JP2015094600A - 光検出回路および顕微鏡システム - Google Patents

光検出回路および顕微鏡システム Download PDF

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Abstract

【課題】S/N比特性および輝度信号の定量性を向上する。【解決手段】光電変換素子1と積分回路3とCPU21とを備え、積分回路3が、光電変換素子1からの電荷を蓄積する第1コンデンサ11と、第1コンデンサ11による電荷の蓄積と放電とを切り替える第1スイッチ13と、第1コンデンサ11からの電荷および光電変換素子1からの電荷を蓄積する第2コンデンサ15と、第2コンデンサ15による電荷の蓄積と放電とを切り替える第2スイッチ17とを備え、CPU21が、第1コンデンサ11により蓄積し第2コンデンサ15から放電させる第1積分期間と、第1コンデンサ11から放電させ第2コンデンサ15により蓄積し、第2コンデンサ15に蓄積された電荷の積分値を出力させる第2積分期間と、両コンデンサ11,15から電荷を放電させる第3積分期間とをサンプリング周期中に交互に切り替えるようスイッチ13,17を制御する光検出回路を提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、光検出回路および顕微鏡システムに関するものである。
従来、LSM(走査型レーザ顕微鏡)等に用いられ、光検出器から出力された出力信号を積分増幅する積分回路を備える光検出回路が知られている(例えば、特許文献1および特許文献2参照。)。積分回路においては、各画素の出力信号を順に積分していく際に、積分した信号をリセットするリセット期間がピクセルクロック1周期の間に必ず必要となる。そのため、リセット期間により積分時間が短くなる分だけ、積分によるS/N比特性の向上効果が小さくなってしまうという問題があった。
これに対し、特許文献1および特許文献2に記載の積分回路は、光検出器の輝度信号を入力して積分する複数の積分回路と、これら複数の積分回路の出力を加算する加算器とを備え、ピクセルクロックの1周期を複数の期間に区分した各期間に相当する時間を積分回路の積分期間として積分動作をさせ、その各期間において積分回路を順に切り換えながら輝度信号を積分するとともに積分期間の次の期間において積分回路を順にリセットし、加算器によってピクセルクロック1周期の全積分回路の出力を加算することにより、積分によるS/N比特性の向上を図ることとしている。
特許第4407423号公報 特開2000−262514号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2に記載の光検出回路は、複数の積分回路と加算器を用いているので、実装面積が大きくなり、また、高価な部品も必要になる。そのため、コストが増大するとともにサイズも大型化してしまうという不都合がある。
また、1ピクセルあたりのサンプリング周期が等間隔であれば、積分回路による電荷の蓄積時間がピクセル間で一定であるが、サンプリング周期が等間隔でない場合は、積分回路による電荷の蓄積時間がピクセル間で異なってしまい、光強度が一定であっても取得する輝度信号がピクセルごとに異なってしまうという不都合がある。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、コストを増大したりサイズを大型化したりすることなくS/N比特性を向上するとともに、ピクセル間の電荷の蓄積時間を一定に保ち輝度信号の定量性を向上することができる光検出回路およびこれを備える顕微鏡システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
本発明は、受けた光量に応じた大きさの電流信号を出力する光電変換部と、該光電変換部から出力された電流信号を積分して積分値を出力する積分回路と、該積分回路による電流信号の積分動作を制御する制御部とを備え、前記積分回路が、前記光電変換部からの電流信号に応じた電荷を蓄積可能な第1コンデンサと、該第1コンデンサによる電荷の蓄積と蓄積した電荷の放電とを切り替える第1切替部と、前記第1コンデンサから放電された電荷および前記光電変換部からの電流信号に応じた電荷を蓄積可能な第2コンデンサと、該第2コンデンサによる電荷の蓄積と蓄積した電荷の放電とを切り替える第2切替部とを備え、前記制御部が、前記第1コンデンサにより電荷を蓄積して前記第2コンデンサから電荷を放電させる第1積分期間と、前記第1コンデンサから電荷を放電させて前記第2コンデンサにより電荷を蓄積し、該第2コンデンサに蓄積された電荷に応じた前記積分値を出力させる第2積分期間と、前記第1コンデンサおよび前記第2コンデンサの両方から電荷を放電可能にする第3積分期間とを1ピクセルあたりのサンプリング周期中に交互に切り替えるよう前記第1切替部および前記第2切替部を制御する光検出回路を提供する。
本発明によれば、制御部により、第1切替部および第2切替部が制御され、各サンプリング周期中に第1コンデンサおよび第2コンデンサによる電荷の蓄積と電荷の放電とが切り替えられることで、光電変換部から出力される電流信号が積分されて積分値が出力される。
ここで、コンデンサは電荷を放電中に電荷を蓄積することができないため、放電時間に起因して積分時間が短くなる傾向にあるが、各サンプリング周期の第1積分期間において、第2コンデンサから電荷を放電させている間に光電変換部から出力される電流信号に応じた電荷を第1コンデンサに蓄積しておき、第2積分期間において、光電変換部から出力される電流信号に応じた電荷と第1積分期間中に第1コンデンサに蓄積しておいた電荷とを第2コンデンサに蓄積し、この第2コンデンサに蓄積されている電荷に応じた積分値を出力することで、第1積分期間および第2積分期間中に光電変換部から出力される電流信号の全て相当する積分値を得ることができる。これにより、第1コンデンサおよび第2コンデンサの放電時間に起因して積分時間が短くなるのを抑制し、S/N比特性の向上を図ることができる。
この場合において、第3積分期間の長さをサンプリング周期ごとに調整すれば、サンプリング周期の長さが等間隔ではない場合であっても、サンプリング周期間の第1積分期間および第2積分期間の長さを一定に保ち、サンプリング周期間の電荷の蓄積時間を一定に保つことができる。これにより、サンプリング周期の変動に関わらず、一定の光強度に対して一定の輝度信号を得ることができる。
したがって、単一の積分回路に若干の回路を追加するだけの簡易な構成で、コストの増大やサイズの大型化を抑えてS/N比特性を向上するとともに、ピクセル間の電荷の蓄積時間を一定に保ち輝度信号の定量性を向上することができる。
上記発明においては、いずれかの前記サンプリング周期が、時間間隔が最も短いサンプリング周期の整数倍以上の時間間隔を有する場合に、前記制御部が、前記いずれかのサンプリング周期中に前記第1積分期間と前記第2積分期間とを交互に切り替えた第1積分期間および第2積分期間の組が複数含まれるように前記第1切替部および前記第2切替部を制御し、このサンプリング周期において前記第1積分期間および第2積分期間の組ごとに得られる前記積分値を平均化することとしてもよい。
このように構成することで、第1積分期間および第2積分期間の組を複数含むような時間間隔が長いサンプリング周期においては、第1積分期間および第2積分期間の組の数だけS/N比特性をより向上することができる。
本発明は、標本に光を照射して該標本からの光を集光させる顕微鏡装置と、該顕微鏡装置により集光された前記標本からの光を前記光電変換部により検出する請求項1または請求項2に記載の光検出回路とを備える顕微鏡システムを提供する。
本発明によれば、検出した光を高S/Nで増幅し定量性ある輝度信号を取得可能な光検出回路により、顕微鏡装置を介して標本を高精度かつ詳細に観察することができる。
本発明によれば、コストを増大したりサイズを大型化したりすることなくS/N比特性を向上するとともに、ピクセル間の電荷の蓄積時間を一定に保ち輝度信号の定量性を向上することができるという効果を奏する。
本発明の第1実施形態に係る光検出回路の概略構成図である。 図1の光検出回路における積分回路の動作を示すタイミングチャートである。 図2のタイミングチャートにおける1サンプリング周期内の積分動作を説明するフローチャートである。 図2のタイミングチャートにおける1サンプリング周期内の別の積分動作を説明するフローチャートである。 図1の光検出回路における積分回路の動作を示す別のタイミングチャートである。 図5のタイミングチャートにおける1サンプリング周期内の積分動作を説明する別のフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る光検出回路および顕微鏡システムの概略構成図である。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態に係る光検出回路について、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る光検出回路10は、図1に示すように、標本(図示略)からの光を受けて電流信号を出力するPMT(光電子増倍管)のような光電変換素子(光電変換部)1と、光電変換素子1から出力された電流信号を積分して積分値を出力する積分回路3と、積分回路3から出力された電流信号の積分値をA/D変換するA/D変換回路5と、これらの積分回路3およびA/D変換回路5を制御する制御装置7とを備えている。
積分回路3は、光電変換素子1から送られてくる電流信号に応じた電荷を蓄積可能な第1コンデンサ11と、第1コンデンサ11による電荷の蓄積と蓄積した電荷の放電とを切り替える第1スイッチ(第1切替部)13と、第1コンデンサ11から放電された電荷および光電変換素子1から送られてくる電流信号に応じた電荷を蓄積可能な第2コンデンサ15と、第2コンデンサ15による電荷の蓄積と蓄積した電荷の放電とを切り替える第2スイッチ(第2切替部)17と、オペアンプ等の増幅回路19とを備えている。
第1スイッチ13は、所定の制御信号(以下、「第1リセットCLK」という。)によって開閉(OPEN/COLSE)するようになっている。例えば、第1スイッチ13は、第1リセットCLKがHIのときに開き(OPEN)、LOWのときに閉じる(CLOSE)ようになっている。
これにより、第1スイッチ13が開いた状態では、光電変換素子1からの電流信号に応じた電荷が第1コンデンサ11に蓄積される。一方、第1スイッチ13が閉じた状態では、第1コンデンサ11に蓄積されている電荷が放電されるようになっている。
第2スイッチ17は、所定の制御信号(以下、「第2リセットCLK」という。)によって開閉(OPEN/CLOSE)するようになっている。例えば、第2スイッチ17は、第2リセットCLKがHIのときに開き(OPEN)、LOWのときに閉じる(CLOSE)ようになっている。
これにより、第2スイッチ17が開いた状態では、第1コンデンサ11から放電された電荷と光電変換素子1からの電流信号に応じた電荷が第2コンデンサ15に蓄積され、第2コンデンサ15に蓄積されている電荷に応じた積分値が出力されるようになっている。一方、第2スイッチ17が閉じた状態では、第2コンデンサ15に蓄積されている電荷が放電され、第2コンデンサ15の積分値出力がリセットされるようになっている。
第1スイッチ13および第2スイッチ17としては、例えば、J−FET(Junction Field Effect Transistor)、MOS−FET(Metal−Oxide−Semiconductor Field−Effect Transistor)、または、アナログスイッチ等が用いられる。
増幅回路19は、反転入力端子(−)と非反転入力端子(+)と出力端子とを備えている。第1スイッチ13は、増幅回路19の反転入力端子(−)に接続されている。また、第2コンデンサ15および第2スイッチ17は、増幅回路19の反転入力端子(−)と出力端子との間に互いに並列に接続されている。増幅回路19の非反転入力端子(+)は接地されている。
A/D変換回路5は、積分回路3から送られてくる電流信号の積分値を所定のタイミング信号(以下、「A/D変換CLK」という。)に同期してA/D変換し、その出力信号を制御装置7に送るようになっている。例えば、A/D変換回路5は、A/D変換CLKがHIのときにA/D変換するようになっている。A/D変換回路5から出力される出力信号の階調幅を例えば12bitとする。
制御装置7は、スイッチ13,17およびA/D変換回路5を制御するCPU(制御部)21と、CPU21を作動するためのプログラム23と、CPU21に入力する各種信号やA/D変換回路5から出力された電流信号の積分値等を記憶するメモリ25とを備えている。図2において、PCLKは、画像におけるピクセル単位の画像取得タイミングを表すピクセルクロックを示している。
CPU21は、図2のタイミングチャートに示すように、1ピクセル(画素)あたりのサンプリング周期(Tn時間、n=1,2,3・・・)中に、第1コンデンサ11により電荷を蓄積して第2コンデンサ15から電荷を放電させるTa間(第1積分期間)と、第1コンデンサ11から電荷を放電させて第2コンデンサ15により電荷を蓄積するTb間(第2積分期間)と、第1コンデンサ11および第2コンデンサ15の両方から電荷を放電させるTα間(第3積分期間)とを交互に切り替えるように、第1スイッチ13に送る第1リセットCLKおよび第2スイッチ17に送る第2リセットCLKを切り替えるようになっている。
具体的には、CPU21は、Ta間中は、第1リセットCLKをHIにして第1スイッチ13を開く一方、第2リセットCLKをLOWにして第2スイッチ17を閉じるようになっている。また、CPU21は、Tb間中は、第1リセットCLKをLOWにして第1スイッチ13を閉じる一方、第2リセットCLKをHIにして第2スイッチ17を開くようになっている。また、CPU21は、Tα間中は、第2リセットCLKおよび第1リセットCLKを共にLOWにしてスイッチ13,17を共に閉じるようになっている。
Ta間とTb間は、それぞれサンプリング周期間で共通の所定の時間(Ta間をTa時間、Tb間をTb時間とする。)であり、Tα間は、サンプリング周期ごとに異なる時間(Tα時間とする。)となっている。また、CPU21は、サンプリング周期ごとにTn−(Ta+Tb)=Tαを算出するようになっている。
また、CPU21は、サンプリング周期ごとに、Tb間の終了直前の電流信号の積分値をA/D変換CLKに同期してA/D変換したデータを取り込むようになっている。
メモリ25は、A/D変換回路5により変換された電流信号の積分値をサンプリング周期ごとに記憶することができるようになっている。
このように構成された光検出回路10の作用について説明する。
本実施形態に係る光検出回路10により標本からの光を検出する場合は、まず、標本からの光を光電変換素子1により受光させる。光電変換素子1により標本からの光が受光されると、受光した光の量に応じた大きさの電流信号が積分回路3に送られる。
積分回路3においては、CPU21の制御により、図2に示すように、各サンプリング周期中にTa間、Tb間、Tα間が交互に切り替えられる。例えば、同図に示すT2のサンプリング周期内では、図3のフローチャートに示されるように、まず、CPU21により、第2リセットCLKがLOWで第2スイッチ17が閉じた状態で、第1リセットCLKがLOWからHIに切り替えられて第1スイッチ13が開くことにより、Ta間が開始する(ステップSA1)。
Ta間においては、光電変換素子1から送られてくる電流信号に応じた電荷が第1コンデンサ11に蓄積される。また、第2コンデンサ15に蓄積されていた電荷が放電され、第2コンデンサ15の積分値出力がリセットされる。
Ta時間が経過すると、CPU21により、第1リセットCLKがHIからLOWに切り替えられて第1スイッチ13が閉じるとともに、第2リセットCLKがLOWからHIに切り替えられて第2スイッチ17が開くことにより、Ta間が終了してTb間が開始する(ステップSA2)。
Tb間においては、第1コンデンサ11に蓄積されていた電荷が放電され、第1コンデンサ11の積分値出力がリセットされる。また、第2コンデンサ15により、光電変換素子1から送られてくる電流信号に応じた電荷と第1コンデンサ11から放電された電荷が蓄積される。
Tb間中に第2コンデンサ15により積分された電流信号の積分値は、増幅回路19の出力端子から出力されてA/D変換回路5に送られる。そして、A/D変換回路5により、CPU21から送られてくるAD変換CLKに同期して、Tb間の略終了時の電流信号の積分値がA/D変換され(ステップSA3)、メモリ25に記憶される(ステップSA4)。
次に、CPU21により、T2−(Ta+Tb)=Tαが算出される(ステップSA5)。
Tb時間が経過すると、CPU21により、第1リセットCLKがLOWで第1スイッチ13が閉じた状態で、第2リセットCLKがHIからLOWに切り替えられて第2スイッチ17が閉じることにより、Tb間が終了してTα間が開始する(ステップSA6)。
Tα間においては、第1コンデンサ11および第2コンデンサ15から共に電荷が放電され、第2コンデンサ15の積分値出力もリセットされる。そして、算出したTα時間が経過すると、T2のサンプリング周期が終了する。
このようにして、CPU21の制御により、サンプリング周期ごとに、第1リセットCLKおよび第2リセットCLKが切り替えられて第1スイッチ13および第2スイッチ17が開閉し、第1コンデンサ11および第2コンデンサ15による電荷の蓄積と放電とが繰り返される。
ここで、コンデンサは蓄積した電荷の放電中に光電変換素子1から送られてくる電流信号に応じた電荷を蓄積することができないため、コンデンサの放電時間に起因して積分時間が短くなる傾向にある。
これに対し、検出回路10は、積分回路3により、各サンプリング周期のTa間において第2コンデンサ15から電荷を放電させている間に光電変換素子1から出力される電流信号に応じた電荷を第1コンデンサ11によって蓄積しておき、Tb間において光電変換素子1から出力される電流信号に応じた電荷とTa間中に第1コンデンサ11に蓄積しておいた電荷とを第2コンデンサ15によって蓄積して、第2コンデンサ15に蓄積されている電荷に応じた積分値を出力することで、Ta間およびTb間中に光電変換素子1から出力される電流信号の全てに相当する積分値を得ることができる。これにより、第1コンデンサ11および第2コンデンサ15の各放電時間に起因して積分時間が短くなるのを抑制し、S/N比特性の向上を図ることができる。
この場合において、Tα間の長さをサンプリング周期ごとに調整することで、サンプリング周期ごとの長さが等間隔ではない場合であっても、サンプリング周期間のTa間およびTb間の長さを一定に保ち、サンプリング周期間の電荷の蓄積時間を一定に保つことができる。これにより、サンプリング周期の変動に関わらず、一定の光強度に対して一定の輝度信号を得ることができる。
したがって、本実施形態に係る検出回路10によれば、単一の積分回路3に若干の回路を追加するだけの簡易な構成で、コストの増大やサイズの大型化を抑えてS/N比特性を向上するとともに、ピクセル間の電荷の蓄積時間を一定に保ち輝度信号の定量性を向上することができる。
本実施形態においては、図2に示すT3のサンプリング周期のように、サンプリング周期がTa間とTb間からなる場合、すなわち、Tα間が0時間の場合がある。そこで、図4のフローチャートに示されるように、CPU21により、ステップS5において算出したTαが0か否かを判定し(ステップSA5´)、Tα≠0の場合にステップS6に進み、Tα=0の場合はそのサンプリング周期はその時点で終了して次のサンプリング周期に進むこととしてもよい。
また、本実施形態においては、いずれかのサンプリング周期が、時間間隔が最も短いサンプリング周期の整数倍以上の時間間隔を有する場合がある。そこで、最も短いサンプリング周期の整数倍以上の時間間隔を有するサンプリング周期では、CPU21が、Ta間とTb間とを交互に切り替えたTa間およびTb間の組が複数含まれるように第1スイッチ13および第2スイッチ17を制御することとしてもよい。この場合、そのサンプリング周期においてTa間およびTb間の組ごとに得られる積分値を平均化することとしてもよい。
例えば、図5のタイミングチャートに示すように、T1のサンプリング周期が、時間間隔が最も短いサンプリング周期Tminの2倍以上の時間間隔を有する場合は、CPU21が、サンプリング周期T1中にTa間およびTb間の組が2回含まれるように第1スイッチ13および第2スイッチ17を制御することとしてもよい。また、サンプリング周期T1においてTa間およびTb間の組ごとに得られる積分値を平均化することとしてもよい。
この場合、図6のフローチャートに示されるように、まず、CPU21により、T1/(Tmin)=m>2を算出する(ステップSB1)。
次いで、CPU21により、T1−(Ta+Tb)×m=Tαを算出する(ステップSB2)。
続いて、CPU21の制御により、Ta間(ステップSA1)、Tb間(ステップSA2)、A/D変換(ステップSA3)の順に制御し、メモリ25に積分値Akを記憶する(ステップSA4)。
次に、CPU21により、ステップSA1〜ステップSA4がm回(2回)繰り返されたか判断され(ステップSB3)、m回繰り返されていない場合はステップSA1に戻る。一方、m回繰り返された場合は、CPU21により、メモリ25に記憶したTaおよびTbの各組の積分値Akを平均化する(ステップSB4)。
次いで、CPU21により、ステップSB2において算出したTαが0か否かを判定し(ステップSA5´)、Tα≠0の場合にステップSA6に進み、Tα=0の場合はそのサンプリング周期はその時点で終了して次のサンプリング周期に進む。
このようにすることで、Ta間およびTb間の組を複数含むような時間間隔が長いサンプリング周期T1において、Ta間およびTb間の組の数だけS/N比特性をより向上することができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態に係る光検出回路および顕微鏡システムについて図面を参照して説明する。
本実施形態に係る顕微鏡システム100は、図7に示すように、標本(図示略)にレーザ光(光)を照射して標本において発生する蛍光(微弱光)を集光させるレーザ走査型顕微鏡装置(顕微鏡装置)30と、このレーザ走査型顕微鏡装置30により集光された標本からの蛍光を検出する2系統の光検出回路110とを備えている。
以下、第1実施形態に係る光検出回路10と構成を共通する箇所には、同一符号を付して説明を省略する。
レーザ走査型顕微鏡装置30は、標本(図示略)を培養している培養装置Sを搭載するステージ31と、ステージ31を支持する支持アーム33と、レーザ光を発する光源装置36と、光源装置36から発せられたレーザ光を標本上で2次元的に走査するスキャナ39と、スキャナ39により走査されたレーザ光をリレーする瞳投影レンズ41と、反射ミラー43と、瞳投影レンズ41から反射ミラー43を介してリレーされたレーザ光を集光して像を結像させる結像レンズ45と、結像レンズ45により集光されたレーザ光を標本に照射する一方、標本において発生した蛍光を集光する対物レンズ47と、対物レンズ47により集光され、結像レンズ45、反射ミラー43、瞳投影レンズ41およびスキャナ39を介して戻る蛍光を励起光から分岐するダイクロイックミラーユニット49とを備えている。
また、レーザ走査型顕微鏡装置30には、ダイクロイックミラーユニット49により分岐された蛍光を反射する反射ミラー51と、反射ミラー51により反射された蛍光を波長ごとに分岐するビームスプリッタユニット53と、反射ミラー54と、分岐された蛍光を集光する集光レンズ55A,55Bと、集光された蛍光の通過を制限する共焦点ピンホール57A,57Bと、共焦点ピンホール57A,57Bを通過した蛍光に含まれてくるレーザ光を遮断するバリアフィルタユニット59A,59Bとが備えられている。
培養装置Sは、生きている細胞(標本)を一定条件下で培養するための温度やCO2を制御することができるようになっている。
光源装置36は、例えば、レーザ光を発生するアルゴンレーザ光源35と、アルゴンレーザ光源35から発せられたレーザ光を調光するAOTF(音響光学素子)37とを備えている。
ステージ31は、支持アーム33に対して水平2方向に移動可能に設けられており、搭載した標本の観察位置を対物レンズ47の光軸上に位置決め状態に配置することができるようになっている。
スキャナ39は、対物レンズ47の瞳(射出瞳)と共役な位置に配置されている。
対物レンズ47は、直線移動機構(図示略)によって光軸方向(Z方向)に移動可能に設けられており、合焦位置を調節して位置決め状態に配置することができるようになっている。
ダイクロイックミラーユニット49は、円板状のターレット(図示略)に周方向に間隔をあけて配置された分光特性が異なる複数のダイクロイックミラー(図示略)により構成されている。ターレットは、モータ等の回転駆動機構(図示略)によって中心まわりに回転可能に支持されており、所望の分光特性を有するダイクロイックミラーを光軸上に位置決め状態に配置することができるようになっている。
ビームスプリッタユニット53およびバリアフィルタユニット59A,59Bは、透過する波長帯域が異なる複数のビームスプリッタおよびバリアフィルタ(図示略)が、直線移動可能なスライダ(図示略)にそれぞれ搭載されて構成されている。このビームスプリッタユニット53およびバリアフィルタユニット59A,59Bは、スライダを直線移動させることにより、所望の波長帯域を有するビームスプリッタおよびバリアフィルタを選択的に光軸上に位置決め状態に配置することができるようになっている。
共焦点ピンホール57A,57Bは、それぞれ対物レンズ47の焦点位置と共役な位置に配置されている。この共焦点ピンホール57A,57Bは、それぞれ対物レンズ47の焦点位置からの光のみを通過させることができるようになっている。
光検出回路110は、レーザ走査型顕微鏡装置30のビームスプリッタユニット53により反射された蛍光を検出する例えばPMT(光電子増倍管)のような光電変換素子(光電変換部)101Aと、積分回路3AおよびA/D変換回路5Aと、ビームスプリッタユニット53を透過した蛍光を検出する例えばPMTのような光電変換素子(光電変換部)101Bと、積分回路3BおよびA/D変換回路5Bと、積分回路3A,3Bによる積分動作を制御するタイミング発生器(制御部)107とを備えている。これらの積分回路3A,3BおよびA/D変換回路5A,5Bは、それぞれ第1実施形態の積分回路3およびA/D変換回路5に対応している。
タイミング発生器107は、レーザ走査型顕微鏡装置30のスキャナ39によるレーザ光の走査と、積分回路3A,3BおよびA/D変換回路5A,5Bの制御とを同期して行うようになっている。具体的には、タイミング発生器107は、スキャナ39に走査位置の指示信号を出力してスキャナ39の走査位置を制御し、そのスキャナ39の走査位置に対応して積分回路3A,3Bへの各第1リセットCLKおよび第2リセットCLKと、A/D変換回路5A,5Bへの各A/D変換CLKとを出力するようになっている。
このように構成された本実施形態に係る光検出回路110および顕微鏡システム100の作用について説明する。
本実施形態に係る顕微鏡システム100は、例えば、標本の画像を取得するにあたり、画像化範囲を所定の画素数に分割し、分割した各1画素を走査する間に光電変換素子101Aおよび光電変換素子101Bにより受光された光の光量に応じた電流信号を積分する。
顕微鏡システム100を用いて標本の画像を取得するには、まず、励起光源装置36のアルゴンレーザ光源35からAOTF37を介してレーザ光を発生させる。励起光源装置36から発せられたこのレーザ光は、スキャナ39により瞳投影レンズ41、反射ミラー43、結像レンズ45および対物レンズ47を介して標本上の測定ポイントに照射する。
標本におけるレーザ光の集光位置において発生した蛍光は、対物レンズ47、結像レンズ45、反射ミラー43、瞳投影レンズ41およびスキャナ39を介してレーザ光の光路を戻り、ダイクロイックミラーユニット49によりレーザ光から分岐されて反射ミラー51を介してビームスプリッタユニット53により波長ごとに分岐される。
ビームスプリッタユニット53により反射された蛍光は、集光レンズ55A、共焦点ピンホール57Aおよびバリアフィルタ59Aを介して光電変換素子101Aにより検出される。一方、ビームスプリッタユニット53を透過した蛍光は、反射ミラー54により反射された後、集光レンズ55B、共焦点ピンホール57Bおよびバリアフィルタ59Bを介して光電変換素子101Bにより検出される。
蛍光検出回路110においては、光電変換素子101A,101Bにより各蛍光の輝度がそれぞれ検出されて電流信号に光電変換される。そして、光電変換素子101A,101Bから出力された各蛍光の電流信号が積分回路3A,3Bによりそれぞれ画素ごとに積分された後、その積分値がA/D変換回路5A,5BによりA/D変換されて出力される。各積分回路3A,3BおよびA/D変換回路5A,5Bの作用は第1実施形態の積分回路3およびA/D変換回路5の作用と同様であるので説明を省略する。
ここで、タイミング発生器107の作動により、スキャナ39の走査と積分回路3A,3BおよびA/D変換回路5A,5Bの制御とを同期して行うことで、画像取得時にスキャナ39によって標本上を等速で走査する場合は、各画素間で積分期間(第1リセットCLKの間隔および第2リセットCLKの間隔)が等しくなる。一方、画像取得時にスキャナ39によって標本上を非等速で走査する場合は、標本上における1画素あたりの走査距離が一定になるようにその走査速度に応じて第1リセットCLKの間隔および第2リセットCLKの間隔が変化する。
以上説明したように、本実施形態に係る光検出回路110および蛍光観察システム100によれば、検出した蛍光を高S/Nで増幅し定量性ある輝度信号を取得可能な光検出回路110により、レーザ走査型顕微鏡装置30を介して標本を高感度かつ詳細に観察することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。例えば、本発明を上記各実施形態および変形例に適用したものに限定されることなく、これらの実施形態および変形例を適宜組み合わせた実施形態に適用してもよく、特に限定されるものではない。
1,101A,101B 光電変換素子(光電変換部)
3,3A,3B 積分回路
10 光検出回路
11 第1コンデンサ
13 第1スイッチ(第1切替部)
15 第2コンデンサ
17 第2スイッチ(第2切替部)
21 CPU(制御部)
30 レーザ走査型顕微鏡装置(顕微鏡装置)
100 顕微鏡システム
107 タイミング発生器(制御部)

Claims (3)

  1. 受けた光量に応じた大きさの電流信号を出力する光電変換部と、
    該光電変換部から出力された電流信号を積分して積分値を出力する積分回路と、
    該積分回路による電流信号の積分動作を制御する制御部とを備え、
    前記積分回路が、前記光電変換部からの電流信号に応じた電荷を蓄積可能な第1コンデンサと、該第1コンデンサによる電荷の蓄積と蓄積した電荷の放電とを切り替える第1切替部と、前記第1コンデンサから放電された電荷および前記光電変換部からの電流信号に応じた電荷を蓄積可能な第2コンデンサと、該第2コンデンサによる電荷の蓄積と蓄積した電荷の放電とを切り替える第2切替部とを備え、
    前記制御部が、前記第1コンデンサにより電荷を蓄積して前記第2コンデンサから電荷を放電させる第1積分期間と、前記第1コンデンサから電荷を放電させて前記第2コンデンサにより電荷を蓄積し、該第2コンデンサに蓄積された電荷に応じた前記積分値を出力させる第2積分期間と、前記第1コンデンサおよび前記第2コンデンサの両方から電荷を放電可能にする第3積分期間とを1ピクセルあたりのサンプリング周期中に交互に切り替えるよう前記第1切替部および前記第2切替部を制御する光検出回路。
  2. いずれかの前記サンプリング周期が、時間間隔が最も短いサンプリング周期の整数倍以上の時間間隔を有する場合に、前記制御部が、前記いずれかのサンプリング周期中に前記第1積分期間と前記第2積分期間とを交互に切り替えた第1積分期間および第2積分期間の組が複数含まれるように前記第1切替部および前記第2切替部を制御し、このサンプリング周期において前記第1積分期間および第2積分期間の組ごとに得られる前記積分値を平均化する請求項1に記載の光検出回路。
  3. 標本に光を照射して該標本からの光を集光させる顕微鏡装置と、
    該顕微鏡装置により集光された前記標本からの光を前記光電変換部により検出する請求項1または請求項2に記載の光検出回路とを備える顕微鏡システム。
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