JP2015091183A - ステッピングモータの制御装置、制御方法およびプログラム - Google Patents

ステッピングモータの制御装置、制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ステッピングモータの脱調検出を迅速に行い、誤検出を低減すること【解決手段】制御装置は、ステッピングモータ103の回転を検出するためのフォトインタラプタ105と、ステッピングモータを駆動するための駆動パルスをカウントするための駆動量カウント部111と、駆動量カウント部の出力とフォトインタラプタ105の差が閾値を超えていた場合に脱調であると判断する脱調判定部114と、を有し、ステッピングモータをマイクロステップ駆動する場合の閾値は、1−2相駆動する場合の閾値よりも小さい。【選択図】図8

Description

本発明は、ステッピングモータ(パルスモータ)の制御装置に関する。
ステッピングモータは、撮影装置のフォーカスレンズやズームレンズなどのアクチュエータとして従来から用いられている。特に、沈胴可能な撮影装置や、フォーカシングの際に1群のフォーカスレンズを繰り出し、繰り込む機構の撮影装置の場合、ユーザが可動部分に触れてモータ駆動の外乱を与えてしまう。この外乱の影響によるステッピングモータの異常、特に、脱調を検出するために、ステッピングモータの回転を検出するための回転検出手段を備えたアクチュエータが考えられている。例えば、特許文献1は、ステッピングモータとパルス検出素子を用いて、ステッピングモータの駆動パルス数とパルス検出素子からの検出パルス数の差分を用いて脱調を検出する手法を提案している。
特開平4−150796号公報
脱調の有無は、上記差分が所定値を超えたか否かで判断される。所定値を小さくすると、より早く脱調を検出でき、迅速に復帰処理に移行することができるが、モータの振動等に起因するパルス検出素子からの検出パルス数の乱れによって脱調を誤検出するおそれがある。特に、2相駆動や1−2相駆動といった駆動方式ではステッピングモータの振動が大きくなるため、脱調を誤検出し易い。
本発明は、ステッピングモータの脱調検出を迅速に行い、誤検出を低減することが可能な制御装置、制御方法およびプログラムを提供することを例示的な目的とする。
本発明の制御装置は、ステッピングモータの駆動を制御する制御装置であって、前記ステッピングモータを駆動するための駆動信号パターンの変化をカウントする第1カウント手段と、前記ステッピングモータの回転に応じて出力される信号の変化をカウントする第2カウント手段と、前記第1カウント手段の出力と前記第2カウント手段の出力の分解能を合わせたときの前記第1カウント手段の出力と前記第2カウント手段の出力の差分が閾値を超えていた場合に、前記ステッピングモータが脱調していると判断する脱調判定部と、を有し、前記ステッピングモータを第1駆動方式で駆動する場合の前記閾値は、前記ステッピングモータを前記第1駆動方式よりも振動が大きい第2駆動方式で駆動する場合の前記閾値よりも小さいことを特徴とする。
本発明によれば、ステッピングモータの脱調検出を迅速に行い、誤検出を低減することが可能な制御装置、制御方法およびプログラムを提供することができる。
本実施形態の撮像装置のブロック図である。 ステッピングモータの駆動波形とセンサパルス出力を示す図である。 脱調検出用のセンサパルス出力を示す図である。 脱調発生時のステッピングモータの駆動波形とセンサパルス出力を示す図である。 ステッピングモータの振動が大きい場合のセンサパルス出力を示す図である。 図1に示すCPUの脱調検出センサパルスカウント部の動作を示すフローチャートである。 図1に示すCPUの駆動速度設定部、駆動量カウント部、駆動波形生成部の動作を示すフローチャートである。 図1に示すCPUの脱調判定部の動作を示すフローチャートである。
図1は、本実施形態の撮影装置を示すブロック図である。撮像装置は、フォーカスレンズ群100、レンズ保持部101、ギアユニット102、ステッピングモータ103、パルス板104、フォトインタラプタ105、信号処理回路106、モータドライバ107、CPU108から構成されている。
フォーカスレンズ群100は、一または複数のレンズから構成され、撮影光学系を構成し、撮影光学系の光軸方向に移動して焦点調節を行う。撮影光学系は、被写体の光学像を形成する。フォーカスレンズ群100は、例えば、カム環機構等の移動可能なレンズ保持部101によって保持されている。
CPU(制御手段)108は、モータの駆動制御や様々なセンサからの信号に対して各種処理を行い、マイクロコンピュータとして構成されてもよい。CPU108は、それ自体で制御装置(制御ユニット)として機能するが、ステッピングモータの回転を検出する回転検出手段を含めて制御装置(制御ユニット)が観念されてもよい。
CPU108からの命令により、ステッピングモータ103の回転軸が回転し、これに接続されたギアユニット102を回転し、被駆動部であるレンズ保持部101とフォーカスレンズ群100が一体的に移動する。なお、被駆動部はズームレンズ群の保持部材であってもよい。
ステッピングモータ103を駆動するための駆動信号は、CPU108内の駆動波形生成部112によって生成され、モータドライバ107で必要な電流・電圧に変換され、ステッピングモータ103に供給される。ステッピングモータ103の駆動量(フォーカスレンズ群100の駆動量)は、CPU108内の駆動量カウント部111によって検出される。駆動量カウント部111は、駆動波形生成部112で生成される励磁パターンの変化をカウントする。
ステッピングモータ103の回転軸の先端部には、遮光部と透過部が交互に配置されたパルス板104が取り付けられている。パルス板104の遮光部がフォトインタラプタ105a、105bの光路を通過することで、フォトインタラプタ105の出力が変化し、ステッピングモータ103の回転量を検出することが可能である。複数のフォトインタラプタを用いることで、回転量の検出精度が上がり、回転方向も検出することができる。ここでは2つのフォトインタラプタを用い、出力位相を90°ずらすことで回転方向が判別可能な構成としている。本実施形態では、フォトインタラプタ105とパルス板104からなる回転量の検出センサを脱調検出センサとして用いる。2つのフォトインタラプタからの出力は信号処理回路106によって増幅、レベル変換され、CPU108に入力される。
なお、ステッピングモータ103の回転検出手段はパルス板104とフォトインタラプタ105には限定されず、ステッピングモータの回転を検出できるものであれば、他のセンサを用いてもよい。
CPU108は、駆動速度設定部110、駆動量カウント部111、駆動波形生成部112、脱調検出センサパルスカウント部113、脱調判定部114、パルスカウント値比較部115、ROM116、RAM117、撮影モード設定部118を有する。
駆動速度設定部(駆動速度設定手段)110は、焦点調節に必要な速度指令に対して、ステッピングモータ103の駆動速度を決定する。駆動波形生成部112は、設定された駆動速度に従って、駆動信号パターンを生成する。具体的には、駆動波形生成部112では、2相駆動や1−2相駆動、マイクロステップ駆動といった駆動方式に合わせて、ステッピングモータ103の各相への励磁パターンを生成する。駆動量カウント部111は、駆動波形生成部112の励磁パターンの変化毎にカウンタをインクリメントまたはデクリメントすることで、フォーカスレンズ群100の駆動量をカウントする第1カウント手段である。駆動量カウント部111によるフォーカスレンズ群100の駆動量のカウントを第1カウントステップ(手順)とする。
脱調検出センサパルスカウント部113は、脱調検出センサの出力パルス(ステッピングモータの回転に応じて出力される信号)のパターン変化に応じてカウンタをインクリメントまたはデクリメントする第2カウント手段である。脱調検出センサパルスカウント部113によるカウンタのインクリメントまたはデクリメントを第2カウントステップ(手順)とする。パルスカウント値比較部115は、駆動量カウント部111から出力される駆動量カウント値と脱調検出センサパルスカウント部113から出力される脱調検出センサパルスカウント値の比較を行う。
脱調判定部114は、パルスカウント値比較部115からの出力に基づいてステッピングモータが脱調したか否かを判定する。より具体的には、パルスカウント値比較部115の出力結果(差分)が閾値以上であれば、ステッピングモータ103は脱調していると判断し、閾値未満であれば、ステッピングモータ103は正常状態であると判断する。
ROM116は、上述した動作プログラムやその他の制御プログラム、および固定データ等を格納している。RAM117は、上述した動作プログラムやその他の制御プログラムで利用する演算結果や保持したいデータを一時保管するために使用する。
撮影モード設定部(撮影モード設定手段)118は、本実施形態では、動画と静止画の種別を不図示の操作部からの操作入力に応じて設定可能である。動画撮影は録音するためにステッピングモータ103の動作時の静音化が求められる。静止画はシャッターチャンスを逃さないような迅速なステッピングモータ103の駆動が求められる。
そこで、本実施形態では、撮影モード設定部118が動画撮影を設定した場合は、駆動速度設定部110は、マイクロステップ駆動に対応した速度を設定し、静止画撮影を設定した場合は、駆動速度設定部110は、1−2相駆動や2相駆動などを設定する。
図2は、ステッピングモータ103の駆動電圧(電流)波形と、パルス板104とフォトインタラプタ105から構成される脱調検出センサの理想的な出力パルスを示している。同図では2相のステッピングモータを想定し、A相とB相に正弦波波形の駆動信号を印加する(マイクロステップ駆動)。また、ステッピングモータ103が停止可能な停止位置は電気角360度に8点あることを前提とする。マイクロステップ駆動の駆動波形は正弦波形状であるから、停止位置の数は16点など8点に限定されない。
駆動量カウント部111によるステッピングモータ103の駆動量のパルスカウントは図示した停止位置毎に行われる。図2において、フォトインタラプタ105aの出力をセンサA相、フォトインタラプタ105bの出力をセンサB相としている。ステッピングモータ103が一定速度で回転している状態での脱調検出センサの出力電圧は、図示したとおりセンサA相、センサB相共にデューティー約50%のHigh(ハイ)・Low(ロー)の繰り返しとなる。
ステッピングモータ103の回転方向が分かるように、フォトインタラプタ105bはフォトインタラプタ105aに対して約90°だけ位相をずらして配置される。また、ステッピングモータ103の駆動量における1パルスと、脱調検出センサにおける1パルスの関係は、パルス板104の遮光部および透過部の幅によって決定される。図2では、ステッピングモータ103の駆動量と脱調検出センサパルスの関係は8:4としている。つまり、ステッピングモータの駆動量の分解能と、脱調検出センサの出力の分解能が異なる。
図3は、脱調検出センサの出力を示す図である。脱調検出センサパルスカウント部113では、センサA相とセンサB相のHigh・Lowの切り替わりエッジをトリガにして、パルスカウントのインクリメント・デクリメントを行う。図3では、カウントをインクリメントしているが、駆動方向が逆転した場合にはデクリメントする。
図4は、脱調の発生時におけるステッピングモータ103の駆動波形と脱調検出センサの出力パルス、およびパルスカウント値比較部115の出力結果である差分を示している。同図において時刻tsで駆動が開始され、時刻toで外力によって脱調が発生したとする。図4もステッピングモータ103の駆動波形は正弦波であるのでマイクロステップ駆動により駆動されている。
時刻toで脱調によりステッピングモータ103の回転が停止した場合、駆動波形をステッピングモータ103に入力しても、脱調検出センサの出力が変化しなくなる。図2において、ステッピングモータ103の駆動量パルスと脱調検出センサのパルスの関係は8:4である。このため、パルスカウント値比較部115では、駆動量カウント部111の出力結果を2で除算した値(定数倍した値)と、脱調検出センサパルスカウント部113の出力値を比較し、その差分を出力している。つまり、差分は第1カウント手段の出力と第2カウント手段の出力の分解能を合わせたときの差分である。「定数」は、ステッピングモータ103の駆動量の分解能と脱調検出センサの出力の分解能を等しくするための定数である。脱調判定部114ではパルスカウント値比較部115の出力結果が閾値を超えたときに脱調していると判断する。ここでは、駆動量カウント部111の出力結果を2で除算しているが、脱調検出センサパルスカウント部113の出力結果を2倍することで分解能の調整を行ってもよい。
同図の場合、閾値を2とすると、時刻t1でパルスカウント値比較部115の出力が2になるため、その時点で脱調していると判断する。一方、閾値を6とすると、t2でパルスカウント値比較部115の出力が6になるため、その時点で脱調していると判断する。このように、脱調判定部114は、閾値を小さいほど、より迅速に脱調を検出することができる。
図5は、図4において、脱調検出センサの出力パルスにステッピングモータ103の振動に起因するノイズが生じた場合を表わしている。ステッピングモータ103の振動が大きい駆動方式として2相駆動、1−2相駆動が考えられるが、ここでは1−2相駆動したときの駆動波形を例として挙げる。
ここで、「ステッピングモータ103の振動が大きい駆動方式」について説明する。
第1駆動方式としてマイクロステップ駆動、第2駆動方式として2相駆動や1−2相駆動を考えた場合、前者は図4に示すように駆動波形が正弦波波形であり、後者は図5に示すように矩形波波形である。このため、正弦波は連続的に変化するが、矩形波は連続的に変化しない(不連続である)。この場合、連続的に変化しない駆動方式はそれに追従しようとする機構に対する負担が大きいため、第2駆動方式が「ステッピングモータ103の振動が大きい駆動方式」となる。
一方、第1駆動方式と第2駆動方式が共に連続的に変化しない駆動方式である場合は、停止位置の数が少ない方が「ステッピングモータ103の振動が大きい駆動方式」となる。例えば、第1駆動方式として1−2相駆動、第2駆動方式として2相駆動方式を考える。この場合、1−2相駆動において停止位置となり得る場合は(A相100%、B相0%)、(A相0%、B相100%)、(A相100%、B相100%)の3種類の場合であり、停止位置の数は8つになる。これに対して、2相駆動において停止位置となり得る場合は(A相100%、B相100%)の場合だけであり、停止位置の数は4つになる。停止位置の数が少ないと変化が急激になってそれに追従しようとする駆動に対する負担が大きくなるため、停止位置の数が少ない第2駆動方式が「ステッピングモータ103の振動が大きい駆動方式」となる。
ステッピングモータ103の振動が大きい場合、脱調検出センサの出力パルスは図4のような理想的な波形にはならず、パルスカウント値比較部115から出力される差分は脱調していないにも関わらずゼロでない値となることがある。
例えば、脱調判定部114で脱調と判断する閾値を1とすると、時刻t11でパルスカウント値比較部115の出力が1になるため、脱調であると誤判定してしまう。また閾値を2とすると、時刻t12でパルスカウント値比較部115の出力が2になるため、脱調であると誤判定してしまう。一方、閾値を3とすると、脱調後の時刻t13で初めてパルスカウント値比較部115の出力が3になるため、誤判定することなく、正確に脱調を検出することができる。このように、モータの振動が大きい場合には、閾値が小さいと脱調を誤判定してしまう。
そこで、本実施形態は、ステッピングモータ103の駆動方式に従って閾値を変更することで、脱調の誤検出を低減しつつ脱調を迅速に検出している。即ち、ステッピングモータ103を第1駆動方式で駆動する場合の閾値は、ステッピングモータ103を第1駆動方式よりも振動が大きい第2駆動方式で駆動する場合の閾値よりも小さい。
一例として、本実施形態は、ステッピングモータ103の振動が小さいマイクロステップ駆動時には閾値を1とし、ステッピングモータ103の振動が大きい1−2相駆動時には閾値を3としている。なお、これらの閾値は、例えば、入力した駆動パルスに対するステッピングモータ103の駆動遅延や脱調検出センサの出力パルスの検出遅れによる影響を考慮して大きめの値としてもよい。
図6は、CPU108の脱調検出センサパルスカウント部113の動作を示すフローチャートであり、「S」はステップを表す。図6に示すフローチャートは、コンピュータに各手順を実行させるためのプログラムとして具現化が可能である。これは他のフローチャートにも当てはまる。
まず、S201では、ステッピングモータ103が停止状態か否かを判定する。ここで「停止状態」とは、駆動波形の生成がない状態で、停止位置に保持されている状態とする。停止中の場合(S201のYES)、S202で駆動量カウント値と脱調検出センサのパルスカウント値をゼロにクリアしてS201に戻る。S202は、ステッピングモータ103が駆動状態から正常に停止した場合での初期化処理に相当する。
ステッピングモータ103が停止状態でなければ(S201のNO)、S203では、脱調出力センサ出力の立ち上りもしくは立下りエッジが検出されるまで待機する。この処理はCPUの外部入力割り込み機能を利用することで処理負荷を軽減させることが可能である。
S203でエッジが検出されると、S204では、2つの脱調検出センサの立ち上りエッジ、立下りエッジをトリガとして、2つの脱調検出センサの前回のHigh、Lowの組み合わせと今回の組み合わせから回転方向を判定する。回転方向がプラス方向だった場合にはS205に進み、脱調検出センサパルスカウントをインクリメントする。一方、回転方向がマイナス方向だった場合にはS206に進み、脱調検出センサパルスカウントをデクリメントする。カウント後、再びステップ201に戻り、ステッピングモータ103が駆動中ならば一連の動作を繰り返す。以上の動作により、脱調検出センサのカウント値を検出することが可能である。
次に、図7は、駆動速度設定部110、駆動量カウント部111、駆動波形生成部112の動作を示すフローチャートである。
S301では、駆動速度設定部110は、焦点調節を行う駆動開始指示があったか否かを判定する。ユーザによるフォーカシング操作や、オートフォーカスの動作開始が駆動開始の指示となる。
駆動開始指示がない場合には、駆動量カウント部111は、S302で駆動量カウントの値をゼロにクリアする。駆動開始の指示があった場合には、駆動速度設定部110は、S303で必要な駆動速度を設定する。ステッピングモータ103の駆動速度は、励磁パターンの切り替えを行う間隔を長くすると遅く、短くすると早くなる。その単位は一般的にpps(パルス/秒)を用いる。
S304では、駆動波形生成部112は、S303で設定した速度に従ってA相、B相の励磁パターンの切り替えを繰り返すことで略正弦波のマイクロステップ駆動波形、もしくは1−2相駆動波形を生成する。なお、どちらの駆動波形を生成するかは、例えば、カメラの撮影モードで切り換える方法がある。例えば、静止画撮影モードの場合は、一般的に高速駆動が可能な1−2相駆動波形を生成し、動画撮影モードの場合には、一般的に駆動騒音が静かなマイクロステップ駆動波形を生成してもよい。
S305では、駆動量カウント部111は、停止位置の励磁パターン毎に駆動量カウンタをインクリメントまたはデクリメントし、S306では、カウントした駆動量カウント値をRAMエリアに保存する。最後に、S307で指定した駆動量だけ駆動したかを判定し、駆動が完了していれば、次回の駆動時に脱調検出を行えるようにS302で駆動量カウント値をクリアする。駆動が完了していない場合には、S304に戻り、駆動波形を生成し続ける。
図8は、脱調判定部114によってステッピングモータ103が脱調状態であると判定するまでの動作を示すフローチャートである。図8の処理は、脱調判定部114、パルスカウント値比較部115で行われる。
S401において、脱調判定部114は、駆動波形生成部112が生成した駆動波形がマイクロステップ波形か否かを確認する。マイクロステップ駆動である場合にはS402に進み、脱調判定部114は閾値を1に設定する。一方、マイクロステップ駆動でない場合にはS403に進み、脱調判定部114は閾値を3に設定する。なお先に述べたように、脱調判定部114は、閾値は必ずしも1、および3である必要はない。
S404では、駆動量カウント部111から出力される駆動量カウント値と、脱調検出センサパルスカウント部113から出力されるパルスカウント値を比較する。この際、先に述べたように両者のカウント値の比率が1:1の関係となるように換算し直す必要がある。図4および図5の場合、両者は8:4の関係であるため、駆動量カウント部111の出力値を2で除算した値と脱調検出センサパルスカウント部113の出力値を比較し、その差分を出力する。S405では、S404で比較した結果(パルスカウント値比較部115からの出力)が閾値以上であるか否かを判定する。
S405で脱調していると判定された場合には、S406で復帰動作を行い、処理を終了する。S405脱調していないと判断された場合には、正常に駆動が行われているため、そのまま処理を終了する。
以上、本実施形態によれば、ステッピングモータの駆動量カウントと脱調検出センサのパルスカウントとの比較結果から脱調状態であるか否かを判断する際に用いる閾値をステッピングモータの駆動方式に応じて変更する。これにより、ステッピングモータの脱調検出を迅速に行いつつ、モータの振動等による脱調状態の誤検出を低減することができる。
なお、本実施形態の制御装置は撮影装置に適用されているが、事務機、ゲーム機、玩具、産業製品などステッピングモータを使用する装置に適用可能である。そして、その場合は、閾値の変更は撮影モードの種別に限定されない。また、同じ動画撮影でも、2種類のステッピングモータ103の駆動方式を使用して脱調判定部114は2種類の閾値を設けてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は本実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
本発明は、ステッピングモータの駆動を制御する用途に適用することができる。
103…ステッピングモータ、108…CPU(制御装置、制御ユニット)、111…駆動量カウント部(第1カウント手段)、113…脱調検出センサパルスカウント部(第2カウント手段)

Claims (9)

  1. ステッピングモータの駆動を制御する制御装置であって、
    前記ステッピングモータを駆動するための駆動信号パターンの変化をカウントする第1カウント手段と、
    前記ステッピングモータの回転に応じて出力される信号の変化をカウントする第2カウント手段と、
    前記第1カウント手段の出力と前記第2カウント手段の出力の分解能を合わせたときの前記第1カウント手段の出力と前記第2カウント手段の出力の差分が閾値を超えていた場合に、前記ステッピングモータが脱調していると判断する脱調判定部と、
    を有し、
    前記ステッピングモータを第1駆動方式で駆動する場合の前記閾値は、前記ステッピングモータを前記第1駆動方式よりも振動が大きい第2駆動方式で駆動する場合の前記閾値よりも小さいことを特徴とする制御装置。
  2. 前記第1駆動方式において前記ステッピングモータに印加される駆動波形は連続的に変化し、前記第2駆動方式において前記ステッピングモータに印加される駆動波形は不連続であることを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記第1駆動方式において前記ステッピングモータに印加される駆動波形は、正弦波波形であり、第2駆動方式において前記ステッピングモータに印加される駆動波形は、矩形波波形であることを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記第1駆動方式による前記第1カウント手段の出力の分解能は、前記第2駆動方式による前記第1カウント手段の出力の分解能より高いことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の制御装置。
  5. ステッピングモータと、
    前記ステッピングモータの駆動を制御する制御ユニットと、
    を有する装置であって、
    前記制御ユニットは、
    前記ステッピングモータを駆動するための駆動信号パターンの変化をカウントする第1カウント手段と、
    前記ステッピングモータの回転に応じて出力される信号の変化をカウントする第2カウント手段と、
    前記第1カウント手段の出力と前記第2カウント手段の出力の分解能を合わせたときの前記第1カウント手段の出力と前記第2カウント手段の出力の差分が閾値を超えていた場合に、前記ステッピングモータが脱調していると判断する脱調判定部と、
    を有し、
    前記ステッピングモータを第1駆動方式で駆動する場合の前記閾値は、前記ステッピングモータを前記第1駆動方式よりも振動が大きい第2駆動方式で駆動する場合の前記閾値よりも小さいことを特徴とする装置。
  6. 前記ステッピングモータの回転に応じた信号を出力する検出手段を更に有することを特徴とする請求項5に記載の装置。
  7. 動画撮影モードと静止画撮影モードに設定可能な撮影モード設定手段と、
    前記撮影モード設定手段により前記動画撮影モードに設定された場合は、前記第1駆動方式で前記ステッピングモータを駆動し、前記撮影モード設定手段により前記静止画撮影モードに設定された場合は、前記第2駆動方式で前記ステッピングモータを駆動する駆動速度設定手段と、
    を更に有することを特徴とする請求項5または6に記載の装置。
  8. ステッピングモータの駆動を制御する制御方法であって、
    前記ステッピングモータを駆動するための駆動信号パターンの変化をカウントする第1カウントステップと、
    前記ステッピングモータの回転に応じて出力される信号の変化をカウントする第2カウントステップと、
    前記第1カウントステップの出力と前記第2カウントステップの出力の分解能を合わせたときの前記第1カウントステップの出力と前記第2カウントステップの出力の差分が閾値を超えていた場合に、前記ステッピングモータが脱調していると判断するステップと、
    を有し、
    前記ステッピングモータを第1駆動方式で駆動する場合の前記閾値は、前記ステッピングモータを前記第1駆動方式よりも振動が大きい第2駆動方式で駆動する場合の前記閾値よりも小さいことを特徴とする制御方法。
  9. コンピュータに、
    ステッピングモータを駆動するための駆動信号パターンの変化をカウントする第1の手順、
    前記ステッピングモータの回転に応じて出力される信号の変化をカウントする第2の手順、
    前記第1の手順の出力と前記第2の手順の出力の分解能を合わせたときの前記第1の手順の出力と前記第2の手順の出力の差分が閾値を超えていた場合に、前記ステッピングモータが脱調していると判断する手順、
    を実行させるためのプログラムであって、
    前記ステッピングモータを第1駆動方式で駆動する場合の前記閾値は、前記ステッピングモータを前記第1駆動方式よりも振動が大きい第2駆動方式で駆動する場合の前記閾値よりも小さいことを特徴とするプログラム。
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