JP2015078886A - 試験管封止装置 - Google Patents

試験管封止装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015078886A
JP2015078886A JP2013215675A JP2013215675A JP2015078886A JP 2015078886 A JP2015078886 A JP 2015078886A JP 2013215675 A JP2013215675 A JP 2013215675A JP 2013215675 A JP2013215675 A JP 2013215675A JP 2015078886 A JP2015078886 A JP 2015078886A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
teeth
test tube
adhesive tape
cutting blade
protruding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013215675A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6294630B2 (ja
Inventor
池谷 昌己
Masaki Iketani
昌己 池谷
英一 篠原
Eiichi Shinohara
英一 篠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Aloka Medical Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Aloka Medical Ltd filed Critical Hitachi Aloka Medical Ltd
Priority to JP2013215675A priority Critical patent/JP6294630B2/ja
Publication of JP2015078886A publication Critical patent/JP2015078886A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6294630B2 publication Critical patent/JP6294630B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
  • Closing Of Containers (AREA)

Abstract

【課題】分注後の試験管を粘着テープから切り抜いた蓋により封止する際、粘着テープを確実に切り抜けるようにする。
【解決手段】切り抜き刃36は筒形状を有し、下縁の切り刃106により、粘着テープから試験管の口を覆う部分を含む部分を切り抜く。切り刃106は、周方向に配列された複数の歯を有する。歯は、多数を示る通常歯108nと、通常歯108nより突出した突出歯108hを含む。粘着テープを切り抜く際、最初に突出歯108hが粘着テープに当接し、力がそこに集中して孔があく。その孔を起点として、切り刃106に沿って切れ目が延び、粘着テープが切り抜かれる。
【選択図】図9

Description

本発明は、分注後、試験管の口を封止する試験管封止装置に関する。
採血した血液等の検体の分析を行う自動分析装置および自動分析装置による分析前に検体および検体を収容する試験管に対し前処理を行う前処理装置が知られている。前処理装置では、例えば一つの試験管(親試験管)から所定量の検体を取得し、別の試験管(子試験管)に移す分注作業が行われる。分注後に、親試験管に残った検体を保存する際に、親試験管の口を閉じ、検体がこぼれないようにする、また異物の混入を防止する必要がある。
下記特許文献1には、試験容器(1)の口部をフィルム(2)によって封止する装置が記載されている。この装置において、フィルム(2)がフィルム張設機構(6)によりロール(7)から繰り出され、試験管容器立て(4)に並べられた試験容器(1)に沿って張り渡される。フィルム(2)が複数の試験容器(1)の口部に溶着された後、フィルム(2)の後端部がフィルム・カッター(13)により切断される(段落0019−0021参照)。なお、上記の( )を付けた参照符号は、下記特許文献1にて用いられた符号であり、本願の発明の説明にて用いる符号とは関連しない。
特開平10−68732号公報
上記特許文献1に記載された装置においては、フィルムを繰り返し切断し、切断のたびにその端をフィルム張設機構により把持する必要がある。フィルムは薄いため、また巻きぐせのために、先端の位置が安定せず、この先端を確実に把持するのは難しい。そこで、フィルムから試験容器の口を覆う部分を含む部分を切り抜くことにより、フィルムを切断しないようにし、切断された端部の再度の把持を不要とすることが考えられる。フィルムを切り抜くために、鋸歯を有する筒形状の刃を用いることができるが、鋸歯がフィルムに刺さらず、想定したように切り抜くことができない場合が考えられる。
本発明は、試験容器(試験管)の口を封止するフィルム(テープ)を確実に切り抜くことを目的とする。
本発明に係る試験管封止装置は、粘着テープを供給するテープ供給装置と、供給された粘着テープを試験管の口に押圧する押圧パッド、粘着テープから試験管の口を覆う部分を含む部分を切り抜く筒形状の切り抜き刃と、を有し、切り抜き刃は、周に沿って並んだ複数の歯を有し、周上の少なくとも一箇所に他の歯より突出した突出歯が設けられている。
突出歯がまず粘着テープに当接し、そこに力が集中して粘着テープに突き刺さり、そこを始点として切れ目が延び、粘着テープを切り抜くことができる。
突出歯は、周上の複数箇所に設けることができる。好ましくは、2箇所に設けることができる。
突出歯が設けられた部分に隣接する部分に、突出量が突出歯より小さく、他の歯より大きい中間歯を設けることができる。突出歯が粘着テープに刺さった後、続けて隣の中間歯が刺さり、切れ目が順に延び、粘着テープを切り抜くことができる。
突出歯は、粘着テープの側縁近傍を避けて設けることができる。粘着テープに掛かる張力は、テープの幅方向において、切り抜きのない部分、つまりテープの側縁近傍に作用する。この部分に、突出歯により最初に切れ目を入れると、そこから裂けてテープが切断される可能性がある。これを避けるために、突出歯の配置を粘着テープ側縁近傍を避けたものとすることができる。
本発明の別の態様によれば、分注後の試験管の口を封止する封止片を、試験管の口を覆うように供給された粘着テープから切り抜く切り抜き刃であって、切り抜き刃は筒形状を有し、さらに周に沿って並んだ複数の歯を有し、周上の少なくとも一箇所に他の歯より突出した突出歯が設けられている切り抜き刃が提供される。
突出歯を設けることにより、粘着テープをより確実に切り抜くことができる。
本実施形態の試験管封止装置の概略構成図である。 粘着テープの一部を示す図である。 使用後の粘着テープの一部を示す図である。 張力調整ステーションの構成を示す図である。 封止機構の動作説明図であり、待機状態を示す図である。 保持機構の動作説明図であり、待機状態を示す図である。 保持機構の動作説明図であり、試験管を保持した状態を示す図である。 保持機構の動作説明図であり、保持パッドが試験管を保持した状態を示す図である。 切り抜き刃の側面図である。 切り抜き刃の側面を展開して示した図である。 切り抜き刃の切り刃の詳細を示した図である。 封止機構の動作説明図であり、保持機構が試験管を保持したときの封止機構の状態を示す図である。 封止機構の動作を説明する図であり、押圧パッドが試験管の口に当接した状態を示す図である。 封止機構の動作説明図であり、粘着テープが切り抜かれた状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態を、図面に従って説明する。図1は、本実施形態の試験管封止装置10の概略構成を示す図である。粘着テープ12は、テープロール14から繰り出され、張力調整ステーション16、封止ステーション18を通って回収リール20に巻き取られる。粘着テープ12は、モータにて駆動される二つの送りローラ22,24により送られる。二つの送りローラ22,24のそれぞれに対応して別個のモータが備えられる。これにより二つの送りローラ22,24は、別々に動作することができる。二つの送りローラ22,24は、粘着テープ12の送られる方向において、張力調整ステーション16および封止ステーション18の上流側と下流側に配置されている。上流側に配置される送りローラ22を上流側送りローラ22と記し、下流側に配置される送りローラ24を下流側送りローラ24と記す。
粘着テープ12は、樹脂フィルム等のテープ状のベース材の一方の面に接着剤が付与されている。接着剤は、もう一方の面には付与しないようにできる。図2に示すように、粘着テープ12の両側側縁12aに沿って、側縁近傍に等間隔で係合穴26があけられている。送りローラ22,24には、その表面に粘着テープの係合穴26に対応するように突起(不図示)が設けられている。この突起と係合穴26が係合して、粘着テープ12が確実に送られる。回収リール20はモータにより駆動され、使用済みの粘着テープ12を巻き取る。このように、粘着テープ12は、上流側および下流側送りローラ22,24によりテープロール14から繰り出され、封止ステーション18へと供給される。封止ステーション18を通過した使用済みの粘着テープ12は、下流側送りローラ24を通過後は、回収リール20により送られ、これに巻き取られる。
封止の対象となる試験管28は、搬送路30上を送られる。試験管28は、例えば分注後の試験管である。試験管28には最初、検体が収容されているが、分析等のために、検体の一部を別の試験管に分注する。試験管28に残った検体の保存を要する場合があり、この試験管封止装置10は、残った検体を収容する試験管28内に塵埃等が入らないように、これを封止する装置である。
分注後の残りの検体を収容した試験管28が、試験管封止装置10に送られてくる。好適には、試験管ラック32に収容されて、搬送路30上を搬送される。試験管ラック32は、複数、例えば10本の試験管を1列に収容することができる。搬送路30には、試験管ラック32を送る搬送機構を備えることができ、搬送機構は、送りと停止を繰り返して、順次、試験管28を封止ステーション18へと送る。封止ステーション18において、試験管ラック32は、収容する試験管28の配列方向に沿って送られ、試験管28は1本ずつ順次封止される。
張力調整ステーション16には、試験管の封止を確実に行うために、また粘着テープ12がたるまないようにするために、粘着テープ12に適切な張力を与えるための機構が配置される。また、この機構は、後述する封止ステーション18における粘着テープ12の変位による張りを許容する機能も有する。
封止ステーション18では、試験管28の口が粘着テープ12によって封止される。封止ステーション18には、粘着テープ12を試験管28の口に押し付けて圧力を加え、粘着テープ12を貼り付ける押圧パッド34が配置される。また、粘着テープ12の試験管28の口を覆う部分を含む部分を切り抜く切り抜き刃36が配置される。図3には、切り抜かれた後の粘着テープ12が示されている。切り抜き後、粘着テープ12には、切り抜き穴38があけられるが、切り抜き穴38のテープ幅方向における側方には、テープ素材が残っており、粘着テープ12は切断されず、テープ状につながった状態に維持されている。このように、本願明細書および特許請求の範囲では、「切り抜く」の語句は、周囲に粘着テープ12の材料を残して内側の部分を分離する意味で用いる。押圧パッド34および切り抜き刃36は、送りねじ40を介して送りモータ42により試験管28に対して進退する。
封止ステーション18には、さらに封止対象の試験管28およびこれに隣接する2本の試験管を保持する保持機構44が配置されている(図6〜8参照)。保持機構44の主要構成は、試験管ラック32に支持された試験管28の、図1における紙面手前側と奥側に配置され、図の簡略化のために、この図1には表していない。保持機構44については後に詳述する。
図4は、張力調整ステーション16の詳細を示す図である。粘着テープ12は、装置本体に対して位置が固定された2個の固定ローラ46,48と、これらの固定ローラ46,48の間に位置する張力ローラ50を有する。2個の固定ローラ46,48は、その軸の位置は固定されているが、軸回りに回転可能である。張力ローラ50は、スライダ52上に軸回りに回転可能に配置される。装置本体にはベース54が固定配置され、更にベース54上に、図中の左右方向に延びるガイドレール56が固定設置されている。スライダ52は、ガイドレール56を係合するガイドシュー(不図示)を有し、ガイドレール56に沿ってスライド可能となっている。ガイドレール56の断面形状は、例えば略長方形とすることができ、この場合ガイドシューはレールをまたぐような略コの字形とすることができる。スライダ52には、張力ばね58により図中、右向きの付勢力が付与されている。そして、スライダ52上の張力ローラ50にも同様の力が作用する。張力ローラ50は、固定ローラ46,48の間に架け渡された粘着テープ12を、その面に交差する方向に常に押し、粘着テープ12に対し、ある張力を付与する。張力ばね58は、例えば、スライダ52とベース54の間に掛け渡されたコイルばねである。
ベース54上には、スライダ52の位置を検知するための2個のセンサ60,62が固定されている。図において左に位置するセンサを第1センサ60、右に位置するセンサを第2センサ62と記す。これらのセンサ60,62は、スライダ52に固定された対象プレート64が、当該センサに対向しているか否かに応じた2値の信号を出力するものである。以下では、センサ60,62が対象プレート64に対向しているときの信号をオン信号、対向していないときの信号をオフ信号と記す。また、センサがオン信号を出力している状態を、「センサがオン」と簡略的に記して説明する。オフ信号出力時も同様に「センサがオフ」と記す。スライダ52が可動範囲の最も図4中の左端に位置する場合、第1および第2センサ60,62はオフであり、右に移動して図4に示す状態では、第1センサ60のみオンとなる。更に移動するとある位置で第2センサ62もオンとなり、可動範囲の右端に移動するまで、第1および第2センサ60,62がオンに維持される。装置の通常運転時には、第1センサ60はオン、第2センサ62はオフとなる。この通常運転時の状態を達成するために、上流側および下流側送りローラ22,24の回転が制御される。例えば、二つのセンサ60,62が共にオンの場合、上流側送りローラ22よりも下流側送りローラ24を送る。逆に、二つのセンサ60,62が共にオフの場合、上流側送りローラ22をより送る。
固定ローラ46,48の間に架け渡された粘着テープ12は、張力ローラ50に押されて、当該テープの面に交差する方向に変位する。したがって、第1および第2センサ60,62は、張力ローラ50およびスライダ52の位置を検知すると共に、張力ローラ50により押されることによって生じる粘着テープ12の変位も検知する。
図5および図6は、封止ステーション18に設けられる封止機構66および保持機構44を示す図である。図5の(a)は、封止機構66の詳細を、図1に示された向きと同じ向きで示しており、(b)は、(a)に示すA−A線における断面図である。図6は、保持機構44を、図5の(a)において側方より視た状態を示す図である。なお、図5では、保持機構44は省略されている。
封止機構66は、送りモータ42により進退する進退フレーム68を有する。進退フレームは、進退主プレート70と、進退主プレート70に固定配置された進退上プレート72および進退下プレート74と、進退主プレート70に固定された保持ブロック76を有する。進退上プレート72は、図5において進退下プレート74に対して上側に位置する。保持ブロック76は、主ロッド78をスライド可能に保持している。主ロッド78の先端(図5において下端)には、押圧パッド34および切り抜き刃36が配置されている。
保持ブロック76はまた、浮動フレーム80を進退フレーム68の進退方向(以下、単に「進退方向」と記す。)と同方向に移動可能に保持している。浮動フレーム80は、浮動主プレート82と、浮動主プレート82に固定配置された浮動上プレート84および浮動下プレート86を有する。浮動上プレート84は、図5において浮動下プレートに対して上側に位置する。浮動フレーム80は、浮動上プレート84と浮動下プレート86の間に延びる2本のガイドロッド88を有する。ガイドロッド88は、保持ブロック76を進退方向に貫通し、保持ブロック76にスライド可能に保持される。これにより、浮動フレーム80は、進退フレーム68に対して進退方向に移動可能となっている。浮動フレーム80は、ばね90により進出方向(図5において下向き)に押されており、通常では、可動範囲の下端に位置している。図5では、浮動フレーム80が下端に位置する状態で示されている。
浮動下プレート86には、図6に示すように、保持機構44の2本の懸架ロッド92が吊り下げ配置されている。2本の懸架ロッド92は、図5においては試験管28または切り抜き刃36の手前側と奥側にそれぞれ位置している。2本の懸架ロッド92のそれぞれの下端には、ローラ94が回転可能に設けられている。2個のローラ94は、それぞれ装置本体に対して固定されている斜面ブロック96の斜面96a上に位置している。二つの斜面96aは、互いに向き合うように配置されており、各々の斜面の下りの向きが内向きとなっている。2本の懸架ロッド92の互いに対向する側面には、保持パッド98が設けられている。
図7には、2本の懸架ロッド92が互いに接近した状態が示されている。懸架ロッド92は、この動きを許容するよう浮動下プレート86に対し、図7において左右方向にスライド可能に配置されている。進退フレーム68の進出に伴って浮動下プレート86および懸架ロッド92も図7において下方に移動する。ローラは、斜面96aに沿って転がり、これにより、2本の懸架ロッド92が互いに接近するように内向きに移動する。懸架ロッド92の内向きの動きにより2個の保持パッド98が試験管28を両側から保持する。
図8は、保持パッド98が試験管28を保持した状態を上方から視た図である。保持パッド98には、それぞれ、3箇所に保持凹部98aが設けられており、これらの保持凹部98a内に試験管28が収まり、3本の試験管が所定間隔で保持される。保持された3本の試験管28のうち中央の試験管が、押圧パッド34および切り抜き刃36に対向して位置するように、押圧パッド34および切り抜き刃36と保持パッド98の位置関係が定められている。
図5に戻り、押圧パッド34および切り抜き刃36の関係を説明する。切り抜き刃36は、円筒形状であり下端にはのこぎり状の切り刃106(図9参照)が形成されている。切り抜き刃36は、主ロッド78の下端を構成し、円筒形の切り抜き刃36の内側に一部が進入する切り抜き刃ホルダ100に保持されている。押圧パッド34は、1本の試験管28の口全体に当接する形状、寸法を有し、典型的には、試験管28に対向する面は円形である。押圧パッド34は、切り抜き刃36の内側にちょうど嵌まる形状とすることが好ましく、切り抜き刃36が円筒形であれば、押圧パッド34は円板または円柱とすることができる。切り抜き刃36は円筒形状に限らず、角筒など他の筒形状とすることもできる。また、押圧パッド34は、切り抜き刃36の円筒の内側の下端に配置される。押圧パッド34は、図5中、上方に延びる支持ロッド102の下端に配置され、支持ロッド102は、切り抜き刃ホルダ100の中心孔をスライド可能に貫通している。押圧パッド34の背面と切り抜きホルダ100の下面との間には、押圧ばね104が配置され、押圧パッド34を進出方向に押している。押圧パッド34に対し、押圧ばね104を押し戻す力を作用させ、この力がばね力を上回ると、押圧パッド34は、切り抜き刃36の奥へと押し込まれる。このときのばねからの反力が、粘着テープ12を試験管28の口に対して押圧する力となる。
切り抜き刃36の下端には、複数の歯を周方向に配列したのこぎり状の切り刃106が設けられる。切り刃の個々の歯の形が同じであると、歯先の突出量も共通であり、切り抜き刃36が粘着テープ12に向けて進出するとき、各歯先が同時に粘着テープに接触する。このとき、粘着テープ12に加わる力は分散し、歯が粘着テープ12に突き刺さらず、想定どおりに切り抜くことができない場合がある。例えば、切り抜き刃36と試験管28の径の差が大きいとき、歯が突き刺さらず、粘着テープ12を押し下げるだけとなってしまう場合がある。歯の数を少なくすると、歯1枚当たりの力が大きくなり、粘着テープ12に突き刺さりやすくなるが、切り口が円形から外れて多角形のようになり、ギザギザとなりやすい。このギザギザの角から亀裂が入り、粘着テープ12が切断されてしまう可能性もある。歯が粘着テープ12に突き刺さりやすく、また切り口が比較的滑らかとなる切り抜き刃について、以下説明する。
図9から図11は、切り抜き刃36の詳細な形状を示す図である。図9は、円筒の切り抜き刃36を側方より見た図である。図10は、切り抜き刃36の円筒側面を展開して示した図である。図11は、切り刃106の一部を拡大して示す図である。
切り抜き刃36は、図10に示される形状の板材を丸めて円筒形に形成される。この板材の厚さは全体として均一であるが、図において下辺に形成されるのこぎり状の切り刃106の縁は、縁に向けて徐々に薄くなっている。切り刃106は、周方向に配列された複数の歯108を有している。歯108は、大部分が同じ大きさ、歯丈を有し、一部がこれらより突出した歯となっている。大部分の歯を通常歯108nと記す。切り刃106は、通常歯108nより歯先が突出した突出歯108hを有する。さらに、切り刃106は、突出量が通常歯108nと突出歯108hの間の値である中間歯108mを有する。切り刃106は、突出歯108hと通常歯108nの2種類の突出量の歯から構成されてもよい。
突出歯108hは、その先端が他の歯108m,108nより突出しており、円筒形の切り抜き刃の周上の少なくとも1箇所に設けられている。突出歯108hは、この切り抜き刃36においては、2箇所に設けられている。より多くの位置に突出歯108hを設けることができる。突出歯108hを設ける位置は、周方向に等間隔とすることができ、2箇所に設ける場合には180°間隔となる。切り抜き刃36において、突出歯108hは、これが設けられている位置に1歯ずつが配置され、全体で2歯が設けられている。突出歯が設けられる位置にそれぞれ2歯以上を配置することもできる。
突出歯108hが設けられた位置の両側に隣接する位置に、中間歯108mが設けられている。この切り抜き刃36において、中間歯108mは、突出歯108hの両脇にそれぞれ1歯が設けられている。中間歯108mの突出量は、通常歯108nと突出歯108hの中央の値とすることができる。また、2以上の中間歯を並べることもできる。例えば、突出歯108hの両側にそれぞれ2歯の中間歯を設けるようにできる。2以上の中間歯を並べる場合、これらの中間歯の突出量を変えることもできる。このとき、突出歯に近い中間歯ほど突出量を大きくするようにできる。
図11に示されるように、切り抜き刃36において、各歯108h,108m,108nの歯先角θh,θm,θnは等しく、歯元の位置も共通であり、歯の配列ピッチを変えることにより、突出量を変えている。突出量の変更の仕方は、これ以外の手法を採用することもできる。例えば、歯の形状は同じで歯元の位置を変えるようにしてもよい。また、歯の配列ピッチを等しくし、歯元の位置を共通として、歯先角を変えて対応してもよい。この場合、通常歯の歯先角θn、中間歯の歯先角θm、突出歯の歯先角θhの順に角度を小さくしていく。
突出歯108hは、粘着テープ12の側縁12aから離れた位置に対応して設けられる。図3に示すように、切り抜き穴38が開けられた後の粘着テープ12は、切り抜き穴の側方の部分(以下、テープ側部110と記す。)でつながっている。粘着テープ12に掛かる張力は、テープ側部110に作用する。したがって、切り抜き穴38の、テープ側部110に隣接する縁に応力が集中する部位があると、そこから裂けて粘着テープ12が切断してしまう場合がある。突出歯108hが当接する位置が、粘着テープの側縁12aに近い位置、つまりテープ側部110に隣接する位置であると、突出歯108hが突き刺さったとき、その穴周囲に応力が集中し、粘着テープ12が切れる可能性がある。この試験管封止装置10においては、突出歯108hが、側縁12aから離れた位置、特に中心線s(図3参照)の位置となるようにしている。
図5から図8および図12から図14を用いて、封止機構66と保持機構44の動作について説明する。図12〜図14は、封止機構66の動作過程を、図5と同様の手法で表した図である。
進退フレーム68は、送りねじ40を介して送りローラ42により進退され、この進退により押圧パッド34および切り抜き刃36が試験管28に対して進退する。図5および図6は、進退フレーム68が後退位置にある待機状態を示している。この待機状態においては、浮動フレーム80は、進退フレーム68に対する移動範囲において進出側の端(図中の下端)に位置している。浮動フレーム80の進退フレーム68に対する位置を、進退上プレート72と浮動上プレート84の間隔で表す。図5においては、この間隔はh1 である。待機位置において、切り抜き刃36の先端、つまり突出歯108h の先端は、押圧パッド34の下面の位置に揃っているか、または上に位置している。また、粘着テープ12は、押圧パッド34および切り抜き刃36と、試験管28の口から離れている。
進退フレーム68を待機位置から進出方向に移動させると、浮動フレーム80も一体に移動する。浮動フレーム80の進出と共に懸架ロッド92の先端のローラ94が斜面96aを下り、懸架ロッド92は内向きに移動する。保持パッド98が、試験管28を保持すると、懸架ロッド92の進出が止まり、浮動フレーム80の進出も止まる。この状態が図12に表されている。
図12は、保持機構44の保持パッド98が試験管28を保持したときの封止機構66の状態を示している。進退フレーム68に対する浮動フレーム80の位置は、図5に示す状態から変化しておらず(h1 )、押圧パッド34および切り抜き刃36が、進退フレーム68の進出分だけ試験管28に近づいている。また、押圧パッド34の進出方向を向いた面(図12において下面)は、粘着テープ12に当接し、粘着テープ12を試験管28に向けて変位させている。封止機構66が図12に示す状態にあるとき、保持機構44は図7および図8に示す状態となっている。保持機構44は、封止対象の試験管と、その前後の試験管の3本を同時に保持し、封止対象の試験官と、他の2本の試験管の間隔を適正に保持する。これにより、後述する切り抜き刃36により粘着テープ12を切り抜く際、切り抜き刃36が隣接する試験管28にぶつかることを防止している。
図12の状態から、送りモータ42を駆動すると、浮動フレーム80は図12の位置を維持したまま、進退フレーム68のみが更に進出する。進退フレーム68の進出によって押圧パッド34は粘着テープ12を押しつつ試験管28に向けて進出する。
図13では、押圧パッド34が試験管28に最初に当接したときの封止機構66の状態を示している。進退フレーム68に対して浮動フレーム80は相対的に後退方向に移動し、両者の間隔はh2(h2<h1)に短縮している。粘着テープ12は、図9の状態に比べて更に変位し、試験管28の口に押圧パッド34により押し付けられている。
さらに、進退フレーム68を進出させると切り抜き刃36は進出するが、押圧パッド34は試験管28に当接しているのでこれ以上進出しない。押圧パッド34を支持する支持ロッド102は、切り抜き刃ホルダ100に対してスライドする。これによって、押圧パッド34が試験管28の口に当接した状態で止まっているのに対し、切り抜き刃36のみが進出する。押圧パッド34は、切り抜き刃36の奥に押し込まれた状態となる。押圧ばね104のばね力により、押圧パッド34が試験管28の口に対して粘着テープ12を押圧する。
一方、切り抜き刃36は、試験管28の口の位置より先に進出し、まず突出歯108hが粘着テープ12に刺さる。粘着テープ12に加わる力は、突出歯108hの先端が当接した部分に集中し、突出歯108hが粘着テープ12に突き刺さる。さらに、切り抜き刃36が進出すると、中間歯108mが粘着テープ12に当接し、突き刺さる。そして、突出歯108hが刺さって開けた孔と、中間歯108mが刺さって開けた孔の間が裂けてつながり、切り込みが形成される。さらにまた、切り抜き刃36が進出すると、通常歯108nが粘着テープ12に当接し、刺さる。このとき、突出歯108hと中間歯108mにけり形成された切り込みを起点として、通常歯108nの並びに沿って粘着テープ12が裂け、円形の切り抜き穴38が切り抜かれる。切り抜かれた円形部分が、試験管28の口を封止する蓋112(図8参照)となる。この状態が図14に示されている。
図14は、進退フレーム68が最も進出した状態を示している。切り抜き刃36の先端部は、試験管28の口の位置を越えて進出し、円筒形状の切り抜き刃36の内側に試験管28の一部が進入した状態となっている。押圧パッド34は、試験管28に当接してそれ以上進出できないので、切り抜き刃36の先端と同じ位置にあった押圧パッド34の下面は、切り抜き刃36の奥へ、c1 だけ変位する。この変位c1 は、切り刃106の根元まで達する変位であり、これにより切り残しなく粘着テープ12を切り抜くことができる。浮動フレーム80は、進退フレーム68に対して更に移動し、その間隔はh3(h3<h2)となっている。
切り抜き刃36に突出歯108hを設けたことにより、切り抜き刃36の粘着テープ12への当接初期に、突出歯108h先端が接した部分に力が集中し、歯が突き刺さりやすくなる。突出歯が108hが突き刺さった位置を起点として切れ目が延び、確実に切り抜くことができる。中間歯108mを設けることにより、突出歯108hが突き刺した孔から延びる切れ目を、順次通常歯108nの位置へと延ばすことができる。突出歯108hを粘着テープの側縁12aから離れた位置に配置することにより、突出歯108hが開けた孔から切れ目が側縁12aに延びて粘着テープ12が切断されてしまうことを抑制する。
10 試験管封止装置、12 粘着テープ、12a (粘着テープの)側縁、18 封止ステーション、28 試験管、34 押圧パッド、36 切り抜き刃、38 切り抜き穴、66 封止機構、106 切り刃、108 歯、108h 突出歯、108m 中間歯、108n 通常歯。

Claims (7)

  1. 分注後、試験管の口を封止する試験管封止装置であって、
    粘着テープを供給するテープ供給装置と、
    供給された粘着テープを試験管の口に押圧する押圧パッドと、
    粘着テープから試験管の口を覆う部分を含む部分を切り抜く筒形状の切り抜き刃と、
    を有し、
    切り抜き刃は、周に沿って並んだ複数の歯を有し、周上の少なくとも一箇所に他の歯より突出した突出歯が設けられている、
    試験管封止装置。
  2. 請求項1に記載の試験管封止装置であって、突出歯は、周上の複数箇所に設けられている、試験管封止装置。
  3. 請求項1または2に記載の試験管封止装置であって、突出歯が設けられた部分に隣接する部分に、突出量が突出歯より小さく、他の歯より大きい中間歯が設けられている、試験管封止装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の試験管封止装置であって、突出歯は、粘着テープの側縁近傍を避けて設けられる、試験管封止装置。
  5. 分注後の試験管の口を封止する封止片を、試験管の口を覆うように供給された粘着テープから切り抜く切り抜き刃であって、
    切り抜き刃は筒形状を有し、さらに周に沿って並んだ複数の歯を有し、周上の少なくとも一箇所に他の歯より突出した突出歯が設けられている、
    切り抜き刃。
  6. 請求項5に記載の切り抜き刃であって、突出歯は、周上の複数箇所に設けられている、切り抜き刃。
  7. 請求項5または6に記載の切り抜き刃であって、突出歯が設けられた部分に隣接する部分に、突出量が突出歯より小さく、他の歯より大きい中間歯が設けられている、切り抜き刃。
JP2013215675A 2013-10-16 2013-10-16 試験管封止装置 Active JP6294630B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013215675A JP6294630B2 (ja) 2013-10-16 2013-10-16 試験管封止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013215675A JP6294630B2 (ja) 2013-10-16 2013-10-16 試験管封止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015078886A true JP2015078886A (ja) 2015-04-23
JP6294630B2 JP6294630B2 (ja) 2018-03-14

Family

ID=53010420

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013215675A Active JP6294630B2 (ja) 2013-10-16 2013-10-16 試験管封止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6294630B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110356661A (zh) * 2018-03-26 2019-10-22 豪夫迈·罗氏有限公司 开封实验室样品容器开口方法,操作实验室样品容器方法,实验室装置和实验室自动化系统

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5130076A (ja) * 1974-09-04 1976-03-13 Kansai Jido Seikeiki Kk Yokikobuonetsushushukuseifuirumunyorikyatsupujonishiirusurusochi
JPH02139305A (ja) * 1988-11-17 1990-05-29 Nittec Co Ltd 容器密封装置
JPH08192489A (ja) * 1995-01-18 1996-07-30 Dainippon Printing Co Ltd 開口部封止用蓋体
JPH1068732A (ja) * 1996-08-27 1998-03-10 Mitsubishi Kagaku B C L:Kk 試験容器の封止装置
JP2001108687A (ja) * 1999-10-05 2001-04-20 Hitachi Ltd 反応装置
JP2004157110A (ja) * 2003-08-01 2004-06-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 液体分注シール装置および液体分注シール方法
JP2005506933A (ja) * 2001-10-19 2005-03-10 モノジェン インコーポレイテッド 検体バイアル封止装置および方法
EP2594496A1 (en) * 2011-11-17 2013-05-22 Cryovac, Inc. Cutter, packaging apparatus and method of cutting a film

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5130076A (ja) * 1974-09-04 1976-03-13 Kansai Jido Seikeiki Kk Yokikobuonetsushushukuseifuirumunyorikyatsupujonishiirusurusochi
JPH02139305A (ja) * 1988-11-17 1990-05-29 Nittec Co Ltd 容器密封装置
JPH08192489A (ja) * 1995-01-18 1996-07-30 Dainippon Printing Co Ltd 開口部封止用蓋体
JPH1068732A (ja) * 1996-08-27 1998-03-10 Mitsubishi Kagaku B C L:Kk 試験容器の封止装置
JP2001108687A (ja) * 1999-10-05 2001-04-20 Hitachi Ltd 反応装置
JP2005506933A (ja) * 2001-10-19 2005-03-10 モノジェン インコーポレイテッド 検体バイアル封止装置および方法
JP2004157110A (ja) * 2003-08-01 2004-06-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 液体分注シール装置および液体分注シール方法
EP2594496A1 (en) * 2011-11-17 2013-05-22 Cryovac, Inc. Cutter, packaging apparatus and method of cutting a film

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110356661A (zh) * 2018-03-26 2019-10-22 豪夫迈·罗氏有限公司 开封实验室样品容器开口方法,操作实验室样品容器方法,实验室装置和实验室自动化系统
JP2019207221A (ja) * 2018-03-26 2019-12-05 エフ ホフマン−ラ ロッシュ アクチェン ゲゼルシャフト 検査室試料容器の開口部を開封するための方法、検査室試料容器を取り扱う方法、検査室装置、および検査室オートメーションシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6294630B2 (ja) 2018-03-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DK2842704T3 (en) Device for punching plastic wrap
CN203699509U (zh) 一种薄膜分切机
EP2233399A1 (en) Horizontal packaging machine including an unwinder with a splicing device for changing reels without stopping the machine, and a band supply unit applicable to said machine
CN105981489B (zh) 拼接装置及拼接方法
CN105398863A (zh) 标签纸切断装置
JP2010023999A (ja) 包装紙接続装置、包装紙接続方法、及び、包装装置
US9889960B2 (en) System and method for applying tubular shrink sleeve material to containers
JP4988453B2 (ja) シート貼付装置及び貼付方法
JP6294630B2 (ja) 試験管封止装置
US20130247514A1 (en) Method and Apparatus for Separating Individual Sealed Tubes from an Array of Tubes Sealed with a Membrane
JP6139233B2 (ja) 試験管封止装置
JP6130258B2 (ja) シート切断装置
JP6273428B2 (ja) 帯状部材形成固定装置
JP2006332571A (ja) 粘着テープ剥離方法、及び、ウエハテープマウンタなどに使用される粘着テープ剥離装置
JPS6214811B2 (ja)
JP5357201B2 (ja) ラベル貼付装置
JP5983712B2 (ja) 包装紙接続装置、包装紙接続方法、及び、包装装置
JP2009149344A (ja) フラットチューブ充填機におけるチューブクランプ
JP4661227B2 (ja) ラベル貼付装置
JP4610293B2 (ja) 縦型多列自動充填包装機におけるカッター装置
US1085077A (en) Feeding and cutting device for label-strips.
JP6433961B2 (ja) テープ片貼付装置
JP2008207836A (ja) ラベル貼付装置
JP4860683B2 (ja) 包装用容器の封緘装置
CN112572887B (zh) 一种围巾包装机用进料装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20160523

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160902

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170905

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171023

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6294630

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150