JPH0986573A - 薬剤噴射容器 - Google Patents

薬剤噴射容器

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JPH0986573A
JPH0986573A JP7244352A JP24435295A JPH0986573A JP H0986573 A JPH0986573 A JP H0986573A JP 7244352 A JP7244352 A JP 7244352A JP 24435295 A JP24435295 A JP 24435295A JP H0986573 A JPH0986573 A JP H0986573A
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Tsutomu Okabe
勉 岡部
Shigeru Hayakawa
早川  茂
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Lion Corp
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Lion Corp
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D83/00Containers or packages with special means for dispensing contents
    • B65D83/14Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant
    • B65D83/28Nozzles, nozzle fittings or accessories specially adapted therefor
    • B65D83/285Nozzles, nozzle fittings or accessories specially adapted therefor for applying the contents, e.g. brushes, rollers, pads, spoons, razors, scrapers

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用時に薬剤噴射口の開閉動作をなくすこと
を技術的課題とし、毛髪が噴射口に噛み込むことのない
薬剤噴射容器を提供する。 【解決手段】 ボール3の周端部に薬剤噴射口13を常
時開口し、ボール3を容器本体1のノズル7に組付けた
組付き部材2に一体的に組付け、両者を一体的に押し下
げることによってノズル7を押し下げ、容器本体1内の
薬剤を常時開口状態にある噴射口から頭皮に噴射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、毛髪育毛剤等の薬剤
(あるいは化粧剤)を、頭皮に直接噴射すると共にマッ
サージ効果を発揮する薬剤噴射容器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、薬剤を頭皮に直接噴射すると同時
にマッサージ効果を発揮する噴射容器として、例えば、
実開平2−63360号公報に開示のものがある。
【0003】この薬剤噴射容器は一定量の薬剤を供給す
るもので、頭皮に直接接触する部分を回動自在なボール
で構成し、筒体内に抜け出し不能に組付けている。ま
た、このボールは、通常、スプリングの弾力によって筒
体内の先端部に密接して薬剤の噴射口(当該ボールと筒
体内先端部との間に形成される空隙)を密閉状態に維持
し、頭皮に押し付けられた際にその押圧力によって後退
し、その噴射口を開口し一定量の薬剤を頭皮に供給する
ものである。
【0004】すなわち、この薬剤噴射容器にあっては、
薬剤を頭皮に供給する場合には押圧力によってボールと
筒体内先端部との間で形成される噴射口が開口し、押圧
力が解除あるいは弱められた際にその噴射口が密閉され
るものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
においては、使用中にボールと筒体内先端部との間で形
成される噴射口に毛髪を噛み込んでしまうという危険性
がある。
【0006】この薬剤噴射容器は、薬剤を頭皮に供給し
た後、ボールを頭皮に押し付けてその薬剤を頭皮に擦り
込むようにしてマッサージするが、その際の押し付け力
がスプリングの弾力より弱いとボールが元の位置に復帰
して筒体内先端部に密接して噴射口を塞ぐし、又、使用
後、噴射容器を頭皮から離す場合には押し付け力を解除
するので必ず噴射口が密閉されることになり、噴射口が
開口状態の際にその噴射口内に侵入した毛髪が密閉され
た噴射口に挟まれたままの状態で引っ張られることにな
るからである。
【0007】本発明は主としてこうした問題を解決する
ために創案されたもので、使用時にボール等と筒体先端
部との間に形成される薬剤噴射口の開閉動作をなくすこ
とを技術的課題とし、毛髪が噴射口に噛み込むことのな
い薬剤噴射容器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明は、容器本体、
組付き部材、ボールおよびガイド部材で構成した。
【0009】容器本体は、内溶液である薬剤を噴射すべ
く上端部に弁機構及びノズルを有する構成であり、組付
き部材は、容器本体のノズル上端面に係止する組付き段
部を有する下部がノズルに組付くと共に、その下部にノ
ズルから噴射される薬剤が通過する第一通路を形成し、
上部に球弧状の球弧状突条を複数形成した構成となって
おり、ボールは、組付き部材の球弧状突条に、球弧面が
当接し上端部が露出した状態で抜け出し不能に組付くも
のとなっており、ガイド部材は、容器本体の上端部に組
付き、組付き部材の上下動をガイドすべく、組付き部材
の外周面に近接するガイド面を有する構成であり、そし
て組付き部材の複数の球弧状突条間を、第一通路に連通
する第二通路および噴射口とした。
【0010】なお、本願発明において、組付き部材の、
頭皮に対向する部分を軟質合成樹脂材で形成すると良
い。
【0011】
【作用】使用に際して、容器本体を把持してボールを頭
皮に押し付けると、その押圧力によってボールと組付き
部材が一体的に押し下げられてノズルを押圧し、弁機構
の弁を開放し、これによって、容器本体内の薬剤がノズ
ルから噴射され、第一通路および第二通路を経由して噴
射口から頭皮に勢い良く供給される。
【0012】供給後あるいは供給と共に、ボールを頭皮
上で滑動し薬剤を頭皮に擦り込むと共に頭皮をマッサー
ジする。この際、ボールは滑らかな球弧面であるので、
頭皮上を円滑に滑動し、擦り込みおよびマッサージ効果
を有効に発揮する。
【0013】又、この球弧面は、頭皮に対して適度な大
きさの面接触となり、心地良いマッサージ効果を与える
ことができる。
【0014】この薬剤を頭皮に噴射供給する際およびボ
ールを頭皮上で滑動する際、ボールと組付き部材とは一
体的に組付けられ、従来のようにボールのみが上下動し
て噴射口を開閉することがないので、噴射口に毛髪が噛
み込むといった弊害が発生しない。
【0015】なお、組付き部材の外周面は、ガイド部材
のガイド面によってガイドされているので、安定した上
下動を行うことが可能である。
【0016】なお、本願発明において、組付き部材の、
頭皮に対向する部分を軟質合成樹脂材で形成すると、頭
皮への当たりが柔らかくなるので、心地良い使用感を与
えると共に繰り返し使用しても頭皮を傷める心配がな
い。
【0017】
【実施例】本願発明の一実施例を、図1〜図3に示す。
容器本体1は、その上端部にノズル7と弁機構6を有
し、内圧によって内溶液である薬剤を噴射する、いわゆ
るエアゾール容器で構成している。
【0018】組付き部材2は、ノズル7の上端面に組付
き段部8を係止させて嵌合組付きする硬質合成樹脂製の
組付き本体部14と、その上端部を覆う軟質合成樹脂製
の被覆部15とで形成している。組付き本体部14を硬
質合成樹脂製としたのは、ノズル7との組付きを強固に
するためであり、又、被覆部15を軟質合成樹脂製とし
たのは、頭皮16への当たりを柔らかくするためであ
る。
【0019】通常、頭皮16への接触はボール3のみで
あるが、容器本体1の傾きによっては被覆部15も頭皮
16に頻繁に接触するため、頭皮16を強い刺激から守
るためにこうした材料を使用している。
【0020】組付き部材2(組付き本体部14)の下端
部には、ノズル7から噴射される薬剤が通過する第一通
路9を形成している。又、組付き部材2(組付き本体部
14と被覆部15)の四本の球弧状突条10の間は、幅
広の縦溝として、第一通路9から連通する第二通路12
とし、その先端部を噴射口13(図3参照)としてい
る。
【0021】なお、本実施例においては、縦溝をその溝
幅を広くして第二通路12を形成しているが、この縦溝
の幅を狭く設定することによって、薬剤の噴射量を規制
することができる。
【0022】ボール3は、金属製または合成樹脂製でそ
の球弧面が組付き部材2の球弧状突条10に当接し、上
端部が露出する形態で組付き部材2に一体的かつ不動に
組付いていおり、第二通路12は、このボール3の球弧
面と縦溝とで形成される。
【0023】ガイド部材4は、容器本体1の上端部に組
付き、内周面であるガイド面11が組付き部材2の外周
面に近接して位置し、組付き部材2の上下動をガイドす
る。組付き部材2とノズル7との組付きは単なる係止嵌
合で達成されており、よって組付き部材2(とボール
3)の上下動は必ずしも安定しているとは言えない。ガ
イド部材4を設けることによって、組付き部材2の上下
動を安定したものとすることができる。なお、このガイ
ド部材4に、キャップ5を組付けるものとしている。
【0024】本実施例の使用状態を図2に示す。容器本
体1を逆さに把持し、ボール3を頭皮16に押し付ける
ことによって、ボール3と組付き部材2との一体物がノ
ズル7を押し下げて弁機構6の弁を開放し、これによっ
て、容器本体1内の薬剤がノズル7、第一通路9および
第二通路12を通って噴射口13から頭皮16に噴射さ
れる。
【0025】この薬剤の噴射と共に、ボール3を頭皮1
6上で滑動させることによって、薬剤を頭皮16に有効
に擦り込みながらマッサージを行うものである。
【0026】
【発明の効果】 噴射口を常に開口状態にしているので、使用中に毛髪
を噛み込んで傷めてしまうことがなく、よって薬剤の効
き目をより効果的に発揮させることができる。 頭皮に直接接触する部分が球弧面であるため、適度な
大きさの面接触とすることができ、心地良いマッサージ
効果を与えることができると共に、頭皮上を円滑に動か
すことができるので、薬剤の擦り込み、および先のマッ
サージ効果をより効果的とすることができる。 噴射口をボールの周端部に形成したので、薬剤を頭皮
に邪魔されることなく円滑に噴射させることができると
共に、ボールによって即座に頭皮に擦り込むことができ
る。 縦溝、第一通路、底溝等の径を所望の大きさに設定す
ることによって、薬剤の噴射量を規制することができる
ので、薬剤の無駄を省き、経済的な噴射容器とすること
ができる。 組付き部材の、頭皮の直接接触する部分を軟質合成樹
脂材で構成することによって、頭皮への当たりを柔らか
くして心地良い使用感を与えることができると共に、繰
り返し使用しても頭皮を傷めることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施例を示す正面右縦断面図。
【図2】図1に示す実施例の使用状態を示す正面右縦断
面図。
【図3】図1に示す実施例の平面図。
【符号の説明】
1 ; 容器本体 2 ; 組付き部
材 3 ; ボール 4 ; ガイド部
材 5 ; キャップ 6 ; 弁機構 7 ; ノズル 8 ; 組付き段
部 9 ; 第一通路 10; 球弧状突
条 11; ガイド面 12; 第二通路 13; 噴射口 14; 組付き本
体部 15; 被覆部 16; 頭皮

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内溶液である薬剤を噴射すべく上端部に
    弁機構(6) 及びノズル(7) を有する容器本体(1) と、該
    容器本体(1) のノズル(7) 上端面に係止する組付き段部
    (8) を有する下部が前記ノズル(7) に組付くと共に、該
    下部に前記ノズル(7) から噴射される前記薬剤が通過す
    る第一通路(9) を形成し、上部に球弧状の複数の球弧状
    突条(10)を形成した組付き部材(2) と、該組付き部材
    (2) の球弧状突条(10)に、球弧面が当接し上端部が露出
    した状態で抜け出し不能に組付くボール(3) と、前記容
    器本体(1) の上端部に組付き、前記組付き部材(2) の上
    下動をガイドすべく、該組付き部材(2) の外周面に近接
    するガイド面(11)を有するガイド部材(4) と、から構成
    され、前記組付き部材(2) の複数の球弧状突条(10)間
    を、前記第一通路(9) に連通する第二通路(12)および噴
    射口(13)として成る薬剤噴射容器。
  2. 【請求項2】 組付き部材(2) の、頭皮に対向する部分
    を軟質合成樹脂材で形成して成る請求項1記載の薬剤噴
    射容器。
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