JP2015091717A - 吸液性シート - Google Patents

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Abstract

【課題】魚肉等の食品からの滲出液を吸収させるための吸液性シートの提供。
【解決手段】吸液性シート1が熱可塑性合成繊維の不織布で形成される。熱可塑性合成繊維には、スルホン酸塩型の陽イオン界面活性剤、リン酸塩型の陽イオン界面活性剤および炭素数が12−28の脂肪酸のエステルである非イオン界面活性剤のいずれかによって表面処理されている複合繊維が使用される。
【選択図】図1

Description

本発明は、魚肉等の食品からの滲出液を吸収させるのに好適な吸液性シートに関する。
陳列棚や冷蔵庫、解凍庫等に保管している魚肉等の食品からの滲出液はドリップとも呼ばれている。この滲出液による食品の味の変化や見映えの低下を防ぐために、これら食品の下敷きとして吸液性シートを使用し、この吸液性シートに滲出液を吸収させることは従来周知である。
例えば、特開2008−285800号公報(特許文献1)に記載の吸液性シートは、互いに並行する第1表面と第2表面とを有し、どちらの表面に食品を載せても食品からの滲出液を吸収することができる。この吸液性シートは、1−6dtexの繊度を有する芯鞘型の複合繊維を含む不織布で形成されている。不織布は、その厚さを10等分したときに、第1層と第10層との密度が高くなり、第5,6層の平均密度が低くなるように形成されている。
特開2008−285800号公報
魚肉等の食品の鮮度を鮮度K値によって示すことができることは、よく知られている。また、鮮度K値が低いことは食品の鮮度が良いことを意味し、時間的な間隔をあけて測定したときの鮮度K値の差が小さいほど食品の鮮度低下の度合いが小さいこともよく知られている。しかし、前記従来の吸液性シートは、鮮度K値についての配慮を有するものではない。一方、本発明者が知見したところによれば、食品からの滲出液を吸液性シートの表面で吸収し続けることは、その食品の鮮度K値の変化を小さく抑えようとするときに、必ずしも有益ではない。
そこで、本発明では、吸液性シートに載せた食品の鮮度K値の変化を小さく抑えることができるように改良された吸液性シートの提供を課題にしている。
前記課題を解決するために本発明が対象とするのは、熱可塑性合成繊維の不織布で形成され、食品を載せて前記食品からの滲出液を吸収させるために使用される吸液性シートである。
本発明が特徴とするところは、次のとおりである。前記吸液性シートは、下記親水性耐久試験を2回繰り返したときに、前記試験に規定の吸収スポットの個数が2回目の前記試験では1回目の前記試験での個数よりも少なくなる。
親水性耐久試験:
(1)少なくとも10×10cmの大きさを有する5枚重ねのろ紙の上に試片として5×10cmの大きさの前記吸液性シートを載せる。
(2)容量10−12mlのピペットを使用して、20−30秒の間に、生理食塩水を1滴ずつ前記試片上の任意に選んだ20個のスポットそれぞれに滴下する。
(3)滴下終了後30秒経過してから、20個のスポットのうちで生理食塩水が前記試片に吸収されているスポットである吸収スポットの個数Nを求める。
(4)前記試片を40℃で2時間乾燥した後に、前記試片における前記20個のスポットと同じ20個のスポットに対して前記(1)−(3)項の手順を繰り返し、2回目の前記試験での前記吸収スポットの個数Nを求める。
(5)前記吸収スポットの前記個数N,Nを比較する。
本発明に係る吸液性シートは、熱可塑性合成繊維の不織布で形成され、本発明で規定する親水性耐久試験を2回繰り返したときに、その試験での吸収スポットの個数が2回目の試験では1回目の試験での個数よりも少なくなる。そのような吸液性シートの表面は、食品が載せられた初期の段階での滲出液を吸収するが、その後には滲出液を吸収しにくくなって、その食品における鮮度K値の上昇を抑えることができる。
図面は、本発明の特定の実施形態を示し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的に実施できる形態および好ましい実施の形態を含む。
本発明に係る吸液性シートを斜めに見たときの写真。 (a)は吸液性シートの上面を拡大して示す写真、(b)は吸液性シートの下面を拡大して示す写真。 吸液性シートの製造工程を例示する図。
下記の実施の形態は、本発明に係る吸液性シートに関し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的に使用することのできる構成および好ましい構成を含んでいる。
図1は、魚肉販売店や料理店、一般家庭等で使用するのに好適であって、矩形に形成されている吸液性シート1の写真である。吸液性シート1は、その形状を特に規定するものではないが、通常は図示例の如き矩形や正方形のものとして使用される。そのような吸液性シート1は、互いに直交する縦方向Aと横方向Bと厚さ方向Cとを有する。吸液性シート1はまた、透液性の上面6と下面7と厚さtとを有し、上下面6,7のどちらに魚肉等の食品(図示せず)を載せても、その食品からの滲出液を吸収することができる。なお、本発明において、吸液性シート1の表面というときには、上面6および/または下面7を意味している。
図2において、(a)は図1の吸液性シート1の上面6の一部分を100倍に拡大して示す写真であり、(b)はその吸液性シート1の下面7の一部分を100倍に拡大して示す写真である。吸液性シート1は、芯鞘型の複合繊維2が互いに溶着している不織布によって形成されているもので、単位面積当たりの質量が30−80g/mの範囲にある。複合繊維2は、1−6dtexの繊度と、30−70mmの繊維長とを有し、鞘成分(図示せず)を形成する熱可塑性合成樹脂には、芯成分を形成する熱可塑性合成樹脂と比べて、溶融温度の低いものが使用されている。また、複合繊維2では、芯成分の熱可塑性合成樹脂に、鞘成分の熱可塑性合成樹脂よりも弾性率の高いものを使用して、吸液性シート1の剛性が高くなるようにすることが好ましい。そのような鞘成分の熱可塑性合成樹脂と芯成分の熱可塑性合成樹脂との組み合わせには、例えばポリエチレンとポリプロピレン、ポリエチレンとポリエステル、ポリプロピレンとポリエステル等の組み合わせがある。ただし、本発明は、吸液性シート1に使用する繊維を複合繊維2に限定したり、繊維に使用する熱可塑性合成樹脂の種類を限定したりするものではない。吸液性シート1には、複合繊維2に代えて、サイドバイサイド型の複合繊維やポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリエステル繊維等の熱可塑性合成繊維を使用することもできる。
図2で明らかなように、複数条の複合繊維2は互いに交差する部位2aにおいて鞘成分どうしが溶着している。また、好ましい吸液性シート1では、厚さ方向Cにおいて、上面6とその近傍および下面7とその近傍では複合繊維2の集合状態が密であり、上面6と下面7との間の中間部分においてはその集合状態が疎である。さらに好ましい吸液性シート1では、上面6を含み厚さtの1/10の厚さを占める上方部分の密度と、下面7を含み厚さtの1/10を占める下方部分の密度とが上面6と下面7との間にあって厚さtの2/10を占める中央部分の密度よりも高くなるように作られている。このような密度分布を有する吸液性シート1の一例では、中央部分から上方部分と下方部分とに向かって密度が漸増している。厚さ方向Cにおける密度を比較するには、吸液性シート1の断面から幅5mmの範囲を50倍に拡大した写真を撮り、その写真における吸液性シート1の厚さを10等分して得られる各部分について、そこに存在する繊維の本数を比較する。吸液性シート1の上面6と下面7とは、複数枚の吸液性シート1を重ね合わせたときに、吸液性シート1どうしの滑りがよくなるように平滑に形成されていることが好ましい。吸液性シート1はまた、その縁部を指先でつまむようにして持ったときに、折れ曲がったり、大きく撓んだりすることがないような剛性を持っていることが好ましい。
このように形成されている吸液性シート1は、それを魚肉等の食品の下敷きとして使用したり、その食品を包む包装用シートとして使用したりして、食品からの滲出液を吸収させる。そのときに、図2の吸液性シート1は、上面6と下面7とを区別することなくいずれの面を食品に当接させてもよい。吸収させた滲出液は、上面6または下面7における複合繊維2の表面を伝って流れたり複合繊維2どうしの間を流れたりして、吸液性シート1の中央部分や反対側の面に集まる。本発明では、このように作用する上面6と下面7とのいずれか一方を第1表面51aと呼び、もう一方を第2表面51bと呼ぶことがある(後記図3参照)。
複合繊維2はまた、後記図3に基づいて説明されているように、それを製造する過程において界面活性剤によって表面処理されている。界面活性剤としては、繊維を形成している熱可塑性合成樹脂の表面に対して、例えばオレフィン系の熱可塑性合成樹脂の表面に対して強く付着することがなく、魚肉からの滲出液によってその表面から徐々に洗い流される性質を有するものが使用される。本発明において、そのような界面活性剤は、スルホン酸塩型の陰イオン界面活性剤、リン酸塩型の陰イオン界面活性剤、炭素数が12−18の脂肪酸のエステルである非イオン界面活性剤から選択される。複合繊維2または複合繊維2が形成している吸液性シート1に対しての界面活性剤の塗布量は、0.1−0.5質量%の範囲にある。複合繊維2または吸液性シート1に塗布されている界面活性剤の量は、複合繊維2または吸液性シート1について、メタノールで洗浄する前後においての質量を測定し、そのときの質量の差によって求めることができる。測定結果の一例は、後記表1に記載のとおりである。界面活性剤が熱可塑性合成樹脂に対して、例えば複合繊維2の鞘成分を形成しているオレフィン系樹脂に対して付着力の弱いものであると、吸液性シート1に載せられた魚肉からの滲出液や解凍したときに生じる水分とともに複合繊維2の表面から流れ落ちる。ただし、非イオン界面活性剤であっても脂肪酸の炭素数が20を越える脂肪酸エステルは、複合繊維2の表面から流れ落ちにくくなる傾向を有するので、本発明にとって好ましいものではない。本発明において、熱可塑性合成樹脂に対しての界面活性剤の付着力が弱いか否かは、後記親水性耐久試験を測定することによって判断する。吸液性シート1は、それに対しての親水性耐久試験を反復すると、後記吸収スポットの個数が次第に少なくなる。
吸液性シート1においての界面活性剤の使用目的は、魚肉を吸液性シート1に載せた初期の段階において、魚肉の表面に付着している滲出液や水分、その表面の近傍にあって吸液性シート1に載せれば短時間のうちに滲出液となる液体成分を吸液性シート1に吸収させることにあって、魚肉に含まれる液体成分を長時間にわたって吸液性シート1に吸収させることではない。本発明者が知見したところによれば、吸液性シート1における複合繊維2が本発明における界面活性剤で表面処理されていると、吸液性シート1は魚肉が含む液体成分を過度に吸収することがなくて、魚肉の鮮度が経時的に低下することを抑えるように作用する。
魚肉の鮮度の低下の度合は、いわゆる鮮度K値を測定することによって知ることができる。その鮮度K値については、例えば、「海−自然と文化」(東海大学紀要海洋学部 第4巻第2号31−46頁(2006))や特開2008−111823号公報(P2008−111823A)等において説明されている。また、鮮度K値の測定には、QS−SOLUTION社製の鮮度チェッカーを使用することができる。
本発明において、魚肉の鮮度が経時的に低下することを吸液性シート1が抑える程度は、後記鮮度K値の差を測定することによって知ることができる。鮮度K値の差は、値が小さいほどよいのであるが、吸液性シート1として許容できる値は20%以下である。
本発明者はまた、本発明に係る吸液性シート1では、魚肉を載せた表面において滲出液は広く拡散することがないという知見をも得ている。滲出液は魚肉と吸液性シート1とが接触する部位において界面活性剤を流れ落としながら吸液性シート1に吸収されるので、魚肉が吸液性シート1の表面に長い時間接触していても、滲出液はその表面に広くは拡散しないという傾向がある。その傾向は、魚肉を載せた吸液性シート1の外観の経時的変化を目視観察することによって知ることができる。吸液性シート1の表面において滲出液が広くは拡散しないということは、その表面が広い範囲にわたって滲出液で汚れるということがないことを意味し、吸液性シート1に魚肉を載せて陳列する場合に、魚肉の輪郭が長時間にわたってはっきりと見えることになり、陳列した魚肉の見映えを向上させるうえにおいて好ましい。
本発明において、吸液性シート1の表面から界面活性剤が流れ落ちる程度は、後記親水性耐久試験によって評価することができる。親水性耐久試験では、吸液性シート1の表面に対して生理食塩水を滴下して、その表面において生理食塩水が速やかに吸収されているか否かを観察する。吸液性シート1では、生理食塩水の滴下を間欠的に繰り返すと、滴下のたびに界面活性剤が流れ落ちるので、吸液性シート1の表面には速やかに吸収されることなく水滴として残る生理食塩水が次第に多くなる。このことは、吸液性シート1が魚肉からの滲出液を過度に吸収するものではないことを示している。これに反して、熱可塑性合成樹脂に対する付着力が強い界面活性剤を使用した場合には、生理食塩水の滴下を繰り返しても、生理食塩水は表面に残ることなく吸収されるようになる。
図3は、吸液性シート1の製造工程の一例を示す図である。なお、図示されてはいないが,図示の工程よりも上流では、ステープルである複合繊維2を得るためのフィラメントが界面活性剤の供給されているグラビアロールを通過することによって、そのフィラメントに所要量の界面活性剤が塗布される。その後、フィラメントは所要の長さに切断されて、ステープルである複合繊維2となる。
図3の工程は機械方向MDを有し、機械方向MD上流側では、複合繊維2がカード機50に供給されて、カードウエブ51となって機械方向MDへ進む。ウエブ51は、無端ベルト52に載せられて熱風処理室53を通過する。熱風処理室53では、熱風によってウエブ51を加熱して、複合繊維2の鞘成分を溶融し、互いに交差する複合繊維2どうしをそれらの交差部位2aにおいて溶着して、カードウエブの形態にあったウエブ51を不織布の形態のものにする。熱風処理室53を出たウエブ51はいわゆるエアスルー不織布であって、第1表面51aと第2表面51bとを有する。次に、ウエブ51は、非加熱状態にある第1案内ロール54と第2案内ロール56との作用で第1表面51aが第1加熱ロール57の周面に密着する。その第1加熱ロール57は、周面に接触する複合繊維2の鞘成分を溶融し得る程度の温度にまで加熱されている。
第1加熱ロール57を通過したウエブ51は、機械方向MDへと進み、非加熱状態にある第3案内ロール61と第4案内ロール62との作用で第2表面51bが第2加熱ロール64の周面に密着する。第2加熱ロール64は、複合繊維2の鞘成分を溶融し得る程度の温度にまで加熱されている。さらに、第4案内ロール62に案内されて第2加熱ロール64から離れたウエブ51は、室温にまで冷却され、巻き取られる。
図3の工程において、第1加熱ロール57は、ウエブ51における第1表面51a近傍の複合繊維2を互いに接近させたり、溶着させたりするためのものであり、第2加熱ロール64は第2表面51b近傍の複合繊維2を互いに接近させたり、溶着させたりするためのものである。熱風処理室58は、ウエブ51の全体において複合繊維2を互いに溶着させて、機械方向MDへ進むウエブ51を地合いの安定した不織布にするためのものである。第1、第2案内ロール54,56は、第1加熱ロール57と協働してウエブ51を加圧し、ウエブ51の第1表面51aを第1加熱ロール57に密着させるが、ウエブ51を加熱することがないように非加熱状態で、より好ましくは冷却状態で使用される。第3、第4案内ロール61,62は、第2加熱ロール64と協働してウエブ51を加圧し、ウエブ51の第2表面51bを第2加熱ロール64に密着させるが、ウエブ51を加熱することがないように非加熱状態で、より好ましくは冷却状態で使用される。第1、第2案内ロール54,56の周速は第1加熱ロール57の周速に同じであり、第3、第4案内ロール61,62の周速は第2加熱ロール64の周速に同じである。このように第1加熱ロール57と第2加熱ロール64とを使用することによって、第1表面51aと第2表面51bとは同じような仕上がり状態となり、吸液性シート1は、第1表面51aと第2表面51bとを区別することなく使用することができるものになる。
図3の工程で製造した吸液性シート1の具体的な一例を示せば、次のとおりである。原料としては、複合繊維2の鞘成分がポリエチレン、芯成分がポリプロピレン、繊維長が51mm、繊度が3.3dtexであって、単位面積当たりの質量が50g/mであり、界面活性剤の塗布量が0.2質量%であるウエブ51を使用した。熱風処理室53の熱風温度は150℃に設定し、第1加熱ロール57と第2加熱ロール64との表面温度は130℃に設定して、ウエブ51を50m/minの速度で機械方向MDへ走行させた。第1、第2案内ロール54,56のウエブ51に対する線圧及び第3、第4案内ロール61,62のウエブ51に対する線圧は2−5kg/cmに設定した。これらの条件で得られた吸液性シート1は、図1および図2の(a),(b)に例示のものであって、ウエブ51における第1表面51aが吸液性シート1の上面6となり、第2表面51bが下面7となった。吸液性シート1はまた、単位面積当たりの質量が50g/mであり、ダイアルシックネスゲージの接触圧が3gf/cmであるときの厚さtが0.72mmであった。第1表面51aと第2表面51bとは、手触りと外観とがほぼ同じであった。その吸液性シート1の断面を50倍に拡大して観察すると、第1表面である上面6と第2表面である下面7との近傍は、複合繊維2が互いに密着するように集合していて密度が高い表層部分となり、上面6と下面7との間の中間部分は、複合繊維2どうしがそれほどには密着しておらず、密度の低い中間層部分となっていた。
[実施例]
図3の工程において、吸液性シート1を形成する繊維に対して塗布する界面活性剤の種類と塗布量とを変化させることによって、複数種類の吸液性シートを得た。それぞれの吸液性シートについて、厚さ、親水性耐久試験による耐久性、滲出液吸収量、鮮度K値の差、および吸水速度を以下の要領で測定した。測定の結果は、表1のとおりであった。なお、表1には、比較例である吸液性のシートについての測定結果も記載されている。
1.厚さ:接触子の面積が20cm、接触圧が3gf/cmとなるように調整してあるあるダイアルシックネスゲージ、例えば大栄科学精器製作所製のFS−60DSを使用して、吸液性シートの厚さを測定した。
2.界面活性剤の塗布量:5×10cmの吸液性シート10枚についての質量(W)と、その吸液性シートを2リットルのメタノールで10分間洗滌した後に30℃で30分間乾燥したときの質量(W)とを求めて、次式により塗布量を算出した。
塗布量(%)=(W−W)/W×100
3.親水性耐久試験による耐久性:
(1)15×15cmの大きさを有する5枚重ねのろ紙(アドバンテック(株)の定性ろ紙No.2、またはそれの同等品)の上に、試片として5×10cmの大きさの吸液性シートを図3における第2表面51bが下となるようにして載せた。
(2)容量10−12mlのピペットを使用して、20−30秒の間に、生理食塩水(0.9%食塩水)の1滴(約0.05g)ずつを吸液性シート上の任意に選んだ20個のスポットそれぞれに滴下した。
(3)滴下終了後30秒経過してから、20個のスポットのうちで生理食塩水が試片に吸収されているスポット(以下では、吸収スポットと呼ぶ)の個数Nを数えた。また、試片をろ紙から外して、生理食塩水がろ紙に吸収されているスポット(以下では、貫通スポットと呼ぶ)の個数nを数えた。
(4)(3)で使用した試片を40℃で2時間乾燥した後に、試片における先の20個のスポットと同じ20個のスポットに対して(1)−(3)の手順を繰り返し、2回目の試験における吸収スポットの個数Nと貫通スポットの個数nとを数えて、1回目の吸収スポットの個数Nと貫通スポットの個数nと比較した。吸液性シートについては、個数Nが少ないものほど界面活性剤が吸液性シートから流れ落ち易く、親水性についての耐久性が低いものと判断した。
(5)さらに、(4)で使用した試片を40℃で2時間乾燥した後に、試片における同じ20個のスポットに対して(1)−(3)の手順を繰り返し、3回目の吸収スポットの個数Nと貫通スポットの個数nとを数えた。
(6)吸収スポットの個数N,N,Nを比較し、貫通スポットの個数n,n,nを比較した。吸液性シートについては、個数Nが少ないものほど界面活性剤が吸液性シートから流れ落ち易く、親水性についての耐久性が低いものと判断した。
4.滲出液吸収量(48時間後)
(1)厚さが約20mmで、大きさが約60×80mmの生マグロのさくを市場で入手して、秤量した。・・・Ag
(2)生マグロよりも大きな吸液性シートを用意して秤量した。・・・Bg
(3)生マグロを吸液性シートの第1表面51aに載せて、密閉できる容器に入れた後、7℃の冷蔵庫に保管した。
(4)48時間保管後に吸液性シートの質量を電子天秤によって秤量した。・・・Cg
(5)48時間保管後におけるマグロ100g当たりについての吸液性シートによる第1表面51a側からの滲出液吸収量(第1表面)を次式により求めた。
滲出液吸収量(第1表面)=((C−B)/A)×100
(6)上記(5)と同様にして、第2表面51b側からの滲出液吸収量(第2表面)を求めた。
(7)滲出液吸収量は吸液性シートの吸収能力を示すものである。ただし、滲出液吸収量が多いことは、後記鮮度K値の差を大きくすることの一因になるので、滲出液吸収量は、0.5gを越えないことが好ましい。
5.鮮度K値の差
(1)市場で入手したマグロのさくを30×50mmの大きさの小片にカットし、それを60×120mmの大きさの吸液性シートに載せて5℃で保管した。まぐろのさくは、それを入手してから保管するまでの時間ができるだけ短時間となるように扱った。
(2)鮮度K値(単位%)の測定には、QS−SOLUTION社(宮城県黒川郡富谷町)製の鮮度チェッカーを使用した。
(3)その測定では、吸液性シートに載せてから1時間以内のマグロの小片について測定したK値(初期のK値)と、吸液性シートに載せてから48時間経過して測定した値(48時間後のK値)との差を鮮度K値の差とした。
(4)鮮度チェッカーによる測定では、マグロの小片のうちで吸液性シートに接触していた部位から鮮度チェッカーで規定の量を採取して測定用試料とした。
(5)鮮度を維持するうえにおいて、鮮度K値の差は小さな値であることが好ましい。本発明に係る吸液性シートとして許容できる値は、20%以下である。
6.吸水速度
(1)100×100mmの吸液性シートを試片として用意した。
(2)100×100mmのろ紙(アドバンテック(株)の定性ろ紙No.2またはそれの同等品)を5枚重ねて水平に置き、その上に試片を載せた。
(3)容量が10−12ccのピペットを使用して生理食塩水(0.9%食塩水)一滴(約0.05g)を試片に滴下した。
(4)生理食塩水を滴下してから生理食塩水が試片に吸収されるまでの時間(吸水時間、単位秒)を測定して、「初期」の吸水速度とした。
(5)吸水時間を測定後に、試片を500ml用ビーカに入れた500mlの水道水に浸漬し、スタラーで1分間、400回回転させて洗浄した。
(6)試片をビーカから取り出し、40℃で2時間乾燥した。
(7)乾燥した試片について、(2)−(5)の手順を繰り返し、2回目の吸水時間を測定して、「洗浄後」の吸水速度とした。
(8)「初期」の吸水速度は、吸水が速やかであるか否かを示す指標であって、値の小さなものであることが好ましい。しかし、「洗浄後」の吸水速度は、界面活性剤が表面シートから流れ落ちた程度を示す指標であって、2000秒以上であることが好ましい。
なお、実施例1の吸液性シートについて、断面写真を以下の要領で作成し、その写真によって断面の状態を観察した。
(1)吸液性シートを図3における機械方向MDに平行する方向で裁断して得られた断面を50倍に拡大して撮影した。
(2)吸液性シートの裁断には、コクヨカッターナイフHA−7NB(商品名)用の標準替え刃HA−100Bを使用した。
(3)断面の拡大写真の作成には、キーエンス社製のリアルサーフェスビュー顕微鏡VE−7800(商品名)を使用した。
[実施例1]
図3の工程において、加熱室の熱風温度を150℃に設定し、第1加熱ロールと第2加熱ロールの表面温度を130℃に設定した。第1−第4案内ロールのウエブに対する線圧は、4kg/cmに設定した。複合繊維として、芯成分がポリプロピレンで、鞘成分がポリエチレンであり、繊度が3.3dtex、繊維長が51mm、界面活性剤の塗布量が0.2質量%の複合繊維を使用し、単位面積当たりの質量が50g/m、厚さが0.72mmであるエアスルー不織布を作り、その不織布から100×100mmの大きさを有する吸液性シートを作った。界面活性剤にはリン酸塩型の陰イオン界面活性剤を使用した。
得られた吸液性シートの諸特性は、表1のとおりであった。親水性耐久試験では、試験を繰り返すと、吸収スポットの個数(N,N,N)が次第に減少した。すなわち、1回目の試験の個数Nよりも2回目の試験の個数Nが少なく、2回目の試験の個数Nよりも3回目の試験の個数Nが少なかった。鮮度K値の差は、20%を越えることがなく、マグロは鮮度の低下度合いが小さかった。吸水速度は、初期に比べると、洗浄後には著しく長くなったが、それは界面活性剤が洗い流されたことに起因すると考えられた。
[実施例2]
界面活性剤の塗布量を0.4質量%とした以外は、実施例1と同様にして実施例2の吸液性シートを得た。その吸液性シートの諸特性は、表1のとおりであった。
[実施例3]
実施例1の界面活性剤に代えて、非イオン系界面活性剤であるグリセリンモノステアリン酸エステル(脂肪酸の炭素数=18。ただし、石鹸を少量加えて親水性が増強してある自己乳化性のもの)を使用した。界面活性剤としてグリセリンモノステアリン酸エステルを使用した以外は、実施例1と同様にして実施例3の吸液性シートを得た。その吸液性シートの諸特性は、表1のとおりであった。
[実施例4]
界面活性剤の塗布量を0.4質量%とした以外は、実施例3と同様にして実施例4の吸液性シートを得た。その吸液性シートの諸特性は、表1のとおりであった。
[実施例5]
実施例1の界面活性剤に代えて、非イオン系界面活性剤であるソルビタン酸脂肪酸エステルを使用した以外は、実施例1と同様にして実施例5の吸液性シートを得た。その吸液性シートの諸特性は、表1のとおりであった。
[実施例6]
界面活性剤の塗布量を0.4質量%とした以外は、実施例5と同様にして実施例6の吸液性シートを得た。その吸液性シートの諸特性は、表1のとおりであった。
[比較例1]
非イオン系界面活性剤として炭素数が20の脂肪酸のエステルを使用した以外は、実施例1と同様にして比較例1としての吸液性のシートを得た。このシートの諸特性は、表1のとおりであった。各特性のうち、親水性耐久試験では、試験を繰り返しても吸収スポットの個数(N,N,N)は、変化しなかった。鮮度K値の差は大きくて、26%であった。吸水速度は、洗浄後に変化してはいても、変化の程度は実施例1ほどの変化ではなかった。これらの特性は、界面活性剤が洗い流されにくいことに起因すると考えられた。
[比較例2]
界面活性剤の塗布量を0.4質量%とした以外は、比較例1と同様にして比較例2の吸液性のシートを得た。この吸液性のシートの諸特性は、表1のとおりであって、比較例1のシートと同じ傾向を有していた。
[比較例3]
互いに重なり合う上層と下層とを有する2層構造の吸液性のシートを比較例3の吸液性のシートとして使用した。上層には、繊度が3.3dtexであり、繊維長が約5mmであって、芯成分がポリエステル(PET)で鞘成分がポリエチレン(PE)である複合繊維と、パルプ(NBLP)とを70:30の質量比で混合し、25g/mの単位面積当たりの質量を有するエアレイド不織布を使用した。下層には、パルプ(NBKP)のみを使用して得た、単位面積当たりの質量が25g/mであるエアレイド不織布を使用した。これら不織布を重ね合わせたものである比較例3の吸液性のシートの諸特性は、表1のとおりであった。この吸液性のシートは、洗浄しても吸水速度に殆ど変化がなく、鮮度K値の差は27%という高い値であった。
以上に記載した本発明に関する開示は、少なくとも下記事項に整理することができる。
熱可塑性合成繊維の不織布で形成され、食品を載せて前記食品からの滲出液を吸収させるために使用される吸液性シートであって、
前記吸液性シートは、下記親水性耐久試験を2回繰り返したときに、前記試験に規定の吸収スポットの個数が2回目の前記試験では1回目の前記試験での個数よりも少なくなることを特徴とする。
親水性耐久試験:
(1)少なくとも10×10cmの大きさを有する5枚重ねのろ紙の上に試片として5×10cmの大きさの前記吸液性シートを載せる。
(2)容量10−12mlのピペットを使用して、20−30秒の間に、生理食塩水を1滴ずつ前記試片上の任意に選んだ20個のスポットそれぞれに滴下する。
(3)滴下終了後30秒経過してから、20個のスポットのうちで生理食塩水が前記試片に吸収されているスポットである吸収スポットの個数Nを求める。
(4)前記試片を40℃で2時間乾燥した後に、前記試片における前記20個のスポットと同じ20個のスポットに対して前記(1)−(3)項の手順を繰り返し、2回目の前記試験での前記吸収スポットの個数Nを求める。
(5)前記吸収スポットの前記個数N,Nを比較する。
上記の本発明は、少なくとも下記の実施の形態を含むことができる。その実施の形態は、分離してまたは互いに組み合わせて採択することができる。
(1)前記吸液性シートは、前記親水性耐久試験を3回繰り返したときに、前記吸収スポットの個数が順次少なくなるものである。
(2)前記熱可塑性合成繊維が界面活性剤で表面処理されている。
(3)前記界面活性剤がスルホン酸塩型の陰イオン界面活性剤、リン酸塩型の陰イオン界面活性剤および炭素数が12−18の脂肪酸のエステルである非イオン界面活性剤のいずれかである。
(4)前記不織布が30−80g/mの単位面積当たり質量を有し、前記熱可塑性合成繊維には前記いずれかの界面活性剤が0.1−0.5質量%の割合で塗布されている。
(5)前記不織布は、互いに並行する第1表面と第2表面とを有し、前記第1表面においても前記第2表面においても前記熱可塑性合成繊維が前記いずれかの界面活性剤で処理されているとともに互いに溶着しており、前記第1表面と前記第2表面とを区別することなく前記食品を載せることができる。
1 吸液性シート
2 熱可塑性合成繊維、複合繊維
6 第1表面(上面)
7 第2表面(下面)
A 縦方向
B 横方向
C 厚さ方向

Claims (6)

  1. 熱可塑性合成繊維の不織布で形成され、食品を載せて前記食品からの滲出液を吸収させるために使用される吸液性シートであって、
    前記吸液性シートは、下記親水性耐久試験を2回繰り返したときに、前記試験に規定の吸収スポットの個数が2回目の前記試験では1回目の前記試験での個数よりも少なくなることを特徴とする前記吸液性シート。
    親水性耐久試験:
    (1)少なくとも10×10cmの大きさを有する5枚重ねのろ紙の上に試片として5×10cmの大きさの前記吸液性シートを載せる。
    (2)容量10−12mlのピペットを使用して、20−30秒の間に、生理食塩水を1滴ずつ前記試片上の任意に選んだ20個のスポットそれぞれに滴下する。
    (3)滴下終了後30秒経過してから、20個のスポットのうちで生理食塩水が前記試片に吸収されているスポットである吸収スポットの個数Nを求める。
    (4)前記試片を40℃で2時間乾燥した後に、前記試片における前記20個のスポットと同じ20個のスポットに対して前記(1)−(3)項の手順を繰り返し、2回目の前記試験での前記吸収スポットの個数Nを求める。
    (5)前記吸収スポットの前記個数N,Nを比較する。
  2. 前記吸液性シートは、前記親水性耐久試験を3回繰り返したときに、前記吸収スポットの個数が順次少なくなるものである請求項1記載の吸液性シート。
  3. 前記熱可塑性合成繊維が界面活性剤で表面処理されている請求項1または2記載の吸液性シート。
  4. 前記界面活性剤がスルホン酸塩型の陰イオン界面活性剤、リン酸塩型の陰イオン界面活性剤および炭素数が12−18の脂肪酸のエステルである非イオン界面活性剤のいずれかである請求項3記載の吸液性シート。
  5. 前記不織布が30−80g/mの単位面積当たり質量を有し、前記熱可塑性合成繊維には前記いずれかの界面活性剤が0.1−0.5質量%の割合で塗布されている請求項3または4記載の吸液性シート。
  6. 前記不織布は、互いに並行する第1表面と第2表面とを有し、前記第1表面においても前記第2表面においても前記熱可塑性合成繊維が前記いずれかの界面活性剤で処理されているとともに互いに溶着しており、前記第1表面と前記第2表面とを区別することなく前記食品を載せることができる請求項3−5のいずれかに記載の吸液性シート。
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