JP4302856B2 - エアゾール装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ボディローション、消炎鎮痛剤、制汗剤等を人体に塗布するためのエアゾール装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、エアゾール容器内に充填したボディローション、消炎鎮痛剤、制汗剤等のエアゾール内容物を人体に塗布する方法としては、噴射ノズルからエアゾール内容物を直接人体に噴射する方法や、エアゾール容器のバルブ機構を開放できる押圧ボールを直接人体に押し付ける事により、エアゾール内容物を噴射して人体に塗布する方法が知られている。
【0003】
例えば、特開平9−132282号公報記載の発明では、エアゾール容器から突出する押圧ボールを頭部に押し付ける事により、ステムを押し下げてバルブ機構を開放する。このバルブ機構の開放により、押圧ボールの外周に頭部と一定の距離を介して配置した噴射ノズルから、エアゾール内容物を頭部に噴射して、頭皮や頭髪にエアゾール内容物を噴霧しようとするものであった。更に、押圧ボールを頭部に押し付けたまま回転する事により、頭部に付着したエアゾール内容物を、押圧ボールの表面にて頭皮や頭髪のより広い範囲に展開させたり、マッサージ効果を得ようとするものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、押圧ボールは頭部と点状に接触するため、接触面積が狭く、頭部の非押圧面に掛かる単位面積当たりの押圧力が大きい。そのため、硬い頭部では、不快な刺激や痛みを与え、使用感を悪くする事があった。更に、このような点状接触では、押圧ボールの表面で人体の広い範囲にエアゾール内容物を展開するのは困難であった。また、頬等の弾力性のある部分や脇等の窪みへのエアゾール内容物の塗布に、このエアゾール製品を使用すると、押圧ボールが柔らかい肌や窪みに埋もれて、ステムの押圧が良好にできなかったり、噴射ノズルが塞がれる事があり、エアゾール内容物の良好な噴霧ができなくなる。また、噴射ノズルが頭部の表面と至近距離に位置するため、噴射剤に液化ガスを用いた場合は強い冷感を生じる欠点があった。
【0005】
本発明は上述の如き課題を解決しようとするものであって、エアゾール容器のバルブ機構を開放できる押圧部材を、人体に直接押し付けてエアゾール内容物の塗布を行うエアゾール装置に於いて、押圧部材と人体との接触面積を広くする事により、人体への押圧力を分散して、不快な刺激や痛みを使用者に与えずに、エアゾール内容物を塗布できるようにするものである。そして、人体の広い範囲に迅速かつ効率的にエアゾール内容物を塗布するとともに、人体の弾力性のある部分や窪み等の凹凸面にも、確実にエアゾール内容物を塗布できるようにするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述の如き課題を解決するため、エアゾール容器のステムと噴出路を介して接続しステムを押圧可能としたホルダー部に、人体への押圧接触を行うための押圧ローラーを噴出路に臨ませて円周方向に回動可能に配置し、上記押圧ローラーは、噴出路から噴出するエアゾール内容物を導入する円周溝を、外周面の円周方向に、1本又は複数本環状に凹設し、この押圧ローラーの外周の一部をホルダー部の開口部から外部に突出し、人体への接触を可能として成るものである。
【0007】
また、ホルダー部は、内面で押圧ローラーの外周を180°以上被覆可能としても良い。
【0008】
【作用】
本発明は、上述の如く構成したものであるから、エアゾール容器内のボディローション、消炎鎮痛剤、制汗剤等を人体に噴射塗布しようとする場合には、エアゾール容器を保持し、押圧ローラーを腋、顔面、腹部、背、肩、腕、脚、頭部等の人体の表面に接触する。そして、この状態でエアゾール容器を人体方向に押圧すると、この押圧ローラーを介して、ステムと接続するホルダー部が押圧され、ステムをエアゾール容器の内部方向に押圧する。このステムの押圧により、エアゾール容器のバルブ機構が開放され、エアゾール内容物が噴射される。
【0009】
そして、ステムから噴射されたエアゾール内容物は、ステムと接続するホルダー部の噴出路を通過した後、ホルダー部内の押圧ローラー方向に噴出し、その外周面にエアゾール内容物が付着する。この押圧ローラーは、ホルダー部に対して回動可能なものとしているから、押圧ローラーを人体に押圧したままの状態で、エアゾール容器を押圧ローラーの円周方向に移動すると、押圧ローラーがホルダー部内を円周方向に回転する。この回転により、押圧ローラーのエアゾール内容物が付着した側の外周面が、ホルダー部の開口部から外部に露出し、人体と接触するので、エアゾール内容物を人体に転写塗布する事ができる。
【0010】
また、押圧ローラーは円筒状であるから、外周面は平面的又は直線的に人体と接触するものとなり、使用者はこの広い接触面にてエアゾール内容物を人体の広い範囲に迅速かつ効率的に展開する事ができる。また、このように平面的又は直線的に人体に接触しながら押圧ローラーが回転移動するので、人体への押圧力が分散され、従来の押圧ボールの如き不快な刺激や痛みを使用者に与える事がないし、押圧ローラーの円滑な回転も可能で、使用感が向上する。
【0011】
また、エアゾール内容物は、ステムから噴出して押圧ローラーに衝突し、噴射剤を拡散してから押圧ローラーを介して人体と接触するため、従来例の如く使用者に不快な冷感を生じさせる事がない。また、押圧ローラーを人体に押圧接触して、ステムを押圧している間は、押圧ローラーの外周面にはエアゾール内容物が連続的に噴射されて付着するので、使用者は人体の広い面積に十分な量のエアゾール内容物を塗布する事ができる。
【0012】
また、押圧ローラーの人体への押圧を解除して、バルブ機構を閉止すれば、エアゾール内容物の噴射は停止する。そして、押圧ローラーを人体から離して、エアゾール内容物の塗布を終了しても良いし、押圧ローラーを人体の表面でステムを押圧しないように軽く回転させる事により、規定量又は少量のエアゾール内容物を人体に薄く展開する事ができ、エアゾール内容物の無駄な塗布を防止して、経済的な使用が可能となる。
【0013】
また、押圧ローラーは、使用目的部や塗布範囲等に応じて、円筒の直径や軸方向の長さを自由に設計する事ができる。例えば、直径を大きくしたり、軸方向の長さを長尺にして押圧ローラーを大きく形成すれば、頭部、腹部、背、肩等、人体の広い面にエアゾール内容物を迅速かつ効率的に塗布できる。また、押圧ローラーの直径を小さくしたり、長さを短く形成すれば、脇、腕、脚等の塗布面積の狭い部分や凹凸面にも、エアゾール内容物を確実に塗布できる。
【0014】
また、エアゾール内容物の噴射時に、ホルダー部の開口部からエアゾール内容物が漏れないようにするために、ホルダー部と押圧ローラーとの間にOリングや気密パッキンを介在したり、開口部の縁と押圧ローラーの外周面とが密着するように形成する等、気密性を持たせるのが好ましい。
【0015】
しかしながら、押圧ローラーがOリング、気密パッキン、開口部と接触しながら回転した際に、押圧ローラーの外周面に付着したエアゾール内容物がこすり取られ、人体への塗布を良好に行えない事がある。この不具合を解消するため、押圧ローラーは、噴出路から噴出するエアゾール内容物を導入する円周溝を、外周面の円周方向に、1本又は複数本環状に凹設して形成する。
【0016】
この円周溝を設けた押圧ローラーでは、噴出路を介してステムから噴射されたエアゾール内容物が、押圧ローラーの外周面に付着するだけでなく円周溝内に導入される。そして、押圧ローラーの回転とともに、外周面と円周溝内のエアゾール内容物も人体側に移動しようとする。この時、押圧ローラーの外周面のエアゾール内容物がOリングや気密パッキン、開口部の縁との接触でこすり取られても、円周溝内のエアゾール内容物は、確実に残留する。従って、この円周溝内のエアゾール内容物を使用して、人体にエアゾール内容物を確実に塗布する事ができる。また、Oリングや気密パッキンを配置する事により、押圧ローラーの空回りを防ぐとともに、押圧ローラーの外周面とホルダー部の内面との摩擦力を弱め、押圧ローラーの円滑な回動も可能となる。
【0017】
また、前記円周溝は、噴出路に臨ませて押圧ローラーの中央に一本のみ設ければ、押圧ローラーの広い接触面で人体への押圧力を分散しつつ、押圧ローラーの中央で人体の狭い範囲に集中的にエアゾール内容物を塗布する事ができる。また、円周溝を押圧ローラーの外周に複数本設ければ、人体の広い範囲にエアゾール内容物を迅速かつ効率的に塗布する事ができる。
【0018】
また、押圧ローラーをホルダー部に配置するには、ホルダー部の内面を円筒状に形成して押圧ローラーを収納し、この円筒状の内面にて押圧ローラーを挟持して、円周方向に回動可能とする等の方法がある。また、この場合は、ホルダー部の内面にて、押圧ローラーの外周を180°以上被覆可能とする事により、ホルダー部の開口部から押圧ローラーが脱落する事がなく、操作性に優れた使用が可能となる。また、押圧ローラーは、支軸を接続して円周方向に回動可能とし、ホルダー部に配置する等、適宜の従来技術で設計する事ができる。
【0019】
そして、本発明のエアゾール容器は、頭髪用品、化粧品、消臭剤、制汗剤、その他の人体用品に用いる事ができる。そして、頭髪用品では、整髪剤、育毛剤、育毛トニック等に用いる事ができる。また、化粧品では、ボディローション、シェービングクリーム、アフターシェーブローション、香水、オーデコロン、洗顔料、日焼け止め、ファンデーション、脱毛剤、脱色剤等に用いる事ができる。また、消臭剤、制汗剤、ボディシャンプー等に用いる事ができる。また、その他の人体用品では、筋肉消炎剤、皮膚疾患剤、水虫薬、その他の医薬品、害虫忌避剤、冷却剤、清拭剤等に用いる事ができる。
【0020】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面に於て説明すれば、(1)はエアゾール容器で、上端にマウンテンカップ(2)をカシメ固定している。そして、このマウンテンカップ(2)の中央部には、バルブ機構(図示せず)を収納するとともに、このバルブ機構のステム(3)の先端部を外方に突出している。
【0021】
また、このマウンテンカップ(2)の外周には、肩カバー(4)を装着固定し、この肩カバー(4)の内面に、ステム(3)を押圧可能なホルダー部(5)を上下動可能に収納している。そして、このホルダー部(5)の中央に設けた円柱状の接続部(6)を、ステム(3)の上端部に接続する事により、ホルダー部(5)によるステム(3)の押圧を可能としている。また、ホルダー部(5)は、ステム(3)と連通する噴出路(7)を接続部(6)の内部に設けるとともに、この噴出路(7)を通過したエアゾール内容物を、噴出口(8)から噴出可能としている。
【0022】
また、ホルダー部(5)は、噴出口(8)を中央に配置して形成した収納部(10)内に、人体への押圧接触を行う押圧ローラー(11)を配置している。この押圧ローラー(11)は、噴出口(8)に臨ませて配置する事により、噴出口(8)から噴出するエアゾール内容物を、押圧ローラー(11)の外周面(12)に付着可能としている。
【0023】
また、収納部(10)は、内面を円筒状に形成する事により、内部に収納した押圧ローラー(11)を円周方向に回動可能とするとともに、人体方向に形成した長方形状の開口部(13)から、押圧ローラー(11)の外周面(12)の一部を外部に突出している。更に、収納部(10)は、内面で押圧ローラー(11)の外周面(12)を180°以上被覆可能とする事により、開口部(13)からの押圧ローラー(11)の脱落を確実に防止している。
【0024】
また、収納部(10)は、噴出口(8)の外方に、図2、図3に示す如く、押圧ローラー(11)の外周面(12)と密着接触が可能なOリング(14)を配置する事により、噴出口(8)から噴出したエアゾール内容物が、収納部(10)の内面と押圧ローラー(11)の外周面(12)との隙間から、外部に過剰に流出しないようにしている。また、Oリング(14)を配置する事により、押圧ローラー(11)の空回りや急激な回転を防ぎ、外周面(12)に十分な量のエアゾール内容物を付着させる事ができる。また、人体への押圧接触の反作用で押圧ローラー(11)が収納部(10)の内面方向に移動しても、Oリング(14)が緩衝材となって、外周面(12)と収納部(10)内面との摩擦を防ぎ、押圧ローラー(11)の円滑な回動が可能となる。
【0025】
しかしながら、押圧ローラー(11)の外周面(12)にエアゾール内容物を付着しても、Oリング(14)との接触により、この外周面(12)に付着したエアゾール内容物がこすり取られる可能性がある。そのため、本実施例では、図1、図2に示す如く、押圧ローラー(11)の外周面(12)の円周方向に、三本の円周溝(15)を環状に凹設し、この円周溝(15)内にエアゾール内容物を導入可能としている。この円周溝(15)内のエアゾール内容物は、Oリング(14)との接触でこすり取られる事はなく、人体側に確実に運ばれるので、人体へのエアゾール内容物の塗布を良好に行う事ができる。また、本実施例の如く、円周溝(15)を三本設ける事により、多くのエアゾール内容物を円周溝(15)に導入して、人体の広い範囲への塗布を可能としている。
【0026】
そして、上記エアゾール容器(1)に充填した、ボディローション、消炎鎮痛剤、制汗剤等のエアゾール内容物を人体に噴射塗布しようとする場合には、エアゾール容器(1)を保持し、ホルダー部(5)の開口部(13)から突出した押圧ローラー(11)の外周面(12)を、腋、顔面、腹部、背、肩、腕、脚、頭部等の人体の表面に接触する。そして、この状態でエアゾール容器(1)を人体方向に押圧すると、この押圧ローラー(11)を介して、ホルダー部(5)が押圧され、ステム(3)をエアゾール容器(1)の内部方向に押圧する。このステム(3)の押圧により、エアゾール容器(1)のバルブ機構が開放され、ステム(3)からホルダー部(5)の噴出路(7)内にエアゾール内容物が噴射される。
【0027】
この噴出路(7)内に噴射されたエアゾール内容物は、噴出口(8)から収納部(10)内の押圧ローラー(11)方向に噴出し、押圧ローラー(11)の外周面(12)に付着する。次に、押圧ローラー(11)を人体に押圧接触したままの状態で、エアゾール容器(1)を押圧ローラー(11)の円周方向に摺動すると、押圧ローラー(11)がホルダー部(5)の収納部(10)内面を円周方向に回転する。この回転により、エアゾール内容物が付着した側の外周面(12)が、ホルダー部(5)の開口部(13)から人体側に移動するので、人体へのエアゾール内容物の転写塗布が可能となる。また、押圧ローラー(11)を人体の表面で回転移動する事により、外周面(12)の円周溝(15)内のエアゾール内容物を、この外周面(12)にて人体の表面に広く展開する事ができる。
【0028】
また、押圧ローラー(11)は円筒状であるから、その外周面(12)は人体と平面的又は直線的に接触可能となり、三本の円周溝(15)に導入された十分な量のエアゾール内容物を、この外周面(12)の広い接触面にて、人体の広い範囲に迅速に展開する事ができる。また、この人体との平面的又は直線的な接触により、押圧ローラー(11)による人体の押圧力が分散されるので、従来の押圧ボールの如き点接触に比べて、使用者に与える刺激や痛みが少なく、快適な使用が可能となるとともに、凝った筋肉や頭部等に適度なマッサージ効果を与える事もできる。
【0029】
また、本発明では、従来例の如く至近距離からエアゾール内容物を人体に直接に噴射するのではなく、ステム(3)から噴出したエアゾール内容物を、押圧ローラー(11)の外周面(12)に衝突させて噴射剤を拡散してから、この外周面(12)を介して人体に転写塗布するものである。従って、従来例の如き不快な冷感を使用者に与える事のない塗布が可能となる。また、頬等の弾力性のある部分や、脇の窪み等の凹凸面に押圧ローラー(11)を押圧接触しても、エアゾール内容物の噴射が妨げられる事がなく、エアゾール内容物の確実な塗布が可能となる。
【0030】
そして、押圧ローラー(11)の押圧を解除して、バルブ機構を閉止する事により、エアゾール内容物の噴射が停止し、人体への塗布が完了する。ちなみに、押圧ローラー(11)を人体に押圧接触してステム(3)を押圧した状態では、エアゾール内容物が連続的に噴射されて、押圧ローラー(11)の外周面(12)に付着する。従って、使用者は押圧ローラー(11)を人体の表面に押圧接触しながら回転移動する事により、十分な量のエアゾール内容物を広い面積に塗布する事ができる。
【0031】
一方、エアゾール内容物を少量だけ塗布したり、人体に薄く展開したい場合等は、押圧ローラー(11)の押圧を解除してエアゾール内容物の噴射を停止する。そして、押圧ローラー(11)を人体の表面でステム(3)を押圧しないように回転移動する事により、外周面(12)に付着した少量又は規定量のエアゾール内容物を、人体に薄く均一に塗布する事ができ、使い過ぎを防止して、経済的な使用が可能となる。
【0032】
また、上記実施例では、エアゾール内容物を人体に広く展開できるように、押圧ローラー(11)の外周面(12)に、三本の円周溝(15)を凹設しているが、他の異なる実施例として、円周溝(15)を、エアゾール内容物の噴出口(8)に臨ませて、一本のみ凹設しても良い。このように形成すると、エアゾール内容物を人体の狭い範囲に集中的に塗布する事ができるとともに、外周面(12)と人体との広面積での接触により、押圧ローラー(11)による押圧力を分散して、人体への当たりがソフトな使用が可能となる。
【0033】
また、押圧ローラー(11)は、上述の如く円周溝(15)の形成本数を調整するだけでなく、円筒の直径や軸方向の長さを任意に変える事により、使用目的部に適応した塗布範囲を有するエアゾール製品を得る事ができる。例えば、押圧ローラー(11)の直径を大きくしたり、軸方向の長さを長尺に形成すれば、頭部や腹部、背、肩等の人体の広い部位にエアゾール内容物を迅速かつ効率的に分配する事が可能となる。また、押圧ローラー(11)の直径を小さくしたり、軸方向の長さを短く形成すれば、脇、腕、脚等の人体の比較的狭い部位や凹凸面にも、確実に外周面(12)を接触させ、エアゾール内容物を良好に塗布する事ができる。
【0034】
【発明の効果】
本発明は上述の如く、人体との接触面積の広い押圧ローラーを人体に押圧接触してエアゾール内容物の塗布を行うので、人体への押圧力を分散する事ができ、人体に不快な刺激や痛みを与える事なく、エアゾール内容物を効率的に展開して塗布する事ができる。そして、人体の広い塗布面にエアゾール内容物を迅速かつ有効に展開する事ができる。勿論、人体の狭い塗布面への塗布も良好に行えるとともに、人体の弾力性のある部分や窪み等の凹凸面にも、不快な刺激や痛みを与える事なく、エアゾール内容物を確実に塗布する事が可能となる。また、人体の表面にて押圧ローラーを回転しながらエアゾール内容物を塗布するので、適度なマッサージ効果が生じ、使用感を向上させるとともに、エアゾール内容物の効能を、より効果的に発揮させる事が可能となる。
【0035】
また、上記押圧ローラーに円周溝を設けているため、噴出路を介してステムから噴射されたエアゾール内容物が、押圧ローラーの外周面に付着するだけでなく円周溝内に導入される。そして、押圧ローラーの回転とともに、外周面と円周溝内のエアゾール内容物も人体側に移動しようとする。この時、押圧ローラーの外周面のエアゾール内容物がOリングや気密パッキン、開口部の縁との接触でこすり取られても、円周溝内のエアゾール内容物は、確実に残留する。従って、この円周溝内のエアゾール内容物を使用して、人体にエアゾール内容物を確実に塗布する事ができる。また、Oリングや気密パッキンを配置する事により、押圧ローラーの空回りを防ぐとともに、押圧ローラーの外周面とホルダー部の内面との摩擦力を弱め、押圧ローラーの円滑な回動も可能となる。
【0036】
また、前記円周溝は、噴出路に臨ませて押圧ローラーの中央に一本のみ設ければ、押圧ローラーの広い接触面で人体への押圧力を分散しつつ、押圧ローラーの中央で人体の狭い範囲に集中的にエアゾール内容物を塗布する事ができる。また、円周溝を押圧ローラーの外周に複数本設ければ、人体の広い範囲にエアゾール内容物を迅速かつ効率的に塗布する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】 図1の平面図である。
【図3】 図2のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 エアゾール容器
3 ステム
5 ホルダー部
7 噴出路
11 押圧ローラー
12 外周面
13 開口部
15 円周溝

Claims (2)

  1. エアゾール容器のステムと噴出路を介して接続しステムを押圧可能としたホルダー部に、人体への押圧接触を行うための押圧ローラーを噴出路に臨ませて円周方向に回動可能に配置し、上記押圧ローラーは、噴出路から噴出するエアゾール内容物を導入する円周溝を、外周面の円周方向に、1本又は複数本環状に凹設し、この押圧ローラーの外周の一部をホルダー部の開口部から外部に突出し、人体への接触を可能とした事を特徴とするエアゾール装置。
  2. ホルダー部は、内面で押圧ローラーの外周を180°以上被覆可能とした事を特徴とする請求項1のエアゾール装置。
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