JP2015078850A - パルス信号検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】多様なパルス幅のパルス信号を高感度で検出するパルス信号検出装置を得る。
【解決手段】パルス信号を含む受信信号をサンプリングし、デジタル受信信号に変換するAD変換部と、前記デジタル受信信号から、小区間毎に前記デジタル受信信号の周波数成分を算出するフーリエ変換部と、前記周波数成分の強度を、連続する前記小区間によりなる複数の積分区間について積分した、複数の積分信号を算出する積分処理部と、前記複数の積分信号を、所定の誤警報確率を得るために必要な、前記積分信号の強度と前記周波数成分に含まれる背景雑音強度との比で除算した、複数の規格化積分信号を算出する規格化処理部と、前記複数の規格化積分信号を比較し、最大の規格化積分信号を選択する最大信号選択部と、前記最大の規格化積分信号と前記周波数成分の背景雑音強度とを比較する比較部とを備えるようにする。
【選択図】 図2

Description

この発明は、到来する電波を受信し、受信した電波に含まれる、レーダ装置や通信装置などの電波機器が発したパルス信号を検出するパルス信号検出装置に関する。
電波監視に使用されるパルス信号検出装置は、空間に放射されている電波を受信し、受信した電波に含まれている、レーダ装置や通信装置などの電波機器が放射するそれぞれ周波数、パルス幅などの電波諸元の異なる多様なパルス信号を高感度で検出することに使用される。
受信電波に含まれるパルス信号を高感度で検出するため、パルス信号検出装置は、受信した信号を、検出するパルス信号のパルス幅に応じた時間だけ積分することにより、パルス信号のエネルギーを蓄積し、蓄積することにより増幅されたパルス信号のエネルギーを検出する。ところが、レーダ装置や通信装置などの電波機器が放射するパルス信号は、それぞれ放射する装置の種類、モードなどにより多様である。このため、パルス信号検出装置は、これら多様なパルス幅を持つ電波に対してそれぞれのパルス幅に合わせて積分を行ない、検出する電波のエネルギーを蓄積する必要がある。
多様なパルス幅を持つパルス信号を高感度で検出する従来の技術としては、例えば、別途得られるパルス幅に関する情報から、受信信号を積分する時間をパルス幅に合わせて調整し、調整した積分時間で積分した受信信号から高感度でパルス信号を検出する技術がある(例えば、特許文献1)。
特開平11−352213(図1〜図8)
従来のパルス信号検出装置は、上記のように構成されているため、パルス信号を高感度で検出するためには、検出する対象のパルス幅が特定できる必要がある。しかし、電波監視を行なうためには、パルス信号検出装置は多様なレーダ装置や通信装置などがそれぞれのモードで送信する多様なパルス幅のパルス信号を検出するようにする必要があり、検出前に検出する対象のパルス幅を特定することは困難である。このため、上記のような従来パルス信号検出装置を電波監視に適用しようとしても、パルス信号を高感度で検出することは困難であるという課題があった。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたものであり、多様なパルス幅のパルス信号を高感度で検出することができるパルス信号検出装置を得ることを目的とする。
この発明に係るパルス信号検出装置は、パルス信号を含む受信信号を一定のサンプリング間隔でサンプリングし、デジタル受信信号に変換するAD変換部と、前記デジタル受信信号を一定の時間長の小区間毎に分割し、前記小区間毎に前記デジタル受信信号の周波数成分を算出するフーリエ変換部と、前記デジタル受信信号の前記周波数成分の強度を、連続する前記小区間の連続数を順次増加させて設定した複数の積分区間について積分した、複数の積分信号を算出する積分処理部と、前記複数の積分信号を、所定の誤警報確率を得るために必要な、前記積分信号の強度と前記周波数成分に含まれる背景雑音強度との比で除算した、複数の規格化積分信号を算出する規格化処理部と、前記複数の規格化積分信号を比較し、最大の規格化積分信号を選択する最大信号選択部と、前記最大の規格化積分信号と前記周波数成分の背景雑音強度とを比較する比較部とを備えるようにしたものである。
本発明によれば、連続する小区間の連続数を順次増加させて設定した複数の積分区間についてデジタル受信信号の周波数成分を積分した複数の積分信号により信号の検出を行なうため、多様なパルス幅のパルス信号を高感度で検出することができる。
この発明の実施の形態1に係るパルス信号検出装置の構成例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係るパルス信号検出装置の細部の構成の例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2に係るパルス信号検出装置の構成例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2に係るパルス信号検出装置の細部の構成の例を示すブロック図である。 パルス信号検出装置における積分処理の原理を示す図である。 この発明の実施の形態1に係るパルス信号検出装置の信号処理の概念を表す図である。 この発明の実施の形態1に係るパルス信号検出装置の信号処理の概念を表す図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るパルス信号検出装置の構成例を表すブロック図である。図1において、パルス信号検出装置は、アンテナ1、周波数変換部2、AD変換部3、フーリエ変換部4、積分処理部5、規格化処理部6、最大値選択部7、背景雑音検出部8および、比較部9を備える。
アンテナ1は、レーダ装置や通信装置などの電波機器が放射するパルス信号による電波を含む、空中の電波を受信し、周波数変換部2に出力する。周波数変換部2は、アンテナ1で受信した電波を、AD変換部3以降で処理可能な中間周波数の受信信号に変換する。AD変換部3は、周波数変換部2が変換した受信信号を一定の間隔でサンプリングしてデジタル信号の形式に変換する。この、デジタル信号の形式に変換された受信信号を、デジタル受信信号と呼ぶ。
フーリエ変換部4は、AD変換部が変換したデジタル信号を、一定の時間長の小区間毎に分割し、小区間毎にデジタル信号に対してFFT(Fast Fourier Transform)演算を行なうことにより、デジタル受信信号に含まれる周波数成分を小区間毎に算出する。例えば、小区間をT、T、・・・Tn−1とすると、フーリエ変換部4は、各小区間での周波数成分S(T)、S(T)、・・・S(Tn−1)を算出する。ここで、添え字kは、S(T)などが、フーリエ変換部4が算出するk番目の周波数成分であることを表す。
積分処理部5は、フーリエ変換部4が算出した周波数成分の内の、検出対象とするレーダ装置や通信装置などの電波機器が放射するパルス信号が含まれる周波数成分について、パルス信号検出のために連続する前記小区間の連続数を順次増加させて設定した複数の積分区間について周波数成分S(T)の強度を積分し、複数の積分区間に対応した、複数の積分信号を算出する。
規格化処理部6は、積分処理部5が算出した複数の積分信号によりパルス信号を検出する場合、このパルス信号検出装置の仕様で要求されている積分信号と積分信号を算出した周波数成分の背景雑音との比で除算を行ない、複数の規格化積分信号を算出する。最大値選択部7は、規格化処理部が算出した複数の規格化積分信号から、最大の規格化積分信号を選択する。最大値選択部7で選択された最大の規格化信号は、比較部9で背景雑音検出部8が検出する、最大の規格化信号が算出された周波数成分S(T)に含まれる背景雑音と比較され、パルス信号が検出される。
図5は、パルス信号検出装置における、信号処理の原理を示す図である。図5(a)は、検出の対象であるパルス信号を含んだ受信信号、図5(b)は、パルス信号を含んだ受信信号の信号強度であり、図5(a)で示す信号の値を2乗計算することにより算出される。図5(c)は、図5(b)で示した受信信号の信号強度を、様々な時間長の積分時間Lで積分した積分信号により得られる効果、図5(d)は、積分信号によるパルス信号検出の概念を示す。
一般に、背景雑音は、その強度が実際には確率分布として分布する。このため、背景雑音が重畳した受信信号からパルス信号を検出するパルス信号検出装置では、背景雑音の強度がパルス信号の強度を超えて誤検出される誤警報確率の上限値が定められ、この定められた誤警報確率の上限値を満足する強度のパルス信号が検出される。なお、今後の議論では、背景雑音の強度は、単位時間の平均的な強度(σ)に対して決まった分布となるため、以降、単に背景雑音の強度と表現するときは、単位時間の背景雑音の平均的な強度(σ)を意味する。
図5(b)で示すパルス信号を含んだ受信信号を、図5(b)中のA、B、Cなどで示す積分時間Lで積分するときの、積分信号の強度を図5(c)に示す。検出対象であるパルス信号を含むA、Bなどの積分時間では、積分時間の長さに比例してパルス信号の強度が積み上がる。また、積分時間Lがパルス幅(Bの時間に相当)を超えると、パルス信号が存在しないため、積分信号の強度は増加しない。これに対し、背景雑音に関しては、その強度および分布の幅は、積分時間Lが長くなっても、パルス信号ほど積み上がらないが、積分時間Lがパルス信号のパルス幅を超えても、増加し続ける。このため、定められた誤警報確率の上限値を満足しながらパルス信号を検出できる積分信号の強度は、図5(c)の様になる。
他方、図5(c)に示す積分信号に含まれる、積分時間Lで積分された背景雑音の、強度Vについての分布は、背景雑音の単位時間の平均的な強度(σ)を積み上げたものであるため、分布の確率密度関数をfとすると、式(1)の様に表すことができる。
Figure 2015078850
強度Vの信号をパルス信号として検出するとした場合、誤警報確率は、背景雑音が強度Vを超える確率である。確率密度関数fの累積分布関数をFとすると、式(2)の様になる。
Figure 2015078850
これより、誤警報確率pは、検出するパルス信号の強度Vと背景雑音の単位時間の平均的な強度(σ)との関係が式(2)により定義される。この式を整理し、検出するパルス信号の強度Vは、誤警報確率pに対して、式(3)の様に表すことができる。
Figure 2015078850
背景雑音に関しては、その強度および分布の幅は、積分時間Lが長くなっても、パルス信号ほど積み上がらないが、積分時間Lがパルス信号のパルス幅を超えても、増加し続ける。このため、式(3)で示す、誤警報確率がp以下となる積分信号の検出レベルVは、図5(c)の様になる。
積分信号の強度と、誤警報確率がp以下となる積分信号の検出レベルが図5(c)の様な関係であれば、積分時間Lが、図5(c)に示したDとEの間であるとき、積分信号は、式(5)の関係を満足し、パルス信号の検出は可能である。
Figure 2015078850
図5(c)に示した原理で受信信号に含まれるパルス信号を検出する場合、積分信号について、積分時間(L)を変化させ、その都度式(3)のVと比較しても良いが、以下のようにして、さらに簡単な方法でパルス信号を検出することができる。式(4)に示した、パルス信号検出の条件は、式(3)との関係から、パルス信号が検出できるための条件は、式(5)のようにも表現できる。
Figure 2015078850
図5(d)は、式(5)を示したものであり、式(5)の関係を使用すれば、図5(d)のGに示す、積分信号/F−1の最大値と背景雑音の強度σとを比較し、積分信号/F−1の最大値が背景雑音の強度σを越えていることのみにより、パルス信号の検出を行なうことができる。
図6および図7は、本発明の実施の形態1に係るパルス信号検出装置が、図5の原理を用いて信号処理の概念を示す図である。本発明の実施の形態1に係るパルス信号検出装置では、受信信号をデジタル信号に変換したデジタル受信信号を、周波数成分に分解し、分解した周波数成分についてパルス信号を検出する。分解した周波数成分についてパルス信号を検出する場合、周波数成分は、フーリエ変換を行なう小区間毎に得られること、背景雑音としては、受信信号の背景雑音の内の当該の周波数成分に含まれるものが対象になること以外は、図5に示した原理と同様である。
図6(a)は、検出の対象であるパルス信号を含んだ受信信号であり、図5(a)で示した信号と同じである。図6(b)は、パルス信号を含んだ受信信号の信号強度であり、図6(a)で示すデジタル受信信号の値を2乗計算することにより算出される。図6(a)のデジタル受信信号に対して、フーリエ変換部4は、図6のT、T、・・・Tn−1で示す小区間についてFFT演算を行ない、複数の周波数成分に分解する。図6(c)は、フーリエ変換部4で分解された複数の周波数成分の内、図6(a)に「1/周波数」で示す周波数に該当する周波数成分の強度を示す。
フーリエ変換部4は、それぞれの小区間について周波数成分S(T)、S(T)、・・・S(Tn−1)(但し、Tは、T、T、・・・Tn−1のいずれか)を算出する。また、パルス信号に該当する周波数成分をmとすると、図6(c)は、S(T)、S(T)、・・・S(Tn−1)であり、パルス検出装置は、フーリエ変換部4が算出した複数の周波数成分の中から、この小区間T、T、・・・Tn−1毎の周波数成分信号S(T)、S(T)、・・・S(Tn−1)を抽出し、抽出した周波数成分によりパルス検出を行なう。
検出対象とするパルス信号のパルス幅に比べて小区間T、T、・・・Tn−1が短い場合、抽出したデジタル受信信号の周波数成分S(T)、S(T)、・・・S(Tn−1)の強度は小さく、この周波数成分のみの強度で、積分を行なわずに高感度でパルス信号の検出を行なうことは困難である。このため、図6(c)に示す様に、例として積分区間1、積分区間2、・・・積分区間nの様に、連続する積分区間の連続数を1、2、3、・・・nと順次増加させて設定したn個の異なる積分区間でそれぞれ、デジタル受信信号の抽出した周波数成分の強度を積分する。図6(b)では、積分区間1をT、積分区間2をT+T、・・・積分区間nをT+T+T、・・・+Tn−1とした例を示す。また、各周波数成分の強度は、具体的には、抽出した周波数成分の2乗積分|S(T)|により算出される。このため、積分処理部5がそれぞれの積分区間(積分区間iとする)でデジタル受信信号の抽出した周波数成分の強度を積分した結果の積分信号Q(積分区間i)は、式(6)のようになる。
Figure 2015078850
図7(a)は、図5(c)のように、積分信号と、積分信号によるパルス信号を検出する際に、誤警報確率p以下であることを満足する積分信号の値であるF−1(p)・σを表したものである。ここで、積分信号は、抽出した周波数成分の強度を積分した結果の積分信号Q(積分区間i)である。異なる複数の積分区間でデジタル受信信号の周波数成分の強度を積分した積分信号を算出すると、積分信号の強度は、積分区間の長さが、検出するパルスのパルス幅以下である場合は、積分区間が長くなるに従い増大し、積分区間iの様に、パルス幅と積分時間が一致するまで増大する。さらに、積分時間がパルス幅より長い場合は、積分時間のパルス幅より長い部分において、パルス信号は積み上がらず、積分信号の強度は増加しない。
積分信号で積分される背景雑音については、抽出された周波数成分S(T)の背景雑音は、一般に複素数の形式で表され、背景雑音の実部をn(T)、虚部をn(T)として、式(7)の様に表される。なお、式(7)において、σは、周波数成分S(T)の雑音の分散を表す。
Figure 2015078850
積分処理部5では、周波数成分S(T)を式(6)の様に積分し、それぞれの積分信号Q(積分区間n)を算出する。ここで、抽出した周波数成分S(T)の背景雑音が式(7)の様に表されるため、抽出した周波数成分の積分信号Q(積分区間i)の背景雑音の電力値をxとすると、xの分布は、式(8)で表すように、2i個の正規分布の2乗和となるため、自由度2nのχ分布で表現できる。
Figure 2015078850
つまり、Q(積分区間n)の背景雑音は、その分布が確率分布(χ)に従い、その電力は、周波数成分S(T)の背景雑音の平均電力σ に比例する。
このため、検出する積分信号Q(積分区間i)の信号強度をVmi0とすると、背景雑音による誤警報確率は、式(8)で与えられる積分信号Q(積分区間n)の背景雑音がVを超える確率、つまり、χ2(x、2i)で表されるxがVmi0/σ を超える確率である。このため、誤警報確率pは、式(9)の様に表される。
Figure 2015078850
このことから、パルス信号検出装置に要求される誤警報率pが規定されると、それぞれの積分信号Q(積分区間i)で誤警報率p以下であるために必要な信号検出の強度Vは、自由度2iのχ分布の累積確率分布関数F−1により、式(10)の様に表される。また、信号検出に必要な強度Vmn(=F−1(p、2i)・σ )は、図6(a)に示すとおり、積分区間が長くなるに従い、パルス信号よりゆっくりと増加するが、積分区間の長さが検出対象のパルス信号のパルス幅以上となっても増大し続ける。
Figure 2015078850
以上より、積分処理部5で、抽出した周波数成分S(T)の強度を積分区間1、積分区間2、・・・積分区間nのn個の異なる積分区間で積分して得られた積分信号により、規定された誤警報確率p以下となる条件でパルス信号の検出を行なうためには、積分信号Q(積分区間n)をそれぞれ積分信号Q(積分区間n)に対応した、式(10)で示されるVmnと比較し、図7(a)で示す積分区間i−1、i、i+1の様に、いずれかのQ(積分区間n)の値がVmnを超えることにより検出すればよい。
ここで、図5と同様に、パルス信号の検出に関する比較処理を効率化する。複数の積分信号Q(積分区間i)について、式(11)のように、所定の誤警報確率を得るために必要な積分信号の信号強度と抽出した周波数成分に含まれる背景雑音の強度信号強度との比(Vmi0/σ )で除算し、規格化積分信号を算出する。図7(b)に規格化積分信号を示すが、規格化積分信号については、パルス信号検出の条件は、式(12)の様になる。
Figure 2015078850
Figure 2015078850
このため、図7(b)で示すように、式(11)で示す規格化積分信号の最大値である最大の規格化信号を選択し、最大の規格化積分信号が式(12)の条件を満足することにより、パルス信号を検出すればよい。
図2は、この発明の実施の形態1に係るパルス信号検出装置の細部の構成の例を示すブロック図であり、図1に示した積分処理部5、規格化処理部6、最大信号選択部7、背景雑音検出部8、表示部9の構成の詳細を示すものである。図2に示したパルス信号検出装置は、図5ないし図7に示した原理により、受信信号に含まれるパルス信号を検出する。
図2において、積分処理部5は、フーリエ変換部4から、検出する対象のパルス信号の周波数に該当する受信信号のm番目の周波数成分S(T)を抽出し小区間T毎に取得して記憶するメモリ51と、メモリ51に記憶した小区間T毎の周波数成分S(T)の強度を、連続する小区間の連続数を順次増加させて設定した複数の積分区間について積分した、抽出した周波数成分の複数の積分信号Qを算出する積分演算部52とを備えている。図2の構成において、積分処理部5、規格化処理部6、最大信号選択部7、背景雑音検出部8は、それぞれ、抽出した周波数成分S(T)について、処理を行う。
積分処理部5は、フーリエ変換部4から、小区間T、T、・・・Tn−1毎のデジタル受信信号の抽出したm番目の周波数成分の周波数成分を取得し、メモリ51に記憶する。積分演算部52は、メモリ51に記憶している、小区間T毎の一の周波数成分S(T)の強度を、図6で示した積分区間1〜積分区間nの各積分区間について、式(6)で示した積分を行い、それぞれ抽出した周波数成分についての積分信号Q(積分区間1)、Q(積分区間2)、・・・Q(積分区間n)を算出する。このため、積分演算部52の積分区間の最長のものが積分区間n(T+T+T、・・・+Tn−1)である場合、メモリ51は、抽出した周波数成分S(T)を、常に最新のものから連続するn個の小区間について記憶する。
また、図2において、規格化処理部6は、その除算部61において、積分処理部5の積分演算部52が算出した、抽出したm番目の周波数成分の複数の積分信号Q(積分区間1)、Q(積分区間2)、・・・Q(積分区間n)を、それぞれ、背景雑音による誤警報確率pの規定から式(10)で算出される信号検出の閾値と背景雑音強度との比(Vi0/σ =F−1(p、2i))で規格化し、式(11)で示す規格化積分信号を算出する。最大信号選択部7は、規格化処理部6の除算部61が算出したそれぞれの規格化積分信号の最大値を選択し、式(11)で示す最大の規格化信号を算出する。
背景雑音検出部8は、σ測定部81により、抽出した周波数成分S(T)の背景雑音の強度σ を測定し、比較部9に出力する。比較部9は、抽出した周波数成分における最大の規格化積分信号と背景雑音の強度σ を比較し、式(12)に示す条件を満足することによりパルス信号を検出する。
なお、図1に示すパルス信号検出装置では、周波数成分S(T)の背景雑音を背景雑音検出部8により検出する構成としたが、背景雑音があまり変化しない場合は、特に背景雑音検出部8を設けず、事前にパルス信号検出装置について測定した背景雑音をメモリ等に記憶し、表示部9に提供する構成としても良い。
また、図1に示すパルス信号検出装置では、アンテナ1で受信した電波を、周波数変換部2により、AD変換部3以降で処理可能な中間周波数の受信信号に変換する構成としたが、アンテナ1で受信した電波がAD変換部3以降で処理可能な中間周波数と同等の周波数である場合、周波数変換部2は省略することができる。
また、図1に示すパルス信号検出装置では、抽出した周波数成分における最大の規格化積分信号と背景雑音の強度σ を比較し式(12)により受信信号に含まれるパルス信号を検出するが、検出の方法としては、比較結果により自動で検出する構成でも良いし、最大の規格化積分信号と背景雑音の強度σ とを比較表示し、画像判定などにより検出を行なう構成としても良い。
以上のように、本発明の実施の形態1に係るパルス信号検出装置では、異なる長さの複数の積分区間についてデジタル受信信号の強度を積分した積分信号を、背景雑音による誤警報確率の規定から算出される信号検出の閾値と背景雑音強度との比で規格化し、その規格化した積分信号の最大値により受信信号に含まれるパルス信号の検出を行なうため、多様なパルス幅のパルス信号の検出や、パルス幅が未知であるパルス信号も高感度で検出できるという効果がある。また、積分信号は、累積確率分布関数F−1により規格化されるため、パルス信号を検出するための信号を算出する、積分処理部5、規格化処理部6、最大信号選択部7の処理では、背景雑音の強度σ に無関係に処理を行えるため、受背景雑音が変化する場合についても、正確にパルス信号の検出を行なうことができる。
実施の形態2.
実施の形態1においては、検出対象とするパルス信号が含まれる受信信号の周波数成分S(T)が既知の場合について検出する構成を示したが、実施の形態2に係るパルス信号検出装置は、検出対象とするパルス信号が未知である場合や、広い周波数範囲に分散して存在する場合についてもパルス信号の検出が可能とするものである。
図3は、本発明の実施の形態2におけるパルス信号検出装置の構成例を表すブロック図である。図3において、パルス信号検出装置は、アンテナ1、周波数変換部2、AD変換部3、フーリエ変換部4、積分処理部15、規格化処理部16、最大値選択部17、背景雑音検出部18および、比較部9を備える。なお、図3において、アンテナ1、周波数変換部2、AD変換部3、フーリエ変換部4は、図1に示したものと同等の構成品である。
アンテナ1は、レーダ装置や通信装置などの電波機器が放射するパルス信号による電波を含む、空中の電波を受信し、周波数変換部2に出力する。周波数変換部2は、アンテナ1で受信した電波を、AD変換部3以降で処理可能な中間周波数の受信信号に変換する。AD変換部3は、周波数変換部2が変換した受信信号を一定の間隔でサンプリングしてデジタル信号の形式のデジタル受信信号に変換する。
図4は、この発明の実施の形態2に係るパルス信号検出装置の細部の構成の例を示すブロック図であり、図3に示した積分処理部15、規格化処理部16、最大信号選択部17、背景雑音検出部18、比較部9の構成の詳細を示すものである。図4に示したパルス信号検出装置は、図5ないし図7に示した原理により、受信信号に含まれるパルス信号を検出する。
図4に示すこの発明の実施の形態2に係るパルス信号検出装置は、検出対象とするパルス信号が未知である場合や、広い周波数範囲に分散して存在する場合についてもパルス信号の検出を行なうため、積分処理部15、規格化処理部16、最大信号選択部17、背景雑音検出部18は、それぞれ、積分処理部5、規格化処理部6、最大信号選択部7、背景雑音検出部8と同様の処理をフーリエ変換部4が算出するデジタル受信信号の複数の周波数成分について行い、表示部9は、複数の周波数成分1〜kについて最大の規格化積分信号と最大の規格化積分信号該当の周波数成分の背景雑音の強度σを比較表示し、式(6)によりパルス信号を検出することを可能にする。
図4において、積分処理部15は、フーリエ変換部4から受信信号の複数の周波数成分S(T)、S(T)・・・S(T)をそれぞれ小区間T毎に取得して記憶する、それぞれが周波数成分に対応したメモリ51a、51b、・・・51kを備えている。メモリ51a、51b、・・・51kは、それぞれ図2に示すメモリ51と同等のものであり、積分区間1、積分区間2、・・・積分区間nに属する小区間について、周波数成分S(T)、S(T)・・・S(Tn−1)、S(T)、S(T)・・・S(Tn−1)、・・・、S(T)、S(T)・・・S(Tn−1)をそれぞれ記憶する。
積分処理部15は、メモリ51aに記憶した小区間T毎の周波数成分S(T)の強度を、小区間を異なる長さ連続させた複数の積分区間について積分した、複数の積分信号Q(積分区間1)、Q(積分区間2)、・・・Q(積分区間n)を算出する積分演算部52aを備えている。また、同様に、それぞれの周波数成分に対応して、メモリ51bに記憶した小区間T毎の周波数成分S(T)の強度を、小区間を異なる長さ連続させた複数の積分区間について積分した、複数の積分信号Q(積分区間1)、Q(積分区間2)、・・・Q(積分区間n)を算出する積分演算部52b、・・・、メモリ51kに記憶した小区間T毎の周波数成分S(T)の強度を、小区間を異なる長さ連続させた複数の積分区間について積分した、複数の積分信号Q(積分区間1)、Q(積分区間2)、・・・Q(積分区間n)を算出する積分演算部52kを備えている。なお、積分演算部52a、52b、・・・52kで算出するそれぞれの積分信号Q、Q・・・Qは、複数の周波数成分S(T)、S(T)・・・S(T)について、それぞれ式(8)で示す積分計算を実施した、積分信号である。
また、図4において、規格化処理部16は、それぞれがフーリエ変換部4が算出する周波数成分に対応した、複数の除算部61a、61b・・・61kを有する。複数の除算部61a、61b・・・61kは、それぞれ、図2における除算部61と同等のものである。除算部61aは、積分処理部15の積分演算部52a、52b、・・・52kが算出した複数の積分信号Q、Q、・・・Qを、それぞれ、背景雑音による誤警報確率pの規定から式(10)で算出される、信号検出に必要な積分信号の強度と背景雑音強度との比(Vi0/σ =F−1(p、2i))で規格化し、式(11)で示す規格化積分信号を算出する。最大信号選択部7は、規格化処理部6の除算部61が算出したそれぞれの規格化積分信号の最大値を選択し、最大の規格化信号を算出する。
背景雑音検出部18は、σ 測定部81a、σ 測定部81b、・・・、σ 測定部81kにより、それぞれの周波数成分について、各周波数成分S(T)、S(T)、・・・S(T)の背景雑音の強度σ 、σ 、・・・σ を測定し、比較部9に出力する。比較部9は、それぞれの周波数成分について、最大の規格化積分信号と背景雑音の強度σ を比較し、式(12)によりパルス信号を検出する。
なお、図3に示すパルス信号検出装置では、それぞれの周波数成分における最大の規格化積分信号と背景雑音の強度を比較部9で比較することにより受信信号に含まれるパルス信号を検出するが、検出の方法としては、比較結果により自動で検出する構成でも良いし、最大の規格化積分信号と背景雑音の強度とを比較表示し、画像判定などにより検出を行なう構成としても良い。
以上のように、実施の形態2に係るパルス信号検出装置では、デジタル受信信号の各周波数成分を、それぞれ異なる長さの複数の積分区間についてデジタル受信信号の強度を積分した積分信号を、背景雑音による誤警報確率の規定から算出される信号検出の閾値と背景雑音強度との比で規格化し、その規格化した積分信号の最大値により受信信号に含まれるパルス信号の検出を行なうため、実施の形態1の効果に加え、多様な周波数幅のパルス信号の検出や、周波数が未知であるパルス信号も高感度で検出できるという効果がある。
1 アンテナ
2 周波数変換部
3 AD変換部
4 フーリエ変換部
5、15 積分処理部
6、16 規格化処理部
7、17 最大値選択部
8、18 背景雑音検出部
9 比較部

Claims (3)

  1. パルス信号を含む受信信号を一定のサンプリング間隔でサンプリングし、デジタル受信信号に変換するAD変換部と、前記デジタル受信信号を一定の時間長の小区間毎に分割し、前記小区間毎に前記デジタル受信信号の周波数成分を算出するフーリエ変換部と、前記デジタル受信信号の前記周波数成分の強度を、連続する前記小区間の連続数を順次増加させて設定した複数の積分区間について積分した、複数の積分信号を算出する積分処理部と、前記複数の積分信号を、所定の誤警報確率を得るために必要な、前記積分信号の強度と前記周波数成分に含まれる背景雑音強度との比で除算した、複数の規格化積分信号を算出する規格化処理部と、前記複数の規格化積分信号を比較し、最大の規格化積分信号を選択する最大信号選択部と、前記最大の規格化積分信号と前記周波数成分の背景雑音強度とを比較する比較部とを備えたパルス信号検出装置。
  2. 前記積分処理部は、前記デジタル受信信号の複数の周波数成分から抽出した周波数成分の前記複数の積分信号を算出することを特徴とする請求項1に記載のパルス信号検出装置。
  3. 前記積分処理部は、前記デジタル受信信号の複数の周波数成分の各々についての前記複数の積分信号を算出することを特徴とする請求項1に記載のパルス信号検出装置。
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