JP2015079870A - 太陽電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】 i層となる量子ドットからp型およびn型半導体領域へ効率よくキャリアを取り出すことができる太陽電池を提供する。【解決手段】 p型半導体層1と、n型半導体層3と、p型半導体層1とn型半導体層3とに挟まれた量子ドット層5とを備え、量子ドット層5は、量子ドット5aと、量子ドット5aを取り囲む障壁層5bとを有しており、量子ドット5aは、量子ドット層5の厚み方向の中央部5Cからp型半導体層1側およびn型半導体層3側に近づくに従い量子ドット5aのバンドギャップが徐々に広くなるように積層されている。【選択図】 図1

Description

本発明は、量子ドットを有する太陽電池に関する。
太陽電池は、より広い波長範囲の光を利用し、光電変換効率を高めるために様々な研究開発が行われている。例えば、量子ドット技術を利用して価電子帯と伝導帯との間に中間バンドを設け、二段階で電子を励起することにより、より長波長の光を利用する太陽電池が提案されている(例えば、非特許文献1)。
このような量子ドットを有する太陽電池は、太陽電池を構成する母体半導体中に量子ドットを有する量子ドット層をi層(Intrinsic layer)として挿入したものである(以下
、pin積層構造を有する量子ドット太陽電池という場合がある。)。母体半導体中に量子ドット層を挿入することで、量子ドット間の電子的結合により超格子ミニバンドを形成し、ミニバンドを介した二段階の光励起によって未利用だった波長域の光吸収(母体材料のバンドギャップより小さいエネルギーのフォトンの吸収)が可能となり、光電流を増加させることができる。この場合、量子ドットで生成されたキャリアは、ミニバンド中を移動し、光励起または熱励起によってp型およびn型の母体半導体領域へと移動し、外部より取り出される。
PHYSICAL REVIEW LETTERS、97巻、247701ページ、2006年
ミニバンドを利用したpin積層構造を有する量子ドット太陽電池の変換効率を向上させるためには、内部電界下でi層のミニバンドを形成しつつ、i層からp型およびn型半導体層へのキャリア取り出し効率を向上させる必要がある。現在、ミニバンドを利用した量子ドット太陽電池において、量子ドットにおける光電流の取り出し効率は最大数%程度に止まっている。これは、量子ドットからのキャリアの取り出し方法である光励起、熱励起における以下の課題によるものと考えられる。
例えば、ミニバンドを介した光励起においては、光子の生成速度が量子ドット内の再結合速度よりも小さいことが挙げられる。
一方、熱励起に関しては、量子ドットで生成されたキャリアにとって、エネルギー障壁の大きさが熱エネルギーkT(k:ボルツマン定数、T:絶対温度)よりも大きいことからキャリアが励起されにくいことが挙げられる(室温300Kでの熱エネルギーは約26meV)。
以上から、量子ドット層からp型およびn型半導体領域への効率的なキャリアの取り出し方法が課題となっている。
また、太陽電池の分野においては、i層である光吸収層中でのキャリアの移動が効率的である必要があり、i層全体に渡って一つのミニバンドを形成することが望ましいと考えられている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、i層となる量子ドット層からp型およびn型半導体領域へ効率よくキャリアを取り出すことのできる太陽電池を提供する。
本発明は、p型半導体層と、n型半導体層と、前記p型半導体層と前記n型半導体層とに挟まれた量子ドット層とを備え、前記量子ドット層は、量子ドットと、該量子ドットを取り囲む障壁層とを有しており、前記量子ドットは、前記量子ドット層の厚み方向の中央部から前記p型半導体層側および前記n型半導体側に近づくに従い前記量子ドットのバンドギャップが徐々に広くなるように積層されていることを特徴とする。
本発明によれば、i層となる量子ドット層からp型およびn型半導体領域へ効率良くキャリアを取り出すことができる。
本発明の一実施形態の太陽電池の構成を示す概略断面図である。
本実施形態の太陽電池は、p型半導体層1と、n型半導体層3と、p型半導体層1とn型半導体層3とに挟まれたi層となる量子ドット層5とを備えたものである。量子ドット層5は、量子ドット5aと、これを取り囲む障壁層5bとを有する。
図1では、量子ドット5aの層数を3層と単純化して示しているが、実際の層数は数十にも及ぶものとなっている。p型半導体層1およびn型半導体層3の量子ドット層5と反対側の面には電極が形成される。
本実施形態の太陽電池によれば、量子ドット5aと障壁層5bとが交互に繰り返し積層された、いわゆる超格子構造を有しており、この超格子構造にミニバンドが形成されるため、通常の伝導帯−価電子帯間の遷移に加え、ミニバンドを介した電子遷移を利用することができる。その結果、より広い波長範囲の光を利用できることから光電変換効率を高めることができる。
また、本実施形態の太陽電池において、量子ドット5aは、量子ドット層5の厚み方向の中央部5C(図1の点線の四角で囲った領域)からp型半導体層1側およびn型半導体層3側に近づくに従い量子ドット5aのバンドギャップが徐々に広くなるように積層されている。ここで、量子ドット層5の厚み方向の中央部5Cとは、量子ドット層5の全体の厚みをtとしたときに、全体厚みの1/2の位置を中心として、量子ドット5aの最大径を包含する程度の領域のことである。
このような構成によれば、量子ドット層5内において、厚み方向に配置された量子ドット5aのバンド構造を量子ドット層5の厚み方向の中央部5Cからp型半導体層1側およびn型半導体層3側の両方向に向けて対称的に変調した構造にすることができる。
量子ドット層5内における量子ドット5aのバンド構造をp型半導体層1側およびn型半導体層3側の両方向に向けて対称的に変調させることで、量子ドット層5が受光することにより生じる内部電界下におけるシュタルク効果(外部電場による電荷分布の変化を原因とする振動スペクトルの変化)をp型半導体層1側およびn型半導体層3側の両方向から補償し、量子ドット5a間の電子的結合(波動関数の繋がり)により形成されるミニバ
ンドの頻度をより高めることができる。ここで、ミニバンドとは、超格子構造を持つ井戸層における電子の波動関数が隣接した井戸の波動関数と相互作用し、量子井戸の量子準位間の共鳴トンネル効果が生じ形成されるバンドのことである。
また、量子ドット5aのバンド構造を量子ドット層5の厚み方向の中央部5Cからp型半導体層1側およびn型半導体層3側の両方向に向けて変調させるようにしているために、量子ドット層5の厚み方向の中央部5Cからp型半導体層1側およびn型半導体層3側の両方向へのキャリアの移動距離をほぼ同じにすることができる。これにより量子ドット層5の厚み方向の上面と下面との間における電子(マイナスの電荷)とホール(プラスの電荷)とで形成される電位がより等しいものとなり、量子ドット層5の厚み方向におけるキャリアの波動関数のコヒーレント性が高まり光電変換効率を高めることができる。
また、本実施形態の太陽電池による変調作用によれば、量子ドット層5の中央部5Cにおける量子ドット5aの量子準位とp型半導体層1側に近い領域5pおよびn型半導体層3側に近い領域5n側の障壁層5cとのエネルギー差を、量子ドット層5の中央部5Cからp型半導体層1に近い領域5pおよびn型半導体層3に近い領域5nの両方向に向けて徐々に小さくすることができる。これにより量子ドット層5に配置されているほぼ全ての量子ドット5a内で生成されたキャリアをp型半導体層1側およびn型半導体層3側の両方にほぼ均等な配分で取り出すことができる。
また、量子ドット5a間に設けられている障壁層5bの厚みを周期的に違わせて量子ドット層5を多層化し、バンドギャップを量子ドット層5ごとに変調させた構造にすると、さらに幅広い波長域の太陽光を吸収させることが可能となり、これにより、p型半導体層1に近い領域5pおよびn型半導体層3に近い領域5nの両方からのキャリアの取り出し効率をさらに高めることが可能となる。その結果、従来の太陽電池に比べてキャリア取り出しの効率が向上し、短絡電流および開放電圧を飛躍的に改善することができ、高い光電変換効率を有する太陽電池を得ることができる。
なお、本実施形態の太陽電池では、量子ドット層5は量子ドット5aを取り巻く障壁層5bが図1に示したような層状の構造だけではなく、量子ドット5aの周囲を殻状に取り巻く構造(いわゆる、シェル構造)であっても同様の効果を得ることができる。この場合、障壁層5bを含めた外形サイズ(直径)は100nm以下であることが望ましい。
また、本実施形態の太陽電池では、量子ドット層5は、厚み方向の中央部5Cからp型半導体層1側およびn型半導体層3側の両方向に近づくに従って、量子ドット5aのサイズが徐々に小さくなるように積層されていることが望ましい。
量子ドット層5内に配置された量子ドット5aのサイズ(断面の最大径)が量子ドット層5の厚み方向の中央部5Cからp型半導体層1側およびn型半導体層3側に近づくに従って徐々に小さくなるような構成にすると、量子ドット5aの量子サイズ効果により、量子ドット層5の中央部5Cからp型半導体層1側およびn型半導体層3側に近づく方向に量子ドット5aのバンドギャップを徐々に広くすることができる。バンドギャップを量子ドット5aのサイズで変調させる方法によれば、量子ドット層5の厚みを等しくした構造に比較して、バンドキャップを変調できる範囲を広くすることができるため、さらに広い波長の光を利用することが可能になる。この場合も、量子ドット層5の厚み方向の上面と下面との間における電子(マイナスの電荷)とホール(プラスの電荷)とで形成される電位がより等しいものとなり、上記と同様に、量子ドット層5の厚み方向におけるキャリアの波動関数のコヒーレント性が高まり光電変換効率を高めることができる。量子ドット5aのサイズは0.5nm以上1.0nm以下の変化量で徐々に小さくなるように積層されていることが好ましい。この場合、本実施形態の太陽電池においては、量子ドット5aの
サイズが変化するのは、バンドギャップの異なる障壁層5b間に配置された量子ドット5a間であって、同じバンドギャップを有する障壁層5b内の量子ドット5aのサイズは同一であることが望ましい。ここで、同一のサイズとは、量子ドット層5を断面視したときの量子ドット5aの最大径のばらつき(σ/x:σは標準偏差、xは平均値)が10%以内である場合をいう。
また、本実施形態の太陽電池では、量子ドット5aが半導体混晶からなり、量子ドット層5に含まれる量子ドット5aは、量子ドット層5の厚み方向の中央部5Cからp型半導体層1側およびn型半導体層3側に近づくに従い、混晶比が変化するように積層されていることが好ましい。
量子ドット5aの混晶比の変化により量子ドット5aのバンドギャップを変化させる構成にすると、量子ドット層5に含まれる量子ドット5aのサイズを一様なものとして形成できる。これによりバンド構造を形成する井戸の幅を一様なものとすることができる。その結果、キャリアの伝導性を表す波動関数の周期(波長)のばらつきを小さくすることができ、キャリアの伝導性を向上させることができる。この場合も、量子ドット層5の厚み方向の上面と下面との間における電子(マイナスの電荷)とホール(プラスの電荷)とで形成される電位がより等しいものとなることから、上記と同様に、量子ドット層5の厚み方向におけるキャリアの波動関数のコヒーレント性が高まり光電変換効率を高めることができる。この場合、ミニバンドに光励起されたキャリアをミニバンド中で効率よく移動させることができるという理由から、量子ドット層5は、ミニバンドにおける伝導帯のエネルギー準位が1つ(1準位)のみ形成されるように積層した構造であることが好ましい。なお、厚み方向に隣接する2つの量子ドット層5の混晶比の差としては、0.01以上0.1以下となるように積層されていることが好ましい。
また、本実施形態の太陽電池では、量子ドット層5は、この量子ドット層5の厚み方向の中央部5Cに位置する量子ドット5aの伝導帯下端の量子準位と、量子ドット5aのp型半導体層1側およびn型半導体層3側の障壁層5bの伝導帯下端のエネルギー準位との差が、量子ドット層5の厚み方向の中央部5Cからp型半導体層1側およびn型半導体層3側に近づくに従い徐々に小さくなるように積層されていることが望ましい。
量子ドット層5をこのような構成にすると、pin接合またはpn接合などが受光することにより生じる内部電界下におおけるシュタルク効果をより低減でき補償することが可能となり、これにより量子ドット5a間の電子的結合(波動関数の繋がり)によるミニバンドを量子ドット層5の中央部5Cからp型半導体層1側およびn型半導体層3側に近づく方向においてもエネルギー段差の小さいものにすることができる。
この場合、ミニバンドによる電子遷移の効率を高めるという理由から、伝導帯において、最もエネルギーの低い波動関数だけは量子ドット層5の厚み方向の全体に渡って繋がるように形成されることが好ましい。
また、以上説明した太陽電池を構成する量子ドット層5では、中央部5Cの領域に配置された量子ドット5aの厚み方向の位置(量子ドット5aの中心を結んで形成される軸に相当)が量子ドット層5の厚み方向の中央5CC(一点鎖線)からずれた位置となっていることが望ましい。量子ドット5aの量子ドット層5における厚み方向の位置がその中央5CC(破線)よりもずれていると、pin接合またはpn接合が受光することにより生じる起電力の勾配が形成されることから電圧の閾値を低くすることができ、これにより光電変換効率を高めることができる。この場合、量子ドット5aの配置された厚み方向の位置のずれ量は量子ドット5aの直径の1/10〜1/2の距離であることが望ましい。
なお、量子ドット層5の厚みtを、図1に示すように、量子ドット層5とp型半導体層1との界面から量子ドット層5とn型半導体層3との界面までの距離としたときに、1/2の距離が厚み方向の中央(ライン)となる。なお、量子ドット層5が多層化されている場合の厚みtは全体の厚みとなり、中央5CCは全体の厚みの1/2の位置となる。
本実施形態の太陽電池を構成する量子ドット5aおよび障壁層5bは、III−V族化合物半導体からなることが好ましい。量子ドット5aおよび障壁層5bがIII−V族化合物半導体であると、量子ドット5aの粒子のサイズを容易に変化させることができる。また、混晶のIII−V族化合物半導体とすることにより、混晶比を容易に変化させることができる。
例えば、障壁層5bがGaAsであるとき、量子ドット5aはInGa1−xAs(0<x≦1)が好適な組合せとなる。
量子ドット5aおよび障壁層5bのバンドギャップの評価は、太陽電池から切り出した試料の断面研磨を行い、その試料の研磨面に電子線を照射したときに放出される光を検出する手法によって行う。評価装置としては、例えば、カソードルミネッセンスを用いるのが良い。
量子ドット5aのサイズ、組成および混晶状態の変化は透過電子顕微鏡およびこれに付設された電子線回折装置ならびに元素分析装置により評価できる。
本実施形態の太陽電池を構成する量子ドット層5は、p型半導体層1またはn型半導体層3となる膜または基板の表面に成膜する方法によって作製することができる。例えば、好適な成膜方法としては、スパッタ法、分子線エピタキシー(MBE)法および有機金属化学気相成長法(MOCVD)等が挙げられる。なお、量子ドット層5の上面側にp型半導体層1またはn型半導体層3を形成する場合には、上記した物理的成膜方法によって半導体の膜を形成するのが良い。
一方で、量子ドット5aと障壁層5bとをコアシェル構造とした粒子を集積させた量子ドット層5を形成する場合には、一旦作製したコアシェル構造の粒子を所定の粘度特性を持つ溶液に入れ、その溶液にp型半導体層1またはn型半導体層3となる基板を挿入し、引き上げることにより基板の表面に粒子を堆積させる方法(移流集積法という。)を用いるのが良い。この方法では、量子ドット5aのサイズや組成を、粒子を形成するときに調整できるため、個々の量子ドット5aおよび障壁層5bにおける組成やサイズのばらつきを抑えることができ、バンドギャップを変調させた量子ドット層5を容易に形成することができる。
従来のミニバンドを利用した量子ドット太陽電池では、光照射時に内部電界が生じ、各量子ドットの量子準位がシュタルク階段状態となることでキャリア移動度が低下してしまうが、本実施形態の太陽電池によれば、量子ドット層5内の内部電界を考慮して各量子ドット5aの量子準位を量子ドット層5の中央部5Cからp型半導体層1側およびn型半導体層3側の双方向に変調させることによって、量子ドット層5の厚み方向にコヒーレントな波動関数を有するミニバンドを形成することができる。
1・・・・p型半導体層
3・・・・n型半導体層
5・・・・量子ドット層
5a・・・量子ドット
5b・・・障壁層
5C・・・量子ドット層の厚み方向の中央部
5CC・・量子ドット層の厚み方向の中央

Claims (7)

  1. p型半導体層と、n型半導体層と、前記p型半導体層と前記n型半導体層とに挟まれた量子ドット層とを備え、前記量子ドット層は、量子ドットと、該量子ドットを取り囲む障壁層とを有しており、前記量子ドットは、前記量子ドット層の厚み方向の中央部から前記p型半導体層側および前記n型半導体層側に近づくに従い前記量子ドットのバンドギャップが徐々に広くなるように積層されていることを特徴とする太陽電池。
  2. 前記量子ドット層は、該量子ドット層の厚み方向の中央部から前記p型半導体層側および前記n型半導体層側に近づくに従い前記量子ドットのサイズが徐々に小さくなるように積層されていることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池。
  3. 前記量子ドットが半導体混晶からなり、前記量子ドット層に含まれる前記量子ドットは、該量子ドット層の厚み方向の中央部から前記p型半導体層側および前記n型半導体層側に近づくに従い、混晶比が変化するように積層されていることを特徴とする請求項1または2に記載の太陽電池。
  4. 前記量子ドット層は、該量子ドット層の厚み方向の中央部に位置する量子ドットの伝導帯下端の量子準位と、前記量子ドットの前記p型半導体層および前記n型半導体層側の障壁層の伝導帯下端のエネルギー準位との差が、前記量子ドット層の厚み方向の中央部から前記p型半導体側および前記n型半導体側に近づくに従い徐々に小さくなるように積層されていることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれかに記載の太陽電池。
  5. 前記量子ドットの配置された厚み方向の位置が量子ドット層の厚み方向の中央からずれた位置にあることを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれかに記載の太陽電池。
  6. 前記量子ドット層は、該量子ドット層の厚み方向の中央部から前記p型半導体層側および前記n型半導体層側に近づくに従い前記量子ドットのサイズが1nm以下の変化量で小さくなるように積層されていることを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれかに記載の太陽電池。
  7. 前記量子ドットは、半導体混晶からなり、前記量子ドット層は、該量子ドット層の厚み方向の中央部から前記p型半導体層側および前記n型半導体層側に近づくに従い前記量子ドット層に含まれる前記量子ドットの混晶比が0.1以下の変化量で変化するように積層されていることを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれかに記載の太陽電池。
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