JP2015088446A - セル間接続部材接合構造およびセル間接続部材接合方法 - Google Patents

セル間接続部材接合構造およびセル間接続部材接合方法 Download PDF

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Abstract

【課題】長期使用によっても破断剥離の発生しにくいセル間接続部材接合構造を提供すること。
【解決手段】固体酸化物形燃料電池用セルに用いられる空気極31に、セル間接続部材1を接合するためのセル間接続部材接合構造であって、セル間接続部材1の基材11に、コバルトマンガン系酸化物CoxMny4または、亜鉛コバルトマンガン系酸化物ZnzCoxMny4からなる保護膜12を設けるとともに、保護膜12と空気極31との間を、燃料電池の通電条件下で元素拡散が生じ、保護膜形成材料との間に拡散接合が生じる保護膜形成材料と同系酸化物材料からなる接合材4で接着接合してある。
【選択図】図3

Description

本発明は、固体酸化物型燃料電池(以下、適宜「SOFC」と記載する。)用セルに用いられる空気極に、セル間接続部材を接合するためのセル間接続部材接合構造およびセル間接続部材接合構造を得るための方法に関する。
かかるSOFC用セルは、電解質膜の一方面側に空気極を接合するとともに、同電解質膜の他方面側に燃料極を接合してなる単セルを、空気極または燃料極に対して電子の授受を行う一対の電子伝導性の基材(セル間接続部材)により挟み込んだ構造を有する。
そして、このようなSOFC用セルは、例えば700〜900℃程度の作動温度で作動し、空気極側から燃料極側への電解質膜を介した酸化物イオンの移動に伴って、一対の電極間に起電力が発生し、その起電力を外部に取り出し利用することができる。セル間接続部材にはインターコネクタやインターコネクタを介してセル間を電気的に接続する部材(集電部材)等が該当する。インターコネクタは燃料と空気の隔壁となる部材である。
近年の開発の進展に伴い、SOFCの作動温度が下がってきている。従来の燃料電池の作動温度は1000℃程度であり、耐熱性の観点からランタンクロマイトに代表される金属酸化物が使用されていたが、最近は作動温度が700℃〜800℃まで下がっており、合金が使用できるようになってきた。合金使用により、コストダウン、ロバスト性の向上が期待できる。
また、SOFC用セルは、その製造工程において、セル間接続部材用の基材と空気極および燃料極との間の接触抵抗をできるだけ小さくするなどの目的で、それらを積層した状態で、燃料電池の作動温度よりも高い1000℃〜1250℃程度の焼成温度で焼成する焼成処理を行う場合がある(例えば、特許文献1、2を参照。)。
一方、SOFC用セルで利用されるセル間接続部材用の基材の表面に、単一系酸化物に不純物をドープしてなるn型半導体保護膜を形成し、このような保護膜形成処理を行うことによって、合金中に含まれるCrが飛散し易い6価の酸化物へと酸化されることを抑制しようとする技術もあった(例えば、特許文献3を参照。)。
このようなSOFC用セルで利用されるセル間接続部材を空気極に接合する場合、通常空気極と同材料の接合材が用いられる場合が多い。
同材料の接合材が用いられることで、空気極との間の接合性を高くするとともに、焼成条件を、空気極がシンタリングしない程度に抑制することができる。また、セル間接合部材に設けられる保護膜材料に対しても十分な接合力を発揮する。
また、接合材としてスピネル構造を備えた金属酸化物材料を用いることも検討されている(特許文献4)。
特開2004−259643号公報 国際公開WO2009/131180号パンフレット 国際公開WO2007/083627号パンフレット 特許4866955号公報
しかし、空気極に用いられる材料を接合材として用いた場合には、燃料電池の長期使用に伴って徐々に劣化して、セル間接続部材上に設けた保護膜との接合材との間において破断剥離することがあることが見出された。これは、燃料電池の寿命が上記破断剥離により規制されることを意味し、燃料電池を長寿命なものとする妨げになっているものと考えられる。
また、接合材としてスピネル構造を備えた金属酸化物材料を用いる場合には、空気極とセル間接続部材とを直接接合することが考えられているものの、保護膜と接合材の破断剥離は問題とされておらず、防止保護膜と空気極との間を強固にかつ長期耐久性高く接合する技術は研究されていなかった。
そこで、本発明は上記実状に鑑み、長期使用によっても破断剥離の発生しにくいセル間接続部材接合構造を提供することを目的とする。
今般、本発明者らは、破断剥離が接合材における保護膜と接合している界面の内側部位において起こっており、おもに、燃料電池の使用時の通電発熱による前記接合材の劣化が原因と考えられることを見出している。そして、上記問題を改善するために、燃料電池の製造時の加熱条件のほかに、燃料電池の使用条件を加味して前記接合材の材質を適切に選択する必要があることに想到した。そして、鋭意研究の結果、前記保護膜と、接合材とを選択する際に、燃料電池の通電条件下での元素拡散が利用できることを実験的に明らかにした。
〔構成1〕
上記目的を達成するための本発明のセル間接続部材接合構造は、固体酸化物形燃料電池用セルに用いられる空気極に、セル間接続部材を接合するためのセル間接続部材接合構造であって、
セル間接続部材の基材に、コバルトマンガン系酸化物CoxMny4(0<x、y<3、x+y=3)または、亜鉛コバルトマンガン系酸化物ZnzCoxMny4(0<x、y、z<3、x+y+z=3)からなる保護膜を設けるとともに、前記保護膜と空気極との間を、燃料電池の通電条件下で元素拡散が生じ、保護膜形成材料との間に拡散接合が生じる保護膜形成材料と同系酸化物材料からなる接合材で接着接合してあることを特徴とする。
〔作用効果1〕
コバルトマンガン系酸化物CoxMny4(0<x、y<3、x+y=3)または、亜鉛コバルトマンガン系酸化物ZnzCoxMny4(0<x、y、z<3、x+y+z=3)からなる保護膜は、基材として用いられる種々材料との密着性が高く、受熱に対する耐久性が高く、かつ、緻密層を形成した際に、スピネル構造の酸素バリア性が高く、Cr飛散防止効果の高い保護膜に形成されることが明らかになっている。また、スピネル構造を有する保護膜材料の中でも、上記保護膜は、基材、空気極等との熱膨張率の不一致(差)が小さく、特に製造工程時(保護膜の焼成時)において、一度は晒される800℃〜1000℃の環境下においても基材、空気極等との熱膨張率の不一致(差)が小さいうえに、Crの飛散抑制効果がきわめて高いことを見出している。
この保護膜に対して、前記保護膜と空気極との間を、燃料電池の通電条件下で元素拡散が生じ、保護膜形成材料との間に拡散接合が生じる保護膜形成材料と同系酸化物材料からなる接合材を用いて接合すると、前記接合材は、前記保護膜と同系酸化物材料であるため、接合能力が高く、また、上記熱膨張率の観点からも、空気極に対しても接着性の高い材料であることがわかる。
ここで、同系という場合、たとえば、CoxMny4(0<x、y<3、x+y=3)からなる保護膜に対してCoxMny4(0≦x、y≦3、x+y=3)からなる接合材、ZnzCoxMny4(0<x、y、z<3、x+y+z=3)からなる保護膜に対してZnzCoxMny4(0≦x、y、z≦3、x+y+z=3)からなる接合材のように、主要な元素構成が共通しており、元素拡散が生じる共通の金属元素を備えるものをさす。
そのうえ、前記接合材は、燃料電池の通電条件下で元素拡散が生じ、保護膜形成材料との間に拡散接合が生じるものであるから、前記接合材は長期使用にしたがって、接合材における保護膜と接合している界面の内側部位において破断剥離を起こしにくく、逆に拡散接合によって前記保護膜と強固に一体化するものであるから、長期使用に対して信頼性の高い構造とすることができる。
ここで、拡散接合とは、接合面間に生じる元素の拡散を利用して接合する強度を増す現象をさし、一般的には加圧、加熱を要することを前提とするが、本願では、同様の現象が燃料電池の使用時の通電、発熱等の作用によって生起される場合を含むものとする。
〔構成2〕
前記保護膜形成材料がZn(Co,Mn)O4であり、前記接合材が、Co1.5Mn1.54、Co2MnO4、Co34から選ばれる少なくとも一種の酸化物材料とすることができる。
〔構成3〕
また、前記保護膜形成材料がCo1.5Mn1.54であり、前記接合材が、Co2MnO4、Co34から選ばれる少なくとも一種の酸化物材料とすることができる。
〔作用効果2〕〔作用効果3〕
上記拡散接合を生起する保護膜と、接合材との組み合わせは、コバルトマンガン系酸化物CoxMny4(0<x、y<3、x+y=3)または、亜鉛コバルトマンガン系酸化物ZnzCoxMny4(0<x、y、z<3、x+y+z=3)からなる保護膜に対して、前記保護膜と同系の酸化物材料からなり、燃料電池の通電条件下で元素拡散が生じ、保護膜形成材料との間に拡散接合が生じる接合材であればよいが、このような組み合わせとしては、前記保護膜形成材料がZn(Co,Mn)O4であり、前記接合材が、Co1.5Mn1.54、Co2MnO4、Co34から選ばれる少なくとも一種の酸化物材料である場合、および、前記保護膜形成材料がCo1.5Mn1.54であり、前記接合材が、Co2MnO4、Co34から選ばれる少なくとも一種の酸化物材料である場合のいずれであっても、拡散接合による強固な一体化が望めることが実験的に明らかになっている。
特に、前記保護膜形成材料がZn(Co,Mn)O4であり、前記接合材が、Co1.5Mn1.54、Co2MnO4、Co34から選ばれる少なくとも一種の酸化物材料である場合、Zn成分の含まれる亜鉛コバルトマンガン系酸化物と、Zn成分の含まれないコバルトマンガン系酸化物との間では、主にマンガンの元素拡散が見られ、この元素拡散による拡散接合による保護膜と接合材との接合一体化が図られ、前記保護膜形成材料がCo1.5Mn1.54であり、前記接合材が、Co2MnO4、Co34から選ばれる少なくとも一種の酸化物材料である場合、Mn含有率の高いコバルトマンガン系酸化物からMn含有率の低いコバルトマンガン系酸化物へのマンガンの元素拡散が見られ、この元素拡散による拡散接合による保護膜と接合材との接合一体化が図られるものと考えられる。
すなわち、亜鉛コバルトマンガン系酸化物ZnzCoxMny4(0<x、y、z<3、x+y+z=3)からなる保護膜に対して、コバルトマンガン系酸化物CoxMny4(0≦x、y≦3、x+y=3)を選択すれば、燃料電池の通電条件下で元素拡散が生じ、保護膜形成材料との間に拡散接合が生じるものと考えられ、前記保護膜形成材料がCoxMny4(0<x、y<3、x+y=3)である場合、前記接合材が、Cox+αMny-αO4(0≦x、y、α≦3、x+y=3)を選択すれば、燃料電池の通電条件下で元素拡散が生じ、保護膜形成材料との間に拡散接合が生じるものと考えられる。
〔構成4〕
また、前記セル間接続部材の基材がSUS材であってもよい。
〔作用効果4〕
前記基材がSUSである場合、前述のように、コストダウン、ロバスト性の向上が期待できる。また、SUSはCrを含んでおり、作動環境である高温大気雰囲気で表面にCr23やMnCr24の酸化被膜を形成する。この酸化被膜は経時的に膜厚が厚くなり、電気抵抗が増大するとともに、作動環境である高温大気雰囲気で6価クロムの化合物として蒸発し、空気極を被毒させて劣化を引き起こすことが知られている(Cr被毒と呼ばれる)。そのため、その表面に耐熱性に優れた金属酸化物材料をコーティングして劣化を抑制するのに前記保護膜を有効に作用させることができる。
〔構成5〕
また、本発明のセル間接続部材接合方法の特徴構成は、固体酸化物形燃料電池用セルに用いられる空気極と、セル間接続部材を接合するセル間接続部材接合方法であって、セル間接続部材の基材に、コバルトマンガン系酸化物CoxMny4(0<x、y<3、x+y=3)または、亜鉛コバルトマンガン系酸化物ZnzCoxMny4(0<x、y、z<3、x+y+z=3)からなる保護膜を焼成・焼結して設け、前記保護膜と空気極との間を、燃料電池の通電条件下で元素拡散が生じ、保護膜形成材料との間に拡散接合が生じる保護膜形成材料と同系酸化物材料からなる接合材で接着接合するとともに、燃料電池作動温度〜950℃で焼成・焼結する点にある。
すなわち、上記セル間接続部材接合構造を得るに、保護膜を形成してなるセル間接合部材と空気極との間を、接合材により接着接合して燃料電池作動温度〜950℃で焼成・焼結する点にある。
〔作用効果5〕
上記構成によると、得られるセル間接続部材接合構造を、長期耐久性に優れたものとすることができる。そして、それらを接着接合する温度を燃料電池作動温度〜950℃とすることにより、上記セル間接続部材接合構造を得るに、保護膜を形成してなるセル間接合部材と空気極との間を接合する際に、焼成・焼結に要する時間を必要以上に短くすることなく、低温で焼成・焼結することができ、燃料電池の空気極などの他の構成要素に熱的な負荷をかけることなく燃料電池用セルを組み立てることができるようになる。
その結果、燃料電池として耐久性が高く長期使用が可能なセル間接続部材接合構造を提供することができるようになった。
固体酸化物形燃料電池の概略図 固体酸化物形燃料電池のセル間接続部材の使用形態を示す図 保護膜を形成したセル間接続部材試験片の断面図 セル間接続部材接合構造の長期耐久性を示すグラフ セル間接続部材接合構造の拡散接合を示すEPMA図 セル間接続部材接合構造の長期連続耐久試験の結果を示すグラフ セル間接続部材接合構造のサーマルサイクル試験の結果を示すグラフ セル間接続部材接合構造のサーマルサイクル試験の結果を示すグラフ
以下に、本発明のSOFC用セルおよび燃料電池用セル間接続部材を説明し、保護膜の製造方法およびその試験例を示す。なお、以下に好適な実施例を記すが、これら実施例はそれぞれ、本発明をより具体的に例示するために記載されたものであって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々変更が可能であり、本発明は、以下の記載に限定されるものではない。
<固体酸化物形燃料電池>
本発明にかかるSOFC用セル間接続部材およびその製造方法の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1および図2に示すSOFC用セルCは、酸化物イオン伝導性の固体酸化物の緻密体からなる電解質膜30の一方面側に、酸化物イオンおよび電子伝導性の多孔体からなる空気極31を接合するとともに、同電解質膜30の他方面側に電子伝導性の多孔体からなる燃料極32を接合してなる単セル3を備える。
さらに、SOFC用セルCは、この単セル3を、空気極31または燃料極32に対して電子の授受を行うとともに空気および水素を供給するための溝2が形成された一対の電子伝導性の合金または酸化物からなるセル間接続部材1により、適宜外周縁部においてガスシール体を挟持した状態で挟み込んだ構造を有する。そして、空気極31側の上記溝2が、空気極31とセル間接続部材1とが密着配置されることで、空気極31に空気を供給するための空気流路2aとして機能し、一方、燃料極32側の上記溝2が、燃料極32とセル間接続部材1とが密着配置されることで、燃料極32に水素を供給するための燃料流路2bとして機能する。セル間接続部材1はインターコネクタとセルC間を電気的に接続する部材が接続された構成となることもある。
なお、上記SOFC用セルCを構成する各要素で利用される一般的な材料について説明を加えると、例えば、上記空気極31の材料としては、LaMO3(例えばM=Mn,Fe,Co)中のLaの一部をアルカリ土類金属AE(AE=Sr,Ca)で置換した(La,AE)MO3のペロブスカイト型酸化物を利用することができ、上記燃料極32の材料としては、Niとイットリア安定化ジルコニア(YSZ)とのサーメットを利用することができ、さらに、電解質膜30の材料としては、イットリア安定化ジルコニア(YSZ)を利用することができる。
さらに、これまで説明してきたSOFC用セルCでは、セル間接続部材1の材料としては、電子伝導性および耐熱性の優れた材料であるLaCrO3系等のペロブスカイト型酸化物や、フェライト系ステンレス鋼であるFe−Cr合金や、オーステナイト系ステンレス鋼であるFe−Cr−Ni合金や、ニッケル基合金であるNi−Cr合金などのように、Crを含有する合金または酸化物が利用されている。
そして、複数のSOFC用セルCが積層配置された状態で、複数のボルトおよびナットにより積層方向に押圧力を与えて挟持され、セルスタックとなる。
このセルスタックにおいて、積層方向の両端部に配置されたセル間接続部材1は、燃料流路2bまたは空気流路2aの一方のみが形成されるものであればよく、その他の中間に配置されたセル間接続部材1は、一方の面に燃料流路2bが形成され他方の面に空気流路2aが形成されるものを利用することができる。なお、かかる積層構造のセルスタックでは、上記セル間接続部材1をセパレータと呼ぶ場合がある。
このようなセルスタックの構造を有するSOFCを一般的に平板型SOFCと呼ぶ。本実施形態では、一例として平板型SOFCについて説明するが、本願発明は、その他の構造のSOFCについても適用可能である。
そして、このようなSOFC用セルCを備えたSOFCの作動時には、図2に示すように、空気極31に対して隣接するセル間接続部材1に形成された空気流路2aを介して空気を供給するとともに、燃料極32に対して隣接するセル間接続部材1に形成された燃料流路2bを介して水素を供給し、例えば800℃程度の作動温度で作動する。すると、空気極31においてO2が電子e-と反応してO2-が生成され、そのO2-が電解質膜30を通って燃料極32に移動し、燃料極32において供給されたH2がそのO2-と反応してH2Oとe-とが生成されることで、一対のセル間接続部材1の間に起電力Eが発生し、その起
電力Eを外部に取り出し利用することができる。
<セル間接続部材>
前記セル間接続部材1は、図1、図3に示すように、例えば、フェライト系ステンレス合金製のセル間接続部材用の基材11の表面に保護膜12を設けて構成してある。そして、前記各単セル3の間に空気流路2a、燃料流路2bを形成しつつ接続可能にする溝板状に形成してある。
なお、セル間接続部材1の基材11としては、フェライト系ステンレス鋼が用いられることが多いが、耐熱性により優れたオーステナイト系ステンレス鋼であるFe−Cr−Ni合金や、ニッケル基合金であるNi−Cr合金などが用いられることもある。また、合金ではなく、(La,Ca)CrO3(カルシウムドープランタンクロマイト)に代表される金属酸化物が用いられることもある。
前記保護膜12は、導電性セラミックス材料を含有する塗膜形成用材料を、前記基材11にコーティング(例えばディップコーティング)することにより保護膜12を厚膜として形成してある。前記厚膜の膜厚としては、0.1μm〜100μmが好適である。
<保護膜>
一般的な成膜法としては、下記のようなものが挙げられる。
たとえば、ウエットコーティング法あるいは、ドライコーティング法によって形成することができる。
ウエットコーティング法としては、スクリーン印刷法、ドクターブレード法、スプレーコート法、インクジェット法、スピンコート法、ディップコート、電気めっき法、無電解めっき法、電着塗装法等が例示できる。また、ドライコーティング法としては、たとえば蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、化学気相成長(CVD)法、電気化学気相成長(EVD)法、イオンビーム法、レーザーアブレーション法、大気圧プラズマ成膜法、減圧プラズマ成膜法、溶射法等が例示できる。
しかし、ドライコーティング法として、CVD・EVD法や溶射法等は、保護膜形成のためのプロセスが複雑となる、保護膜の組成が安定しない等の欠点があるため、これらの方法に代えて、レーザーアブレーション法により保護膜を形成することも考えられている。
また、レーザーアブレーション法を採用すると、CVD・EVD法や溶射法に比べて、製造コストが高くなるため、現実的には、安価に保護膜を製造できる技術として、ウエットコーティング法が採用される場合が多い。
そのようなウエットコーティング法としては、スクリーン印刷法、ドクターブレード法、スプレーコート法、インクジェット法、スピンコート法、ディップコート、電気めっき法、無電解めっき法、電着塗装法等が例示できる。
例えば、電着塗装法を適用すれば、下記のような手法で保護膜を形成することができる。
金属酸化物微粒子を電着液1リットル当り100gになるように分散し、ポリアクリル酸等のアニオン型樹脂とを含有している混合液を用いて電着塗装を行った。ここでは、(金属酸化物微粒子:アニオン型樹脂)=(1:1)(質量比)とした。
前記混合液を用い、基材11をプラス、対極としてSUS304の極板にマイナスの極性として通電を行うことによって、基材11表面に未硬化の電着塗膜が形成される。
電着塗装は、公知の方法に従い、たとえば、前記混合液を満たした通電槽中に基材11を完全にまたは部分的に浸漬して陽極とし、通電することにより実施される。
電着塗装条件も特に制限されず、基材11である金属の種類、前記混合液の種類、通電槽の大きさおよび形状、得られるセル間接続部材1の用途などの各種条件に応じて広い範囲から適宜選択できるが、通常は、浴温度(前記混合液温度)10〜40℃程度、印加電圧10〜450V程度、電圧印加時間1〜10分程度、前記混合液の液温10〜40℃とすればよい。
なお、電着電圧、電着時間を変更することにより電着塗膜の膜厚をコントロールできる。また、基材に対して、種々前処理を行うこともできる。
この未硬化の電着塗膜が形成された基材11に加熱処理することによって、基材11表面に硬化した電着塗膜が形成される。
加熱処理は、電着塗膜を乾燥させる予備乾燥と、電着塗膜を硬化させる硬化加熱とを含み、予備乾燥後に硬化加熱が行われる。その後、電気炉を使用して1000℃で2時間焼成し、その後徐冷してセル間接続部材1を得た。
保護膜形成用材料として用いられる前記金属酸化物の微粒子としては、コバルトマンガン系酸化物CoxMny4(0<x、y<3、x+y=3)または、亜鉛コバルトマンガン系酸化物ZnzCoxMny4(0<x、y、z<3、x+y+z=3)からなる金属酸化物微粒子が用いられ、具体的には、Zn(Co,Mn)O4、Co1.5Mn1.54などを主成分として含有する平均粒径が0.1μm以上2μm以下のものが好適に用いられる。
<接合材による接着・接合>
前記保護膜12は、接合材4を用いて前記空気極31に接着接合し、燃料電池用セルCとして形成される。さらに、その燃料電池用セルCを順次直列に接合することによって燃料電池のセルスタックを形成する。(図1,3参照)
この接合材4としては、亜鉛コバルトマンガン系酸化物ZnzCoxMny4(0<x、y、z<3、x+y+z=3)からなる保護膜に対して、コバルトマンガン系酸化物CoxMny4(0≦x、y≦3、x+y=3)の接合材、より具体的には、前記保護膜形成材料がZn(Co,Mn)O4である場合、前記接合材4として、Co1.5Mn1.54、Co2MnO4、Co34等の酸化物材料を用いることができ、前記保護膜形成材料がCoxMny4(0<x、y<3、x+y=3)である場合、前記接合材が、Cox+αMny-αO4(0≦x、y、α≦3、x+y=3)、より具体的には、前記保護膜形成材料がCo1.5Mn1.54である場合、前記接合材4として、Co2MnO4、Co34等の酸化物材料を用いることができる。これらの材料は後述の実験例より、前記保護膜12と空気極31との間を、燃料電池の通電条件下で元素拡散が生じ、保護膜形成材料との間に拡散接合が生じる保護膜形成材料と同系酸化物材料からなる接合材4で接着接合する構成となるように選択することが好ましい。
すなわち、接合材4を選択すれば、燃料電池の通電条件下で元素拡散が生じ、保護膜形成材料との間に拡散接合が生じるものと考えられる。
また、前記保護膜12の焼成には1000℃での加熱を要するのに対し、接合材4による接着・接合は、燃料電池の作動温度〜950℃の低温で行うことができる。これは、基材11と保護膜12との接合には比較的高温(燃料電池の使用温度よりもやや高い温度)が必要であるのに対して、空気極31と接合材4、接合材4と保護膜12の接着接合には、拡散接合が期待できることから比較的低温で可能になるものと考えられる。
以下にセル間接続部材接合方法についての実施例を詳述するが、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
〔実施例1〕
前記ステンレス鋼材からなるインターコネクタ(セル間接続部材1)用の基材11表面にCo1.5Mn1.54よりなる塗膜を設けた試験片を作成し、前記試験片を1000℃で、2時間加熱する熱処理を行うことにより、前記塗膜を焼成し(焼成工程)、保護膜12を作成した。前記保護膜12は、各試験片とも保護膜12の膜厚が5〜10μm程度になる条件でアニオン電着塗装した。
得られた試験片をLSCF6428(La0.6Sr0.4Co0.2Fe0.83-δ)からなる空気極31に対して、Co2MnO4からなる接合材によって接合・接着し、燃料電池の作動温度〜950℃の温度で焼結させて、燃料電池試験用セルCを得た。
得られた燃料電池試験用セルCを、集電材(白金メッシュ)を介してSUSからなる一対の試験用電極間に挟持させ、試験用電極間に800℃の燃料電池使用環境において通電して、両試験用電極間の電圧の経時変化を調べたところ図4のようになった。比較として上記保護膜12に対して、接合材4としてCo1.5Mn1.54を用いた場合と、LSCF6428を用いた場合についても同様に経時変化を求めた。
経時変化は、燃料電池使用環境における初期起電力と、時間経過後における起電力との比率の変化(電圧変化率)として求めた。
図4より、保護膜12に対する接合材4として、Co2MnO4を用いた場合(図中太実線)には、保護膜12(Co1.5Mn1.54)と接合材4(Co2MnO4)と
の間に元素拡散が生じ、保護膜形成材料との間に拡散接合が生じるため、1000時間にわたる長期使用によっても起電力はほとんど変化しないのに対して、接合材4として従来のLSCF6428を用いた場合(図中一点鎖線)には、保護膜12(Co1.5Mn1.54)と接合材4(LSCF6428)との間に元素拡散が生じず、長期使用にしたがって、起電力が高くなり電圧変化率が上昇しており長期安定性において不十分であることがわかる。また、Co1.5Mn1.54を用いた場合(図中実線〜破線)、100時間程度の試験により、電圧変化率が大きく上下し始め、保護膜12と接合材4との間で剥離が生じている兆候が見られ始めた(実測値では、図中破線部分から電圧変化率が大きく上下振動している)。
また、上記保護膜12(Co1.5Mn1.54)と接合材4(Co2MnO4)を用いた場合の通電初期(a)と1000時間通電試験後(b)のセル間接続部材接合構造についてEPMAによる元素濃度分布を調べたところ図5のようになった。なお、CPは組成像、Co,Mnはそれぞれの元素の濃度分布であり、図中、濃色部分が各元素濃度の高い部分を示している。
図より、初期と試験後とで、Mn分布(各図右上)が保護膜12から接合層に向かって元素拡散が生じていることが読み取れるとともに、相対的に接合層におけるCo分布が減少していることが読み取れる。
すなわち、接合材4と保護膜形成材料との間に拡散接合が生じていることが読み取れる。
〔実施例2〕
保護膜12の材料と接合材4の材料との材質を表1のように種々変更して同様に起電力の経時変化を調べ、電圧増加率の増減(長期安定性)についてまとめた。長期安定性は1000時間の通電試験によって電圧増加率が増加したもの(1より大)について×、それ以外を○として表示している。
表1より、実施例1にもあるように保護膜12としてCo1.5Mn1.54を用いた場合には、LSCF6428やCo1.5Mn1.54を用いても長期安定性が不十分であるのに対し、Co2MnO4やCo34を用いた場合には、優れた安定性を発揮していることがわかる。また、保護膜12としてZn(Co,Mn)O4を用いた場合には、前記接合材4が、Co1.5Mn1.54、Co2MnO4、Co34を用いた場合に優れた安定性を発揮していることがわかった。優れた安定性を示す実施例は、いずれも、燃料電池の通電条件下で元素拡散が生じ、保護膜形成材料との間に拡散接合が生じる条件下であることから、前記保護膜12と空気極31との間を、このような条件を満たす接合材4で接着接合することが好ましいことがあきらかになった。
〔長期連続耐久試験〕
上記の実施例1および2では1000時間の通電試験を行ったが、より長期間での安定性を確認するために4000時間の通電試験を行った。結果を図6に示す。
まず試験用セルCの作成条件を述べるが、上記の実施例1と同様である。ステンレス鋼材からなる基材11に、Co1.5Mn1.54微粒子とアニオン型樹脂を含有した混合液を用いて電着塗装を行い、1000℃で2時間加熱して焼成を行い、基材11の表面にCo1.5Mn1.54からなる保護膜を形成した。電着塗装は、保護膜の膜厚が5〜15μm程度となる条件で行った。得られた基材11を、単セル3のLSCF6428(La0.6Sr0.4Co0.2Fe0.83-δ)からなる空気極31に、本発明の接合材を用いて接合し、800〜950℃の温度で焼結させて、試験用のセルCを得た。接合材としてCo2MnO4とCo34の2種類を使用し、2種類の試験用セルCを作成した。
次に長期連続耐久試験の試験条件を述べる。得られた2種類の試験用セルCを、集電材(白金メッシュ)を介してSUSからなる一対の試験用電極間に挟持させ、800℃の燃料電池使用環境において試験用電極間に4000時間通電し、抵抗値の経時変化を調べた。
図6より、保護膜Co1.5Mn1.54に対してCo2MnO4(実線)とCo34(破線)のいずれの接合材を用いた場合であっても、試験期間中に抵抗値の顕著な増加は見られず、優れた長期安定性を示す。
〔サーマルサイクル試験〕
燃料電池の作動温度は約800℃であるから、燃料電池の起動・停止の繰り返しによりSOFC用セルは室温(燃料電池停止時)→800℃→室温→800℃の温度変化を繰り返し受けることになる。このような環境下でのセル間接続部材接合構造の耐久性を確認するため、サーマルサイクル試験を行った。結果を図7と図8に示す。
試験用セルCの作成条件は上記の長期連続耐久試験と同じであるため、詳細な記載を省略する。基材11にはCo1.5Mn1.54からなる保護膜を形成し、接合材にはCo2MnO4とCo34の2種類を用いて、2種類の試験用のセルCを得た。
次にサーマルサイクル試験の試験条件を述べる。得られた2種類の試験用セルCを、集電材(白金メッシュ)を介してSUSからなる一対の試験用電極間に挟持させた。試験用電極間に通電した状態で、800℃に昇温、室温に降温のサイクルからなるサーマルサイクルを繰り返して、抵抗値の経時変化を調べた。サーマルサイクルの1周期は約20時間、800℃と室温の区間はそれぞれ約10時間である。
図7は試験開始から50時間までの抵抗値変化を示すグラフであり、図8は2000時間から2050時間までの抵抗値変化を示すグラフである。2000時間経過後であっても、接合材Co2MnO4(実線)とCo34(破線)の両サンプルの抵抗値は実験開始時と同程度の80〜120mΩcm2程度を示しており、抵抗値の顕著な増加は見られなかった。試験は2000時間を超えて継続しており、サーマルサイクル120周期を超えているが、抵抗値は実験開始時と同程度である。起動・停止の繰り返しによる温度変化を受ける環境下においても、保護膜Co1.5Mn1.54と接合剤Co2MnO4またはCo34による本発明のセル間接続部材接合構造は、高い接着性と低い接触抵抗を維持できる。
本発明によれば、耐久性が高く長期にわたって安定して使用することができるセル間接続部材1、SOFC用セルを備えた燃料電池を提供することができる。
1 :セル間接続部材
2 :溝
2a :空気流路
2b :燃料流路
3 :単セル
11 :基材
12 :保護膜
30 :電解質膜
31 :空気極
32 :燃料極
C :固体酸化物形燃料電池(SOFC)用セル

Claims (5)

  1. 固体酸化物形燃料電池用セルに用いられる空気極に、セル間接続部材を接合するためのセル間接続部材接合構造であって、
    セル間接続部材の基材に、コバルトマンガン系酸化物CoxMny4(0<x、y<3、x+y=3)または、亜鉛コバルトマンガン系酸化物ZnzCoxMny4(0<x、y、z<3、x+y+z=3)からなる保護膜を設けるとともに、前記保護膜と空気極との間を、燃料電池の通電条件下で元素拡散が生じ、保護膜形成材料との間に拡散接合が生じる保護膜形成材料と同系酸化物材料からなる接合材で接着接合してあるセル間接続部材接合構造。
  2. 前記保護膜形成材料がZn(Co,Mn)O4であり、前記接合材が、Co1.5Mn1.54、Co2MnO4、Co34から選ばれる少なくとも一種の酸化物材料である請求項1に記載のセル間接続部材接合構造。
  3. 前記保護膜形成材料がCo1.5Mn1.54であり、前記接合材が、Co2MnO4、Co34から選ばれる少なくとも一種の酸化物材料である請求項1に記載のセル間接続部材接合
    構造。
  4. 前記セル間接続部材の基材がSUS材である請求項1〜3のいずれか一項に記載のセル間接続部材接合構造。
  5. 固体酸化物形燃料電池用セルに用いられる空気極と、セル間接続部材を接合するセル間接続部材接合方法であって、
    セル間接続部材の基材に、コバルトマンガン系酸化物CoxMny4(0<x、y<3、x+y=3)または、亜鉛コバルトマンガン系酸化物ZnzCoxMny4(0<x、y、z<3、x+y+z=3)からなる保護膜を焼成・焼結して設け、前記保護膜と空気極との間を、燃料電池の通電条件下で元素拡散が生じ、保護膜形成材料との間に拡散接合が生じる保護膜形成材料と同系酸化物材料からなる接合材で接着接合するとともに、燃料電池の作動温度〜950℃で焼成・焼結するセル間接続部材接合方法。
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