JP2015088528A - モータ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】収納された部品の取り外しを容易に行えるようにする。
【解決手段】筐体2と、筐体2の前面52に配置され、モータ制御装置1に付属するバッテリ7が収納されるように構成されたバッテリ収納部8と、カバー本体部91、及び、カバー本体部91に設けられた突出部92,93を備え、バッテリ収納部8に着脱されるバッテリカバー9と、筐体2の側面56のバッテリ収納部8に対応する位置に形成され、バッテリ収納部8から取り外されたバッテリカバー9の突出部92,93を挿入可能に構成された挿入口57と、を有する。
【選択図】図7

Description

開示の実施形態は、モータ制御装置に関する。
特許文献1には、本体ケース内にバッテリが収納された情報処理装置が記載されている。この情報処理装置では、バッテリカバーが本体ケースに着脱可能であり、バッテリが交換可能となっている。
特開平10−151842号公報(第1図、第2図)
上記従来技術では、情報処理装置に付属する部品(この例ではバッテリ)が本体ケースの表面より奥まった位置に収納されるので、ユーザが部品を手で保持して取り外すのが難しいという課題がある。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、収納された部品の取り外しを容易に行えるモータ制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一の観点によれば、筐体と、前記筐体の一面に配置され、前記モータ制御装置に付属する部品が収納されるように構成された収納部と、カバー本体部、及び、前記カバー本体部に設けられた突出部を備え、前記収納部に着脱される部品カバーと、前記筐体の前記一面に隣接する他の面の前記収納部に対応する位置に形成され、前記収納部から取り外された前記部品カバーの前記突出部を挿入可能に構成された挿入口と、を有するモータ制御装置が適用される。
また、本発明の別の観点によれば、電子機器であって、筐体と、前記筐体の一面に配置され、前記電子機器に付属する部品が収納されるように構成された収納部と、カバー本体部、及び、前記カバー本体部に設けられた突出部を備え、前記収納部に着脱される部品カバーと、前記筐体の前記一面に隣接する他の面の前記収納部に対応する位置に形成され、前記収納部から取り外された前記部品カバーの前記突出部を差し込み可能に構成された挿入口と、を有する電子機器が適用される。
本発明によれば、収納された部品の取り外しを容易に行うことができる。
一実施形態に係るモータ制御装置の全体構成を表す斜視図及び分解斜視図である。 バッテリ収納部よりバッテリ及びバッテリカバーが取り外された状態を表すモータ制御装置の斜視図である。 バッテリ収納部よりバッテリカバーが取り外された状態を表すモータ制御装置の正面図である。 モータ制御装置を左側から見た側面図である。 図3中V−V断面による断面図である。 バッテリカバーの構成を表す、表側から見た斜視図、側面図、裏側から見た斜視図である。 バッテリカバーの第1突出部を挿入口に挿入した状態を表すモータ制御装置の正面図である。 第1突出部によるバッテリ本体の取り外し動作を表す説明図である。 バッテリカバーの第2突出部を挿入口に挿入した状態を表すモータ制御装置の側面図である。 第2突出部によるバッテリ本体の取り外し動作を表す説明図である。 プリント基板を左側から見た側面図である。 バッテリカバーの突起部によるプリント基板の引き抜き動作を表す説明図である。 バッテリカバーの突出部に設けた係合孔によるプリント基板の引き抜き動作を表す説明図である。 第1突出部による筐体パネルの取り外し動作を表す説明図である。 第2突出部による筐体パネルの取り外し動作を表す説明図である。 第1突出部によるフェースパネルの取り外し動作を表す説明図である。 第2突出部によるフェースパネルの取り外し動作を表す説明図である。
以下、一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において、上下方向、前後方向、左右方向は、図1等の各図中に適宜示す矢印方向に対応している。これら方向の対応付けは本実施形態の説明において便宜上用いるだけであり、モータ制御装置等の各構成の位置関係を限定するものではない。
<モータ制御装置の全体構成>
図1を用いて、本実施形態に係るモータ制御装置1の全体構成について説明する。本実施形態のモータ制御装置1は、例えば、モータを制御するためのコントローラユニット、PLC(Programmable Logic Controller)ユニット、インバータユニット、サーボユニット、電源ユニット、I/Oユニット、センサユニット、スイッチユニット、セーフユニット、リレーユニット等の制御機器である。
図1(a)及び図1(b)に示すように、モータ制御装置1は、筐体2(例えば箱状)と、筐体2内に挿抜される複数のプリント基板3(図1では1枚のみ図示)とを有する。筐体2は、筐体ケース4と、筐体パネル5と、複数のフェースパネル6(図1では1個のみ図示)とを有する。
筐体ケース4は、上方の天板と下方の底板に複数のガイドレール41を有する。各ガイドレール41には、プリント基板3の厚さと略同じ幅の溝が形成されており、それぞれ前後方向に延設されている。プリント基板3は、その上方の縁部と下方の縁部をそれぞれガイドレール41の溝に嵌め込んだ状態で、筐体パネル5の前方の開口部51から後方へ向けて挿入される。また、図1(b)に示すように、プリント基板3の前方側には、他の機器を接続するための図示しないケーブルコネクタと機械的及び電気的に着脱可能に構成されたコネクタ31,32が設けられている。なお、プリント基板3におけるコネクタの配置や数は、上記に限定されるものではない。
筐体パネル5は、筐体ケース4の前方に配置され、筐体ケース4に着脱可能に構成される。筐体パネル5は、プリント基板3を挿抜するための開口部51と、開口部51の左方に位置する前面52とを有する。前面52(一面)には、バッテリ7(図2等参照)が収納されるように構成された収納部8(例えば凹状、図2等参照)が設けられ、この収納部8にはバッテリカバー9が着脱される。これらの構造の詳細については後述する。図1(b)に示すように、筐体パネル5は、後方に4つの係止爪53(第1係止爪)を有する。これら係止爪53は、左右両側に2つずつ配置される。一方、筐体ケース4は、係止爪53と対応する前方側の位置に4つの係止孔42(第1係止孔)を有する。各係止爪53が対応する係止孔42とそれぞれ係止することにより、筐体ケース4と筐体パネル5とが連結される。
なお、係止爪53及び係止孔42の配置位置は左右方向に限定されるものではなく、上下方向でもよい。また、係止爪と係止孔の配置関係は上記と反対でもよい。すなわち、筐体ケース4側に係止爪を設け、筐体パネル5側に係止孔を設けてもよい。また、係止爪53及び係止孔42の数は4に限定されるものではなく、その他の数としてもよい。また、収納部8の形状は凹状に限定されるものではなく、例えば前面52に突出して設けた枠状の収納部としてもよい。
フェースパネル6は、筐体パネル5に着脱可能に構成される。フェースパネル6の数は、筐体2に挿抜されるプリント基板3と同数であり、プリント基板3ごとに筐体パネル5の開口部51を覆うように構成される。本実施形態の例では、筐体2に挿抜されるプリント基板3及びフェースパネル6の数は4つだが、これらの数は4に限定されるものではなく、その他の数としてもよい。フェースパネル6は、プリント基板3のコネクタ31,32に対応する位置に接続穴61,62を有する。図1(b)に示すように、筐体パネル5は、開口部51にフェースパネル6ごとに2つ(計8つ)の係止爪54(第2係止爪)を有する。これら係止爪54は、フェースパネル6ごとに上下両側に1つずつ配置される。一方、フェースパネル6は、係止爪54と対応する上下両側の位置に2つの係止孔63(第2係止孔)を有する。各係止爪54が対応する係止孔63とそれぞれ係止することにより、筐体パネル5とフェースパネル6とが連結される。
なお、係止爪と係止孔の配置関係は上記と反対でもよい。すなわち、フェースパネル6側に係止爪を設け、筐体パネル5側に係止孔を設けてもよい。また、係止爪44及び係止孔51のフェースパネル6ごとの数は2に限定されるものではなく、その他の数としてもよい。
<バッテリ及びバッテリ収納部の構成>
次に、図2乃至図5を用いて、バッテリ7及びバッテリ収納部8の構成について説明する。なお、図2は、バッテリ7及びバッテリカバー9がバッテリ収納部8より取り外された状態を示し、図3及び図5は、バッテリ収納部8にバッテリ7が収納され、バッテリカバー9が取り外された状態を示し、図4は、バッテリ収納部8にバッテリ7が収納され、バッテリカバー9が装着された状態を示す。
前述のように、筐体2が備える筐体パネル5の前面52には、バッテリ7が収納されるように構成されたバッテリ収納部8(例えば凹状)が配置されている。図2及び図3に示すように、バッテリ7(部品)は、バッテリ本体71(例えば略円柱形状)と、バッテリ本体71の一方側の端部に設置されたバッテリケーブル72と、バッテリコネクタ73とを有する。バッテリ7は、バッテリケーブル72が上方となる姿勢でバッテリ収納部8に挿入される。バッテリ7がバッテリ収納部8に収納された際には、バッテリコネクタ73がバッテリ収納部8内の後方に配置されたコネクタ81(図5参照)に接続される。なお、バッテリ本体71の形状は円柱形状に限定されるものではなく、角柱形状等、他の形状でもよい。
バッテリ収納部8(収納部)は、筐体2の前方における左方寄りに配置され、筐体パネル5の前面52に例えば長方形状に開口している。バッテリ収納部8は、収納されたバッテリ7を保持可能に構成された保持部材82を内部に有する。図5に示すように、保持部材82は、板ばね部83と、板ばね部83の先端に形成された係止爪84とを有する。板ばね部83は、バッテリ本体71の後方を覆うように湾曲した形状を有し、基端部が筐体パネル5の左方の側壁55に連結される。板ばね部83は、弾性的に撓むことで先端の係止爪84を左右方向に揺動可能に構成される。すなわち、バッテリ7がバッテリ収納部8に挿入されると、バッテリ本体71と係止爪84との接触により板ばね部83が開き、バッテリ7の挿入が許容される。バッテリ7がさらに後方に挿入され、バッテリ本体71が板ばね部83に当接すると、板ばね部83は弾性的な復元力により閉じ、バッテリ本体71は係止爪84により係止される。つまり、板ばね部83はバッテリ本体71のストッパとしても機能する。係止爪84による係止位置は、図3に示すように上下方向においてバッテリ本体71の略中央に位置し、図5に示すように前後方向においてバッテリ7の重心位置Gよりも前方側に位置する。これにより、保持部材82はバッテリ7を強固に保持することができる。
図4及び図5に示すように、筐体パネル5の左側の側面56(一面に隣接する他の面)には、バッテリ収納部8に対応する位置に挿入口57が形成される。挿入口57は、筐体パネル5の左方の側壁55を貫通して形成された、筐体2の外部とバッテリ収納部8の内部とを連通する貫通孔である。挿入口57は、バッテリ収納部8から取り外されたバッテリカバー9の突出部92,93(図6参照)を挿入可能な大きさ及び形状に形成される。図3に示すように、挿入口57は、保持部材82と実質的に同じ高さとなる位置に形成される。また、図5に示すように、挿入口57は、バッテリ収納部8に収納された状態のバッテリ本体71の重心位置Gよりも後方側(バッテリ7をバッテリ収納部8に挿入する方向において奥側)となる位置に形成される。
なお、挿入口57が形成される位置は、筐体パネル5の左側の側面56に限定されるものではない。例えば、バッテリ収納部8が筐体パネル5の右方寄りに配置される場合には、挿入口57は筐体パネル5の右側の側面に形成され、バッテリ収納部8が筐体パネル5の上方又は下方寄りに配置される場合には、挿入口57は筐体パネル5の上側又は下側の側面に形成されることとなる。つまり、挿入口57が形成される位置は、バッテリ収納部8が配置される筐体2の一面(例えば前面)に隣接する他の面(例えば上面、下面、左側面、右側面)であればよい。
また、図5に示す例では、挿入口57は前後方向においてバッテリ本体71の後端に対応する位置に形成されているが、重心位置Gよりも後方側であればよく、図5に示す位置よりも前方側としてもよい。
<バッテリカバーの構成>
次に、図6を用いて、バッテリカバー9の構成について説明する。図6(a)乃至図6(c)に示すように、バッテリカバー9(部品カバー)は、カバー本体部91(例えば長方形板状)と、2つの突出部92,93と、突起部94(例えば円柱状)と、引っ掛け部95とを有する。なお、以下では説明の便宜上、カバー本体部91の引っ掛け部95が設けられた側の面を表面91A、カバー本体部91の突出部92,93及び突起部94が設けられた側の面を裏面91Bと称して説明する。
図4に示すように、突出部92(第1突出部)は、バッテリカバー9をバッテリ収納部8に装着した際に、筐体パネル5に引っ掛かる引っ掛け部として機能する。図6(a)乃至図6(c)に示すように、突出部92は、カバー本体部91の裏面91Bにおける長手方向一方側(図6中上側)端部に配置されており、カバー本体部91の面方向(この例では図6中上側)に突出するように設けられる。また、突出部92は、当該突出部92の厚さ(図6(b)中左右方向の厚さ)が先端に向けて薄くなるように形成された傾斜部92aを有する。この傾斜部92aは、突出部92が挿入口57に挿入された際にバッテリ本体71と接触する側に形成される。また、突出部92は、厚さ方向(図6(b)中左右方向)に貫通した係合孔92bを有する。この係合孔92bは、プリント基板3の係合突起部33(図1(b)及び後述の図11参照)が挿通可能な形状及び大きさに形成される。また、突出部92は、先端部の一方側の角に面取り部92cを有する。これにより、突出部92は、幅方向の寸法が先端に向けて小さくなる形状となっており、挿入口57等への挿入が容易となる。
突出部92は、挿入口57に円滑に挿通可能なように、その幅方向寸法W1及び厚さ方向寸法D1が挿入口57の対応する寸法よりも若干小さくなるように形成される。また、突出部92の突出長さL1は、突出部92が挿入口57に挿入された際に、傾斜部92aがバッテリ本体71に接触し前方に押し出す機能を十分に発揮可能な長さに設定される(後述の図8参照)。
図4に示すように、突出部93(第2突出部)は、バッテリカバー9をバッテリ収納部8に装着した際に、突出部92が引っ掛けられた状態で筐体パネル5の図示しない係止部と係止することでバッテリカバー9を保持する保持部として機能する。図6(a)乃至図6(c)に示すように、突出部93は、カバー本体部91の裏面91Bにおける長手方向他方側(図6中下側)端部に配置されており、カバー本体部91の厚さ方向(この例では図6(b)中右側)に突出するように設けられる。また、突出部93は、筐体パネル5の図示しない係止部と係止する係止爪93aを有する。なお、突出部93は、突出部92と異なり、挿入口57に挿入された際にバッテリ本体71と接触する側に傾斜部を有していないが、当該傾斜部を有する構成としてもよい。
突出部93は、突出部92と同様に、挿入口57に円滑に挿通可能なように、その幅方向寸法W2及び厚さ方向寸法D2が挿入口57の対応する寸法よりも小さくなるように形成される。突出部93の突出長さL2は、突出部92の突出長さL1よりも小さくなっており、突出部93が挿入口57に挿入された際に、先端がバッテリ本体71に接触可能な長さに設定される(後述の図10参照)。また、突出部93の幅方向寸法W2は、突出部92の幅方向寸法W1とほぼ等しい。なお、突出長さL1,L2の大小関係は上記に限定されるものではなく、例えば等しい長さとしてもよいし、上記と反対にL2をL1よりも長くしてもよい。また、幅方向寸法W1,W2も必ずしも同じ寸法とする必要はなく、互いに異なる寸法としてもよい。
突起部94は、カバー本体部91の裏面91Bにおける長手方向一方側(図6中上側)且つ短手方向一方側(図6(c)中左下方向)の角部近傍に配置される。この突起部94は、プリント基板3の切り欠き部34(図1(b)及び後述の図11参照)に挿入可能な大きさに形成されており、且つ、切り欠き部34内で回転可能なように例えば円柱状に形成されている。なお、突起部94の配置位置は上記に限定されるものではないが、プリント基板3の引き抜きの際に突起部94が切り欠き部34に挿入されてバッテリカバー9が回転される都合上、カバー本体部91の四隅のいずれかの角部近傍が好ましい。また、突起部94の形状は円柱状に限定されるものではなく、例えば円筒状や球体状等、切り欠き部34内で回転可能な形状であればよい。
引っ掛け部95は、カバー本体部91の表面91Aの長手方向他方側(図6中下側)端部に配置されている。引っ掛け部95は、表面91Aより盛り上がるように形成され、長手方向他方側(図6中下側)端部に凹部95a(後述の図8(a)参照)を有する。これにより、バッテリカバー9をバッテリ収納部8から取り外す際に、ユーザが凹部に指を引っ掛け可能に構成される。引っ掛け部95が、突出部93に対応する位置(表裏反対側の位置)に配置されることにより、上述した突出部93による保持(筐体パネル5の係止部との係止)を解除し易くなっている。
以上の構成により、バッテリカバー9は、バッテリ7のバッテリ収納部8からの取り外し、プリント基板3の筐体2からの引き抜き、筐体パネル5の筐体ケース4からの取り外し、フェースパネル6の筐体パネル5からの取り外し等、多様な用途に用いることができる。以下、この詳細について説明する。
<バッテリの取り外し>
図7乃至図10を用いて、バッテリカバー9を用いてバッテリ7をバッテリ収納部8から取り外す手法について説明する。まず、バッテリカバー9の突出部92を用いたバッテリ7の取り外し手法について、図7及び図8を用いて説明する。
図7に示すように、バッテリ収納部8からバッテリカバー9を取り外し、そのバッテリカバー9の突出部92を、筐体パネル5の側面56の挿入口57に挿入することにより、バッテリ7をバッテリ収納部8から容易に取り外すことができる。具体的には、突出部92が挿入口57に挿入されると、図8(a)に示すように、突出部92の先端の傾斜部92aがバッテリ本体71の後端部近傍(重心Gより後方側)に接触する。この状態では、バッテリ本体71は係止爪84により係止されており、バッテリ7は保持部材82により保持されている。そして、図8(b)に示すように、突出部92がさらに挿入されると、傾斜部92aの傾斜角によりバッテリ本体71が前方に押し出される。これにより、保持部材82の板ばね部83が開き、係止爪84による係止が解除される。なおこのとき、カバー本体部91の端部91aが側面56に突き当たり、ストッパとしての役割を果たす。以上の結果、図8(c)に示すように、バッテリ本体71は保持部材82による保持が解除され前方に押し出された状態となるので、ユーザはバッテリ本体71を指で把持してバッテリ収納部8より容易に取り外すことができる。
なお、前述のように、突出部92の幅方向寸法W1及び厚さ方向寸法D1は、挿入口57の対応する寸法よりも若干小さい。この寸法の余裕分により、突出部92を挿入口57に挿入した状態で、図8(b)の想像線による矢印X1に示すようにバッテリカバー9を後方に揺動させることも可能である。これにより、突出部92の傾斜部92aを前方に揺動させて、バッテリ本体71の押し出し効果を高めることができる。
なお、突出部92は、カバー本体部91の面方向に突出した構成であるので、当該突出部92を筐体パネル5の挿入口57に挿入する際には、図7及び図8に示すように、バッテリカバー9の長手方向を筐体パネル5の側面56に対し略垂直となる姿勢とする必要があり、比較的大きな作業スペースが必要となる。したがって、上述のバッテリカバー9の突出部92を用いたバッテリ7の取り外しは、モータ制御装置1の側方に十分な作業スペースを確保できる場合に好適である。
次に、バッテリカバー9の突出部93を用いたバッテリ7の取り外し手法について、図9及び図10を用いて説明する。
図9に示すように、バッテリ収納部8からバッテリカバー9を取り外し、そのバッテリカバー9の突出部93を、筐体パネル5の側面56の挿入口57に挿入することにより、バッテリ7をバッテリ収納部8から容易に取り外すことができる。具体的には、突出部93が挿入口57に挿入されると、図10(a)に示すように、突出部93の先端がバッテリ本体71の後端部近傍(重心Gより後方側)に接触する。ここでは、カバー本体部91の裏面91Bが側面56に突き当たり、ストッパとしての役割を果たす。この状態では、バッテリ本体71は係止爪84により係止されており、バッテリ7は保持部材82により保持されている。そして、図10(b)に示すように、突出部93の厚さ方向寸法D2が挿入口57の対応する寸法よりも小さいことを利用して、この寸法の余裕分により、突出部93を挿入口57に挿入した状態で、図10(b)の矢印X2に示すようにバッテリカバー9を前方に引く。これにより、突出部93が前方に移動してバッテリ本体71が前方に押し出され、保持部材82の板ばね部83が開き、係止爪84による係止が解除される。以上の結果、図10(c)に示すように、バッテリ本体71は保持部材82による保持が解除され前方に押し出された状態となるので、ユーザはバッテリ本体71を指で把持してバッテリ収納部8より容易に取り外すことができる。
なお、突出部93は、カバー本体部91の厚さ方向に突出した構成であるので、当該突出部93を筐体パネル5の挿入口57に挿入する際には、図9及び図10に示すように、バッテリカバー9の面方向が筐体パネル5の側面56に略平行な姿勢となり、比較的小さな作業スペースで済む。したがって、上述のバッテリカバー9の突出部93を用いたバッテリ7の取り外しは、モータ制御装置1の側方に十分な作業スペースを確保できない場合に好適である。
なお、上記では、突出部93を挿入口57に挿入した状態で、バッテリカバー9を前方に引くことでバッテリ7を取り外すようにしたが、突出部93を突出部92と同様に構成し(突出長さL2を長くして先端に傾斜部を形成)、突出部92の場合と同様に、バッテリカバー9を前方に引かなくてもバッテリ7が押し出される構成としてもよい。
<プリント基板の引き抜き>
図11乃至図13を用いて、バッテリカバー9を用いてプリント基板3を筐体2から引き抜く手法について説明する。まず、バッテリカバー9の突起部94を用いたプリント基板3の引き抜き手法について、図11及び図12を用いて説明する。
図11に示すように、筐体2内に挿抜されるプリント基板3は、上側の縁部3aの前方寄りに切り欠き部34を有する。切り欠き部34には、バッテリカバー9の突起部94が上方より挿入され、はめ合わされる。また、切り欠き部34は、はめ合わされた突起部94(例えば円柱状)が当該切り欠き部34内で回転可能な形状(例えば長穴状)に形成される。一方、プリント基板3は、縁部3aの前端に、係合突起部33を有する。この係合突起部33は、切り欠き部34を形成することにより、当該切り欠き部34と前側の縁部3bとの間に形成される。
図11に示すように、プリント基板3の後方には、嵌合コネクタ35が設置される。この嵌合コネクタ35は、図12に示すように、筐体ケース4に固定されたマザーボード基板43の嵌合コネクタ44に嵌合される。なお、図11では、プリント基板3に設置されるその他のコネクタ(前述のコネクタ31,32を含む)や素子、回路等の図示を省略している。一方、図12に示すように、筐体パネル5は、上壁58の前方側に突起部59を有する。図1に示すように、突起部59は係止爪54の相互間等に、各プリント基板3に対応して複数配置される。突起59の前方側の先端は、例えば丸みを有する曲面形状に形成される。
プリント基板3を筐体2から引き抜く際には、図12(a)に示すように、ユーザは、バッテリカバー9を、カバー本体部91の面方向とプリント基板3の面方向とが略一致し、且つ、カバー本体部91の裏面91Bが左方を向く姿勢で、開口部51より差し込む。そして、バッテリカバー9の突起部94がプリント基板3の切り欠き部34に挿入される。次に、図12(b)に示すように、ユーザは、バッテリカバー9のカバー本体部91の端部91bを筐体パネル5の突起部59の先端に当接させ、そこを支点としてバッテリカバー9を矢印X3方向に回転させる。これにより、プリント基板3が前方に移動し、嵌合コネクタ35が嵌合コネクタ44から引き抜かれる。このようにして、てこの原理により小さな力でプリント基板3を容易に前方に引き抜くことができる。
次に、バッテリカバー9の突出部92の係合孔92bを用いたプリント基板3の引き抜き手法について、図13を用いて説明する。前述のように、バッテリカバー9の突出部92に貫通して設けられた係合孔92bは、プリント基板3の係合突起部33が挿通可能に構成される。プリント基板3を筐体2から引き抜く際には、図13(a)に示すように、ユーザは、バッテリカバー9を、カバー本体部91の面方向が筐体パネル5の上壁58に対し傾斜した姿勢で、後方に向けて挿入する。このとき、突出部92は、係止爪54とプリント基板3との間に挿入される。
次に、図13(b)に示すように、ユーザはバッテリカバー9を矢印X4方向に回転させて、プリント基板3の係合突起部33を係合孔92bに挿通させる。これにより、バッテリカバー9にプリント基板3を引っ掛けることができる。そして、図13(c)に示すように、ユーザはバッテリカバー9を前方に引っ張ることで、プリント基板3を筐体2から引き抜くことができる。
<筐体パネルの取り外し>
図14及び図15を用いて、バッテリカバー9を用いて筐体パネル5を筐体ケース4から取り外す手法について説明する。まず、バッテリカバー9の突出部92を用いた筐体パネル5の取り外し手法について、図14を用いて説明する。
前述のように、筐体ケース4と筐体パネル5とは、筐体パネル5の係止爪53が対応する筐体ケース4の係止孔42とそれぞれ係止することによって、連結される。筐体パネル5を筐体ケース4から取り外す際には、図14(a)に示すように、ユーザは、カバー本体部91の裏面91Bが前方を向く姿勢で、バッテリカバー9の突出部92を係止孔42に差し込む。これにより、係止爪53が押し込まれ、係止爪53と係止孔42との係止を解除することができる。この係止爪53と係止孔42との係止の解除を左右両側の4箇所について行うことで、図14(b)に示すように、筐体パネル5を筐体ケース4から取り外すことができる。
なお、バッテリカバー9の姿勢は裏面91Bが前方を向く姿勢に限定されるものではなく、表面91Aが前方を向く姿勢で突出部92を係止孔42に差し込んでもよい。但し、突出部92の傾斜部92aが前方側を向く場合、突出部92の先端を係止爪53と係止孔42との隙間に挿入し易くなるので、裏面91Bが前方を向く姿勢とする方が好ましい。
上述のバッテリカバー9の突出部92を用いた筐体パネル5の取り外しは、前述のようにモータ制御装置1の側方に十分な作業スペースを確保できる場合に好適である。
次に、バッテリカバー9の突出部93を用いた筐体パネル5の取り外し手法について、図15を用いて説明する。筐体パネル5を筐体ケース4から取り外す際には、図15(a)に示すように、ユーザは、突出部92が前方を向く姿勢で、バッテリカバー9の突出部93を係止孔42に差し込む。これにより、係止爪53が押し込まれ、係止爪53と係止孔42との係止を解除することができる。この係止爪53と係止孔42との係止の解除を左右両側の4箇所について行うことで、図15(b)に示すように、筐体パネル5を筐体ケース4から取り外すことができる。
なお、バッテリカバー9の姿勢は突出部92が前方を向く姿勢に限定されるものではなく、突出部92が後方を向く姿勢で突出部93を係止孔42に差し込んでもよい。上述のバッテリカバー9の突出部93を用いた筐体パネル5の取り外しは、前述のようにモータ制御装置1の側方に十分な作業スペースを確保できない場合に好適である。
<フェースパネルの取り外し>
図16及び図17を用いて、バッテリカバー9を用いてフェースパネル6を筐体パネル5から取り外す手法について説明する。まず、バッテリカバー9の突出部92を用いたフェースパネル6の取り外し手法について、図16を用いて説明する。
前述のように、筐体パネル5とフェースパネル6とは、筐体パネル5の係止爪54が対応するフェースパネル6の係止孔63とそれぞれ係止することによって、連結される。フェースパネル6を筐体パネル5から取り外す際には、図16(a)に示すように、ユーザは、カバー本体部91の表面91Aが前方を向く姿勢で、バッテリカバー9の突出部92を係止孔63に差し込む。これにより、係止爪54が押し込まれ、係止爪54と係止孔63との係止を解除することができる。図16(b)に示すように、この係止爪54と係止孔63との係止の解除を上下2箇所のいずれか一方(この例では上方1箇所)について行うことで、他方については自然に係止が解除されるので、フェースパネル6を筐体パネル5から取り外すことができる。
なお、バッテリカバー9の姿勢は表面91Aが前方を向く姿勢に限定されるものではなく、裏面91Bが前方を向く姿勢で突出部92を係止孔63に差し込んでもよい。但し、突出部92の傾斜部92aが後方側を向く場合、突出部92の先端を係止爪54と係止孔63との隙間に挿入し易くなるので、表面91Aが前方を向く姿勢とする方が好ましい。
上述のバッテリカバー9の突出部92を用いた筐体パネル5の取り外しは、前述のようにモータ制御装置1の上方に十分な作業スペースを確保できる場合に好適である。
次に、バッテリカバー9の突出部93を用いた筐体パネル5の取り外し手法について、図17を用いて説明する。フェースパネル6を筐体パネル5から取り外す際には、図17(a)に示すように、ユーザは、突出部92が前方を向く姿勢で、バッテリカバー9の突出部93を係止孔63に差し込む。これにより、係止爪54が押し込まれ、係止爪54と係止孔63との係止を解除することができる。図17(b)に示すように、この係止爪54と係止孔63との係止の解除を上下2箇所のいずれか一方(この例では上方1箇所)について行うことで、他方については自然に係止が解除されるので、フェースパネル6を筐体パネル5から取り外すことができる。
なお、バッテリカバー9の姿勢は突出部92が前方を向く姿勢に限定されるものではなく、突出部92が後方を向く姿勢で突出部93を係止孔63に差し込んでもよい。上述のバッテリカバー9の突出部93を用いた筐体パネル5の取り外しは、前述のようにモータ制御装置1の上方に十分な作業スペースを確保できない場合に好適である。
<実施形態の効果>
本実施形態のモータ制御装置1では、バッテリ7を収納するバッテリ収納部8に着脱されるバッテリカバー9が突出部92,93を備える。バッテリ7をバッテリ収納部8から取り外す際に、バッテリ収納部8からバッテリカバー9を取り外し、そのバッテリカバー9の突出部92,93のいずれか一方を、筐体パネル5の側面56におけるバッテリ収納部8に対応する位置に形成された挿入口57に挿入する。これにより、突出部92,93がバッテリ収納部8に収納されたバッテリ7に接触し、バッテリ7を前方に押し出すことができるので、ユーザはバッテリ7の取り外しを容易に行うことができる。
特に、本実施形態のようにバッテリ7がバッテリケーブル72を備える場合、仮にバッテリカバー9がバッテリ7の取り外しに使えない構成である場合には、バッテリケーブル72を手で引っ張ることでバッテリ7の取り外しを行うことが考えられる。本実施形態では、そのようなケーブルの引っ張りを行うことなくバッテリ7を容易に取り外すことができるので、バッテリケーブル72の断線等を防止できる。
また、本実施形態では特に、バッテリカバー9が、2つの突出部92,93を有する。突出部92はカバー本体部91の面方向に突出するので、当該突出部92を筐体パネル5の挿入口57に挿入する場合には、比較的大きな作業スペースが必要となる。一方、突出部93はカバー本体部91の厚さ方向に突出するので、当該突出部93を挿入口57に挿入する場合には、比較的小さな作業スペースで済む。したがって、モータ制御装置1の周囲のスペースに応じて突出部92と突出部93とを使い分けることが可能となり、バッテリ7の取り外しの作業性を向上することができる。
また、突出部92と突出部93を、バッテリカバー9をバッテリ収納部8に装着する際の引っ掛け部と保持部としても兼用することができるので、引っ掛け部や保持部とは別に新たな突出部を設ける必要が無くなり、バッテリカバー9の構造を簡素化できる。
また、本実施形態では特に、突出部92が、厚さが先端に向けて薄くなるように形成された傾斜部92aをバッテリ7と接触する側に備える。これにより、突出部92を筐体パネル5の挿入口57に挿入した際に、傾斜部92aに接触したバッテリ7が突出部92の挿入動作に応じて前方に押し出されることとなるので、バッテリ7の押し出し効果を高めることができる。また、突出部92の先端を尖らせることができるので、突出部92の先端の引っかかりがなくなり、挿入口57や係止孔42,63等への挿入が容易となる効果もある。
また、本実施形態では特に、挿入口57が、筐体パネル5の側面56における、バッテリ収納部8に収納された状態のバッテリ7(バッテリ本体71)の重心位置Gよりも後方側となる位置に形成される。これにより、挿入口57より挿入された突出部92,93の先端をバッテリ7の重心位置よりも後方側に接触させることができるので、バッテリ7を前方側に円滑に押し出すことができる。
また、本実施形態では特に、バッテリ収納部8に収納されたバッテリ7が保持部材82により保持される。これにより、バッテリ7のガタつきや脱落を防止できる。また、挿入口57が、筐体パネル5の側面56における、保持部材82と実質的に同じ高さとなる位置に形成される。これにより、突出部92,93を挿入口57に挿入した際に、突出部92,93の先端を保持部材82による保持位置と同じ高さ位置でバッテリ7に接触させることができるので、保持部材82による保持の解除の確実性を高めることができる。
また、本実施形態では特に、バッテリカバー9が突起部94(例えば円柱状)を有する。この突起部94は、プリント基板3を筐体2より引き抜く際に、プリント基板3の切り欠き部34に挿入される。そして、ユーザは、バッテリカバー9の端部91bを筐体パネル5に設けられた突起部59に当接させ、そこを支点としてバッテリカバー9を回転させることで、てこの原理によりプリント基板3を小さな力で容易に引き抜くことができる。
また、本実施形態では特に、バッテリカバー9の突出部92が係合孔92bを有する。ユーザは、プリント基板3を筐体2より引き抜く際に、突出部92の係合孔92bにプリント基板3の係合突起部33を挿通することにより、突出部92にプリント基板3を引っ掛けることができる。これにより、バッテリカバー9を引っ張ることでプリント基板3を筐体2より引き抜くことができるので、プリント基板3の引き抜き作業が容易となる。
また、本実施形態では特に、筐体パネル5が、筐体ケース4に設けられた係止孔42との係止をバッテリカバー9の突出部92,93により解除可能に構成された複数の係止爪53を有する。これにより、バッテリカバー9の突出部92,93を用いて、筐体パネル5の筐体ケース4からの取り外しを行うことができる。
また、本実施形態では特に、筐体パネル5が、フェースパネル6に設けられた係止孔63との係止をバッテリカバー9の突出部92,93により解除可能に構成された複数の係止爪54を有する。これにより、バッテリカバー9の突出部92,93を用いて、フェースパネル6の筐体パネル5からの取り外しを行うことができる。
また、本実施形態によれば、バッテリ7のバッテリ収納部8からの取り外し、プリント基板3の筐体2からの引き抜き、筐体パネル5の筐体ケース4からの取り外し、フェースパネル6の筐体パネル5からの取り外し等が可能な、多機能なバッテリカバー9を実現することができる。また、バッテリカバー9が指を引っ掛け可能な引っ掛け部95を有するので、バッテリカバー9をバッテリ収納部8から取り外し易くすることができる。
<変形例>
なお、開示の実施形態は、上記に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、以上では、モータ制御装置1を一例として説明したが、このような制御機器に限定されるものではなく、上記実施形態で説明した技術は、筐体に部品が内蔵される電子機器であれば適用可能である。また以上では、モータ制御装置1に付属する部品の一例として、バッテリ7を取り外す場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えばUSBメモリ等の電子機器に付属する部品でもよい。
なお、以上の説明における「垂直」とは、厳密な意味での垂直ではない。すなわち、「垂直」とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に垂直」という意味である。また、以上の説明における「平行」とは、厳密な意味での平行ではない。すなわち、「平行」とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に平行」という意味である。また、以上の説明における「等しい」とは、厳密な意味ではない。すなわち、「等しい」とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に等しい」という意味である。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、上記実施形態や各変形例は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 モータ制御装置(電子機器)
2 筐体
3 プリント基板
4 筐体ケース
5 筐体パネル
6 フェースパネル
7 バッテリ(部品)
8 バッテリ収納部(収納部)
9 バッテリカバー(部品カバー)
33 係合突起部
34 切り欠き部
42 係止孔(第1係止孔)
51 開口部
52 前面(一面)
53 係止爪(第1係止爪)
54 係止爪(第2係止爪)
56 側面(一面に隣接する他の面)
57 挿入口
63 係止孔(第2係止孔)
82 保持部材
91 カバー本体部
92 突出部(第1突出部)
92a 傾斜部
92b 係合孔
93 突出部(第2突出部)
94 突起部
95 引っ掛け部

Claims (11)

  1. 筐体と、
    前記筐体の一面に配置され、前記モータ制御装置に付属する部品が収納されるように構成された収納部と、
    カバー本体部、及び、前記カバー本体部に設けられた突出部を備え、前記収納部に着脱される部品カバーと、
    前記筐体の前記一面に隣接する他の面の前記収納部に対応する位置に形成され、前記収納部から取り外された前記部品カバーの前記突出部を挿入可能に構成された挿入口と、を有する
    ことを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記部品カバーは、
    前記突出部として、前記カバー本体部の面方向に突出した第1突出部及び前記カバー本体部の厚さ方向に突出した第2突出部の少なくとも一方を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 前記部品カバーは、
    前記突出部の厚さが先端に向けて薄くなるように形成された傾斜部を前記部品と接触する側に備えた前記突出部を有する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のモータ制御装置。
  4. 前記挿入口は、
    前記他の面における、前記収納部に収納された状態の前記部品の重心位置よりも前記部品を前記収納部に挿入する方向において奥側となる位置に形成される
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
  5. 前記収納部は、
    収納された前記部品を保持可能に構成された保持部材を有し、
    前記挿入口は、
    前記他の面における、前記保持部材と実質的に同じ高さとなる位置に形成される
    ことを特徴とする請求項4に記載のモータ制御装置。
  6. 前記筐体内に挿抜され、縁部に切り欠き部を備えたプリント基板をさらに有し、
    前記部品カバーは、
    前記プリント基板が前記筐体より引き抜かれる際に、前記プリント基板の前記切り欠き部に挿入される突起部を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
  7. 前記プリント基板は、
    前記縁部に係合突起部を有し、
    前記部品カバーは、
    前記プリント基板が前記開口部より引き抜かれる際に、前記プリント基板の前記係合突起部が挿通される係合孔を備えた前記突出部を有する
    ことを特徴とする請求項6に記載のモータ制御装置。
  8. 前記筐体は、
    筐体ケースと、
    前記筐体ケースに着脱され、前記収納部を備えた筐体パネルと、
    前記筐体ケース及び前記筐体パネルの一方に備えられ、前記筐体ケース及び前記筐体パネルの他方に設けられた第1係止孔との係止を前記部品カバーの前記突出部により解除可能に構成された複数の第1係止爪と、を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
  9. 前記筐体は、
    前記筐体パネルに着脱され、プリント基板が挿抜される開口部を覆うフェースパネルと、
    前記筐体パネル及び前記フェースパネルの一方に備えられ、前記筐体パネル及び前記フェースパネルの他方に設けられた第2係止孔との係止を前記部品カバーの前記突出部により解除可能に構成された複数の第2係止爪と、を有する
    ことを特徴とする請求項8に記載のモータ制御装置。
  10. 前記部品カバーは、
    前記カバー本体部と、
    前記カバー本体部の長手方向一方側の端部の一方側の面に形成され、前記カバー本体部の面方向に突出した、前記突出部としての第1突出部と、
    前記カバー本体部の長手方向他方側の端部の前記一方側の面に形成され、前記カバー本体部の厚さ方向に突出した、前記突出部としての第2突出部と、
    前記カバー本体部の長手方向一方側の角部近傍の前記一方側の面に形成され、前記筐体内に挿抜されるプリント基板の切り欠き部に挿入される突起部と、
    前記カバー本体部の長手方向他方側の端部の他方側の面に形成され、指を引っ掛け可能に構成された引っ掛け部と、を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
  11. 電子機器であって、
    筐体と、
    前記筐体の一面に配置され、前記電子機器に付属する部品が収納されるように構成された収納部と、
    カバー本体部、及び、前記カバー本体部に設けられた突出部を備え、前記収納部に着脱される部品カバーと、
    前記筐体の前記一面に隣接する他の面の前記収納部に対応する位置に形成され、前記収納部から取り外された前記部品カバーの前記突出部を差し込み可能に構成された挿入口と、を有する
    ことを特徴とする電子機器。
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