JP2015086738A - ねじ落下防止機能付きジェットファン - Google Patents
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Abstract
【課題】道路トンネル内のトンネル天井壁に吊り下げて設置されるジェットファンにおいて、高所での作業時に端子箱蓋を止めている固定ねじの落下を防止し、且つ端子箱の密閉性を向上させて、端子箱内への水や不純物等の浸入を防止できるジェットファンを提供する。【解決手段】送風筒10aの外面に端子箱本体11と端子箱蓋12からなる端子箱8が設けられ、モータ3に接続されるケーブルとトンネル天井壁9からのケーブルとの結線部は端子箱8の中に収納され、端子箱蓋12を端子箱本体11に固定する固定ねじ13には、固定ねじ13の落下を防止するための抜け止めワッシャ17が取り付けられ、端子箱本体11には抜け止めワッシャ17を取り付ける空間を確保するように折れ曲がった第一折り曲げ部18を設けた。【選択図】図6
Description
本発明は、自動車道路トンネルの天井に設置され、噴流による圧力上昇によりトンネル内を換気するジェットファンにおいて、配線作業時に端子箱蓋を固定するねじの落下を防止できるものに関するものである。
従来、ジェットファンは自動車道路トンネルの天井に設置されるファンであり、その噴流による圧力上昇によりトンネル内を換気する目的で使用される。ジェットファンはモータの回転方向を切り替えることにより、両方向の噴出しが可能なファンである。
ジェットファンは筒型ケーシング内にモータが内装され、モータの軸に羽根車が取付けられている。
ジェットファンには、外面に端子箱本体と端子箱蓋からなる端子箱が設けられ、モータに接続されるケーブルとトンネル天井壁からのケーブルとの結線部を端子箱の中に収納する。
ジェットファンをトンネル天井に設置するとき、ケーブルの結線作業は高所で行われる。
このような従来の自動車道路トンネル換気用ジェットファンは、トンネル天井に吊り下げられるときやオーバーホールでジェットファンを取り外すとき、また端子箱の結線状態を確認するときなどにおいて、端子箱本体にねじ止めされている端子箱の蓋を外さなければいけない。
この際、端子箱蓋を止めているねじを落下させてしまう可能性があるが、一度ねじを落下させてしまうと高所であるためにそのねじを拾うのに非常に手間と時間がかかる上、トンネル内は暗所であるため見つけるのも困難である。
また、稼動しているトンネルに車線規制をしてジェットファンの取り付け作業を行うときに、一般車両が通行している車線にねじが落下すると、通行車両に落下したねじがあたる可能性があったり、落下したねじを取りにいくときに作業員が一般車両と接触する可能性があったりと、非常に危険が伴う。
なお、特許文献1の図4には抜け止めワッシャを用いたネジの抜け止め構造が開示されているが、この構造をジェットファンの端子箱に用いると、端子箱内の密封性が保てなくなり、端子箱内への水や不純物の浸入の危険性がある。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、道路トンネル内のトンネル天井壁に吊り下げて設置されるジェットファンにおいて、高所での端子箱蓋の取付けや取外しの作業時に端子箱蓋を止めている固定ねじの落下を防止し、且つ端子箱の密閉性を向上させて、トンネル天井壁に設置中或いは設置後に端子箱内への水や不純物等の浸入を防止できるジェットファンを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のねじ落下防止機能付きジェットファンは、筒状ケーシング内にモータと前記モータの回転軸に装着した羽根車とを備えた送風筒と、前記送風筒の両側に筒状ケーシングの消音筒を備え、トンネルの天井付近に吊り下げられるジェットファンであって、前記送風筒の外面に端子箱本体と端子箱蓋からなる端子箱が設けられ、前記モータに接続されるケーブルとトンネル天井壁からのケーブルとの結線部は前記端子箱の中に収納され、前記端子箱蓋を前記端子箱本体に固定する固定ねじには、前記固定ねじの落下を防止するための抜け止めワッシャが取り付けられ、前記端子箱本体には前記抜け止めワッシャを取り付ける空間を確保するように折れ曲がった第一折り曲げ部を設けたことを特徴としたものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明のねじ落下防止機能付きジェットファンによれば、道路トンネル内のトンネル天井壁に吊り下げて設置されるジェットファンにおいて、高所での端子箱蓋の取付けや取外しの作業時に端子箱蓋を止めている固定ねじの落下を防止し、且つ端子箱の密閉性を向上させて、トンネル天井壁に設置中或いは設置後に端子箱内への水や不純物等の浸入を防止できるジェットファンを提供することができる。
本発明に係るねじ落下防止機能付きジェットファンは、筒状ケーシング内にモータと前記モータの回転軸に装着した羽根車とを備えた送風筒と、前記送風筒の両側に筒状ケーシングの消音筒を備え、トンネルの天井付近に吊り下げられるジェットファンであって、前記送風筒の外面に端子箱本体と端子箱蓋からなる端子箱が設けられ、前記モータに接続されるケーブルとトンネル天井壁からのケーブルとの結線部は前記端子箱の中に収納され、前記端子箱蓋を前記端子箱本体に固定する固定ねじには、前記固定ねじの落下を防止するための抜け止めワッシャが取り付けられ、前記端子箱本体には前記抜け止めワッシャを取り付ける空間を確保するように折れ曲がった第一折り曲げ部を設けたものである。
この構成によれば、道路トンネル内のトンネル天井壁に吊り下げて設置されるジェットファンにおいて、高所での端子箱蓋の取付けや取外しの作業時に端子箱蓋を止めている固定ねじの落下を防止し、且つ端子箱の密閉性を向上させて、トンネル天井壁に設置中或いは設置後に端子箱内への水や不純物等の浸入を防止できるジェットファンを提供することができる。
また、ねじ落下防止機能付きジェットファンは、前記端子箱蓋の先端部分に第二折り曲げ部を設け、前記固定ねじは前記第一折り曲げ部と前記第二折り曲げ部との間に設けられるとしてもよい。
この構成によれば、固定ねじを締めて端子箱蓋を端子箱本体に固定していく際に、第二折り曲げ部により端子箱蓋の変形を防ぎつつ、端子箱蓋を固定することができる。
また、ねじ落下防止機能付きジェットファンは、前記固定ねじによる前記端子箱蓋の固定時に前記第二折り曲げ部の先端は前記端子箱本体の先端部分に接し、前記第二折り曲げ部の折り曲げ高さは、前記第一折り曲げ部の折り曲げ高さ以下であるとしてもよい。
この構成によれば、第二折り曲げ部により端子箱蓋の変形を防ぎつつ、第一折り曲げ部の内側部分において、端子箱本体と端子箱蓋が良好に接触するようになる。このため、端子箱の密閉性をさらに高めることができ、端子箱内への水等の浸入をさらに防ぐことができる。
また、ねじ落下防止機能付きジェットファンは、前記第二折り曲げ部の折り曲げ高さは、前記第一折り曲げ部の折り曲げ高さより低いとしてもよい。
この構成によれば、第一折り曲げ部の内側部分において、端子箱本体と端子箱蓋がさらに良好に接触することになり、端子箱の密閉性をさらに高めることができる。
また、ねじ落下防止機能付きジェットファンは、前記端子箱先端部分には折り曲げ部を設けず、前記端子箱本体の先端部分に第三折り曲げ部を設け、前記固定ねじは前記第一折り曲げ部と前記第三折り曲げ部との間に設けられるとしてもよい。
この構成によれば、固定ねじを締めて端子箱蓋を端子箱本体に固定していく際に、第三折り曲げ部により端子箱蓋の変形を防ぎつつ、端子箱蓋を固定することができる。
また、ねじ落下防止機能付きジェットファンは、前記固定ねじによる前記端子箱蓋の固定時に前記第三折り曲げ部の先端は前記端子箱蓋の先端部分に接し、前記第三折り曲げ部の折り曲げ高さは、前記第一折り曲げ部の折り曲げ高さ以下であるとしてもよい。
この構成によれば、第三折り曲げ部により端子箱蓋の変形を防ぎつつ、第一折り曲げ部の内側部分において、端子箱本体と端子箱蓋が良好に接触するようになる。このため、端子箱の密閉性をさらに高めることができ、端子箱内への水等の浸入をさらに防ぐことができる。
また、ねじ落下防止機能付きジェットファンは、前記第三折り曲げ部の折り曲げ高さは、前記第一折り曲げ部の折り曲げ高さより低いとしてもよい。
この構成によれば、第一折り曲げ部の内側部分において、端子箱本体と端子箱蓋がさらに良好に接触することになり、端子箱の密閉性をさらに高めることができる。
また、ねじ落下防止機能付きジェットファンは、前記端子箱本体と前記端子箱蓋との間にはパッキンが設けられ、前記固定ねじによる前記端子箱蓋の固定時に、前記パッキンは前記第一折り曲げ部よりも端子箱本体の内側において端子箱本体および前記端子箱蓋と接触するとしてもよい。
この構成によれば、端子箱の密閉性をさらに高めることができ、端子箱内への水等の浸入をさらに防ぐことができる。
また、ねじ落下防止機能付きジェットファンは、前記固定ねじによる締め付けにより、前記パッキンは押しつぶされるとしてもよい。
この構成によれば、端子箱の密封性をさらに高めることができ、端子箱内への水等の浸入をさらに防ぐことができる。
(実施の形態1)
図1に示すジェットファン1は筒状ケーシング2を備えており、筒状ケーシング2は送風筒10aと、送風筒10aの両側に設けられた消音筒10bからなる。
図1に示すジェットファン1は筒状ケーシング2を備えており、筒状ケーシング2は送風筒10aと、送風筒10aの両側に設けられた消音筒10bからなる。
送風筒10a内にモータ3が内装され、モータ3の回転軸に羽根車4が取付けられている。
モータ3の前後には、固定ハブコーン5が、支持板6を介して筒状ケーシング2に取付けられている。モータ3は、両軸モータを用いたもので、それぞれの軸に羽根車4が取付けられて2段構成の羽根車となっている。
筒状ケーシング2は内筒2aとその周囲に設けられた外筒2bで構成されている。内筒2aと外筒2bとの間の空間は、吸音材挿入部として、吸音材7(グラスウール)が充填されており、吸音効果を持たせている。
図2、図3に示すようにジェットファン1の送風筒10aの外面には端子箱8が設けられ、モータ3に接続されるケーブル(不図示)とトンネル天井壁からのケーブル(不図示)との結線部を端子箱8の中に収納する。
なお、図4に示すように、ジェットファン1はトンネルの天井壁に吊り下げられる。
図5は端子箱8の拡大図であり、左が正面図、右が側面図である。
図5に示すように、端子箱8は端子箱本体11と端子箱蓋12からなる。端子箱蓋12は固定ねじ13によって端子箱本体11に固定される。
図6は端子箱8の側面に平行な方向に切った断面図であり、さらに詳細に説明する。
図6に示すように、本実施の形態によるジェットファン用の端子箱8は、端子箱本体11に蓋をする目的で端子箱蓋12が設けられている。
端子箱蓋12を端子箱本体11に固定するために固定ねじ13、スプリングワッシャ14、ワッシャ15、ナット16のセットが複数箇所に配置されている。
さらに端子箱8は、端子箱蓋12に対して、スプリングワッシャ14とワッシャ15が設けられた方向と反対の方向において、固定ねじ13に固定ねじ13の落下を防止するための抜け止めワッシャ17を設置する。抜け止めワッシャ17は固定ねじ13の不完全ねじ部に配置することとする。
抜け止めワッシャ17により、自動車道路トンネル換気用のジェットファン1をトンネル天井壁9に吊り下げるときやオーバーホールでジェットファン1を取り外すときに行う端子箱蓋12の高所での取付けや取外しの作業時に端子箱蓋12を止めている固定ねじ13の落下を防止することができる。
本実施の形態での特徴は、この抜け止めワッシャ17を取り付ける空間を確保するように折れ曲がった第一折り曲げ部18を端子箱本体11に設けたことである。
端子箱本体11の固定ねじ13近傍の内側に第一折り曲げ部18を設けたことにより、抜け止めワッシャ17の厚さを確保する空間が生まれる。
このため、固定ねじ13およびナット16により端子箱蓋12を端子箱本体11に固定していく際に、端子箱本体11の第一折り曲げ部18の内側部分と端子箱蓋12が接触しても、端子箱本体11の第一折り曲げ部18の外側部分と抜け止めワッシャ17が接触しない状態を確保できる。(ただし、端子箱蓋12を端子箱本体11にさらに強く固定すれば、端子箱本体11の第一折り曲げ部18の外側部分と抜け止めワッシャ17又は端子箱蓋12が接触することはあり得る。)。
このように、第一折り曲げ部18の内側部分において、端子箱本体11と端子箱蓋12が良好に接触するため、端子箱8の密閉性を高めることができ、端子箱8内への水等の浸入を防ぐことができる。
さらに、第一折り曲げ部18の内側部分において、端子箱本体11と端子箱蓋12との間にはパッキン19が設けられていてもよい。パッキン19があることにより、端子箱8の密閉性をさらに高めることができ、端子箱8内への水等の浸入をさらに防ぐことができる。
特に、パッキン19は固定ねじ13により端子箱蓋12の端子箱本体11への固定時に押しつぶされる材料であることが好ましい。パッキン19が押しつぶされることにより端子箱8の密封性をさらに高めることができる。
パッキン19の貼り付け位置は第一折り曲げ部18よりも端子箱本体11の内側に配置し、パッキン19は端子箱本体11と端子箱蓋12と接触することになる。
このように本実施の形態のねじ落下防止機能付きジェットファン1によれば、高所での端子箱蓋12の取り付けや取り外しの作業時に、端子箱蓋12を止めている固定ねじ13が落下することを防止することができ、且つ端子箱8の密閉性を高め、端子箱8内への水等の浸入を防ぐことができる。
なお、本実施の形態では固定ねじ13を端子箱蓋12側から挿入することとしたが、端子箱本体11側から挿入することとしてもよい。そのときスプリングワッシャ14、ワッシャ15も端子箱蓋12に対して反対側の端子箱本体11側に配置され、ナット16は端子箱蓋12の表側に配置されることとなる。抜け止めワッシャ17は端子箱蓋12と端子箱本体11の間のままでよい。この場合でも第一折り曲げ部18により抜け止めワッシャ17を取り付ける空間を確保することが可能である。
(実施の形態2)
図7を用いて、本発明の実施の形態2のねじ落下防止機能付きジェットファン1の端子箱8について説明する。
図7を用いて、本発明の実施の形態2のねじ落下防止機能付きジェットファン1の端子箱8について説明する。
実施の形態1と同じ構成については、同一の番号を付し、詳細な説明を省略する。
図7は端子箱8の側面に平行な方向に切った断面図である。
図7に示すように、実施の形態1で設けた第一折り曲げ部18に加え、端子箱蓋12の先端部分に第二折り曲げ部20を設け、固定ねじ13は第一折り曲げ部18と第二折り曲げ部20との間に設けられている。ここで、先端部分とは先端を含んだ先端付近の一部分をいう。
端子箱蓋12を端子箱本体11に固定する時、第二折り曲げ部20の先端が接するか或いは接近する端子箱本体11の部分は、第一折り曲げ部18よりも外側の先端部分にある。
第二折り曲げ部20は端子箱本体11の先端よりも内側に設けられている。
実施の形態1では、固定ねじ13を非常に強く締めこみ過ぎたとき、端子箱蓋12が変形し、端子箱本体11と端子箱蓋12との接触部分に隙間が生じ、端子箱8の密閉性が確保できなくなるおそれがある。
一方、本実施の形態では、固定ねじ13を非常に強く締めようとしても、端子箱蓋12が変形する前に或いは大きく変形する前に、第二折り曲げ部20により第二折り曲げ部20の先端と端子箱本体11の先端部分が接触するため、端子箱蓋12の変形を防ぐことができる。
このため、端子箱8の密閉性を高めることができ、端子箱8内への水等の浸入を防ぐことができる。
第二折り曲げ部20の折り曲げ高さ(固定ねじ13の軸方向と平行な方向に向かって折り曲げた高さ)は、第一折り曲げ部18の折り曲げ高さ(固定ねじ13の軸方向と平行な方向に向かって折り曲げた高さ)と同じもしくはそれよりも低いことが好ましい。
この構成であれば、固定ねじ13を締めて端子箱蓋12を固定していく際に、端子箱本体11の第一折り曲げ部18の内側部分と端子箱蓋12が先に接触し、第二折り曲げ部20の先端は端子箱本体11の先端部分に接触するかもしくは隙間ができる程度になる。
このため、第一折り曲げ部18により抜け止めワッシャ17を取り付ける空間を確保し、第二折り曲げ部20により端子箱蓋12の変形を防ぎつつ、第一折り曲げ部18の内側部分において、端子箱本体11と端子箱蓋12が良好に接触するようになる。
従って、端子箱8の密閉性をさらに高めることができ、端子箱8内への水等の浸入をさらに防ぐことができる。
第二折り曲げ部20の折り曲げ高さは、第一折り曲げ部18の折り曲げ高さと同じではなく、第一折り曲げ部18の折り曲げ高さよりも低ければ、第一折り曲げ部18の内側部分において、端子箱本体11と端子箱蓋12がさらに良好に接触することになるため好ましい。
この構成であれば、パッキン19がある場合、パッキン19の密着性がさらに向上し、端子箱8の密閉性をさらに高めることができる。端子箱蓋12を端子箱本体11に固定した後、パッキン19を押しつぶすように設計する場合も有効である。
なお、本実施の形態においても、端子箱本体11の第一折り曲げ部18の外側部分と抜け止めワッシャ17が接触しない状態を確保できる。
また、パッキン19は、第二折り曲げ部20の折り曲げ高さと第一折り曲げ部18の折り曲げ高さが特定の関係でなくても、端子箱8の密閉性を高める効果はある。
また、本実施の形態では固定ねじ13を端子箱蓋12側から挿入することとしたが、端子箱本体11側から挿入することとしてもよい。そのときスプリングワッシャ14、ワッシャ15も端子箱蓋12に対して反対側の端子箱本体11側に配置され、ナット16は端子箱蓋12の表側に配置されることとなる。抜け止めワッシャ17は端子箱蓋12と端子箱本体11の間のままでよい。この場合でも第一折り曲げ部18により抜け止めワッシャ17を取り付ける空間を確保することが可能であり、端子箱蓋12の変形を防ぐことも可能である。
(実施の形態3)
図8を用いて、本発明の実施の形態3のねじ落下防止機能付きジェットファン1の端子箱8について説明する。
図8を用いて、本発明の実施の形態3のねじ落下防止機能付きジェットファン1の端子箱8について説明する。
実施の形態1と同じ構成については、同一の番号を付し、詳細な説明を省略する。
図8は端子箱8の側面に平行な方向に切った断面図である。
図8に示すように、実施の形態2で設けた端子箱蓋12の先端部分の第二折り曲げ部20は設けず、端子箱本体11の先端部分に第三折り曲げ部21を設け、固定ねじ13は第一折り曲げ部18と第三折り曲げ部21との間に設けられている。
端子箱蓋12の固定時に第三折り曲げ部21の先端が接するか或いは接近する端子箱蓋12の部分は、第一折り曲げ部18よりも外側にある。
第三折り曲げ部21は端子箱蓋12の先端よりも内側に設けられている。
この構造であっても実施の形態2でおいて示した、固定ねじ13の閉めこみ過ぎによる端子箱本体11と端子箱蓋12との接触部に隙間が生じる懸念は防ぐことができる。
すなわち、本実施の形態では、固定ねじ13を非常に強く締めようとしても、端子箱蓋12が変形する前に或いは大きく変形する前に、第三折り曲げ部21により第三折り曲げ部21の先端と端子箱蓋12の先端部分が接触するため、端子箱蓋12の変形を防ぐことができる。
このため、端子箱8の密閉性を高めることができ、端子箱8内への水等の浸入を防ぐことができる。
第三折り曲げ部21の折り曲げ高さ(固定ねじ13の軸方向と平行な方向に向かって折り曲げた高さ)は、第一折り曲げ部18の折り曲げ高さ(固定ねじ13の軸方向と平行な方向に向かって折り曲げた高さ)と同じもしくはそれよりも低いことが好ましい。
この構成であれば、固定ねじ13を締めて端子箱蓋12を固定していく際に、端子箱本体11の第一折り曲げ部18の内側部分と端子箱蓋12が先に接触し、第三折り曲げ部21の先端は端子箱蓋12の先端部分に接触するかもしくは隙間ができる程度になる。
このため、第一折り曲げ部18により抜け止めワッシャ17を取り付ける空間を確保し、第三折り曲げ部21により端子箱蓋12の変形を防ぎつつ、第一折り曲げ部18の内側部分において、端子箱本体11と端子箱蓋12が良好に接触するようになる。
従って、端子箱8の密閉性をさらに高めることができ、端子箱8内への水等の浸入をさらに防ぐことができる。
第三折り曲げ部21の折り曲げ高さは、第一折り曲げ部18の折り曲げ高さと同じではなく、第一折り曲げ部18の折り曲げ高さよりも低ければ、第一折り曲げ部18の内側部分において、端子箱本体11と端子箱蓋12がさらに良好に接触になるため好ましい。
この構成であれば、パッキン19がある場合、パッキン19の密着性がさらに向上し、端子箱8の密閉性をさらに高めることができる。端子箱蓋12を端子箱本体11に固定した後、パッキン19を押しつぶすように設計する場合も有効である。
なお、本実施の形態においても、端子箱本体11の第一折り曲げ部18の外側部分と抜け止めワッシャ17が接触しない状態を確保できる。
また、パッキン19は、第三折り曲げ部21の折り曲げ高さと第一折り曲げ部18の折り曲げ高さが特定の関係でなくても、端子箱8の密閉性を高める効果はある。
また、本実施の形態では固定ねじ13を端子箱蓋12側から挿入することとしたが、端子箱本体11側から挿入することとしてもよい。そのときスプリングワッシャ14、ワッシャ15も端子箱蓋12に対して反対側の端子箱本体11側に配置され、ナット16は端子箱蓋12の表側に配置されることとなる。抜け止めワッシャ17は端子箱蓋12と端子箱本体11の間のままでよい。この場合でも第一折り曲げ部18により抜け止めワッシャ17を取り付ける空間を確保することが可能であり、端子箱蓋12の変形を防ぐことも可能である。
本発明は、道路トンネル用ジェットファンを用いた換気設備に用いることが可能である。
1 ジェットファン
2 筒状ケーシング
2a 内筒
2b 外筒
3 モータ
4 羽根車
5 固定ハブコーン
6 支持板
7 吸音材
8 端子箱
9 トンネル天井壁
10a 送風筒
10b 消音筒
11 端子箱本体
12 端子箱蓋
13 固定ねじ
14 スプリングワッシャ
15 ワッシャ
16 ナット
17 抜け止めワッシャ
18 第一折り曲げ部
19 パッキン
20 第二折り曲げ部
21 第三折り曲げ部
2 筒状ケーシング
2a 内筒
2b 外筒
3 モータ
4 羽根車
5 固定ハブコーン
6 支持板
7 吸音材
8 端子箱
9 トンネル天井壁
10a 送風筒
10b 消音筒
11 端子箱本体
12 端子箱蓋
13 固定ねじ
14 スプリングワッシャ
15 ワッシャ
16 ナット
17 抜け止めワッシャ
18 第一折り曲げ部
19 パッキン
20 第二折り曲げ部
21 第三折り曲げ部
Claims (9)
- 筒状ケーシング内にモータと前記モータの回転軸に装着した羽根車とを備えた送風筒と、前記送風筒の両側に筒状ケーシングの消音筒を備え、トンネルの天井付近に吊り下げられるジェットファンであって、前記送風筒の外面に端子箱本体と端子箱蓋からなる端子箱が設けられ、前記モータに接続されるケーブルとトンネル天井壁からのケーブルとの結線部は前記端子箱の中に収納され、前記端子箱蓋を前記端子箱本体に固定する固定ねじには、前記固定ねじの落下を防止するための抜け止めワッシャが取り付けられ、前記端子箱本体には前記抜け止めワッシャを取り付ける空間を確保するように折れ曲がった第一折り曲げ部を設けたことを特徴とするねじ落下防止機能付きジェットファン。
- 前記端子箱蓋の先端部分に第二折り曲げ部を設け、前記固定ねじは前記第一折り曲げ部と前記第二折り曲げ部との間に設けられることを特徴とする請求項1に記載のねじ落下防止機能付きジェットファン。
- 前記固定ねじによる前記端子箱蓋の固定時に前記第二折り曲げ部の先端は前記端子箱本体の先端部分に接し、前記第二折り曲げ部の折り曲げ高さは、前記第一折り曲げ部の折り曲げ高さ以下であることを特徴とする請求項2に記載のねじ落下防止機能付きジェットファン。
- 前記第二折り曲げ部の折り曲げ高さは、前記第一折り曲げ部の折り曲げ高さより低いことを特徴とする請求項3に記載のねじ落下防止機能付きジェットファン。
- 前記端子箱先端部分には折り曲げ部を設けず、前記端子箱本体の先端部分に第三折り曲げ部を設け、前記固定ねじは前記第一折り曲げ部と前記第三折り曲げ部との間に設けられることを特徴とする請求項1に記載のねじ落下防止機能付きジェットファン。
- 前記固定ねじによる前記端子箱蓋の固定時に前記第三折り曲げ部の先端は前記端子箱蓋の先端部分に接し、前記第三折り曲げ部の折り曲げ高さは、前記第一折り曲げ部の折り曲げ高さ以下であることを特徴とする請求項5に記載のねじ落下防止機能付きジェットファン。
- 前記第三折り曲げ部の折り曲げ高さは、前記第一折り曲げ部の折り曲げ高さより低いことを特徴とする請求項6に記載のねじ落下防止機能付きジェットファン。
- 前記端子箱本体と前記端子箱蓋との間にはパッキンが設けられ、前記固定ねじによる前記端子箱蓋の固定時に、前記パッキンは前記第一折り曲げ部よりも端子箱本体の内側において端子箱本体および前記端子箱蓋と接触することを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載のねじ落下防止機能付きジェットファン。
- 前記固定ねじによる締め付けにより、前記パッキンは押しつぶされることを特徴とする請求項8に記載のねじ落下防止機能付きジェットファン。
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JP (1) | JP2015086738A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110005642A (zh) * | 2019-03-28 | 2019-07-12 | 盐城海纳汽车零部件有限公司 | 易拆洗的水泵 |
WO2022209893A1 (ja) * | 2021-04-02 | 2022-10-06 | 日本電産サンキョー株式会社 | 産業用ロボットのハンドおよび産業用ロボット |
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2013
- 2013-10-29 JP JP2013223947A patent/JP2015086738A/ja active Pending
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