JP2015086045A - シート積載装置、シート搬送装置、及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電動機の周辺機構を小型化することができ、且つ、電動機やシート積載部の異常判定を適切に行うことができるシート積載装置、シート搬送装置、及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置10に大容量タイプの給紙装置18が設けられている。給紙装置18は、多数枚の印刷用紙を積載可能な用紙載置部52を備える。用紙載置部52は、が駆動制御されたリフトモーター53によって上下方向へ移動される。制御部80は、リフトモーター53の駆動電流を監視して、その駆動電流が過電流となった場合に、用紙載置部52が異常状態であると判定する。その判定に用いられる過負荷閾値P1は、一定量の印刷用紙が積載された状態で用紙載置部52が上昇されたときの駆動電流から求められ、制御部80によって適宜更新される。
【選択図】図5
【解決手段】画像形成装置10に大容量タイプの給紙装置18が設けられている。給紙装置18は、多数枚の印刷用紙を積載可能な用紙載置部52を備える。用紙載置部52は、が駆動制御されたリフトモーター53によって上下方向へ移動される。制御部80は、リフトモーター53の駆動電流を監視して、その駆動電流が過電流となった場合に、用紙載置部52が異常状態であると判定する。その判定に用いられる過負荷閾値P1は、一定量の印刷用紙が積載された状態で用紙載置部52が上昇されたときの駆動電流から求められ、制御部80によって適宜更新される。
【選択図】図5
Description
本発明は、複数枚のシートを積載することができるシート積載装置及びこれを備えたシート搬送装置並びに画像形成装置に関し、特に、上下方向へ移動可能に支持されたシート積載部の異常状態を判定する機能を有するシート積載装置及びこれを備えたシート搬送装置並びに画像形成装置に関する。
複写機などに代表される画像形成装置は、複数の印刷用紙が積載されるシート積載部を備えている。シート積載部は、モーターなどの電動機から駆動力を得て上下方向へ移動可能に構成されている。この種の画像形成装置では、シート積載部の印刷用紙が減ったことにより印刷用紙の上面位置が下がると、下がった分だけシート積載部を上方へ移動させるように制御される。これにより、印刷用紙が給送可能な位置に印刷用紙の上面位置が常にセットされるようにシート積載部が配置される。
前記シート積載部を備えた装置として、電動機の駆動電流に基づいて、シート積載部に異常動作が生じたことを検出できる給紙装置が公知である(特許文献1参照)。この給紙装置は、シート積載部である給紙トレイの上昇時と下降時のそれぞれに、印刷用紙サイズに対応した異常検出用の過負荷電流値が設定されており、電動機の駆動電流の測定値が前記過負荷電流値よりも大きい場合に、シート積載部が異常動作をしていると検出している。
前記シート積載部を上下方向へ移動させる駆動力を供給するものとして、モーターなどの電動機が用いられる。一般に、電動機は、長期使用されることによって、軸受の摩耗や、永久磁石の磁力減衰、コイルの損傷、筐体劣化、ブラシ磨耗などが原因となって劣化し、出力効率が低下する。つまり、シート積載部を上昇させる負荷は変わらないが、効率が低下した電動機では、前記負荷に必要とされる駆動電流が増加することになる。このため、従来、前記過負荷電流値は、将来に電動機が劣化したときに必要とされる駆動電流に応じた値(例えば、劣化状態における最大負荷に応じた駆動電流に所定の安全率を乗じた値)に設定されている。
このように設定された過負荷電流値を用いて異常検出が行われた場合は、電動機の劣化前と劣化後とでは、異常検出時における電動機の異常トルクが大きく異なる。例えば、図7のトルク−電流特性グラフに示されるように、劣化前の電動機のトルク−電流特性が線分101で表され、劣化後の電動機のトルク−電流特性が線分102で表されているとする。両線分101,102から容易に理解できるように、線分102を基準にして前記過負荷電流値Ic(最大負荷に応じた駆動電流Ibに所定の安全率を乗じた値)が設定されると、劣化してない初期の電動機が動作している状況において異常と判定されたときの異常トルクTaが極めて大きくなる。この場合、電動機の周辺機構(軸受、軸継ぎ手、ギヤ、プーリー、ワイヤー、ベルト、筐体など)にも過大な負荷(過負荷)が掛けられることになる。そのため、これらの周辺機構は、劣化前の電動機が前記過負荷電流値Icで動作したときの異常トルクTaに耐えうる構造に設計されている。
しかしながら、電動機の周辺機構を極めて大きな異常トルクTaに耐えうる構造にするために、補強部材を設けたり、強度の高い部材を採用したりすると、装置が大型化し、部品点数も増加する。また、コストアップにも繋がる。一方、前記安全率を小さくして前記過負荷電流値Icを決定すれば、前記異常トルクTaも小さくすることができる。しかしながら、電動機が劣化したときの異常トルクTbと最大負荷トルクとのトルク差がほとんど無くなり、劣化度合いによっては異常トルクTbが最大負荷トルクよりも小さくなってしまい、誤った異常判定が行われるおそれがある。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電動機の周辺機構を小型化することができ、且つ、電動機やシート積載部の異常判定を適切に行うことができるシート積載装置、シート搬送装置、及び画像形成装置を提供することにある。
本発明は、上下方向へ移動可能に支持され、複数枚のシートが積載可能なシート積載部と、前記シート積載部を前記上下方向へ移動させる駆動力を出力する電動機と、前記電動機の電流値を検知する電流検知手段と、前記電流検知手段によって検知された電流値が予め定められた閾値よりも大きい場合に前記シート積載部が異常状態であると判定する異常判定手段と、予め定められた設定量のシートが積載された状態で前記シート積載部が前記電動機の駆動力を得て移動しているときに前記電流検知手段によって検知された電流値に応じて、前記閾値を更新する更新手段と、を具備するシート積載装置として構成されている。
前記電動機から出力された駆動力が所定の伝達機構を介して前記シート積載部に伝達されると、シート積載部が前記上下方向へ移動する。電動機に与えられる負荷は、シート積載部に積載されるシートの積載量によって変わる。シート積載部に前記設定量のシートが積載されていると、そのシート積載部を移動させる際に、前記設定量に応じた負荷が電動機に付与され、前記設定量に応じた電流が電動機に流れる。本発明のシート積載装置は、前記電流検知手段によって前記設定量に応じた電流が電動機の電流値として検知される。そして、前記更新手段が、検知された電流値に応じた数値に、前記閾値を更新する。これにより、電動機が劣化して出力効率が低下した場合でも、現状の電動機の状態に応じて前記閾値が更新される。言い換えると、前記閾値が、現状の電動機の状態に応じた数値に設定される。その結果、劣化していない電動機に対して、将来に電動機が劣化した場合に適用される閾値よりも低い数値の閾値を用いて前記異常判定手段による異常判定が行われる。したがって、電動機の周辺機構、具体的には、電動機の軸受けや軸継ぎ手、電動機の支持機構及び筐体、電動機の駆動力を伝達するギヤやプーリー、ワイヤー、ベルトなどの伝達機構に過剰な強度を持たせる必要なく、適切な異常判定が可能となる。
本発明のシート積載装置は、前記シート積載部に積載されているシートの積載量が前記設定量であるかどうかを検知する積載量検知手段を更に備える。前記積載量検知手段によって前記設定量が検知された場合に、前記更新手段は、前記電流検知手段によって検知された電流値に応じて、前記閾値を更新する。
これにより、常に同じ条件の下で電動機の電流値が検知されて、その電流値に応じて前記閾値が更新される。なお、前記設定量は、例えば、シート積載部で積載可能な最大積載量に対して100%の積載量や、50%の積載量、30%の積載量などが考えられる。
前記更新手段は、前記電流検知手段によって検知された電流値に基づいて最大負荷時の前記電動機における電流値を算出し、算出された電流値に予め定められた安全率を乗じて得られた数値に前記閾値を更新するものが好ましい。
本発明のシート積載装置は、前記シート積載部におけるシートの積載量が減少した場合に、前記電動機を制御して前記シート積載部に積載された複数のシートの最上位面が予め定められた第1位置に達するまで前記シート積載部を上方へ移動させる駆動制御手段を更に備える。この場合、前記更新手段は、前記駆動制御手段による前記シート積載部の上昇中に前記電流検知手段によって検知された電流値に応じて、前記過負荷電流値を更新するものが好ましい。
また、本発明は、上述したシート積載装置と、前記シート積載装置からシートを取り出して1枚ずつ搬送する搬送手段と、を具備するシート搬送装置として捉えることができる。このようなシート搬送装置としては、複写機やプリンターなどの画像形成装置によって画像が形成される印刷用紙などのシートを収容しつつ、必要に応じてシートを画像形成部へ給送する所謂給紙装置などが考えられる。
また、本発明は、上述したシート積載装置を具備する画像形成装置として捉えることもできる。
本発明によれば、電動機の周辺機構、具体的には、電動機の軸受けや軸継ぎ手、電動機の支持機構及び筐体、電動機の駆動力を伝達するギヤやプーリー、ワイヤー、ベルトなどの伝達機構に過剰な強度を持たせる必要なく、適切な異常判定が可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明を具体化した一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態は適宜変更できる。
まず、本発明の実施形態に係る画像形成装置10(本発明の画像形成装置の一例)について説明する。画像形成装置10は、プリンター、複写機、及びファクシミリの各機能を備えた複合機であり、入力された画像をトナーなどの印刷材料を用いて印刷用紙(本発明のシートの一例)に印刷する。図1及び図2に示されるように、画像形成装置10は、画像読取部12と、画像形成部14と、操作表示パネル15(図2参照)と、大容量の印刷用紙が収容可能な給紙装置18(本発明のシート搬送装置、シート積載装置の一例)と、画像形成装置10の全体の動作を制御する制御部80(図2参照)とを備えている。なお、本発明の画像形成装置は、複合機に限られず、プリンターや複写機、ファクシミリなどの専用機であっても、本発明は適用可能である。また、本発明は、画像形成装置として捉えるだけではなく、積載された印刷用紙を給送するシート搬送装置、又は、大容量の印刷用紙を収容するシート積載装置として捉えることもできる。
図1に示されるように、画像読取部12は、画像形成装置10の上部に配置されている。画像読取部12は、原稿から画像データを読み取る画像読取処理を実行する。画像読取部12は、原稿カバー20と、コンタクトガラス121と、読取ユニット122と、ミラー123と、ミラー124と、光学レンズ125と、CCD126とを備えている。読取ユニット122は、LED光源131及びミラー132を備えており、ステッピングモーター等の駆動モーターを用いた不図示の移動機構によって副走査方向55(図1における左右方向)へ移動可能に構成されている。
画像読取部12による原稿画像の読み取りは、以下の手順で行われる。まず、原稿がコンタクトガラス121上に載置された後に、原稿カバー20が閉姿勢にされる。その後、画像読取指示が入力されると、読取ユニット122が副走査方向55の右向きへ移動され、その移動中にLED光源131から連続して1ライン分の光がコンタクトガラス121へ向けて順次照射される。そして、原稿又は原稿カバー20の裏面からの反射光がミラー132,123,124及び光学レンズ125を経てCCD126に導かれる。CCD126は、受光した光をその光量(輝度の強度)に応じた電気信号に変換して、画像形成装置10の制御部80(図2参照)に送る。制御部80は、CCD126からの電気信号を画像処理することによって原稿の画像データを生成する。画像読取部12は、CCD126による読取機構に代えて、CCD126よりも焦点距離の短い密着型のイメージセンサー(CIS: Contact Image Sensor)を用いた読取機構を備えたものであってもよい。
原稿カバー20は、ADF21と、原稿積載トレイ22とを備えている。ADF21は、原稿セット部22に積載された複数の原稿を搬送ローラー(不図示)によって順次搬送して、コンタクトガラス121上に定められた自動原稿読取位置を副走査方向55の右向きへ通過するように原稿を移動させる。ADF21によって原稿が移動される場合は、読取ユニット122が前記自動原稿読取位置の下方に配置され、この位置で読取ユニット122によって移動中の原稿の画像が読み取られる。
図1に示されるように、画像形成部14は、画像形成装置10の下部に配置されている。画像形成部14は、画像読取部12で読み取られた画像データ、又は外部のパーソナルコンピュータ等の情報処理装置から入力された印刷ジョブに基づいて画像形成処理(印刷処理)を実行する。具体的には、画像形成部14は、給紙トレイ25又は給紙装置18から送られてきた印刷用紙に画像を形成する処理を行う。画像形成部14は、感光体ドラム31と、帯電部32と、現像部33と、トナーコンテナ34と、転写部35と、除電部36と、定着部37と、3つの給紙トレイ25(25A,25B,25C)と、スタックトレイ16とを備えている。なお、画像形成部14は、電子写真方式に限られず、インクジェット記録方式のものであっても、或いはそれ以外の記録方式又は印刷方式のものであってもよい。
給紙トレイ25には、規定のサイズ(例えば、A4サイズ、B4サイズ、A3サイズ)の複数の印刷用紙が収容されている。給紙トレイ25の近傍には、給紙トレイ25に収容された印刷用紙を一枚ずつ取り出して転写部35へ向けて給送する給紙ローラー28が設けられている。画像形成部14には、給紙トレイ25それぞれから転写部35を通ってスタックトレイ16に延びる搬送路27が設けられている。給紙ローラー28によって給送された印刷用紙は、給紙トレイ25それぞれから搬送路27を通って転写部35に搬送される。
また、画像形成部14には、画像形成部14の右側面(図1において右側の面)から転写部35に延びる搬送路29が設けられている。給紙装置18から画像形成部14に給送された印刷用紙は、搬送路29を通って搬送路27に合流し、転写部35に搬送される。
給紙トレイ25又は給紙装置18から給送された印刷用紙に対する画像形成処理は、以下の手順で行われる。まず、印刷指示を含む印刷ジョブが入力されると、帯電部32によって感光体ドラム31が所定の電位に一様に帯電される。次に、不図示のレーザスキャナユニット(LSU)により感光体ドラム31の表面に前記印刷ジョブに含まれる画像データに基づく光が照射される。これにより、感光体ドラム31の表面に静電潜像が形成される。そして、感光体ドラム31上の静電潜像は現像部33によってトナーで現像(可視像化)される。なお、現像部33には、トナーコンテナ34からトナーが補給される。続いて、感光体ドラム31に形成されたトナー像は転写部35によって印刷用紙に転写される。その後、印刷用紙が定着装置37に搬送されて、その印刷用紙が定着部37を通過する際に、トナーが加熱される。これにより、印刷用紙にトナー像が溶融定着する。その後、印刷用紙はスタックトレイ16に排出されて、スタックトレイ16の載置面に保持される。なお、感光体ドラム31の電位は除電部36で除電される。
図2に示されるように、操作表示パネル15は制御部80に接続されている。操作表示パネル15は、画像形成装置10の前面上部に配置されている。操作表示パネル15は、画像形成装置10に対して操作入力をしたり、画像形成装置10の動作状態を表示したりするものである。操作表示パネル15は、表示部151と、操作部152とを備えている。表示部151は、例えば、タッチパネル機能を備えた液晶ディスプレイであり、印刷設定画面を表示したり、印刷用紙のサイズなどを設定入力するためのタッチキー入力を受け付けるものである。操作部152は、印刷指示を入力するためのスタートキーや、印刷部数などを入力するためのテンキーである。
ユーザーは、操作表示パネル15を操作することによって、画像形成に用いる印刷用紙を給紙トレイ25A,25B,25C、及び給紙装置18の中から選択することができる。また、ユーザーは、表示部151に表示された印刷設定画面から、給紙トレイ25や給紙装置18に収容されている印刷用紙のサイズや、印刷用紙の有無を把握できる。
図1に示されるように、給紙装置18は、画像形成装置10の右側面(図1において右側の面)に配置されている。給紙装置18は、多数枚(例えば数千枚)の印刷用紙を収容するとともにその印刷用紙を一枚ずつ取り出して画像形成部14に給送する。図1及び図2に示されるように、給紙装置18は、筐体51と、用紙載置部52(本発明のシート積載部の一例)と、リフトモーター53(本発明の電動機の一例)と、負荷電流検知部54と、残量検知センサー55と、サイズ検知センサー56と、上限検知センサー59と、駆動伝達機構57と、給紙ローラー58(本発明の搬送手段の一例)と、を備えている。
筐体51の内部には、印刷用紙を収容することができる内部スペースが設けられている。具体的には、図3に示されるように、筐体51を構成する内部フレーム51Aと、幅規制用のガイドプレート51Bとによって前記内部スペースが区画されている。用紙載置部52は前記内部スペースに設けられている。用紙載置部52は、複数枚の印刷用紙が層状に積載可能に構成されている。図3には、用紙載置部52に多数枚の印刷用紙Pが積載された給紙装置18が示されている。なお、図3では、筐体51のカバーが外された給紙装置18が示されている。用紙載置部52は、例えば、平坦な支持面有するトレイ状に形成された樹脂又は金属製の部材である。用紙載置部52は、筐体51の前記内部スペースにおいて上下方向へ移動可能に支持されている。用紙載置部52の移動機構としては、例えば、筐体51に設けられた上下方向に長いレールと係合して上下方向にスライド移動可能なレール支持機構が考えられる。もちろん、前記レール支持機構以外の支持機構であっても適用可能である。
筐体51の内部スペースにおいて、用紙載置部52が予め定められた下限位置(図1において実線で示される位置)に配置されたときに、用紙載置部52の積載容量が最大となる。一方、用紙載置部52が予め定められた上限位置(図1において破線で示される位置)に配置されたときに、用紙載置部52の積載容量が最小(零)となる。なお、図3には、前記下限位置に配置された用紙載置部52に印刷用紙が満載された状態の給紙装置18が示されている。
リフトモーター53は、例えばDCモーターであって、用紙載置部52を上下方向へ移動させる駆動力を供給(出力)する。図2に示されるように、リフトモーター53は、制御部80が備えるモータードライバー85に接続されており、制御部80及びモータードライバー85によって駆動制御される。
駆動伝達機構57は、リフトモーター53の出力軸と用紙載置部52との間に設けられている。駆動伝達機構57は、リフトモーター53から出力される回転駆動力を用紙載置部52に伝達するものである。駆動伝達機構57としては、例えば、軸継ぎ手やギヤなどで構成されたギヤ伝達機構、ベルトやプーリーなどで構成されたベルト伝達機構、ワイヤーやプーリーなどで構成されたワイヤー伝達機構などが考えられる。本発明の電動機はリフトモーター53に限られず、用紙載置部52が上下方向へ移動するための駆動力を供給するものであればどのようなタイプのモーターであってもよく、どのような駆動方式の電動機であってもよい。
図1に示されるように、給紙ローラー58は、給紙装置18の上部に設けられている。給紙ローラー58は、図示しない弾性部材又は自重によって、用紙載置部52に積載された印刷用紙の最上位面に当接されている。給紙ローラー58が印刷用紙に当接した状態が給送可能な状態であり、その状態のときの印刷用紙の最上位面の位置が給紙位置62(本発明の第1位置の一例)である。給紙ローラー58が印刷用紙に当接した状態で給紙ローラー58が回転されると、用紙載置部52の印刷用紙が一枚ずつ取り出されて搬送路29へ給送される。
用紙載置部52から印刷用紙が給送されると、印刷用紙が減少して、給紙ローラー58が印刷用紙に接触しなくなる。そのため、本実施形態では、印刷用紙が一定量減少した場合に、その減少した分だけ用紙載置部52を上昇させて給紙位置62に戻す上昇制御が制御部80によって行われる。具体的には、図4に示されるように、印刷用紙が給送されて、予め定められた所定量(例えば3枚)だけ減少したと制御部80によって判断されると(S11)、その印刷用紙の減少量に相当する距離だけ用紙載置部52が上昇される(S12)。印刷用紙の減少量は、制御部80が給送された枚数をカウントしておくことで検知できる。具体的には、制御部80のEEPROM84などに印刷用紙の厚みを予め記憶させておき、減少した印刷用紙の厚みと給送枚数とに基づいて、制御部80は印刷用紙の減少量を検知できる。なお、このような上昇制御が制御部80によって実行されることにより、制御部80が本発明の駆動制御手段として実現される。ここで、印刷用紙が一定量減少した場合に、その減少した分だけ用紙載置部52を上昇させて給紙位置62に戻すにあたっては、給紙位置62に印刷用紙の最上位面の位置を検出するセンサーを設け、当該センサーで印刷用紙が検出されるように用紙載置部52を上昇させるよう制御してもよい。
図2に示されるように、負荷電流検知部54は、制御部80に接続されている。負荷電流検知部54は、リフトモーター53に流れる駆動電流(負荷電流)を検知する。負荷電流検知部54は、具体的には、リフトモーター53の電源入力端子に直列に接続されたシャント抵抗と、このシャント抵抗の両端に接続された電流検出用のアンプとから構成された電流検出回路である。前記アンプは、前記シャント抵抗に流れる電流による電圧を差動増幅し、電圧信号として制御部80に出力している。制御部80は、負荷電流検知部54から入力した電圧信号に基づいて、リフトモーター53に流れる駆動電流を算出する。負荷電流検知部54及び制御部80は、本発明の電流検知手段の一例である。なお、負荷電流検知部54は、上述の電流検出回路に限られない。
上限検知センサー59は、制御部80に接続されている。上限検知センサー59は、用紙載置部52が前記上限位置(図1において破線で示される位置)に達したことを検知する。上限検知センサー59は、例えば、反射型光センサーを利用したものや、前記リニアエンコーダを利用したものが考えられる。また、用紙載置部52が前記上限位置に達したときに作動するリミットスイッチが考えられる。上限検知センサー59のセンサー信号が制御部80に出力される。制御部80は、上限検知センサー59から入力したセンサー信号に基づいて、用紙載置部52が前記上限位置にあるかどうかを判定する。
残量検知センサー55は、制御部80に接続されている。残量検知センサー55は、用紙載置部52に積載されている印刷用紙の積載量(積載高さ)を検知する。残量検知センサー55は、例えば、用紙載置部52に積載されている印刷用紙の重量を測定するセンサーが考えられる。印刷用紙の重量と印刷用紙のサイズから積載量を検知することができる。このほかに、用紙載置部52を前記下限位置に配置させた状態からリフトモーター53によって用紙載置部52を一定速度で上昇させ、上限検知センサー59によって用紙載置部52が検知されるまでの移動量から検知するものも考えられる。或いは、用紙載置部52に積載されている印刷用紙の枚数に厚みを乗じて算出してもよい。残量検知センサー55のセンサー信号が制御部80に出力される。制御部80は、残量検知センサー55から入力したセンサー信号に基づいて、用紙載置部52に積載されている印刷用紙の積載量を算出して検知する。残量検知センサー55及び制御部80は、本発明の積載量検知手段の一例である。また、制御部80は、検知した印刷用紙の積載量が、予め定められた後述の設定枚数P2であるかどうかを判定する。
サイズ検知センサー56は、制御部80に接続されている。サイズ検知センサー56は、用紙載置部52に積載されている印刷用紙のサイズを検知する。サイズ検知センサー56は、例えば、給紙装置18の内部に設けられたガイドプレート51B(図3参照)の位置によって印刷用紙のサイズを検知する。サイズ検知センサー56は、例えば、印刷用紙のサイズに応じた位置にガイドプレート51Bが配置されたときに作動する光センサーやリミットスイッチなどである。サイズ検知センサー56のセンサー信号が制御部80に出力される。制御部80は、サイズ検知センサー56から入力したセンサー信号に基づいて、用紙載置部52に積載されている用紙のサイズを判定する。
制御部80は、画像形成装置10を統括制御するものである。図2に示されるように、制御部80は、CPU81、ROM82、RAM83、EEPROM84、モータードライバー85などで構成されている。制御部80は、内部バスや信号線などによって、画像形成部14、画像読取部12、操作表示パネル15、及び給紙装置18が備える電気機器と電気的に接続されている。また、制御部80は、図5のフローチャートにしたがった閾値更新処理及び異常判定処理を行う。ここで、前記異常判定処理は、用紙載置部52の昇降時における異常やリフトモーター53における異常を検知する処理である。また、前記閾値更新処理は、前記異常判定処理において過負荷判定に用いられる過負荷閾値P1(本発明の閾値の一例)を更新する処理である。
ROM82には、各種制御プログラムが格納されている。例えば、負荷電流検知部54、残量検知センサー55、サイズ検知センサー55、上限検知センサー59などからのセンサー信号に基づいて、リフトモーター53の電流値や、印刷用紙の積載量、用紙サイズ、用紙載置部52の上限位置などを検知又は判定するための制御プログラムやデータが格納されている。また、前記閾値更新処理及び前記異常判定処理を行うための制御プログラムが格納されている。これらの制御プログラムがCPU81によって実行されることにより、前記閾値更新処理や前記異常判定処理などが行われて、画像形成装置10の動作が制御される。なお、制御部80は集積回路(ASIC、DSP)などの電子回路で構成されたものであってもよい。
RAM83は、CPU81によるプログラム実行時にデータなどを展開する作業領域として使用される。また、データを一時的に保管する領域としても使用される。EEPROM84は、前記閾値更新処理及び前記異常判定処理における判定処理に用いられる各閾値が格納されている。前記閾値は、具体的には、リフトモーター53に過剰な負荷(過負荷)がかかっているかどうかを判定するために用いられる過負荷閾値P1、過負荷閾値P1を更新するかどうかを判定するために用いられる設定枚数P2(本発明の設定量の一例)である。
以下、図5のフローチャートを参照して、制御部80によって実行される閾値更新処理及び異常判定処理の手順の一例について説明する。図5中のS21、S22、…は処理手順(ステップ)の番号を表している。これらの処理手順にしたがって各処理が制御部80によって実行されることにより、制御部80が本発明の電流検知手段、異常判定手段、更新手段、積載量検知手段、として実現される。
(閾値更新処理)
前記閾値更新処理は、図5においてステップS21〜S28に示す手順で示されている。
前記閾値更新処理は、図5においてステップS21〜S28に示す手順で示されている。
まず、制御部80は、EEPROM84に記憶されている過負荷閾値P1を読み出して、それをRAM83の設定メモリ領域に格納する(S21)。その後、制御部80は、過負荷閾値P1を更新する更新タイミングかどうかを判定する(S22)。このタイミングは、例えば、画像形成装置10に電源が投入されたとき、画像形成装置10に印刷ジョブが入力されたとき、給紙装置18の印刷用紙が補給されたときである。制御部80は、前記更新タイミングであるかどうかを、電源投入時の起動信号の有無や、印刷ジョブの受信の有無、給紙装置18が備える各種センサー信号などに基づいて判定する。なお、以下においては、前記更新タイミングとして、給紙装置18の印刷用紙が補給されたときを例にして説明する。ステップS22で、前記更新タイミングである判定された場合は、ステップS23に進み、更新タイミングと判定されなかった場合は、ステップS29に進む。
ステップS23では、制御部80は、給紙装置18に収容されている印刷用紙のサイズを取得する。具体的には、制御部80は、上述したように、サイズ検知センサー56からのセンサー信号から実際に収容されている印刷用紙のサイズを検知する。そして、ステップS24において、制御部80は、ステップS23で取得された用紙サイズに応じて設定枚数P2を算出して、前記設定メモリ領域に格納する。
ここで、設定枚数P2は、用紙載置部52に積載されている印刷用紙の積載量が予め定められた一定の重量であるかどうかを決定するために用いられる閾値である。言い換えると、前記設定枚数P2は、用紙サイズに関わらず、積載されている印刷用紙がリフトモーター53に与える負荷が常に一定であることを示す指標である。
例えば、同質の紙で構成されたA4サイズの印刷用紙とA3サイズの印刷用紙があり、A4サイズの印刷用紙が用紙載置部52に積載されている場合の前記設定枚数P2が「印刷用紙500枚」と仮定する。この場合は、A3サイズはA4サイズの2倍の大きさなので、A3サイズの印刷用紙が用紙載置部52に積載されたときの前記設定枚数P2はその半分の「印刷用紙250枚」となる。もちろん、印刷用紙の厚みなどが考慮されて、設定枚数P2が常に同じ重量となるように設定されてもよい。
例えば、同質の紙で構成されたA4サイズの印刷用紙とA3サイズの印刷用紙があり、A4サイズの印刷用紙が用紙載置部52に積載されている場合の前記設定枚数P2が「印刷用紙500枚」と仮定する。この場合は、A3サイズはA4サイズの2倍の大きさなので、A3サイズの印刷用紙が用紙載置部52に積載されたときの前記設定枚数P2はその半分の「印刷用紙250枚」となる。もちろん、印刷用紙の厚みなどが考慮されて、設定枚数P2が常に同じ重量となるように設定されてもよい。
次のステップS25では、制御部80は、印刷処理が実行されたことによって印刷用紙が消費されたことにより、用紙載置部52の印刷用紙の積載量が前記設定枚数P2まで減少したかどうかを判定する。具体的には、制御部80は、前記残量検知センサー55からのセンサー信号から実際に収容されている印刷用紙の積載量を検知する。ステップS25では、印刷用紙の積載量が前記設定枚数P2まで減少したと判定されるまで繰り返し行われる。
ステップS25において、印刷用紙の積載量が前記設定枚数P2まで減少したと判定されると、次のステップS26において、制御部80は、リフトモーター53の駆動電流を取得する。具体的には、制御部80は、上述したように、負荷電流検知部54からの電圧信号に基づいて、リフトモーター53に流れる駆動電流を算出する。このとき、リフトモーター53に負荷が与えられたときの駆動電流を取得するため、制御部80は、前記上昇制御によって用紙載置部52が上昇しているときに、負荷電流検知部54から出力された電圧信号に基づいて、リフトモーター53に流れる駆動電流を算出する。算出された駆動電流の値は、RAM83に一時的に記憶される。
次のステップ27では、制御部80は、ステップS26で取得された駆動電流に基づいて、最大負荷時に必要な駆動電流(以下「最大負荷電流」という。)を算出する。ここで、最大負荷とは、正常動作の用紙載置部52がリフトモーター53に与える最大の負荷のことである。具体的には、前記最大負荷は、用紙載置部52に積載可能な最大サイズの印刷用紙(例えばA3サイズ)が用紙載置部52に満載されたときの負荷である。用紙載置部52の最大許容積載量は決まっているため、このステップ27では、前記最大許容積載量に対する前記設定枚数P2の比率と、用紙載置部52に積載されている印刷用紙のサイズとから求めた比率をステップ26で算出された駆動電流に乗じることにより、前記最大負荷電流が算出される。
次のステップS28では、制御部80は、前記設定枚数P2の印刷用紙が積載された状態で用紙載置部52がリフトモーター53によって移動されているときの駆動電流に応じた数値となるように、過負荷閾値P1を更新する。具体的には、制御部80は、ステップS27で求められた前記最大負荷電流に予め定められた安全率(例えば120%)を乗じることにより、新たな過負荷閾値P1を算出し、それをRAM83の設定メモリ領域に格納することで、設定メモリ内の過負荷閾値P1の数値を更新する。
(異常判定処理)
前記異常判定処理は、図5においてステップS29〜S30に示す手順で示されている。
前記異常判定処理は、図5においてステップS29〜S30に示す手順で示されている。
まず、制御部80は、負荷電流検知部54からの電圧信号に基づいて、リフトモーター53の駆動電流を常に監視し、その駆動電流がRAM83の設定メモリ領域に格納された過負荷閾値P1よりも大きいかどうかを判定する。前記閾値更新処理が行われた場合は、更新後の新たな過負荷閾値P1と比較され、前記閾値更新処理が行われなかった場合は、更新前の過負荷閾値P1と比較される。ここで、リフトモーター53の駆動電流が前記過負荷閾値P1よりも大きいと判定されると、制御部80は、用紙載置部52が異常動作するなどして、最大負荷以上の過剰な負荷がリフトモーター53にかけられていると判定する。そして、その異常を示すエラーを操作表示パネル15などに出力する。
上述したように、本実施形態に係る画像形成装置10では、用紙載置部52に印刷用紙が補給された後に、印刷用紙の積載量が前記設定枚数P2まで減少するたびに、過負荷閾値P1がその時のリフトモーター53の駆動電流に応じた数値に更新される。そのため、リフトモーター53が長期使用により劣化したときの状況を考慮した過負荷閾値P1を設定しなくて済む。したがって、リフトモーター53が劣化する前においては、将来にリフトモーター53が劣化した場合に適用される過負荷閾値P1よりも低い数値の過負荷閾値P1を用いて、異常判定が行われる。その結果、リフトモーター53の周辺機構である駆動伝達機構57や筐体51に過剰な強度を持たせる必要なく、適切な異常判定が可能となる。
なお、上述の実施形態では、図5のステップS25において、印刷用紙の積載量が設定枚数P2まで減少したときに、ステップS26〜S28の処理を行うようにしたが、本発明はこれに限られない。例えば、図5のステップS25において印刷用紙の積載量が設定枚数P2まで減少したことを判定するにあたり、前記用紙載置部52が、前記下限位置と前記上限位置との間の所定の位置に到達したことを検出することにより判定してもよい。
また、上述の実施形態では、給紙装置18に多数枚の印刷用紙を積載する用紙載置部52を搭載した例について説明したが、例えば、ADF21に設けられた原稿積載トレイ22や画像形成部10に備えられた各給紙トレイ25が、用紙載置部52と同様に多数枚の原稿を積載可能であり、モーターなどによって上下方向へ移動可能な構成である場合は、このような構成にも本発明は適用可能である。この場合は、原稿積載トレイ22及び給紙トレイ25が本発明のシート積載部にする。
また、本発明は、図6に示されるように、画像形成装置10のスタックトレイ16(本発明のシート積載部の一例)が上下方向へ移動可能に支持された構成にも適用可能である。ここで、図6は、スタックトレイ16の移動機構の概略構成を示す模式図である。スタックトレイ16は、例えば、図示しないモーターからプーリーやベルトなどの駆動伝達機構140を介して得られた駆動力によって、上下方向へ移動される。この移動は、制御部80によってモーターが駆動制御されることによって行われる。スタックトレイ16に印刷用紙が排出されて、一定量の印刷用紙が積載されると、スタックトレイ16は下方へ移動される。この動作が順次繰り返されることにより、スタックトレイ16に多数枚の印刷用紙が積載される。このような構成に対して、スタックトレイ16の異常状態を判定する場合に、本発明を適用することができる。
10:画像形成装置
14:画像形成部
16:スタックトレイ
18:給紙装置
51:筐体
52:用紙載置部
53:リフトモーター
54:負荷電流検知部
55:残量検知センサー
57:駆動伝達機構
58:給紙ローラー
62:給紙位置
80:制御部
14:画像形成部
16:スタックトレイ
18:給紙装置
51:筐体
52:用紙載置部
53:リフトモーター
54:負荷電流検知部
55:残量検知センサー
57:駆動伝達機構
58:給紙ローラー
62:給紙位置
80:制御部
Claims (6)
- 上下方向へ移動可能に支持され、複数枚のシートが積載可能なシート積載部と、
前記シート積載部を前記上下方向へ移動させる駆動力を出力する電動機と、
前記電動機の電流値を検知する電流検知手段と、
前記電流検知手段によって検知された電流値が予め定められた閾値よりも大きい場合に前記シート積載部が異常状態であると判定する異常判定手段と、
予め定められた設定量のシートが積載された状態で前記シート積載部が前記電動機の駆動力を得て移動しているときに前記電流検知手段によって検知された電流値に応じて、前記閾値を更新する更新手段と、を具備するシート積載装置。 - 前記シート積載部に積載されているシートの積載量が前記設定量であるかどうかを検知する積載量検知手段を更に備え、
前記積載量検知手段によって前記設定量が検知された場合に、前記更新手段は、前記電流検知手段によって検知された電流値に応じて、前記閾値を更新する請求項1に記載のシート積載装置。 - 前記更新手段は、前記電流検知手段によって検知された電流値に基づいて最大負荷時の前記電動機における電流値を算出し、算出された電流値に予め定められた安全率を乗じて得られた数値に前記閾値を更新するものである請求項1又は2に記載のシート積載装置。
- 前記シート積載部におけるシートの積載量が減少した場合に、前記電動機を制御して前記シート積載部に積載された複数のシートの最上位面が予め定められた第1位置に達するまで前記シート積載部を上方へ移動させる駆動制御手段を更に備え、
前記更新手段は、前記駆動制御手段による前記シート積載部の上昇中に前記電流検知手段によって検知された電流値に応じて、前記閾値を更新する請求項1から3のいずれかに記載のシート積載装置。 - 請求項1から4のいずれかに記載のシート積載装置と、
前記シート積載装置からシートを取り出して1枚ずつ搬送する搬送手段と、を具備するシート搬送装置。 - 請求項1から4のいずれかに記載のシート積載装置を具備する画像形成装置。
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