JP2015080007A - 水晶デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、大きさを大きくすることなく耐圧性が向上された水晶デバイスを提供する。
【解決手段】水晶デバイス(100)は、所定の周波数で振動する振動部(111)、振動部を空間を挟んで囲み振動部よりも厚く形成される枠部(112)、及び振動部と枠部とを連結する連結部(113)を含む水晶振動片(110)と、枠部の一主面に接合され第1厚さ(C1)に形成される第1接合部(132)を有するリッド板(130)と、枠部の他主面に接合されるベース板(120)と、を有している。また、水晶デバイスの振動部は、枠部、ベース板、及びリッド板により囲まれるキャビティ(101)に密封され、リッド板のキャビティに面する部分の厚さ(C2)が第1厚さよりも厚い。
【選択図】図2

Description

本発明は、耐圧性が向上された水晶デバイスに関する。
所定の周波数で振動する水晶振動片がベース板及びリッド板に挟まれて形成される水晶デバイスが知られている。例えば、特許文献1には、ベース板及びリッド板が水晶材料又はガラスにより形成されている水晶デバイスが示されている。このような水晶デバイスでは、水晶デバイスを保護する為にさらに樹脂でモールドされる場合がある。
特開2012−195918号公報
しかし、特許文献1に示されるような水晶デバイスでは、リッド板及びベース板が水晶材料又はガラス等の脆性材料で形成されること、及び樹脂モールドでは高温下で樹脂を金型に圧力をかけて注入するために水晶デバイスにも圧力がかることにより、水晶デバイスが破損等する場合があった。一方、リッド板及びベース板を十分に厚くすることにより水晶デバイスの破損を防ぐことができるが、製品の大きさが大きくなり、市場要求の仕様に合わなくなるという問題がある。
その為、本発明では、大きさを大きくすることなく耐圧性を向上させた水晶デバイスを提供することを目的とする。
第1観点の水晶デバイスは、所定の周波数で振動する振動部、振動部を空間を挟んで囲み振動部よりも厚く形成される枠部、及び振動部と枠部とを連結する連結部を含む水晶振動片と、枠部の一主面に接合され第1厚さに形成される第1接合部を有するリッド板と、枠部の他主面に接合されるベース板と、を有している。また、水晶デバイスの振動部は、枠部、ベース板、及びリッド板により囲まれるキャビティに密封され、リッド板のキャビティに面する部分の厚さが第1厚さよりも厚い。
第2観点の水晶デバイスは、所定の周波数で振動する振動部、振動部を空間を挟んで囲む枠部、及び振動部と枠部とを連結する連結部を含む水晶振動片と、枠部の一主面に接合され第1厚さに形成される第1接合部を有するリッド板と、枠部の他主面に接合され第2厚さに形成される第2接合部を有するベース板と、を有している。また、水晶デバイスの振動部は、枠部、ベース板、及びリッド板により囲まれるキャビティに密封され、枠部がキャビティの内側に突き出た突起を有し、リッド板及びベース板が、突起と厚さ方向に重なる位置に、第1厚さ及び第2厚さと同じ厚さの支持部を有する。
第3観点の水晶デバイスは、第2観点において、突起が連結部の空間を挟んだ両側に形成される。
第4観点の水晶デバイスは、第2観点及び第3観点において、突起の表裏面及び支持部の突起に向かい合う面には、金属膜が形成される。
第5観点の水晶デバイスは、第1観点から第4観点において、ベース板が平板状に形成される。
本発明の水晶デバイスによれば、大きさを大きくすることなく耐圧性を向上させることができる。
水晶デバイス100の分解斜視図である。 図1のA−A断面図である。 水晶デバイス200の分解斜視図である。 (a)は、リッド板230の平面図である。 (b)は、水晶振動片210の平面図である。 (c)は、ベース板220の平面図である。 水晶デバイス200の断面図である。 水晶デバイス300の分解斜視図である。 図6のC−C断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明の範囲は以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
(第1実施形態)
<水晶デバイス100の構成>
図1は、水晶デバイス100の分解斜視図である。水晶デバイス100は主に、水晶振動片110と、ベース板120と、リッド板130と、により形成されている。水晶振動片110には、例えばATカットの水晶振動片が用いられる。ATカットの水晶振動片は、主面(YZ面)が結晶軸(XYZ)のY軸に対して、X軸を中心としてZ軸からY軸方向に35度15分傾斜されている。以下の説明では、ATカットの水晶振動片の軸方向を基準とし、傾斜された新たな軸をY’軸及びZ’軸として用いる。すなわち、水晶デバイス100において水晶デバイス100の長手方向をX軸方向、水晶デバイス100の高さ方向をY’軸方向、X軸方向及びY’軸方向に垂直な方向をZ’軸方向として説明する。
水晶振動片110は主に、所定の周波数で振動する振動部111と、振動部111を空間を挟んで囲む枠部112と、振動部111及び枠部112を互いに連結する連結部113と、により構成されている。振動部111は矩形形状に形成されており、振動部111の−X軸側の辺の両端からはそれぞれ連結部113が−X軸方向に伸びて枠部112に連結されている。振動部111の+Y’軸側の面及び−Y’軸側の面には励振電極114が形成されており、各励振電極114からはそれぞれ引出電極115が連結部113を介して枠部112に引き出されている。振動部111の−Y’軸側の面に形成されている励振電極114からは、−Z’軸側の連結部113を介して枠部112の−Y’軸側の面の−X軸側の−Z’軸側の角に引出電極115が引き出されている。また、振動部111の+Y’軸側の面に形成されている励振電極114からは、+Z’軸側の連結部113を介して枠部112の−Y’軸側の面の+X軸側の+Z’軸側の角に引出電極115が引き出されている。励振電極114及び引出電極115は、例えば、水晶振動片110を構成する水晶材料の表面にクロム(Cr)層が形成され、さらにその表面に金(Au)層が形成されることにより形成される。
ベース板120は平板状に形成されており、四隅の側面にはベース板120の内側に凹んだキャスタレーション121が形成されている。また、ベース板120の+Y’軸側の面の各キャスタレーション121の周囲には接続電極122が形成されており、ベース板120の−Y’軸側の面には一対の外部電極123が形成されている。接続電極122と外部電極123とは互いにキャスタレーション121を介して電気的に接続されている。ベース板120は枠部112の−Y’軸側の面に封止材151(図2参照)を介して接合されるが、その際に接続電極122と引出電極115とが電気的に接続される。
リッド板130には、−Y’軸側の面の中央領域に−Y’軸方向に突き出た凸部131が形成されている。また、リッド板130は、凸部131の周りの第1接合部132が枠部112の+Y’軸側の面に封止材151(図2参照)を介して接合される。
図2は、図1のA−A断面図である。水晶デバイス100は、枠部112の+Y’軸側の面とリッド部130の第1接合部132とが低融点ガラス等により構成される封止材151を介して接合され、さらに枠部112の−Y’軸側の面とベース部120の+Y’軸側の面の周囲とが封止材151を介して接合される。これにより、水晶振動片110の振動部111は、リッド板130、ベース板120、及び枠部112により囲まれて形成されるキャビティ101に配置される。リッド板130では、凸部131がキャビティ101に面しており、凸部131の厚さC2が枠部112に接合される第1接合部132の厚さである第1厚さC1よりも厚く形成されている。また、水晶振動片110では、枠部112のY’軸方向への厚さA1が振動部111及び連結部113の厚さA2よりも厚く形成されており、枠部112の+Y’軸側の面の高さが振動部111及び連結部113の+Y’軸側の面の高さより高くなるように形成されている。すなわち、水晶デバイス100では、水晶振動片110の+Y’軸側の面では励振電極111の+Y’軸側の面が枠部112の+Y’軸側の面よりも凹むように形成されており、この凹んだ空間に凸部131が嵌るように形成されている。また、水晶デバイス100では、第1接合部132の−Y’軸側の面と枠部112の+Y’軸側の面とが接合されるのみならず、凸部131の−Y’軸側の側面及び枠部112の+Y’軸側の内側側面の間(矢印131a)も封止材151により接合されている。
水晶デバイスでは、水晶デバイスの保護のために表面を樹脂でモールドする場合がある。この樹脂モールドは、金型に水晶デバイスを嵌めて樹脂を圧力をかけて注入することにより行われる。この場合、樹脂にかける圧力と同等の圧力が水晶デバイスにもかかる。このとき、圧力によりリッド板等が歪むこと水晶デバイスが圧力に耐え切れずに破損する場合がある。また、リッド板等に歪みが生じた場合には、枠部とリッド部等との接合箇所にリークが生じる場合がある。
水晶デバイス100ではリッド板130の凸部131の厚さC2が厚く形成されることによりリッド板130が歪みにくくされており、リッド板130の耐圧性が向上されている。これにより、水晶デバイス100が樹脂モールドされる場合のリッド板130の破損が防がれている。また、リッド板130の凸部131の−Y’軸側側面と枠部112の+Y’軸側側面との間(図2の矢印131a)にも接合材151が形成されることにより、リッド板130と枠部112との接合面積が増えており、これによって枠部112とリッド部130との接合箇所にリークが生じることが防がれている。
水晶デバイス100は、キャビティ101の大きさを従来の水晶デバイスよりも狭くして最小限に抑えることでリッド板130に凸部131を形成している。そのため、水晶デバイス100の外形の大きさは従来の水晶デバイスの大きさよりも大きくすることなく水晶デバイスの耐圧性を向上させている。
水晶デバイス100ではリッド板130にのみ凸部が形成されたが、振動部111の−Y’軸側の面を枠部112の−Y’軸側の面よりも+Y’軸方向に高く形成して、ベース板120にもリッド板130と同様の凸部を形成しても良い。
(第2実施形態)
水晶デバイスでは、リッド板及びベース板の耐圧性を向上させるために、リッド板及びベース板に、リッド板及びベース板を支える支持部を形成しても良い。以下に支持部を有する水晶デバイスについて説明する。また、以下の説明では、第1実施形態と同じ部分に関しては第1実施形態と同じ符号を付してその説明を省略する。
<水晶デバイス200の構成>
図3は、水晶デバイス200の分解斜視図である。水晶デバイス200は主に、リッド板230と、ベース板220と、水晶振動片210と、により形成されている。水晶振動片210は、枠部212と、振動部111と、連結部213と、を含んで形成されている。枠部212は振動部111を囲むように形成されており、枠部212と振動部111とは振動部111の−X軸側の辺の中央から−X軸方向に伸びて枠部212に連結する連結部213により連結されている。また、枠部212と振動部111との間には水晶振動片210をY’軸方向に貫通する貫通溝217が形成されており、枠部212の内側側面には貫通溝217側に突き出た突起216が形成されている。
リッド板230は−Y’軸側の面の中央領域に+Y’軸方向に凹んだ凹部231が形成されている。凹部231の周囲には、枠部212の+Y’軸側の面に封止材151(図5参照)を介して接合される第1接合部232が形成されている。また、第1接合部232から凹部231側に突き出た一対の支持部233が形成されている。
ベース板220は、+Y’軸側の面の中央領域に−Y’軸方向に凹んだ凹部224が形成されている。凹部224の周囲には、枠部212の−Y’軸側の面に封止材151(図5参照)を介して接合される第2接合部226が形成されている。また、ベース板220の+Y’軸側の面には第2接合部226から凹部224側に突き出た支持部225が形成されている。
図4(a)は、リッド板230の平面図である。リッド板230は矩形形状に形成されており、第1接合部232がリッド板230の周囲を取り囲み、枠部212にY’軸方向に重なるように形成されている。また支持部233は、第1接合部232の凹部231側の+Z’軸側及び−Z’軸側の各側面からZ’軸方向に平行に伸びるように形成されている。支持部233は、突起216及び支持部225にY’軸方向に重なるように形成されている。
図4(b)は、水晶振動片210の平面図である。水晶振動片210では、振動部111の−X軸側の辺の中央と枠部212とが1本の連結部213により連結されている。また、水晶振動片210では、振動部111の+Y’軸側及び−Y’軸側の面に励振電極114が形成されている。振動部111の+Y’軸側の面から引き出される引出電極115は、連結部213の+Y’軸側の面を通って枠部212の+Y’軸側の面の+X軸側の+Z’軸側の角まで引き出され、さらに貫通溝217に面する枠部212の側面を介して枠部212の−Y’軸側の面に引き出されている。また、振動部111の−Y’軸側の面から引き出される引出電極115は、連結部213の−Y’軸側の面を介して枠部212に引き出され、さらに枠部212の−Y’軸側の面の−X軸側の−Z’軸側の角にまで引き出されている。
水晶振動片210では、枠部212の内側の+Z’軸側及び−Z’軸側の各側面からZ’軸方向に平行に連結部213に向かって伸びるように突起216が突き出ている。すなわち、突起216は連結部213の+Z’軸側及び−Z’軸側の両隣に形成されている。水晶振動片210では、振動部111で生じた振動エネルギーを振動部111に閉じ込めるために、連結部213が長めに形成されている。突起216は、これにより生じた貫通溝217の空間を埋めるように形成されている。
図4(c)は、ベース板220の平面図である。ベース板220は矩形形状に形成されており、第2接合部226はベース板220の周囲を取り囲み、枠部212にY’軸方向に重なるように形成されている。また支持部225は、第2接合部226の凹部231側の+Z’軸側及び−Z’軸側の各側面からZ’軸方向に平行に伸びるように形成されている。ベース板220の+Y’軸側の面の四隅には接続電極122が形成されており、接続電極122はベース板220の−Y’軸側の面に形成される外部電極123(図3参照)にキャスタレーション121を介して電気的に接続されている。
図5は、水晶デバイス200の断面図である。図5は、図4(a)から図4(c)のB−B断面を含んでいる。水晶デバイス200の振動部111は、ベース板230、リッド板220、及び枠部212により囲まれるキャビティ201に配置される。リッド板230では、支持部233のY’軸方向への厚さが第1接合部232の厚さである第1厚さC21と同じ厚さに形成されている。また、凹部231における厚さC22は、第1厚さC21よりも薄く形成されている。ベース板220では、支持部225のY’軸方向の厚さが第2接合部226の厚さである第2厚さB21と同じであり、凹部224の厚さB22よりも厚く形成されている。また、水晶振動片210では、枠部212、振動部111、及び突起216の厚さは全て同じ厚さA21に形成されている。また、支持部233、突起216、及び支持部225は、Y’軸方向に重なるように形成されている。
水晶デバイス200では、水晶デバイス200が樹脂モールドされるために水晶デバイス200に圧力が加わる場合、リッド板230及びベース板220に歪みが生じる。この歪みは、封止材151で固定されないリッド板230及びベース板220の中央領域で最も大きくなると考えられる。水晶デバイス200では、リッド板230及びベース板220の中央領域がキャビティ201側に凹むように歪みが生じた場合に、支持部233及び支持部225が突起216に接触することによりリッド板230及びベース板220の歪みを抑え、水晶デバイス200の破損を防ぐように形成されている。すなわち、水晶デバイス200では、耐圧性が向上されている。また、リッド板230及びベース板220の歪みが抑えられることにより、封止材151が剥がれる方向に応力がかかりにくくなるため、キャビティ201のリークが防がれる。
また、水晶デバイス200では、突起216が連結部213の形成により生じた貫通溝217の空間を利用して形成されているため、水晶デバイス200の外形の大きさは従来の水晶デバイスの大きさよりも大きくすることなく水晶デバイスの耐圧性を向上させている。
水晶デバイス200では突起216と支持部233及び支持部225との間に封止材151を形成していないが、封止材151を形成しても良い。また、水晶デバイス200では、連結部213の両隣に突起216が形成されたが、貫通溝217に他の空いた空間が存在すれば、その空間に突起を形成しても良い。
<水晶デバイス300の構成>
図6は、水晶デバイス300の分解斜視図である。水晶デバイス300は主に、リッド板330と、ベース板320と、水晶振動片310と、により形成されている。水晶振動片310は、枠部312と、振動部111と、連結部213と、を含んでいる。枠部312は連結部213を囲むように形成されており、また、連結部213は振動部111の−X軸側の辺の中央から−X軸方向に伸びて枠部312に連結している。枠部312と振動部111との間には水晶振動片310をY’軸方向に貫通する貫通溝317が形成されている。また、枠部312には、Z’軸方向に平行に連結部213に向かって突き出た突起316が形成されている。突起316の+Y’軸側の面及び−Y’軸側の面である表裏面には、金属膜318が形成されている。金属膜318は、例えば励振電極114及び引出電極115と同じ材料により形成される。
リッド板330は平板状に形成されている。また、リッド板330の−Y’軸側の面には、水晶振動片310の突起316にY’軸方向に重なる位置に金属膜334が形成されている。金属膜334は、例えば励振電極114及び引出電極115と同じ材料により形成される。
ベース板320は、+Y’軸側の面の中央領域に−Y’軸方向に凹んだ凹部224が形成されている。凹部224の周囲には、枠部312の−Y’軸側の面に封止材151(図7参照)を介して接合される第2接合部226が形成されている。また、第2接合部226から凹部224側に突き出すように支持部225が形成されている。支持部225の+Y’軸側の面には、金属膜327が形成されている。金属膜327は、例えば励振電極114及び引出電極115と同じ材料により形成される。
図7は、図6のC−C断面図である。水晶デバイス300の振動部111は、ベース板330、リッド板320、及び枠部312により囲まれるキャビティ301に配置される。また、枠部312及び突起316の厚さA1は振動部111の厚さA2よりも厚く形成されている。水晶振動片310に形成されている金属膜318は、リッド板330に形成されている金属膜334及びベース板320に形成されている金属膜327にY’軸方向に重なるように配置される。金属膜318及び金属膜334と、金属膜318及び金属膜327とは接触しても良いし接触していなくても良い。また、各金属膜同士の間に封止材151が形成されていても良い。
突起及び支持部が形成された水晶デバイスに樹脂モールドを行う場合であり、突起及び支持部が互いに水晶材料又はガラス等の脆性材料で形成されている場合には、突起及び支持部が互いに接触することにより破損することが考えられる。これに対して水晶デバイス300では、突起316、支持部225、及びリッド板330に金属膜が形成されることにより、突起316と支持部225及びリッド板330とが直接接触することがないため、突起316及び支持部225の破損を回避することができる。
以上、本発明の最適な実施形態について詳細に説明したが、当業者に明らかなように、本発明はその技術的範囲内において実施形態に様々な変更・変形を加えて実施することができる。
100、200、300 … 水晶デバイス
101、201、301 … キャビティ
110、210、310 … 水晶振動片
111 … 振動部
112、212、312 … 枠部
113、213 … 連結部
114 … 励振電極
115 … 引出電極
120、220、320 … ベース板
121 … キャスタレーション
122 … 接続電極
123 … 外部電極
130、230、330 … リッド板
131 … 凸部
132 … 第1接合部
151 … 低融点ガラス
216、316 … 突起
217、317 … 貫通溝
224、231 … 凹部
225、233 … 支持部
226 … 第2接合部
232 … 第1接合部
318、327、334 … 金属膜


Claims (5)

  1. 所定の周波数で振動する振動部、前記振動部を空間を挟んで囲み前記振動部よりも厚く形成される枠部、及び前記振動部と前記枠部とを連結する連結部を含む水晶振動片と、
    前記枠部の一主面に接合され第1厚さに形成される第1接合部を有するリッド板と、
    前記枠部の他主面に接合されるベース板と、を有し、
    前記振動部は、前記枠部、前記ベース板、及び前記リッド板により囲まれるキャビティに密封され、
    前記リッド板の前記キャビティに面する部分の厚さが前記第1厚さよりも厚い水晶デバイス。
  2. 所定の周波数で振動する振動部、前記振動部を空間を挟んで囲む枠部、及び前記振動部と前記枠部とを連結する連結部を含む水晶振動片と、
    前記枠部の一主面に接合され第1厚さに形成される第1接合部を有するリッド板と、
    前記枠部の他主面に接合され第2厚さに形成される第2接合部を有するベース板と、を含み、
    前記振動部は、前記枠部、前記ベース板、及び前記リッド板により囲まれるキャビティに密封され、
    前記枠部は前記キャビティの内側に突き出た突起を有し、
    前記リッド板及び前記ベース板は、前記突起と厚さ方向に重なる位置に、前記第1厚さ及び前記第2厚さと同じ厚さの支持部を有する水晶デバイス。
  3. 前記突起は、前記連結部の前記空間を挟んだ両側に形成される請求項2に記載の水晶デバイス。
  4. 前記突起の表裏面及び前記支持部の前記突起に向かい合う面には、金属膜が形成される請求項2又は請求項3に記載の水晶デバイス。
  5. 前記ベース板は、平板状に形成される請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の水晶デバイス。

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