JP2015085953A - 塗布容器 - Google Patents
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Abstract
Description
また、上記充填されている内容物が連通溝部を通って吐出開口部に向けて流動するので、高粘度の内容物であっても、被塗布部分に対してスムーズに塗布することができる。さらに、チューブ体内からの内容物の吐出を連通溝部を介して目視にて確認可能である。また、本体筒部が口部の内周面と支持筒部の外周面との間に挟み込まれているので、本体筒部を口部の内側で安定して配設することができる。
この場合では、連通溝部により生ずる凹凸部が保持筒部の外側端縁に露出しないため、内容物の塗布時に上記凹凸部が被塗布部分に当たることを抑制できる。これにより、被塗布部分に刺激を与えることなく内容物を塗布できる。
逆止弁部22は、弁座部18上に離間自在に着座されており、弁座部18の開口を開閉することによって本体筒部21内とチューブ体11内との連通及び遮断を切り替える。
連結部23は、周方向に間隔をあけて配設されている。
なお、逆止弁部22は、本体筒部21の下端部に配設されているが、本体筒部21の上下方向の他の箇所に配設されてもよい。また、弁部材13は、いわゆる三点弁であるが、本体筒部21及び逆止弁部22を有する構造であれば、他の構造の弁部材であってもよい。
外筒部31の下端部の外周面には、オーバーキャップ17を螺着するための雄ネジ部31Aが形成されている。
また、外筒部31の下端部の内周面には、径方向内側に向けて突出しかつ上下方向に延在する複数の第2縦リブ部31Bが周方向に間隔をあけて形成されている。この第2縦リブ部31Bは、周方向で隣り合う2つの第1縦リブ部12A間の隙間に配設されており、外装部材14が口部12に対して容器軸O回りで回転することを防止する。
さらに、外筒部31の下端部のうち第2縦リブ部31Bよりも下方には、第2係合突出部31Cが全周にわたって径方向内側に向けて突設されている。第2係合突出部31Cは、第1係合突出部12Bと下方から係合することによって外装部材14が口部12から容易に離脱することを防止する。なお、第2係合突出部31Cは、周方向に沿って間欠的に形成されてもよい。また、外装部材14は、他の構造により口部12に対して着脱自在にまたは着脱不能に装着されてもよい。
また、外筒部31の上端部の内周面には、第1装着突出部31Dが全周にわたって径方向内側に向けて突設されている。第1装着突出部31Dは、上下方向に離間して2本形成されている。なお、第1装着突出部31Dは、1本や3本以上形成されてもよく、周方向に沿って間欠的に形成されてもよい。
支持筒部33は、環状接続部34の内周縁から下方に向けて延設されており、口部12内に挿入されている。そして、支持筒部33の外周面は、口部12の内周面との間で本体筒部21を挟み込んでいる。これにより、本体筒部21は、口部12の内側で安定して配設される。
装着筒部41は、外筒部31の上端部と内筒部32との間に配設されており、装着筒部41の外周面には、第2装着突出部41Aが全周にわたって径方向外側に向けて突設されている。
第2装着突出部41Aは、上下方向に離間して2本形成されており、第1装着突出部31Dに対して下方から各別に係合することによって、保持筒部材15が外装部材14から容易に離脱することを防止する。なお、第2装着突出部41Aは、1本や3本以上形成されてもよく、周方向に沿って間欠的に形成されてもよい。また、装着筒部41は、外筒部31の内周面と内筒部32の外周面との間に嵌め込まれるなど、他の方法により外装部材14に対して着脱自在にまたは着脱不能に装着されてもよい。
また、保持筒部42の底部の中央部には、口部12に連通する連通開口部42Aが形成されている。そして、保持筒部42の底部における連通開口部42Aの開口周縁部には、全周にわたって連続して延在するシール突条部44が上方に向けて突設されている。シール突条部44には、図1に示すように、オーバーキャップ17の装着時において、塗布ボール16が密接されている。
塗布ボール16は、オーバーキャップ17の離脱時において、保持筒部42の保持空間43内でシール突条部44から離間可能に保持されており、オーバーキャップ17の装着時において保持筒部42の上端部から離間している。
頂壁部51の下面の中央部には、オーバーキャップ17の装着時において塗布ボール16を押下する押下突出部51Aが全周にわたって下方に向けて突設されている。なお、オーバーキャップ17は、装着時において塗布ボール16を押下できれば、頂壁部51が直接塗布ボール16を押下する構成やオーバーキャップ17に塗布ボール16を押下するための部材を設けた構成など、押下突出部51Aを設けない構成であってもよい。
周壁部52の内周面には、外筒部31の雄ネジ部31Aと螺合する雌ネジ部52Aが形成されている。なお、オーバーキャップ17は、雌ネジ部52A及び雄ネジ部31Aの螺合以外の他の方法により外筒部31に対して着脱自在に装着されてもよい。
まず、オーバーキャップ17を取り外す。これにより、押下突出部51Aによる塗布ボール16の押し下げ状態が解除され、図4及び図5に示すように、塗布ボール16は、シール突条部44から離間可能となる。しかし、塗布容器1を少なくとも一度は使用している状態では、チューブ体11から流出した内容物が弁部材13の逆止弁部22とシール突条部44に接触している塗布ボール16との間に充填されている。そのため、押下突出部51Aによる塗布ボール16の押し下げ状態が解除されても、上記充填している内容物により、塗布ボール16は、動きにくくなっている。しかし、保持筒部42の上端部の内周面に連通溝部45が形成されているので、たとえ塗布ボール16が保持筒部42の上端部に接触していても、塗布容器1の外部と本体筒部21の内側との間の連通が確保される。そのため、上記充填している内容物は、この連通溝部45を通って吐出開口部42Bへ染み出やすくなっている。これにより、塗布ボール16は、上下方向に移動しやすくなり、内容物により塗布ボール16が動きにくくなることが回避される。
内容物の供給は、例えばチューブ体11を圧搾することによって行われる。チューブ体11を圧搾すると、チューブ体11の内圧が上昇し、弁部材13の逆止弁部22が弁座部18から離間し、連通開口部42Aが開放されて本体筒部21内とチューブ体11内とが連通する。これにより、チューブ体11内の内容物は、本体筒部21の内側に流入していく。このようにして、チューブ体11内の内容物を供給していく。なお、例えばチューブ体11から供給された内容物の圧力によってなど、塗布ボール16が保持筒部42の上端部の内周面に接触しても、供給された内容物が連通溝部45を通って吐出開口部42Bへ流動する。そのため、供給された内容物によって塗布ボール16が動きにくくなることが回避される。
内容物の供給は、チューブ体11の圧搾を解除することによって停止される。圧搾を解除すると、弁部材13の逆止弁部22が弁座部18上に着座し、本体筒部21内とチューブ体11内との連通が遮断される。これにより、チューブ体11内の内容物が衛生的に保管される。
以上のようにして、塗布容器1を用いて内容物を被塗布部分に塗布する。
さらに、連通溝部45により生ずる凹凸部が保持筒部42の外端開口部に露出しないため、上記凹凸部が被塗布部分に触れることなく内容物を塗布できる。
例えば、連通溝部の形状は、例えば図6に示すように、上下方向に対して斜めに延在する連通溝部101であってもよく、例えば図7に示すように、その上端が保持筒部42の上端開口部に達する連通溝部102であってもよい。連通溝部の上端が保持筒部の上端開口部まで達する場合には、内容物を塗布容器の外部に向けて流動させることが促進できる。
さらに、外装部材と保持筒部材とは、別部材として形成されているが、一体的に形成されてもよい。
Claims (2)
- 内容物が収容されるチューブ体と、
前記チューブ体の口部内に装着された弁部材と、
前記チューブ体の口部に外装された外装部材と、
前記外装部材に装着される装着筒部、及び前記外装部材から容器軸方向に沿う前記チューブ体の外側に向けて突出する有底筒状の保持筒部を有する保持筒部材と、
前記保持筒部の内部に回転自在に保持されると共に、一部が前記容器軸方向に沿う前記チューブ体の外側に突出する塗布ボールと、
前記保持筒部材及び前記塗布ボールを覆うオーバーキャップと、
を備える塗布容器であって、
前記弁部材が、前記口部内に装着される本体筒部と、前記チューブ体内から前記本体筒部内への流通を許容しかつその逆向きの流通を規制する逆止弁部と、を有し、
前記外装部材には、前記口部内に挿入される支持筒部が設けられ、
前記本体筒部が、前記口部の内周面と前記支持筒部の外周面とにより径方向に挟まれ、
前記保持筒部の底部には、前記本体筒部内に連通する連通開口部が形成され、
前記保持筒部の底部における前記連通開口部の開口周縁部には、その全周にわたって連続して延び、かつ前記オーバーキャップにより押下された前記塗布ボールが密接するシール突条部が形成され、
前記保持筒部の内周面には、前記塗布ボールの外周面との間で、前記保持筒部における前記容器軸方向に沿う前記連通開口部とは反対側の吐出開口部と前記連通開口部とを連通する連通溝部が形成されていることを特徴とする塗布容器。 - 前記連通溝部が、前記保持筒部の内周面のうち前記容器軸方向に沿う前記チューブ体の外側端縁よりも前記容器軸方向に沿う前記チューブ体の内側へ離間した位置に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の塗布容器。
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