JP2015086699A - 高圧燃料供給ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】
本発明の目的は、上下方向の振動モードによる放射音を効果的に抑制できるダンパカバーを備えた高圧燃料供給ポンプを提供することにある。
【解決手段】
往復運動するプランジャ2と、プランジャ2の往復運動により体積が変化する燃料の加圧室12と、加圧室12に燃料を供給する吸入弁200と、加圧室12から加圧された燃料を吐出する吐出弁60と、加圧室12を有しプランジャ2と吸入弁200と吐出弁60とが組み付けられたポンプボディ1と、ポンプボディ1に形成されたダンパ室10bに配設されたダンパ80と、ダンパ室10bを覆うダンパカバー40とを備えた高圧燃料供給ポンプにおいて、ダンパカバー40に錘101と筋状のリブ40Aとを設けたものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内燃機関に用いられる高圧燃料供給ポンプに関する。
本技術分野の背景技術として、特開2012−117471号公報(特許文献1)がある。この公報には、プランジャが往復移動することにより燃料が加圧される加圧室と、この加圧室から排出される燃料の圧力脈動を低減するダンパ室とを有し、ダンパ室を外気から遮断するカバーの中央部の肉厚を周辺部の肉厚よりも厚くし、さらにその肉厚を調節することで、カバーのばね定数を増加することなく、質量を積極的に大きくすることが可能な高圧ポンプが記載されている。この高圧ポンプでは、カバーの振動加速度を小さくすることができ、カバーから発せられる放射音を小さくすることができる(要約参照)。
また、特開2011−117429号公報(特許文献2)には、蓋部(特許文献1のカバーに同じ)を、中央部分が直線状に内側へ突出するようにプレス加工した高圧ポンプが記載されている。この高圧ポンプでは、プレス加工部により蓋部内側に流れ変更部と燃料衝突壁とを形成し、ダンパを構成するダイアフラムへ向かう燃料の流れを作り出し、ダンパを十分に機能させることにより、燃料圧力の脈動を抑制している(段落0074、図4(a)参照)。
特開2012−117471号公報 特開2011−117429号公報
特許文献1の高圧ポンプ(高圧燃料供給ポンプ)では、中央部の肉厚を周辺部の肉厚よりも厚くすることでカバーの振動加速度を小さくしているが、このような構造では、ポンプの上下方向、すなわちカバー(ダンパカバー)の上下方向の振動モードを抑制することが難しい。このため、特許文献1では、上下方向の振動モードによる放射音に対する抑制効果に対する配慮が十分ではなかった。
また、特許文献2の高圧ポンプ(高圧燃料供給ポンプ)では、リブ状に形成された燃料衝突壁はダイアフラムへ向かう燃料の流れを作り出すことを目的としており、放射音を抑制することについて配慮された構造にはなっていない。
本発明の目的は、上下方向の振動モードによる放射音を効果的に抑制できるダンパカバーを備えた高圧燃料供給ポンプを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の高圧燃料供給ポンプは、 往復運動するプランジャと、前記プランジャの往復運動により体積が変化する燃料の加圧室と、前記加圧室に燃料を供給する吸入弁と、前記加圧室から加圧された燃料を吐出する吐出弁と、前記加圧室を有し前記プランジャと前記吸入弁と前記吐出弁とが組み付けられたポンプボディと、前記ポンプボディに形成されたダンパ室に配設されたダンパと、前記ダンパ室を覆うダンパカバーとを備えた高圧燃料供給ポンプにおいて、前記ダンパカバーに錘と筋状のリブとを設けたものである。
本発明によれば、ダンパカバーに設けた錘によりダンパカバーの振動を低減すると共に、錘では低減効果の小さいダンパカバーの上下方向の振動をリブにより低減でき、ダンパカバーからの放射音を効果的に低減することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明に係る実施例1の高圧燃料供給ポンプの全体構造を示す縦断面図である。 図1の高圧燃料供給ポンプを用いた燃料供給システムの一例を示すシステム構成図である。 図1の高圧燃料供給ポンプにおける電磁駆動型吸入弁を拡大して示す断面図であり、開弁時(燃料吸入時およびスピル時)の状態を示した図である。 図1の高圧燃料供給ポンプを、吸入ジョイント10を除いて、上から見た外観図である。 図4のダンパカバー40をV−V断面で示す断面図である。 図1の高圧燃料供給ポンプの外観を示す斜視図である。
以下、本発明に係る実施例を説明する。
図1〜図3、図6を参照して、本発明が実施される高圧燃料供給ポンプの全体構成について説明する。図1は、本発明に係る実施例1の高圧燃料供給ポンプの全体構造を示す縦断面図(図4のI−I断面)である。図2は、図1の高圧燃料供給ポンプを用いた燃料供給システムの一例を示すシステム構成図である。図3は、図1の高圧燃料供給ポンプにおける電磁駆動型吸入弁を拡大して示す断面図であり、開弁時(燃料吸入時およびスピル時)の状態を示した図である。図6は、図1の高圧燃料供給ポンプの外観を示す斜視図である。なお、図1は細部に符号を付すことができないので、説明中の符号で図1にその符号がないものは後述の拡大図にその符号を記載している。また、図3に示す電磁駆動型吸入弁200は、図1に対して左右が入れ替わった状態で示している。
ポンプボディ(ポンプハウジング)1には、一端が開放された有底の筒状空間を形成する窪み部12Aが設けられ、当該窪み部12Aには開放端側からシリンダ20が挿入されている。シリンダ20にはピストンプランジャ2が滑合している。その結果、ピストンプランジャ2の先端と窪み部12Aの内壁面とシリンダ20の外周面との間に加圧室12が画成されている。
ポンプボディ1の周壁から加圧室12に向けて筒状の孔200Hが形成されており、この筒状の孔200Hには電磁駆動型吸入弁機構200の吸入弁部INVおよび電磁駆動機構部EMDの一部が挿入されている。ポンプボディ1の内部は大気から密閉されている。電磁駆動型吸入弁機構200が取付けられることによって密封された筒状の孔200Hは低圧燃料室10aとして機能する。
加圧室12を挟んで筒状の孔200Hと対向する位置にはポンプボディ1の周壁から加圧室12に向けて筒状の孔60Hが設けられている。この筒状の孔60Hには吐出弁ユニット60が装着されている。吐出弁ユニット60は先端にバルブシート(弁座)61が形成され、中心に吐出通路となる通孔11Aを備えたバルブシート部材(弁座部材)61Bを備える。バルブシート部材61Bの外周にはバルブシート61側周囲を包囲するバルブホルダー62が固定されている。バルブホルダー62内にはバルブ(弁体)63とこのバルブ63をバルブシート61に押し付ける方向に付勢するばね64が設けられている。筒状の孔60Hの反加圧室側開口部はポンプボディ1にねじ締結で固定された吐出ジョイント11が設けられている。
電磁駆動型吸入弁機構200は電磁的に駆動されるプランジャロッド201を備える。プランジャロッド201の先端にはバルブ(弁体)203が設けられ、電磁駆動型吸入弁機構200の端部に設けられたバルブハウジング(弁座部材)214に形成されたバルブシート(弁座)214Sと対面している。
プランジャロッド201の他端には、プランジャロッド付勢ばね202が設けられており、バルブ203がバルブシート214Sから離れる方向にプランジャロッド201を付勢している。バルブハウジング214の先端内周部にはバルブストッパS0が固定されている。バルブ203はバルブシート214SとバルブストッパS0との間に往復動可能に保持されている。バルブ203はとバルブストッパS0との間にはバルブ付勢ばねS4が配置されており、バルブ203はバルブ付勢ばねS4によってバルブストッパS0から離れる方向に付勢されている。
バルブ203とプランジャロッド201の先端とは互いに反対方向にそれぞれのばねで付勢されているが、プランジャロッド付勢ばね202の方が強いばねで構成してあるので、プランジャロッド201がバルブ付勢ばねS4の力に抗してバルブ203がバルブシート214Sから離れる方向(図面右方向)に押し、結果的にバルブ203をバルブストッパS0に押し付けている。
このため、プランジャロッド201は、電磁駆動型吸入弁機構200がOFF時(電磁コイル204に通電されていないとき)には、プランジャロッド付勢ばね202によって、バルブ203を、図1、図2、図3のように、開弁位置に維持する(詳細構成は後述する)。
図2に示すように、燃料は、燃料タンク50から低圧ポンプ51によってポンプボディ1の燃料導入口としての吸入ジョイント10(図6参照)へ導かれている。
コモンレール53には、複数のインジェクタ54、圧力センサ56が装着されている。インジェクタ54は、エンジンの気筒数にあわせて装着されており、エンジンコントロールユニット(ECU)600の信号に応じてコモンレール53に送られてきた高圧燃料を各気筒に噴射する。また、ポンプボディ1に内蔵されたリリーフ弁機構(図示しない)は、コモンレール53内の圧力が所定値を超えたとき開弁して余剰高圧燃料を吐出弁60の上流側に戻す。
図1に戻って説明する。ピストンプランジャ2の下端には図示しないリフタとカムとが設けられており、リフタはばね4にてカムに圧接されている。ピストンプランジャ2はシリンダ20に摺動可能に保持されており、エンジンカムシャフト等により回転されるカムにより、往復運動して加圧室12内の容積を変化させる。シリンダ20は、その下端部外周がシリンダホルダ21で保持され、シリンダホルダ21をポンプボディ1に固定することによって、ポンプボディ1に固定されている。
シリンダホルダ21にはピストンプランジャ2の下端部側に形成された小径部2Aの外周をシールするプランジャシール5が装着されている。Oリング21Cはポンプボディ1の窪み12Aの反加圧室側端部内周面とシリンダホルダ21の外周面との間をシールする。
ポンプは、ポンプボディ1のフランジ(詳細は省略)でエンジンブロックにねじ止めされ、これによってエンジンブロックに固定される。
ここで、ダンパ室10bとダンパカバー40とについて、説明する。
ポンプボディ1には、ピストンプランジャ2の駆動方向において、シリンダ20の反対側となる位置に、シリンダ20側に窪んだ凹部10Dが形成されている。この凹部10Dの上部開口はダンパカバー40によって覆われ、凹部10Dとダンパカバー40とでダンパ室10bが構成されている。ダンパカバー40はポンプボディ1の外周面10Fに圧入固定されている。
ダンパ室10bは吸入ジョイント10から低圧燃料室10aまでの燃料通路の途中に形成されている。なお、吸入ジョイント10とダンパ室10bとの間は、ポンプボディ1に形成された図示しない燃料通路で接続されている。ダンパ室10bの中には二枚金属ダイアフラム式ダンパ80が収納されている。二枚金属ダイアフラム式ダンパ80はダンパホルダ30に保持され、ダンパカバー40とポンプボディ1との間に挟持されている。具体的には、ダンパカバー40と凹部10Dの内側に形成された段部10Eとの間に挟持されている。ダンパホルダ30はダンパホルダ上側部材30Aとダンパホルダ下側部材30Bとの2つの部材で構成されており、ダンパホルダ上側部材30Aとダンパホルダ下側部材30Bとは圧入固定されている。ダンパホルダ上側部材30Aとダンパホルダ下側部材30Bとには中央部に開口が形成されており、両者の周縁部で二枚金属ダイアフラム式ダンパ80を保持している。二枚式金属ダイヤフラムダンパ80は、上下一対の金属ダイアフラム80Aと80Bとを突合せその外周部を全周に亘って溶接して内部をシールしている。二枚金属ダイアフラム式ダンパ80とダンパホルダ30とは一つの組体(ユニット)として形成されている。
二枚式金属ダイアフラム80Aと80Bによって形成された中空部にはアルゴンのような不活性ガスが封入されており、外部の圧力変化に応じてこの中空部が体積変化をすることによって、脈動減衰機能を奏する。
ダイアフラム80Aとダンパカバー40との間の燃料通路80Uはダンパカバー40の内周壁に設けられた溝通路80Cを介して燃料通路としてのダンパ室10b(二枚式金属ダイヤフラムダンパ80の片側のダイアフラム80Bが面する燃料通路)と繋がっている。ダンパカバー40には、その中央部にベルマウス形状を成して突き出した突出部40Bが形成され、さらに突出部40Bを挟んで突出部40Bの両側に平行に形成された2本のリブ40A(図6参照)が設けられている。2本のリブは、ダンパカバー40がポンプボディ1との間でダンパホルダ30を挟持する半径位置を越えて外周側まで延設されている。このため、2本のリブ40Aの間でダンパカバー40の内壁面とダンパホルダ30との間に隙間(図示せず)が形成され、この隙間が溝通路80Cと燃料通路80Uとを連通する燃料通路を構成している。
ダンパ室10bはダンパ室10bの底壁を構成するポンプボディ1に形成した連通孔10cによって電磁駆動型の吸入弁20が位置する低圧燃料室10aと連通されている。かくしてフィードポンプ50から送られてきた燃料は吸入ジョイント10からポンプのダンパ室10bに流入し、二枚式金属ダイヤフラムダンパ80の両ダイアフラム80A,80Bに作用しながら連通孔10cを通り低圧燃料室10aへと流れる。
次に、ピストンプランジャ2及びシリンダ21の周辺の構成について説明する。
ピストンプランジャ2の小径部2Aとシリンダ21と滑合する大径部2Bとのつながり部は円錐面2Kで繋がっている。円錐面2Kの周囲にはプランジャシール5とシリンダ21の下端面との間に燃料副室250が形成されている。燃料副室250はシリンダ20とピストンプランジャ2との滑合面から漏れてくる燃料を捕獲する。ポンプボディ1の内周面とシリンダ20の外周面とシリンダホルダ21の上端面との間に区画形成された環状通路21Gは、ポンプボディ1に貫通形成された縦通路250Bによって一端がダンパ室10bに接続され、シリンダホルダ21に形成された燃料通路250Aを介して燃料副室250に繋がっている。かくして、ダンパ室10Aと燃料副室250とは縦通路250B、環状通路21G、燃料通路250Aによって連通されている。
ピストンプランジャ2が上下(往復動)するとテーパー面2Kが燃料副室250の中で往復動するので燃料副室250の容積が変化する。燃料副室250の容積が増加するとき、縦通路250B、環状通路21G、燃料通路250Aを介してダンパ室10bから燃料副室250に燃料が流れ込む。燃料副室250の容積が減少するとき、縦通路250B、環状通路21G、燃料通路250Aを介して燃料副室250からダンパ室10bへ燃料が流れ込む。バルブ203が開弁位置に維持された状態(コイル204が無通電状態)でピストンプランジャ2が下死点から上昇すると、加圧室内に吸入された燃料は開弁中の吸入弁203から低圧燃料室10aに溢流(スピル)し、連通孔10Cを介してダンパ室10bに流れる。かくしてダンパ室10bでは吸入ジョイント10からの燃料、燃料副室250からの燃料、加圧室12からの溢流燃料、さらにはリリーフ弁(図示しない)からの燃料が合流するように構成されている。その結果それぞれの燃料が有する燃料脈動がダンパ室10bで合流し、二枚式金属ダイヤフラムダンパ80によって吸収される。
次に、電磁駆動型吸入弁200について説明する。なお、図3に示す電磁駆動型吸入弁200は、図1に対して左右が入れ替わった状態で示している。
図2において、破線で囲んだ部分が図1のポンプ本体部分を示す。電磁駆動型吸入弁200は環状に形成されたコイル204の内周側に、電磁駆動機構部EMDのボディを兼ねたヨーク205を備える。ヨーク205は内周部に固定コア206、とアンカー207がプランジャロッド付勢ばね202を挟んで収納されている。
図3に詳細に示されるように、この実施例では、ヨーク205は、サイドヨーク205Aとアッパヨーク205Bに分割されて、圧入にて接合されている。また、固定コア206はアウターコア206Aとインナーコア206Bに分割され、圧入にて接合されている。アンカー207はプランジャロッド201の反バルブ側端部に溶接により固定され、インナーコア206Bとの間に磁気空隙GPを介して対面している。コイル204はヨーク205の中に収納されており、サイドヨーク205Aの開放端部の外周に設けたねじ部をポンプボディ1のねじ部1SRと螺合締結することで両者が固定されている。この固定作業によって、サイドヨーク205Aの開放端部がアウターコア206Aの外周に形成されたフランジ部206Fをポンプボディ1に向かって押し込み、アウターコア206Aの開放側端部筒状部206Gの外周がポンプボディ1のガイドホール1GHの内周面に挿入される。また、ポンプボディ1のガイドホール1GHの開口側周囲に形成された環状面部1GSにアウターコア206Aの開放側端部筒状部206Gの外周に段付部として形成された環状拡径部206GSが圧接する。このとき形成されたポンプボディ1のガイドホール1GHの開口側周囲に形成された環状面部1GSとアウターコア206Aの外周に形成されたフランジ部206Fとの間に配置したシールリング206SRが圧縮され、これにより、固定コア206の内周部の空間と低圧燃料室10aとを含む低圧側の空間が大気に対して密封される。
サイドヨーク205Aとアッパヨーク205B、アウターコア206Aとインナーコア206B、アンカー207によって磁気空隙GPを横切る閉磁路CMPがコイル204の周囲に形成されている。アウターコア206Aの磁気空隙GPの周囲に対面する部分は肉厚が薄く形成されており(外周か見ると溝が形成されている)、この溝の部分が閉磁路CMPの磁気絞り206S(磁気抵抗の機能を有する)を形成している。これにより、アウターコア206Aを通って漏洩する磁束を少なくすることができ、結果的に磁気空隙GPを通る磁束を増加することができる。
図1、図2、図3を参照して、本実施例の高圧燃料供給ポンプの動作について説明する。
≪燃料吸入状態≫
まず、燃料吸入状態について説明する。ピストンプランジャ2が図2の破線で示す上死点位置から矢印Q2に示す方向に下降する吸入工程では、コイル204は非通電状態である。プランジャロッド付勢ばね202の付勢力SP1は矢印に示すようにバルブ203に向かってプランジャロッド201を付勢する。一方バルブ付勢ばねS4の付勢力SP2はバルブ203を矢印に示す方向へ付勢する。プランジャロッド付勢ばね202の付勢力SP1がバルブ付勢ばねS4の付勢力SP2の付勢力より大きく設定されているので両ばねの付勢力はこのときバルブ203を開弁方向に付勢する。また低圧燃料室10a内に位置するバルブ203の平面部203Fに代表されるバルブ203の外表面に作用する燃料の静圧P1と加圧室内の燃料の圧力P12との圧力差によってバルブ203は開弁方向の力を受ける。さらに燃料導入通路10Pを通って矢印R4に沿って加圧室12に流入する燃料流とバルブ203の円筒部203Hの周面との間に発生する流体摩擦力P2はバルブ203を開弁方向に付勢する。さらに、バルブシート214Sとバルブ203の環状面部203Rとの間に形成される環状燃料通路10Sを通る燃料流の動圧P3はバルブ203の環状面部203Rに作用してバルブ203を開弁方向に付勢する。重量が数ミリグラムのバルブ203はこれらの付勢力によって、ピストンプランジャ2が下降し始めると素早く開弁し、ストッパS0に衝突するまでストロークする。
バルブシート214は、バルブ203の円筒部203Hおよび燃料導入通路10Pよりも直径方向で外側に形成されている。これによりP1,P2,P3が作用する面積を大きくすることが可能となり、バルブ203の開弁速度を速くすることができる。このときプランジャロッド201およびアンカー207の周囲は滞留した燃料で満たされていること、および軸受214Bとの摩擦力が作用することによって、プランジャロッド201およびアンカー207はバルブ203の開弁速度よりわずかに図面右方向へのストロークが遅れる。その結果プランジャロッド201の先端面とバルブ203の平面部203Fとの間にわずかな隙間ができる。このためプランジャロッド201から付与される開弁力が一瞬低下する。しかし、この隙間には低圧燃料室10a内の燃料の圧力P1が遅れなく作用するので、プランジャロッド201(プランジャロッド付勢ばね202)から付与される開弁力の低下をこのバルブ203を開弁する方向の流体力が補う。かくして、バルブ203の開弁時にはバルブ203の低圧燃料室10a側の全表面に流体の静圧および動圧が作用するので、開弁速度が速くなる。
バルブ203の開弁時は、バルブ203の円筒部203Hの内周面をバルブストッパS0の突出部STの円筒面SGによって形成されるバルブガイドでガイドされ、バルブ203は径方向に変位することなくスムースにストロークする。バルブガイドを形成する円筒面SGはバルブシート214Sが形成された面を挟んでその上流側および下流側にまたがって形成されており、バルブ203のストロークを十分に支持できるだけでなく、バルブ203の内周側のデッドスペースを有効に利用できるので、吸入弁部INVの軸方向の寸法を短くできる。また、バルブ付勢ばねS4はバルブストッパS0の端面SHとバルブ203の平面部203FのバルブストッパS0側底面部との間に設置されているので、開口部214Cとバルブ203の円筒部203Hとの間に形成される燃料導入通路10pの通路面積を十分確保しながら開口部214Cの内側にバルブ203とバルブ付勢ばねS4を配置できる。また燃料導入通路10pを形成する開口部214Cの内側に位置するバルブ203の内周側のデッドスペースを有効に利用してバルブ付勢ばねS4を配置できるので、吸入弁部INVの軸方向の寸法を短くできる。
バルブ203はその中心部にバルブガイドSGを有し、バルブガイドSGのすぐ外周でバルブストッパS0の環状面部S3の受け面S2に接触する環状突起部203Sを有する。さらにその径方向外側の位置にバルブシート214Sが形成されている。バルブシート214Sおよびバルブ203の環状面部203Rの径方向外側には、ポンプボディ1に形成されたガイドホール1GHを通路壁面とする3個の燃料通路Sn1〜Sn3が、ガイドホール1GHの周方向に等間隔に配置されている。燃料通路Sn1〜Sn3がバルブシート214Sの径方向外側に形成されているので、燃料通路Sn1〜Sn3の断面積を十分に大きく取れる利点がある。
また、環状突起部203Sの外周部には環状空隙SGPを設けたので、閉弁動作時に環状空隙SGPへ加圧室側の流体圧力Pを速やかに作用させてバルブ203をバルブシート214に押し付ける際の閉弁速度を上げることができる。
≪燃料スピル状態≫
次に、燃料スピル状態について説明する。ピストンプランジャ2が下死点位置から転じて矢印Q1方向に上昇し始めるが、コイル204は非通電状態であるので、一端加圧室12内に吸入された燃料の一部が燃料通路Sn1〜Sn3、環状燃料通路10Sおよび燃料導入通路10Pを通して低圧燃料室10aにスピル(溢流)される。燃料通路Sn1〜Sn3における燃料の流れが矢印R4方向からR5方向(図2参照)へ切り替わる際、一瞬燃料の流れが止り、環状空隙SGPの圧力が上がるが、このときはプランジャロッド付勢ばね202がバルブ203をストッパS0に押し付ける。むしろ、バルブシート214の環状燃料通路10Sに流れ込む燃料の動圧によってバルブ203をストッパS0側に押し付ける流体力と環状空隙SGPの外周を流れる燃料流の吸出し効果でバルブ203とストッパS0とを引き付けるように作用する流体力とによって、バルブ203はしっかりとストッパS0に押し付けられる。
燃料流がR5方向に切り替わった瞬間から加圧室12内の燃料は、燃料通路Sn1〜Sn3、環状燃料通路10Sおよび燃料導入通路10Pの順で低圧燃料室10aに流れる。ここで、燃料通路10Sの燃料流路断面積は燃料通路Sn1〜Sn3、および燃料導入通路10Pの燃料流路断面積よりも小さく設定されている。すなわち、環状燃料通路10Sで最も燃料流路断面積が小さく設定されている。そのため、環状燃料通路10Sで圧力損失が発生し加圧室12内の圧力が上昇し始めるが、その流体圧力P4はストッパS0の加圧室側の環状面で受けて、バルブ203には作用しにくい。また、均圧孔S5は、穴径が小さいため、矢印Pで示す加圧室12側の燃料の動的流体力がバルブ203には作用しにくい。
スピル状態では、低圧燃料室10aから4つの燃料通孔214Qを介してダンパ室10bへ燃料が流れる。一方、ピストンプランジャ2が上昇することで、副燃料室250の容積が増加するので、縦通路250B、環状通路21Gおよび燃料通路250Aを矢印R8の下方矢印方向へ燃料が流れ、ダンパ室10bから燃料副室250へ燃料の一部が導入される。かくして燃料副室に冷たい燃料が供給されるので、ピストンプランジャ2とシリンダ20との摺動部が冷却される。
≪燃料吐出状態≫
次に、燃料吐出状態について説明する。前述の燃料スピル状態においてエンジン制御装置ECUからの指令に基づきコイル204に通電されると、閉磁路CMPを流れる磁束が図3に示すごとく生起される。閉磁路CMPを流れる磁束が生起されると、磁気空隙GPにおいてインナーコア206Bとアンカー207の対抗面間に磁気吸引力MFが発生する。この磁気吸引力はプランジャロッド付勢ばね202の付勢力に打ち勝ってアンカー207とこれに固定されているプランジャロッド201をインナーコア206Bに引き付ける。このとき、磁気空隙GP、プランジャロッド付勢ばね202の収納室206K内の燃料は貫通孔201Hを通して低圧通路に、或いはアンカー207の周囲を通して燃料通路214Kから低圧通路に排出される。これにより、アンカー207とプランジャロッド201はスムースにインナーコア206B側に変位する。アンカー207がインナーコア206Bに接触すると、アンカー207とプランジャロッド201は運動を停止する。
プランジャロッド201がインナーコア206Bに引き寄せられることにより、バルブ203をストッパS0側に押し付けていた付勢力がなくなるので、バルブ203はバルブ付勢ばねS4の付勢力によってストッパS0から離れる方向に付勢されバルブ203は閉弁運動を開始する。このとき、環状突起部203Sの外周側に位置する環状空隙SGP内の圧力は、燃料加圧室12内の圧力上昇に伴って低圧燃料10a側の圧力よりも高くなり、バルブ203の閉弁運動を助ける。その結果、バルブ203がシート214Sに接触して閉弁状態となり、図3においてバルブシート214Sとバルブ203の環状面部203Rとの間に形成されていた環状燃料通路10Sが閉じられる。
このように、環状空隙SGPはバルブ203の閉弁運動を助ける効果が有る。しかし、バルブ付勢ばねS4のみでは、吸入弁の閉弁力が小さすぎるので閉弁運動が安定しない。そこで、均圧孔S5,S6を設けることにより、バルブ203が閉じる際に均圧孔S5,S6を通じてばね収納空間SPへ燃料が供給されるようにする。これにより、ばね収納空間SPの圧力が一定になり、バルブ203が閉じる際にかかる力が安定化するため、バルブ203の閉弁タイミングを安定させることができる。そして、バルブの開弁・閉弁の両方の応答性を改善しつつ、さらに閉弁タイミングばらつきを低減することができる。
ピストンプランジャ2はバルブ203の閉弁後も引き続いて上昇するので、加圧室12の容積が減少し、加圧室12内の圧力が上昇する。その結果、図1および図2に示すように、吐出バルブユニット60の吐出バルブ63が吐出バルブ付勢ばね64の力に打ち勝ってバルブシート61から離れ、吐出通路11Aから吐出ジョイント11を通して、矢印R6に沿った方向に燃料が吐出する。
このように、環状空隙SGPはバルブ203の閉弁運動を助ける効果が有る。しかし、バルブ付勢ばねS4のみでは、吸入弁の閉弁力が小さすぎるので閉弁運動が安定しない。均圧孔S5,S6を設けたことにより、バルブ203が閉じる際に均圧孔S5,S6を通じてばね収納空間SPへ燃料が供給されるため、ばね収納空間SPの圧力が一定になり、バルブ203が閉じる際にかかる力が安定化するため、バルブ203の閉弁タイミングを安定させることができる。これにより、バルブの開弁・閉弁の両方の応答性を改善しつつ、さらに閉弁タイミングばらつきを低減することが可能である。
次に、図4乃至図6を参照して、ダンパカバー40の構造について説明する。図4は、図1の高圧燃料供給ポンプを、吸入ジョイント10を除いて、上から見た外観図である。図5は、図4のダンパカバー40をV−V断面で示す断面図である。図6は、図1の高圧燃料供給ポンプの外観を示す斜視図である。
ダンパカバー40の中央部に形成された突出部40Bには、ウェイト(錘)101が設けられている。ウェイト101はその質量を大きくするため、ダンパカバー40を構成する材料よりも比重の大きな材料で作られている。また、ウェイト101は円形を成す平板状に形成されており、その中心はダンパカバー40の中心と一致するように配置されている。ウェイト101の半径は、ダンパカバー40の半径Rの1/2以下である。ウェイト101はダンパカバー40突出部40Bに圧入されている。さらに油密を保つため、ウェイト101と突出部40Bとの接合部を溶接してもよい。
ウェイト101をダンパカバー40とは別部材として構成し、ダンパカバー40に組み付けるように構成したことにより、ウェイト101の質量を調整することができ、振動に対する低減効果を適切に調整することができる。
さらにダンパカバー40には、ウェイト101を挟んでウェイト101の両側に筋状に形成された2本のリブ40Aが設けられている。2本のリブ40Aは、相互に平行に形成されている。2本のリブ40Aは、ダンパカバー40の中心と外周との間に折れ曲がり部を形成し、この折れ曲がり部は図4に示す中心線100に沿って中心線100と平行に延設されている。また、リブ40Aを形成する段差面はV−V断面で見たときに外側に凸となる曲面で構成されている。
また、2本のリブ40Aは、ダンパカバー40がポンプボディ1との間でダンパホルダ30を挟持する半径位置を越えて外周側まで延設されている。ダンパカバー40の外周縁部にはR部(曲面部)40Rが形成されているが、外観的には、リブ40Aはウェイト101を挟んでウェイト101の両側に形成されたR部40Rを接続するように形成されている。この2本のリブ40Aにより、ダンパカバー40の内壁面とダンパホルダ30との間に隙間が形成され、この隙間がダンパカバー40の内側の溝通路80Cと燃料通路80Uとを連通する燃料通路が構成されることはすでに説明した通りである。
ダンパカバー40には、電磁駆動型吸入弁機構200、ピストンプランジャ2の往復運動、燃料圧力の脈動、内燃機関の振動などを加振源とする振動が伝達され、ダンパカバー40が振動することにより空気を加振し、ダンパカバー40からの放射音が発生する。ダンパカバー40にウェイト101を設けることにより、ダンパカバー40の固有振動数を変化させて共振による放射音の低減を図ったり、ダンパカバー40に伝達される振動加速度を低減して放射音を低減することができる。しかし、ウェイト101はダンパカバー40に生じる上下方向の振動に対しては、低減効果が十分ではなかった。
本実施例では、電磁駆動型吸入弁機構200と吐出弁ユニット60とが、加圧室12及びシリンダ20を挟んで対向するように中心線100に沿う方向に配置されている。コネクタ102(図4参照)を通じてコイル204への通電がON/OFFされると、バルブ203は中心線100に沿う方向に駆動される。バルブ203は開弁動作した場合にはバルブストッパS0に衝突し、閉弁動作した場合にはバルブシート214Sに衝突する。このとき、バルブ203のバルブストッパS0及びバルブシート214Sへの衝突はポンプボディ1を加振し、その振動はダンパカバー40へ伝達される。この振動を受けて、ダンパカバー40は中心線100と直交する中心線103に平行な折れ線が形成されるような上下方向の振動(振動モード)を生じる。
このような振動を低減するために、本実施例では、2本のリブ40Aを電磁駆動型吸入弁機構200のバルブ203の駆動方向、すなわち中心線100に沿う方向に形成している。本実施例では、2本のリブ40Aを中心線100に平行にしているが、中心線100に対して直交する方向とならない限り、中心線100に対して傾斜させても振動の低減効果は得られる。バルブ203の開閉弁動作による振動のほか、低減すべき振動との兼ね合いでリブ40Aを適切に決めればよい。また、ダンパカバー40を上下方向に加振する加振源が電磁駆動型吸入弁機構200以外にあり、その加振源による振動の低減を重視する場合は、リブ40Aをダンパカバー40の上面に平行で中心線100に対して直交する方向に設けてもよい。また、2本のリブ40Aが相互の間に傾斜角度を有していてもよい。
上述したように、2本のリブ40Aの間で、ダンパカバー40の内壁面とダンパホルダ30との間には、隙間が形成されている。この隙間はダンパカバー40の内側の溝通路80Cと燃料通路80Uとを連通するためのものである。この隙間により、ダンパカバー40における2本のリブ40Aの間の部分は、ダンパホルダ30から浮いた状態となっている。2本のリブ40Aを中心線100に対して直交する方向に延設すると、ダンパホルダ30から浮いた状態となっている、ダンパカバー40における2本のリブ40Aの間の部分に、バルブ203の開閉弁動作による振動の腹が位置することになる。
2本のリブ40Aを電磁駆動型吸入弁機構200のバルブ203の駆動方向、すなわち中心線100に沿う方向に形成することにより、バルブ203の開閉弁動作による振動の腹はダンパホルダ30を介してポンプボディ1に支持されたダンパカバー40の部分に位置することになる。これにより、バルブ203の開閉弁動作による振動の低減効果が高まる。バルブ203の開閉弁動作による振動の腹がダンパホルダ30を介してポンプボディ1に支持されたダンパカバー40の部分に位置するようにすれば、2本のリブ40Aは中心線100に対して傾斜していてもよく、2本のリブ40Aが相互の間に傾斜角度を有していてもよい。
また、本実施例では、ウェイト101の半径をダンパカバー40の半径の1/2以下にし、リブ40Aをダンパカバー40の半径の中央部、すなわち半径の1/2となる位置に配置している。これにより、リブ40Aの長さはダンパカバー40の直径の86.5%をカバーでき、ダンパカバー40の径方向の広い範囲をカバーできる。さらに、ダンパカバー40の外周部にはR部40Rが設けられているため、リブ40AとR部40Rとで、上述した振動モードに対する補強部としてダンパカバー40の径方向のほぼ全体をカバーすることができる。また、ウェイト101の半径を小さくし過ぎるとウェイト101の質量を大きくすることが難しくなる。本実施例では、リブ40Aを適切な半径位置に配置することにより、ウェイト101において振動低減に対して有効な質量を確保することが容易になる。
本実施例では、吸入ジョイント10を図6に示すように構成しているが、ウェイト101の中心部に貫通孔を設け、この貫通孔に吸入ジョイント10を接続してもよい。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、実施例の構成の一部を他の構成に置き換えることが可能であり、また、実施例の構成に他の構成を加えることも可能である。
10b…ダンパ室、10P…屈曲通路部、10S…隙間通路部、11…吐出ジョイント、12…加圧室、30…ダンパホルダ、40…ダンパカバー、40A…リブ、40B…突出部、40R…R部、60…吐出弁ユニット、61…バルブシート、61B…バルブシート部材、61B…バルブシート部材、63…バルブ、80C…溝通路、80U…燃料通路、101…ウェイト、200…電磁駆動型吸入弁機構、203…バルブ、214…バルブハウジング、214S…バルブシート。

Claims (7)

  1. 往復運動するプランジャと、前記プランジャの往復運動により体積が変化する燃料の加圧室と、前記加圧室に燃料を供給する吸入弁と、前記加圧室から加圧された燃料を吐出する吐出弁と、前記加圧室を有し前記プランジャと前記吸入弁と前記吐出弁とが組み付けられたポンプボディと、前記ポンプボディに形成されたダンパ室に配設されたダンパと、前記ダンパ室を覆うダンパカバーとを備えた高圧燃料供給ポンプにおいて、
    前記ダンパカバーは錘と筋状のリブとを有することを特徴とする高圧燃料供給ポンプ。
  2. 請求項1に記載の高圧燃料供給ポンプにおいて、
    前記錘は前記ダンパカバーの中央部に設けられ、前記リブは前記ダンパカバーの径方向において前記錘を挟んで両側に形成されたことを特徴とする高圧燃料供給ポンプ。
  3. 請求項2に記載の高圧燃料供給ポンプにおいて、
    前記リブは前記吸気弁の駆動方向に沿って形成されたことを特徴とする高圧燃料供給ポンプ。
  4. 請求項3に記載の高圧燃料供給ポンプにおいて、
    前記ダンパカバーは外周縁部に曲面部が形成されており、前記リブの両端部は前記曲面部に接続されていることを特徴とする高圧燃料供給ポンプ。
  5. 請求項4に記載の高圧燃料供給ポンプにおいて、
    前記錘は前記ダンパカバーの半径において中心を含み前記半径の1/2よりも小さい範囲に設けられたことを特徴とする高圧燃料供給ポンプ。
  6. 請求項5に記載の高圧燃料供給ポンプにおいて、
    前記リブは前記ダンパカバーの半径の中央部に形成したことを特徴とする高圧燃料供給ポンプ。
  7. 請求項1に記載の高圧燃料供給ポンプにおいて、前記錘は前記ダンパカバーと別部材として構成され、前記ダンパカバーに組み付けられたことを特徴とする高圧燃料供給ポンプ。
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