JP2015085805A5 - - Google Patents
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Description
請求項1の発明は、軸方向の一端(401)から他端(402)に向かって段階的または連続的に径が細くなる鍛造品であるブランクを用いて形成されており、スプライン孔(30)を有する第1シャフト(11)と軸方向の一端に圧入部(32)を有する第2シャフト(13)との間を連結する中間シャフト(12)であって、前記圧入部が圧入される圧入孔(33)を形成した結合部(34)と、前記結合部よりも小径であり前記スプライン孔に嵌合されたスプライン軸部(35)と、前記結合部と前記スプライン軸部との間に配置された切削部である縮径部(36)と、を備え、前記縮径部は、前記スプライン軸部に向かって縮径するテーパ部(38)を含み、基準トルク以上の大きさのトルクが作用するときに捩じりにより塑性変形する衝撃エネルギ吸収部として機能する中間シャフトを提供する。
ステアリングホイール2が操作されてステアリングコラムシャフト3が回転されると、この回転がピニオン7aおよびラック8aによって、ラックシャフト8の軸方向の直線運動に変換される。これにより、転舵輪の転舵が達成される。
ステアリングコラムシャフト3は、一端にステアリングホイール2が連結された第1シャフトとしてのアッパーシャフト11と、アッパーシャフト11に連結された中間シャフト12と、中間シャフト12に連結された第2シャフトとしてのインプットシャフト13とを含む。ステアリングコラムシャフト3は、さらに、後述する減速ギヤとしてのウォームホイール19が一体回転可能に連結されたアウトプットシャフト14と、インプットシャフト13とアウトプットシャフト14とを連結するトーションバー15とを含む。
ステアリングコラムシャフト3は、一端にステアリングホイール2が連結された第1シャフトとしてのアッパーシャフト11と、アッパーシャフト11に連結された中間シャフト12と、中間シャフト12に連結された第2シャフトとしてのインプットシャフト13とを含む。ステアリングコラムシャフト3は、さらに、後述する減速ギヤとしてのウォームホイール19が一体回転可能に連結されたアウトプットシャフト14と、インプットシャフト13とアウトプットシャフト14とを連結するトーションバー15とを含む。
電動パワーステアリング装置1は、車体9に固定された中空のステアリングコラム22を含む。ステアリングコラムシャフト3は、ステアリングコラム22の内部に配置され、ステアリングコラム22によって回転可能に支持されている。ステアリングコラム22は、アッパーチューブ23と、アッパーチューブ23に嵌合されたロアーチューブ24と、ロアーチューブ24に嵌合されたハウジング25とを含む。
ブランク40は、素材軸(丸棒)を型内に軸方向に沿って押し込みプレスすることにより形成された鍛造品である。ブランク40では、外径が細い部分ほど断面積減少率が大きくなる。このため、外径が細い部分ほど、加工硬化が大きく、したがって、硬度が高くなる。すなわち、第1端部401から第2端部402に向かうにしたがって段階的または連続的に細くされているブランク40では、第1端部401から第2端部402に向かうにしたがって段階的または連続的に硬度が高くなる。その結果、ブランク40を切削加工して形成された中間シャフト12において、結合部34、縮径部36およびスプライン軸部35の硬度の関係は、下記のようになる。すなわち、縮径部36の硬度は、結合部34の硬度よりも概ね高く、スプライン軸部35の硬度よりも概ね低い。
図6(b)に示すように、ブランク40Pは、結合部34Pを形成するための結合部形成予定領域41Pと、縮径部36Pを形成するための縮径部形成予定領域42Pと、スプライン軸部35Pを形成するためのスプライン軸部形成予定領域43Pとを含む。結合部形成予定領域41Pの外径は、素材軸である丸棒50の外径と等しくされている。
縮径部形成予定領域42Pは、結合部形成予定領域41Pとスプライン軸部形成予定領域43Pとの間に配置される。縮径部形成予定領域42Pは、結合部形成予定領域41Pの外径D1Pと等しい外径を有するストレート部42P1と、スプライン軸部形成予定領域43Pに向かって縮径されたテーパ部42P2とを含む。
縮径部形成予定領域42Pは、結合部形成予定領域41Pとスプライン軸部形成予定領域43Pとの間に配置される。縮径部形成予定領域42Pは、結合部形成予定領域41Pの外径D1Pと等しい外径を有するストレート部42P1と、スプライン軸部形成予定領域43Pに向かって縮径されたテーパ部42P2とを含む。
図9(b)に示すように、ブランク40Qは、結合部34Qを形成するための結合部形成予定領域41Qと、縮径部36Qを形成するための縮径部形成予定領域42Qと、スプライン軸部35Qを形成するためのスプライン軸部形成予定領域43Qとを含む。
縮径部形成予定領域42Qは、結合部形成予定領域41Qとスプライン軸部形成予定領域43Qとの間に配置される。縮径部形成予定領域42Qは、結合部形成予定領域41Qに隣接しスプライン軸部形成予定領域43Qに向かって縮径する第1テーパ部42Q1と、第1テーパ部42Q1の小径端に隣接し第1テーパ部42Q1の最小径と等しい外径を有するストレート部42Q2とを含む。縮径部形成予定領域42Qは、さらに、ストレート部42Q2に隣接し、スプライン軸部形成予定領域43Qに向かって縮径された第2テーパ部42Q3を含む。ストレート部42Q2は、第1テーパ部42Q1と第2テーパ部42Q3との間に配置されている。
縮径部形成予定領域42Qは、結合部形成予定領域41Qとスプライン軸部形成予定領域43Qとの間に配置される。縮径部形成予定領域42Qは、結合部形成予定領域41Qに隣接しスプライン軸部形成予定領域43Qに向かって縮径する第1テーパ部42Q1と、第1テーパ部42Q1の小径端に隣接し第1テーパ部42Q1の最小径と等しい外径を有するストレート部42Q2とを含む。縮径部形成予定領域42Qは、さらに、ストレート部42Q2に隣接し、スプライン軸部形成予定領域43Qに向かって縮径された第2テーパ部42Q3を含む。ストレート部42Q2は、第1テーパ部42Q1と第2テーパ部42Q3との間に配置されている。
Claims (4)
- 軸方向の一端から他端に向かって段階的または連続的に径が細くなる鍛造品であるブランクを用いて形成されており、スプライン孔を有する第1シャフトと軸方向の一端に圧入部を有する第2シャフトとの間を連結する中間シャフトであって、
前記圧入部が圧入される圧入孔を形成した結合部と、
前記結合部よりも小径であり前記スプライン孔に嵌合されたスプライン軸部と、
前記結合部と前記スプライン軸部との間に配置された切削部である縮径部と、を備え、 前記縮径部は、前記スプライン軸部に向かって縮径するテーパ部を含み、基準トルク以上の大きさのトルクが作用するときに捩じりにより塑性変形する衝撃エネルギ吸収部として機能する中間シャフト。 - 請求項1において、前記縮径部は、前記結合部に隣接する第1端部と、前記スプライン軸部に隣接する第2端部と、を含み、
前記第1端部の外径は、前記結合部の外径よりも小さくされ、
前記第2端部の外径は、前記スプライン軸部の外径よりも小さくされている中間シャフト。 - 素材軸を軸方向に沿って型内に押し込みプレスすることにより、外周に結合部形成予定領域と縮径部形成予定領域とスプライン軸部形成予定領域とを含むブランクを形成する工程を含み、前記ブランクの縮径部形成予定領域は、外径が一定であるストレート部とスプライン軸部形成予定領域側に向かって外径が細くなるテーパ部とを含み、
前記ブランクの前記縮径部形成予定領域の外周を切削して縮径部を形成する工程を含む中間シャフトの製造方法。 - 請求項1または2に記載の中間シャフトを備える電動パワーステアリング装置であって、ステアリングホイールが取り付けられる前記第1シャフトとしてのアッパーシャフトと、アッパーシャフトに連結される前記中間シャフトと、前記中間シャフトに連結される前記第2シャフトとしてのインプットシャフトと、操舵補助用の電動モータから入力されるトルクにより回転する減速ギヤが取り付けられたアウトプットシャフトと、前記インプットシャフトと前記アウトプットシャフトとを連結するトーションバーと、を備える電動パワーステアリング装置。
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