JP2015078725A - ショックアブソーバ - Google Patents

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Hirobumi Inoue
博文 井上
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Abstract

【課題】ロッドへの荷重に応じた減衰力を発生させること。【解決手段】シリンダ10と、このシリンダ10内を軸線方向に往復移動する同心のピストン20と、そのシリンダ10の内周面とピストン20の外周面との間の隙間に充填された粘性流体と、を備え、シリンダ10に対するピストン20の軸線方向への相対移動によって前記粘性流体に発生したせん断力を減衰力として利用するショックアブソーバ1において、そのシリンダ10の周壁に前記軸線方向に沿った複数本のスリット11を設けること。【選択図】図1

Description

本発明は、振動を減衰させるショックアブソーバに関する。
従来、車両には、走行時における乗心地や路面に対する車輪の追従性を確保するために、サスペンション装置が搭載されている。このサスペンション装置においては、車体と車輪との間に設けた弾性体(ばね等)の弾性変形に伴い周期振動が発生するので、その周期振動を減衰させるショックアブソーバが設けられている。例えば、下記の特許文献1には、シリンダに対するロッドの軸線方向の相対移動に応じてシリンダ内の粘性流体にせん断力を発生させ、そのせん断力を減衰力として利用するショックアブソーバが開示されている。また、下記の特許文献2には、隙間に充填された粘性流体のせん断力を利用して減衰力を発生させるビスカスラバーダンパが開示されている。このビスカスラバーダンパにおいては、その隙間を形成する部材の一部を他の部分よりも熱膨張率の大きな物質で形成し、その物質で高温時に隙間が狭められるようにしている。
特開2010−156387号公報 実開平2−43545号公報
ところで、この種のショックアブソーバにおいては、シリンダとピストンとの隙間を狭めることによって、せん断力を発生させる。このため、せん断力の発生に伴い生じた熱によってシリンダやピストンに熱膨張が起きた場合には、シリンダとピストンとの隙間が必要以上に狭くなり、シリンダとピストンとの間の摺動抵抗の増大やシリンダへのピストンの固着等によって、所望の減衰力を発生させることができなくなる可能性がある。
そこで、本発明は、かかる従来例の有する不都合を改善し、所望の減衰力を発生させることが可能なショックアブソーバを提供することを、その目的とする。
上記目的を達成する為、本発明は、シリンダと、該シリンダ内を軸線方向に往復移動する同心のピストンと、前記シリンダの内周面と前記ピストンの外周面との間の隙間に充填された粘性流体と、を備え、前記シリンダに対する前記ピストンの軸線方向への相対移動によって前記粘性流体に発生したせん断力を減衰力として利用するショックアブソーバにおいて、前記シリンダの周壁に前記軸線方向に沿った複数本のスリットを設けることを特徴としている。
本発明に係るショックアブソーバにおいては、シリンダが発熱によって熱膨張する際に、隣り合う2本のスリットに挟まれている周壁の壁部が主に径方向外側や周方向に膨張していく。よって、このショックアブソーバにおいては、その際にピストンが径方向外側へと熱膨張したとしても、シリンダの内周面とピストンの外周面との間で隙間が確保されるので、減衰力の変化を抑えることができ、更に、シリンダとピストンの固着によって減衰力を発生させることができないという事態を回避することもできる。
図1は、実施例のショックアブソーバの一例を示す斜視図である。 図2は、実施例のシリンダを軸線に直交する平面(図1のA−A線)で切った断面図である。 図3は、変形例のショックアブソーバの一例を示す斜視図である。 図4は、変形例のシリンダを軸線に直交する平面(図3のB−B線)で切った断面図である。
以下に、本発明に係るショックアブソーバの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
[実施例]
本発明に係るショックアブソーバの実施例を図1及び図2に基づいて説明する。
図1の符号1は、本実施例のショックアブソーバを示す。このショックアブソーバ1は、同心のシリンダ10とピストン20を備え、そのシリンダ10の内周面とピストン20の外周面との間の隙間に粘性流体(作動油)が充填されたものである。
このショックアブソーバ1は、その粘性流体に対して微低速の状態からクエット流の原理を用いてせん断力を発生させ、そのせん断力を減衰力として利用する。このため、このショックアブソーバ1においては、粘性流体にせん断力が発生するように、その隙間を狭めている。具体的に、このショックアブソーバ1においては、シリンダ10に対してピストン20が軸線方向(ピストン20に取り付けられているロッド21の軸線方向)へと相対移動した際に、シリンダ10とピストン20との間の隙間の粘性流体にせん断力が発生し、このせん断力を減衰力としてシリンダ10とピストン20との間に作用させる。
ところで、粘性流体にせん断力が発生しているときには、シリンダ10に対してピストン20が繰り返し往復移動しているので、シリンダ10やピストン20、粘性流体が発熱している。このため、このショックアブソーバ1においては、その発熱によってシリンダ10やピストン20が熱膨張した場合に、シリンダ10とピストン20との間の隙間が狭くなっていく可能性がある。そして、その隙間が必要以上に狭まったときには、シリンダ10とピストン20との間の摺動抵抗が増大して、減衰力が所期の値に対して変化したり、シリンダ10の内周面とピストン20の外周面とが接触して固着し、減衰力を発生させることができなくなったりする可能性がある。
そこで、このショックアブソーバ1においては、シリンダ10の周壁に軸線方向に沿ったスリット11を設けることによって、その周壁を発熱時に主として径方向外側や周方向へと熱膨張させ、熱膨張でシリンダ10の内周面とピストン20の外周面との間の隙間が狭まったとしても、シリンダ10とピストン20を固着にまで至らせないようにする。尚、径方向外側とは、シリンダ10やピストン20、ロッド21の軸線に直交する方向の内、外方に向けた側のことをいう。また、周方向とは、その軸線周りの方向のことである。
ここで、そのスリット11は、シリンダ10の強度を確保できる範囲内で形成する。例えば、スリット11は、シリンダ10の上端部分から下端部分に至るまで形成している(図1)。また、このスリット11は、周方向に複数本形成している(図1及び図2)。この例示では、周方向に所定の間隔を空けて複数本のスリット11を形成している。尚、図2は、シリンダ10を軸線に直交する平面(A−A線)で切った断面図である。
これにより、シリンダ10は、発熱によって熱膨張する際に、隣り合う2本のスリット11に挟まれている周壁の壁部が主に径方向外側や周方向に膨張していく。よって、このショックアブソーバ1においては、その際にピストン20が径方向外側へと熱膨張したとしても、シリンダ10の内周面とピストン20の外周面との間で隙間が確保されるので、減衰力の変化を抑えることができ、更に、シリンダ10とピストン20の固着によって減衰力を発生させることができないという事態を回避することもできる。
尚、そのシリンダ10の周囲は、アウタシェル50で囲っている。そのアウタシェル50又は当該アウタシェル50とシリンダ10との間には、スリット11からの粘性流体の漏出を抑える部材(図示略)を配置することが望ましい。
[変形例]
図3の符号30は、本変形例のショックアブソーバのシリンダを示す。このショックアブソーバは、前述した実施例のショックアブソーバ1において、シリンダ10をシリンダ30に置き換えたものである。尚、その図3では、ピストン20やロッド21、アウタシェル50を省略している。
そのシリンダ30は、実施例のシリンダ10と同じように、発熱時に主として径方向外側や周方向へと熱膨張させる。このために、このシリンダ30は、複数枚の短冊状の板部材31を周方向に所定の間隔を空けて配置し(図3及び図4)、その上端部分と下端部分とをそれぞれに円環部材32,33で固定する(図3)。つまり、このシリンダ30においては、隣り合う2枚の板部材31の間の間隔が実施例のシリンダ10のスリット11と同等の機能を成すことになる。尚、図4は、シリンダ30を軸線に直交する平面(B−B線)で切った断面図である。
これにより、シリンダ30は、発熱によって熱膨張する際に、それぞれの板部材31が主に径方向外側や周方向に膨張していく。よって、本変形例のショックアブソーバにおいては、その際にピストン20が径方向外側へと熱膨張したとしても、シリンダ30の内周面とピストン20の外周面との間で隙間が確保されるので、減衰力の変化を抑えることができ、更に、シリンダ30とピストン20の固着によって減衰力を発生させることができないという事態を回避することもできる。
1 ショックアブソーバ
10,30 シリンダ
11 スリット
20 ピストン
31 板部材
32,33 円環部材

Claims (1)

  1. シリンダと、該シリンダ内を軸線方向に往復移動する同心のピストンと、前記シリンダの内周面と前記ピストンの外周面との間の隙間に充填された粘性流体と、を備え、前記シリンダに対する前記ピストンの軸線方向への相対移動によって前記粘性流体に発生したせん断力を減衰力として利用するショックアブソーバにおいて、
    前記シリンダの周壁に前記軸線方向に沿った複数本のスリットを設けることを特徴としたショックアブソーバ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2020241896A1 (ja) 2019-05-31 2020-12-03 デルタ工業株式会社 ダンパー及びシートサスペンション機構
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