JP2015078530A - 壁の断熱施工方法 - Google Patents

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康徳 渡辺
英夫 一坊寺
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英夫 一坊寺
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【課題】発泡プラスチック製の板状断熱材を用いた建物の壁の断熱施工を、より容易且つ適切になせるようにする。【解決手段】柱P間に充填される発泡プラスチック製の板状断熱材Fを、左側構成材1と右側構成材2とに分割すると共に、両構成材1、2の突き合わせ端面1a、2aをそれぞれ壁の厚さ方向に対して斜めに交叉する面とし、前記両構成材1、2の一方を設置した後、残された空間yへの前記構成材F’の他方の詰め込みをなす。【選択図】図4

Description

この発明は、発泡プラスチック製の板状断熱材を用いた建物の壁の断熱施工方法の改良に関する。
発泡プラスチック製の断熱材は、形状安定性が高く、また、耐水性が高く、変質し難い特長がある。こうしたことから、この種の断熱材は壁の断熱施工に広く用いられている。典型的には、かかる断熱施工は、板状をなすこの種の断熱材を、壁を構成する隣り合う柱間(柱と柱間、柱と間柱間、間柱と間柱間)の距離と等しい左右寸法にして用意し、これを隣り合う柱間に張り込むことでなされる。
しかるに、この種の発泡プラスチック製の断熱材は、前記のように形状安定性が高いため、隣り合う柱間の距離と断熱材の左右寸法とが一致しない場合、具体的には、断熱材の左右寸法が数ミリ大きいだけでもこの断熱材は柱間に押し込み不能となるか、あるいは、かかる押し込みに過大な力を要させる。これとは逆に、隣り合う柱間の距離よりも断熱材の左右寸法が数ミリ小さい場合でも、発泡プラスチック製の断熱材は繊維系の断熱材のようにフレキシブルでないため、柱との間に隙間S(図10参照/図中符号Fは断熱材を、符号Mは壁下地材を示す。)なく断熱材を張り込むことができない。こうした隙間Sは、熱橋の原因となり壁の断熱性能を低下させる。
この発明が解決しようとする主たる問題点は、発泡プラスチック製の板状断熱材を用いた建物の壁の断熱施工を、より容易且つ適切になせるようにする点にある。
前記課題を達成するために、この発明にあっては第一の観点から、壁の断熱施工方法を、柱間に充填される発泡プラスチック製の板状断熱材を、左側構成材と右側構成材とに分割すると共に、両構成材の突き合わせ端面をそれぞれ壁の厚さ方向に対して斜めに交叉する面とし、
前記両構成材の一方を設置した後、残された空間への前記構成材の他方の詰め込みをなすものとした。
すなわち、壁を構成する隣り合う柱間に、前記両構成材の一方を他方に先行して設置する。先行して設置される構成材は、その突き合わせ端面と反対の端面を隣り合う柱の一方に突き当て、かつ、この突き合わせ端面が後続で設置される構成材の導入側に向けられる向きで設置される。次いで、先行して設置された構成材と隣り合う柱の他方との間に残された空間に、先行して設置された構成材の突き合わせ端面に後続で設置される構成材の突き合わせ端面を向き合わせた状態で後続で設置される構成材を詰め込む。突き合わせ端面は前記のように壁の厚さ方向に対して斜めに交叉する面となっていることから、隣り合う柱間の距離が板状断熱材の左右寸法よりも小さい場合であっても、左右の構成材の突き合わせ箇所にやや段差を形成させた状態で隣り合う柱間に板状断熱材を適切に、つまり、隣り合う柱間に隙間なく板状断熱材を張り込むことができる。
また、前記課題を達成するために、この発明にあっては第二の観点から、壁の断熱施工方法を、
柱間に充填される発泡プラスチック製の板状断熱材を、壁一面側構成材と壁他面側構成材とに分割すると共に、
この壁一面側構成材と壁他面側構成材とをそれぞれ、左側構成材と右側構成材とに分割し、且つ、この左側構成材及び右側構成材の突き合わせ端面をそれぞれ壁の厚さ方向に対して斜めに交叉する面とし、
前記壁一面側構成材と壁他面側構成材とをそれぞれ、前記左側構成材及び右側構成材の一方を設置した後、残された空間への前記左側構成材及び右側構成材の他方の詰め込みにより前記柱間に充填すると共に、
この充填を、前記壁一面側構成材を構成する前記左側構成材と右側構成材との突き合わせ箇所に対し、前記壁他面側構成材を構成する前記左側構成材と右側構成材との突き合わせ箇所が右側又は左側に位置するようになすものとした。
この第二の観点にかかる断熱施工方法においては、さらに、前記壁一面側構成材における左側構成材及び右側構成材の一方を第一広幅構成材とし、これらの他方を第一狭幅構成材とすると共に、
前記壁他面側構成材における左側構成材及び右側構成材の一方を第二広幅構成材とし、これらの他方を第二狭幅構成材とし、
先ず、第一広幅構成材を設置し、
次いで、第一狭幅構成材を設置し、
次いで、前記第一広幅構成材に第二狭幅構成材を重ねて設置し、
最後に、第二広幅構成材を設置することが、好ましい態様の一つとされる。
かかる第二の観点にかかる断熱施工方法によれば、第一に、隣り合う柱間の距離が板状断熱材を構成する壁一面側構成材及び壁他面側構成材の左右寸法よりも小さい場合であっても、壁一面側構成材及び壁他面側構成材のそれぞれにおいて左右の構成材の突き合わせ箇所にやや段差を形成させた状態で、隣り合う柱間に四つの構成材からなる板状断熱材を適切に張り込むことができる。また、第二に、隣り合う柱間の距離が板状断熱材を構成する壁一面側構成材及び壁他面側構成材の左右寸法よりもやや大きい場合には、壁一面側構成材における左側構成材と右側構成材との突き合わせ箇所と、壁他面側構成材における左側構成材と右側構成材との突き合わせ箇所とを同じ位置に位置させないようにした態様で、隣り合う柱間に四つの構成材からなる板状断熱材を張り込むことができる。隣り合う柱間の距離が板状断熱材を構成する壁一面側構成材及び壁他面側構成材の左右寸法よりもやや大きい場合に、壁一面側構成材の前記突き合わせ箇所と壁他面側構成材の前記突き合わせ箇所とが同じ位置に位置されてしまうと、この突き合わせ箇所に熱橋が生じるおそれがあるが、四つの構成材を前記のように設置するようにすれば、このような熱橋の発生を防止可能となる。
この発明によれば、発泡プラスチック製の板状断熱材を用いた建物の壁の断熱施工を、より容易且つ適切になすことができる。
図1は実施の形態にかかる断熱施工方法に用いる板状断熱材の一例を示した斜視図である。 図2は断熱施工前の壁構成体の水平断面構成図である。 図3は断熱施工後の壁構成体の水平断面構成図である。 図4は断熱施工後の壁構成体の水平断面構成図である。 図5は断熱施工後の壁構成体の水平断面構成図であり、図1と異なる構成の板状断熱材を用いた好適な施工例を示している。 図6は断熱施工後の壁構成体の水平断面構成図であり、図5と同様の板状断熱材を用いた好適な施工例を示している。 図7は断熱施工後の壁構成体の水平断面構成図であり、図5と同様の板状断熱材を用いた好適でない施工例を示している。 図8は断熱施工後の壁構成体の要部正面構成図であり、図5と同様の板状断熱材を用いた場合のこれの上方空間への板状断熱材の張り込み例を示している。 図9は図8の断熱施工により構成された壁の要部断面構成図である。 図10は隣り合う柱間の距離が板状断熱材より大きい場合の不都合を示した水平断面構成図である。
以下、図1〜図9に基づいて、この発明の典型的な実施の形態について、説明する。この実施の形態にかかる壁の断熱施工方法は、隣り合う柱P、P間への発泡プラスチック製の板状断熱材Fの充填による建物の壁の断熱施工を、容易且つ適切になせるようにするものである。かかる発泡プラスチック製の板状断熱材Fは、典型的には、フェノールフォーム、ポリエチレンフォーム、スチレンフォーム(スチレンボード)ポリウレタンフォーム(ウレタンボード)、ポリイソシアヌレートフォーム、塩化ビニールフォーム、ポリスチレンフォーム、ユリアフォーム等の合成樹脂発泡体から構成される。このうち、フェノールフォームは、高い耐燃焼性を有しており、火炎が作用したとき、表面が炭化するのみで着火や溶解がなく、有毒性ガスの発生もないことから、建物の壁の断熱材の構成材料として最適である。
先ず、かかる断熱施工方法の概要を図1〜図4に基づいて説明する。かかる断熱施工方法は、前記板状断熱材Fを、二つの構成材F’、F’、ここでは左側構成材1と右側構成材2とに分割すると共に、両構成材1、2の突き合わせ端面1a、2aをそれぞれ壁の厚さ方向に対して斜めに交叉する面とし、隣り合う柱P、P間に前記両構成材1、2の一方を設置した後、両構成材1、2を前記突き合わせ端面1a、2aにおいて突き合わせながら残された空間yへの前記両構成材1、2の他方の詰め込みをなすものである。すなわち、この前記両構成材1、2の他方は、前記残された空間yに対しいわばくさびの様に詰め込まれる。
前記板状断熱材Fは、壁を構成する隣り合う柱P、P間の距離と同一か、これよりもやや大きい左右寸法を持ち、その一面を室外側Eに向け、その他面を室内側に向けるようにして隣り合う柱P、P間に設置されるものである。典型的には、このように構成される板状断熱材Fに対しその上下方向に沿った切断を施し、この板状断熱材Fを前記左側構成材1と右側構成材2とに分割する。そして、この切断により前記左側構成材1及び右側構成材2がそれぞれ、前記突き合わせ端面1a、2aを備えるようにする。
図示の例では、左側構成材1の左右寸法と右側構成材2の左右寸法とは異なるようになっている。図1に示される例では、左側構成材1は壁下地材Mに接する外面1b(設置時に室外側Eに向けられる面)と突き合わせ端面1aとの間に鋭角aを形成すると共に、その内面1c(設置時に室内側に向けられる面)との突き合わせ端面1aとの間に鈍角a’を形成するものとなっている。(図3)一方、右側構成材2はその外面2bと突き合わせ端面2aとの間に鈍角bを形成すると共に、その内面2cとの突き合わせ端面2aとの間に鋭角b’を形成するものとなっている。(図3)すなわち、左側構成材1及び右側構成材2の突き合わせ端面1a、2aはそれぞれ壁の厚さ方向に対して斜めに交叉する面となっている。
先ず、壁を構成する隣り合う柱P、P間に、前記両構成材1、2の一方を他方に先行して設置する。先行して設置される構成材F’、ここでは左側構成材1は、その突き合わせ端面1aと反対の端面を隣り合う柱P、Pの一方に突き当て、かつ、この突き合わせ端面1aが後続で設置される構成材F’、ここでは右側構成材2の導入側xに向けられる向きで設置される。次いで、先行して設置された構成材F’としての左側構成材1と隣り合う柱P、Pの他方との間に残された空間yに、その突き合わせ端面1aに後続で設置される構成材F’としての右側構成材2の突き合わせ端面2aを向き合わせた状態でこの右側構成材2を詰め込む。突き合わせ端面1a、2aは前記のように壁の厚さ方向に対して斜めに交叉する面となっていることから、隣り合う柱P、P間の距離が板状断熱材Fの左右寸法よりも小さい場合であっても、左右の構成材F’、F’の突き合わせ箇所にやや段差zを形成させた状態で隣り合う柱P、P間に板状断熱材Fを適切に張り込むことができる。(図4)
図示の例では、柱Pと壁下地材Mとにより形成された室内側に開放された空間に、この室内側から構成材F’を導入するようになっている。図1に示される例では、左側構成材1を前記空間に室内側から導入設置した後、この左側構成材1の右側に残された空間yに右側構成材2を室内側から詰め込んで隣り合う柱P、P間に板状断熱材Fを張り込んでいる。隣り合う柱P、P間の距離が板状断熱材Fの左右寸法と等しければ左側構成材1の内面1cと右側構成材2の内面2cとは面一となる。(図3)隣り合う柱P、P間の距離が板状断熱材Fの左右寸法よりも狭い場合は左側構成材1の内面1cよりも右側構成材2の内面2cが室内側に位置され、両構成材1、2の突き合わせ箇所には段差zが形成される。(図4)
図5は、柱P間に充填される前記板状断熱材Fを、壁一面側構成材3と壁他面側構成材4とに分割すると共に、この壁一面側構成材3と壁他面側構成材4とをそれぞれ、左側構成材30、40と右側構成材31、41とに分割し、且つ、この左側構成材30、40及び右側構成材31、41の突き合わせ端面30a、31a、40a、41aをそれぞれ壁の厚さ方向に対して斜めに交叉する面とした例を示している。図5の例では、壁一面側構成材3及び壁他面側構成材4はそれぞれ、図1の構成材1、2の約半分の厚さでを持つものとなっている。そして、この図5に示される例では、前記壁一面側構成材3と壁他面側構成材4とをそれぞれ、柱P間に、前記左側構成材30、40及び右側構成材31、41の一方を設置した後、残された空間yへの前記左側構成材30、40及び右側構成材31、41の他方の詰め込みにより前記柱P間に充填すると共に、この充填を、前記壁一面側構成材3を構成する前記左側構成材30と右側構成材31との突き合わせ箇所に対し、前記壁他面側構成材4を構成する前記左側構成材40と右側構成材41との突き合わせ箇所が右側又は左側に位置するようになしている。
このようにした場合、第一に、隣り合う柱P、P間の距離が板状断熱材Fを構成する壁一面側構成材3及び壁他面側構成材4の左右寸法よりも小さい場合であっても、壁一面側構成材3及び壁他面側構成材4のそれぞれにおいて左右の構成材F’、F’の突き合わせ箇所にやや段差zを形成させた状態で、隣り合う柱P、P間に四つの構成材F’…F’からなる板状断熱材Fを適切に張り込むことができる。(図6)また、第二に、隣り合う柱P、P間の距離が板状断熱材Fを構成する壁一面側構成材3及び壁他面側構成材4の左右寸法よりもやや大きい場合でも、壁一面側構成材3における左側構成材30と右側構成材31との突き合わせ箇所と、壁他面側構成材4における左側構成材40と右側構成材41との突き合わせ箇所とを同じ位置に位置させないようにした態様で、隣り合う柱P、P間に四つの構成材F’…F’からなる板状断熱材Fを張り込むことができる。(図5)隣り合う柱P、P間の距離が板状断熱材Fを構成する壁一面側構成材3及び壁他面側構成材4の左右寸法よりもやや大きい場合に、壁一面側構成材3の前記突き合わせ箇所と壁他面側構成材4の前記突き合わせ箇所とが同じ位置に位置されてしまうと、この突き合わせ箇所に熱橋が生じるおそれがあるが、四つの構成材F’…F’を前記のように設置するようにすれば、このような熱橋の発生を防止可能となる。
また、この図5に示される例にあっては、前記壁一面側構成材3における左側構成材30及び右側構成材31の一方は第一広幅構成材32であり、これらの他方は左右方向の寸法を前記第一広幅構成材32よりも小さくした第一狭幅構成材33であり、それと共に、前記壁他面側構成材4における左側構成材30及び右側構成材31の一方は第二広幅構成材42であり、これらの他方は左右方向の寸法を前記第二広幅構成材42よりも小さくした第二狭幅構成材43である。そして、この図5に示される例にあっては、先ず、前記第一広幅構成材32を設置し、次いで、前記第一狭幅構成材33を設置し、次いで、前記第一広幅構成材32に第二狭幅構成材43を重ねて設置し、最後に、第二広幅構成材42を設置して、隣り合う柱P、P間への板状断熱材Fの張り込みをなしている。なお、この図5に示される例でも、柱Pと壁下地材Mとにより形成された室内側に開放された空間に、この室内側から構成材F’を導入するようになっている。隣り合う柱P、P間の距離が板状断熱材Fの左右寸法よりも狭い場合に、第一狭幅構成材33の設置後、この第一狭幅構成材33に第二広幅構成材42を重ねて設置し、最後にこの第二広幅構成材42と柱Pとの間に第二狭幅構成材43を詰め込むと、第一広幅構成材32と第二広幅構成材42との間にはすでに第一広幅構成材32と第一狭幅構成材33との間に形成される段差z分の間隔S1が形成されていることから、第一広幅構成材32と第二狭幅構成材43との間の間隔S2をより大きくさせてしまう。(図7)第一狭幅構成材33の設置後、第一広幅構成材32に第二狭幅構成材43を重ねて設置し、最後にこの第二狭幅構成材43と柱Pとの間に第二広幅構成材42を詰め込むようにすれば、第一広幅構成材32と第二狭幅構成材43との間の間隔を零にすることができるので、第一広幅構成材32と第二広幅構成材42との間の間隔S3を第一広幅構成材32と第一狭幅構成材33との間に形成される段差z分の間隔にとどめさせることができる。(図6)
隣り合う柱P、P間に以上に説明したように板状断熱材Fを張り込んだ場合、張り込まれた板状断熱材Fの上端と横架材との間に残された上方空間y’にさらに板状断熱材Fを張り込むことで、壁の上下方向に亘る断熱施工をなすことが可能とされる。(図8、図9)
図8に示される例では、前記上方空間y’に張り込まれる板状断熱材Faも、壁一面側構成材5と壁他面側構成材6とに分割されると共に、この壁一面側構成材5と壁他面側構成材6とをそれぞれ、上側構成材50、60と下側構成材51、61とに分割し、且つ、この上側構成材50、60及び下側構成材51、61の突き合わせ端面50a、51a、60a、61aをそれぞれ壁の厚さ方向に対して斜めに交叉する面としている。このようにした場合、前記上方空間y’の高さ寸法がこの上方空間y’に張り込まれる板状断熱材Faの上下寸法よりもやや大きくても壁一面側構成材5と壁他面側構成材6のそれぞれにおいて、上側構成材50、60と下側構成材51、61との突き合わせ箇所に段差を生じさせることで、この上方空間y’に四つの構成材F’…F’からなる板状断熱材Fを適切に張り込むことができる。(図9)具体的には、上方空間y’内に壁一面側構成材5の下側構成材51をその突き合わせ端面51aを室内側に向けて配した後、この突き合わせ端面51aに突き合わせ端面50aを向き合わせる向きでこの下側構成材51の上方に残された空間に壁一面側構成材5の上側構成材50を詰め込み、次いで、この壁一面側構成材5の室内側において前記上方空間y’内に壁他面側構成材6の下側構成材61をその突き合わせ端面61aを室内側に向けて配した後、この突き合わせ端面61aに突き合わせ端面60aを向き合わせる向きでこの下側構成材61の上方に残された空間に壁他面側構成材6の上側構成材60を詰め込む。図8及び図9に示される例では、室外側Eに配される壁一面側構成材5における上側構成材50と下側構成材51との突き合わせ箇所と、室内側に配される壁他面側構成材6における上側構成材60と下側構成材61との突き合わせ箇所とが同じレベルに位置しないようになっており、この上方空間y’においても熱橋の発生の可及的防止が図られている。なお、図9中、符号M’は室内側に張り込まれて壁の一部を構成する板材である。
P 柱
F 板状断熱材
1 左側構成材
1a 突き合わせ端面
2 右側構成材
2a 突き合わせ端面

Claims (3)

  1. 柱間に充填される発泡プラスチック製の板状断熱材を、左側構成材と右側構成材とに分割すると共に、両構成材の突き合わせ端面をそれぞれ壁の厚さ方向に対して斜めに交叉する面とし、
    前記両構成材の一方を設置した後、残された空間への前記構成材の他方の詰め込みをなすことを特徴とする壁の断熱施工方法。
  2. 柱間に充填される発泡プラスチック製の板状断熱材を、壁一面側構成材と壁他面側構成材とに分割すると共に、
    この壁一面側構成材と壁他面側構成材とをそれぞれ、左側構成材と右側構成材とに分割し、且つ、この左側構成材及び右側構成材の突き合わせ端面をそれぞれ壁の厚さ方向に対して斜めに交叉する面とし、
    前記壁一面側構成材と壁他面側構成材とをそれぞれ、前記左側構成材及び右側構成材の一方を設置した後、残された空間への前記左側構成材及び右側構成材の他方の詰め込みにより前記柱間に充填すると共に、
    この充填を、前記壁一面側構成材を構成する前記左側構成材と右側構成材との突き合わせ箇所に対し、前記壁他面側構成材を構成する前記左側構成材と右側構成材との突き合わせ箇所が右側又は左側に位置するようになすことを特徴とする壁の断熱施工方法。
  3. 壁一面側構成材における左側構成材及び右側構成材の一方は第一広幅構成材であり、これらの他方は第一狭幅構成材であり、
    壁他面側構成材における左側構成材及び右側構成材の一方は第二広幅構成材であり、これらの他方は第二狭幅構成材であり、
    先ず、第一広幅構成材を設置し、
    次いで、第一狭幅構成材を設置し、
    次いで、前記第一広幅構成材に第二狭幅構成材を重ねて設置し、
    最後に、第二広幅構成材を設置することを特徴とする請求項2に記載の壁の断熱施工方法。
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