JP2015082539A - 半導体ウェーハの製造方法 - Google Patents

半導体ウェーハの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015082539A
JP2015082539A JP2013218853A JP2013218853A JP2015082539A JP 2015082539 A JP2015082539 A JP 2015082539A JP 2013218853 A JP2013218853 A JP 2013218853A JP 2013218853 A JP2013218853 A JP 2013218853A JP 2015082539 A JP2015082539 A JP 2015082539A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wafer
wire
grinding
cutting
abrasive grains
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013218853A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6079554B2 (ja
Inventor
小林 健司
Kenji Kobayashi
健司 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Handotai Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Handotai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Handotai Co Ltd filed Critical Shin Etsu Handotai Co Ltd
Priority to JP2013218853A priority Critical patent/JP6079554B2/ja
Priority to PCT/JP2014/004861 priority patent/WO2015059868A1/ja
Priority to TW103134433A priority patent/TW201530641A/zh
Publication of JP2015082539A publication Critical patent/JP2015082539A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6079554B2 publication Critical patent/JP6079554B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B7/00Machines or devices designed for grinding plane surfaces on work, including polishing plane glass surfaces; Accessories therefor
    • B24B7/10Single-purpose machines or devices
    • B24B7/16Single-purpose machines or devices for grinding end-faces, e.g. of gauges, rollers, nuts, piston rings
    • B24B7/17Single-purpose machines or devices for grinding end-faces, e.g. of gauges, rollers, nuts, piston rings for simultaneously grinding opposite and parallel end faces, e.g. double disc grinders
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B27/00Other grinding machines or devices
    • B24B27/06Grinders for cutting-off
    • B24B27/0633Grinders for cutting-off using a cutting wire
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B7/00Machines or devices designed for grinding plane surfaces on work, including polishing plane glass surfaces; Accessories therefor
    • B24B7/20Machines or devices designed for grinding plane surfaces on work, including polishing plane glass surfaces; Accessories therefor characterised by a special design with respect to properties of the material of non-metallic articles to be ground
    • B24B7/22Machines or devices designed for grinding plane surfaces on work, including polishing plane glass surfaces; Accessories therefor characterised by a special design with respect to properties of the material of non-metallic articles to be ground for grinding inorganic material, e.g. stone, ceramics, porcelain
    • B24B7/228Machines or devices designed for grinding plane surfaces on work, including polishing plane glass surfaces; Accessories therefor characterised by a special design with respect to properties of the material of non-metallic articles to be ground for grinding inorganic material, e.g. stone, ceramics, porcelain for grinding thin, brittle parts, e.g. semiconductors, wafers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28DWORKING STONE OR STONE-LIKE MATERIALS
    • B28D5/00Fine working of gems, jewels, crystals, e.g. of semiconductor material; apparatus or devices therefor
    • B28D5/04Fine working of gems, jewels, crystals, e.g. of semiconductor material; apparatus or devices therefor by tools other than rotary type, e.g. reciprocating tools
    • B28D5/045Fine working of gems, jewels, crystals, e.g. of semiconductor material; apparatus or devices therefor by tools other than rotary type, e.g. reciprocating tools by cutting with wires or closed-loop blades
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/02002Preparing wafers
    • H01L21/02005Preparing bulk and homogeneous wafers
    • H01L21/02008Multistep processes
    • H01L21/0201Specific process step
    • H01L21/02013Grinding, lapping

Abstract

【課題】研削工程数及びカーフロスを低減しつつ、両面研磨工程での研磨量及び研磨時間の大幅な削減し、高精度な形状品質の半導体ウェーハを得ることが可能な半導体ウェーハの製造方法を提供する。【解決手段】砥粒が固着されたワイヤを複数の溝付きローラに巻掛けし、ワイヤを軸方向に往復走行させ、ワイヤにワークを押し当てることでウェーハを切り出す切断工程と、切り出したウェーハの両面を研削する研削工程と、研削されたウェーハの両面を研磨する両面研磨工程とを含む半導体ウェーハの製造方法であって、切断工程において、平均ワイヤ走行速度を700m/min以上としてウェーハを切り出し、研削工程において、番手が#8000以上のダイヤモンド砥粒を使用した砥石によりウェーハの両面を1回研削し、その後、両面研磨工程において、ウェーハを両面研磨することを特徴とする半導体ウェーハの製造方法。【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体ウェーハ、特に単結晶シリコンウェーハの製造方法に関する。
一般的に、直径300mmに代表される大直径のシリコンウェーハの製造は、以下の加工フローで製造される。但し、各工程間に実施されるシリコンウェーハの洗浄工程や検査工程の説明は以下では省略する。まず、切断工程では、ワーク(シリコン単結晶インゴット)から薄板状のシリコンウェーハを切り出す。この際、炭化ケイ素等の砥粒を懸濁させた遊離砥粒スラリーを高速で往復走行する複数のワイヤ列に供給し、スラリーが付着したワイヤ列にワークを所定の速度で送りながら押し付けて薄板状のウェーハを切り出す。
面取り工程では、切断したシリコンウェーハの外周部を、総型溝を有する回転するダイヤモンド砥石を用いて丸める。シリコンウェーハの外周部を丸めておくことで、後工程においてシリコンウェーハにチッピングや割れが発生することを防止できる。
ラッピング工程では、荷重が印加された鋳鉄製の上下定盤の間にキャリアで保持された複数の面取りされたシリコンウェーハを挟む。そして、アルミナやジルコニア等から成る遊離砥粒を懸濁させた研削液を供給しながら、上下定盤の間で複数の面取りされたシリコンウェーハを回転させラッピングする。
エッチング工程では、高温の水酸化ナトリウム水溶液や水酸化カリウム水溶液中にラッピング後のシリコンウェーハを浸漬し、表裏面や面取り部分に導入された加工変質層(ダメージ層)を除去する。
エッジ研磨工程では、ウレタン等の樹脂パッドを所定の圧力でシリコンウェーハの面取り部に押し付け、面取り部を鏡面化する。この際、コロイダルシリカ等を含有するpHを調整したスラリーを樹脂パッドの表面に供給しながら面取り部の鏡面化を行う。
両面研磨工程では、荷重が印加された上下定盤に貼り付けられたウレタン等の樹脂パッドの間にキャリアで保持されたシリコンウェーハを挟む。そして、コロイダルシリカ等を含有するpHを調整したスラリーを供給しながら、上下定盤を回転させ、エッチング及びエッジ研磨されたシリコンウェーハを回転させながら研磨し、両面を同時に鏡面化する。
最後に、仕上げ研磨工程では、コロイダルシリカ等を含有するpHを調整したスラリーを用いて、ウレタン等の樹脂パッドを貼り付けた定盤に、上記両面研磨されたシリコンウェーハの裏面から圧力をかけてシリコンウェーハの表面のみを接触させ、微細な面粗さ等を整える。
特開2008−78473号公報 特開2008−161992号公報 特開2009−190125号公報 特開2000−31099号公報
直径300mmに代表される大直径シリコンウェーハを採用する先端デバイスでは、近年はナノトポグラフィと呼ばれるウェーハの表面うねり成分の大小が重要視されている。ナノトポグラフィとは、ウェーハの表面形状の一種で、ソリやWarpよりも波長が短く、表面粗さより波長の長い、0.2〜20mmの波長成分の凹凸を示すものであり、PV値(Peak to Valley)は0.1〜0.2μmの極めて浅いうねり成分である。このナノトポグラフィはデバイス工程におけるSTI(Shallow Trench Isolation)工程の歩留まりに影響する。そのため、デザインルールの微細化と共に、デバイス基板となるシリコンウェーハの表面のナノトポグラフィは、厳しいレベルが要求されている。
ナノトポグラフィは、シリコンウェーハの加工工程で作り込まれるものである。特に基準面を持たない加工方法、例えばワイヤソーによる切断工程や両頭研削装置による研削工程で悪化しやすく、各工程の改善や管理が重要である。ワイヤソーにより切断したウェーハの表面におけるナノトポグラフィは静電容量型測定器で測定した擬似的なナノトポグラフィ(以降、疑似ナノトポグラフィと呼ぶ)を測定することで予め評価することができる(特許文献1参照)。特許文献1によれば、疑似ナノトポグラフィとは、切断後のウェーハのWarp断面波形に研削や研磨の加工特性を模したバンドパス・フィルタをかけることによって研磨後のウェーハと相関の有る数値を疑似的に得るものである。ナノトポグラフィは研磨後のウェーハの表面を測定して得るものであるが、疑似ナノトポグラフィは切断後のウェーハの表面から求める。
切断工程に使用するワイヤソーに関しては、近年、遊離砥粒方式の代わりに、ワイヤ表面にダイヤモンド等の固定砥粒を電着して固着させたワイヤを用いた固定砥粒方式のワイヤソーが検討されている。固定砥粒方式のワイヤソーによって大直径のシリコンインゴットを切断する場合、遊離砥粒方式のワイヤソーによって切断する場合に比べ、切断時間は大幅に短縮できるものの、切断後のウェーハの疑似ナノトポグラフィを代表とする形状品質が著しく劣ることが知られている。
それに対して、特許文献2には、固定砥粒ワイヤに遊離砥粒スラリーを供給しながら切断を行う方法が記載されている。特許文献2には、遊離砥粒スラリーが固定砥粒ワイヤの表面をドレッシングすることにより切れ味が維持され、切断精度を高めると記載されている。しかし、固定砥粒と遊離砥粒を組み合わせた方法にあっては、ドレッシング効果は切断条件に影響を受けやすく、ドレッシング不足による切断後ウェーハの形状悪化や、ドレッシング過多による固定砥粒ワイヤのライフ低下を招きやすいという問題点がある。
ラッピング工程に関しては、上述した鋳鉄製の上下定盤を具備するラッピング装置を用いて加工する場合、定盤に対するウェーハの占有面積が均一でないため、定盤が偏摩耗しやすい。そのため、ウェーハの形状が悪化しやすくなり、高平坦度なウェーハの加工には限界がある。また、ラッピングに使用する遊離砥粒を微細にする事が難しく、ウェーハの加工変質層深さを低減するには不向きな加工方法である。このような問題を解決するために、上記したラッピング方法の代替方式として、枚葉式の研削方法等が提案されている。
例えば、特許文献3には、ダイヤモンド等の砥粒を使用した砥石で、ウェーハの両面を同時に研削する方法(以下、両頭研削方法と記載)が提案されている。この両頭研削方法では、まず、ウェーハより薄い樹脂製又は金属製のリング状のホルダの孔にウェーハを挿入する。そして、ウェーハのノッチ部とホルダに形成された突起部との係合によりウェーハを回転保持し、ウェーハの半径にほぼ等しい対向する2つの砥石を回転させ、ウェーハを両面から同時に研削する。固定砥粒を用いる場合、遊離砥粒スラリーを用いた場合に比べて高速な研削が可能であり、固定砥粒の砥粒径を微細化する事により、遊離砥粒で研削した場合より浅い加工変質層を持つウェーハを得る事ができる。
また、近年では、番手が#8000以上(平均砥粒径が1μm以下)のダイヤモンド砥粒を使用した砥石による研削の検討も進んでいる。このように、番手の大きい砥粒を用いて研削を行えば、後工程である両面研磨工程での研磨量及び研磨時間の大幅な削減が可能である。
しかしながら、上述の番手が#8000以上の砥粒を使用した砥石を使用する研削方法を、ワイヤソーで切り出した直後のウェーハに対して実施すると、正常な研削面を得ることが不可能であった。これは、切断工程直後のウェーハの表面粗さが大きいので、研削中にダイヤモンド砥粒の脱落が激しく生じてしまうからである。そのため、例えば、特許文献4のように、高番手の砥粒を使用した砥石で研削する前に、ウェーハの表面粗さを除去する一次両頭研削が必要であった。一次両頭研削工程では、一般に、ビトリファイドボンドからなる番手が#2000〜#3000(平均砥粒径が2〜8μm)のダイヤモンド砥粒が使われており、固定砥粒方式のワイヤソーにより切り出された後の表面粗さが大きいウェーハに対しても研削が可能である。そして、この一次両頭研削工程にてウェーハの表面粗さが改善するため、高番手の砥粒を使用した砥石を用いて研削をすることが可能となる。
このように従来では、番手が#8000以上の砥粒を使用した砥石を使用する場合、後工程である両面研磨工程での研磨量及び研磨時間の大幅な短縮が可能であるものの、研削を多段階で行う必要が有り、研削工程数の増加による生産性の悪化が避けられないという問題がある。また、研削工程が増加することにより、ウェーハのカーフロスが増加してしまうという問題もある。
本発明は前述のような問題に鑑みてなされたもので、研削工程数及びカーフロスを低減しつつ、両面研磨工程での研磨量及び研磨時間の大幅な削減をし、高精度な形状品質の半導体ウェーハを得ることが可能な半導体ウェーハの製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によれば、砥粒が固着されたワイヤを複数の溝付きローラに巻掛けし、前記ワイヤを軸方向に往復走行させ、前記往復走行するワイヤにワークを押し当てることで前記ワークからウェーハを切り出す切断工程と、前記切り出したウェーハの両面を研削する研削工程と、前記研削されたウェーハの両面を研磨する両面研磨工程とを含む半導体ウェーハの製造方法であって、前記切断工程において、前記ワークを切断する時の平均ワイヤ走行速度を700m/min以上として前記ワークからウェーハを切り出し、前記研削工程において、番手が#8000以上のダイヤモンド砥粒を使用した砥石により前記ウェーハの両面を1回研削し、その後、前記両面研磨工程において、前記ウェーハを両面研磨することを特徴とする半導体ウェーハの製造方法を提供する。
このように、ワークを切断する時の平均ワイヤ走行速度を700m/min以上としてウェーハを切り出せば、切り出されたウェーハの表面粗さを小さくすることができる。これにより、ワイヤソーによる切断直後のウェーハであっても、番手が#8000以上(平均砥粒径が1μm以下)のダイヤモンド砥粒を含有した砥石による研削ができる。従って、研削工程を1回にできるとともにカーフロスを低減でき、更に後工程の両面研磨工程での研磨量及び研磨時間の大幅な削減ができる。その結果、効率よく形状精度が良い半導体ウェーハを得ることができる。更に、半導体ウェーハの製造における歩留まりを改善することができる。
このとき、前記切断工程において、前記ワークを切断する時の平均ワイヤ走行速度を800m/min以上として前記ワークから前記ウェーハを切り出すことが好ましい。
このようにすれば、ワークから切り出されたウェーハの表面粗さを、より小さくすることができ、効率よく形状精度がより良い半導体ウェーハを得ることができる。
またこのとき、前記切断工程において、前記砥粒の平均砥粒径が1〜12μm、砥粒数が500個/mm以上となるように前記ワイヤに固着することが好ましい。
このようにすれば、ワイヤに固着した個々の砥粒に対する負荷を減少させ、かつ、切断能率を高められるため、ワイヤソーで切断した後のウェーハの疑似ナノトポグラフィ等の形状精度が向上する。その結果、最終的に製造される半導体ウェーハの形状精度をより向上させることができる。
このとき、前記研削工程において、前記ウェーハの両面を同時に研削することが好ましい。
このようにウェーハの両面を同時に研削すれば、研削工程に要する時間を更に低減させることができ、より効率よく形状精度が良い半導体ウェーハを得ることができる。
本発明の半導体ウェーハの製造方法であれば、ワイヤソーによる切断直後のウェーハであっても、番手が#8000以上のダイヤモンド砥粒を使用した砥石による研削ができるため、効率よく高精度な形状品質の半導体ウェーハを得ることができる。更に、半導体ウェーハの製造における歩留まりを改善することができる。
本発明の半導体ウェーハの製造方法の一例を示すフロー図である。 切断工程で使用されるワイヤソーの一例を示す概略図である。 研削工程で使用される両頭研削装置の一例を示す概略図である。 両面研磨工程で使用される両面研磨装置の一例を示す概略図である。 実施例1、2、比較例1における切断工程後のウェーハの表面粗さを示す図である。 実施例3における切断工程後のウェーハの疑似ナノトポグラフィを示す図である。
以下、本発明について実施の形態を説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
従来、固定砥粒方式のワイヤソーを用いてワークから切り出したウェーハは表面粗さが大きく、番手が#8000以上の高番手のダイヤモンド砥粒を使用した砥石による研削を行う前に、ウェーハの表面粗さを除去するための研削が必要であった。そのため、研削を多段階で実施する必要が有り半導体ウェーハの製造における生産性及び歩留まりを低下させてしまうという問題があった。
そこで、本発明者はワークから切り出したウェーハの表面粗さを、番手が#8000以上の高番手のダイヤモンド砥粒を使用した砥石による研削が実施できる程度まで低減する方法を検討した。その結果、平均ワイヤ走行速度を700m/min以上にすることで、固定砥粒ワイヤの切れ味が向上し、表面粗さが大幅に小さくなることがわかった。そして、このような切断工程を実施した後であれば、ウェーハに表面粗さを除去するための研削等を行うことなく、番手が#8000以上のダイヤ砥粒を用いた砥石による研削加工を実施することができ、上記の切断工程及び研削工程を組み合わせることで問題を解決できることに想到し、本発明を完成させた。
以下、図1−4を参照して本発明の半導体ウェーハの製造方法について説明する。
図1は、本発明の半導体ウェーハの製造方法の一例を示すフロー図である。
まず、本発明の半導体ウェーハの製造方法の最初の工程である切断工程(図1のS101)においてワークの切断に使用する固定砥粒方式のワイヤソーについて、図2を参照して説明する。
図2に示すように、固定砥粒方式のワイヤソー1は、主にワークWを切断するためのワイヤ2、溝付きローラ3、ワイヤ張力付与機構4、4’、ワーク送り手段5、加工液供給手段6等で構成されている。ワイヤ2には砥粒が金属又は樹脂にて固着されている。
ワイヤ2は、一方のワイヤリール7から繰り出され、トラバーサを介してパウダクラッチ(定トルクモータ)やダンサローラ(デッドウェイト)等からなるワイヤ張力付与機構4を経て、溝付きローラ3に入っている。この溝付きローラ3は鉄鋼製円筒の周囲にポリウレタン樹脂を圧入し、その表面に所定のピッチで溝を切ったローラである。
ワイヤ2が複数の溝付きローラ3に300〜400回程度巻掛けられることによってワイヤ列が形成される。ワイヤ2はもう一方のワイヤ張力付与機構4’を経てワイヤリール7’に巻き取られている。このように巻掛けられたワイヤ2が駆動用モータ10によって往復走行できるようになっている。
加工液供給手段6はタンク8、チラー9、ノズル11等から構成される。ノズル11はワイヤ2が溝付きローラ3に巻掛けられることで形成されたワイヤ列の上方に配置されている。このノズル11はタンク8に接続されており、加工液はチラー9により供給温度が制御されてノズル11からワイヤ2に供給される。
ワークWはワーク送り手段5によって保持される。このワーク送り手段5はワークWをワイヤの上方から下方に向かって押し下げることによって、ワークWを往復走行するワイヤ2に押し当てる。この際、コンピュータ制御で予めプログラムされた送り速度で所定の送り量だけ保持したワークWを送り出すように制御することが可能である。また、ワークWの送り出し方向を逆転させることでワークWを切り込み送り方向とは逆方向に送ることができる。このとき、ワークWの後退量も制御可能である。
次に、以上で説明したようなワイヤソー1を用いて、ワーク切断してウェーハを切り出す方法を説明する。
まず、ワーク送り手段5によりワークWを保持する。そして、ワイヤ2を張力付与機構4、4’によって張力を付与しながら軸方向へ往復走行させる。このとき、本発明ではワイヤ2の平均ワイヤ走行速度を700m/min以上とする。次に、加工液供給手段6によりワイヤ2へ加工液を供給した状態で、ワーク送り手段5によりワークWを、相対的に押し下げて、ワークWをワイヤ2に押し当ててワークWを切断しウェーハを切り出す。
このように平均ワイヤ走行速度を700m/min以上とすることで、ワイヤ2の切れ味が向上し、その後に番手が#8000以上の平均砥粒径が1μm以下のダイヤモンド砥粒を使用した砥石を用いた研削を実施できる程度に、ウェーハの表面粗さを小さく抑えることができる。その結果、研削工程数及びカーフロスを低減でき、生産性及び歩留まりを改善することができる。更に、平均ワイヤ走行速度を800m/min以上とすることが好ましい。このようにすれば、ウェーハの表面粗さをより小さく抑えることができる。
本発明では、ワイヤ2の表面に固着させる砥粒としては、ダイヤモンド砥粒や立方晶窒化ホウ素(cBN:cubic Boron Nitride)が好適である。そして、ワイヤ2の表面に固着させる砥粒の平均砥粒径を1〜12μm、かつ、砥粒数を500個/mm2以上とすることが好ましい。
このような、平均砥粒径及び砥粒数であれば、固定砥粒方式のワイヤソーで切断した後のウェーハの疑似ナノトポグラフィ等の悪化を大幅に抑制できる。疑似ナノトポグラフィ等が悪化してしまう原因の1つは、ワークの切断の最中にワイヤが蛇行してしまうことである。そこで、本発明者は、ワイヤの蛇行は切断時にワイヤに固着している砥粒が受ける力によるものであると推測し、個々の砥粒がワークに接触する面積を減らすために砥粒径を小さくすることを試したが、十分な効果を得られなかった。そこでさらに調査を進めたところ、砥粒径を小さくし、かつ、砥粒を一定以上の砥粒数(砥粒の密度)でワイヤ2の外周面に固着することで、大幅な形状改善が可能であることを発見した。すなわち、砥粒径を小さくすることで個々の砥粒がワークに接触する面積を減らすと同時に、切断において仕事をする砥粒数を増やすことで、個々の砥粒に対する負荷を減少させるとともに切れ味を維持し、ワイヤの蛇行を抑制できることを本発明者は発見した。
次に、切断工程にて切り出したウェーハの外周を丸める面取り工程を行う(図1のS102)。面取り工程ではチッピングやワレを防止するために、総型溝を有する回転するダイヤモンド砥粒を含有した砥石等を用いてウェーハの外周部の面取り加工を行う。
次に、研削工程にて面取り加工後のウェーハの研削を行う(図1のS103)。ここで、研削工程にて、ウェーハの表面の研削に使用する研削装置について、図3を参照して説明する。
図3に示すように、両頭研削装置21は、自転可能なウェーハホルダー22と、静圧支持部材23と、一対の砥石24を備えている。ウェーハホルダー22はウェーハWを径方向に沿って外周側から支持する。一対の静圧支持部材23は、ウェーハホルダー22の両側に位置し、ウェーハホルダー22を自転の軸方向に沿って両側から、流体の静圧により非接触支持する。砥石24には番手が#8000以上のダイヤモンド砥粒を使用している。また、砥石24は、モータ25に取り付けられており、高速回転しながら、ウェーハホルダー22により支持されたウェーハWの両面を同時に研削する。
このような両頭研削装置21を用い、ウェーハWの両面を研削するときは、まず、ウェーハWをウェーハホルダー22により支持する。尚、ウェーハホルダー22を自転させることにより、ウェーハW2を自転させることができる。また、両側の各々の静圧支持部材23から流体をウェーハホルダー22と静圧支持部材23の間に供給し、ウェーハホルダー22を自転の軸方向に沿って流体の静圧によって支持する。そして、このようにしてウェーハホルダー22および静圧支持部材23で支持され、自転するウェーハWの両面を、モータ25により高速回転する砥石24を用いて1回研削する。
従来、両頭研削においては、固定砥粒方式のワイヤソーを用いて切断した直後のウェーハのように、面粗さが大きいウェーハに対しては、番手#8000以上の平均砥粒径が1μm以下のダイヤモンド砥粒を使用した砥石を用いての両頭研削を実施できなかった。すなわち、番手#8000以上のダイヤモンド砥粒を使用した砥石を用いての両頭研削を実施するためには、研削されるウェーハの表面粗さが小さいことが必須であった。そこで、本発明者は、切断工程後のウェーハの表面粗さを低減する方法を検討した。その結果、上記のような本発明の半導体ウェーハの製造方法における高速走行させたワイヤで切断工程を行った後のウェーハであれば表面粗さが小さいため、予め表面粗さを除去する加工をすることなく、すぐに番手#8000以上のダイヤモンド砥粒を使用した研削が実施できることが分かった。
このように、平均ワイヤ走行速度を700m/min以上とした切断工程と、番手が#8000以上のダイヤモンド砥粒を使用した砥石によりウェーハの両面を1回研削する研削加工を組み合わせることで、研削工程を1回にでき、更に後工程の両面研磨工程での研磨量及び研磨時間の大幅な削減ができる。その結果、効率よく形状精度が良い半導体ウェーハを得ることができる。更に、研削工程はウェーハの両面に対して1回ずつ行えば十分であるため、カーフロスを大幅に低減でき半導体ウェーハの製造における歩留まりを改善することができる。
この場合、両面研削は片面ずつ表裏1回行うようにしても良いが、上記したように両頭研削装置等を用いてウェーハの両面を同時に研削することが好ましい。このようにウェーハの両面を同時に研削すれば、研削工程に要する時間を更に低減させることができ、より効率よく形状精度が良い半導体ウェーハを得ることができる。
次に、エッチング工程を行う(図1のS104)。このエッチング工程では、高温の水酸化ナトリウム水溶液や水酸化カリウム水溶液中に研削された後のウェーハを浸漬し、表裏面や面取り部分に導入された加工変質層(ダメージ層)を除去する。
エッチング工程が終了した後、エッジ研磨工程を行う(図1のS105)。エッジ研磨工程では、ウレタン等の樹脂パッドを所定の圧力でシリコンウェーハの面取り部に押し付け、面取り部を鏡面化する。この際、コロイダルシリカ等を含有するpHを調整したスラリーを樹脂パッドの表面に供給しながら面取り部の鏡面化を行う。
エッジ研磨工程が終了した後、両面研磨工程を行う(図1のS106)。両面研磨工程では、ウェーハの両面を同時に鏡面化する。この、ウェーハの両面の鏡面化に使用する両面研磨装置について、図4を参照して説明する。
図4に示すように、両面研磨装置31は、上下に相対向して設けられた上定盤32と下定盤33を備えており、各定盤32、33には、それぞれ研磨布34が貼付されている。上定盤32と下定盤33の間の中心部にはサンギヤ35が、周縁部にはインターナルギヤ36が設けられている。ウェーハWはキャリア37の保持孔に保持され、上定盤32と下定盤33の間に挟まれる。
また、サンギヤ35及びインターナルギヤ36の各歯部にはキャリア37の外周歯が噛合しており、上定盤32及び下定盤33が不図示の駆動源によって回転されるのに伴い、キャリア37は自転しつつサンギヤ35の周りを公転する。このとき、キャリア37に保持されたウェーハWは、上下の研磨布34により両面を同時に研磨され鏡面化される。ウェーハの研磨時には、不図示のノズルから研磨液が供給される。
本発明では、研削工程において上述したように番手が#8000以上の微細なダイヤモンド砥粒を使って研削を行っているので、両面研磨工程における研磨量を少なく抑えることができる。そのため、研磨時間の大幅な短縮が可能となり、生産性を向上させることができる。
両面研磨工程が終了した後、仕上げ研磨工程を行う(図1のS107)。仕上げ研磨工程では、コロイダルシリカ等を含有するpHを調整したスラリーを用いて、ウレタン等の樹脂パッドを貼り付けた定盤に、上記両面研磨されたシリコンウェーハの裏面から圧力をかけてシリコンウェーハの表面のみを接触させ、微細な面粗さ等を整える。
以上のようにして、半導体ウェーハの製造を行う。尚、上記した説明では、研削工程においてウェーハWを、両頭研削装置21を用いて両面を同時に研削したが当然これに限定されず、平面研削装置等を用いて片面を別々に1回ずつ研削しても良い。
以下、本発明の実施例及び比較例を示して本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(実施例1)
図2に示すような、固定砥粒方式のワイヤソーを用いて、ワークの切断を行った。そして、切断後のウェーハの表面粗さRaを測定し、測定した表面粗さが、番手が#8000以上のダイヤモンド砥粒を使用した砥石で研削可能か否かの判定を行った。切断対象のワークとして、直径300mm、長さ200mmの寸法のシリコンインゴットを使用した。切断用のワイヤとしては、直径0.12mmのワイヤの外周の全面にダイヤモンド砥粒を砥粒数が600個/mmとなるように電着で固着させたものを使用した。固着させたダイヤモンド砥粒の平均砥粒径は1〜8μmのものとした。
また、ワイヤソーのワイヤの張力は25N、新線供給量は4m/min、往復走行における走行方向の正反転サイクルは120sec、平均ワイヤ走行速度は700m/minとした。
切断後のウェーハの表面粗さRaを図5に示す。図5に示すように、切断後のウェーハの表面粗さRaは0.28μmとなり、番手が#8000以上のダイヤモンド砥粒を使用した砥石で研削を行える程度の表面粗さであった。このような表面粗さのウェーハであれば、その後の研削工程で、表面粗さ除去のための研削を実施する必要が無く、#8000以上のダイヤモンド砥粒を使用した砥石で1回で研削できるため、効率よく高精度な形状品質の半導体ウェーハを得ることができ、かつ、半導体ウェーハの製造における歩留まりを改善できることが確認された。
また、平均ワイヤ走行速度を800m/min、900m/minに変えて同様の手順でシリコンインゴットの切断を繰り返した。
その結果、図5に示すように、平均ワイヤ走行速度を800m/minとした場合、表面粗さRaは0.23μmとなった。また、平均ワイヤ走行速度を900m/minとした場合、表面粗さRaは0.22μmとなった。
この結果から、平均ワイヤ走行速度を800m/min以上にすれば、平均ワイヤ走行速度を700m/minとし場合と比較して表面粗さRaがより小さくなり、更に高精度な形状品質の半導体ウェーハを得られることが確認できた。
(実施例2)
ワイヤに固着させたダイヤモンド砥粒の平均砥粒径は8〜12μmのものとしたこと以外、実施例1と同様な条件でワークの切断を行った。そして、切断後のウェーハの粗さRaを測定し、測定した表面粗さが、番手が#8000以上のダイヤモンド砥粒を使用した砥石で研削可能か否かの判定を行った。
その結果、図5に示すように、平均ワイヤ走行速度を700m/minとした場合、表面粗さRaは0.30μmとなった。平均ワイヤ走行速度を800m/minとした場合は、表面粗さRaは0.24μmとなった。また、平均ワイヤ走行速度を900m/minとした場合は、表面粗さRaは0.25μmとなった。
このように、実施例2のいずれの場合においても、番手が#8000以上のダイヤモンド砥粒を使用した砥石で研削を行える程度の表面粗さのウェーハが得られることが確認できた。そして、このような表面粗さのウェーハであれば、その後の研削工程で、表面粗さ除去のための研削を実施する必要が無く、#8000以上のダイヤモンド砥粒を使用した砥石で研削できるため、効率よく高精度な形状品質の半導体ウェーハを得ることができ、かつ、半導体ウェーハの製造における歩留まりを改善できることが確認された。
(比較例1)
平均ワイヤ走行速度を600m/minとしたこと以外、実施例1と同様な条件でワークの切断を行った。そして、切断後のウェーハの粗さRaを測定し、測定した表面粗さが、番手が#8000以上のダイヤモンド砥粒を使用した砥石で研削可能か否かの判定を行った。ここで、比較例1では、ワイヤに固着させたダイヤモンド砥粒の平均砥粒径を1〜8μmのものとした場合と、8〜12μmのものとした場合の2通りの切断を行った。
その結果、図5に示すように、ワイヤに固着させたダイヤモンド砥粒の平均砥粒径が1〜8μmの場合、表面粗さRaは0.40μmとなった。また、ワイヤに固着させたダイヤモンド砥粒の平均砥粒径が8〜12μmの場合、表面粗さRaは0.45μmとなった。
このような、表面粗さのウェーハでは、その後の研削工程で、#8000以上のダイヤモンド砥粒を使用した砥石で研削する前に、表面粗さ除去のための研削を実施する必要が有るため、生産性が低下してしまうことが確認された。
(実施例3)
実施例3においては、図2に示すような、固定砥粒方式のワイヤソーを用いて、ワークの切断を行い、切断した後のウェーハの疑似ナノトポグラフィとダイヤモンド砥粒の平均砥粒径及び砥粒数との関係を調査した。切断対象のワークとして、直径300mm、長さ200mmの寸法のシリコンインゴットを使用した。
また、ワイヤソーのワイヤの張力は25N、新線供給量は4m/min、往復走行における走行方向の正反転サイクルは120sec、平均ワイヤ走行速度は700m/minとした。
そして、切断に使用するワイヤに固着する砥粒の平均砥粒径と砥粒数は以下の表1に示す組み合わせとして、繰り返しワークの切断を行った。
Figure 2015082539
その結果、図6、表2に示すように、特に平均砥粒径が1〜12μmで、かつ、砥粒数が500個/mm以上の条件を満たす場合には、疑似ナノトポグラフィは0.53〜0.62と極めて小さい値となることが分かった。
従って、平均砥粒径が1〜12μmで、かつ、砥粒数が500個/mm以上となるようにワイヤの外周面に固着することで、疑似ナノポトグラフィをより大幅に改善でき、その結果、より高精度な形状品質の半導体ウェーハを効率よく得られることが分かった。
Figure 2015082539
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
1…ワイヤソー、 2…ワイヤ、 3…溝付きローラ、
4、4’…ワイヤ張力付与機構、 5…ワーク送り手段、
6…加工液供給手段、 7、7’…ワイヤリール、
8…タンク、 9…チラー、 10…駆動用モータ、 11…ノズル、
21…両頭研削装置、 22…ウェーハホルダー、 23…静圧支持部材、
24…砥石、 25…モータ、
31…両面研磨装置、 32…上定盤、 33…下定盤、 34…研磨布、
35…サンギヤ、 36…インターナルギヤ、 37…キャリア、
…ワーク、 W…ウェーハ。

Claims (4)

  1. 砥粒が固着されたワイヤを複数の溝付きローラに巻掛けし、前記ワイヤを軸方向に往復走行させ、前記往復走行するワイヤにワークを押し当てることで前記ワークからウェーハを切り出す切断工程と、前記切り出したウェーハの両面を研削する研削工程と、前記研削されたウェーハの両面を研磨する両面研磨工程とを含む半導体ウェーハの製造方法であって、
    前記切断工程において、前記ワークを切断する時の平均ワイヤ走行速度を700m/min以上として前記ワークからウェーハを切り出し、前記研削工程において、番手が#8000以上のダイヤモンド砥粒を使用した砥石により前記ウェーハの両面を1回研削し、その後、前記両面研磨工程において、前記ウェーハを両面研磨することを特徴とする半導体ウェーハの製造方法。
  2. 前記切断工程において、前記ワークを切断する時の平均ワイヤ走行速度を800m/min以上として前記ワークから前記ウェーハを切り出すことを特徴とする請求項1に記載の半導体ウェーハの製造方法。
  3. 前記切断工程において、前記砥粒の平均砥粒径が1〜12μm、砥粒数が500個/mm以上となるように前記ワイヤに固着することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の半導体ウェーハの製造方法。
  4. 前記研削工程において、前記ウェーハの両面を同時に研削することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の半導体ウェーハの製造方法。
JP2013218853A 2013-10-22 2013-10-22 半導体ウェーハの製造方法 Active JP6079554B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013218853A JP6079554B2 (ja) 2013-10-22 2013-10-22 半導体ウェーハの製造方法
PCT/JP2014/004861 WO2015059868A1 (ja) 2013-10-22 2014-09-24 半導体ウェーハの製造方法
TW103134433A TW201530641A (zh) 2013-10-22 2014-10-02 半導體晶圓的製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013218853A JP6079554B2 (ja) 2013-10-22 2013-10-22 半導体ウェーハの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015082539A true JP2015082539A (ja) 2015-04-27
JP6079554B2 JP6079554B2 (ja) 2017-02-15

Family

ID=52992491

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013218853A Active JP6079554B2 (ja) 2013-10-22 2013-10-22 半導体ウェーハの製造方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6079554B2 (ja)
TW (1) TW201530641A (ja)
WO (1) WO2015059868A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108714978A (zh) * 2018-07-05 2018-10-30 青岛高测科技股份有限公司 一种晶硅切棱磨倒一体机
JP2023091696A (ja) * 2021-12-20 2023-06-30 有限会社サクセス 半導体結晶ウェハの製造方法および製造装置

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6281537B2 (ja) * 2015-08-07 2018-02-21 信越半導体株式会社 半導体ウェーハの製造方法
CN109129028B (zh) * 2017-06-15 2021-11-12 北京天科合达半导体股份有限公司 一种高效的碳化硅晶片的加工方法
CN112428463B (zh) * 2020-11-19 2022-01-07 上海中欣晶圆半导体科技有限公司 一种晶棒线切割加工过程中断线复旧的方法
TWI769677B (zh) * 2021-01-25 2022-07-01 華矽創新股份有限公司 半導體晶圓之製造方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001054850A (ja) * 1999-08-11 2001-02-27 Osaka Diamond Ind Co Ltd 固定砥粒ワイヤーソーによる硬脆材料の切断加工法
JP2002124490A (ja) * 2000-08-03 2002-04-26 Sumitomo Metal Ind Ltd 半導体ウェーハの製造方法
JP2008161992A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Asahi Diamond Industrial Co Ltd 被加工部材の切断方法およびウェハの製造方法
JP2013082020A (ja) * 2011-10-06 2013-05-09 Sharp Corp ワーク切断方法、半導体基板の製造方法、半導体基板およびワイヤソー装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001054850A (ja) * 1999-08-11 2001-02-27 Osaka Diamond Ind Co Ltd 固定砥粒ワイヤーソーによる硬脆材料の切断加工法
JP2002124490A (ja) * 2000-08-03 2002-04-26 Sumitomo Metal Ind Ltd 半導体ウェーハの製造方法
JP2008161992A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Asahi Diamond Industrial Co Ltd 被加工部材の切断方法およびウェハの製造方法
JP2013082020A (ja) * 2011-10-06 2013-05-09 Sharp Corp ワーク切断方法、半導体基板の製造方法、半導体基板およびワイヤソー装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108714978A (zh) * 2018-07-05 2018-10-30 青岛高测科技股份有限公司 一种晶硅切棱磨倒一体机
CN108714978B (zh) * 2018-07-05 2024-01-09 青岛高测科技股份有限公司 一种晶硅切棱磨倒一体机
JP2023091696A (ja) * 2021-12-20 2023-06-30 有限会社サクセス 半導体結晶ウェハの製造方法および製造装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6079554B2 (ja) 2017-02-15
WO2015059868A1 (ja) 2015-04-30
TW201530641A (zh) 2015-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6079554B2 (ja) 半導体ウェーハの製造方法
JP4820108B2 (ja) 半導体ウエーハの製造方法およびワークのスライス方法ならびにそれらに用いられるワイヤソー
JP5538253B2 (ja) 半導体ウェハの製造方法
JP5494552B2 (ja) 両頭研削方法及び両頭研削装置
EP1501119A1 (en) Semiconductor wafer manufacturing method and wafer
US20090311863A1 (en) Method for producing semiconductor wafer
JP2009302409A (ja) 半導体ウェーハの製造方法
TWI610358B (zh) 鏡面硏磨晶圓的製造方法
WO2019146336A1 (ja) 単結晶4H-SiC成長用種結晶及びその加工方法
KR20100138736A (ko) 반도체 웨이퍼의 양면 폴리싱 가공 방법
US20150258656A1 (en) Grindstone and grinding/polishing device using same
WO2023112345A1 (ja) 半導体結晶ウェハの製造装置および製造方法
KR20120042674A (ko) 경취성 웨이퍼의 평탄화 가공 방법 및 평탄화 가공용 패드
JP2010021394A (ja) 半導体ウェーハの製造方法
TWI427690B (zh) 雙面化學研磨半導體晶圓的方法
KR102098260B1 (ko) 워크의 양두연삭방법
JP7168113B1 (ja) ウェーハの両面研磨方法
JP6131749B2 (ja) 磁気記録媒体用ガラス基板の研磨方法、磁気記録媒体用ガラス基板の製造方法
JP7041932B1 (ja) 半導体結晶ウェハの製造方法および製造装置
JP7285507B1 (ja) 半導体結晶ウェハの研削加工方法
JP2013045909A (ja) 半導体ウェーハの製造方法
JP7007625B1 (ja) 半導体結晶ウェハの製造方法および製造装置
KR20230134603A (ko) 반도체 재료로 제조된 원통형 로드로부터 디스크들을 생산하기 위한 방법
JP2023094222A (ja) 半導体結晶ウェハの製造方法および製造装置
JP2013123763A (ja) 被研磨物の研磨方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160726

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160909

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170102

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6079554

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250