JP2015084739A - ロータリ耕耘装置の草藁巻付防止構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】線状部材を設けることなく、耕耘軸への草や藁の長稈巻き付きを防止することができるロータリ耕耘装置の草藁巻付防止構造を提供すること。【解決手段】耕耘軸の外周面に、その軸線方向に間隔をあけて複数の耕耘爪取付体を突出状に取り付けて、各耕耘爪取付体に耕耘爪の基端部を取り付けたロータリ耕耘装置であって、耕耘軸の軸線方向に隣接する耕耘爪取付体間に、耕耘軸の外周面を囲繞して耕耘軸を大径化する草藁巻付防止体を後付け可能とした。【選択図】図5
Description
本発明は、ロータリ耕耘装置の草藁巻付防止構造に関する。
従来、ロータリ耕耘装置の一形態として、耕耘軸の外周面に、その軸線方向に間隔をあけて複数の耕耘爪取付体を突出状に取り付け、各耕耘爪取付体に耕耘爪の基端部を取り付けて、両最外側に位置する耕耘爪取付体間に取付ステーを介して耕耘軸と略同一長さの線状部材を横架したものがある(特許文献1参照)。
上記したロータリ耕耘装置では、雑草のすきこみや稲の刈取後の耕耘を行った際に、線状部材により耕耘軸に草や藁の長稈が巻き付くのを防止して、耕耘軸の回動抵抗が大きくなるのを抑制している。
ところが、上記したロータリ耕耘装置では、線状部材に直接長稈が巻き付くことがあり、それが原因で耕耘軸の回動抵抗が大きくなって、耕耘効率が低下することがある。また、線状部材は、連結支持されている両端部に応力集中が生じて、連結部が損傷され易いという不具合を有しているとともに、圃場内の石等に衝突した際には破損され易いという不具合を有している。
そこで、本発明は、線状部材を設けることなく、耕耘軸への草や藁の長稈巻き付きを防止することができるロータリ耕耘装置の草藁巻付防止構造を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、耕耘軸の外周面に、その軸線方向に間隔をあけて複数の耕耘爪取付体を突出状に取り付けて、各耕耘爪取付体に耕耘爪の基端部を取り付けたロータリ耕耘装置であって、耕耘軸の軸線方向に隣接する耕耘爪取付体間に、耕耘軸の外周面を囲繞して耕耘軸を大径化する草藁巻付防止体を後付け可能としていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明であって、草藁巻付防止体は、耕耘軸の周りに複数個の巻付防止片を配置するとともに、隣接する巻付防止片同士を接続して形成することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明であって、巻付防止片は、中空ケース状に形成していることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明であって、巻付防止片の周面部の両端部には、連結具を収容するための収容凹部を形成し、隣接する巻付防止片の端部同士を連結具により連結するとともに、連結具は収容凹部内に収容することを特徴とする。
本発明によれば、耕耘軸の軸線方向に隣接する耕耘爪取付体間に筒状の草藁巻付防止体を配置して、草藁巻付防止体により耕耘軸の外周面を被覆することで、耕耘軸に草や藁の長稈が巻き付くのを堅実に防止することができて、耕耘軸の回動抵抗が大きくなるのを抑制することができる。そのため、すきこみ深さを良好に確保することができる。その結果、耕耘効率を良好に確保することができる。
以下に、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。すなわち、図1に示すAは本発明に係るロータリ耕耘装置、Bはロータリ耕耘装置Aを牽引するトラクタ,CはトラクタBとロータリ耕耘装置Aとを連結する3点リンク機構である。トラクタBは、3点リンク機構Cを介してロータリ耕耘装置Aを昇降自在に連結して、ロータリ耕耘装置Aを牽引しながら走行可能としている。
次に、上記したロータリ耕耘装置AとトラクタBと3点リンク機構Cの構成について、それぞれこの順番で説明する。
[ロータリ耕耘装置Aの説明]
ロータリ耕耘装置Aは、図1〜図3に示すように、相互に噛合する入・出力伝動ギヤ(図示せず)を収容した板金製のギヤボックス10の左右側壁に、左右方向に軸線を向けた円筒状の左右側メインビーム11,12の内側端部を連通連結している。左側メインビーム11の外側端部には上下方向に縦長の伝動ケース13の上端部を連通連結する一方、右側メインビーム12の外側端部には上下方向に縦長の軸受け体14の上端部を連結し、伝動ケース13の下端部と軸受け体14の下端部との間に、左右方向に軸線を向けた耕耘軸15をその軸線廻りに回動自在に横架状に軸架している。そして、ギヤボックス10の前壁に開口した開口部16から前後方向に軸線を向けた入力軸17を突出させ、入力軸17にはギヤボックス10内に配設した入力伝動ギヤを連動連結している。左側メインビーム11中には左右方向に軸線を向けた伝動軸18を軸架しており、伝動軸18の内側端部(右側端部)には出力伝動ギヤを連動連結するとともに、出力伝動ギヤと入力伝動ギヤとを噛合させて、伝動軸18と入力軸17とを連動連結している。伝動軸18の外側端部(左側端部)には伝動ケース13内に設けたチェン機構(図示せず)を介して耕耘軸15の左側端部を連動連結している。耕耘軸15の周面には多数の耕耘爪22を軸線方向に間隔を開けて、かつ、周方向に位置ずれさせて取り付けている。
ロータリ耕耘装置Aは、図1〜図3に示すように、相互に噛合する入・出力伝動ギヤ(図示せず)を収容した板金製のギヤボックス10の左右側壁に、左右方向に軸線を向けた円筒状の左右側メインビーム11,12の内側端部を連通連結している。左側メインビーム11の外側端部には上下方向に縦長の伝動ケース13の上端部を連通連結する一方、右側メインビーム12の外側端部には上下方向に縦長の軸受け体14の上端部を連結し、伝動ケース13の下端部と軸受け体14の下端部との間に、左右方向に軸線を向けた耕耘軸15をその軸線廻りに回動自在に横架状に軸架している。そして、ギヤボックス10の前壁に開口した開口部16から前後方向に軸線を向けた入力軸17を突出させ、入力軸17にはギヤボックス10内に配設した入力伝動ギヤを連動連結している。左側メインビーム11中には左右方向に軸線を向けた伝動軸18を軸架しており、伝動軸18の内側端部(右側端部)には出力伝動ギヤを連動連結するとともに、出力伝動ギヤと入力伝動ギヤとを噛合させて、伝動軸18と入力軸17とを連動連結している。伝動軸18の外側端部(左側端部)には伝動ケース13内に設けたチェン機構(図示せず)を介して耕耘軸15の左側端部を連動連結している。耕耘軸15の周面には多数の耕耘爪22を軸線方向に間隔を開けて、かつ、周方向に位置ずれさせて取り付けている。
伝動ケース13の上部と軸受け体14の上部との間には、耕耘軸15の上方を被覆するように円弧状に湾曲させて形成したロータリカバー23を張設している。ロータリカバー23の後端縁部には、リヤカバー24の上端縁部(基端縁部)を枢支連結し、リヤカバー24の下端縁部(先端縁部)を圃場面上に滑動させて、耕耘爪22により耕耘された凹凸状の圃場面をリヤカバー24により均平に整地するようにしている。
ロータリカバー23とリヤカバー24との間には、上下方向に軸線を向けた左右一対のハンガーロッド25,25を介設して、両ハンガーロッド25,25により圧縮スプリング26,26を介してリヤカバー24を弾性支持している。圧縮スプリング26は、ロータリ耕耘装置Aが上昇された際に、リヤカバー24に対して圧縮作用(押圧弾性付勢)することで、リヤカバー体19が急激に下方へ回動するのを抑制して、リヤカバー24が耕耘爪22と干渉するのを防止している。27はハンガーロッド25の上部を支持する上部ステー、28はハンガーロッド25の下部を支持する下部ステーである。29はリヤカバー24の側方を閉塞するサイドカバーである。
ギヤボックス10の上壁には、前上方へ向けて伸延する左右一対のトップリンク連結用ブラケット30,30の下端部を、左右方向に軸線を向けた枢軸31を介して枢支連結している。トップリンク連結用ブラケット30,30の上部間には、左右方向に軸線を向けた上部連結用ピン32を貫通状に横架している。
左側メインビーム11の内側部には、前下方へ向けて伸延する左右一対のロワリンク連結用ブラケット33,33の後端部(基端部)を取り付け、ロワリンク連結用ブラケット33,33の前端部(先端部)には、左右方向に軸線を向けたロワリンク連結用ピン34を貫通状に横架している。ロワリンク連結用ブラケット33,33の後部には、左右方向に軸線を向けた連結用ピン35を貫通状に横架し、内側のロワリンク連結用ブラケット33と左側のトップリンク連結用ブラケット30との間には、連結用ピン35とトップリンク連結用ピン32を介して上下方向に伸延する補強ブラケット36を介設している。
右側メインビーム12の内側部には、前下方へ向けて伸延する左右一対のロワリンク連結用ブラケット40,40の後端部(基端部)を取り付け、ロワリンク連結用ブラケット40,40の前端部(先端部)には、左右方向に軸線を向けたロワリンク連結用ピン41を貫通状に横架している。ロワリンク連結用ブラケット40,40の後部には、左右方向に軸線を向けた連結用ピン42を貫通状に横架し、内側のロワリンク連結用ブラケット40と右側のトップリンク連結用ブラケット30との間には、連結用ピン42とトップリンク連結用ピン32を介して上下方向に伸延する補強ブラケット43を介設している。
左側のロワリンク連結用ブラケット33,33と右側のロワリンク連結用ブラケット40,40との間には、左右方向に軸線を向けた連結ロッド44を貫通状に横架して、左右側のロワリンク連結用ブラケット33,33,40,40を補強している。
耕耘軸15には、図3〜図5に示すように、その同一円周上において、扁平筒状に形成した複数個(本実施形態では4個)の耕耘爪取付体51を、円周方向に間隔をあけて半径方向に向けて突設している。そして、同一円周上に複数個突設された耕耘爪取付体51の群を一つのユニットとして、耕耘軸15の軸線方向に間隔をあけて多数のユニットを設けている。しかも、左右方向に隣接する各ユニットは、相互に耕耘軸15の一側端部から他側端部へ向けて順次円周方向に僅かに位置ずれさせて配置している。そして、左右方向に隣接する耕耘爪取付体51は、耕耘軸15の周面上において同一の仮想の螺旋状の線上に配置されている。つまり、本実施形態では、4本の仮想の螺旋状の線上に、それぞれ多数個の耕耘爪取付体51が耕耘軸15の軸線方向に間隔をあけて配置されている。
各耕耘爪取付体51には、突出端部(先端部)51aから単一の耕耘爪22の基端部を挿入して、耕耘爪22の基端部に形成したボルト孔(図示せず)と各耕耘爪取付体51の側壁に形成したボルト挿通孔(図示せず)とを整合させるとともに、整合させた両孔中に取付ボルト52aを挿通してナット52bを締結することで、各耕耘爪取付体51にそれぞれ耕耘爪22を取り付けている。W3は、耕耘軸15の外周面から突出する耕耘爪取付体51の突出幅である。
上記のように構成したロータリ耕耘装置Aにおいて、耕耘軸15の軸線方向に隣接する耕耘爪取付体51,51間には、耕耘軸15の外周面を囲繞して耕耘軸15を大径化する草藁巻付防止体50を後付け可能としている。本実施形態は、耕耘軸15に取り付けた草藁巻付防止体50の構成に特徴を有しており、以下に、この草藁巻付防止体50の構成について図3〜図7を参照しながら詳説する。
すなわち、草藁巻付防止体50は、耕耘軸15の周りに複数個の巻付防止片53を配置するとともに、隣接する巻付防止片53,53同士を接続して形成している。本実施形態では、同一形状となした一対の巻付防止片53,53同士を、耕耘軸15の外周面を囲繞するように対向状態に接続して形成している。
巻付防止片53は、半円筒状に形成した内周壁部54と、内周壁部54よりも大径の半円筒状に形成して内周壁部54の外方に間隔をあけて配置した外周壁部55と、外周壁部55の軸線方向の一側縁部及び内周壁部54の軸線方向の一側縁部間に架設した一側壁部56と、外周壁部55の軸線方向の他側縁部及び内周壁部54の軸線方向の他側縁部間に架設した他側壁部57と、内外周壁部54,55及び両側壁部56,57の一側端縁部を閉塞する一側端壁部58と、内外周壁部54,55及び両側壁部56,57の他側端縁部を閉塞する他側端壁部59とから中空ケース状に形成している。本実施形態では、巻付防止片53を一体にブロー成形して、耕耘軸15への負荷を軽減するために軽量に成形している。なお、巻付防止片53を耕耘軸15への負荷が軽減可能な軽量素材で成形する場合には、中実ケース状に成形することもできる。
内周壁部54は、その内周面を円形パイプ状に形成した耕耘軸15の外周面に面接触して嵌合可能な半円筒状に形成し、軸線方向の幅W1を、耕耘軸15の軸線方向に隣接する耕耘爪取付体51,51の間隔W2よりもやや短幅に形成している。外周壁部55は、その外径を耕耘爪取付体51の突出幅W3よりもやや大径となした半円筒状に形成し、軸線方向の幅を内周壁部54の軸線方向の幅W1と同一幅に形成している。一側壁部56は、外周壁部55の軸線方向の一側縁部及び内周壁部54の軸線方向の一側縁部間を閉塞可能な四角形板状に形成し、その幅を内周壁部54の軸線方向の幅W1と同一幅に形成している。他側壁部57は、外周壁部55の軸線方向の他側縁部及び内周壁部54の軸線方向の他側縁部間を閉塞可能な横長の長方形板状に形成し、長手幅を内周壁部54の軸線方向の幅W1と同一幅に形成している。一側端壁部58は、内外周壁部54,55及び両側壁部56,57の一側端縁部を閉塞可能な半リング板状に形成している。他側端壁部59は、内外周壁部54,55及び両側壁部56,57の他側端縁部を閉塞可能な半リング板状に形成している。
外周壁部55の両端部には、連結具を収容するための収容凹部60,61を陥没状に形成している。各収容凹部60(61)には各側壁部56(57)と平行状態に対向する平坦な平坦面壁部62(63)を形成し、各平坦面壁部62(63)と各側壁部56(57)の中途部間に、両壁部62(63),56(57)と直交状態に円筒状の連通孔形成用筒部64(65)を介設して、各連通孔形成用筒部64(65)中に、各収容凹部60(61)と外部とを連通する連通孔66(67)を形成している。各連通孔66(67)中には連結具としての連結ボルト68を挿通可能としている。各収容凹部60(61)内には、各連通孔66(67)中に挿通した連結ボルト68、ないしは、連結ボルト68に締結するナット69を、外周壁部55の外周面から外方へ突出させることがないように収容可能としている。
このように構成した草藁巻付防止体50は、同一形状に形成した一対の巻付防止片53,53を、ロータリ耕耘装置Aに装着された耕耘軸15に、次のようにして後付けすることができる。すなわち、耕耘軸15の軸線方向に隣接する耕耘爪取付体51,51間において、耕耘軸15を間に挟むように一対の巻付防止片53,53を対向配置し、一方の巻付防止片53の一側壁部56と他方の巻付防止片53の他側壁部57とを突き合わせ状態に面接触させるとともに、一方の巻付防止片53の他側壁部57と他方の巻付防止片53の一側壁部56とを突き合わせ状態に面接触させる。続いて、各側壁部56,57に形成した連通孔66,67同士を符合させて、符合させた連通孔66,67中に連結ボルト68を挿通するとともに、連結ボルト68の先端側にナット69を締結することで、耕耘軸15に1個の草藁巻付防止体50を装着することができる。同様の作業を繰り返すことにより、耕耘軸15に所望個数の草藁巻付防止体50を装着して、耕耘軸15を大径化して、耕耘軸15に茎稈等が巻き付くのを防止することができる。
この際、耕耘軸15の外周面を囲繞するように装着している草藁巻付防止体50は、その円周長が耕耘作業時に圃場に残置されている茎稈の長さよりも大きくなるように外径を設定することで、茎稈が草藁巻付防止体50の外周面に巻き付かないようにしている。例えば、茎稈の長さが40〜50cmと仮定した場合には、草藁巻付防止体50の周長を50cm以上に形成している。また、連結ボルト68及びナット69は、外周壁部55の外周面から外方へ突出されることがないように収容凹部60(61)内に収容されるため、茎稈等の巻付原因とならない。また、草藁巻付防止体50を形成する巻付防止片53の外周壁部55は、その外径を隣接する草藁巻付防止体50,50間に位置する耕耘爪取付体51の突出幅W3よりもやや大径となした半円筒状に形成しているため、耕耘爪取付体51に茎稈等が巻き付くのを抑制することができる。
[トラクタBの説明]
トラクタBは、図1に示すように、左右一対の前車輪100,100と左右一対の後車輪101,101とにより走行機体102が支持されている。走行機体102は、エンジン支持機枠103上にエンジン104を搭載し、エンジン104の後端部に、前後方向に伸延する筒状のクラッチハウジング105の前端部を連結し、クラッチハウジング105の後端部にミッションケース106を連結して構成している。エンジン支持機枠103は、左右方向に伸延する筒状のフロントアクスルケース107を介して左右一対の前車輪100,100により支持されている。ミッションケース106は、その左右側壁から外側方へ向けて突設したリヤアクスルケース108,108を介して左右一対の後車輪101,101により支持されている。109は、フロントアクスルケース107中に軸架して、前車輪100,100に連動連結した前車軸である。110は、リヤアクスルケース108,108中に軸架して、後車輪101,101に連動連結した後車軸である。111は、エンジン104を開閉蓋自在に被覆しているボンネットである。
トラクタBは、図1に示すように、左右一対の前車輪100,100と左右一対の後車輪101,101とにより走行機体102が支持されている。走行機体102は、エンジン支持機枠103上にエンジン104を搭載し、エンジン104の後端部に、前後方向に伸延する筒状のクラッチハウジング105の前端部を連結し、クラッチハウジング105の後端部にミッションケース106を連結して構成している。エンジン支持機枠103は、左右方向に伸延する筒状のフロントアクスルケース107を介して左右一対の前車輪100,100により支持されている。ミッションケース106は、その左右側壁から外側方へ向けて突設したリヤアクスルケース108,108を介して左右一対の後車輪101,101により支持されている。109は、フロントアクスルケース107中に軸架して、前車輪100,100に連動連結した前車軸である。110は、リヤアクスルケース108,108中に軸架して、後車輪101,101に連動連結した後車軸である。111は、エンジン104を開閉蓋自在に被覆しているボンネットである。
クラッチハウジング105及びミッションケース106の上には、運転部112を配設している。運転部112は、エンジン104の背後にダッシュボード113を設け、ダッシュボード113にハンドル114を取り付け、ハンドル114の後方に座席115を配置している。ミッションケース106上には、油圧昇降ケース116を載設し、油圧昇降ケース116の左右側壁には、左右方向に軸線を向けたリフトアーム回動支軸118を介して左右一対のリフトアーム117,117を後上方へ向けて突出させて、両リフトアーム117,117を昇降作動可能としている。119は油圧昇降ケース116の後壁に設けた連結片、120はミッションケース106上に配置した燃料タンク、121はリヤアクスルケース108,108間に跨架状に立設した門型のロプスフレームである。122はミッションケース106の後壁から後方へ突出させたPTO軸であり、PTO軸122にドライブシャフト123を介してロータリ耕耘装置Aに設けたギヤボックス10を連動連結して、ロータリ耕耘装置Aに耕耘動力を伝達するようにしている。
[3点リンク機構Cの説明]
3点リンク機構Cは、図1に示すように、前後方向に軸線を向けたトップリンク130及び左右一対のロワリンク131,131と、上下方向に軸線を向けた左右一対のリフトリンク132,132とを具備している。
3点リンク機構Cは、図1に示すように、前後方向に軸線を向けたトップリンク130及び左右一対のロワリンク131,131と、上下方向に軸線を向けた左右一対のリフトリンク132,132とを具備している。
トップリンク130は、トラクタBの連結片119に前端部を連結する一方、ロータリ耕耘装置Aに設けたトップリンク連結用ブラケット30,30の上端部間に上部連結用ピン(トップリンク連結用ピン)32を介して後端部を連結している。左右一対のロワリンク131,131は、トラクタBに設けたミッションケース106の左右側壁下部に、各前端部を連結する一方、ロータリ耕耘装置Aに設けた左右一対のロワリンク連結用ブラケット33,33にロワリンク連結用ピン134,134を介して各後端部を連結している。
A ロータリ耕耘装置
B トラクタ
C 3点リンク機構
15 耕耘軸
22 耕耘爪
50 草藁巻付防止体
53 巻付防止片
60 収容凹部
61 収容凹部
B トラクタ
C 3点リンク機構
15 耕耘軸
22 耕耘爪
50 草藁巻付防止体
53 巻付防止片
60 収容凹部
61 収容凹部
Claims (4)
- 耕耘軸の外周面に、その軸線方向に間隔をあけて複数の耕耘爪取付体を突出状に取り付けて、各耕耘爪取付体に耕耘爪の基端部を取り付けたロータリ耕耘装置であって、
耕耘軸の軸線方向に隣接する耕耘爪取付体間に、耕耘軸の外周面を囲繞して耕耘軸を大径化する草藁巻付防止体を後付け可能としていることを特徴とするロータリ耕耘装置の草藁巻付防止構造。 - 草藁巻付防止体は、耕耘軸の周りに複数個の巻付防止片を配置するとともに、隣接する巻付防止片同士を接続して形成することを特徴とする請求項1記載のロータリ耕耘装置の草藁巻付防止構造。
- 巻付防止片は、中空ケース状に形成していることを特徴とする請求項2記載のロータリ耕耘装置の草藁巻付防止構造。
- 巻付防止片の周面部の両端部には、連結具を収容するための収容凹部を形成し、隣接する巻付防止片の端部同士を連結具により連結するとともに、連結具は収容凹部内に収容することを特徴とする請求項3記載のロータリ耕耘装置の草藁巻付防止構造。
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