JP2015087954A - 画像形成装置、その制御方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置によって画像形成装置とネットワークカメラの最新ソフトウェアが管理システムから取得され、最新ソフトウェアが各装置に適用される仕組みを提供する。【解決手段】画像形成装置は、ネットワークカメラのソフトウェアについての情報を受信し、受信した情報と、画像形成装置のソフトウェアについての情報とを配信サーバ133に送信し、配信サーバ133において特定された更新に係るソフトウェアの情報に従い、更新に必要なソフトウェアを取得して記憶し、記憶されたソフトウェアが画像形成装置のためのソフトウェアである場合は、当該ソフトウェアを適用し、記憶されたソフトウェアがネットワークカメラのためのソフトウェアである場合は、当該ソフトウェアと更新指示とをネットワークカメラに対して配信する。【選択図】図9

Description

本発明は、画像形成装置が管理システムを利用して画像形成装置およびネットワークカメラのファームウェアをアップデートする技術に関する。
プリンタや複合機などの画像形成装置の稼働状態を遠隔的に管理するデバイス管理システムが提供されている。このデバイス管理システムの環境下では、画像形成装置は、インターネットを介してファームウェアを取得して、フラッシュメモリなどの書き換え可能な記憶装置に格納し、ファームウェアの更新を行う。例えば特許文献1は、デバイス管理システムや画像形成装置のUIから予め時間を設定することで、設定された時間に応じて定期的に画像形成装置が配信サーバにアクセスし、適用可能な最新のファームウェアがあるかを確認するシステムを開示している。
また、近年のセキュリティ需要の高まりによって、画像形成装置が設置されたオフィスや公共の場などにおいて、セキュリティ用途などのためにネットワークカメラを用いて画像形成装置を監視する監視システムが提供されている。監視システムは、ネットワークを介して設置場所の映像を配信し、離れた場所にいながらも設置場所を監視する。
特開2012−59180号公報
画像形成装置やネットワークカメラのようなネットワークに繋げられた機器は、常に情報漏洩などの脅威にさらされるため、ファームウェアは常に最新に保たれることが望ましい。ネットワークカメラを用いた監視システムに上記デバイス管理システムの技術を適用し、ネットワークを介して外部からファームウェアを取得させ、更新させることは可能である。しかしながら、現状では未だ画像形成装置のように最新のファームウェアを適用して管理する仕組みを持つネットワークカメラは少なく、ネットワークカメラのファームウェアを常に最新に保つことが困難である。
例えば、画像形成装置と同様に、ネットワークカメラのためのデバイス管理システムを構築することも考えられる。しかし、画像形成装置と別途にデバイス管理システムを構築することは、当該システムの管理者および利用者に過大なコストや管理負担がかかる。
また、デバイス管理システムを利用して、画像形成装置の最新ファームウェアの確認や更新を行う場合、画像形成装置ならば利用者がいない時間や、画像形成装置を使用しない時間、例えば夜間や休日に処理を実行するよう時間を設定することが一般的である。一方、セキュリティ目的で設置されるネットワークカメラは、通常は利用者がいない時間帯に設置場所の映像を撮影することが最も重要となるため、画像形成装置を使用している時間などに最新ファームの確認や更新の時間を設定することが望ましい。従って、管理者は画像形成装置とネットワークカメラの好適なファームウェアの確認時間は別々に設定したい。本発明は、上述した課題の内少なくとも1つの課題を解決するものである。本発明は、画像形成装置によって画像形成装置とネットワークカメラの最新ソフトウェアが管理システムから取得され、最新ソフトウェアが各装置に適用される仕組みを提供することを目的とする。
本発明の一実施形態の画像形成装置は、ネットワークを介してソフトウェアを管理する管理システムと通信を行う。前記画像形成装置は、前記画像形成装置が設置される設置環境を撮影するネットワークカメラのソフトウェアについての情報を示す第1構成情報を、ネットワークを介して受信する受信手段と、前記第1構成情報と、前記画像形成装置のソフトウェアについての情報を示す第2構成情報とを前記管理システムに送信する送信手段と、前記管理システムにおいて前記第1構成情報と前記第2構成情報とに基づき特定された更新に係るソフトウェアの情報に従い、更新に必要なソフトウェアを取得する取得手段と、前記取得されたソフトウェアを記憶する記憶手段と、前記記憶されたソフトウェアが前記画像形成装置のためのソフトウェアである場合は、当該ソフトウェアを適用する適用手段と、前記記憶されたソフトウェアが前記ネットワークカメラのためのソフトウェアである場合は、当該ソフトウェアと更新指示とを前記ネットワークカメラに対して配信する配信手段と、を備える。
本発明によれば、画像形成装置によって画像形成装置とネットワークカメラの最新ソフトウェアが管理システムから取得され、最新ソフトウェアが各装置に適用される仕組みを提供することが可能となる。画像形成装置がネットワークカメラの機器情報およびファームウェアを中継するため、ネットワークカメラにファームウェア管理の仕組みを組み込む必要がなくなり、管理者や利用者に負担をかけず双方の装置を管理することができる。
本発明のネットワークシステム全体の構成例を示す図である。 管理センタホストと管理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 画像形成装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 管理センタホストと配信サーバのソフトウェア構成例を示すブロック図である。 管理装置と画像形成装置のソフトウェア構成例を示すブロック図である。 画像形成装置のソフトウェア構成例を示すブロック図である。 ネットワークカメラのハードウェア構成例を示すブロック図である。 ネットワークカメラの外観構成の一例である。 各装置間で行われる全体的な処理の流れを示す図である。 画像形成装置の表示部に表示されるUI画面の一例である。 画像形成装置の表示部に表示されるUI画面の一例である。 ファームウェア取得処理の一例を示すフローチャートである。 アップデート処理の一例を示すフローチャートである。 ネットワークカメラに対するアップデート指示処理の一例を示すフローチャートである。 SOAPデータの一例を示す図である。 SOAPデータの一例を示す図である。 画像形成装置の表示部に表示されるUI画面の一例である。
(実施例1)
図1は、本実施形態のネットワークシステムの全体構成例を示す図である。本実施形態のネットワークシステムでは、管理システムがネットワークを介して画像形成装置に対してファームウェアを配信する。図1に示す例では、ネットワークシステムは、販売会社システム101、106、管理センタホスト111、配信サーバ133、顧客システム114、129を備える。各装置はネットワーク132を介して通信可能であり、この例では、ネットワーク132はインターネットである。
販売会社システム101、106は、顧客システムが備える画像形成装置のファームウェアを販売する販売会社のシステムである。これらの販売会社システムは、管理センタホスト111に対して、管理対象の画像形成装置に関する情報や管理に関する設定を登録する。販売会社システム101は、PC104、ホストコンピュータ(以下、ホストと記述する)102、データベース103を備える。PC104、ホスト102、データベース103は、LAN105を介して接続されている。販売会社システム106は、PC109、ホスト107、データベース108を備える。PC109、ホスト107、データベース108は、LAN110を介して接続されている。PC104とPC109、ホスト102とホスト107、データベース103とデータベース108は、同一の構成を有する。従って、以下では、販売会社システム101が備える各処理部を例にとって説明する。
PC104は、販売会社の管轄の地域や顧客の販売情報や管理システムに関する情報をデータベース103に蓄積して管理する。また、PC104は、管理センタホスト111が管理するWebサイトにアクセスして、管理センタホスト111が管理する情報の取得等を行う。ホスト102は、管理センタホスト111が提供するUI(User Interface)を介して、管理対象の画像形成装置に関する情報や管理に関する設定を登録する。ホスト102が、PC104の機能と同一の機能を有するようにしてもよい。
なお、図1では、販売会社側の各々のシステムは、複数の装置から構成されるよう示されているが、後述の各機能を達成することができれば、単一の装置から構成されてよい。例えば、データベース103は、物理的にホスト102内にそれぞれ存在してもよい。さらに、データベース103は、ホスト102からアクセス可能であればインターネット132を経由した別の場所に存在してもよい。つまり、販売会社システム101は複数の装置から構成されるようにしてもよいし、1つの装置から構成するようにしても良い。
また、販売会社側と顧客側の中間に管理センタホスト111が存在する。管理センタホスト111は、後述する管理装置117や画像形成装置131から、管理対象として画像形成装置の障害情報を含む稼働状態を示す情報やカウンタ情報を収集、蓄積、加工し、レポートや警告等を外部に提供する機能を有する。そして、管理センタホスト111は、これらの情報を、例えば販売会社ホスト102、107に配信する機能を有する。販売会社ホスト102、107に配信される警告対象の稼働状態としては、例えば、トナー切れ、ドアオープン、ドラム交換、カートリッジなしが挙げられる。また、冷却ファン異常、基板異常、原稿台ガラス汚れ、ステイプル切れ、給紙センサ光量不足などを例として挙げる事が出来る。また、フォントメモリオーバーフロー、レンダリングエラー、定着器異常、カウンタ異常、両面ユニット異常、紙詰まりなどを挙げることも出来る。
カウンタ情報としては、販売会社の課金対象となる課金カウンタ、顧客の部門別に集計された部門カウンタ、用紙サイズ別に集計されたサイズ別カウンタ、画像形成装置内の部品の消耗度を示す部品カウンタなどが挙げられる。なお、課金カウンタは、画像形成装置の印刷枚数を示し、部門カウンタは顧客が設定している部門毎の印刷枚数を示す。部品カウンタは、例えばドラムなどの部品では、その回転数をカウンタとし、スキャナランプなどの部品では、時間(秒)をカウンタとする。これらのカウントを示す情報がカウンタ情報となる。
管理センタホスト111は、販売会社システムが備えるホストによって登録された、管理対象の画像形成装置や、管理に関する設定をマージして一括管理できる。また、管理装置117や画像形成装置131に対し、管理に関わる設定を行うこともできる。本ネットワークシステムによるサービスは、販売会社と顧客との契約に基づき提供されるものである。従って、ネットワークシステムは、販売会社が契約に基づき管理対象と決定した画像形成装置のみを管理対象としている。
管理センタホスト111は、インターネット132を介して接続したPCに対し、データベース112に蓄積した情報、または加工した情報を閲覧するWEBページを提供している。このWEBページは、ユーザ認証により、販売会社別、顧客別、およびユーザの権限別に閲覧内容を限定して提供している。さらに、WEBページから、一部データの変更も可能としている。
データベース112は、デバイス管理のための情報や、顧客側から収集した画像形成装置のカウンタ情報、障害履歴情報、障害パターンテーブルなどを記憶して管理する。管理センタホスト111とデータベース112は、LAN113で接続されており、LAN113は、インターネット132に接続可能となっている。なお、データベース112は、物理的に管理センタホスト111内に存在してもよい。さらに、管理センタホスト111からアクセス可能であれば、インターネット132を経由した別の場所に存在してもよい。
また、販売会社側と顧客側の中間に配信サーバ133が存在する。配信サーバ133は、ネットワーク132を介して画像形成装置に対して画像形成装置およびネットワークカメラに適用するファームウェアなどのソフトウェアを配信する配信装置である。配信対象となるソフトウェアは、データベース134に記憶されている。データベース134は、画像形成装置とネットワークカメラに適用するためのファームウェアやアプリケーション、ソフトウェアライセンス情報などを蓄積する履歴記憶部として機能するデータベースである。
配信サーバ133とデータベース134は、LAN135で接続されており、LAN135は、インターネット132に接続可能となっている。なお、データベース134は、物理的に配信サーバ133内に存在してもよい。さらに、配信サーバ133からアクセス可能であれば、インターネット132を経由した別の場所に存在しても構わない。なお、LAN113とLAN135とを一つのLANとして構成し、データベース134とデータベース112とがデータを共有する構成としてもよい。本実施形態においては、配信サーバ133とデータベース134とを管理システムと呼ぶ場合もある。
図1中には、管理センタホスト111及びデータベース112と、配信サーバ133とデータベース134が1つずつしか示されていない。しかし、実際には、多くの画像形成装置及び管理装置からの情報収集や、ファームウェア配信の負荷分散を行うために、複数の管理センタホスト、データベースに分散処理をさせるケースもある。
次に、顧客側のシステム構成について説明する。顧客側環境としては異なる複数の環境がある。図1に示す例では、ネットワークシステムは、顧客システム114、129を備える。顧客システム114は、A社が有するシステムである。顧客システム129は、B社が有するシステムである。顧客システム114においては、インターネット132に接続されたLAN118に接続された画像形成装置115、116と、ネットワークカメラ140、141が、管理装置117により管理されている。
管理装置117は、インターネット132経由で管理センタホスト111と通信している。顧客システム114が備える複数の画像形成装置のうち、画像形成装置116は、ネットワークカメラ140、141と関連付けられている。ネットワークカメラは、セキュリティ確保のため画像形成装置の設置環境を撮影するカメラである。画像形成装置116は、ネットワークカメラに関する機器情報を各ネットワークカメラから収集・蓄積すると共に、管理装置117を経由して管理センタホスト111に送信する。
画像形成装置116は、自装置のための最新のファームウェアを配信サーバ133が保持している場合に当該ファームウェアをダウンロードする。また、画像形成装置116は関連付けられたネットワークカメラの最新のファームウェアを配信サーバ133保持している場合に、配信サーバ133から当該ファームウェアをダウンロードする。画像形成装置116は、ダウンロードしたファームウェアと更新指示とを対象のネットワークカメラに対して送信する。画像形成装置とネットワークカメラとの関連付けについては、例えば、ネットワークカメラのIPアドレスを画像形成装置に設定するなどすれば良い。画像形成装置はユニークなデバイスIDと共に関連付けられたネットワークカメラを保持し、HDDなどの記憶装置に記録することができる。また、関連付けられたネットワークカメラは、例えば、管理装置117や、管理センタホスト111のデータベース112に記録され、ネットワークを介して画像形成装置が参照する構成としても良い。また、例えば、管理装置117をデータベース(不図示)と接続させ、管理装置117が、画像形成装置とネットワークカメラから収集した情報の蓄積、蓄積したデータの加工結果の保存を行う。そして、管理装置117がこれらの状態情報を、管理センタホスト111に送信するようにしても良い。
顧客システム129においては、インターネット132に接続されたLAN130に接続された画像形成装置131自身が直接、インターネット132経由で管理センタホスト111と通信している。画像形成装置131は、自身とネットワークカメラの情報(例えばカウンタ情報や障害等の発生)を管理センタホスト111に送信する。ネットワークカメラ142、143は、顧客システム114と同じように画像形成装置131に関連付けられ、画像形成装置131が管理センタホスト111および配信サーバ133との中継役を担う。
なお、LAN130には、WEBブラウザを搭載したPC(不図示)が接続されている。ユーザは、このようなPCを用いて、顧客環境からだけでなく、直接インターネット132を介し管理センタホスト111に接続し、前述の管理センタホスト111が提供するWEBページを閲覧する事が可能である。なお、以下の点(1)、(2)に留意する必要がある。
(1)以上説明した構成におけるインターネットを介した通信においては、WebAPIとして利用されるSOAPやRESTなどのプロトコルが利用可能である。本実施例では、SOAPを利用した場合の例を示す。SOAPは、Simple Object Access Protocolの略称である。SOAPは、XML(eXtended Markup Language)をベースとして、あるコンピュータから他のコンピュータのデータやサービスを呼び出すためのプロトコルである。本例では、SOAPはHTTPの上に実装される。SOAPによる通信では、XML文書に付帯情報を付けたSOAPメッセージが交換される。したがって、SOAPをサポートするコンピュータには、SOAPメッセージを生成するSOAPメッセージ作成部と、SOAPメッセージを解析するSOAPメッセージ解析部とが備えられている。画像形成装置とネットワークカメラの状態情報は、本実施形態ではSOAPメッセージによって管理センタホスト111に送信される。
(2)A社における各画像形成装置は、管理装置117を介して管理センタホスト111と通信を行うように説明した。しかし、設定の変更により、B社に設置される画像形成装置131と同様に管理装置を介することなく、管理センタホスト111との通信を行うことも可能である。
<ハードウェア構成>
図2は、管理センタホスト111のハードウェア構成例を示すブロック図である。なお、配信サーバ133、ホスト102、107のハードウェア構成も同様である。管理センタホスト111は、第1CPU乃至外部機器I/F210を備える。各々の処理部は、システムバス211を介して接続されている。第1CPU(Central Processing Unit)201、第2CPU202は、管理センタホスト111全体を制御する。ROM(Read Only Memory)203は、書き換え不可能な記憶手段であり、管理センタホスト111の各処理に関わるプログラムやデータを記憶する。RAM(Random Access Memory)204は、管理センタホスト111の各処理に関わる一時的なデータを記憶する。第1HDD205、第2HDD206は、管理センタホスト111が実行する処理に関するプログラムやデータ、一時的なデータ、管理対象の画像形成装置に関する情報、画像形成装置から収集した情報等を記憶する。
HDDは、Hard Disk Driveの略称である。第1HDD205又は第2HDD206は、例えば、画像形成装置から収集した部品カウンタ、課金カウンタ、部門カウンタ等を記憶する。入力操作部207は、ユーザの操作に応じた指示を入力する。入力操作部207は、例えばキーボード、ポインティングデバイスを備える。表示部208は液晶ディスプレイ等であり、管理センタホスト111の動作状況や、管理センタホスト111上で動作する各プログラムが出力する情報を表示する。NetworkI/F(Interface)209は、ネットワーク132を介して外部装置と情報交換を行う。外部機器I/F210は、外部記憶機器等を接続する。
図2(B)は、管理装置117のハードウェア構成例を示すブロック図である。また、PC104、109のハードウェア構成も同様である。管理装置117は、CPU301乃至外部機器I/F308を備える。各々の処理部は、システムバス309を介して接続されている。CPU301は、管理装置117全体を制御する。ROM302は、管理装置117が実行する処理に関するプログラムやデータを記憶する。RAM303は、管理装置117が実行する処理に関する一時的なデータを記憶する。HDD304は、管理装置117が実行する処理に関するプログラムやデータ、一時的なデータ、画像形成装置とネットワークカメラに関する情報、画像形成装置とネットワークカメラから収集した情報等を記憶する。入力装置305は、ユーザの操作に応じた指示を入力する。入力装置305は、例えばキーボード、ポインティングデバイスを備える。表示部306は液晶ディスプレイ等であり、管理装置117の動作状況や、管理装置117上で動作する各プログラムが出力する情報を表示する。外部機器I/F308は、外部記憶機器等を接続する。なお、PC104、109は、WEBブラウザなどをHDD304に記憶している。
図2(C)は、管理装置117の別の形態のハードウェア構成例を示すブロック図である。図2(C)に示す例では、管理装置117はCPU401乃至NetworkI/F405を備える。各々の処理部は、システムバス406を介して接続されている。CPU401、ROM402は、それぞれ、図2(B)に示すCPU301、ROM302と同様の機能を有する。FlashROM403は、管理装置117が実行する処理に関するデータおよび一時的なデータ、画像形成装置とネットワークカメラに関する情報、画像形成装置とネットワークカメラから収集した情報などを記憶する。シリアルI/F404は、管理装置117上のプログラムがエラー情報やログを外部装置に出力する処理を媒介する。シリアルI/F404は、シリアルケーブルを用いて端末を接続する事が可能である。NetworkI/F405は、ネットワーク132を介して外部装置と情報交換を行う。
図3は、画像形成装置131のハードウェア構成例を示すブロック図である。図3に示す例では、画像形成装置131を例にとって説明する。画像形成装置は、例えば、プリンタ及びファクシミリ機能が統合的に設けられた複合機、PCなどからデータを受信し印刷するプリンタ(電子写真方式、インクジェット方式、及び昇華式等を含む)、スキャナ、ファクシミリなどである。図3では、画像形成装置が複合機である場合を例にとって説明する。なお、図1に示す画像形成装置のうち、画像形成装置131以外の画像形成装置のハードウェア構成は、画像形成装置131のハードウェア構成と同様である。
画像形成装置131は、原稿給送部501乃至表示部511を備える。各々の処理部は、システムバス512を介して接続されている。原稿給送部501は、イメージリーダ502の指示に従って原稿を読み込む。イメージリーダ502は、原稿給送部501に対して原稿の読み込み指示を行う。画像形成部503は、読み込まれた原稿や、ネットワーク132で受信したデータを印刷画像に変換・印刷出力する。排紙部504は、印刷出力された紙を排出し、ソート処理、ステイプル処理を行う。NetworkI/F505は、LAN130およびネットワーク132を介して外部装置と情報交換を行う。
CPU506は、画像形成装置131全体を制御する。CPU506は、画像形成装置131の動作状態を監視し、障害等の特定のイベントが発生した場合には、障害等を示す状態情報を、予め定めた宛先へと送信する。この宛先は、例えば管理センタホスト111や管理装置117などである。また、CPU506は、配信サーバ133が自装置とネットワークカメラ140などの最新ファームウェアなどのソフトウェアを保持している場合に、NetworkI/F505を介して配信サーバ133からソフトウェアを取得する。
ROM507は不揮発性記憶部であり、画像形成装置131が実行する処理に関するプログラムやデータを記憶する。RAM508は、画像形成装置131が実行する処理に関する一時的なデータを記憶する。HDD509は,画像形成装置131が実行する処理に関するプログラムやデータ、一時的なデータ、画像形成装置131へ送信されてきたユーザデータなどを記憶する。
デバイス管理のための情報を直接送信する機能を持つ画像形成装置131の場合、ROM507又はHDD509には、画像形成装置131が稼働状態等の情報を管理センタホスト111に直接送信する機能を実現するプログラムが予め記憶されている。操作部510は、ユーザの操作に応じた指示を入力する。表示部511は、画像形成装置131の動作状況と、ユーザの操作に関する情報を表示する。
図7は、ネットワークカメラ140のハードウェア構成例を示すブロック図である。図7に示す例では、ネットワークカメラ140を例にとって説明する。なお、図1に示すネットワークカメラのうち、ネットワークカメラ140以外のネットワークカメラのハードウェア構成は、ネットワークカメラ140のハードウェア構成と同様である。ネットワークカメラは、例えば、パン、チルト、ローテーション等の撮影方向を変更する機構を備えたカメラや、ズームによって画角を変更する機構を備えたカメラ、非常に広範囲を撮像可能な超広角レンズや魚眼レンズを備えたカメラである。図7では、ネットワークカメラの一例としてパン、チルト、ローテーションおよびズームの動作が可能なカメラの構成を示している。
ネットワークカメラ140は、レンズ1001乃至CPU1011を備える。レンズ1001は、光学映像(被写体像)を取り込みCCD1002に送る。CCD1002は受け取った光学映像をRGBデジタルデータに変換し、信号処理部1003に送る。信号処理部1003は、RGBデジタルデータをYCbCr4:2:0フォーマットまたはYCbCr4:2:2フォーマットの画像データに変換する処理、要求された送信映像に対応する画像サイズに変換する処理、各種フィルター処理などを行う。信号処理部1003は、処理された画像データを画像解析部1004とともに符号化部1005に送る。
符号化部1005は、画像データをMPEG4フォーマット、またはJPEGフォーマットへ符号化圧縮する処理を実行し、MPEG4の動画ストリームデータまたはJPEG静止画データを生成する。通信処理部1006は、TCP/IP、HTTP、RTP、FTPなどのネットワークプロトコルに従って、LANやインターネットへデータを配信する。例えば、通信処理部1006は、レンズ1001が撮影した画像に係るデータを管理センタホスト111または管理装置117に送信する。また、通信処理部1006は画像形成装置と、後述するファームウェアのアップデート処理に係るデータの送受信を行う。
画像解析部1004は輝度検出手段として機能し、生成された画像データの輝度を解析して画像中で最も明るい領域を検出する処理を行う。カメラ制御部1007は、モーター駆動部1008及びレンズ駆動部1010と接続されている。カメラ制御部1007は、後述のCPU1011からの指示に従ってカメラのパン、チルト、ローテーション動作のための制御信号や、ズームやAF(オートフォーカス)動作のための制御信号を出力する。
モーター駆動部1008は撮影方向制御手段としてモーター駆動回路などを備えており、カメラ制御部1007からの制御信号に従ってパン、チルト、ローテーションモーター1009を駆動し、モーターの回転によってカメラの撮影方向を変えることができる。また、レンズ駆動部1010はズーム制御手段として機能し、ズーム、AFなどの各制御を行うためのモーターとモーター駆動回路とを備えており、カメラ制御部1007からの制御信号に従って制御される。
CPU1011は、ROM1012に格納されている制御プログラムを実行することによりネットワークカメラ全体を制御する。CPU1011には、信号処理部1003乃至カメラ制御部1007、ROM1012、RAM1013が接続されている。CPU1011は、各モジュールに対して動作の開始・停止、動作条件の設定、動作結果の取得などを命令することにより各モジュールの制御を行う。ROM1012は、CPU1011がアプリケーション処理など本装置の制御を行うためのプログラムやデータを格納している。RAM1013は、CPU1011がROM1012のプログラムを実行する際に、データの書き込み、読み出しを行うメモリである。RAM1013は、CPU1011がプログラムを実行するために使用するワークエリア、一時退避エリアなどを備えている。
図8は、図7に示したネットワークカメラ140の外観構成例を示す。図8において、カメラベース部1103上に備えられたレンズ部1101は、パン、チルト、ローテーション機構を備えている。ドーム部1102は、レンズ部1101を保護するための透明のドームカバーである。矢印1104〜1106は、パン、チルト、ローテーションのそれぞれの動作軌跡を示している。矢印1104はパンの動作方向を示しており、カメラベース部1103の上部が回転することによりレンズ部1101そのものが回転する機構となっている。矢印1105はチルト動作方向を示し、レンズ部1101の両端で支持する部分に回転機構1107が備えられており、水平方向から垂直方向へのレンズ部1101の移動が可能となる。また、矢印1106はローテーション動作方向を示しており、レンズ内部の回転機構により画像の回転が可能となる。
<ソフトウェア構成>
図4は、管理センタホスト111、配信サーバ133における管理システムに関わる部分のソフトウェア構成例を示すブロック図である。図4では管理センタホスト111を例にとって説明する。管理センタホスト111はSOAP通信部601、SOAPメッセージ解析部602、SOAPメッセージ作成部603、収集情報処理部604、管理制御部605、データベースアクセス部606を備える。SOAP通信部601は、管理装置117又は画像形成装置131からNetworkI/F209を介して受信したSOAPデータをSOAPメッセージ解析部602に渡す。SOAPメッセージ解析部602は、SOAP通信部601から受け取ったSOAPデータを解析する。また、SOAP通信部601は、SOAPメッセージ作成部603が作成したSOAPデータをNetworkI/F209を介して管理装置117又は画像形成装置131に送信する。
収集情報処理部604は、管理装置117又は画像形成装置131から受信した情報をそのまま、又は加工し、データベースアクセス部606を介してデータベース112、又はデータベース134に格納する。また、収集情報処理部604は、遠隔管理システムに関わる機能を実現する。例えば、収集情報処理部604は、管理装置117又は画像形成装置131から受信した情報およびデータベース112、又はデータベース134に格納されているデータを元にレポート等の情報を作成する。例えば、収集情報処理部604は、画像形成装置のカウンタ情報の集計、エラー情報、または画像形成装置に対応するファームウェアの最新情報を作成し、作成した情報を担当サービスマンや顧客側管理者へ通知する。
管理制御部605は、管理装置117又は画像形成装置131の情報を取得すると、スケジュール管理、デバイス管理の内容、管理方法などの制御を行う。さらに、管理制御部605は、必要に応じて、管理装置117又は画像形成装置131へ、SOAPメッセージ作成部603、SOAP通信部601、NetworkI/F209を介して指示を送信する。図4に示す各機能は、第1CPU201や第2CPU202が、第1HDD205や第2HDD206等の記録媒体にコンピュータ読み取り可能に記録されたプログラムを、RAM204上にロードして実行することにより実現される。なお、RAM204の領域が足りなくなった場合、第1HDD205又は第2HDD206をRAM204の領域の一部として扱うことも可能である。
図5は、管理装置、画像形成装置の通信制御に係るソフトウェア構成例を示す。図5(A)は、管理装置117のソフトウェア構成例を示すブロック図である。図5(A)に示す管理装置は、管理センタホスト111はSOAP通信部701、SOAPメッセージ作成部702、SOAPメッセージ解析部703、管理制御部704、デバイス情報処理部705、情報蓄積部706を備える。SOAP通信部701は、管理センタホスト111よりNetworkI/F307、405を介して受信したSOAPデータをSOAPメッセージ解析部703に渡す。また、SOAP通信部701は、SOAPメッセージ作成部702が作成したSOAPデータをNetworkI/F307、405を介して管理センタホスト111、配信サーバ133に送信する。SOAPメッセージ解析部703は、管理センタホスト111より受け取ったSOAPデータを解析する。
管理制御部704は、管理センタホスト111からの管理設定に従い、情報蓄積部706に保持する像形成装置の情報を更新する。また、管理制御部704は、情報蓄積部706から画像形成装置115、116の情報を取得し、スケジュール管理を行う。デバイス情報処理部705は、管理制御部704により管理するスケジュールにより、画像形成装置115、116やネットワークカメラ140、141から以下の情報を収集する。具体的には、デバイス情報処理部705は、画像形成装置115、116からカウンタ情報、サービスコールやジャム、トナー切れなどの情報を、ネットワークカメラ140、141から撮影記録などを収集し、情報蓄積部706に蓄積する。又は、この蓄積は、画像形成装置115、116とネットワークカメラ140、141の状態に応じて行われる。情報蓄積部706に蓄積したデータは、デバイス情報処理部705を介してそのままSOAPメッセージ作成部702に渡され管理センタホスト111へ送信される。或いは、情報蓄積部706に蓄積したデータは、デバイス情報処理部705内で解釈、加工されてからSOAPメッセージ作成部702に渡されて管理センタホスト111へ送信される場合もある。
図5(A)に示す機能は、管理装置117のCPU301が、HDD304等の記録媒体にコンピュータ読み取り可能に記録されたプログラムを、RAM303上にロードして実行することにより実現される。なお、RAM303の領域が足りなくなった場合、HDD304をRAM303の領域の一部として扱うことも可能である。
図5(B)は、画像形成装置131のソフトウェア構成例を示すブロック図である。図5(B)に示す画像形成装置131は、SOAP通信部801、SOAPメッセージ作成部802、SOAPメッセージ解析部803、ネットワーク情報取得部804、デバイス情報収集部805を備える。SOAP通信部801は、管理センタホスト111、配信サーバ133からNetworkI/F505を介して受信したSOAPデータをSOAPメッセージ解析部803に渡す。また、SOAP通信部801は、SOAPメッセージ作成部802が作成したSOAPデータをNetworkI/F505を介して管理センタホスト111、配信サーバ133に送信する。
SOAPメッセージ解析部803は、SOAP通信部801から渡されたSOAPデータを解析する。ネットワーク情報取得部804は、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)環境においてはIPアドレス、DNSサーバ、ゲートウェイアドレスを自動的に取得する事が可能である。また、ネットワーク情報取得部804は、操作部510から入力されHDD509に保存されたネットワーク情報が存在する場合は、その情報を取得する。
デバイス情報収集部805は、予め設定されたスケジュールに基づいて、又は管理センタホスト111からの指示により自装置が保持するカウンタ情報を取得する。また、デバイス情報収集部805は、自装置に発生したサービスコールやジャム、トナー切れなどの情報を取得する。さらに、デバイス情報収集部805は、自装置に関連付けられているネットワークカメラや自装置のファームウェア情報やエラー情報を取得する。取得したデータは、そのままSOAPメッセージ作成部802に渡し管理センタホスト111へ送信する場合と、デバイス情報収集部805内で蓄積、解釈、加工してからSOAPメッセージ作成部802に渡し管理センタホスト111へ送信する場合がある。
図6は、画像形成装置131のソフトウェア構成例を示すブロック図である。図6では、画像形成装置131を例にとって説明するが他の画像形成装置のソフトウェア構成も同様の構成である。アップデート制御部901は、後述する図12、図13、図14に示すフローチャートに従って配信サーバ133からファームウェアをダウンロードしてアップデート処理を実行する。インストール制御部902は、アップデート制御部901が配信サーバ133からダウンロードしたファームウェアを実際に画像形成装置に適用するインストール処理等を実行する。UI制御部905は、画像形成装置の動作状況や操作画面等を表示して、画像形成装置に対する指示入力を受け付ける。例えば、UI制御部905は、後述する図10、図11に示すUI画面を表示して、ユーザから定期アップデートの設定を受け付ける。
通信制御部903(SOAP)は、SOAPプロトコルを利用した通信を制御する。なお、図5(B)に示したSOAP通信部801、SOAPメッセージ作成部802、SOAPメッセージ解析部803、ネットワーク情報取得部804は、通信制御部(SOAP)903に含まれる。ただし、ネットワーク情報取得部804は、通信制御部(HTTP,TCP/IP)やOSに含まれていてもよい。また、図5(B)に示したデバイス情報収集部805は、組み込みアプリケーション904に対応する。
図6に示した機能は、CPU506が、ROM507やHDD509等の記録媒体等の記録媒体にコンピュータ読み取り可能に記録されたプログラムを、RAM508上にロードして実行することにより実現される。なお、RAM508の領域が足りなくなった場合、HDD509をRAM508の領域の一部として扱うことも可能である。
以下、図9乃至図14を用いて、本実施例における画像形成装置およびネットワークカメラのファームウェア配信システムの処理について説明する。まず、図12を用いて、画像形成装置116他、配信サーバ133、PCでの本発明の全般的な流れを説明する。
図9は、配信サーバ133、管理センタホスト111、画像形成装置、及びネットワークカメラの間における全体的な処理の流れを示す図である。先に説明したハードウェア構成及びソフトウェア構成により、配信サーバ133、管理センタホスト111、及び、画像形成装置とネットワークカメラの間で情報の通信が行われ、ファームウェアの配信が行われる。配信サーバ133から画像形成装置へのファームウェアの配信は、管理センタホスト111からの指示により行われるものと、実際にサービスマン若しくは管理者が画像形成装置にて指示を与えるものがある。しかし、本実施例では定期アップデートの設定は、画像形成装置より行うものとする。以下、定期アップデートの設定について図10と図11を用いて説明する。
図10と図11は、画像形成装置とネットワークカメラ142のアップデートの設定に関しファームウェアの確認時間や適用時間を指定可能な指定画面である。図10は、画像形成装置のUI制御部905により表示部511に表示される画像形成装置自身のアップデート設定画面(定期アップデートの設定を行うためのユーザインタフェース(UI))の一例を示す図である。図11は、画像形成装置のUI制御部905により表示部511に表示される、自装置と関連付けられたネットワークカメラ142のアップデート設定画面(定期アップデートの設定を行うためのユーザインタフェース(UI))の一例を示す図である。
図10に示すアップデート設定画面は、定期アップデート設定1301、確認時間1302、適用時間1303、OKボタン1304、キャンセルボタン1305を有する。定期アップデートのON/OFFの設定1301では、ユーザは、画像形成装置の定期アップデートを行う場合にはON、画像形成装置の定期アップデートを行わない場合にはOFFを選択する。確認時間1302はでは、ユーザは、配信サーバ133にアッデートの確認を行う時間(配信サーバ133に対して画像形成装置とネットワークカメラ142に適用可能なファームウェアを管理しているか確認する確認処理を行うための確認時間)を設定する。
適用時間1303では、ユーザは、配信サーバ133からダウンロードした画像形成装置のファームウェアを適用する時間を設定する。キャンセルボタン1305は、設定をキャンセルするためのボタンであり、押下されると図10に示す画面での定期アップデートの設定はキャンセルされる。OKボタン1304は、設定を有効にするためのボタンであり、押下されると図10に示す画面での定期アップデートの設定が有効となり、画像形成装置のHDD509に保存される。以後、この設定内容に従い、定期アップデートが行われる。
図11に示すアップデート設定画面は、定期アップデート設定1401、アップデート方法1402、アップデート時間1403、OKボタン1404、キャンセルボタン1405を有する。定期アップデート設定1401は、定期アップデートのON/OFFの設定部で、ユーザは、ネットワークカメラの定期アップデートを行う場合にはON、ネットワークカメラの定期アップデートを行わない場合にはOFFを選択する。アップデート方法1402では、ユーザは、配信サーバ133からダウンロードしたネットワークカメラ142のファームウェアを適用する方法を設定する。ネットワークカメラ142のファームウェアのアップデートを、サービスマン若しくは管理者が画像形成装置の表示部511で指示する場合には手動を、サービスマン若しくは管理者が指示しない場合には自動を選択する。
アップデート時間1403では、ユーザは、配信サーバ133からダウンロードしたネットワークカメラ142のファームウェアを、画像形成装置がネットワークカメラに適用させる時間を設定する。アップデート時間1403で設定された時間は、アップデート方法1402で自動設定が設定されているときに有効となる。キャンセルボタン1405は設定をキャンセルするためのボタンであり、押下されると、図11に示す画面での定期アップデートの設定はキャンセルされる。OKボタン1504は設定を有効にするためのボタンであり、押下されると、図11に示す画面での定期アップデートの設定が有効となり、画像形成装置のHDD509に保存される。以後、この設定内容に従い、ネットワークカメラ142の定期アップデートが行われる。当然のことながらアップデート設定画面は図10および図11に示す画面に限定されない。例えば、ネットワークカメラ142のアップデート設定画面にも確認時間1302を設けてもよい。これにより、画像形成装置がネットワークカメラ142のファームウェアだけを確認する仕組みを提供することもできる。このように、本実施例では、画像形成装置が画像形成装置のための設定画面とネットワークカメラのための設定画面を提供することにより、個々の装置にとって適切な時間にアップデート処理を実行させることが可能となる。
図9の説明に戻る。画像形成装置は、確認時間1302で設定した時間になると、関連付けられたネットワークカメラに対し、構成情報としてファームウェアのバージョン情報を要求するメッセージを送信する(図9の1204)。本実施例においては、TCP/IPプロトコルを用いて、ポート番号によってファームウェアのバージョン情報を含むファームウェア情報を応答するネットワークカメラ142の機能を呼び出す。なお、ここでTCP/IPプロトコルを用いると説明したが、それに限るものではなく、独自プロトコルを用いても良いことは言うまでもない。また、例えば、HTTPを用いて、URLを指定することによって、CGI(Common Gateway Interface)やサーブレットの起動を要求するようにして、呼び出す機能の指定を行っても良いことは言うまでもない。
そして、ネットワークカメラは、ファームウェアのバージョン情報を含むファームウェア情報を画像形成装置に送信する(図9の1205)。そして、画像形成装置は、ネットワークカメラからファームウェア情報を受信した後、配信サーバ133に対し、適用可能ファームウェアの確認を行う(図9の1201)。これは、配信サーバ133に画像形成装置とネットワークカメラの最新のファームウェアが登録され、配信可能な状態になっているかを確認する処理である。具体的には、画像形成装置とネットワークカメラの構成情報として、後述する図15に示すようなSOAPデータが画像形成装置から配信サーバ133に送信される。適用可能ファームウェアが配信サーバ133に登録され、配信可能な状態になっていれば、配信サーバ133は後述する図16に示すようなSOAPデータを画像形成装置に送る(図9の1202)。
画像形成装置は、受信したSOAPデータに記載されたファームウェアを配信サーバ133からダウンロードする(図9の1203)。さらに、画像形成装置は、配信サーバ133からダウンロードしたファームウェアの内、ネットワークカメラのためのファームウェアを、後述するファームウェアのアップデート処理によって、ネットワークカメラへ送信し更新指示を行う。
次に、図12乃至図14を用い、ファームェアのアップデート処理を説明する。図12乃至図14は、本発明のアップデートのアップデート処理の一例を示すフローチャートである。なお、これらのフローチャートの処理は、画像形成装置115、116、131のアップデート制御部901が実行する。即ち、画像形成装置115、116、131のCPU506が、ROM507やHDD509等の記録媒体等の記録媒体にコンピュータ読み取り可能に記録されたプログラムを、RAM508上にロードして実行することにより実現される。
まず、図12のS1501において、アップデート制御部901は、定期アップデート設定がオンか否かの判定処理を行う。具体的には、アップデート制御部901は、画像形成装置およびネットワークカメラいずれかの定期アップデート機能が有効になっているか(即ち、図10と図11で定期アップデート設定1301、1401がONに設定されたか)否かを判定する。図10に示す例では、サービスマンや管理者等が、図10と図11の定期アップデート設定画面より定期アップデート設定1301、1401をオン(ON)に設定したものとする。また、他の設定として、確認時間1302が「毎週、日曜日、23時」、適用時間1303が「2時」、アップデート方法1402が「自動」、アップデート時間1403が「毎週、月曜日、14時」に設定されたものとする。これらの情報は、画像形成装置のHDD509に保存されているものとする。
なお、S1501で、画像形成装置およびネットワークカメラのいずれの定期アップデート機能も有効になっていないと判定した場合には、アップデート制御部901はそのまま本フローチャートの処理を終了する。一方、S1501で画像形成装置およびネットワークカメラのいずれかの定期アップデート機能が有効になっていると判定した場合には、アップデート制御部901はS1502に処理を進める。
S1502において、アップデート制御部901は、確認時間1302で設定された確認時間に達したか否かを判定する処理を行う。S1502で未だ確認時間に達していないと判定した場合には、アップデート制御部901はそのまま本フローチャートの処理を終了する。一方、S1502で確認時間に達したと判定した場合には、アップデート制御部901はS1503に処理を進める。
S1503では、アップデート制御部901は、適用可能なファームウェアの確認処理を実行する。確認処理では、アップデート制御部901は、図9を用いて説明したように、配信サーバ133に最新のファームウェアが登録され、配信可能な状態になっているか(配信可能な状態で管理されているか)を確認する。通信制御部903は、図15に示すようなSOAPデータを配信サーバ133に送る。
図15は、画像形成装置から配信サーバ133に送信されるSOAPデータの一例を示す図である。なお、図15に示される、現在のファームコンポーネント情報リストとは、画像形成装置およびネットワークカメラのファームウェアの構成及びその構成のそれぞれのバージョンを示す。このリストは、配信サーバ133が、適用可能な最新のファームウェアを算出する際に使用する。配信サーバ133は、SOAPデータを元に、画像形成装置およびネットワークカメラに配信可能な最新のファームウェアを算出する。そして、配信サーバ133は図16に示すようなSOAPデータを作成して像形成装置に送信する。
図16は、配信サーバ133から画像形成装置に送信されるSOAPデータの一例を示す図である。なお、図16に示されるファームグループバージョンとは、ファームウェア構成全体に付くバージョンであり、その最新のバージョン(配信サーバ133が管理している最新のバージョン)がここで示される。ここで示されたファームウェアが、後述するファームウェアのダウンロード処理(S1505)によりダウンロードされることとなる。なお、基本セット情報は画像形成装置、ネットワークカメラごとに用意される。
一方、アップデート制御部901は、図16に示したSOAPデータを受信し、該受信したSOAPデータを用いて適用可能なファームウェアが存在するか(適用可能なファームウェアが配信サーバ133で管理されているか)否かを判定する(S1504)。即ち、アップデート制御部901は、現在画像形成装置およびネットワークカメラに適用されているファームウェアのバージョンと、受信したSOAPデータに記載されているファームウェアのバージョン(ファームグループバージョン)とを比較する。そして、受信したSOAPデータに記載されているファームウェアのバージョンが送信したバージョンよりも新しいバージョンの場合、適用可能なファームウェアが存在すると判断する。一方、受信したSOAPデータに記載されているファームウェアのバージョンのほうが古い、又は、現在画像形成装置およびネットワークカメラに適用されているファームウェアのバージョンと等しい場合、適用可能なファームウェアが存在しないと判断する。
S1504で、適用可能なファームウェアが存在しない(配信サーバ133で管理されていない)と判定した場合、アップデート制御部901はその他のSOAP処理を実行し(S1507)、本フローチャートの処理を終了する。一方、S1504で、適用可能なファームウェアが存在すると判定した場合、アップデート制御部901はS1505に処理を進める。
S1505では、アップデート制御部901はファームウェアのダウンロード処理を実行する。このダウンロード処理では、アップデート制御部901は、配信サーバ133から順次、必要な全てのファームウェア構成(図16のファームグループバージョンに対応するファームウェア)をダウンロードする。
次に、アップデート制御部901は、ファームウェアの一時保存処理を実行し(S1506)、本フローチャートの処理を終了する。この一時保存処理では、アップデート制御部901は、ファームウェアのダウンロード処理(S1505)により取得したファームウェアをHDD509に保存する。
次に、図13を用いて、画像形成装置に保存されたファームウェアのアップデートについて説明する。ここでは、図10、図11に示したように、定期アップデート設定が行われており、図12に示した一連の動作により、ファームウェアが画像形成装置のHDD509に保存されているものとする。
まず、図13のS1601において、アップデート制御部901は、図12のS1506でHDD509に保存されるダウンロード済ファームが存在するか否かの判定処理を実行する。ダウンロード済ファームが存在しないと判定した場合、アップデート制御部901は本フローチャートの処理を終了する。一方、ダウンロード済ファームが存在すると判定した場合、アップデート制御部901はS1602に処理を進める。
S1602では、アップデート制御部901は、画像形成装置のHDD509に保存されているダウンロード済ファームの中にネットワークカメラのファームウェアが存在するか否かの判定処理を実行する。ネットワークカメラのファームウェアがダウンロード済ファームの中に存在しないと判定した場合、アップデート制御部901は、S1607に処理を進める。一方、ネットワークカメラのファームウェアがダウンロード済ファームの中に存在すると判定した場合、アップデート制御部901は、S1603に処理を進める。
S1603では、アップデート制御部901は、ネットワークカメラのファームウェア適用時間の取得処理を実行する。この取得処理では、アップデート制御部901は、図11の定期アップデート設定画面で設定されてHDD509に保存されているアップデート時間1403を取得する。ここでは先に設定してあるように、アップデート時間1403として「毎週、月曜日、14時」が取得されたものとする。
次に、アップデート制御部901は、S1603で取得したアップデート方法が自動であるか否かの判定処理を実行する(S1604)。アップデート方法が自動でない、すなわち手動であると判定した場合、アップデート制御部901はS1607に処理を進める。S1605では、アップデート制御部901は、S1603で取得したアップデート時間に達したか否かの判定処理を実行する。未だアップデート時間に達していないと判定した場合、アップデート制御部901はS1607に処理を進める。一方、アップデート時間に達したと判定した場合、アップデート制御部901はS1612に処理を進める。
S1612では、アップデート制御部901は、アップデート対象となるネットワークカメラ全てにアップデート処理を実行したか否かの判定処理を実行する。この判定処理では、アップデート制御部901は、画像形成装置に関連付けられたネットワークカメラのうち、ダウンロード済みファームの中に存在するファームウェアの適用対象となるネットワークカメラ全てにアップデート処理を実行したか否かを判定する。そして、アップデート対象となる全てのネットワークカメラにアップデート処理を行ったと判定した場合、アップデート制御部901はS1607に処理を進める。一方、未だアップデート対象となるネットワークカメラが存在すると判定した場合、アップデート制御部901はS1606に処理を進める。
S1606では、アップデート制御部901は、ネットワークカメラのアップデート処理を実行した後、S1612に処理を進める。アップデート処理では、アップデート制御部901は、インストール制御部902に指示して、ダウンロードされてHDD509に保存されているネットワークカメラのファームウェアをネットワークカメラに送信してアップデートさせる。なお、複数のネットワークカメラのファームウェアをアップデートする場合、アップデート制御部901は更新済み、つまりアップデートが完了したネットワークカメラの正常動作を確認後に順次、次にアップデート対象のネットワークカメラに更新指示を行う。
次に、アップデート制御部901は、画像形成装置のHDD509に保存されているダウンロード済ファームの中に画像形成装置のファームウェアが存在するか否かの判定処理を実行する(S1607)。画像形成装置のファームウェアがダウンロード済ファームの中に存在しないと判定した場合、アップデート制御部901は通常処理を行い(S1611)、本フローチャートを終了する。一方、画像形成装置のファームウェアがダウンロード済ファームの中に存在すると判定した場合、アップデート制御部901はS1608に処理を進める。
S1608では、アップデート制御部901は、画像形成装置のファームウェア適用時間の取得処理を実行する。この取得処理では、アップデート制御部901は、図10の定期アップデート設定画面で設定されてHDD509に保存されている適用時間1303を取得する。ここでは先に設定してあるように、適用時間1303として「2時」が取得されたものとする。
次に、アップデート制御部901は、S1608で取得した適用時間に達したか否かの判定処理を実行する(S1609)。未だ適用時間に達していないと判定した場合、アップデート制御部901は通常処理を行い(S1611)、本フローチャートを終了する。一方、S1609で、適用時間に達したと判定した場合、アップデート制御部901はS1610に処理を進める。
S1610では、アップデート制御部901は、画像形成装置のアップデート処理を実行し、本フローチャートの処理を終了する。アップデート処理では、アップデート制御部901はインストール制御部902に指示して、ダウンロードされてHDD509に保存されている画像形成装置のファームウェアを適用して画像形成装置をアップデートさせる。これにより画像形成装置のファームウェアのアップデートが行われることとなる。
次に、図14を用いて、画像形成装置がファームウェアのアップデート対象となるネットワークカメラに対して行うファームウェアアップデート処理について説明する。ファームウェアアップデート処理は、画像形成装置のアップデート制御部901がインストール制御部902に指示することで実行される。
まず、図14のS1701において、インストール制御部902は、ファームウェアをFTPでネットワークカメラに転送するために、アップデート対象のネットワークカメラの通信処理部1006と通信を確立(S1701)した後、S1702に処理を進める。
S1702では、インストール制御部902は、ダウンロードされてHDD509に保存されているネットワークカメラのファームウェアを、FTPを用いてネットワークカメラに送信し、S1703に処理を進める。ネットワークカメラは、画像形成装置からファームウェアを通信処理部1006を介して受信すると、CPU1011が、RAM1013にファームウェアを保存する。
S1703では、インストール制御部902は、ネットワークカメラへのファームウェアの送信が完了すると、TCP/IPを用いてポート番号により、ネットワークカメラへアップデートの指示を行い(図9の1207)、S1704に処理を進める。ネットワークカメラの通信処理部1006が画像形成装置からのアップデート指示を受け付けると、CPU1011は、ネットワークカメラのシステムを再起動する。また、CPU1011は、起動後にアップデートプログラムを実行し、RAM1013に保存したファームウェアをROMに展開してネットワークカメラのファームウェアを更新する。
S1704では、インストール制御部902は、所定時間経過後にネットワークカメラに対して、正常にファームウェアのアップデートが終了したかを確認する動作確認処理を行い、S1705に処理を進める。動作確認処理では、インストール制御部902は画像形成装置がネットワークカメラに対して、ネットワークカメラのシステムが起動し、正常にアップデート処理が完了したかを確認する。本実施例では、システムの正常動作を確認するために、pingを実行し、ネットワークカメラのIPアドレスに動作確認要求としてリクエストパケットを投げ、リプライが返ってくるまでの時間と応答率によって判断する。指定された所定時間内にネットワークカメラから所定の応答率があれば正常起動と判断できる。
なお、システムの正常起動の確認だけでなく、ネットワークカメラがカメラのパン、チルト、ローテーションやズーム動作が可能な機種であれば、それら動作をさせて所望の角度に回転したかなどを確認することで、正常に機能するかを確認することができる。また、ファームウェアのアップデート処理前にカメラが撮影した画像と、アップデートプログラムを実行し、システムが起動した後にカメラが撮影した画像とを比較することで、正常に撮影ができていることを確認することも可能である。例えば、アップデート前後の二つの画像との差分画像から背景差分を求め、背景差分が所定よりも少ない場合には正常に撮影ができていると判断することが出来る。
S1705では、インストール制御部902は、ネットワークカメラのファームウェアのアップデートが正常に終了したか否かの判定処理を実行する。この判定処理では、インストール制御部902は、S1704で実行した動作確認処理の結果に基づいてネットワークカメラがファームウェアのアップデート後に正常に動作しているか否かを判定する。正常にアップデートが終了していないと判断した場合、インストール制御部はS1706に処理を進め、正常にアップデートが終了したと判断した場合、本フローチャートを終了する。
S1706では、インストール制御部902は、ネットワークカメラのファームウェアのアップデートが正常に終了していない旨をエラーログとして、デバイス情報収集部805に渡して、本フローチャートを終了する。なお、エラーログは、直接SOAPメッセージ作成部802に渡して、管理センタホスト111へ送信しても良いことは言うまでもない。
これら、図10、図11の定期アップデートの設定、および図12乃至図14に示した一連の動作により、画像形成装置だけでなく、画像形成装置に関連付けられたネットワークカメラのファームウェアのアップデートを行うことができる。
なお、本実施例において、画像形成装置がネットワークカメラとの通信を中継し、配信サーバ133からネットワークカメラのファームウェアを受信すると共に、ネットワークカメラへのアップデート処理を実行すると説明したが、それに限るものではない。例えば、管理装置117にネットワークカメラ140,141を関連付け、管理装置117が、ネットワークカメラとの通信を中継し、配信サーバからネットワークカメラのファームウェアの受信し、ネットワークカメラへのアップデート処理を実行しても良い。
以上、本発明によれば、画像形成装置によって画像形成装置とネットワークカメラの最新ソフトウェアが管理システムから取得され、最新ソフトウェアが各装置に適用される仕組みを提供することが可能となる。画像形成装置がネットワークカメラの機器情報およびファームウェアを中継するため、ネットワークカメラにファームウェア管理の仕組みを組み込む必要がなくなり、管理者や利用者に負担をかけず双方の装置を管理することができる。また、各装置のアップデート時間を別々に設定して実行することが出来るため、例えば、画像形成装置は利用者のいない夜間や休日に、ネットワークカメラは比較的監視の必要がない日中にアップデートを行うことができる。そのため、画像形成装置とネットワークカメラのファームウェアを好適なタイミングで、常に最新の状態に保つことが可能となる。
(実施例2)
実施例1では、画像形成装置が関連付けられたネットワークカメラのファームウェアを配信サーバから受信した後、画像形成装置とは別の指定時間において、自動でネットワークカメラのファームウェアアップデートを行う例を具体的に示した。本実施例においては、図11の定期アップデート設定画面において、アップデート方法1402に手動が設定された場合の例を説明する。なお、実施例1とは、一部図面が異なるのみであるため、実施例1と同様の部分に関しては、同一番号を付けて省略し、異なる部分のみを以下に説明する。
実施例2において、画像形成装置は、図11で定期アップデートがONに、また、アップデート方法1402は手動に設定されている。また、配信サーバ133から図12に示した一連の動作により、自装置とネットワークカメラのファームウェアが画像形成装置のHDD509に保存されている。図17のアップデート処理指示画面は、その状態でサービスマン若しくは管理者が画像形成装置にログインした場合に、画像形成装置のUI制御部905により表示部511に表示される。以下、ネットワークカメラのファームウェアのアップデート処理を、サービスマン若しくは管理者が画像形成装置の表示部で指示する場合の例を、図17を用いて説明する。
図17は、画像形成装置のUI制御部905により表示部511に表示されるネットワークカメラのアップデート処理指示画面(手動によりネットワークカメラのアップデートを実行するためのユーザインタフェース(UI))の一例を示す図である。
図17に示すアップデート処理指示画面は、カメラ一覧2001、IPアドレス2002、映像画面2003、アップデート実行ボタン2004、キャンセルボタン2005を有する。カメラ一覧2001は、画像形成装置に関連付けられたネットワークカメラの内、HDD509にファームウェアが保存されている、アップデート対象のネットワークカメラの一覧である。カメラ一覧2001には、更新対象のネットワークカメラのIPアドレスが表示されており、ユーザがIPアドレスを選択することで、アップデート対象のネットワークカメラを一つずつ選択することができる。なお、IPアドレス2002に表示する内容はIPアドレスに限るものではない。例えば、ユニークなデバイスIDや、ネットワークカメラの製品名称、またはユーザによって設定された名称などネットワークカメラを一意に識別できる識別情報が画面上に表示されてよい。
IPアドレス2002は、現在選択されているアップデート対象のネットワークカメラである。映像画面2003は、現在選択されているアップデート対象のネットワークカメラ2002が現在撮影している映像である。映像は、ネットワークカメラの通信処理部1006から送信されるMPEG4の動画ストリームデータまたはJPEG静止画データを、画像形成装置の通信制御部(HTTP,TCP/IP)が受信し、UI制御部905が映像画面2003に表示する。アップデート実行ボタン2004は、現在選択されているアップデート対象のネットワークカメラ2002に対して、ネットワークカメラのファームウェアアップデート処理を開始するための実行ボタンである。サービスマン若しくは管理者は、ネットワークカメラ2002が、どの設置場所を撮影しているのかを実際に映像で確認した後、実行ボタン2004を押下することによってネットワークカメラのファームウェアアップデート処理を実行することが出来る。
UI制御部905は、ネットワークカメラのファームウェアアップデート処理を実行後、ネットワークカメラのファームウェアアップデート処理が終了するまで実行ボタン2004の押下を無効とする。また、UI制御部905は、ネットワークカメラのファームウェアアップデート処理が終了した後、図14のS1704の動作確認処理の結果を表示部511に表示し、実行ボタン2004の押下を有効とする。キャンセルボタン2005は、キャンセルボタンで、このボタンを押下することで、この画面を閉じて手動のネットワークカメラのファームウェアアップデートを終了する。
なお、アップデート制御部901は、次の場合において、アップデート方法1402の設定を自動的に変更して、ネットワークカメラのファームウェアのアップデート処理を実行することが出来る。まず、アップデート方法1402が自動に設定されていても、アップデート対象のネットワークカメラが一台のみである場合には、サービスマン若しくは管理者のログイン時に、図17のアップデート処理指示画面を用いて手動でアップデート処理を実行できる。また、アップデート方法1402が手動に設定されていても、ネットワークカメラのファームウェアが、システムの再起動を伴わない一部機能を更新するものである場合には、図13のS1604において自動適用と判断することができる。また、アップデート方法1402が手動に設定されていても、HDD509に保存されているネットワークカメラのファームウェアが、システムの脆弱性を修正するためのものである場合には、図13のS1604において自動適用と判断することができる。
上述のように、画像形成装置は、画像形成装置とネットワークカメラの機器情報を合わせてデバイス管理側に送ると共に、最新のファームウェアが配信された場合には、画像形成装置とネットワークカメラのファームウェアを合わせて取得する。その上で、画像形成装置のHDDにネットワークカメラのファームウェアが保存されている場合に、サービスマン若しくは管理者が画像形成装置にログインすることによって、ネットワークカメラのアップデート処理指示画面を画像形成装置の表示部に表示する。これによって、サービスマン若しくは管理者は、予めネットワークカメラの新しいファームウェアを確認・準備すること無く、画像形成装置の表示部において、ネットワークカメラのファームウェアのアップデート処理を行うことが出来る。
さらに、サービスマン若しくは管理者は、アップデート処理前に、ネットワークカメラが撮影している設置場所を画像形成装置の表示部で映像によって確認することが出来る。例えば、画像形成装置から目視可能な場所を撮影しているネットワークカメラを、その画像形成装置に関連付ける。これにより、アップデート処理中に、サービスマン若しくは管理者はネットワークカメラの設置場所を目視で確認できるため、設置場所のセキュリティを保つことに繋がる。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(コンピュータプログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給する。そしてそのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。

Claims (9)

  1. ネットワークを介してソフトウェアを管理する管理システムと通信を行う画像形成装置であって、
    前記画像形成装置が設置される設置環境を撮影するネットワークカメラのソフトウェアについての情報を示す第1構成情報を、ネットワークを介して受信する受信手段と、
    前記第1構成情報と、前記画像形成装置のソフトウェアについての情報を示す第2構成情報とを前記管理システムに送信する送信手段と、
    前記管理システムにおいて前記第1構成情報と前記第2構成情報とに基づき特定された更新に係るソフトウェアの情報に従い、更新に必要なソフトウェアを取得する取得手段と、
    前記取得されたソフトウェアを記憶する記憶手段と、
    前記記憶されたソフトウェアが前記画像形成装置のためのソフトウェアである場合は、当該ソフトウェアを適用する適用手段と、
    前記記憶されたソフトウェアが前記ネットワークカメラのためのソフトウェアである場合は、当該ソフトウェアと更新指示とを前記ネットワークカメラに対して配信する配信手段と、を備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ネットワークカメラと前記画像形成装置のためのソフトウェアを適用する時間を指定する指定画面を表示する表示手段をさらに備え、
    前記配信手段は、前記指定画面で指定されたネットワークカメラのためのソフトウェアを適用する時間に当該ソフトウェアと更新指示とを前記ネットワークカメラに対して配信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記指定画面では、前記ネットワークカメラのためのソフトウェアを適用する時間と前記画像形成装置のためのソフトウェアを適用する時間は別々に指定可能である
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記配信手段は、前記ネットワークカメラのためのソフトウェアを自動で適用させる場合は前記ネットワークカメラのためのソフトウェアを適用する時間に当該ソフトウェアと更新指示とを前記ネットワークカメラに対して配信し、
    前記表示手段は、自動で適用させない場合は前記ネットワークカメラのためのソフトウェアの適用によって更新するネットワークカメラの識別情報を自装置の画面上に表示する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 前記表示手段はさらに、前記ネットワークカメラが撮影した前記設置環境を前記自装置の画面上に表示する
    ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記配信手段は、複数の前記ネットワークカメラのソフトウェアを更新する場合は、更新済みのネットワークカメラの正常動作を確認後に順次、更新対象のネットワークカメラに更新指示を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記配信手段は、更新が完了したネットワークカメラが、動作確認要求に対し所定時間内に応答した場合に前記正常動作であると判断する
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. ネットワークを介してソフトウェアを管理する管理システムと通信を行う画像形成装置における制御方法であって、
    前記画像形成装置が設置される設置環境を撮影するネットワークカメラのソフトウェアについての情報を示す第1構成情報を、ネットワークを介して受信する受信工程と、
    前記第1構成情報と、前記画像形成装置のソフトウェアについての情報を示す第2構成情報とを前記管理システムに送信する送信工程と、
    前記管理システムにおいて前記第1構成情報と前記第2構成情報とに基づき特定された更新に係るソフトウェアの情報に従い、更新に必要なソフトウェアを取得する取得工程と、
    前記取得されたソフトウェアを記憶する記憶工程と、
    前記記憶されたソフトウェアが前記画像形成装置のためのソフトウェアである場合は、当該ソフトウェアを適用する適用工程と、
    前記記憶されたソフトウェアが前記ネットワークカメラのためのソフトウェアである場合は、当該ソフトウェアと更新指示とを前記ネットワークカメラに対して配信する配信工程と、を含む
    ことを特徴とする制御方法。
  9. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の手段としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
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