JP2015078821A - 熱交換器用の偏平チューブおよび、その製造方法 - Google Patents
熱交換器用の偏平チューブおよび、その製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015078821A JP2015078821A JP2013217822A JP2013217822A JP2015078821A JP 2015078821 A JP2015078821 A JP 2015078821A JP 2013217822 A JP2013217822 A JP 2013217822A JP 2013217822 A JP2013217822 A JP 2013217822A JP 2015078821 A JP2015078821 A JP 2015078821A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal plate
- groove
- flat tube
- recess
- flat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 12
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims abstract description 41
- 238000005219 brazing Methods 0.000 claims abstract description 38
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 33
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 65
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 65
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 3
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 claims description 3
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 2
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 abstract description 5
- 238000000576 coating method Methods 0.000 abstract description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 8
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 5
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000010405 anode material Substances 0.000 description 2
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 2
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 2
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 239000000945 filler Substances 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
Images
Abstract
【解決手段】 仕切部3の頂部4にその全長に渡ってろう材保持用の溝状凹陥部5を形成し、その溝状凹陥部5の底部に定間隔に複数のスリット6を互いに離間して貫通する。そして、偏平チューブの外面側に被覆又は塗布されたろう材をスリット6を介して溝状凹陥部5に流入させ、そのろう材により仕切部3と偏平チューブ内面とを全長に渡ってろう付け固定する。
【選択図】 図6
Description
その凸条は、条材の幅方向中央部に折り返し曲折部を形成し、その頂部に定間隔にスリットを形成したものである。
そして、炉内で外面のろう材を溶融させ、そのスリットから頂部にろう材を浸透させ、その条材の頂部と偏平チューブ内面とを一体にろう付け固定したものである。
そこで、本発明は係る問題点を取り除くことを課題とする。
前記仕切部(3)は金属板をいずれか一方の前記平坦面(2)から他方の平坦面(2)に向けて折返し曲折したものからなり、
その仕切部(3)の頂部(4)に溝状に連続して凹陥されたろう材保持用の溝状凹陥部(5)が形成され、
その溝状凹陥部(5)に前記金属板を貫通する複数のスリット(6)が互いに離間して配置され、
加熱により、前記外面側のろう材(1)がスリット(6)を介して溝状凹陥部(5)の全長に導かれると共に、その溝状凹陥部のろう材により前記平坦部(2)と仕切部(3)とが全長に渡り一体にろう付け固定される熱交換器用の偏平チューブである。
偏平チューブは、対向する第1金属板(7)と第2金属板(8)とがそれらの幅方向の両端部で互いに接続されてなり、第1金属板(7)および第2金属板(8)にそれぞれ、予め対向側に仕切部(3)が形成されたことを特徴とする熱交換器用の偏平チューブである。
平坦な状態の金属板に予め前記溝状凹陥部(5)を形成する工程と、
次いで、その溝状凹陥部(5)の底に複数のスリット(6)を貫通させる工程と、
その溝状凹陥部(5)が頂部となるように、金属板を直角に立ち上げると共に、それを折り返して、前記仕切部(3)を形成する工程と、
次いで、金属板の幅方向両端部を曲折して偏平チューブを成形する工程と、
を具備する熱交換器用の偏平チューブ製造方法である。
その溝状凹陥部5は、仕切部3の全長に渡って形成されているから、そこに、くまなく溶融したろう材が導かれる。そのため、仕切部3の頂部4と平坦面2とがその全長に渡り、確実にろう付け固定され、強度の高い偏平チューブとなる。また、ろう付けが確実に行われるから、ろう材の被覆量、または塗布量を少なくして経済的な偏平チューブを安価に提供できる。さらには、ろう付けにフラックスを使用する場合には、その量を少なくして、ろう付け後のフラックスの残渣を可及的に少なくでき、耐腐食性を向上できる。
請求項2に記載の発明のように、偏平チューブを、対向する第1金属板(7)と第2金属板(8)の接続体で形成し、各金属板(7) (8)にそれぞれ仕切部(3)を形成した場合には、加工が容易で、精度の高い偏平チューブを提供できる。
このような手順で製造することにより、精度の高い偏平チューブを、容易に量産できる。
この実施例は、図1及び図2に示す如く、一対の第1金属板7と第2金属板8の締結体からなる。各第1金属板7、第2金属板8は図7に示す如く、アルミニウム製の母材13の外面側にアルミニウム合金のろう材1が被覆され、その内面側にアルミニウム合金の犠牲陽極材14が被覆されたものである。それぞれの第1金属板7、第2金属板8は、その幅方向中間位置で、仕切部3が偏平チューブの長手方向に一体に延在されている。
この仕切部3は、各第1金属板7、第2金属板8の幅方向中間部を偏平チューブの高さ分、折り返したものである。この例では、両金属板にそれぞれ一つの仕切部3を形成したが、それに替えて、いずれか一方の金属板に一つの仕切部3を形成しても、或いは一方または両方に多数の仕切部3を形成してもよい。この例では、第1金属板7には上側に仕切部3を凸設し、第2金属板8には下側に仕切部3を凸設している。
第2金属板8の内側湾曲部10が第1金属板7の外側湾曲部9内に嵌着し、第2金属板8の外側湾曲部9が第1金属板7の内側湾曲部10に嵌着される。なお、各内側湾曲部10は金属板の板厚分外側湾曲部9に対して曲率半径を小としたものであり、その嵌着の境目に段付き部11が形成されている。
そして、仕切部3の頂部に溝状凹陥部5がその長手方向の全長に形成され、その溝状凹陥部5の底に定間隔にスリット6が設けられている。このスリット6は各金属板を貫通する。このような第1金属板7、第2金属板8はその幅方向両端部で互いに締結されて図2に示す偏平チューブ17を形成する。
次に、本発明の仕切部3の製造工程につき、図3〜図6に基づき述べる。
まず、第1金属板7、第2金属板8が平坦な状態で、その仕切部3の位置にローラー又はプレスにより一直線上の溝状凹陥部5を形成する。次いで、図4に示す如く、溝状凹陥部5の底に定間隔に多数のスリット6を貫通させる。
その一つの方法として、図5に示す如く、外周に刃を有するスリット形成歯車15と溝部を有する受け歯車16とを噛み合わせ、溝状凹陥部5の位置で多数のスリット6を形成する。次いで、図6に示すように金属板の幅方向中間部に仕切部3を折り返し曲折し、その頂部に溝状凹陥部5が位置するようにする。このような仕切部3を形成するには、その準備段階として、先ず金属板をV字状に曲折形成し、次いで、そのV字の開口側の空間がなくなるように圧着して図6の状態にする。
このような偏平チューブ17の外面には通常図示しない、フィンが接触固定され、フィンと偏平チューブ17とを組み立てた状態で、その組立て体が炉内に挿入され、各部が一体的にろう付け固定される。この時、第1金属板7、第2金属板8の外面側のろう材1がスリット6を介して溝状凹陥部5に浸入し、溝状凹陥部5に沿ってその全長に保持される。そのろう材は、仕切部3と平坦面2との間をその全長に渡って均一にろう付けし、そこにろうフィレット12が形成される。偏平チューブの外面側は、図示しないフィンと一体にろう付けされる。
前記実施例は、一対の第1金属板7、第2金属板8により偏平チューブ17を形成したが、一枚の金属プレートを曲折して、その中間部に1以上の仕切部3を形成してもよい。
また、上記実施例では金属板の外面にろう材をクラッドしたが、それに替えてろう材を塗布したものであってもよい。
2 平坦面
3 仕切部
4 頂部
5 溝状凹陥部
6 スリット
7 第1金属板
8 第2金属板
9 外側湾曲部
11 段付き部
12 ろうフィレット
13 母材
14 犠牲陽極材
15 スリット形成歯車
16 受け歯車
17 偏平チューブ
Claims (3)
- 外面側にのみろう材(1)が被覆または塗布された金属板を成形して、対向する一対の平坦面(2)が形成され、その幅方向の中間位置で、一以上の仕切部(3)が長手方向に延在されてなる熱交換器用の偏平チューブにおいて、
前記仕切部(3)は金属板をいずれか一方の前記平坦面(2)から他方の平坦面(2)に向けて折返し曲折したものからなり、
その仕切部(3)の頂部(4)に溝状に連続して凹陥されたろう材保持用の溝状凹陥部(5)が形成され、
その溝状凹陥部(5)に前記金属板を貫通する複数のスリット(6)が互いに離間して配置され、
加熱により、前記外面側のろう材(1)がスリット(6)を介して溝状凹陥部(5)の全長に導かれると共に、その溝状凹陥部のろう材により前記平坦部(2)と仕切部(3)とが全長に渡り一体にろう付固定される熱交換器用の偏平チューブ。 - 請求項1に記載の熱交換器用の偏平チューブにおいて、
偏平チューブは、対向する第1金属板(7)と第2金属板(8)とがそれらの幅方向の両端部で互いに接続されてなり、第1金属板(7)および第2金属板(8)にそれぞれ、予め対向側に仕切部(3)が形成されたことを特徴とする熱交換器用の偏平チューブ。 - 請求項1または請求項2に記載の熱交換器用の偏平チューブを製造する方法において、
平坦な状態の金属板に予め前記溝状凹陥部(5)を形成する工程と、
次いで、その溝状凹陥部(5)の底に複数のスリット(6)を貫通させる工程と、
その溝状凹陥部(5)が頂部となるように、金属板を直角に立ち上げると共に、それを折り返して、前記仕切部(3)を形成する工程と、
次いで、金属板の幅方向両端部を曲折して偏平チューブを成形する工程と、
を具備する熱交換器用の偏平チューブ製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013217822A JP6087782B2 (ja) | 2013-10-18 | 2013-10-18 | 熱交換器用の偏平チューブおよび、その製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013217822A JP6087782B2 (ja) | 2013-10-18 | 2013-10-18 | 熱交換器用の偏平チューブおよび、その製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015078821A true JP2015078821A (ja) | 2015-04-23 |
JP6087782B2 JP6087782B2 (ja) | 2017-03-01 |
Family
ID=53010373
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013217822A Active JP6087782B2 (ja) | 2013-10-18 | 2013-10-18 | 熱交換器用の偏平チューブおよび、その製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6087782B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017058065A (ja) * | 2015-09-16 | 2017-03-23 | 株式会社ティラド | 熱交換器用偏平チューブの製造方法及びその方法による偏平チューブ |
WO2021261574A1 (ja) * | 2020-06-26 | 2021-12-30 | 株式会社ティラド | 熱交換器用偏平チューブ |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001050676A (ja) * | 1999-08-05 | 2001-02-23 | Toyo Radiator Co Ltd | 熱交換器用偏平チューブ |
JP2002071286A (ja) * | 2000-08-24 | 2002-03-08 | Toyo Radiator Co Ltd | 熱交換器用偏平チューブおよびその製造方法 |
JP2003287382A (ja) * | 2002-03-27 | 2003-10-10 | Calsonic Kansei Corp | 積層型熱交換器 |
JP2004053128A (ja) * | 2002-07-19 | 2004-02-19 | Oka Kogyo Kk | 熱交換器用扁平チューブ及びその製法 |
-
2013
- 2013-10-18 JP JP2013217822A patent/JP6087782B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001050676A (ja) * | 1999-08-05 | 2001-02-23 | Toyo Radiator Co Ltd | 熱交換器用偏平チューブ |
JP2002071286A (ja) * | 2000-08-24 | 2002-03-08 | Toyo Radiator Co Ltd | 熱交換器用偏平チューブおよびその製造方法 |
JP2003287382A (ja) * | 2002-03-27 | 2003-10-10 | Calsonic Kansei Corp | 積層型熱交換器 |
JP2004053128A (ja) * | 2002-07-19 | 2004-02-19 | Oka Kogyo Kk | 熱交換器用扁平チューブ及びその製法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017058065A (ja) * | 2015-09-16 | 2017-03-23 | 株式会社ティラド | 熱交換器用偏平チューブの製造方法及びその方法による偏平チューブ |
WO2021261574A1 (ja) * | 2020-06-26 | 2021-12-30 | 株式会社ティラド | 熱交換器用偏平チューブ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6087782B2 (ja) | 2017-03-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20060180299A1 (en) | Flat tube for heat exchanger | |
EP3511664B1 (en) | Un-finned heat exchanger | |
US9297594B2 (en) | Collector plate for a heat exchanger, and heat exchanger including such a plate | |
EP1795853A1 (en) | A heat exchanger and a method of manufacturing the same. | |
US7757529B2 (en) | Method and apparatus for flat tube roll forming and flat tube formed thereby | |
JP2013215736A (ja) | チューブ及び該チューブを備えた熱交換器 | |
JP6087782B2 (ja) | 熱交換器用の偏平チューブおよび、その製造方法 | |
GB2507495A (en) | Heat exchanger | |
CN106216973A (zh) | 热交换器及其制造方法 | |
GB2486671A (en) | A Heat Exchanger, a Tube for a Heat Exchanger, a Method of making a tube for a Heat Exchanger and a Method of Making a Heat Exchanger | |
JP4471473B2 (ja) | 熱交換器用偏平チューブおよびその製造方法 | |
JP2016097434A (ja) | 熱交換器用チューブおよびその製造方法 | |
US20160054072A1 (en) | A heat exchanger with a dual-function dispensing head connection assembly | |
JP6559517B2 (ja) | 熱交換器用偏平チューブの製造方法及びその方法による偏平チューブ | |
JP2514416B2 (ja) | 熱交換器コアの製造方法 | |
JPWO2018124255A1 (ja) | 金属プレートにおけるバーリング付き偏平孔の加工方法 | |
WO2020189483A1 (ja) | 熱交換器及び熱交換器の製造方法 | |
US11156413B2 (en) | Metal plate burring method | |
JP2018529925A (ja) | プレート式熱交換器用の表面構造部を備えた縁部条片 | |
JP2017009191A (ja) | 熱交換器のヘッダープレートとコアとの仮組立て手段 | |
JP6815205B2 (ja) | 扁平管、フィンチューブ式熱交換器、およびそれらの製造方法 | |
JP2021038904A (ja) | 熱交換器用偏平チューブおよびその製造方法 | |
US20180304342A1 (en) | Heat exchanger with improved fins | |
JP2002071287A (ja) | 熱交換器用管 | |
JPH0612229B2 (ja) | 熱交換器のチユ−ブ接合部 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160419 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170131 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170131 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170202 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6087782 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |