JPWO2008084647A1 - レーザー顕微鏡 - Google Patents

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Abstract

まず、ショットノイズと判断する閾値cを設定する(ΔDmax=c)。D−FF2から入力される1ピクセル内の前半の積分結果AnとD−FF1から入力される1ピクセル内の後半の積分結果Bnの差の絶対値を求める(ΔD=|An−Bn|)。絶対値ΔDと閾値ΔDmaxを比較し、ΔD<ΔDmaxであればショットノイズは混入していないと判断し、An+Bnを1ピクセルの積算データとして出力する。一方、ΔD>ΔDmaxであれば大きい値の積分期間にショットノイズが混入したと判断し、小さいほうの値を2倍して1ピクセルの積算データとして出力する。これにより、ショットノイズの影響を低減し、高S/N比で画像の形成が可能なレーザー顕微鏡とすることができる。

Description

本発明は、レーザー顕微鏡に関するものである。
レーザー顕微鏡は、一般に、光源から発せられた光束を標本上に集光させ、この集光スポットで照射(励起)された標本からの蛍光を光検出器で受光することによって、標本の画像情報を得ている。
このような蛍光レーザー走査顕微鏡で標本を観察する場合、観察する標本にダメージを与えないために、照射(励起)する光をできるだけ弱くして蛍光画像を得ることが望ましい。そのため、蛍光の検出効率を高めて弱い蛍光でも画像化できるようにしている。
その一つの方法として、光検出器からの微弱信号を最良のS/N比特性で増幅するために、光検出器の出力信号を積分増幅することが従来から行われている。通常、この積分回路では、ピクセルクロック(サンプリングクロック)ごとに、各画素の出力信号を順に積分するとともに、積分後に積分した信号をリセットする動作が行われている。このような方式のレーザー顕微鏡は、例えば特許第2516115号公報(特許文献1)に記載されている。
特許第2516115号公報
このようなレーザー顕微鏡においては、高感度の光検出を行うために、フォトマルチプライヤーチューブ(PMT)等の高増幅度の光検出器が使用されている。このような、高増幅度の光検出器においては、ショットノイズの発生が避けられない。よって、1画素の積分時間内に短時間でも大きなショットノイズが発生すると、その影響により積分値が大きくなり、正確な輝度データが得られないことがある。そのため、レーザー顕微鏡としてのS/N比が低下してしまうという問題点がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、ショットノイズの影響を低減し、高S/N比で画像の形成が可能なレーザー顕微鏡を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための第1の手段は、レーザー光を発する光源と、前記光源から発せられたレーザー光を二次元に走査させながら標本に照射するとともに、前記標本から発せられた蛍光又は反射光を集光する光学系と、前記光学系により集光された前記標本からの蛍光又は反射光を受光して輝度信号に変換する光検出器と、クロック信号にしたがって前記光検出器の輝度信号を画素単位に積分する積分手段と、前記積分手段により積分した画素ごとの輝度信号により前記標本の画像を生成する画像生成回路とを備えたレーザ顕微鏡において、前記積分手段は、前記光検出器の輝度信号を入力して積分する積分器を2個備えるともに、前記2個の積分器の出力を演算する演算器とを備え、前記クロックの1周期を2つの期間に区分した各期間に相当する時間を前記積分器の積分期間として積分動作をさせ、前記各期間において前記積分器を順に切り換えながら前記輝度信号を積分するとともに、以下の条件で前記演算器から出力することを特徴とするレーザー顕微鏡である。
(1)2つの積分器の出力のうちいずれか一方のみ、閾値を越えた場合は、閾値を超えた積分器の出力を0と置き換え、残りの積分器の出力を2倍する。
(2)2つの積分器の積分値がいずれも閾値を越えた場合、又はいずれも閾値以下の場合は、2つの積分器の出力を加算する。
前記課題を解決するための第2の手段は、レーザー光を発する光源と、前記光源から発せられたレーザー光を二次元に走査させながら標本に照射するとともに、前記標本から発せられた蛍光又は反射光を集光する光学系と、前記光学系により集光された前記標本からの蛍光又は反射光を受光して輝度信号に変換する光検出器と、クロック信号にしたがって前記光検出器の輝度信号を画素単位に積分する積分手段と、前記積分手段により積分した画素ごとの輝度信号により前記標本の画像を生成する画像生成回路とを備えたレーザ顕微鏡において、前記積分手段は、前記光検出器の輝度信号を入力して積分する積分器を2個備えるともに、前記2個の積分器の出力を演算する演算器とを備え、前記クロックの1周期を2つの期間に区分した各期間に相当する時間を前記積分器の積分期間として積分動作をさせ、前記各期間において前記積分器を順に切り換えながら前記輝度信号を積分するとともに、以下の条件で前記演算器から出力することを特徴とするレーザ顕微鏡である。
(1)2つの積分器の出力の差の絶対値が、閾値を越えた場合は、2つ積分器の出力のうち、小さい方の出力を2倍する。
(2)2つの積分器の出力の差の絶対値が、閾値を越えない場合は、2つの積分器の出力を加算する。
前記課題を解決するための第3の手段は、レーザー光を発する光源と、前記光源から発せられたレーザー光を二次元に走査させながら標本に照射するとともに、前記標本から発せられた蛍光または反射光を集光する光学系と、前記光学系により集光された前記標本からの蛍光または反射光を受光して輝度信号に変換する光検出器と、クロック信号にしたがって前記光検出器の輝度信号を画素単位に積分する積分手段と、前記積分手段により積分した画素ごとの輝度信号により前記標本の画像を生成する画像生成回路とを備えたレーザー顕微鏡において、前記積分手段は、前記光検出器の輝度信号を入力して積分する積分器をN個(N≧2)備えるとともに、前記N個の積分器の出力を演算する演算器とを備え、1画素分の時間をT〜T、n番目(n=1〜N)の積分器の積分時間をTs〜Teとするとき、Ts=T、Te=T、T≦Ts<T、T<Te≦Tであって、1画素の積分が完了した後、各積分器の出力の積分値が正常かどうかを判定し、n番目(n=1〜N)の積分器の出力Aのうち、積分値が異常であるM個の積分器の出力を0とみなして、以下の加重加算式により、前記1画素の積分値Sを求めるものであることを特徴とするレーザー顕微鏡である。
Figure 2008084647
前記課題を解決するための第4の手段は、前記第3の手段であって、積分値が予め定められた閾値を超えた積分器の数をaとするとき、予め定められた数をK((Kは自然数で、K≦N−1))として
1≦a≦K …(2)
が成立するとき、前記a個の積分器の積分値が異常であると判断するものであることを特徴とするレーザー顕微鏡である。
本発明によれば、ショットノイズの影響を低減し、高S/N比で画像の形成が可能なレーザー顕微鏡を提供することができる。
本発明の実施の形態の1例であるレーザー顕微鏡の構成を示す概要図である。 積分増幅回路を中心とした、本発明の要部の例を説明するための図である。 図2に示す回路のタイミングチャートである。 ショットノイズを低減する演算を行う例のフローチャートである。
符号の説明
1…レーザー光源、2…コリメーターレンズ、3…ダイクロイックミラー、4…二次元走査光学系、5…対物レンズ、6…XYステージ、7…標本、8…スキャナードライバー、9…集光レンズ、10…蛍光フィルター、11…光検出器、12…積分増幅回路、13…同期信号発生回路、14…フレームメモリ、15…D/Aコンバーター、16…モニター
図1は、本発明の実施の形態の1例であるレーザー顕微鏡の構成を示す概要図である。レーザー光源1から射出されたレーザー光はコリメーターレンズ2を通って平行光になり、ダイクロイックミラー3で反射されて二次元走査光学系4へ導かれ、さらに対物レンズ5を通ってXYステージ6に搭載された標本7上に光スポットを形成する。二次元走査光学系4は、例えば2つのガルバノミラースキャナーなどにより構成され、スキャナードライバー8からの駆動信号により制御されて標本7上の光スポットをX−Y軸方向に二次元に走査する。
スポット光が照射された標本7からは蛍光(または反射光)が発生し、戻り光として光路を逆行して対物レンズ5を通って二次元走査光学系4へ導かれる。さらに、二次元走査光学系4でデスキャンニングされた後、ダイクロイックミラー3を透過して集光レンズ9へ導かれる。集光レンズ9により集光された蛍光は蛍光フィルター10により波長選択され、フォトマルチプライヤーチューブ(PMT)やフォトダイオード(PD)のような光検出器11へ入射して電気信号に変換される。この実施の形態では、同期信号発生回路13から出力されるピクセルクロックPIXCLKに同期して光検出器11からのアナログ信号を、画素ごとに積分増幅して画像として表示する。
光検出器11は、検出光の輝度信号を出力する。光検出器11の輝度信号は積分増幅回路12へ入力され、積分増幅回路12において同期信号発生回路13のピクセルクロックPIXCLKに同期して積分増幅され、デジタル信号に変換される。積分増幅回路12の詳細については後述する。積分増幅されデジタル信号に変換された輝度データは、同期信号発生回路13から出力された垂直同期信号VD、水平同期信号HD、ピクセルクロックPIXCLKに同期してフレームメモリ14に格納される。画像を表示する場合は、フレームメモリ14から輝度データを読み出し、D/Aコンバーター15でアナログ信号に変換されてモニター16に表示される。
図2は、積分増幅回路12を中心とした、本発明の要部の例を説明するための図である。PMTはフォトマルチプライヤーであり、光電変換を行う。PIXCLKは画素に同期したクロックを意味する。
PMTからの出力電流を電流電圧変換器で電圧に変換し、リセット付き積分器Aとリセット付き積分器Bに入力する。リセット付き積分器Aとリセット付き積分器Bの出力は、アナログ加算器に入力される。アナログ加算器の出力は、サンプルホールド回路(S/H)に入力され、その出力がADコンバータ(A/D)に入力されデジタルデータに変換される。
D−FF1、D−FF2、D−FF3はDフリップフロップを示す。演算器はD−FF1およびD−FF2でラッチされたデジタルデータを演算し、その結果は1ピクセルの画像輝度データとしてD−FF3に入力されラッチされる。
タイミング生成回路は、PIXCLKから上記素子を制御するタイミング信号を生成する。図2中のRST_A信号は、リセット付き積分器Aのリセット信号を示す。“H”でリセット状態になる。RST_B信号は、リセット付き積分器Bのリセット信号を示す。これも“H”でリセット状態になる。
SH信号は、S/H回路の制御信号を示し、”H”でサンプルして”L”でホールド状態になる。AS_STはAD変換開始信号を示す。この信号の立ち上がりでAD変換を開始する。CLK1は、D−FF1とD−FF2に入力するクロック信号、CLK2はD−FF3に入力するクロック信号を示す。
以下、図に示す回路の作動を、図3に示すタイミングチャートを参照しながら説明する。
図3では、アナログ電圧波形(積分器の出力やアナログ加算器の出力)の極性は、わかりやすくするためにすべて正として示してある。また、AD変換はPIXCLKの周期の半分以内で終了することを前提とする。
積分器AはPIXCLKの”H”の領域で積分を行い、積分器Bは”L”の領域で積分を行う。”H”の時間長さと”L”の時間長さは同一である。リセット区間中の各積分器の出力は”0”になる。積分器Aと積分器Bのリセット区間はずれているのでその出力を加算するとSH信号が”H”のタイミングで積分器Aの出力電圧と積分器Bの出力電圧を交互に検出することが可能となる。
サンプルホールドされた出力電圧を、AS_ST信号のタイミングでAD変換する。A/Dの出力データを、A0、B0、A1、B1、・・・・とする。積分器Aで増幅した最初の出力データA0とし、積分器Bで増幅した最初の出力データB0としている。以後、積分器Aの出力はA1、A2、・・・となり、積分器Bの出力はB1、B2、・・・となる。
D−FF1はCLK1の立ち上がりでA/D出力データをラッチする。D−FF2はCLK1の立ち上がりでD−FF1の出力データをラッチする。D−FF1の出力とD−FF2の出力を演算して、その結果をD−FF3でCLK2の立ち上がりでラッチする。D−FF3の出力には、A0とB0、A1とB1、A2とB2、・・・のそれぞれの演算結果が1画素の積分データとして順番に現れる。
演算器はソフトウェアまたはハードウェアで実現されるが、目的に応じて演算式を変更することが可能である。ここではPMT(光電子増倍管)がもつショットノイズを低減する演算を行う場合について、図4のフローチャートで説明する。
PMTのショットノイズが混入した場合、1ピクセル内の前半の積分結果Anと後半の積分結果Bnの出力値の差が大きくなることを利用し、出力差の絶対値|An−Bn|があらかじめ設定した閾値cよりも大きい場合、大きい側の出力値は無視し、小さい側の出力値を2倍することでショットノイズを排除する。
まず、ショットノイズと判断する閾値cを設定する(ΔDmax=c)。D−FF2から入力される1ピクセル内の前半の積分結果AnとD−FF1から入力される1ピクセル内の後半の積分結果Bnの差の絶対値を求める(ΔD=|An−Bn|)。絶対値ΔDと閾値ΔDmaxを比較し、ΔD<ΔDmaxであればショットノイズは混入していないと判断し、An+Bnを1ピクセルの積算データとして出力する。一方、ΔD>ΔDmaxであれば大きい値の積分期間にショットノイズが混入したと判断し、小さいほうの値を2倍して1ピクセルの積算データとして出力する。
PMTのショットノイズは使用条件により出方が変わるため、閾値cは実際の画像を見ながら最適になるように調整することが望ましい。
又、ショットノイズの検出を、出力差の絶対値|An−Bn|に基づいて行う代わりに、出力の大きさAn、Bnが所定の閾値を超えた場合にショットノイズが混入したとして、超えた方の値を無視し、他方を2倍して1ピクセルの積算データとして出力するようにしてもよい。この場合、出力の大きさAn、Bnが共に所定の閾値を超えた場合には、ショットノイズでなく、信号が大きくなったものとして、通常どおり、(An+Bn)を1ピクセルの積算データとして出力する。また、出力の大きさAn、Bnが共に所定の閾値を超えない場合は、ショットノイズが混入していないとして、(An+Bn)を1ピクセルの積算データとして出力する。
以上説明した実施の形態は、1画素に対応する時間を2つの等しい時間帯に分けて、各時間帯の積分データにショットノイズが混入しているかどうかを判断し、ショットノイズが混入している場合には、ショットノイズが混入している側のデータを無視して、他方の積分値を2倍して出力するものであった。
一般には、1画素に対応する時間を2つ以上の時間帯(オーバラップしていてもよい)に分けて、そのうちのいくつかにショットノイズが混入しているかどうかを判断し、ショットノイズが混入している時間帯のデータを無視して、他の時間帯のデータだけを用いて計算を行い、1ピクセルの積算データとして出力するようにしてもよい。
この場合には、例えば、時間帯の数をN個とし、各時間帯での積分データのうち予め定められた閾値を超えたものの数をaとするとき、予め定められた数をK(Kは自然数)として
1≦a≦K
であるときに、閾値を超えた時間帯にショットノイズが混入したものとしてもよい。前述した実施の形態は、N=2、K=1の特別な場合に相当する。
又、この場合には、n番目(n=1〜N)の積分器の出力Aのうち、積分値が異常であるM個の積分器の出力を0とみなして、以下の加重加算式により、前記1画素の積分値Sを求め、1ピクセルの積算データとして出力するようにしてもよい。ただし、1画素分の時間をT〜T、n番目(n=1〜N)の積分器の積分時間をTs〜Teとし、Ts=T、Te=Tとする。
Figure 2008084647
上述した、実施の形態は、N=2、(Te−Ts)=(Te−Ts)=(T−T)/2にあたる特別の場合である。但し、K<a≦Nの場合は、ノイズ混入ではないと考えて、積分器の出力を全て加算する。
本発明により、特に目立つ画像輝度が0近傍の暗い状態に発生するショットノイズが軽減できるため、従来のレーザー顕微鏡画像に比べS/Nが良い画像が得られる特徴がある。

Claims (4)

  1. レーザー光を発する光源と、
    前記光源から発せられたレーザー光を二次元に走査させながら標本に照射するとともに、前記標本から発せられた蛍光又は反射光を集光する光学系と、
    前記光学系により集光された前記標本からの蛍光又は反射光を受光して輝度信号に変換する光検出器と、
    クロック信号にしたがって前記光検出器の輝度信号を画素単位に積分する積分手段と、
    前記積分手段により積分した画素ごとの輝度信号により前記標本の画像を生成する画像生成回路とを備えたレーザー顕微鏡において、
    前記積分手段は、前記光検出器の輝度信号を入力して積分する積分器を2個備えるともに、前記2個の積分器の出力を演算する演算器とを備え、
    前記クロックの1周期を2つの期間に区分した各期間に相当する時間を前記積分器の積分期間として積分動作をさせ、前記各期間において前記積分器を順に切り換えながら前記輝度信号を積分するとともに、以下の条件で前記演算器から出力することを特徴とするレーザー顕微鏡。
    (1)2つの積分器の出力のうちいずれか一方のみ、閾値を越えた場合は、閾値を超えた積分器の出力を0と置き換え、残りの積分器の出力を2倍する。
    (2)2つの積分器の積分値がいずれも閾値を越えた場合、又はいずれも閾値以下の場合は、2つの積分器の出力を加算する。
  2. レーザー光を発する光源と、
    前記光源から発せられたレーザー光を二次元に走査させながら標本に照射するとともに、前記標本から発せられた蛍光又は反射光を集光する光学系と、
    前記光学系により集光された前記標本からの蛍光又は反射光を受光して輝度信号に変換する光検出器と、
    クロック信号にしたがって前記光検出器の輝度信号を画素単位に積分する積分手段と、
    前記積分手段により積分した画素ごとの輝度信号により前記標本の画像を生成する画像生成回路とを備えたレーザー顕微鏡において、
    前記積分手段は、前記光検出器の輝度信号を入力して積分する積分器を2個備えるともに、前記2個の積分器の出力を演算する演算器とを備え、
    前記クロックの1周期を2つの期間に区分した各期間に相当する時間を前記積分器の積分期間として積分動作をさせ、前記各期間において前記積分器を順に切り換えながら前記輝度信号を積分するとともに、以下の条件で前記演算器から出力することを特徴とするレーザー顕微鏡。
    (1)2つの積分器の出力の差の絶対値が、閾値を越えた場合は、2つ積分器の出力のうち、小さい方の出力を2倍する。
    (2)2つの積分器の出力の差の絶対値が、閾値を越えない場合は、2つの積分器の出力を加算する。
  3. レーザー光を発する光源と、
    前記光源から発せられたレーザー光を二次元に走査させながら標本に照射するとともに、前記標本から発せられた蛍光または反射光を集光する光学系と、
    前記光学系により集光された前記標本からの蛍光または反射光を受光して輝度信号に変換する光検出器と、
    クロック信号にしたがって前記光検出器の輝度信号を画素単位に積分する積分手段と、
    前記積分手段により積分した画素ごとの輝度信号により前記標本の画像を生成する画像生成回路とを備えたレーザー顕微鏡において、
    前記積分手段は、前記光検出器の輝度信号を入力して積分する積分器をN個(N≧2)備えるとともに、前記N個の積分器の出力を演算する演算器とを備え、
    1画素分の時間をT〜T、n番目(n=1〜N)の積分器の積分時間をTs〜Teとするとき、Ts=T、Te=T、T≦Ts<T、T<Te≦Tであって、
    1画素の積分が完了した後、各積分器の出力の積分値が正常かどうかを判定し、n番目(n=1〜N)の積分器の出力Aのうち、積分値が異常であるM個の積分器の出力を0とみなして、以下の加重加算式により、前記1画素の積分値Sを求めるものであることを特徴とするレーザー顕微鏡。
    Figure 2008084647
  4. 請求項3に記載のレーザー顕微鏡であって、積分値が予め定められた閾値を超えた積分器の数をaとするとき、予め定められた数をK(Kは自然数で、K≦N−1)として
    1≦a≦K …(2)
    が成立するとき、前記a個の積分器の積分値が異常であると判断するものであることを特徴とするレーザー顕微鏡。
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