JP2015090168A - カムフォロア - Google Patents

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Abstract

【課題】スラスト荷重を負荷する能力を有し、かつ、カムフォロアの取り付け誤差等によるミスアライメントを吸収することができる自動調心性を有するカムフォロアを提供する。【解決手段】球面部2aを有するシャンク2と、球面部2aを取り囲み、球面部2aに対向する球面状の凹面3aを有する外輪3と、外輪3が転がるように、球面部2aと、外輪3の凹面3aとの間に転動自在に介装される複数の転動体と、を備え、前記転動体は、球面部2aの外周面2a1に接触する中央凹面部4aと、外輪3の球面状の凹面3aに接触する端部凸面部4bとを有するグォードローラ4であることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、カムフォロアに関するものである。
従来より、シャンクに設けられた内輪部材と、外輪部材との間にニードルベアリングが組込まれたカムフォロアが、カム機構や直線運動用のガイドローラ等として、様々な分野で使用されている。
このようなカムフォロアにおいては、カムフォロアに作用するスラスト荷重を負荷するために、ニードルベアリングの両側にスラストボールベアリングが設けられた構成が知られている。
さらには、図4に示すように、カムフォロアに作用するスラスト荷重を負荷する能力を有するとともに、カムフォロアの取り付け誤差等によりミスアライメントが生じた場合に、ミスアライメントを吸収することができる自動調心性を有するような構成(特許文献1参照)が知られている。
図4に示すカムフォロアには、内径面に軌道面を有する外輪101と、外径面に軌道面を有する内輪部材102と、外輪および内輪部材の軌道面に沿って配置される複数のころ103とが設けられている。そして、ころ103の転動面は凸形状の曲面に形成され、外輪101および内輪部材102の軌道面は、ころ103の転動面に沿う凹形状の曲面に形成されている。
特開2007−120591号公報
しかしながら、従来のようなカムフォロアの構成では、カムフォロアに作用するスラスト荷重を負荷し、かつ、カムフォロアの取り付け誤差等によりミスアライメントが生じた場合にミスアライメントを吸収することができる自動調心性を発揮する効果が十分に得られるとはいえなかった。
本発明は上記したような事情に鑑みてなされたものであり、スラスト荷重を負荷する能力を有し、かつ、カムフォロアの取り付け誤差等によるミスアライメントを吸収することができる自動調心性を有するカムフォロアを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係るカムフォロアにあっては、
球面部を有するシャンク部材と、
前記球面部を取り囲み、前記球面部に対向する球面状の凹面を有する外輪と、
前記外輪が転がるように、前記球面部と、前記外輪の凹面との間に転動自在に介装される複数の転動体と、
を備え、
前記転動体は、前記球面部の外周面に接触する中央凹面部と、前記外輪の球面状の凹面に接触する端部凸面部とを有するグォードローラであることを特徴とする。
前記複数の転動体は、前記球面部の球中心を中心とする円周上に環状に配列された転動体列を構成していることも好適である。
前記転動体列は、単列構成であることも好適である。
前記転動体列は、複列構成であることも好適である。
前記転動体は、保持部材によって保持されていることも好適である。
本発明によれば、スラスト荷重を負荷する能力を有し、かつ、カムフォロアの取り付け誤差等によるミスアライメントを吸収することができる自動調心性を有するカムフォロアを提供することが可能となる。
実施例1のカムフォロアの概略構成を示す断面図 (a)は本実施例のグォードローラ4について説明するための図、(b)はグォードローラをローラの回転軸方向から見たときの図 実施例2のカムフォロアの概略構成を示す断面図 従来のカムフォロアを示す図
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
(実施例1)
以下に、実施例1について説明する。
図1は、本実施例のカムフォロア1の概略構成を示す断面図である。
本実施例のカムフォロア1は、球面部2aを有するシャンク部材(以下、シャンク)2と、球面部2aを取り囲み球面部2aに対向する球面状の凹面3aを有する外輪3と、外輪3が転がるように、球面部2aと外輪3の凹面3aとの間に転動自在に介装される複数の転動体4と、を備えている。
そして、本実施例においては、転動体4が、球面部2aの外周面2a1に接触する中央凹面部4aと、外輪3の球面状の凹面3aに接触する端部凸面部4bとを有するグォードローラであることを特徴としている。以下、転動体4をグォードローラ4という。
この複数のグォードローラ4は、球面部2aの球中心を中心とする円周上に環状に配列されたローラ列(転動体列)を構成している。このとき、複数のグォードローラ4は、保持部材(保持器、リテーナ)5により保持されることでローラ列を構成している。
以下、本実施例のカムフォロア1についてより詳細に説明する。
シャンク2の軸方向一端側には、上述のように、球面部2aが設けられており、他端側には、取付部2bが設けられている。
球面部2aは、軸受の内輪に相当するもので、球体で構成されている。本実施例においては、シャンク2の中心軸A方向における球面部2aの端部に、シャンク2の中心軸Aに対して直交する端面2a2が形成されている。
また、本実施例においては、取付部2bにはネジが形成されており、相手取付部材に固定可能に構成されている。
ここで、本実施例においては、取付部2bにはネジが形成されているが、これに限るものではなく、取付部2bが、相手取付部材に取付け可能となるように構成されるものであればよい。例えば、取付部2bが相手取付部材にカシメにより固定されるものであってもよい。
また、本実施例においては、シャンク2の中心軸A方向における球面部2aの端面2a2が、シャンク2の中心軸Aに対して直交するように形成されるものであるが、これに限るものではない。端面2a2は、シャンク2の中心軸Aに対して直交するものでなくてもよく、また、球面部2aは端面が形成されていない球面(球体)であってもよい。
また、シャンク2においては、軸部材と球体(球面部2a)とが一体に形成されるものであってもよいし、球体に軸部材が取付けられる(組付けられる)ことで構成されるものであってもよい。
外輪3は、外周面3bが円筒面となっており、内周の凹面3aが、外輪3の中心軸上に曲率中心Oを有する球面の一部を構成するようになっている。ここで、外輪3は、転がる(カム等に接触しながら従動回転する)部材であるため、その端面にはR面取りが施されている。
そして、この曲率中心Oと、球面部2aの外周面2a1の曲率中心とが一致するように、グォードローラ4が、球面部2aの外周面2a1と、外輪3の球面状の凹面3aとの間に介装されている。
このように、外輪3の内周の凹面3aの曲率中心Oが、球面部2aの外周面2a1の曲率中心(軸受としての曲率中心)と一致することで、調心性を有するようになる。
ここで、以下の説明において、曲率中心Oは、外輪3の内周の凹面3aの曲率中心であり、球面部2aの外周面2a1の曲率中心である。また、図1では、外輪3の中心軸と、シャンク2の中心軸Aとが一致した状態を示しており、以下の説明では、説明の便宜上、この一致した中心軸を中心軸Aという。
次に、グォードローラ4について説明する。
図2(a)は、本実施例のグォードローラ4について説明するための図である。図2(a)では、図1に示すカムフォロア1において中心軸Aを含む断面をとり、グォードローラ4が、球面部2aの外周面2a1(円弧状に凸形状となっているガイド面)と、外輪3の球面状の凹面3a(円弧状に凹形状となっているガイド面)との間に介装された状態を模式的に示している。
上述したように、球面部2aの外周面2a1と、外輪3の球面状の凹面3aとは、同一の曲率中心Oを有し、図2に示す断面では同心円上に位置している。
図2(b)は、グォードローラ4をローラの回転軸方向(以下、ローラ軸方向)から見たときの図である。
グォードローラ4は、図2(a)に示すように、グォードローラ4の中心軸(以下、ローラ中心軸線)Nを通る面で切断した断面形状が、円弧状に凹形状となって凸形状の外周面2a1に接触する中央凹面部4aと、中央凹面部4aのローラ軸方向両端側に連続しローラ中心軸線Nを通る面で切断した断面形状が円弧状に凸形状となっており、凹形状の凹面3aに接触する端部凸面部4b,4bと、を備えている。
ローラ中心軸線Nを通る平面で中央凹面部4aを切断した円弧形状を中央凹円弧Bとすると、この中央凹円弧Bの曲率半径Rbは、凸形状の外周面2a1の曲率半径R1よりも若干大径に設定されており、外周面2a1との接触部Mbは、幾何学的に点接触となる。実際には接触部は幅があり、幾何学的な接点を面圧のピークとする面圧分布を有する接触
構造となる。この曲率半径Rbの大きさは、このような部分接触となるように、外周面2a1の曲率半径R1よりもやや大きくなっている。この曲率半径Rbの大きさは、例えば、外周面2a1の曲率半径R1の102%程度、あるいはその近辺に設定すれば部分接触構造とすることができる。もちろん、102%に限定されるものではない。
一方、端部凸面部4b,4bのローラ中心軸線Nを通る平面で切断した円弧を端部凸円弧C,Cとすると、この端部凸円弧Cの曲率半径Rcは、凹形状の凹面3aの曲率半径R2に対して若干小径となっており、凹面3aとの接触部Mcは、幾何学的に点接触となる。実際には接触部は幅があり、幾何学的な接点を面圧のピークとする面圧分布を有する接触構造となる。この曲率半径Rcの大きさは、このような部分接触となるように、凹面3aの曲率半径R2よりもやや小さくなっている。この曲率半径Rcの大きさも、ローラ径や予圧の大きさ等によって適宜設定されるものであるが、例えば、凹面3aの曲率半径R2の98%程度、あるいはその近辺に設定すれば部分接触構造とすることができる。もちろん、98%に限定されるものではない。
本実施例では、中央凹面部4aの外周面2a1に接触する接触部Mbにおけるローラ中心軸線Nからの半径Mbrと、端部凸面部4b,4bの凹面3aに接触する接触部Mc,Mcにおけるローラ中心軸線Nからの半径Mcrとが、同一半径に設定されている。
接触部Mb,Mcは、幾何学的な接点として設定されるもので、図示例では、接触部Mbは中央凹面部4aのローラ軸方向中点位置にあり、中央凹面部4aの最小径部である。半径曲率中心Obは、外周面2a1から見て、曲率中心Oよりも所定距離離れた位置となる。
一方、端部凸面部4b,4bの接触部Mc,Mcは、中央凹面部4aの接触部Mbを通るローラ中心軸線Nと平行な線Nb上に位置し、その曲率中心Oc,Ocは接触部Mcの接線と直交する法線上に位置する。
この曲率中心Oc,Ocは、外周面2a1、凹面3aそれぞれの曲率中心Oを通りローラ中心軸線Nと直交する直交線Qに対して、所定寸法δだけずれており、かつ、凹面3aから見て曲率中心Oよりも近い位置にある。
なお、図2(a)で左右となる端部凸面部4b,4bのローラ中心軸線方向の長さは、本実施例では同一長さに設定されているが、左右で異なる長さであってもよい。
次に、グォードローラ4を保持する保持部材5について説明する。
本実施例においては、ローラ列が、球面部2aの球中心を中心とする円周上に環状に配列されるように、複数のグォードローラ4が保持部材5により保持されている。保持部材5により保持されることで各グォードローラ4間の所定の相対位置関係が好適に維持される。
保持部材5の構成は特に限定されるものではないが、本実施例においては、保持部材5は、球面部2aの外周面2a1に沿って変形自在な可撓性を有する有端の帯状部材で構成され、帯状部材に設けられた複数の保持孔で、グォードローラ4をそれぞれ保持するように構成されている。
このようにして複数のグォードローラ4は保持部材5により保持されるが、ローラ列に配置されるグォードローラ4の数や、ローラ列の周方向(軌道方向)における配置間隔は特に限定されるものではなく、適宜設定されるとよい。
次に、本実施例のカムフォロア1の組立方法について説明する。
まず、シャンク2の球面部2aの外周面2a1に保持部材5を環状に巻き付ける。このとき、外周面2a1に巻き付けることで円筒状となった状態の保持部材5の中心軸が、シャンク2の中心軸Aに一致する(円筒状の保持部材5の母線が中心軸Aに平行となる)と
よい。
そして、保持部材5が外周面2a1に巻き付けられた状態の球面部2aを、外輪3の内部に挿入する。
次に、シャンク2の姿勢を外輪3に対して傾けた状態(図1に示すシャンク2と外輪3の状態に対し、シャンク2のみ斜めにした状態)とし、この状態で、シャンク2の球面部2aの外周面2a1に巻き付けられている保持部材5に設けられた複数の保持孔にグォードローラ4を挿入して(嵌め込んで)いく。このとき、保持部材5を回転させながら、順次、各保持孔にそれぞれグォードローラ4を挿入していくとよい。全ての保持孔にグォードローラ4を挿入したら、外輪3に対するシャンク2の位置(角度)を元の位置(図1に示す位置)に戻すことで、組立が完了する。
以上説明したように、本実施例のカムフォロア1においては、内輪部材として球面部2aをシャンク2に設け、球面部2aの外周面2a1と、外輪3の球面状の凹面3aとの間に、複数の転動体としてグォードローラ4を転動自在に配設している。
そして、グォードローラ4においては、球面部2aの外周面2a1に接触する中央凹面部4aと、外輪3の球面状の凹面3aに接触する端部凸面部4bとを有するので、球面部2aの外周面2a1に対して1点(接触部Mb)で接触し、外輪3の凹面3aに対して2点(接触部Mc,Mc)で接触することとなる。このように、1つのグォードローラ4に関して、球面部2aに対して1点で接触させ、外輪3に対して2点で接触させることができる。このとき、中心軸A方向において、接触部Mbと接触部Mc,Mcの位置はそれぞれ異なっており、接触部Mc,Mcの間に接触部Mbが位置するように構成される。
このような構成にすることで、カムフォロア1にスラスト荷重が作用した場合に、そのスラスト荷重を負荷する能力を、従来の構成よりも、より大きくすることができる。
さらには、カムフォロア1の取り付け誤差等によりミスアライメントが生じた場合にミスアライメントを吸収することができる自動調心性を発揮する効果を、従来の構成よりも、より効果的に得ることができる。
すなわち本実施例によれば、スラスト荷重を負荷する能力を有し、かつ、カムフォロアの取り付け誤差等によるミスアライメントを吸収することができる自動調心性を有するカムフォロアを提供することができる。
また、本実施例では、グォードローラ4を保持部材5により保持しているので、各グォードローラ間の所定の相対位置関係をより好適に維持することができる。これにより、グォードローラ同士の干渉を防止することができる。また、上述した効果、すなわち、スラスト荷重を負荷する能力を得ることができる効果、及び、自動調心性を発揮することができる効果を、より安定して得ることが可能となる。
ここで、本実施例においては、グォードローラ4を保持する保持部材5が設けられている場合について説明したが、これに限るものではなく、グォードローラ4が、保持部材に保持されることなく、球面部2aの外周面2a1と、外輪3の球面状の凹面3aとの間に配設されるものであってもよい。
(実施例2)
以下に、実施例2について説明する。
図3は、本実施例のカムフォロア1の概略構成を示す断面図である。なお、本実施例においては、実施例1に対して異なる構成部分について述べることとし、実施例1と同様の構成部分については、その説明を省略する。
上述した実施例1においては、グォードローラ4が単列構成の場合について説明した。
これに対して、本実施例では、グォードローラ4が2列設けられた構成について説明する。
本実施例においては、各ローラ列が、球面部2aの球中心を中心とする円周上に環状に配列されるように、複数のグォードローラ4が保持部材5により保持されている。
保持部材5により保持されることで各グォードローラ4間の所定の相対位置関係が維持される。
本実施例においても、保持部材5の構成は特に限定されるものではなく、各ローラ列に配置されるグォードローラ4の数や、ローラ列の周方向(軌道方向)における配置間隔に応じて、適宜設定されるとよい。
ここで、本実施例のカムフォロア1においては、グォードローラ4が配設される球面部2aは球体であるため、グォードローラ4が2列設けられた場合には、2つのローラ列の軌道は重なり交差することとなる。このような、2つのローラ列の軌道が重なり交差する領域では、グォードローラ4が接触しない(重ならない)ように、2つのローラ列のグォードローラ4が交互に配置されるものであるとよい。
それぞれのローラ列のグォードローラ4が交互に配置されるとは、2つのローラ列のグォードローラ4が千鳥状に配置されると換言することができ、また、ローラ列の周方向の位相をずらして(それぞれのローラ列のグォードローラ4が隣り合わないように)配置されると換言することもできる。
また、中心軸A方向における、2つのローラ列の軌道の間隔(距離)に関しては、広がるように配置した方が、スラスト荷重を負荷する能力を大きくすることができるが、2つのローラ列の軌道の間隔を広げ過ぎると、差動すべりが生じてしまうことが懸念されるので、差動すべりによる影響が生じないような間隔に適宜設定されるとよい。
2つのローラ列の軌道の間隔を狭く設定する場合には、上述したように、2つのローラ列のグォードローラ4を、交互に配置するとよい。このとき、各ローラ列の軌道が、ローラ列の全周にわたって重なるように構成され、2つのローラ列のグォードローラ4が、ローラ列の全周にわたって交互に配置されるものであると、2つのローラ列の軌道の間隔を、より狭くできる。
2つのローラ列の軌道の間隔を狭くすることで、差動すべりの発生を抑えつつ、実施例1のような単列の場合のカムフォロアよりも、ラジアル荷重及びスラスト荷重を負荷する能力を大きくすることができる。
本実施例によれば、グォードローラ4のローラ列が2列設けられているので、実施例1で説明した効果を、より効果的に得ることができる。
ここで、本実施例においては、グォードローラ4のローラ列が2列設けられた場合について説明したが、ローラ列の数はこれに限るものではない。すなわち、グォードローラ4のローラ列は、複列で構成され、そのローラ列の数は、カムフォロア1の仕様等に応じて適宜設定されるものであればよい。
また、本実施例では、グォードローラ4のローラ列が2列構成で、保持部材を用いる形態について説明したが、カムフォロア1の形態としては、グォードローラ4のローラ列が複列構成で、保持部材を用いない形態であってもよい。
1 カムフォロア
2 シャンク
2a 球面部
2a1 外周面
2a2 端面
2b 取付部
3 外輪
3a 凹面
4 グォードローラ
4a 中央凹面部
4b 端部凸面部
5 保持部材
A 中心軸
O 曲率中心

Claims (5)

  1. 球面部を有するシャンク部材と、
    前記球面部を取り囲み、前記球面部に対向する球面状の凹面を有する外輪と、
    前記外輪が転がるように、前記球面部と、前記外輪の凹面との間に転動自在に介装される複数の転動体と、
    を備え、
    前記転動体は、前記球面部の外周面に接触する中央凹面部と、前記外輪の球面状の凹面に接触する端部凸面部とを有するグォードローラであることを特徴とするカムフォロア。
  2. 前記複数の転動体は、前記球面部の球中心を中心とする円周上に環状に配列された転動体列を構成していることを特徴とする請求項1に記載のカムフォロア。
  3. 前記転動体列は、単列構成であることを特徴とする請求項1または2に記載のカムフォロア。
  4. 前記転動体列は、複列構成であることを特徴とする請求項1または2に記載のカムフォロア。
  5. 前記転動体は、保持部材によって保持されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のカムフォロア。
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