とその作業環境許容濃度を日本産業衛生学会で勧告している。各洗浄液組成物に含まれる成分中に日本産業衛生学会で勧告している物質があれば、その物質とその作業環境許容濃度を表1〜表3に示した。
JIS K2287ガソリン−酸化安定度試験方法(誘導期間法)に準じ、700kPaの酸素加圧下、温度100℃にて、酸素圧の低下を観測した。酸素圧の降下速度が55.2kPa/hに到達するまでの時間を誘導期間とし、その時間を測定した。この値が短いほど、酸素が洗浄液に与える影響が大きいことを示しており、誘導期間が960分以上であるものを○、960分未満であるものを×評価とした。
(洗浄対象材料への悪影響)
表面を鏡面磨きした銅板(50×10×2mm)を、洗浄液が充填された洗浄槽に浸漬して液温25℃で30分間、超音波照射を行った。その後、10分間立てて静置後、乾燥機で90℃の温風を0.5時間当てて、銅板に残っている洗浄液を蒸散除去し乾燥した。肉眼により表面に、錆、洗傷、洗浄シミなどによる変色やくもりが全く認められないものを○、変色やくもりのあるものを×と評価した。
(刺激臭評価)
実施例及び比較例の洗浄液組成物について、それぞれ25mLを蓋付きのサンプル瓶(容量50mL)に取り、パネラーは蓋を外して刺激臭の有無を評価した。10人のパネラーによる官能試験を行い、全員が刺激臭を認めなかったものを○、一人でも刺激臭を認めたものを×とした。
(作業環境許容濃度)
毎日繰り返しある物質に暴露したときほとんどの労働者に悪影響がみられないと思われる大気中の濃度を作業環境許容濃度(あるいは暴露限界閾値)といい、低濃度で悪影響を及ぼす特定の物質とその作業環境許容濃度を日本産業衛生学会で勧告している。各洗浄液組成物に含まれる成分中に日本産業衛生学会で勧告している物質があれば、その物質とその作業環境許容濃度を表1〜表3に示した。
(PRTR法の該非)
PRTR法の指定化学物質を1質量%以上含む場合は国への届出が必要になる。PRTR法の指定化学物質が1質量%未満の場合を〇、PRTR法の指定化学物質が1質量%以上の場合を×として、表1〜表3に示した。
PRTR法の指定化学物質を1質量%以上含む場合は国への届出が必要になる。PRTR法の指定化学物質が1質量%未満の場合を〇、PRTR法の指定化学物質が1質量%以上の場合を×として、表1〜表3に示した。
表1〜表3に示すように、少なくとも炭素数9〜16の芳香族炭化水素(A1)と、式(1)で示すエーテル化合物(B1)とを所定の割合で含む、実施例1、2、3および4の洗浄液組成物は、取り扱い上の規制が少なく、かつ、エポキシ樹脂やポリウレタン樹脂等の硬化性樹脂の洗浄において、十分な洗浄性を有し、酸化安定性が高く、加えて、精密部品を構成する材料自体に対して悪影響のない洗浄剤組成物であることが確認された。
Claims (1)
- 炭素数9〜16の芳香族炭化水素(A1)を含む炭素数9〜16の炭化水素から選択される少なくとも1種の化合物(A)を14〜50質量%、
下記式(1)
R1−O−(R2−O)n−H (1)
(式(1)中、R1は炭素数1〜4のアルキル基であり、R2は炭素数2〜5のアルキレン基であり、nは1または2である)で表されるエーテル化合物(B1)、および式(1)で表されるエーテル化合物(B1)の酢酸エステル(B2)からなる群から選択される少なくとも1種の化合物(B)を50〜86質量%含み、
前記化合物(A)として、前記芳香族炭化水素(A1)を3〜40質量%、前記化合物(B)として、前記エーテル化合物(B1)を40〜60質量%含むとともに、PRTR法の第1種指定化学物質の含有量が1質量%未満であることを特徴とする硬化性樹脂用洗浄液組成物。
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