JP2015096380A - 車両の駆動制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】惰行制御からの復帰時にクラッチの係合部材間の差回転の増大を抑制する。
【解決手段】駆動制御装置1は、エンジン2及びクラッチ4の動作を制御するECU8を備える。ECU8は、車両100の減速走行中にクラッチ4を開放させるクラッチ開放制御とエンジン2を停止させる停止制御とを行って、エンジン2と駆動輪7との間の動力伝達を遮断して車両100を惰性で走行させる惰行制御(減速S&S制御)を実施する。ECU8は、惰行制御からの復帰時にクラッチ4を係合させるクラッチ係合制御及びエンジンを始動させるエンジン始動制御を実施しているときには、ブレーキ操作に基づいてクラッチ4の開放制御を実施することを禁止し、また、惰行制御からの復帰時に係合制御を実施しているとき、かつ、始動制御が完了しているときには、開放制御を実施することを許可する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の駆動制御装置に関する。
従来、車両の燃費を向上させるため、例えば車両の減速走行中にエンジンの停止とクラッチの開放とを行って、エンジンと駆動輪との間の動力伝達を遮断して惰性により車両を走行させる惰性走行を行う惰行制御が知られている(例えば特許文献1を参照)。
特開2013−053597号公報
従来の惰行制御では、車両の運転者によるブレーキ操作などの惰行制御を実施するための所定条件が成立する場合に、エンジン停止及びクラッチ開放を行う。また、惰行制御の実施中にアクセル操作などの復帰時の所定条件が成立する場合には、クラッチ係合とエンジン始動とを行って、惰行制御から復帰する。ここで、惰行制御から復帰時のクラッチ係合制御中に運転者がブレーキを踏むと、再度の惰行制御への遷移に備えて予めクラッチが開放される場合がある。しかしクラッチ係合制御中はエンジンの始動制御の影響下にあるため、この状態でクラッチが開放されると、エンジンの負荷が低減してエンジン回転数が急増し(エンジンが吹け上がり)、この結果、クラッチのエンジン側の係合部材の回転数も増加するので、クラッチの係合部材間の差回転が増大する虞がある。クラッチの係合部材間の差回転が大きい状態でクラッチ係合を行うと、係合部材間の発熱量が上がり、クラッチの耐久性を低下させる虞がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、惰行制御からの復帰時にクラッチの係合部材間の差回転の増大を抑制できる車両の駆動制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る車両の駆動制御装置は、エンジンと、前記エンジンと駆動輪との間の動力伝達を断接するクラッチとを有する車両の駆動制御装置であって、前記駆動制御装置は、前記エンジン及び前記クラッチの動作を制御する制御手段を備え、前記制御手段は、車両の減速走行中に前記クラッチを開放させる開放制御と前記エンジンを停止させる停止制御とを行って、前記エンジンと前記駆動輪との間の動力伝達を遮断して前記車両を惰性で走行させる惰行制御を実施し、前記惰行制御からの復帰時に前記クラッチを係合させる係合制御及び前記エンジンを始動させる始動制御を実施しているときには、前記車両の運転者によるブレーキ操作に基づいて前記クラッチの前記開放制御を実施することを禁止し、前記惰行制御からの復帰時に前記係合制御を実施しているとき、かつ、前記始動制御が完了しているときには、前記開放制御を実施することを許可することを特徴とする車両の駆動制御装置。
また、上記の車両の駆動制御装置において、前記制御手段は、前記始動制御が終了し、前記クラッチの前記エンジン側の係合部材の回転数の変化量が所定値より低くなった後に、前記回転数の下降勾配が一定となるよう前記回転数を低減させるスイープダウン制御を実施可能であり、前記係合制御の実施中において、前記スイープダウン制御の実施前には、前記開放制御を実施することを禁止し、前記係合制御の実施中であり、かつ、前記スイープダウン制御の実施中には、前記開放制御を実施することを許可することが好ましい。
また、上記の車両の駆動制御装置において、前記制御手段は、前記開放制御を実施可能な状態において、前記車両が停車するまでに要する時間が、前記開放制御による前記クラッチの開放完了までに要する時間よりも短い場合には、前記開放制御の実施を禁止することが好ましい。
本発明に係る車両の駆動制御装置は、惰行制御からの復帰時のエンジンの始動制御の実施中にはクラッチの開放制御の実施を禁止できるので、エンジン回転数の急増を回避でき、クラッチの係合部材間の差回転の増大を抑制できるという効果を奏する。
図1は、本発明の一実施形態に係る車両の駆動制御装置を表す概略構成図である。 図2は、本実施形態において減速S&S制御からの復帰時に実施されるクラッチ係合制御及び挟圧補正制御を示すタイムチャートである。 図3は、本実施形態におけるクラッチ開放制御に関する処理を示すフローチャートである。 図4は、本実施形態におけるクラッチ開放制御に関する処理を示すタイムチャートである。 図5は、本実施形態におけるクラッチ開放制御の追加判定処理を示すフローチャートである。 図6は、クラッチ開放制御の追加判定処理を示すタイムチャートである。
以下に、本発明に係る車両の駆動制御装置の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の図面において、同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰り返さない。
[実施形態]
まず、図1を参照して、本発明の一実施形態に係る車両100の駆動制御装置1の構成を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る車両の駆動制御装置を表す概略構成図である。
図1に示すように、本実施形態に係る駆動制御装置1は、車両100に搭載される。車両100は、エンジン2と、トルクコンバータ3と、クラッチ4と、変速機5と、減速・差動機構6と、駆動輪7と、ECU(電子制御ユニット)8と、を備える。エンジン2から出力された動力は、トルクコンバータ3及びクラッチ4を介して変速機5に入力され、変速機5から減速・差動機構6を介して駆動輪7に伝達される。このように、エンジン2と駆動輪7との間に動力伝達経路が構成されている。本実施形態に係る駆動制御装置1は、エンジン2と、トルクコンバータ3と、クラッチ4と、変速機5と、ECU8(制御手段)とを備える。
エンジン2は、車両100の動力源であり、燃料の燃焼エネルギをクランクシャフト(出力軸)9の回転運動に変換して出力することができる。トルクコンバータ3は、エンジン2に接続され、オイル(作動流体)を介して、エンジン2から出力された動力を伝達する流体伝達装置であり、ポンプインペラ3aとタービンランナ3bとを有している。ポンプインペラ3aは、エンジン2のクランクシャフト9と接続されており、タービンランナ3bは、クラッチ4と連結軸10により連結されている。従って、エンジン2からポンプインペラ3aに入力される回転(エンジン回転数Ne)は、作動流体を介してタービンランナ3bに伝達され、タービンランナ3bから出力された回転数(タービン回転数Nt)が連結軸10を介してクラッチ4に入力される。
クラッチ4は、エンジン2と駆動輪7との間の動力伝達を断接する機能を有する。クラッチ4は、摩擦係合式のクラッチ装置であり、動力伝達経路上のトルクコンバータ3と変速機5との間に配置される。このクラッチ4は、入力側(エンジン2側)係合部材4aと出力側係合部材4bを有している。入力側係合部材4aは、連結軸10によりタービンランナ3bと連結されており、出力側係合部材4bは、変速機5と連結されている。クラッチ4は、入力側係合部材4aと出力側係合部材4bとが係合することで、エンジン2と駆動輪7との間の動力伝達を接続することができる。クラッチ4は、入力側係合部材4aと出力側係合部材4bとが開放することで、エンジン2と駆動輪7との間の動力伝達を遮断することができる。
変速機5は、トルクコンバータ3を介してエンジン2から出力された動力を変速する機能を有する。変速機5は、動力伝達経路上のクラッチ4と減速・差動機構6との間に配置されている。変速機5は、具体的には、ベルト式の無段変速機(Continuously Variable Transmission:CVT)であって、プライマリプーリ11とセカンダリプーリ12とベルト13とを有している。プライマリプーリ11は、プライマリ可動シーブ11aとプライマリ固定シーブ11bとを有する。セカンダリプーリ12は、セカンダリ可動シーブ12aとセカンダリ固定シーブ12bとを有している。そして、プライマリ可動シーブ11aとプライマリ固定シーブ11bとの間に形成された略V字形状のプライマリ溝と、セカンダリ可動シーブ12aとセカンダリ固定シーブ12bとの間に形成された略V字形状のセカンダリ溝との間に、無端のベルト13が掛け回されている。変速機5は、このベルト13を介して、プライマリプーリ11からセカンダリプーリ12に動力が伝達される。プライマリプーリ11の回転軸は、クラッチ4の出力側係合部材4bと連結されており、セカンダリプーリ12の回転軸は、減速・差動機構6の入力軸に連結されている。
なお、変速機5の変速比は、入力側のプライマリプーリ11の回転速度(インプット回転数Nin)を、出力側のセカンダリプーリ12の回転速度で除算した値である。つまり、変速機5の変速比は、プライマリプーリ11とセカンダリプーリ12との回転速度比に相当する。この回転速度比は、プライマリプーリ11とセカンダリプーリ12におけるベルト13の回転半径(ベルト掛かり径)の比率に応じて決まる。プライマリプーリ11及びセカンダリプーリ12のベルト掛かり径は、それぞれプライマリ溝の溝幅とセカンダリ溝の溝幅によって決まる。従って、変速機5は、プライマリ溝の溝幅とセカンダリ溝の溝幅を変化させることで、変速比を無段階に変化させることができる。
クラッチ4及び変速機5の動作は、図示しない油圧制御装置により供給される油圧によって制御される。油圧制御装置は、クラッチ4の係合部材を作動させるための油圧をクラッチ4に供給する。油圧制御装置は、ECU8からの制御指令に応じて、クラッチ4へ供給する油圧(クラッチ油圧)を調整することによって、クラッチ4の係合/開放の切り替えや、係合度合いを制御することができる。また、油圧制御装置は、変速機5のプライマリ可動シーブ11a及びセカンダリ可動シーブ12a(以下「セカンダリシーブ12a」とも表記する)を作動させるための油圧を変速機5に供給する。油圧制御装置は、ECU8からの制御指令に応じて、変速機5への供給油圧を調整することによって、プライマリプーリ11のプライマリ溝の溝幅と、セカンダリプーリ12のセカンダリ溝の溝幅を調整して、変速機5の変速比を制御することができる。また、油圧制御装置は、ECU8からの制御指令に応じて、変速機5への供給油圧を調整することによって、プライマリプーリ11とセカンダリプーリ12のそれぞれがベルト13を挟む圧力(挟圧)を調整して、プライマリプーリ11とセカンダリプーリ12のトルク容量を制御することができる。
減速・差動機構6は、変速機5のセカンダリプーリ12の回転軸と、駆動輪7とを連結するものであり、ギヤの組合せによる減速機構及び差動機構を有している。従って、変速機5から入力される回転は、減速・差動機構6により減速され、かつ、左右の駆動輪7に分配される。
ECU8は、ドライバによるエンジン2の操作状態やこのエンジン2の運転状態に基づいて、エンジン2、トルクコンバータ3、クラッチ4、変速機5等の車両100の各部の制御を行い、車両100の走行を総合的に制御する。
本実施形態では、ECU8は、車両100の各部を制御することにより、減速S&S(ストップ&スタート)制御(惰行制御)を実行することができる。減速S&S制御では、燃費向上のため、車両100の減速走行中にエンジン2を自動停止させる。また、減速S&S制御では、エンジン2の停止によるショック伝達を抑制するため、エンジン2の停止時にクラッチ4を開放する。言い換えると、減速S&S制御とは、車両100の減速走行中などに、クラッチ4を開放してエンジン2と変速機5との動力伝達を遮断すると共に、エンジン2を停止させた状態で車両100を惰性走行させるものである。この減速S&S制御は、エンジン2における燃料消費が停止することで、燃費の向上を図ることができる。
ECU8は、車両100の走行中に、エンジン自動停止条件(例えば、ドライバによるアクセルペダルが所定時間踏込まれていないなど)が成立すると、クラッチ4の開放とエンジン2の自動停止を行って、減速S&S制御を実行する。ECU8がエンジン2を自動停止するときには、エンジン2への燃料供給と点火を停止する。また、ECU8は、減速S&S制御の実行中に、エンジン自動始動条件(例えば、ドライバによるアクセルペダルの踏込みなど)が成立すると、クラッチ4を係合すると共に、エンジン2を再始動して、減速S&S制御から復帰する。
また、本実施形態では、ECU8は、減速S&S制御からの復帰時にクラッチ係合制御を実行することができる。このクラッチ係合制御は、下記の(1)式で表す物理式に基づく。
Figure 2015096380
上記の物理式において、「入力トルクTT」とは、エンジン2から出力されトルクコンバータ3を介してクラッチ4の入力側係合部材4aに入力されるトルク(動力)である。「イナーシャトルク」とは、クラッチ4の入力側係合部材4a及び出力側係合部材4bを回転させるために必要な損失トルクである。イナーシャトルクは、上記の物理式に示すように、回転慣性モーメントIと、タービン回転数Nt(連結軸10を介してトルクコンバータ3のタービンランナ3bに連結されるクラッチ4の入力側係合部材4aの回転数)の微分値との積で求められる。「クラッチトルクTC」とは、クラッチ4が動力伝達経路の下流側、すなわち変速機5に伝達可能な伝達トルク容量である(以下では「クラッチトルク容量」とも表記する)。
クラッチ係合制御では、上記の(1)式に基づき、入力トルクTTに対し、目標タービン回転数NTTGTに基づくイナーシャトルクを損失分として除くことで、クラッチトルクTCが決まる。そして、このクラッチトルクTCをクラッチ4へ供給するクラッチ油圧(以下では「クラッチ指示圧Pc」とも表記する)に変換して、導出したクラッチ油圧に基づいてクラッチ4の係合動作を制御する。ここで、「目標タービン回転数NTTGT」とは、タービン回転数Ntの目標値である。入力トルクTTは、例えばエンジン回転数Ne等のエンジン2の運転状態に関する情報に基づき導出することができる。
図2を参照して、減速S&S制御からの復帰時におけるクラッチ係合制御についてさらに説明する。図2は、本実施形態において減速S&S制御からの復帰時に実施されるクラッチ係合制御及び挟圧補正制御を示すタイムチャートである。図2のタイムチャートには、回転数(rpm)としてエンジン回転数Ne、実タービン回転数NT、インプット回転数Ninの時間遷移が示されている。ここで、実タービン回転数NTとは、タービン回転数Ntの実測値であり、インプット回転数Ninは、変速機5に連結されるクラッチ4の出力側係合部材4bの回転数である。
このタイムチャートの当初には、車両100は減速S&S制御を実行中であり、エンジン2は停止され、クラッチ4は開放されている。
時刻t1において、エンジン自動始動条件が成立して減速S&S制御が終了し、運転状態を減速S&S制御から復帰させるべく、まずエンジン2を再始動させるためのエンジン始動制御が開始される。次いで時刻t2において、エンジン2が完爆した後にクラッチ係合制御が開始される。エンジン始動制御中は、エンジン2の起動トルクの変化が大きく、エンジントルクが急激に上昇するため、目標タービン回転数NTTGTを1次線形で制御するには油圧応答が不足する虞がある。このため、エンジン始動制御中には、目標タービン回転数NTTGTを1次線形には制御せず、目標速度比(目標タービン回転数NTTGT/エンジン回転数Ne)で制御する。
そして、時刻t3において、エンジン始動制御が終了し、タービン回転数Ntの変化が緩やかになり起動トルクの影響が小さくなってから、タービン回転数Ntを一定でスイープ(徐変)ダウンするスイープダウン制御へ目標速度比制御から切り替える。言い換えると、スイープダウン制御は、タービン回転数Ntを一定の変化率で減少させる制御である。スイープダウン制御では、目標タービン回転数NTTGTをスイープダウンさせて、実タービン回転数NTをこれに追従させる。スイープダウン制御を実施することによって、イナーシャトルクが無くなりトルク段差を無くすことができるので、クラッチの焼損を抑制でき、耐久性を向上できる。
時刻t2以降のクラッチ係合制御の実施中には、目標速度比制御及びスイープダウン制御で設定される目標タービン回転数NTTGTを用いて、上記(1)式からクラッチトルク容量TCを算出して、この算出したクラッチトルク容量TCに基づいてクラッチの係合を制御する。時刻t3以降において、このクラッチ係合制御によりクラッチ4の係合が進むにつれて、クラッチ4のクラッチトルク容量TCが徐々に増加する。これに応じて、クラッチ4の出力側係合部材4bが回転し始め、インプット回転数Ninが実タービン回転数NTに近づくよう徐々に増加する。そして、時刻t4において、インプット回転数Ninが実タービン回転数NTと一致することで、クラッチ4の係合が完了したものと判断して、クラッチ係合制御を終了する。
ECU8は、上記の減速S&S制御からの復帰時におけるクラッチ係合制御の実施中に、車両の運転者がブレーキ操作を行い、ブレーキオフ状態からブレーキオン状態に切り替わったことを検出すると、減速S&S制御を再び実行することに備えるため、ブレーキ操作に応じて予めクラッチ4を開放させる制御を行うことができる(以降「クラッチ開放制御」とも表記する)。ここで、エンジン2が起動した直後はエンジン始動制御の影響下にあり、燃料リッチ状態で、エンジン2は吹け上がろうとしている。この状態のときにクラッチ開放制御を実施してクラッチ4が開放されると、エンジン2のクランクシャフト9が下流側から受ける負荷が低減し、エンジン2はエンジン回転数Neを引き摺る要素から開放されるため、エンジン2はクラッチ係合制御中以上に強く吹け上がり、エンジン回転数Neと実タービン回転数NTはクラッチ係合制御中と比べて増大する。このように実タービン回転数NTが増大した状態から、再度クラッチ4を係合しに行こうとすると、実タービン回転数NTとインプット回転数Ninとの間の差回転、すなわちクラッチ4の入力側係合部材4aと出力側係合部材4bとの間の差回転が増大しているため、クラッチ4の発熱量が上がり、クラッチ耐久性を低下させる虞がある。
そこで本実施形態では、クラッチ係合制御及びエンジン始動制御の両制御を実施中には、車両の運転者によるブレーキ操作に応じて、減速S&S制御の再実施に備えて予めクラッチ4を開放するクラッチ開放制御を実施することを禁止し、一方、クラッチ係合制御の実施中において、エンジン始動制御が完了した後には、クラッチ開放制御を実施することを許可する。言い換えると、クラッチ係合制御の実施中において、スイープダウン制御の実施前には、クラッチ開放制御を禁止し、一方、クラッチ係合制御及びスイープダウン制御の両制御を実施中には、クラッチ開放制御を許可する。つまり、減速S&S制御からの復帰時に実施する一連の制御のなかで、スイープダウン制御の実施中にのみ、クラッチ再開放制御を許可する。これにより、実タービン回転数NTの急増を抑制できるので、クラッチ4の係合部材間の差回転の増大を抑制でき、クラッチ耐久性を向上できる。
次に、図3,4を参照して、上記のクラッチ開放制御に関する処理について説明する。図3は、本実施形態におけるクラッチ開放制御に関する処理を示すフローチャートであり、図4は、本実施形態におけるクラッチ開放制御に関する処理を示すタイムチャートである。図4のタイムチャートには、回転数(rpm)、油圧(MPa)、及びブレーキ信号の時間推移がそれぞれ示されている。回転数としては、エンジン回転数Ne、実タービン回転数NTが示されている。油圧としては、クラッチ指示圧Pcが示されている。ブレーキ信号は、車両の運転者によるブレーキ操作がある場合にオフ状態(0)からオン状態(正の値)に切り替わる信号である。図3のフローチャートに示す処理は、ECU8により、例えば減速S&S制御からの復帰時の一連の制御の実施中に所定時間ごとに実施される。以下、図3のフローチャートに従って、図4のタイムチャートを参照しつつ、クラッチ開放制御について説明する。
ステップS101では、減速S&S制御が終了しているか否かが判定される。減速S&S制御が終了している場合(S101のYes)にはステップS102に進み、そうでない場合(S101のNo)には本制御フローを終了する。図4のタイムチャートでは、減速S&S制御は時刻t1において終了されており、時刻t1以降の場合にステップS102に移行する。なお、図4のタイムチャートの時刻t1直後に示すように、減速S&S制御を終了した際には、その後に必ず実行されるクラッチ係合制御においてクラッチ動作をスムーズにすべく、クラッチ指示圧TCは一旦増加されるのが好ましい。
ステップS102では、減速S&S制御からの復帰時のクラッチ係合制御が実施中か否かが判定される。クラッチ係合制御が実施中である場合(S102のYes)にはステップS103に進み、そうでない場合(S102のNo)には本制御フローを終了する。図4のタイムチャートでは、クラッチ係合制御は、時刻t2以降に実施されており、時刻t2以降の場合にステップS103に移行する。
ステップS103では、スイープダウン制御が実施中か否かが判定される。スイープダウン制御が実施中である場合(S103のYes)にはステップS104に進み、そうでない場合(S103のNo)には本制御フローを終了する。図4のタイムチャートでは、スイープダウン制御は、時刻t3以降に実施されており、時刻t3以降の場合にステップS104に移行する。
ステップS104では、車両の運転者によるブレーキ操作が行なわれているブレーキオン状態であるか否かが判定される。ブレーキオン状態である場合(S104のYes)にはステップS105に進み、そうでない場合(S104のNo)には本制御フローを終了する。
ステップS105では、ステップS101〜S104の判定の結果、減速S&S制御からの復帰時のクラッチ係合制御中において、クラッチ開放制御の許可条件が成立しているものと判断して、運転者のブレーキ操作に応じたクラッチ開放制御が実施される。ステップS105の処理が完了すると本制御フローを終了する。図4のタイムチャートでは、時刻t5においてブレーキオン状態となり、これに応じてクラッチ開放制御が実施され、クラッチを開放すべくクラッチ指示圧TCが減少されている。
なお、クラッチ開放制御は、上述のとおり、スイープダウン制御の実施中のみに制限されている。このため、図4のタイムチャートでは、エンジン始動制御の実施中、かつ、スイープダウン制御の実施前である時刻t2〜t3において、ブレーキ信号がオン状態となっている時間帯Aがあるものの、この区間ではクラッチ開放制御が禁止されているので、この時間帯Aでは、クラッチ4を開放させるための油圧低減が行われていない。
次に、図5,6を参照して、上記のクラッチ開放制御の実施可否に関する追加判定処理について説明する。図5は、本実施形態におけるクラッチ開放制御の追加判定処理を示すフローチャートであり、図6は、クラッチ開放制御の追加判定処理を示すタイムチャートである。
本実施形態では、上記の通りスイープダウン制御の実施中にのみクラッチ開放制御の実施が許可されている。ここで、クラッチ開放制御が実施されてクラッチ4が開放された後に、実際に減速S&S制御が実施される(エンジンが停止される)前に、運転者がアクセルを踏んだ場合を考える。この場合、車両100は、クラッチ4の再係合を開始し、クラッチ4を滑らせながら再加速する。このような走行状態が生じると、加速ヘジテーション感によるドライバビリティの悪化や、再係合のためのクラッチ4の発熱量増加によるクラッチ耐久性への悪影響が懸念される。つまり、クラッチ開放制御の要件を満たした場合でも、ドライバビリティやクラッチ耐久性を考慮して、その実施可否についてさらに判定することが好ましい。そこで本実施形態では、ブレーキ操作が行なわれてクラッチ開放制御の要件を満たした場合でも、予めクラッチ4を開放させる根拠である減速S&S制御を実際に実施できる状況であるか否かに応じて、クラッチ開放制御の実施可否を追加判定する。具体的には、減速S&S制御の実施が不許可の場合には、減速S&S制御のために予め行うクラッチ4の開放を禁止する。
以下、図5のフローチャートに従って、図6のタイムチャートを参照しつつ、クラッチ開放制御の追加判定処理について説明する。
ステップS201では、減速S&S制御からの復帰時のクラッチ係合制御中に、ブレーキ操作に応じたクラッチ開放制御の許可条件が成立しているか否かが判定される。具体的には、ステップS201の判定は、図3のフローチャートのステップS101〜104の全ての判定結果がYesの場合に、クラッチ開放制御の許可条件が成立しているものと判定する。クラッチ開放制御の許可条件が成立している場合(S201のYes)にはステップS202に進み、そうでない場合(S201のNo)には本制御フローを終了する。図6のタイムチャートでは、スイープダウン制御の実施中にブレーキ信号が立ち上がってブレーキオン状態となる時刻t6以降において、ブレーキ操作に応じたクラッチ開放制御の許可条件が成立している。一方、図4と同様に、エンジン始動制御の実施中、かつ、スイープダウン制御の実施前である時間帯Aでは、ブレーキ信号がオン状態となっているものの、クラッチ開放制御が禁止されている区間であるので、クラッチ開放制御の許可条件が成立していないものと判定される。
ステップS202では、次回の減速S&S制御の許可条件が成立しておらず、次回の減速S&S制御の実施が許可されていない状態であること、すなわち停止S&S制御のみが実施を許可されている状態であることが確認される。ここで、「停止S&S制御」とは、車両100が停車している状態においてクラッチ開放とエンジン停止を行う制御である。次回の減速S&S制御の許可条件としては、例えば、(1)車両100が停車するまでにクラッチ4の開放完了が可能であること、または、(2)車両100の車速が、減速S&S制御が許可される車速領域以上に到達していること、などを設定することができる。ここで、上記の許可条件(1)を設定する理由は、クラッチ開放完了するまで減速S&S制御を実施しないためである。許可条件(1)は、より詳細には、車両100が停車するまでに要する時間が、クラッチ開放制御によるクラッチ4の開放完了までに要する時間よりも長いことである。ステップS202の判定の結果、次回の減速S&S制御の実施が不許可である場合(S202のYes)にはステップS203に進み、そうでない場合(S202のNo)にはステップS204に進む。
ステップS203では、クラッチ開放制御は実施されずに、クラッチ係合制御が継続されて、本制御フローを終了する。すなわち、クラッチ開放制御を実施可能な状態であり、かつ、次回の減速S&S制御の実施が不許可である状態(停止S&S制御の実施が許可される状態)のとき、クラッチ開放制御の実施が禁止される。停止S&S制御では、ヒルホールド機能(坂道などでの発進で車が後退するのを防ぐ機能)を働かせることができ、クラッチ4が完全に係合された状態でエンジン2を停止してもショックが抑制されるためである。
ステップS204では、クラッチ開放制御が実施され、本制御フローを終了する。すなわち、クラッチ開放制御を実施可能な状態であり、かつ、次回の減速S&S制御の実施が許可される状態のとき、クラッチ開放制御の実施が許可される。
図6のタイムチャートでは、時刻t6において、ブレーキ操作に応じたクラッチ開放制御の許可条件が成立しているものの、次回の減速S&S制御の実施が不許可であるので、クラッチ開放制御の実施が禁止されている。これにより、時刻t6以降においてもクラッチ4を開放させるための油圧低減が行われず、クラッチ係合制御が継続されている。
次に、本実施形態に係る車両100の駆動制御装置1の効果を説明する。
本実施形態の駆動制御装置1は、エンジン2と、エンジン2と駆動輪7との間の動力伝達を断接するクラッチ4と、エンジン2及びクラッチ4の動作を制御するECU8と、を備える。ECU8は、車両100の減速走行中にクラッチ4の開放とエンジン2の停止とを行って、エンジン2と駆動輪7との間の動力伝達を遮断して惰性により車両100を走行させる惰性走行を行う減速S&S制御を実施可能である。ECU8は、この減速S&S制御からの復帰時にクラッチ4を係合させるクラッチ係合制御の実施中であり、かつ、エンジン始動制御の実施中には、車両100の運転者によるブレーキ操作に応じて、減速S&S制御の再実施に備えて予めクラッチ4を開放するクラッチ開放制御を実施することを禁止し、クラッチ係合制御の実施中において、エンジン始動制御が完了した後には、クラッチ開放制御を実施することを許可する。
言い換えると、本実施形態の駆動制御装置1は、エンジン2と、エンジン2と駆動輪7との間の動力伝達を断接するクラッチ4とを有する車両100の駆動制御装置である。駆動制御装置1は、エンジン2及びクラッチ4の動作を制御するECU8を備える。ECU8は、車両100の減速走行中にクラッチ4を開放させる開放制御(クラッチ開放制御)とエンジン2を停止させる停止制御とを行って、エンジン2と駆動輪7との間の動力伝達を遮断して車両100を惰性で走行させる惰行制御(減速S&S制御)を実施する。ECU8は、惰行制御からの復帰時にクラッチ4を係合させる係合制御(クラッチ係合制御)及びエンジンを始動させる始動制御(エンジン始動制御)を実施しているときには、車両100の運転者によるブレーキ操作に基づいてクラッチ4の開放制御を実施することを禁止する。また、ECU8は、惰行制御からの復帰時に係合制御を実施しているとき、かつ、始動制御が完了しているときには、開放制御を実施することを許可する。
この構成により、減速S&S制御からの復帰時のエンジン始動制御の実施中にはクラッチ開放制御の実施を禁止できる。このため、エンジン2が起動した直後のエンジン2がリッチ状態で吹け上がろうとしている状況において、クラッチ4を開放させることに起因して、エンジン2の負荷が低減してエンジン2が必要以上に吹け上がり、エンジン回転数Neと実タービン回転数NTが急増する状況を回避することができる。この結果、実タービン回転数NTとインプット回転数Ninとの間の差回転、すなわち、クラッチ4の入力側係合部材4aと出力側係合部材4bとの間の差回転の増大を抑制できる。このようにクラッチ4の係合部材4a,4b間の差回転の増大を抑制できるので、クラッチ4の係合時の係合部材間の発熱を抑えて、クラッチの焼損を回避することが可能となり、クラッチ耐久性を向上できる。また、エンジン2が必要以上に吹け上がる状況を回避できるので、エンジン2が吹け上がる音の違和感を運転者に与えることを抑制できる。
また、本実施形態の駆動制御装置1において、ECU8は、エンジン始動制御が終了し、クラッチ4のエンジン2側の入力側係合部材4aの回転数であるタービン回転数Ntの変化量が所定値より低くなった後に、タービン回転数Ntの下降勾配が一定となるようタービン回転数Ntを低減させるスイープダウン制御を実施可能である。ECU8は、クラッチ係合制御の実施中において、スイープダウン制御の実施前には、クラッチ開放制御を実施することを禁止し、クラッチ係合制御の実施中であり、かつ、スイープダウン制御の実施中には、クラッチ開放制御を実施することを許可する。
この構成により、スイープダウン制御によってタービン回転数が略一定で減少するよう制御されるので、クラッチ4のイナーシャトルクをほぼ無くすことができる。このため、クラッチ開放後に再係合したときに、係合ショックを好適に抑制できる。
また、本実施形態の駆動制御装置1において、ECU8は、クラッチ開放制御を実施可能な状態において、車両100が停止するまでに要する時間が、クラッチ開放制御によるクラッチ4の開放完了までに要する時間よりも短い場合には、クラッチ開放制御の実施を禁止する。
この構成により、実際に減速S&S制御を実施できない状況においてクラッチ4の不要な開放動作を回避できるので、減速S&S制御からの復帰時に、クラッチ4の開放動作の頻度を抑制でき、クラッチ係合を継続できる機会を増やすことができる。クラッチ係合を継続することで、減速S&S制御からの復帰後に再加速する際に、クラッチ4を再度係合する必要がなく、再加速応答性を向上できる。また、減速S&S制御からの復帰後に再加速時に、クラッチ4の係合頻度が減少するため、クラッチ耐久性を向上できる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
また、上記実施形態では、クラッチ4が動力伝達経路上のトルクコンバータ3と変速機5との間に配置される構成を例示したが、クラッチ4は、エンジン2と駆動輪7との間の動力伝達を断接できれば動力伝達経路上の他の位置に配置してもよく、例えば変速機5と駆動輪7との間や、エンジン2とトルクコンバータ3との間に配置してもよい。
上記実施形態では、車両100の減速走行中にクラッチ4の開放とエンジン2の停止とを行って、エンジン2と駆動輪7との間の動力伝達を遮断して惰性により車両100を走行させる惰性走行を行う惰行制御の一例として、減速S&S制御を挙げたが、他の同種の制御を適用してもよい。
上記実施形態では、適用対象としてトルクコンバータ3やベルト式の無段変速機5を備える駆動制御装置1を例示したが、惰行制御と、この惰行制御からの復帰時にクラッチ4の制御を含む制御を実施可能であれば、駆動制御装置は他の構成でもよい。
1 駆動制御装置
2 エンジン
4 クラッチ
4a 入力側係合部材(クラッチのエンジン側の係合部材)
8 ECU(制御手段)
100 車両
Nt タービン回転数(クラッチのエンジン側の係合部材の回転数)

Claims (3)

  1. エンジンと、前記エンジンと駆動輪との間の動力伝達を断接するクラッチとを有する車両の駆動制御装置であって、
    前記駆動制御装置は、
    前記エンジン及び前記クラッチの動作を制御する制御手段を備え、
    前記制御手段は、
    車両の減速走行中に前記クラッチを開放させる開放制御と前記エンジンを停止させる停止制御とを行って、前記エンジンと前記駆動輪との間の動力伝達を遮断して前記車両を惰性で走行させる惰行制御を実施し、
    前記惰行制御からの復帰時に前記クラッチを係合させる係合制御及び前記エンジンを始動させる始動制御を実施しているときには、前記車両の運転者によるブレーキ操作に基づいて前記クラッチの前記開放制御を実施することを禁止し、
    前記惰行制御からの復帰時に前記係合制御を実施しているとき、かつ、前記始動制御が完了しているときには、前記開放制御を実施することを許可する
    ことを特徴とする車両の駆動制御装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記始動制御が終了し、前記クラッチの前記エンジン側の係合部材の回転数の変化量が所定値より低くなった後に、前記回転数の下降勾配が一定となるよう前記回転数を低減させるスイープダウン制御を実施可能であり、
    前記係合制御の実施中において、前記スイープダウン制御の実施前には、前記開放制御を実施することを禁止し、
    前記係合制御の実施中であり、かつ、前記スイープダウン制御の実施中には、前記開放制御を実施することを許可する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の車両の駆動制御装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記開放制御を実施可能な状態において、前記車両が停車するまでに要する時間が、前記開放制御による前記クラッチの開放完了までに要する時間よりも短い場合には、前記開放制御の実施を禁止することを特徴とする、請求項1または2に記載の車両の駆動制御装置。
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