JP2015133020A - 管理クライアント装置および管理システム、管理方法及びプログラム - Google Patents

管理クライアント装置および管理システム、管理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像形成装置とその画像形成装置を監視しているネットワークカメラとの対応関係を登録していても、レイアウト変更などで画像形成装置が移動した場合にネットワークカメラで監視できなくなる。ネットワークカメラで監視しているはずの画像形成装置が監視エリアから外れてしまったことを複雑な映像解析を行わずに提供する。
【解決手段】ネットワークカメラで撮影した映像に特徴となるLEDの点灯や表示部の点灯が行われる画像形成装置の状態(ジョブ実行中、など)を検知し、その状態の画像形成装置をネットワークカメラで撮影することで、LED点灯や表示部点灯などの特徴点が検出されるか否かを判断し、ネットワークカメラの監視範囲に画像形成装置が居るか否かを判断する、デバイス管理システム。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばネットワークカメラ等と連携して画像形成装置を管理するシステムに関する。特に、画像形成装置と連携しているネットワークカメラの異常を検出する管理クライアント装置および管理システム、管理方法及びプログラムに関する。
オフィス向けの複合機やプリンタに代表される画像形成装置をネットワークに接続して、遠隔地から故障などのエラー情報や消耗品の減少などのアラート情報を収集するデバイス管理技術が知られている。また、デバイス管理システムと監視目的でオフィス内に設置されたネットワークカメラとが連携することにより、画像形成装置の稼働状況を監視する技術が検討されている。
一方で、上記のような監視を実現させるために、予め画像形成装置とそれを撮像可能なネットワークカメラとを関連付けておく必要がある。しかし、オフィスで画像形成装置の引っ越し(レイアウト変更など)が発生すると、ネットワークカメラで撮像できる範囲の外に画像形成装置が移動してしまい、監視目的が果たせない可能性がある。そこで、特許文献1では、静止物体が無くなった事を検知し警告を発することができる技術を提供している。
特開2010−272947号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、カメラで取得した画像中の物体のエッジ部(境界部)にサンプリング点を設定し、そのサンプリング点の周囲輝度を用いて物体の有無を判断するもので、背景画像の輝度に影響されやすかった。例えば、オフィスでは夜間に照明が消される事も考えられ、背景画像の輝度が状況に応じて変化し、正確な静止物体の有無の判断ができない可能性があった。
また、背景画像の輝度の変化に対応する技術として、撮像手段の露出量の時間的変化に応じて、取得された画像の輝度値を補正する提案がなされている。しかし、輝度値補正を行いながら時間的に変化する撮像された画像の変化の抽出を行うと、処理が煩雑になり、監視システムとして処理負荷が高くなってしまうという課題があった。
本発明は上記従来例に鑑みて成されたもので、低負荷の処理により高い精度で対象物件の有無、たとえば画像形成装置の有無を判断することができる管理クライアント装置および管理システム、管理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明のシステムは以下のような構成を有する。
ネットワークデバイスを管理する管理クライアント装置であって、
ネットワークデバイスから状態を取得する取得手段と、
前記取得された状態に応じて、当該ネットワークデバイスを監視するネットワークカメラを含むカメラシステムに対して、前記ネットワークデバイスの撮影状況の要求をする要求手段と、
前記要求に応じて前記カメラシステムから応答された撮影状況に基づき、前記ネットワークカメラと前記ネットワークデバイスとの対応を判定する判定手段とを有する。
あるいは他の側面によれば本発明は以下の構成を有する。
ネットワークデバイスを管理する管理クライアントと、少なくともネットワークカメラを含むカメラシステムとを含む管理システムであって、
前記管理クライアントは、
ネットワークデバイスから状態を取得する取得手段と、
前記取得された状態に応じて、当該ネットワークデバイスを監視するネットワークカメラを含むカメラシステムに対して、前記ネットワークデバイスの撮影状況の要求をする要求手段と、
前記要求に応じて前記カメラシステムから応答された撮影状況に基づき、前記ネットワークカメラと前記ネットワークデバイスとの対応を判定する判定手段とを有し、
前記カメラシステムは、
前記要求に応じて、前記ネットワークカメラにより撮影された映像データの解析を行う解析手段と、
前記解析の結果を前記撮影状況として前記管理クライアントに応答する応答手段とを有する。
本発明によれば、低負荷の処理により高い精度で対象物件の有無、たとえば画像形成装置の有無を判断することができる。
本発明の実施するためのデバイス管理システム構成図 情報処理機能のハードウェア構成図 本発明の実施形態におけるシステムのソフトウェア構成、及びネットワーク相互接続図 デバイス管理テーブルを示す図 ネットワークカメラ管理テーブルを示す図 エラーログレコードを示す図 エラーログテーブルを示す図 ネットワークカメラのプリセット設定管理テーブルを示す図 ステータス映像タグ管理テーブルを示す図 ネットワークカメラ・デバイス対応テーブルを示す図 画像形成装置の状態管理表を示す図 本発明の実施例1におけるネットワークカメラと画像形成装置との対応関係をチェックする処理フロー オフィスに設置された画像形成装置とネットワークカメラの位置関係を示すレイアウト図 ネットワークカメラで撮影された映像の一例を示す図 本発明の実施例2におけるネットワークカメラと画像形成装置との対応関係をチェックする処理フロー 本発明の実施例4におけるネットワークカメラと画像形成装置との対応関係をチェックする処理フロー
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
[実施形態1]
<デバイス管理システムの構成>
図1は、本発明の実施形態にかかるデバイス管理システム(あるいはデバイス監視システム)の構成の一例である。デバイス管理サーバ101は、クラウド環境において画像形成装置106やネットワークカメラ108の管理を行う。画像形成装置106、及びネットワークカメラ108はLAN(Local Area Network)104に接続され、LAN104は、ゲートウェイ装置102を介してインターネット103に接続されている。また、デバイス管理サーバ101も、ゲートウェイ装置102を介してインターネット103に接続されていて、デバイス管理サーバ101と各装置とはインターネット103を介して接続している。デバイス管理クライアント105は、LAN104内に接続されているネットワークデバイスである画像形成装置106やネットワークカメラ108の装置情報を収集する。デバイス管理クライアント105は、LAN104内の各装置の情報を収集し、必要に応じてデバイス管理サーバ101へその情報を送信する。画像形成装置106は、パーソナルコンピュータ109が要求したプリントジョブを、LAN104を介して受信し、プリントする。画像形成装置106は、プリント機能のみをもつプリンタや、コピー・スキャン・プリント・FAX等の機能を有する複合機などの種別が存在する。ネットワークカメラ108は、撮像素子で撮影した映像をLAN104へ配信する。ネットワークカメラ108は、ネットワークデバイスたとえば画像形成装置を監視対象として、それを撮影し、撮影した映像を配信する。カメラ管理サーバ107は、ネットワークカメラ108から配信された映像を録画する。カメラ管理サーバとそれが管理するネットワークカメラとをまとめてカメラシステムと呼ぶ。
図2は、デバイス管理サーバ101、画像形成装置106、デバイス管理クライアント105、カメラ管理サーバ107、ネットワークカメラ108における、情報処理機能のモジュール構成図である。
ユーザーインターフェース201は、ディスプレイ、キーボード、マウス、タッチパネルなどによる情報の入出力を行う。これらのハードウェアを備えない機器においては、リモートデスクトップやリモートシェルなどにより、他のコンピュータから接続・操作することも可能である。ネットワークインターフェース202は、LANなどのネットワークに接続して、他のコンピュータやネットワーク機器との通信を行う。ROM204には組込済みのプログラムおよびデータが記録されている。RAM205はプログラムを実行するための一時メモリ領域である。二次記憶装置206は、HDDなどに代表される大容量かつ永続的なメモリ装置であり、プログラムやデータを保存する。CPU203は、ROM204、RAM205、二次記憶装置206などから読み込んだプログラムを実行する。各部は入出力インターフェース207を介して接続されている。
<本システムのソフトウェア構成>
図3は、本システムのソフトウェア構成およびネットワークを介した相互接続状況を示している。データベース331は、デバイス管理サーバ101に備えられ、デバイス管理サーバ101の各機能に必要なデータを保持する。Webアプリケーション332は、Webユーザーインターフェース(以降WebUI)333およびアプリケーションプログラミングインタフェース(以降API)334を提供する。Webアプリケーション332は、ネットワークを経由して、他の機器からのリクエストを処理し、必要に応じてデータベース331のデータにアクセスして、各種機能を実行し、応答を返す。
データベース341は、カメラ管理サーバ107に備えられ、カメラ管理サーバ107の各機能に必要なデータを保持する。Webアプリケーション342は、Webユーザーインターフェース(以降WebUI)343およびアプリケーションプログラミングインタフェース(以降API)344を提供する。Webアプリケーション342は、ネットワークを経由して、他の機器からのリクエストを処理し、必要に応じてデータベース341のデータにアクセスして、各種機能を実行し、応答を返す。映像比較部345は、Webアプリケーション342に対するリクエストと共にデータベース341に格納された録画された映像と、ネットワークカメラから受信した映像との比較を行う。
ネットワークカメラ108の撮像部321は、カメラのレンズや撮像素子などを制御して、画像を取得する。映像処理部322は、撮像部321で取得した原画像に処理を施し、映像データなどに加工する。また、画像認識などの追加処理を行なって、画像あるいは映像から、追加の情報を得る。データ送信部323は、映像データをネットワーク上の他の機器に送信する。WebUI324は、ネットワークカメラのビューワ画面や、管理画面を提供する。ビューワ画面では、カメラで捉えた映像を確認しながら、カメラの向きやズーム、フォーカスなどの操作をすることができる。管理画面では、カメラの撮像位置のプリセット登録、映像処理部322で施す処理の指定や、データ送信部323が送信する映像データの宛先登録などができる。API325は、他の機器からのリクエストによって、カメラの操作や、設定データ登録などを実施する。設定データ管理部326は、撮像部321、映像処理部322、データ送信部323のための設定データを保持する。
アプリケーション311は、画像形成装置106で実行され、その機能や目的に応じて、複数のアプリケーションを画像形成装置106内にインストールし、また実行することができる。例えば、コピー・スキャン・プリントなどを実行するアプリケーションなどが挙げられる。状態通知部312は画像形成装置106の状態を外部へ通知する。状態とは、例えばジョブ受け付け待ちのスタンバイ状態や、省電力状態や、ジョブ実行中であることなどを示す。状態通知部312は、画像形成装置106の状態をより詳細に通知が可能で、例えば、ジョブ実行中である場合は、そのジョブがプリントジョブであるかスキャンジョブであるか、プリントジョブの場合は、プリント枚数とその進捗を通知することも可能である。ログ記録部313は、アプリケーション311からの要求に従って、ジョブログ・エラーログ・操作ログなどのログを記録・保管する。ネットワークカメラ連携アプリケーション314は、WebUI315、API呼出部316、ローカルUI317を備える。API呼出部316は、カメラ管理サーバ107のAPI344、ネットワークカメラ108のAPI325を呼び出して、必要な処理を実行する。ローカルUI317は、画像形成装置106のユーザーインターフェース210にネットワークカメラ連携アプリケーションの操作画面を提供する。アプリケーション管理部318は、画像形成装置106内のアプリケーションのインストール・アンインストール・起動・停止などを管理・制御する。
ブラウザ301は、デバイス管理クライアント105にインストールされており、前述の各機器のWebUIにアクセスし、各種機能を実行する画面の表示および操作を提供する。ログ取得部351は、画像形成装置106のログ記録部313が記録したログを取得する。なお、本実施形態においてはデバイス管理クライアント105が画像形成装置106のログを収集し、まとめてデバイス管理サーバ101へ送信する構成としている。しかしながら、画像形成装置106にログ送信部(不図示)を備えることによって、画僧形成装置106からデバイス管理サーバ101へ送信してもよい。ログ送信部352は、ログ取得部351は取得した画像形成装置106のログをデバイス管理サーバ101へ送信する。状態取得部353は、画像形成装置106の状態通知部312から画像形成装置の状態を取得する。デバイス管理クライアント105は、状態通知部312に対して画像形成装置106の状態を問い合わせることによって、画像形成装置106の状態を取得することができる。デバイス・カメラ関係確認部354は、画像形成装置106とそれを撮影するネットワークカメラ108との関係をチェックする。図8を用いて後述するカメラ・デバイス対応テーブル800に登録されたネットワークカメラ108と画像形成装置106との対応関係を確認する。
<データベース331、341内の管理テーブル>
図4、図5は、データベース331、341内の各種管理テーブルを示した説明図である。デバイス管理テーブル400は、複数台の画像形成装置106を管理するためのデータベース331内のテーブルである。デバイスシリアルID401は、画像形成装置106のデバイスシリアルIDを格納するカラムである。IPアドレス402は、画像形成装置106のIPアドレスを格納するカラムである。メーカー名403は画像形成装置106のメーカー名を格納するカラムである。機種名404は、画像形成装置106の機種名を格納するカラムである。デバイスタイプ405は、MFP・SFPなどのデバイスタイプを格納するカラムである。カラー種別406は、画像形成装置106がカラー印刷能力を有するか、あるいはモノクロ印刷能力のみであるかを表すカラー種別を格納するカラムである。設置場所407は、画像形成装置106の設置場所を示す情報を格納するカラムである。デバイスシリアルID401は、画像形成装置106の個体を識別する一意のIDである。画像形成装置106を製造する際に、個体ごとにデバイスシリアルIDを付与して、不揮発性の記憶領域に記録しておき、後に画像形成装置自体がデバイスシリアルIDを読み出し可能としておく。デバイスシリアルIDが分かれば、デバイス情報管理テーブル400を参照し、画像形成装置106の機種名など必要な情報を特定することができる。画像形成装置106は、デバイス管理サーバ101の管理対象として登録されるときに、デバイスシリアルID401〜設置場所407の自機の情報を送信し、デバイス管理サーバ101は、デバイス管理テーブル400にレコードを追加する。
ネットワークカメラ管理テーブル500は、複数台のネットワークカメラ108を管理するためのデータベース341内のテーブルである。IPアドレス501は、ネットワークカメラ108のIPアドレスを格納するためのカラムである。メーカー名502は、ネットワークカメラ108のメーカー名を格納するカラムである。機種名503は、ネットワークカメラ108の機種名を格納するカラムである。カメラタイプ504は、ネットワークカメラ108のパンチルト・広角・箱型固定などのカメラタイプを格納するカラムである。カメラ名505は、ネットワークカメラ108の個体ごとに設定されたカメラ名を格納するカラムである。設置場所506は、ネットワークカメラ108の個体ごとの設置場所情報を格納するカラムである。
<エラーログ>
図6は、画像形成装置106のログ記録部313で記録されるエラーログレコード600を示した説明図である。エラーID601は、画像形成装置106ごとに一意なIDであるエラーIDを格納するカラムである。エラーIDは生じた個別のエラーの識別子である。エラー開始日時602は、エラーの開始日時を格納するカラムである。エラー終了日時603は、エラーの終了日時を格納するカラムである。エラーレベル604は、エラーの重要度を表すエラーレベルを格納するカラムである。エラーコード605は、エラーの種別を識別するためのエラーコードを格納するカラムである。発生個所606は、エラーの発生箇所を格納するカラムである。
図7は、データベース331内のエラーログテーブル700を説明する図である。デバイスシリアルID701は、送信元の画像形成装置106のデバイスシリアルIDを格納するためのカラムである。エラーID702から発生個所707までは、エラーログレコード600のエラーID601から発生個所606の値が格納されるカラムである。
デバイス管理クライアント105のログ取得部351は、画像形成装置106がログ記録部313に記録したエラーログレコード600を取得する。続いてデバイス管理クライアント105のログ送信部352は、デバイス管理サーバ101のAPI334を呼び出し、エラーログレコード600を送信する。Webアプリケーション332は、受信したエラーログレコードをデータベース331のエラーログテーブル700に格納する。これにより、デバイス管理サーバ101は、複数台の画像形成装置106の過去から現在に渡るまでのエラー発生状況を管理する。例えば、警告のエラーレベルのエラーログを受信したら、警告を表示して通知するなどのデバイス管理機能を提供できる。
<カメラ・デバイス対応テーブル>
図8は、デバイス管理サーバ101のデータベース331に保持されるネットワークカメラ108と画像形成装置106の関係を示すカメラ・デバイス対応テーブル800の一例である。カメラ・デバイス対応テーブル800は、どのネットワークカメラ108がどの画像形成装置106を撮影するか、その対応関係を管理するものである。カメラIPアドレス801は、ネットワークカメラ108のIPアドレスを格納するカラムである。デバイスシリアルID802は、IPアドレス801を持つカメラによる撮影対象となる画像形成装置106のデバイスシリアルIDを格納するカラムである。時間指定803は、IPアドレス801のネットワークカメラ108が、特定の時間のみデバイスシリアルID802の画像形成装置106を撮影するか、常時(24時間)撮影するかを示すカラムである。時間指定803の値「あり」は特定の時間のみ撮影することを示し、「なし」は24時間撮影することを示す。画質804は、IPアドレス801のネットワークカメラ108の撮影時の画質を示すものである。画質804において「高」は高精細な画質を示し、「中」は平均的な画質を示し、「低(全方位)」は画質が低いことを示している。ただし、「低(全方位)」は低画質ながら、ネットワークカメラ108の設置場所から全方位(360度)の撮影が可能であることから、同じフロア内のすべての画像形成装置106が撮影対象となりうる。カメラプリセットID805は、デバイスシリアルID802の画像形成装置106がネットワークカメラ108で撮影可能なプリセットを示すプリセットIDを格納するカラムである。プリセットとは、後述する図9で説明するプリセット設定管理テーブル900に予め設定が登録されている撮影方位および範囲またはそのいずれかが可変なネットワークカメラ108の撮影方位および範囲またはそのいずれかを表すもので、パン・チルト・ズームの位置を示す情報である。パンとは水平方向の、チルトとは垂直方向の、ズームとは拡大/縮小のそれぞれ位置を示す情報である。なお以下の説明では、撮影範囲も含めて撮影方位と呼ぶ。撮影方位が可変なネットワークカメラ108は、複数のプリセット設定を保持可能で、必要に応じて前述のプレイセットIDで登録された撮影方位(パン・チルト・ズーム)へカメラの向きを変更することができる。このプリセット設定および呼び出しの機能は、1台のカメラで複数箇所を巡回しての撮影をしたい場合に用いることができる。また、撮影方位が可変でないネットワークカメラ108(例えば、全方位撮影可能なカメラ)の場合は、全方位(広角)で撮影した映像の一部をデジタルズームし、拡大・切り出したい場合にもこのプリセット設定を用いることができる。
なおデバイス管理テーブル400およびネットワークカメラ管理テーブル500は、画像形成装置106およびネットワークカメラ108がネットワークに接続された際にデバイス情報をサーバに送信することにより構成できる。設置場所やカメラ名など、ネットワークに接続された装置が有していない情報に関しては、たとえばユーザーが後から入力してもよい。ネットワークカメラとデバイスとの対応およびプリセット設定は、デバイス管理サーバ101の端末に表示したユーザーインターフェースからデバイス管理システム100の管理ユーザーによる操作で設定できる。そのユーザーインターフェースには、たとえば、カメラを指定するための入力部と、指定されたカメラにより撮影されている映像の表示部と、カメラの撮影方位を変えるための操作部と、その他必要な入力のための入力部などが用意されている。そして、ネットワークカメラ管理テーブル500に登録されたカメラをカメラ名や設置場所などで指定し、撮影方位を変更可能なカメラであれは、ユーザーインターフェースに表示されたパン、チルト、ズームの各操作部を操作しつつ指定したカメラにより撮影された映像を見て、その映像に移っている画像形成装置のデバイスシリアル番号をユーザーインターフェースから入力する。また、撮影方向が確定したなら、プリセット名を入力して、そのときのパン、チルト、ズーム、フォーカスモードとともに関連付けてプリセット設定管理テーブル900(後述)に登録する。さらに、指定されたカメラのカメラIPアドレスと、入力されたデバイスシリアルIDと登録されたプリセット設定のプリセットIDとを関連付けて、ネットワークカメラ・デバイス対応テーブル800に登録する。このとき、画質や時間指定等を入力してもよい。画像形成装置のデバイスシリアルIDは、たとえばその画像形成装置の撮影される側に表示しておくことで映像から確認できる。もちろん上記の方法は一例であって、さらに自動化することもできるであろうし、一部あるいはすべてをマニュアル入力で行うこともできよう。
<プリセット設定管理テーブル>
図9は、ネットワークカメラ108の設定データ管理部326内のプリセット設定管理テーブル900を説明する図である。プリセットID901は、プリセットIDを格納するカラムである。プリセット名902は、プリセット名を格納するカラムである。パン903、チルト904、ズーム905は、カメラのパン・チルト・ズームの設定値をそれぞれ格納するカラムである。フォーカスモード906は、カメラのフォーカスモードの設定値を格納するカラムである。監視優先度907は、監視優先度を格納するカラムである。ネットワークカメラ108は、プリセット設定管理テーブル900に登録された情報に基づき、指定されたプリセットIDに対応する撮影方位を撮影することが可能である。また、時間帯に応じたプリセットを1台のカメラに適用することで、各プリセットIDで指定された撮影方位を時間帯ごとに巡回することも可能である(時間帯に関する情報は図示せず)。プリセット設定管理テーブル900は、ネットワークカメラ108ごとに設定データ管理部326に保持されている。
<ステータス映像タグ管理テーブル>
図10は、デバイス管理クライアント105のデバイス・カメラ関係確認部354に格納されているステータス映像タグ管理テーブル1000を説明する図である。デバイスシリアルID1001は、デバイスシリアルIDを格納するカラムである。ステータスID1002は、画像形成装置106のステータスIDを格納するカラムである。カメラIPアドレス1003は、映像タグ情報の映像を撮影したネットワークカメラのIPアドレスを格納するカラムである。映像タグ情報1004は、撮影済みの映像へのリンクである映像タグ情報を格納するカラムである。このステータス映像タグ管理テーブル1000は、画像形成装置106とネットワークカメラ108との対応関係を登録する際に、各ステータス種別における画像形成装置106を撮影して録画し、その映像に付したタグ情報を管理する。映像タグ情報1004が示す映像は、画像形成装置106とネットワークカメラ108との対応関係をチェックする際にリファレンス映像として使用する映像である。したがって撮影済みの映像からリファレンス映像を選択したうえで、そこにタグ情報付して、ステータス映像タグ管理テーブル1000に登録し、管理する。なお、ステータス映像の撮影・録画とその映像タグ情報1004の登録は、画像形成装置106とネットワークカメラ108の対応関係登録時でなくても、事後に行ってもよい。
なお映像に映像タグを付する方法は、たとえば画像形成装置を指定してその画像形成装置と関連付けられたカメラのIPアドレスをネットワークカメラ・デバイス対応テーブル800から取得し、当該カメラで撮影された得像を再生する。そして、管理ユーザーが再生された映像を見つつ画像形成装置のステータスを判定し、ステータス種別ごとに指定したタイミングで、その映像およびタイミングを特定する映像タグ情報を生成する。指定された画像形成装置のデバイスシリアルID、関連付けられたカメラのIPアドレス、作成された映像タグ情報を関連付けてステータス映像タグ管理テーブル1000に登録する。関連付けられるステータスIDは、例えばユーザーが該当するステータス種別や印刷枚数、操作部の状態(点灯/消灯)、対応関係チェック処理の可・不可の別などの組をステータスIDごとに予め登録したもので、そのうちから該当するステータスとして選択されたものである。ただし、レファレンス映像は後述するように、カメラとデバイスとの対応関係のチェックを行う際に参照されるものであるので、チェックを行わない状態については必要ない。そのため如何に説明するステータス情報において、対応関係チェック処理1105が「実行不可」となっているステータスについては映像タグ情報は不要である。
図11のステータス情報を用いて画像形成装置106の状態(ステータスID)と、その状態で対応関係チェックが実行可能か否かを示す表について説明する。ステータスID1101は、予め定義されている。ステータス種別1102は、画像形成装置106の状態(ステータス)の種別である。印刷枚数1103は、ステータス種別1102がジョブ(プリント、コピーなど)の場合に、その印刷枚数を示している。ここでは、10枚未満の印刷であるか、10枚以上の印刷であるかでステータスID1101を区別している。操作部状態1104はユーザーインターフェース201(操作部の表示部)の画面状態を示している。ここでは、同じスタンバイであっても、ユーザーがログイン中の画面状態と、ログイン待ちの画面状態とでステータスID1101を区別している。対応関係チェック処理1105は、これらステータスID1101において画像形成装置106とネットワークカメラ108との対応関係がチェック可能か否かを示している。
このように映像タグが付された映像は、識別された特定の状態にある画像形成装置を撮影した映像であり、ステータス映像タグ管理テーブル1000ステータスIDおよび図11のステータス情報から、映像と画像形成装置の状態とを関連付けることができる。
<対応関係チェック処理>
図12は、前述のネットワークカメラ・デバイス対応テーブル800(図8)に登録されている画像形成装置106とネットワークカメラ108との対応関係をチェックする処理を表すフローチャートである。対応関係のチェックとは、ネットワークカメラ108で、ネットワークカメラ・デバイス対応テーブル800に登録されている画像形成装置106が撮影可能な状態であるかを確認することである。例えば、オフィスの配置変更などで画像形成装置106の設置場所が変わったことにより、登録されたネットワークカメラ108で画像形成装置106が撮影できなくなった場合が考えられる。図12の手順によりそのような状況を判定し、例えば管理ユーザーに警告を与えてその対策を講じることができる。
図13に示すように、画像形成装置106が、106−Aの位置に設置されていた時に、その画像形成装置106−Aを撮影可能なネットワークカメラ108−Aをネットワークカメラ・デバイス対応テーブル800に登録されているとする。この時、画像形成装置106−Aはネットワークカメラ108−Aの撮影可能範囲1302にカバーされている。その後、オフィス1301において配置変更が発生し、画像形成装置106−Aは、106−Bの位置に移動されたとする。その結果、ネットワークカメラ108−Aの撮影可能範囲1302の範囲外へ画像形成装置106−Bが移動してしまったため、ネットワークカメラ・デバイス対応テーブル800に登録されたカメラ108と画像形成装置106との対応関係が解消されてしまうことになる。図12の手順では、そのような状態を検出して警告を発する。この警告を受けた管理者が、ネットワークカメラ108と画像形成装置106との対応関係を再設定することで、カメラと画像形成装置との対応関係が常に保たれる。対応関係の再設定は、たとえば図8の説明の末尾に記載したような方法で行える。
図12では、デバイス管理サーバ101、デバイス管理クライアント105、画像形成装置106、カメラ管理サーバ107、ネットワークカメラ108のそれぞれの処理とそれぞれの装置の処理のシーケンスを表している。図12における各ステップは、各装置のROM204や二次記憶装置206に保存された制御プログラムを、CPU203が実行することにより処理される。
デバイス管理クライアント105は、定期的に画像形成装置106とネットワークカメラ108の対応関係をチェックする。予め決められた対応関係をチェックする時刻になった場合にチェックを実施する(S1201のYes)。チェックは管理下の画像形成装置が対象となるため複数の画像形成装置を対象とすることがあるが、以下の説明では簡単化のために1台の画像形成装置を対象として説明する(これを対象画像形成装置と呼ぶ)。複数台の画像形成装置を対象とする場合には、画像形成装置ごとに図12の手順を実行すればよい。デバイス管理クライアント105は、LAN104内に接続されている対象画像形成装置106に対し、状態(ステータス)の取得要求を送信し、状態の通知を得る(S1202、S1203)。以下の説明は対象画像形成装置106についてのものであるので、対象画像形成装置のことを単に画像形成装置106と呼ぶことにする。画像形成装置106の状態は、画像形成装置106の状態通知部312よりデバイス管理クライアント105へ通知される。画像形成装置106から通知される状態情報は、図11に示したような予め定義されたステータスIDで通知する。すなわち、図11のステータス情報は、画像形成装置600とデバイス管理サーバ101とで共有されており、画像形成装置106は、状態の取得要求を受信した時点における状態に該当するステータスIDをステータス情報から選択して応答する。次に、デバイス管理クライアント105は、画像形成装置106から得た状態の情報(ステータスID)を基に、当該画像形成装置106とそれを撮影するために登録されているネットワークカメラ108との対応関係をチェック可能か判断する(S1204)。デバイス管理クライアント105は、画像形成装置106から得た状態(ステータスID)によって、図11のステータス情報の表に基づいて、現在の画像形成装置106の状態が対応関係をチェックすることができるか否かを判断する。すなわち、受信したステータスIDに対応した対応関係チェック処理1105を参照して、「実行可」であるか否かを判断する。
ステップS1204において、図11に示す表に基づき対応関係チェックの実行可否を判断した結果、画像形成装置106の状態がチェック実行可能な状態である場合、デバイス管理クライアント105は次のステップS1205へ進む。その場合、デバイス管理クライアント105は、デバイス管理サーバ101に対して、当該画像形成装置106と対応関係にあるネットワークカメラを特定する情報を問い合わせる(S1205)。デバイス管理サーバ101は、データベース331に格納されているネットワークカメラ・デバイス対応テーブル800を参照して、画像形成装置106のデバイスシリアルID802に対応するネットワークカメラのIPアドレス801を通知する(S1206)。次に、デバイス管理クライアント105は、先にステップS1203で取得した画像形成装置106の状態の様子を予め撮影・録画した映像の映像タグ情報を検索する(S1207)。映像タグ情報は、ステータス映像タグ管理テーブル1000より検索される。なお映像タグ情報1004は、ステータス映像タグ管理テーブル1000においてはデバイスシリアルIDとも関連付けられているため、カメラIPアドレスではなく、デバイスシリアルIDから直に特定することもできる。映像タグ情報をステータス映像タグ管理テーブル1000は、デバイス管理クライアント105のデバイス・カメラ関係確認部354に格納されている。ステータス映像タグ管理テーブル1000には、画像形成装置106のデバイスシリアルIDとステータスIDが保持されており、それらIDに基づく予め撮影・録画してある映像へのリンク(映像タグ情報1004)を参照できる。
次に、デバイス管理クライアント105は、特定した映像タグ情報の中から、現在の画像形成装置106の状態を示すステータスIDに対応した映像タグ情報1004をカメラ管理サーバ107へ通知する(S1208)。合わせて、デバイス管理クライアント105は、現在の画像形成装置106を撮影した映像と、通知した映像タグ情報1004が示すリファレンス映像とを比較し、映像上あるいは外観上の特徴点の一致・不一致を判断するようカメラ管理サーバ107に対して指示を出す(S1209)。
カメラ管理サーバ107は、ステップS1209の指示を受け、現在の画像形成装置106の映像を取得するよう、ネットワークカメラ108に要求し、所定時間の間の映像を得る(S1210、S1211)。続いて、カメラ管理サーバ107は、映像タグ情報1004で指定された画像形成装置106が写されたリファレンス映像と、ネットワークカメラ108から得た現在の映像(すなわち現在撮影した映像)との比較を行う(S1212)。
ここで行う比較とは、予め画像形成装置106とネットワークカメラ108との対応関係が明らかな時点で撮影された画像形成装置106の映像と、現在、画像形成装置106が映っていると思われる映像とを比較することである。これによって、画像形成装置106とネットワークカメラ108との対応関係が現在も継続されているかを確認することができる。なおこの対応関係の確認は、カメラが画像形成装置を撮影できているか否かを含む撮影状況の確認と言い替えることもできる。映像の比較は、比較される映像を解析して、映像タグ情報1004で指定されたリファレンス映像に含まれる画像の輝度値の時系列的な変化や、特徴的な輝度パターンの画素位置やその時系列的変化を特徴点として抽出し、現在の映像とその特徴点に関して比較を行う。例えば、画像形成装置106が10枚以上のプリントジョブを実行中で、ユーザーインターフェースの表示部が消灯している状態の時(図11のステータスIDがS002−000004の時)の画像形成装置106を撮影した画像の一例を図14に示す。画像1401は、ネットワークカメラ108で撮影した映像である。中央に映し出されている物体が画像形成装置106である。このステータスIDがS002−000004の状態を撮影した画像の特徴点としては、ジョブ実行中を意味するLED1402が点灯(或いは点滅)している点である。このように、ステップS1212では、画像中の輝度値が特徴的な変化を示す点について、映像タグ情報1004で指定されたリファレンス映像と、現在、撮影している映像とを比較し、特徴点について一致・不一致の判断を行う。特徴点は映像中から特定され、その一致が判定される。例えば一方から抽出された特徴点と他方の特徴点とが異なる特徴を呈する場合には不一致となる。特徴点が多い方が一致・不一致の判定精度が上がるので、特徴点は複数抽出してもよい。特徴の一致・不一致は、たとえば特徴点が複数ある場合には、そのうちの所定の数を超えて一致する特徴点があることであってよい。また、特徴点が一つの場合には、一致の程度を評価して、その評価値で判定してよい。一致の程度の評価は例えば時間的・空間的な映像間の相関をとり、その値が一定以上の相関を示す場合に一致と判定する。
ステップS1213で、カメラ管理サーバ107は、デバイス管理クライアント105に対して特徴点に関する比較結果を通知する。特徴点が一定以上一致していれば画像形成装置106の状態(ステータスID=S002−000004)が撮影できたと判断し、その旨を通知する。一方で、特徴点の一致が一定以上でない場合は、その旨をデバイス管理クライアント105へ通知する。
比較結果を受信したデバイス管理クライアント105は、比較結果が「一致」であればネットワークカメラ108で、それと対応関係にある対象画像形成装置106が撮影可能で、対応関係は維持されていると判断する(S1214のYes)。一方で、比較結果が「不一致」の場合は、ネットワークカメラ108と対応関係にある画像形成装置106が撮影不可能な状況になっていて、対応関係が解消された状況であると判断する(S1214のNo)。その場合、デバイス管理サーバ101のデータベース331に格納されているネットワークカメラ・デバイス対応テーブル800に登録されている内容を更新する必要があるので、エラーを通知する(S1215)。エラーの通知を受けたデバイス管理サーバ101は、エラーの内容を判断し、エラー内容に則した警告を発する(S1216)。警告は例えばデバイス管理サーバ101の端末であるデバイス管理クライアント105により、表示や音声等で出力される。
ここで、図11に記載の対応関係チェックを実行するか否かを示す表についてより詳細に説明する。前述のように、図12のステップS1212では、画像形成装置106が撮影されたリファレンス映像(映像タグ情報1004が示す映像)と、現在、撮影されている映像との特徴点を比較する。そのため、ネットワークカメラ108で撮影される映像に前述のような特徴点を含む映像である方が、映像の比較が容易になる。そこで、対応関係チェックは、映像として特徴点を含む画像形成装置106の状態の時に実行する方が望ましい。図11に示す表では、映像として特徴点が含まれる画像形成装置106の状態の時に対応関係チェックを実行し、特徴点が含まれない(含まれにくい)と考えられる状態の時は対応関係チェックを実行しないとした。
まず、ステータス種別1102がスタンバイで、操作部状態1104がユーザーログイン中で表示部が表示している状態の場合について説明する。この場合、表示している(点灯している)表示は、映像として特徴点になりうる。しかしながら、ユーザーがログインして画像形成装置106を操作している状態なので、画像形成装置106の近くにユーザーが立っていることが考えられ、表示している表示部がユーザーの影になる可能性がある。従って、現在の画像形成装置106を撮影した場合に、表示している表示部がネットワークカメラ108にて撮影される映像に映らないことが考えられるので、特徴点を抽出できない可能性がある。そのため、ステータス種別1102がスタンバイで、操作部状態1104がユーザーログイン中で表示部が表示している状態の場合は、対応関係チェックは実行しない。
一方で、同様にステータス種別1102がスタンバイであるが、操作部状態1104がユーザーログイン待ち中で表示部が表示している状態の場合について説明する。ユーザーがログインしておらず、ログイン待ち画面が表示部に表示されている場合は、ユーザーが近くで画像形成装置106を操作しているとは考えにくい。そのため、ネットワークカメラ108にて撮影される映像に、映像として特徴点になりうる表示している(点灯している)表示部が映されることになる。従って、ステータス種別1102がスタンバイで、操作部状態1104がユーザーログイン待ち中で表示部が表示している状態の場合は、対応関係チェックを実行する。
次に、ステータス種別1102がスリープの場合は操作部状態1104が消灯しているので、ネットワークカメラ108で撮影される映像として特徴点になる点がないと考えられる。そのため、この状態では対応関係チェックは実行しない。
次に、ステータス種別1102がプリントの場合について考える。プリントやコピーなど、ジョブを実行している場合は、ユーザーインターフェース201に備わる処理実行中を意味するLEDが点灯(或いは点滅)する。このLEDの点灯(或いは点滅)は、画像形成装置106をネットワークカメラ108で撮影した映像の特徴点となりうる。しかし、図12のステップS1210、S1211でカメラ管理サーバ107が得る映像は、所定時間の間の映像で、少なくともネットワークカメラ108が撮影する所定時間の間はLEDの点灯(或いは点滅)する状態が継続している必要がある。そこで、図11の印刷処理を含むジョブの場合には、その印刷枚数1103に応じて対応関係チェックの実行可否を判断する。
例えば、印刷枚数1103が10枚未満の場合について考える。印刷枚数1103が10枚未満だと、ネットワークカメラ108が撮影する所定時間の間、LEDの点灯(或いは点滅)が継続しない可能性があるので、対応関係チェックは実行しない(ステータスIDのS002−000001やS002−000003)。
一方で、操作部状態1104が「点灯」となっている場合は、ユーザーが画像形成装置106を操作している可能性を鑑みて同様に対応関係チェックは実行しない(ステータスIDのS002−000001やS002−000002)。操作部状態1104が「消灯」となっていて、印刷枚数1103が10枚以上の場合は、ネットワークカメラ108が撮影する所定時間の間、処理実行中を意味するLEDの点灯(或いは点滅)が継続し、且つ、ユーザーによって影にならないと考えられる。そのため、その状態の場合は対応関係チェックを実行可能とする(ステータスIDのS002−000004)。なお、ユーザーインターフェース201の表示部が消灯しながらプリント処理を行うのは、画像形成装置106がスリープモード中にLAN104などのネットワークから印刷ジョブを受け付けた場合が考えられる。画像形成装置106は印刷処理を行うだけで、ユーザーインターフェース201からユーザーの操作を受け付ける必要がない場合は、表示部を点灯しないが、そのような状態を意味している。
以上は一例であって、特徴点を特定しやすい状態をあらかじめ決定し、その状態を、対応関係チェック処理を実行可能な状態としてステータス情報に登録しておけばよい。
以上のように、所定の状態(ステータス)にある画像形成装置を撮影した映像には、映像に含まれる画像の輝度値に特徴が出るため、背景画像の露出量の補正等をしなくても特徴点に着目して比較することで、より簡易的な処理あるいは構成で画像形成装置の有無を精度よく判断できる。逆に言えば、そのように簡易に比較できる特徴点を映像から特定できる状態において対応関係チェック処理を行えるようにステータス情報を構成しておくことでこのような簡易さと精度とを両立した、カメラとデバイスとの対応関係のチェックが可能となる。
[実施形態2]
第1の実施形態では、画像形成装置106とネットワークカメラ108の対応関係チェックを予め決められた定刻に実施する例を示した(図12のS1201)。第2の実施形態では、デバイス管理クライアント105は、定刻ではなく、所定時間間隔で画像形成装置106の状態を取得し、対応関係チェックが可能な条件であればチェックを実施する実施形態を説明する。所定時間間隔とは、例えば、1分毎などである。図15は、第2の実施形態における、デバイス管理サーバ101、デバイス管理クライアント105、画像形成装置106、カメラ管理サーバ107、ネットワークカメラ108のそれぞれの処理とそれぞれの装置の処理のシーケンスを表している。図15における各ステップは、各装置のROM204や二次記憶装置206に保存された制御プログラムを、CPU203が実行することにより処理される。第1の実施形態との差分を中心に、以下、説明する。
デバイス管理クライアント105は、先に述べたように、所定時間間隔、例えば1分毎に画像形成装置106に対して状態の取得を行う(S1501、S1502)。画像形成装置106から通知を受けたデバイス管理クライアント105は、その状態(ステータスID)から画像形成装置106とネットワークカメラ108との対応関係チェックが実行可能かを判断する(S1503)。対応関係をチェックできる状態であれば、ステップS1504へ進む(S1503のYes)。一方で、対応関係をチェックできない状態であれば、所定時間後に、再度、画像形成装置106に対して状態の取得を要求する(S1503のNo)。
次に、対応関係のチェックが実行可能と判断された場合(S1503のYes)について説明する。デバイス管理クライアント105は、デバイス管理サーバ101に対して、当該画像形成装置106と対応関係にあるネットワークカメラ108を特定する情報を問い合わせる(S1504)。デバイス管理サーバ101は、データベース331に格納されているネットワークカメラ・デバイス対応テーブル800を参照する。ネットワークカメラ・デバイス対応テーブル800の参照の結果、画像形成装置106のデバイスシリアルID802に対応するネットワークカメラ108のIPアドレス801を通知する(S1205)。
デバイス管理クライアント105は、続いて、デバイス管理サーバ101から受信したネットワークカメラ108のIPアドレス801を基に、ネットワークカメラ108に対して、現在のプリセット情報の取得要求をする(S1506)。ここでは、画像形成装置106と対応関係にあるネットワークカメラ108が、パン・チルト・ズームが可能なカメラであるとして、プリセット情報の取得を行うステップを行う。しかし、撮影方向が固定タイプのカメラや、全方位(360度)を撮影するタイプのカメラの場合はこのステップS1506、S1507は省略する。
デバイス管理クライアント105は、取得したプリセット情報から、現在のネットワークカメラ108のプリセット(撮影方向)で、画像形成装置106が撮影可能か判断する(S1508)。デバイス管理クライアント105は、デバイス管理サーバ101から得たネットワークカメラ・デバイス対応テーブル800の情報を基に、画像形成装置106を撮影可能なプリセット(撮影方向)であるか否かを判断する。プリセット(撮影方向)が画像形成装置106を撮影できない方向である場合は、再度、所定時間を置いてからステップS1501より処理を再開する(S1508のNo)。一方で、画像形成装置106を撮影可能なプリセットである場合は次のステップへ進む(S1508のYes)。たとえばネットワークカメラ108から取得したプリセット設定が、そのカメラのIPアドレスに対応付けられてネットワークカメラ・デバイス対応テーブル800に登録されているプリセットIDのプリセット設定と一致するならば、画像形成装置106を撮影可能と判定する。なおこの手順では、撮影可能となるまで処理ループで待機する。しかし、撮影可能ではないと判定された場合には、ネットワークカメラ・デバイス対応テーブル800に、ステップS1205で特定したIPアドレスに対応付けて登録されているプリセットIDのプリセット設定を、そのネットワークカメラに設定し、撮影方向を変更してもよい。もちろん遠隔的に操作可能なカメラであることが条件になる。
次に、デバイス管理クライアント105は、先にステップS1502で取得した画像形成装置106の状態の様子を予め撮影・録画した映像の映像タグ情報を検索する(S1509)。以降の処理ステップS1510からS1518は、第1の実施形態を説明した図12のS1208からS1216の処理と同じである。
本実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加えて、状態取得の頻度を高くすることができるため、定時の対応関係チェック処理が実行不可であるために、対応関係の変化を見過ごす可能性を低くすることができる。
[実施形態3]
本発明の実施形態として、ここまで、画像形成装置106の状態に応じて、ネットワークカメラ108と画像形成装置106の対応関係をチェックする・しないを判断すると説明した。しかし、画像形成装置106の状態が対応関係チェックを実行する場合であったとしても、その時にネットワークカメラ108で撮影された映像に前述したような特徴点となりうる点が映されない可能性もある。例えば、画像形成装置106と無関係なユーザーによって特徴点となりうる表示部やLEDが影になることが考えられる。その場合、画像形成装置106とネットワークカメラ108の対応関係に問題がなくても、エラーとしてデバイス管理サーバ101へ通知されてしまう可能性がある。そこで、第3の実施形態として、上記の場合でも誤った判断とならないような実施形態を説明する。第1、第2の実施形態で説明したように、映像タグ情報1004が示すリファレンス映像と、現在のネットワークカメラ108で撮影された映像との特徴点比較を行う処理は同じである。しかし、第3の実施形態では、その比較結果で「不一致」となっても、デバイス管理クライアント105は、即座にデバイス管理サーバ101へエラー通知を行わない。
カメラ管理サーバ107で行った特徴点比較(S1212、或いはS1514)の結果、不一致との通知を受けたデバイス管理クライアント105は、その不一致となった回数を画像形成装置106毎にカウントする。そこで、予め決められた回数を超えて連続で不一致の結果となった場合に、エラーとしてデバイス管理サーバ101へ通知が行われる。所定回数、例えば5回の対応関係チェックを実行し、特徴点比較の結果が不一致となった回数が5回とも連続していれば、ネットワークカメラ108で、それと対応関係に登録されている画像形成装置106を撮影できていないと判断する。その場合、デバイス管理クライアント105は、デバイス管理サーバ101に対してエラーを通知する(S1215と同じ)。
一方で、5回の対応関係チェックを実行し、そのうち、特徴点比較の結果が不一致となった回数が4回未満であった場合は、既述したような特徴点となりうる表示部やLEDが影になってしまって不一致となったことが考えられる。そのような場合は、デバイス管理クライアント105は、デバイス管理サーバ101に対してエラーを行わない。
なお、所定回数のチェックは、最初のチェックでエラーとなった場合に、当該画像形成装置について繰り返すように構成するのが望ましい。また繰り返しの所定回数および時間間隔は設定可能としても固定的に設定してもよいが、設定した時間間隔で所定回数チェックするのに要する時間が、デバイスを操作している操作者が操作を終えて立ち退く程度の時間となるように決めることが望ましい。なお、複数の画像形成装置を順次対象としてチェックを行う場合には、第1及び第2の実施形態では、対象画像形成装置を変えつつ図12及び図15それぞれの手順を実行することになる。本実施形態を適用した場合には、チェックの結果エラーとなったなら、対象画像形成装置を変更せずに、上記の通り所定回数繰り返してチェックを行う必要がある。また上記のように連続して所定回数エラーとなった場合に初めてエラーを通報するならば、第1の実施形態においては、繰り返しチェック中にエラーでない場合が生じたならその時点で繰り返しをやめ、次の画像形成装置を対象としてチェックするか、あるいはつぎのチェックの時間まで待機する。
以上の手順により、カメラとデバイスとの対応関係のチェックの精度をより高めることができる。
[実施形態4]
第4の実施形態では、ユーザー(管理者)による指示で画像形成装置106とネットワークカメラ108との対応関係をチェックする場合について説明する。図12、或いは図15の処理フローで説明した通り、画像形成装置106が特定の状態でないとネットワークカメラ108で撮影された映像に特徴点が含まれないため、対応関係チェックは実行しない。しかしながら、第1の実施形態の場合、予め決められた時刻になった時に対応関係チェックを実行する状態でないことが連続すると、いつまでも対応関係チェックが実行されないことになる。また、第2の実施形態の場合、対応関係チェックを実行する状態であっても、ネットワークカメラ108のプリセットが画像形成装置106を撮影可能でないことがある。そのような状況が連続すると、こちらもいつまでも対応関係チェックが実行されないことになる。第4の実施形態では、このような場合を鑑みて、ユーザー(管理者)による指示によって画像形成装置106とネットワークカメラ108、カメラ管理サーバ107を対応関係チェック専用の動作モードに切り替える実施例を説明する。本実施形態は第1乃至第3の実施形態のデバイス管理システムと共存することができるが、単独で実施することもできる。
図16は、第4の実施形態における、デバイス管理サーバ101、デバイス管理クライアント105、画像形成装置106、カメラ管理サーバ107、ネットワークカメラ108のそれぞれの処理とそれぞれの装置の処理のシーケンスを表している。図16における各ステップは、各装置のROM204や二次記憶装置206に保存された制御プログラムを、CPU203が実行することにより処理される。第1、第2の実施形態との差分を中心に、以降説明する。
まず、デバイス管理クライアント105は、ユーザー(管理者)からの指示で画像形成装置106とネットワークカメラ108の対応関係をチェックする専用動作モードに移行する(S1601)。ここで、ユーザー(管理者)とは、画像形成装置106を利用する一般ユーザーではなく、オフィス内に設置された複数の画像形成装置106を管理している管理者を指している。複数の画像形成装置106がある環境では、ユーザーが対象画像形成装置を指定することもできる。画像形成装置の制定がない場合には、全画像形成装置を順次対象として図16の手順を実行する。
次に、ユーザーからの指示(S1601)を受けたデバイス管理クライアント105は、対象画像形成装置106と対応関係にあるネットワークカメラ108がどれであるか、デバイス管理サーバ101へ問い合わせる(S1602)。デバイス管理サーバ101は、画像形成装置106のデバイスシリアルID802より、対応関係にあるネットワークカメラ108のIPアドレスを送信する(S1603)。次にデバイス管理クライアント105は、受信したIPアドレスを基にネットワークカメラ108に対して、画像形成装置106が撮影可能なプリセットに変更するよう、ネットワークカメラ108に指示する(S1604)。画像形成装置106が撮影可能なプリセットとは、ネットワークカメラ・デバイス対応テーブル800に、対象画像形成装置のデバイスシリアルIDに対応付けて登録されたプリセットIDのプリセット設定である。なおカメラに対する指示はカメラ管理サーバ107を介して行ってもよい。これは全実施形態を通じて同様である。プリセット変更指示を受けたネットワークカメラ108は、プリセットを変更し、変更が完了した旨を通知する(S1605、S1606)。続いて、デバイス管理クライアント105は、画像形成装置106に対して対応関係チェック専用の動作モードへ切り替えるよう指示する(S1607)。画像形成装置106は、対応関係チェック専用の動作モードへ切り替える指示を受けたら、ジョブの受付を保留し、対応関係チェック専用の動作モードとして動作する(S1608)。
対応関係チェック専用の動作モードとは、例えば、ユーザーインターフェース201の表示部を点灯させ、ユーザーに対して画像形成装置106の周辺に立たないように促すメッセージを表示する。或いは、ユーザーインターフェース201のLEDを連続して点灯するなど、その状態をネットワークカメラ108で撮影した場合に、特徴点が含まれるような動作(挙動)を継続的に実施する。
動作モードの切り替えが完了したら、その旨をデバイス管理クライアント105へ通知する(S1609)。デバイス管理クライアント105は、画像形成装置106の動作モード切り替えと、ネットワークカメラ108のプリセット変更が完了したことを判断条件とし、対応関係チェックが実行できる状況か判断する(S1610)。対応関係チェックの実行が可能な状況と判断した場合は、第1の実施形態で説明した図12のステップS1208からS1216と同じである。
このように、デバイス管理システムを、画像形成装置106とネットワークカメラ108との対応関係をチェックする専用動作モードにすることで、より高い確実性で対応関係のチェックを実行することが可能になる。
なお、上記3つの実施形態は、管理対象のネットワークデバイスの例としてMFP等の画像形成装置を説明したが、サーバーが集中的に管理できるネットワークデバイスであれば、画像形成装置とは限らない。
[その他の実施例]
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (18)

  1. ネットワークデバイスを管理する管理クライアント装置であって、
    ネットワークデバイスから状態を取得する取得手段と、
    前記取得された状態に応じて、当該ネットワークデバイスを監視するネットワークカメラを含むカメラシステムに対して、前記ネットワークデバイスの撮影状況の要求をする要求手段と、
    前記要求に応じて前記カメラシステムから応答された撮影状況に基づき、前記ネットワークカメラと前記ネットワークデバイスとの対応を判定する判定手段と
    を有することを特徴とする管理クライアント装置。
  2. 前記撮影状況の要求に際して、対象となる前記ネットワークデバイスに対応した映像データをカメラシステムに対して通知することを特徴とする請求項1に記載の管理クライアント装置。
  3. 前記撮影状況は、前記通知された映像データに含まれたネットワークデバイスと、現在撮影した映像データに含まれたネットワークデバイスとの一致または不一致を示し、
    前記判定手段は、前記撮影状況が前記ネットワークデバイスの一致を示す場合に、前記ネットワークカメラと前記ネットワークデバイスとが対応していると判定することを特徴とする請求項2に記載の管理クライアント装置。
  4. 前記要求手段は、取得した前記状態が所定の状態である場合に、前記撮影状況の要求をすることを特徴とすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の管理クライアント装置。
  5. 前記所定の状態とは、前記ネットワークデバイスの外観上の特徴点を撮影可能な状態であることを特徴とする請求項4に記載の管理クライアント装置。
  6. 前記所定の状態は、前記ネットワークデバイスが、ユーザーのログイン待ちで操作部が点灯している状態を含むことを特徴とする請求項4に記載の管理クライアント装置。
  7. 前記判定手段により、前記ネットワークカメラと前記ネットワークデバイスとが対応していないと判定された場合には、管理ユーザーに対して警告を出力する出力手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の管理クライアント装置。
  8. 前記出力手段は、前記判定手段により、前記ネットワークカメラと前記ネットワークデバイスとが対応していないと所定の回数を超えて連続で判定された場合に、管理ユーザーに対して警告を出力することを特徴とする請求項7に記載の管理クライアント装置。
  9. 前記取得手段は、所定の時間間隔で前記状態を取得することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の管理クライアント装置。
  10. 前記取得手段により前記ネットワークデバイスの状態を取得した後、前記状態に応じて当該ネットワークデバイスを監視する前記ネットワークカメラの撮影範囲に係るプリセット情報を前記カメラシステムに対して要求する手段を更に有し、
    前記要求手段は、前記プリセット情報の要求に応じて取得したプリセット情報が、当該ネットワークカメラによる監視対象の前記ネットワークデバイスに対応している場合に、前記撮影状況の要求を行うことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の管理クライアント装置。
  11. ユーザーによる入力を受け付ける入力手段と、
    入力に応じて、前記ネットワークデバイスに対して、前記要求手段により前記ネットワークデバイスへの撮影状況の要求を行える所定の状態へと前記ネットワークデバイスを移行させる指示を送信する手段とを更に有することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の管理クライアント装置。
  12. 前記ネットワークデバイスは、画像形成装置を含むことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の管理クライアント装置。
  13. 前記ネットワークカメラと前記ネットワークデバイスとが対応しているとは、前記ネットワークカメラにより前記ネットワークデバイスを撮影できることであることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の管理クライアント装置。
  14. ネットワークデバイスを管理する管理クライアントと、少なくともネットワークカメラを含むカメラシステムとを含む管理システムであって、
    前記管理クライアントは、
    ネットワークデバイスから状態を取得する取得手段と、
    前記取得された状態に応じて、当該ネットワークデバイスを監視するネットワークカメラを含むカメラシステムに対して、前記ネットワークデバイスの撮影状況の要求をする要求手段と、
    前記要求に応じて前記カメラシステムから応答された撮影状況に基づき、前記ネットワークカメラと前記ネットワークデバイスとの対応を判定する判定手段とを有し、
    前記カメラシステムは、
    前記要求に応じて、前記ネットワークカメラにより撮影された映像データの解析を行う解析手段と、
    前記解析の結果を前記撮影状況として前記管理クライアントに応答する応答手段と
    を有することを特徴とする管理システム。
  15. 前記管理クライアントは、前記要求に際して、前記ネットワークデバイスに関する検出すべき映像データを前記カメラシステムに対して通知し、
    前記カメラシステムは、前記解析に際して、前記撮影された映像データと、前記通知された映像データとを比較することを特徴とする請求項14に記載の管理システム。
  16. 請求項1乃至13のいずれか一項に記載の管理クライアント装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  17. 管理クライアント装置によるネットワークデバイスの管理方法であって、
    ネットワークデバイスから状態を取得する取得工程と、
    前記取得された状態に応じて、当該ネットワークデバイスを監視するネットワークカメラを含むカメラシステムに対して、前記ネットワークデバイスの撮影状況の要求をする要求工程と、
    前記要求に応じて前記カメラシステムから応答された撮影状況に基づき、前記ネットワークカメラと前記ネットワークデバイスとの対応を判定する判定工程と
    を有することを特徴とする管理方法。
  18. ネットワークデバイスを管理する管理クライアントと、少なくともネットワークカメラを含むカメラシステムとを含む管理システムによるネットワークデバイスの管理方法であって、
    前記管理クライアントが、ネットワークデバイスから状態を取得する取得工程と、
    前記管理クライアントが、前記取得された状態に応じて、当該ネットワークデバイスを監視するネットワークカメラを含むカメラシステムに対して、前記ネットワークデバイスの撮影状況の要求をする要求工程と、
    前記カメラシステムが、前記要求に応じて、前記ネットワークカメラにより撮影された映像データの解析を行う解析工程と、
    前記カメラシステムが、前記解析の結果を前記撮影状況として前記管理クライアントに応答する応答工程と
    前記管理クライアントが、前記要求に応じて前記カメラシステムから応答された撮影状況に基づき、前記ネットワークカメラと前記ネットワークデバイスとの対応を判定する判定工程と
    を有することを特徴とする管理方法。
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