JP2006251786A - 感光性組成物除去液 - Google Patents

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Abstract

【課題】感光性組成物除去性能に優れた感光性組成物除去液を提供する。
【解決手段】アルキレングリコールモノアルキルエーテル類及び芳香族炭化水素類、及び所望により、アルキレングリコールモノアルキルエーテルカルボン酸エステル類、アルコキシカルボン酸エステル類、脂環式ケトン類及び酢酸エステル類から選ばれる少なくとも1種の溶剤を含有する、顔料を含有する感光性組成物の除去のための感光性組成物除去液。
【選択図】なし

Description

本発明は、感光性組成物除去液に関する。本発明は、特に、ガラス基板や半導体ウエーハなどに感光性組成物皮膜を形成する工程における基板の周辺部、縁辺部または裏面部の未硬化の感光性組成物皮膜の除去、または装置部材や器具の表面に付着した未硬化の感光性組成物を除去するための除去液に関する。
本発明の感光性組成物除去液は、特に、液晶や有機EL、イメージセンサに用いられるカラーフィルター製造における基板上に感光性組成物皮膜を形成する工程で、基板の周辺部、縁辺部または裏面部に残存する未硬化の顔料を含有する感光性組成物皮膜の除去、または装置部材や器具の表面に付着した未硬化の顔料を含有する感光性組成物の除去に有用である。
液晶、有機EL、プラズマディスプレイ等のフラットパネルディスプレイまたは半導体の製造工程では、通常、リソグラフィー技術を用いた感光性組成物のパターン形成が行われる。
液晶や有機EL、イメージセンサ等に用いられるカラーフィルター製造におけるRGBもしくは樹脂ブラックマトリックスのパターン形成方法としては、顔料分散法、染色法、印刷法、電着法などが用いられる。顔料分散法は、顔料を含有する感光性組成物を用いたフォトリソグラフィーにより各色のパターニングを行う方法であり、安定な着色皮膜が得られることからカラーフィルター製造には好適な方法である。この方法により基板上に感光性組成物皮膜を形成する場合には、顔料を含有する感光性組成物を基板上に塗布する工程が含まれ、その塗布方法としてはスピンコート、スリットコート、ワイヤーバーコート、ロールコート、ディップコート、スプレーコート或いはこれらの組み合わせなどの方法が知られている。
スピンコートを行う場合、感光性組成物コート後の基板の周辺部、縁辺部の感光性組成物膜の盛り上がり部分や裏面に付着した感光性組成物を除去するために、通常、感光性組成物除去液によるリンス処理、いわゆるエッジリンス、バックリンスが行われる。更に、スピンコーティングでは、カップに飛散した感光性組成物を除去する工程、いわゆるカップリンスにおいても、感光性組成物除去液による感光性組成物除去処理が行われる。
また、カラーフィルター製造における感光性組成物塗布工程としては、前述のスピンコート以外にもスリットコート法による感光性組成物塗布やワイヤーバーを用いた塗布、ロールコーターによる塗布が行われるが、これらの方法においても感光性組成物塗布後にそれぞれスリットノズルやワイヤーバー等、塗布装置の一部または全部に付着した不要な感光性組成物の除去が実施される。
更に、その他にも、感光性組成物を移送するための装置配管など、塗布装置の部材に付着した感光性組成物の除去が実施される場合がある。通常、このような感光性組成物の除去には除去液を用いた洗浄処理が行われる。
このような基板及び装置に付着した感光性組成物のいずれの除去工程においても、感光性組成物成分の残留が問題となる。カラーフィルター製造に用いられる顔料を含有する感光性組成物、すなわちRGB形成に用いられるカラーレジストや、樹脂ブラックマトリックス形成に用いられるブラックレジストは、顔料成分が基板や装置表面へ残留しやすく、これらが僅かであっても異物の原因となってカラーフィルター製造の不良率増加、あるいはカラーフィルターの色純度変化やコントラスト低下をきたす可能性がある。近年のカラーディスプレイに用いられるカラーフィルターには基板の大画面化、高精細化、及び低コスト化の要求が高くなっているが、このような状況にあってカラーフィルターの性能、歩留まりに影響を及ぼす感光性組成物成分残留の回避はますます重要となってきている。
従来、感光性組成物除去剤としては、グリコールエーテルやそのエステル、あるいはその混合物が一般的に用いられることが多い(例えば、特許文献1、2参照。)が、これらを上記カラーレジストの洗浄除去に応用した場合は、レジスト除去性が十分でなく、大量の除去液の使用が必要となったり、除去残が発生するという問題があった。
また、顔料を含有する着色組成物の除去に、感光性組成物に使用されている溶剤成分または界面活性剤や分散剤などの感光性組成物に含有される成分を用いる方法もある(例えば、特許文献3参照。)が、感光性組成物に含有される溶剤成分のみを洗浄剤として用いた場合は、顔料が沈降しやすく、十分な洗浄性が得られない。また、界面活性剤や分散剤等の、感光性組成物成分に含有される成分を洗浄液組成物中に含有させた場合は、その成分が蒸発残分として基板や装置部材上に残留しやすく、更なる洗浄工程が必要となったり、蒸発残分の残留を好まない基板の端面や裏面の感光性組成物除去には実質上用いることができないという問題がある。
特公平4−49938号公報 特開平7−146562号公報 特開2000−273370号公報
本発明の目的は、感光性組成物除去性能に優れた感光性組成物除去液を提供することにある。
特に、液晶や有機EL、イメージセンサ等の製造における基板上に感光性組成物皮膜を形成する工程において、基板の周辺部、縁辺部または裏面部に残存する顔料を含有する感光性組成物皮膜の除去、または装置部材や器具の表面に付着した顔料を含有する感光性組成物の除去に有効な除去液を提供する。
なお、この明細書においては、アルキレングリコールモノアルキルエーテル類を成分1、芳香族炭化水素を成分2、アルキレングリコールモノアルキルエーテルカルボン酸エステル類、アルコキシカルボン酸エステル類、脂環式ケトン類及び酢酸エステル類から選ばれる少なくとも1種の溶剤を成分3ということがある。
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた。その結果、特定の組成からなる除去液を用いることにより顔料含有感光性組成物の洗浄除去性が向上することを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、例えば、下記の事項からなる。
[1]顔料を含有する感光性組成物の除去液であって、
(1)アルキレングリコールモノアルキルエーテル類を95〜70質量%及び
(2)芳香族炭化水素類を5〜30質量%
含有することを特徴とする感光性組成物除去液。
[2]顔料を含有する感光性組成物の除去液であって、
(1)アルキレングリコールモノアルキルエーテル類を85〜20質量%、
(2)炭素数9以上の芳香族炭化水素類を5〜30質量%及び
(3)アルキレングリコールモノアルキルエーテルカルボン酸エステル類、アルコキシカルボン酸エステル類、脂環式ケトン類及び酢酸エステル類から選ばれる少なくとも1種の溶剤を10〜75質量%
含有することを特徴とする感光性組成物除去液。
[3]顔料を含有する感光性組成物の除去液であって、
(1)アルキレングリコールモノアルキルエーテル類を85〜20質量%、
(2)炭素数9以上の芳香族炭化水素類を5〜30質量%及び
(3)アルキレングリコールモノアルキルエーテルカルボン酸エステル類、アルコキシカルボン酸エステル類及び脂環式ケトン類から選ばれる少なくとも1種の溶剤を10〜75質量%
含有することを特徴とする感光性組成物除去液。
[4]顔料を含有する感光性組成物の除去液であって、
(1)アルキレングリコールモノアルキルエーテル類を85〜40質量%、
(2)炭素数9以上の芳香族炭化水素類を5〜30質量%及び
(3)酢酸エステル類から選ばれる少なくとも1種の溶剤を10〜45質量%
含有することを特徴とする感光性組成物除去液。
[5]芳香族炭化水素類が沸点150〜250℃のアルキルベンゼン類であることを特徴とする上記[1]〜[4]のいずれかに記載の感光性組成物除去液。
[6]アルキレングリコールモノアルキルエーテル類が、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、3−メトキシブタノール及び3−メチル−3−メトキシブタノールからなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする上記[1]〜[5]のいずれかに記載の感光性組成物除去液。
[7]アルキレングリコールモノアルキルエーテルカルボン酸エステル類が、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、3−メトキシブチルアセテート及び3−メチル−3−メトキシブチルアセテートからなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする上記[2]、[3]、[5]または[6]のいずれかに記載の感光性組成物除去液。
[8]アルコキシカルボン酸エステル類が、3−メトキシプロピオン酸メチル及び3−エトキシプロピオン酸エチルからなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする[2]、[3]、[5]または[6]のいずれかに記載の感光性組成物除去液。
[9]脂環式ケトン類が、シクロヘキサノン、シクロペンタノン及びメチルシクロヘキサノンからなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする上記[2]、[3]、[5]または[6]のいずれかに記載の感光性組成物除去液。
[10]酢酸エステル類が、酢酸エチル、酢酸n−プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸n−ブチル、酢酸n−アミル、酢酸イソアミル及び酢酸sec−アミルからなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項2または4〜6のいずれかに記載の感光性組成物除去液。
[11]顔料を含有するアクリル系感光性組成物の除去に用いられる上記[1]〜[10]のいずれかに記載の感光性組成物除去液。
[12]感光前の顔料を含有する感光性組成物の除去に用いられる上記[1]〜[11]のいずれかに記載の感光性組成物除去液。
[13]上記[1]〜[12]のいずれかに記載の感光性組成物除去液を用いて顔料を含有する感光性組成物を除去した装置。
[14]上記[13]に記載の装置により得られるカラーフィルター。
[15]上記[14]に記載のカラーフィルターを備えた装置。
[16]上記[1]〜[12]のいずれかに記載の感光性組成物除去液を用いて有色顔料を含有する感光性組成物が除去処理された基板。
本発明の感光性組成物除去液は、液晶や有機EL、イメージセンサ等の製造における基板上に感光性組成物皮膜を形成する工程において、基板周辺部、縁辺部または裏面部に残存する顔料を含有する感光性組成物皮膜の除去、または装置部材や器具の表面に付着した顔料を含有する感光性組成物の除去に効果的に用いることができる。
以下に、本発明の感光性組成物除去液の好ましい態様について説明する。
本発明の感光性組成物除去液は、顔料を含有する感光性組成物の除去に用いられるものであり、アルキレングリコールモノアルキルエーテル類(成分1)及び芳香族炭化水素(成分2)を含有する。
本発明に用いられるアルキレングリコールモノアルキルエーテル類(成分1)は、感光性組成物に含有される樹脂成分の溶解性が高いことから、感光性組成物除去液の主成分として好適に使用される。具体例としては、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノn−プロピルエーテル、エチレングリコールイソプロピルエーテル、エチレングリコールモノn−ブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノn−ブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、3−メトキシブタノール、3−メチル−3−メトキシブタノールなどを挙げることができるが、本発明はこれらに限定されるものではない。
これらの中でも、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、3−メトキシブタノール、3−メチル−3−メトキシブタノールが好ましく、とりわけプロピレングリコールモノメチルエーテル、3−メトキシブタノール、3−メチル−3−メトキシブタノールが感光性組成物の溶解性の高さ、入手の容易さ、安全性から特に好ましい。
本発明の感光性組成物除去液に含有される芳香族炭化水素(成分2)は、顔料を含有する感光性組成物の除去において顔料の分散を維持し、除去液の顔料除去性能を向上させる点で有効である。本発明の成分2は、好ましくは、アルキル基で置換された芳香族炭化水素であり、アルキルベンゼン類、アルキルナフタレン類等を挙げることができる。アルキル基は、直鎖状であっても分岐状であってもよいし、2つ以上の基が連結して環状構造をなしていてもよい。芳香族炭化水素の炭素数は9以上であるのが好ましく、12以下がより好ましい。成分2の具体例としては、1,2,3−トリメチルベンゼン、1,2,4−トリメチルベンゼン、1,3,5−トリメチルベンゼン、1−エチル−2−メチルベンゼン、1−エチル−3−メチルベンゼン、1−エチル−4−メチルベンゼン、n−プロピルベンゼン、クメン、n−ブチルベンゼン、sec−ブチルベンゼン、iso−ブチルベンゼン、1,2,3,4−テトラメチルベンゼン、1,2,3,5−テトラメチルベンゼン、1,2,4,5−テトラメチルベンゼン、1,2−ジメチル−3−エチルベンゼン、1,2−ジメチル−4−エチルベンゼン、1,3−ジメチル−2−エチルベンゼン、1,3−ジメチル−4−エチルベンゼン、1,3−ジメチル−5−エチルベンゼン、1,4−ジメチル−2−エチルベンゼン、1−メチル−2−プロピルベンゼン、1−メチル−3−プロピルベンゼン、1−メチル−4−プロピルベンゼン、1−メチル−2−イソプロピルベンゼン、1−メチル−3−イソプロピルベンゼン、1−メチル−4−イソプロピルベンゼン、1,2−ジエチルベンゼン、1,3−ジエチルベンゼン、1,4−ジエチルベンゼン、ペンチルベンゼン、メチルブチルベンゼン、エチルプロピルベンゼン、ジメチルプロピルベンゼン、メチルジエチルベンゼン、トリメチルエチルベンゼン、ペンタメチルベンゼン、ヘキシルベンゼン、メチルペンチルベンゼン、エチルブチルベンゼン、ジメチルブチルベンゼン、ジプロピルベンゼン、メチルエチルプロピルベンゼン、トリメチルプロピルベンゼン、トリエチルベンゼン、ジメチルジエチルベンゼン、テトラメチルエチルベンゼン、ヘキサメチルベンゼン、インダン、テトラヒドロナフタレン等のアルキルベンゼン類、メチルナフタレン、ジメチルナフタレンなどのアルキルナフタレン類を挙げることができるが、本発明はこれらに限定されるものではない。
これらの芳香族炭化水素は感光性組成物除去液中に単独で含有されていてもよいし、2種以上の組み合わせで含有されていてもよい。
これらの中でも沸点150〜250℃のアルキルベンゼン類が、感光性組成物の除去性能、特に顔料を含有する感光性組成物の除去性能が高く、更に感光性組成物除去に適した乾燥性を有する点から好ましい。
これらの中でも特に好ましいアルキルベンゼン類は、炭素数9または10のアルキルベンゼンであり、具体例としては1,2,3−トリメチルベンゼン、1,2,4−トリメチルベンゼン、1,3,5−トリメチルベンゼン、1−エチル−2−メチルベンゼン、1−エチル−3−メチルベンゼン、1−エチル−4−メチルベンゼン、n−プロピルベンゼン、クメン、n−ブチルベンゼン、sec−ブチルベンゼン、iso−ブチルベンゼン、1,2,3,4−テトラメチルベンゼン、1,2,3,5−テトラメチルベンゼン、1,2,4,5−テトラメチルベンゼン、1,2−ジメチル−3−エチルベンゼン、1,2−ジメチル−4−エチルベンゼン、1,3−ジメチル−2−エチルベンゼン、1,3−ジメチル−4−エチルベンゼン、1,3−ジメチル−5−エチルベンゼン、1,4−ジメチル−2−エチルベンゼン、1−メチル−2−プロピルベンゼン、1−メチル−3−プロピルベンゼン、1−メチル−4−プロピルベンゼン、1−メチル−2−イソプロピルベンゼン、1−メチル−3−イソプロピルベンゼン、1−メチル−4−イソプロピルベンゼン、1,2−ジエチルベンゼン、1,3−ジエチルベンゼン、1,4−ジエチルベンゼンを挙げることができる。
本発明の除去液を実際に使用するにあたっては、上記芳香族炭化水素はどのような方法によって調製されたものであってもよいが、芳香族成分比率の高いソルベントナフサ、例えば、炭素数9を中心としたアルキルベンゼン系混合溶剤の使用が有効であり、商品名シェルソルA(商標:シェル化学社製、初留点160℃、乾点182℃)、ソルベッソ100(商標:エクソン化学社製、初留点164℃、乾点176℃)、スワゾール1000(商標:丸善石油化学社製、初留点161℃、乾点179℃)、イプゾール100(商標:出光石油化学社製、初留点162℃、乾点179℃)、ハイゾール100(商標:日本石油化学社製、初留点155℃、乾点180℃)、ソルファイン−TM(商標:昭和電工社製、初留点160℃、乾点180℃)、炭素数10を中心としたアルキルベンゼン系混合溶剤である商品名シェルソルAB(商標:シェル化学社製、初留点187℃、乾点213℃)、ソルベッソ150(商標:エクソン化学社製、初留点188℃、乾点209℃)、スワゾール1500(商標:丸善石油化学社製、初留点180.5℃、乾点208.5℃)、イプゾール150(商標:出光石油化学社製、初留点186℃、乾点205℃)、ハイゾール150(商標:日本石油化学社製、初留点182℃、乾点216℃)、ソルファイン−WZ(商標:昭和電工社製、初留点195℃、乾点250℃)、炭素数10以上を中心としたアルキルベンゼン−アルキルナフタレン系混合溶剤である商品名スワゾール1800(商標:丸善石油化学社製、初留点195.5℃、乾点245℃)等の芳香族炭化水素の混合物が本発明の感光性組成物除去液に好適に使用できる。
本発明の感光性組成物除去液に含有される成分1及び成分2の好ましい比率は、成分1が95〜70質量%、成分2が5〜30質量%である。
本発明の感光性組成物の成分1及び成分2の含有量が上記の範囲であれば、感光性組成物に含有される樹脂成分等溶解性と顔料の分散除去性が良好である。
本発明の感光性組成物除去液には、アルキレングリコールモノアルキルエーテル類(成分1)および芳香族炭化水素類(成分2)以外に、アルキレングリコールモノアルキルエーテルカルボン酸エステル類、アルコキシカルボン酸エステル類、脂環式ケトン類及び酢酸エステル類から選ばれる少なくとも1種の溶剤(成分3)を含有させることができる。
本発明の感光性組成物除去液に含有させることのできる成分3は、感光性組成物除去液を感光性組成物の除去により適した極性に調整することで感光性組成物の溶解性を向上させることができ、あるいは感光性組成物除去液の溶解性を低下させることなく粘度を下げることで感光性組成物の除去速度を上げることができる点で有効である。
本発明に用いることのできる成分3の具体例としては、アルキレングリコールモノアルキルエーテルカルボン酸エステル類ではエチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、3−メトキシブチルアセテート、3−メチル−3−メトキシブチルアセテート等を、アルコキシカルボン酸エステル類では2−メトキシ酢酸メチル、2−エトキシ酢酸エチル、3−エトキシプロピオン酸エチル、3−メトキシプロピオン酸メチル、3−メトキシプロピオン酸エチル、3−エトキシプロピオン酸メチル、2−メトキシプロピオン酸エチル、2−エトキシプロピオン酸プロピル、2−エトキシプロピオン酸メチル、2−エトキシプロピオン酸エチル、β−メトキシイソ酪酸メチル等を、脂環式ケトン類ではシクロヘキサノン、シクロペンタノン、メチルシクロヘキサノン等を、酢酸エステル類では酢酸エチル、酢酸n−プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸n−ブチル、酢酸sec−ブチル、酢酸イソブチル、酢酸アミル、酢酸ヘキシル、酢酸シクロヘキシル等を挙げることができるが、本発明はこれらに限定されるものではない。
これらの中でもプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、3−メトキシブチルアセテート、3−メチル−3−メトキシブチルアセテート、3−メトキシプロピオン酸メチル、3−エトキシプロピオン酸エチル、シクロヘキサノン、シクロペンタノン、メチルシクロヘキサノン、酢酸エチル、酢酸n−プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸n−ブチル、酢酸n−アミル、酢酸イソアミル、酢酸sec−アミルが、感光性組成物の除去性、入手の容易さ、安全性の点から好ましい。
本発明の感光性組成物除去液に含有されるアルキレングリコールモノアルキルエーテルカルボン酸エステル類、アルコキシカルボン酸エステル類、脂環式ケトン類、酢酸エステル類は、単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明の感光性組成物除去液が成分1、成分2及び成分3を含有する場合、成分1、成分2及び成分3の好ましい比率は、成分1が85〜20質量%、成分2が5〜30質量%、成分3が10〜75質量%である。
成分3がアルキレングリコールモノアルキルエーテルカルボン酸エステル類、アルコキシカルボン酸エステル類、脂環式ケトン類である場合、成分1、成分2及び成分3のより好ましい比率は、成分1が85〜20質量%、成分2が5〜30質量%、成分3が10〜75質量%であり、成分3が酢酸エステル類である場合、成分1、成分2及び成分3のより好ましい比率は、成分1が85〜40質量%、成分2が5〜30質量%、成分3が10〜45質量%である。
本発明の感光性組成物に含まれる成分1〜3が上記の範囲であれば、顔料を含有する感光性組成物の除去における、樹脂の溶解性能および顔料の分散除去性能が良好である。
次に、本発明の除去液が適用される有色感光性樹脂組成物について詳細に説明する。
本発明の除去液が適用できる有色感光性組成物は、通常、液晶、有機EL、イメージセンサ等のカラーフィルター形成工程に用いられる、顔料を含有する有色感光性組成物である。これらの有色感光性組成物は、顔料を含有させることにより着色した感光性組成物であり、一般的にアルカリで現像可能な皮膜形成物質、感光性物質、及び顔料等を含有するものである。
有色感光性組成物に含まれる皮膜形成物質としては、アクリル系樹脂、ノボラック系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリビニルフェノール系樹脂などを挙げることができるが、本発明は特にアクリル系樹脂を皮膜形成物質として含有する有色感光性組成物の除去に好適に用いることができる。皮膜形成物質として使用されるアクリル系樹脂は、アルカリ可溶性の分子量1,000〜500,000程度の高分子重合体あるいは共重合体であり、カルボキシル基含有エチレン性不飽和単量体およびその他のエチレン性不飽和単量体との共重合体が好適に用いられる。
有色感光性組成物に含有される感光性物質としては、アクリル系樹脂を皮膜形成物質とする場合、ヘキサアリールビイミダゾール系化合物、トリアジン系化合物、アミノアセトフェノン系化合物、増感色素と有機ホウ素塩系化合物の組み合わせ、チタノセン系化合物、オキサジアゾール系化合物等が挙げられる。
有色感光性組成物に含有され得る顔料としては、通常カラーフィルターの製造に用いられている顔料であれば問題なく使用することができ、黒色、黄色、赤色、青色、緑色等の有機、無機顔料の単独あるいは混合物を任意に使用することができる。顔料の具体例としては、カーボンブラック、アセチレンブラック、ランプブラック、カーボンナノチューブ、黒鉛、鉄黒、酸化鉄系黒色顔料、アニリンブラック、シアニンブラック、チタンブラック、C.I.ピグメントイエロー20、24、83、86、93、109、110、117、125、137、138、139、147、148、153、154、166、C.I.ピグメントオレンジ36、43、51、55、59、61、C.I.ピグメントレッド9、97、122、123、149、168、177、180、192、215、216、217、220、223、224、226、227、228、240、254、C.I.ピグメントバイオレット19、23、29、30、37、40、50、C.I.ピグメントブルー15、15:1、15:4、15:6、22、27、60、64、C.I.ピグメントグリーン7、10、36、37、C.I.ピグメントブラウン23、25、26等を挙げることができる。
有色感光性組成物には、上記の皮膜形成物質、感光性物質及び顔料のほかに更にエチレン性不飽和単量体を配合することもできる。エチレン性不飽和単量体は、活性光線照射時に光重合開始剤から発生するラジカルで重合する化合物である。
本発明の感光性組成物除去液が適用される有色感光性組成物には、上記の成分以外に有機溶剤、顔料分散剤、密着向上剤、レベリング剤、現像改良剤、酸化防止剤、熱重合禁止剤等が適宜配合されていてもよい。
本発明の感光性組成物除去液は、被洗浄物に塗布あるいは付着された状態の有色感光性組成物の除去に適用することができ、特に感光前の有色感光性組成物の除去に好適に用いることができる。有色感光性組成物は、溶剤が含有されている状態であってもよいし、溶剤が揮発した後の状態であってもよい。
有色感光性組成物を除去する方法としては、有色感光性組成物が塗布されまたは付着した被洗浄物に本洗浄液をノズルなどから棒状、液滴状あるいはミスト状に吹きかけて除去する方法、本発明の除去液に有色感光性組成物が付着した被洗浄物を浸漬する方法などが挙げられる。除去を効率的に行うために、超音波照射や、ブラシ等による物理的洗浄を併用することも可能である。
本発明の感光性組成物除去液は、液晶、有機EL、イメージセンサ等に用いられるカラーフィルター製造の有色感光性組成物塗布工程において、基板の周辺部、縁辺部、または裏面部に付着した不要の未硬化の有色感光性組成物の除去、または塗布装置の一部または全部に付着した不要の未硬化の有色感光性組成物の除去に好適に用いることができる。
本発明の感光性組成物除去液は、基板上にスピンコート法で有色感光性組成物を塗布する際の、基板周辺部、縁辺部、あるいは裏面部の未硬化の有色感光性組成物の除去、いわゆる、エッジリンス、バックリンスのリンス剤として、またスピンコート時にカップに飛散した有色感光性組成物を洗浄除去する、いわゆるカップリンスにも好適に使用可能である。
スピンコート法以外に基板上に有色感光性組成物を塗布する方法としてスリットコート法やワイヤーバーコート法、あるいはロールコート法等が知られているが、スリットノズルやワイヤーバー、印刷版など、塗布装置の部材や器具の表面に付着した未硬化の有色感光性組成物を除去する際にも、本発明の感光性組成物除去液は好適に使用される。
また、本発明の別の態様は、上記感光性組成物除去液を用いて上記方法により未硬化の感光性組成物が除去された基板、あるいは液晶、有機EL及びイメージセンサ等の製造用の装置、及びこの装置によって得られたカラーフィルターである。
以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、もちろん本発明はこれらの実施例により何ら限定されるものではない。
なお、洗浄性は、除去液に3分間浸漬後、感光性着色組成物の溶解状況を目視観察により次の3段階で評価した。
○ … 完全に除去されている
△ … 部分的に溶解している
× … ほとんど溶解していない
調製例1 アクリル系共重合体の調製
滴下漏斗、温度計、冷却管、撹拌機を付した4つ口フラスコにメタクリル酸(MA)12.0質量部、メタクリル酸メチル(MMA)14.0質量部、メタクリル酸n−ブチル(BMA)43.0質量部、2−ヒドロキシエチルアクリレート(HEMA)6.0質量部、エチルセロソルブアセテート(EGA)225.0質量部を仕込み、1時間4つ口フラスコ内を窒素置換した。さらに、オイルバスで90℃まで加温した後、MA12.0質量部、MMA14.0質量部、BMA43.0質量部、HEMA6.0質量部、EGA225.0質量部、2,2′−アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)3.2質量部の混合液を1時間かけて滴下した。3時間重合を行った後、AIBN1.0質量部とEGA15.0質量部の混合液を加えさらに100℃に昇温して1.5時間重合を行った後放冷した。このようにして得たアクリル系共重合体の固形分濃度は22.1質量%、酸価は92mgKOH/g、GPCにより測定したポリスチレン換算の質量平均分子量は22,000であった。
調製例2 感光性着色組成物A:黒色感光性着色組成物の調製
調製例1で得られたアクリル系共重合体30.0質量部(固形分6.6質量部)、EGA5.0質量部、フローレンDOPA−33(商標:共栄社化学株式会社製 分散剤 固形分濃度30質量%)3.3質量部、Special Black 4(デグサ社 カーボンブラック)6.6質量部を混合後、1晩放置した。さらに、1時間撹拌した後、3本ロールミル(株式会社小平製作所製 型式RIII−1RM−2)に4回通した。得られた黒色インキにEGAを加えて濃度調整することにより、固形分濃度18.0質量%の黒色着色組成物を得た。
このようにして得られた黒色着色組成物100質量部に更にジペンタエルスリトールヘキサアクリレート4.4質量部、2−(4−メトキシフェニル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン2.2質量部及びEGA25質量部を添加し、十分攪拌して感光性着色組成物Aを得た。
調製例3 感光性着色組成物B:緑色感光性着色組成物の調製
調製例1で得られたアクリル系共重合体 30.0質量部(固形分6.6質量部)、EGA5.0質量部、フローレンDOPA−33(商標:共栄社化学株式会社製 分散剤 固形分濃度30質量%)3.3質量部、Pigment Green 36の6.6質量部を混合後、1晩放置した。さらに、1時間撹拌した後、3本ロールミル(株式会社小平製作所製 型式RIII−1RM−2)に4回通した。得られた緑色インキにEGAを加えて濃度調整することにより、固形分濃度18.0質量%の緑色着色組成物を得た。
このようにして得られた緑色着色組成物100質量部に更にジペンタエルスリトールヘキサアクリレート4.4質量部、4,4′−ビス(N,N−ジエチルアミノ)ベンゾフェノン0.7質量部、2,2′−ビス(o−クロロフェニル)−4,4′,5,5′−テトラフェニル−1,2′−ビイミダゾール2.3質量部、トリメチロールプロパントリスチオプロピオネート3.8質量部及びEGA42質量部を加えて十分攪拌し、感光性着色組成物Bを得た。
調製例4 感光性着色組成物C:赤色感光性着色組成物の調製
調製例1で得られたアクリル系共重合体 30.0質量部(固形分6.6質量部)、EGA5.0質量部、フローレンDOPA−33(商標:共栄社化学株式会社製 分散剤 固形分濃度30質量%)3.3質量部、Pigment Red 177の6.6質量部を混合後、1晩放置した。さらに、1時間撹拌した後、3本ロールミル(株式会社小平製作所製 型式RIII−1RM−2)に4回通した。得られた赤色インキにEGAを加えて濃度調整することにより、固形分濃度18.0質量%の赤色着色組成物を得た。該色組成物100質量部に、更に、ジペンタエルスリトールヘキサアクリレート4.4質量部、イルガキュア369(チバスペシャリティケミカルズ社製)3.0質量部、トリメチロールプロパントリスチオプロピオネート3.8質量部、及びEGA42質量部を加えて十分攪拌し、感光性着色組成物Cを得た。
実施例1
調製例2〜4で調製した感光性着色組成物A〜Cをガラス板上(28mm×76mm)に1滴滴下し、室温にて24時間乾燥させた。
これをプロピレングリコールモノメチルエーテル70g、ソルファイン−TM(昭和電工製)30gを混合した除去液中に3分間浸漬して静置し、表面に塗布された感光性着色組成物の洗浄除去を行った。その結果を表1に示す。
実施例2〜21、比較例1〜4
表1に示す組成の除去液を用いて、実施例1と同様に感光性着色組成物の除去を実施した。その結果を表1に示す。
Figure 2006251786
本発明は、液晶や有機EL、イメージセンサの製造における基板上に感光性組成物皮膜を形成する工程において、基板周辺部、縁辺部または裏面部に残存する顔料を含有する感光性組成物皮膜の除去、または装置部材や器具の表面に付着した顔料を含有する感光性組成物の除去に有用な感光性組成物除去液を提供する。

Claims (16)

  1. 顔料を含有する感光性組成物の除去液であって、
    (1)アルキレングリコールモノアルキルエーテル類を95〜70質量%及び
    (2)芳香族炭化水素類を5〜30質量%
    含有することを特徴とする感光性組成物除去液。
  2. 顔料を含有する感光性組成物の除去液であって、
    (1)アルキレングリコールモノアルキルエーテル類を85〜20質量%、
    (2)炭素数9以上の芳香族炭化水素類を5〜30質量%及び
    (3)アルキレングリコールモノアルキルエーテルカルボン酸エステル類、アルコキシカルボン酸エステル類、脂環式ケトン類及び酢酸エステル類から選ばれる少なくとも1種の溶剤を10〜75質量%
    含有することを特徴とする感光性組成物除去液。
  3. 顔料を含有する感光性組成物の除去液であって、
    (1)アルキレングリコールモノアルキルエーテル類を85〜20質量%、
    (2)炭素数9以上の芳香族炭化水素類を5〜30質量%及び
    (3)アルキレングリコールモノアルキルエーテルカルボン酸エステル類、アルコキシカルボン酸エステル類及び脂環式ケトン類から選ばれる少なくとも1種の溶剤を10〜75質量%
    含有することを特徴とする感光性組成物除去液。
  4. 顔料を含有する感光性組成物の除去液であって、
    (1)アルキレングリコールモノアルキルエーテル類を85〜40質量%、
    (2)炭素数9以上の芳香族炭化水素類を5〜30質量%及び
    (3)酢酸エステル類から選ばれる少なくとも1種の溶剤を10〜45質量%
    含有することを特徴とする感光性組成物除去液。
  5. 芳香族炭化水素類が沸点150〜250℃のアルキルベンゼン類であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の感光性組成物除去液。
  6. アルキレングリコールモノアルキルエーテル類が、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、3−メトキシブタノール及び3−メチル−3−メトキシブタノールからなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の感光性組成物除去液。
  7. アルキレングリコールモノアルキルエーテルカルボン酸エステル類が、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、3−メトキシブチルアセテート及び3−メチル−3−メトキシブチルアセテートからなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項2、3、5または6のいずれかに記載の感光性組成物除去液。
  8. アルコキシカルボン酸エステル類が、3−メトキシプロピオン酸メチル及び3−エトキシプロピオン酸エチルからなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項2、3、5または6のいずれかに記載の感光性組成物除去液。
  9. 脂環式ケトン類が、シクロヘキサノン、シクロペンタノン及びメチルシクロヘキサノンからなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項2、3、5または6のいずれかに記載の感光性組成物除去液。
  10. 酢酸エステル類が、酢酸エチル、酢酸n−プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸n−ブチル、酢酸n−アミル、酢酸イソアミル及び酢酸sec−アミルからなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項2または4〜6のいずれかに記載の感光性組成物除去液。
  11. 顔料を含有するアクリル系感光性組成物の除去に用いられる請求項1〜10のいずれかに記載の感光性組成物除去液。
  12. 感光前の顔料を含有する感光性組成物の除去に用いられる請求項1〜11のいずれかに記載の感光性組成物除去液。
  13. 請求項1〜12のいずれかに記載の感光性組成物除去液を用いて顔料を含有する感光性組成物を除去した装置。
  14. 請求項13に記載の装置により得られるカラーフィルター。
  15. 請求項14に記載のカラーフィルターを備えた装置。
  16. 請求項1〜12のいずれかに記載の感光性組成物除去液を用いて有色顔料を含有する感光性組成物が除去処理された基板。
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